JP2008184232A - 駆動装置および搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より性能の優れた駆動装置等を提供する。
【解決手段】搬送ロール51を正方向に回転させる場合、モータM2を励磁状態とし駆動ギア64を停止状態とする。この状態において、モータM1を駆動させると、駆動ギア61a、歯車箱82等は、回転駆動し、搬送ロール51は正方向に回転を行う。一方、モータM2を駆動させ、第1の傘歯車88aが歯車箱82よりも高い回転数で回転すると、第1の遊星歯車87aおよび第2の遊星歯車87bは逆転し、各々図中矢印に示す方向に回転(自転)をする。この結果、第2の傘歯車88bおよび第2の回転軸81bも逆転をし、図中矢印Fに示す方向に回転するようになる。そして、第2の回転軸81bが図中矢印Fに示す方向に回転すると、搬送ロール51も図中矢印Gに示す方向(逆方向)に回転を行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、被駆動体を駆動するための駆動装置、および記録材を搬送するための搬送装置に関する。
画像形成装置の排出ロール対をスイッチバックロールとして利用する場合、このスイッチバックの正逆回転制御をソレノイドないし電磁クラッチを用いた構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、駆動モータと、傘歯車駆動軸と、モータ駆動軸の回転力を傘歯車駆動軸に伝える伝達装置と、傘歯車駆動軸に固定されている傘歯車と、傘歯車と傘歯車との間に配置されている歯車箱と、この歯車箱の内部に固定されている遊星歯車支持軸と、この遊星歯車支持軸に回転可能に支持され傘歯車と噛み合うように配置されている複数の遊星歯車と、駆動軸と、この駆動軸に歯車箱の回転力を伝える第3の伝達装置とを備えた駆動装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−202090号公報 特開2002−295610号公報
ところで、排出ロールの正逆回転制御をバネクラッチを用いて行う場合、動作の信頼性に欠けるという問題がある。また、電磁クラッチを用いて行う場合、コスト高となってしまう。また、排出ロールの正転から逆転までに要する時間が必要以上に長いと、排出を意図していない記録材が装置外部に排出されるという問題が発生するおそれがある。
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、より性能の優れた駆動装置等を提供することにある。
かかる目的のもと、本発明が適用される駆動装置は、軸心を中心に回転可能に配設される第1の傘歯車と、軸心を中心に回転可能に配設され、被駆動体を回転駆動する第2の傘歯車と、第1の傘歯車および第2の傘歯車と噛み合った状態で配設される遊星歯車と、遊星歯車が回転可能に取り付けられ、軸心を中心に回転可能に配設される回転部材と、回転部材を回転駆動する第1の駆動部材と、第1の傘歯車を回転駆動する第2の駆動部材と、
を含む。
ここで、第2の駆動部材は、第1の駆動部材により回転駆動される回転部材の回転方向に第1の傘歯車を回転駆動させることを特徴とすることができる。
また、本発明を搬送装置と捉えた場合、本発明が適用される搬送装置は、回転可能に設けられ、記録材を搬送する搬送部材と、軸心を中心に回転可能に設けられ、搬送部材を一方向に回転させるための駆動力を受け付ける第1の受付部材と、第1の受付部材に回転可能に取り付けられ、第1の受付部材の回転に伴って軸心を中心として回転する回転体と、軸心を中心に回転可能に設けられるとともに回転体に接触配置され、搬送部材を他方向に回転させるための駆動力を受け付ける第2の受付部材と、軸心を中心に回転可能に設けられるとともに回転体に接触配置され、回転体から伝達される駆動力を搬送部材に対して出力する出力部材と、を含む。
ここで、第2の受付部材の回転を規制する規制部材をさらに備えたことを特徴とすることができる。また、搬送装置を支持し、記録材に対し画像形成を行う装置本体部を更に備え、規制部材による第2の受付部材の回転規制は、装置本体部に対する所定の部材の装着により解除されることを特徴とすることができる。さらに、所定の部材は、装置本体部から搬送されてきた記録材を再度装置本体部に搬送する搬送ユニットであることを特徴とすることができる。また、第2の受付部材は、搬送ユニットに設けられた駆動源から駆動力を受け付けることを特徴とすることができる。
請求項1に係る発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、例えば動作の信頼性を向上させることが可能となる。
請求項2に係る発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、第1の傘歯車を回転させる際の駆動トルクを小さくすることが可能となる。
請求項3に係る発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、例えば動作の信頼性を向上させることが可能となる。
請求項4に係る発明によれば、搬送部材を一方向に安定して回転させることができる。
請求項5に係る発明によれば、規制部材による第2の受付部材の回転規制をユーザ等による特別な操作なしに解除することができる。
請求項6に係る発明によれば、記録材の両面に対し画像形成が可能となる。
請求項7に係る発明によれば、装置本体部を安価にユーザ等に提供可能となる。
―第1の実施形態―
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置の概略を示した概略構成図である。本画像形成装置は、本体(装置本体部)1と、本体1に対して着脱自在に設けられ本体1から送られてきた用紙を再度本体1に送出し所謂両面記録を可能とする再搬送ユニット(搬送ユニット)2とから概略構成されている。
本体1には、記録材の一例としての用紙にトナー像を形成する画像形成部10と、画像形成部10に用紙を供給する用紙搬送系30とが設けられている。また、本体1には、本体1および再搬送ユニット2に設けられた各装置(各部)を制御する制御部41と、PCやスキャナ等から入力された画像データに画像処理を施した後、画像処理を施した画像データを後述する露光装置13に出力する画像処理部42とが配設されている。更に本体1には、画像形成部10によってトナー像が形成された用紙を加熱・加圧することでトナー像を用紙に定着させる定着装置43が設けられている。
また、本体1には、用紙を本体1の外部に排出する方向(以下、「正方向」という)、および用紙を再搬送ユニット2に搬送する方向(以下、「逆方向」という)に回転可能な搬送ロール51が設けられている。
搬送部材としての搬送ロール51は、後述するモータM1、モータM2からの駆動力を受け回転し、定着装置43から搬送されてきた用紙を本体1の外部に向けて搬送し、又は、定着装置43から搬送されてきた用紙の搬送方向を反転させ反転させた用紙を再搬送ユニット2に向けて送出する。さらに、本体1には、搬送ロール51に対向して配置され搬送ロール51の回転に従動する従動ロール52が配設されている。
また、本体1には、定着装置43の用紙搬送方向下流側に用紙の搬送方向を切り替える切り替えゲート(不図示)が配設されている。この切り替えゲートは、定着装置43から搬送されてきた用紙を搬送ロール51にガイドするとともに、搬送ロール51から送出されてきた用紙を再搬送ユニット2にガイドする。
さらに、本体1には、搬送ロール51、後述するナジャーロール32、フィードロール33、レジストロール35などの各種ロール状部材や、画像形成部10に設けられた感光体ドラム11などを回転駆動させるモータM1(図2参照)が設けられている。なお、本実施形態におけるモータM1はステッピングモータにより構成されている。また、本体1には、モータM1、後述するモータM2にて発生する駆動力を上記各種ロール状部材や、感光体ドラム11等に伝達する駆動伝達系が配設されている。なお、駆動伝達系についての詳細は後述する。
画像形成部10は、感光体ドラム11と、帯電装置12と、露光装置13と、現像装置14と、転写装置15と、クリーニング装置(不図示)とを備えている。
感光体ドラム11は、その外周面に感光層を備えており、モータM1(図2参照)からの駆動力を受け図中矢印方向に回転する。帯電装置12は、回転する感光体ドラム11を所定の電位に帯電する。露光装置13は、帯電装置12によって所定の電位に帯電した感光体ドラム11を選択的に露光して静電潜像を形成する。現像装置14は、感光体ドラム11上に形成された静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成する。転写装置15は、感光体ドラム11の対向位置に配置され、感光体ドラム11との間で転写部18を形成する。感光体ドラム11上に形成されたトナー像は、この転写部18において、用紙搬送系30によって供給される用紙に静電転写される。クリーニング装置(不図示)は、転写後に感光体ドラム11上に残留するトナー等をクリーニングする。
定着装置43は、画像形成部10の用紙搬送方向下流側に配置されるとともに、互いに圧接して配置された1対のロール状部材と、ハロゲンヒータ等の加熱源(不図示)等とから構成され、トナー像を保持した用紙に対し加熱・加圧処理を行う。
用紙搬送系30は、用紙を収納する収納部31と、収納部31から用紙を取り上げて供給するナジャーロール32と、ナジャーロール32から供給された用紙を1枚ずつ分離して搬送するフィードロール33とを備えている。また、用紙搬送系30は、フィードロール33により1枚ずつに分離された用紙を画像形成部10に向けて搬送する搬送路34を備えている。さらに、用紙搬送系30は、転写部18に向けてタイミングを合わせて用紙を搬送するレジストロール35を備えている。
再搬送ユニット2は、本体1とは別ユニットとして構成され、上述のとおり、本体1に対して着脱自在に設けられ、本体1から送られてきた用紙を再度本体1に送出し両面記録を可能とする。
この再搬送ユニット2は、本体1から搬送されてきた用紙を再度本体1に向けて搬送する搬送路20を備えている。また、再搬送ユニット2は、後述するモータM2(図2参照)を備えている。なお、本実施形態におけるモータM2はステッピングモータにより構成されている。さらに、再搬送ユニット2は、モータM2にて発生した駆動力を本体1に向けて伝達する駆動伝達系を備えている。なお、駆動伝達系についての詳細は後述する。
次に、図1に示す画像形成装置において用紙に画像を形成する場合の動作について説明する。
まず、用紙の片面(表面)側に画像を形成する場合の動作について説明する。図示しないパーソナルコンピュータ等にて形成された画像データは、画像処理部42に入力される。画像処理部42では、入力された画像データに対して所定の画像処理を施す。そして、画像処理が施された画像データは、露光装置13に出力される。
次いで、画像データの入力を受けた露光装置13は、帯電装置12によって所定の電位に帯電した感光体ドラム11を選択的に露光して静電潜像を形成する。そして、形成された静電潜像は、現像装置14により例えば黒(K)のトナー像として現像される。一方、用紙搬送系30では、画像形成のタイミングに合わせてナジャーロール32が回転し、収納部31から搬送路34に所定サイズの用紙が供給される。そして、フィードロール33により1枚ずつ分離された用紙は、搬送路34を経てレジストロール35に搬送され、一旦、停止される。その後、トナー像が形成された感光体ドラム11の回転タイミングに合わせてレジストロール35が回転し、用紙は、転写部18に搬送される。そして、転写部18において、上記感光体ドラム11に形成されたトナー像が用紙に転写される。その後、トナー像が転写された用紙は、定着装置43によって定着処理を受け、正回転する搬送ロール51によって本体1の上部に設けられた排出部38に排出される。
次に、用紙の両面に画像を形成する場合の動作について説明する。
まず、用紙の片面にトナー像が形成され、このトナー像は定着装置43にて用紙上に定着される。ここまでの動作は、上記片面に画像を形成する際の動作と同じであるため詳細な説明は省略する。次いで、定着装置43にて片面側にトナー像が定着された用紙は、切り替えゲート(不図示)によりガイドされ、搬送ロール51まで搬送される。そして、用紙が搬送ロール51まで搬送されてくると、搬送ロール51は、用紙を従動ロール52との間で挟んだ状態で所定時間正方向に回転する。
その後、搬送ロール51は、逆方向に回転を開始し、従動ロール52との間に位置する用紙を再搬送ユニット2に向けて送出する。そして、搬送ロール51により再搬送ユニット2に向けて送出された用紙は、切り替えゲートにより搬送路39に案内される。そして、搬送路39に案内された用紙は、再搬送ユニット2に設けられた搬送路20を経由して本体1に設けられた搬送路34まで搬送される。その後、用紙は、転写部18、定着装置43を再度通過する。この結果、用紙の裏面に画像が形成される。そして、裏面に画像が形成された用紙は正方向に回転をしている搬送ロール51により排出部38に排出される。
次に、駆動伝達系について説明する。
図2は、駆動伝達系を示した説明図である。本実施形態における駆動伝達系は、上述のとおり本体1および再搬送ユニット2に設けられている。
本体1に設けられた駆動伝達系は、モータM1と、第1のギア列61と、第2のギア列62と、第3のギア列63と、駆動装置80とを備えている。
第1のギア列61は、複数のギアが噛み合った状態で配設され、モータM1にて発生する駆動力を駆動装置80や、図1で示した感光体ドラム11、ナジャーロール32等に伝達する。
第2のギア列62は、複数のギアが噛み合った状態で配設され、再搬送ユニット2に設けられたモータM2からの駆動力を駆動装置80に伝達する。
第3のギア列63は、複数のギアが噛み合った状態で配設され、駆動装置80からの駆動力を搬送ロール51に伝達する。
駆動装置80は、第1のギア列61を構成する複数のギアのうち駆動力伝達方向最下流側に配置された駆動ギア61aと噛み合う歯車箱82と、第2のギア列62を構成するギアのうち駆動力伝達方向最下流側に配置されたギアと噛み合う第1のギア83aと、を備えている。また、図中歯車箱82の背面側に配置され、第3のギア列63を構成する複数のギアのうち駆動力伝達方向最上流側に配置されたギアと噛み合う第2のギア83bとを備えている。また、駆動装置80は、ストッパーギア89aと、ブラケット89bとを備えている。
ストッパーギア89aは、平歯車として構成され、その軸心方向に移動(スライド)可能に設けられる。また、ストッパーギア89aは、回転できない状態で配設されている。
ブラケット89bは、ストッパーギア89aと同様に、ストッパーギア89aの軸心方向に移動(スライド)可能に設けられる。そして、このブラケット89bは、再搬送ユニット2が本体1に装着された際、この再搬送ユニット2に設けられた作動片21により押圧されることでストッパーギア89aが設けられた方向に移動しストッパーギア89aを押圧する。なお、駆動装置80の詳細については、後述する。
一方、再搬送ユニット2に設けられた駆動伝達系は、駆動源としてのモータM2と、駆動ギア64とを備えている。また、再搬送ユニット2は、作動片21を備えている。
駆動ギア64は、モータM2からの駆動力を受け回転するとともに、本体1に再搬送ユニット2が装着された際第2のギア列62と噛み合い、モータM2にて発生する駆動力を第2のギア列62に伝達する。なお、本実施形態においては、駆動ギア64は単数で形成されているが、複数のギアによるギア列を構成することも可能である。
作動片21は、再搬送ユニット2から本体1に向かって突出した状態で設けられている。本体1に再搬送ユニット2が装着された際、この作動片21は、上述のとおり、ブラケット89bをストッパーギア89aに向けて押圧する。
次に駆動装置80について詳細に説明する。
図3は、駆動装置80を示した説明図である。なお、本図は、本体1に対して再搬送ユニット2が装着されていない状態を示している。
駆動装置80は、上述のとおり、歯車箱82と、第1のギア83aと、第2のギア83bとを備えている。また、駆動装置80は、第1の回転軸81aと、第2の回転軸81bと、第1の支持部材84aと、第2の支持部材84bと、第3の支持部材85aと、第4の支持部材85bとを備えている。さらに、駆動装置80は、支持軸86と、第1の遊星歯車87aと、第2の遊星歯車87bと、第1の傘歯車88aと、第2の傘歯車88bと、ストッパー部89とを備えている。
回転部材、第1の受付部材としての歯車箱82は、円板状に形成されるとともに回転可能に配設されている。また、歯車箱82は、その外周縁に第1の駆動部材としての駆動ギア61aと噛み合う歯部82aを備えるとともに、中央部に軸方向に貫通する貫通孔82bを備えている。なお、本図においては、第1のギア列61(図2参照)を構成する複数のギアのうち、駆動ギア61aのみを図示している。
第1のギア83aは、平歯車として構成されるとともに第1の回転軸81aに固定された状態で配設されている。
第2のギア83bは、第1のギア83aと同じく平歯車として構成されるとともに、第2の回転軸81bに固定された状態で配設されている。また、第2のギア83bは、搬送ロール51におけるギア部51cと噛み合う状態で設けられている。なお、本図においては、第3のギア列63(図2参照)の図示を省略している。また、搬送ロール51は、ギア部51cの他に、本体1(図1参照)により回転可能に支持されるとともにギア部51cを端部において支持する回転軸51aと、回転軸51aの周囲に設けられ、用紙と接触し摩擦力を利用して用紙を送出する送出部51bとを備えている。
第2の駆動部材としての第1の回転軸81aは、第1の支持部材84aを介し本体1(図1参照)に対し回転可能に配設されている。また、第1の回転軸81aは、その一端部において第1の傘歯車88aを支持している。
被駆動体としての第2の回転軸81bは、第1の回転軸81aと同軸上に配置されている。また、第2の回転軸81bは、第2の支持部材84bを介し本体1に対し回転可能に配設されている。また、第2の回転軸81bは、その一端部において第2の傘歯車88bを支持している。
第3の支持部材85aおよび第4の支持部材85bは、それぞれ歯車箱82の側面に配置され、歯車箱82を、第1の回転軸81aおよび第2の回転軸81bに対して回転可能に、且つ、第1の回転軸81aおよび第2の回転軸81bの軸方向にスライド不能に支持している。
支持軸86は、貫通孔82bを跨る形で歯車箱82に固定配置され、貫通孔82bの内部に配置される第1の遊星歯車87aおよび第2の遊星歯車87bを回転可能に支持する。
回転体としての第1の遊星歯車87aは、傘歯車として構成され、また、上述のとおり貫通孔82bの内部において支持軸86により回転可能に支持される。
回転体としての第2の遊星歯車87bは、第1の遊星歯車87aの対向位置に配置されている。さらに、第2の遊星歯車87bは、傘歯車として構成され、また、上述のとおり貫通孔82bの内部において支持軸86により回転可能に支持される。
第2の受付部材としての第1の傘歯車88aは、上述のとおり第1の回転軸81aにより支持されるとともに、歯車箱82における貫通孔82bの内部に配設された状態となっている。また、第1の傘歯車88aは、第1の遊星歯車87aおよび第2の遊星歯車87bと噛み合う状態で配設されている。
出力部材としての第2の傘歯車88bは、第1の傘歯車88aの対向位置に配置されている。また、第2の傘歯車88bは、上述のとおり第2の回転軸81bにより支持されるとともに、歯車箱82における貫通孔82bの内部に配設された状態となっている。さらに、第2の傘歯車88bは、第1の遊星歯車87aおよび第2の遊星歯車87bと噛み合う状態で配設されている。
ストッパー部89は、上述したストッパーギア89aと、ブラケット89bとを備えている。また、ストッパー部89は、ばね部材89cと、支持軸89dとを備えている。なお、図2では、ストッパーギア89aが第2のギア列62を構成するギアと噛み合う状態となっていたが、本図においては、第2のギア列62の図示を省略し、ストッパーギア89aと第1のギア83aとが直接噛み合った状態を示している。
規制部材としてのストッパーギア89aは、平歯車として形成されるとともに、第1のギア83aと噛み合った状態で配設されている。また、ストッパーギア89aは、本体1(図1参照)に固定された支持軸89dが貫通状態で配設されるとともに、支持軸89dの軸方向に対してスライド可能な状態で配設されている。一方で、ストッパーギア89aおよび支持軸86は、キー溝(不図示)を備えるとともにこのキー溝にキー89eが挿入された状態となっている。このため、ストッパーギア89aと支持軸86とは、互いに回転できない状態となっている。
ブラケット89bは、薄板状に形成されるとともに、支持軸89dにより支持された状態で配設されている。また、ブラケット89bは、ストッパーギア89aの一側面側に設けられている。さらに、ブラケット89bは、支持軸89dの軸方向にスライド可能に設けられている。
ばね部材89cは、本体1(図1参照)とブラケット89bとの間に配設され、ブラケット89bが作動片21(図2参照)により押圧された際、作動片21による押圧力に抗してブラケット89bを押圧する。
ここで、駆動装置80の動作について説明する。
画像形成動作が行われる際、モータM1の駆動により感光体ドラム11(図1参照)、レジストロール35等が回転駆動を行い画像形成動作や用紙の搬送動作が行われる。また、モータM1の駆動により駆動ギア61aも図中矢印Aに示す方向に回転する。駆動ギア61aが図中矢印Aに示す方向に回転すると、この駆動ギア61aと噛み合った状態で配設された歯車箱82は、図中矢印Bに示す方向に回転を行う。そして、歯車箱82が回転すると、歯車箱82に取り付けられた支持軸86も、第1の回転軸81a、第2の回転軸81bの軸心を中心として図中矢印Bに示す方向に回転する。そして、支持軸86の回転に伴い、支持軸86に取り付けられた第1の遊星歯車87aおよび第2の遊星歯車87bも、第1の回転軸81a、第2の回転軸81bの軸心を中心として図中矢印Bに示す方向に回転(移動)する。
本実施形態においては、上述のとおり第1のギア83aとストッパーギア89aとが噛み合っている。このため、第1の傘歯車88aは回転できない状態となっている。この結果、第1の遊星歯車87aおよび第2の遊星歯車87bは、図中矢印Bに示す方向に回転(移動)する際、各々図中矢印に示す方向に回転(自転)する。そして、第1の遊星歯車87aおよび第2の遊星歯車87bが、回転(自転)しながら、図中矢印B方向に移動をすると、第1の遊星歯車87aおよび第2の遊星歯車87bに噛み合っている第2の傘歯車88bは図中矢印Cに示す方向に回転し、この回転に伴い第2のギア83bも第2の傘歯車88bと同方向に回転をする。そして、第2のギア83bからの駆動力は、ギア部51cを介し搬送ロール51に伝達され、搬送ロール51は、図中矢印Dに示す方向(正方向)に回転する。
次に、再搬送ユニット2が本体1に装着された場合の駆動装置80について説明する。
図4は、再搬送ユニット2が本体1に装着された場合における駆動装置80の状態を示したものである。
再搬送ユニット2は、上述のとおりモータM2と、作動片21と、駆動ギア64とを備えている。作動片21は、図4(b)にも示すように、くさび状部材として構成され再搬送ユニット2が本体1に装着される際、ブラケット89bを押圧する。駆動ギア64は、平歯車として構成され、モータM2からの駆動力を受け回転する。
本体1に対し再搬送ユニット2が装着される際、図4(b)に示すように、作動片21は、ブラケット89bを徐々に押圧しながら本体1(図1参照)の内部に進入し、ブラケット89bおよびストッパーギア89aを図中矢印M(図4(a)参照)に示す方向にスライドさせる。このため、本体1に対する再搬送ユニット2の装着が完了し作動片21が駆動装置80における所定の位置に配置されると、ストッパーギア89aと、第1のギア83aとの噛み合いが解除され、第1のギア83aが回転可能となる。また、本体1に対し再搬送ユニット2が装着されると、駆動ギア64は、第1のギア83aと噛み合う位置に配置され、駆動ギア64からの駆動力を第1のギア83aに対し伝達可能となる。なお、本図においては、図2で示した第2のギア列62(図2参照)の図示を省略している。
本図で示した構成において、搬送ロール51を正方向に回転させる場合、モータM2を励磁状態とし駆動ギア64を停止状態とする。この結果、第1の傘歯車88aは、回転出来ない停止状態となる。この状態において、モータM1を駆動させると、駆動ギア61a、歯車箱82等は、図3で示したように回転駆動し、搬送ロール51も同図中矢印Dに示す方向(正方向)に回転を行う。
次に、搬送ロール51を逆方向に回転させる場合の動作について説明する。
搬送ロール51を逆方向に回転させる際、感光体ドラム11(図1参照)等を回転駆動させるためモータM1は駆動状態にある。このため、駆動装置80は、図3に示した駆動状態にあり、歯車箱82は、図中矢印Bに示す方向に回転している。搬送ロール51の逆転は、この状態にてモータM2駆動させ、第1の傘歯車88aを歯車箱82の回転方向と同方向(図中矢印Eに示す方向)に回転させることで開始される。
ところで、本実施形態においては、モータM1とモータM2の回転数は、同等に設定されている。また、駆動ギア61aと駆動ギア64との径は同一に形成されている。一方で、第1のギア83aは歯車箱82よりも小径に形成されるとともに、第1のギア83aにおける歯数は歯車箱82における歯数よりも少なくなっている。このため、モータM2の駆動を開始すると、歯車箱82の回転数よりも第1のギア83aの回転数の方が大きくなる。この結果、第1の傘歯車88aは、歯車箱82よりも高い回転数で回転する。
そして、第1の傘歯車88aが歯車箱82よりも高い回転数で回転すると、第1の遊星歯車87aおよび第2の遊星歯車87bは、図3で示した回転方向とは反対の方向に回転(自転)を開始し、即ち逆転を開始し各々図中矢印に示す方向に回転(自転)をするようになる。この結果、第2の傘歯車88bおよび第2の回転軸81bも逆転をし、図中矢印Fに示す方向に回転するようになる。そして、第2の回転軸81bが図中矢印Fに示す方向に回転すると、搬送ロール51は図中矢印Gに示す方向(逆方向)に回転を行う。
本実施形態では、ギアを適宜組み合わせることで搬送ロールの回転方向を切り替える機構を形成している。このため、従来よりも動作の信頼性を向上させることができる。また、クラッチを用いない構成としているため、より安価とすることが可能となる。
また、感光体ドラム11等を回転駆動させる一のモータの他に、搬送ロール51を回転駆動させる他のモータを設け、この他のモータにより搬送ロール51を正方向および逆方向に回転させる機構も知られている。しかしながらこの場合、搬送ロール51を正方向に回転させる場合(片面のみに画像を形成する場合)にも、上記一のモータに加え上記他のモータも回転駆動させる必要があり、電力の消費量が増したり、騒音が増大したりするなどの不具合がある。本実施形態においては正方向に搬送ロール51を回転させる際、モータM2の回転駆動を行わないでもよいため、電力消費や騒音の抑制が可能となる。
また、ギアを他のギアから離間させ又は離間したギアを他のギアに噛み合わせることで駆動力の伝達経路を切り替え、搬送ロール51の回転方向を切り換える技術が知られている。しかしながら、この場合、ギアが適正な位置にて噛み合わない事態が生じ、騒音や振動が生ずるおそれがある。そして、振動が伝達される先に感光体ドラムが存在すると、感光体ドラムも振動する結果、感光体ドラム上に形成される静電潜像の位置がずれるおそれがある。この結果、帯状のすじ(バンディング)等が発生し、画像の劣化を招来するという不具合が発生してしまう。本実施形態においては、ギアの離間がない構成となっているため、バンディング等の発生を抑制することができる。
さらに、本実施形態においては、搬送ロール51を逆方向に回転させる際、第1の傘歯車88aの回転方向を、既に回転している歯車箱82の回転方向と一致する構成としている。このため、第1の傘歯車88aの回転を開始させる際の駆動トルクを小さいものとすることが可能となる。また、第1の傘歯車88aを所定の回転数まで迅速に上昇させることが可能となり、搬送ロール51の正転から逆転までに要する時間を短いものとすることが可能となる。この結果、排出を意図していない記録材が装置外部に排出されるという不具合の発生も抑制することができる。
本実施の形態に係る画像形成装置の概略を示した概略構成図である。 駆動伝達系を示した説明図である。 駆動装置を示した説明図である。 再搬送ユニットが本体に装着された場合における駆動装置の状態を示したものである。
符号の説明
1…本体、2…再搬送ユニット、51…搬送ロール、61a…駆動ギア、81a…第1の回転軸、82…歯車箱、87a…第1の遊星歯車、87b…第2の遊星歯車、88a…第1の傘歯車、88b…第2の傘歯車、89a…ストッパーギア、M2…モータ

Claims (7)

  1. 軸心を中心に回転可能に配設される第1の傘歯車と、
    前記軸心を中心に回転可能に配設され、被駆動体を回転駆動する第2の傘歯車と、
    前記第1の傘歯車および前記第2の傘歯車と噛み合った状態で配設される遊星歯車と、
    前記遊星歯車が回転可能に取り付けられ、前記軸心を中心に回転可能に配設される回転部材と、
    前記回転部材を回転駆動する第1の駆動部材と、
    前記第1の傘歯車を回転駆動する第2の駆動部材と、
    を含む駆動装置。
  2. 前記第2の駆動部材は、前記第1の駆動部材により回転駆動される前記回転部材の回転方向に前記第1の傘歯車を回転駆動させることを特徴とする請求項1記載の駆動装置。
  3. 回転可能に設けられ、記録材を搬送する搬送部材と、
    軸心を中心に回転可能に設けられ、前記搬送部材を一方向に回転させるための駆動力を受け付ける第1の受付部材と、
    前記第1の受付部材に回転可能に取り付けられ、当該第1の受付部材の回転に伴って前記軸心を中心として回転する回転体と、
    前記軸心を中心に回転可能に設けられるとともに前記回転体に接触配置され、前記搬送部材を他方向に回転させるための駆動力を受け付ける第2の受付部材と、
    前記軸心を中心に回転可能に設けられるとともに前記回転体に接触配置され、当該回転体から伝達される駆動力を前記搬送部材に対して出力する出力部材と、
    を含む搬送装置。
  4. 前記第2の受付部材の回転を規制する規制部材をさらに備えたことを特徴とする請求項3記載の搬送装置。
  5. 前記搬送装置を支持し、記録材に対し画像形成を行う装置本体部を更に備え、
    前記規制部材による前記第2の受付部材の回転規制は、前記装置本体部に対する所定の部材の装着により解除されることを特徴とする請求項4記載の搬送装置。
  6. 前記所定の部材は、前記装置本体部から搬送されてきた記録材を再度当該装置本体部に搬送する搬送ユニットであることを特徴とする請求項5記載の搬送装置。
  7. 前記第2の受付部材は、前記搬送ユニットに設けられた駆動源から前記駆動力を受け付けることを特徴とする請求項6記載の搬送装置。
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