JP4609564B2 - ベルトユニット及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、無担状のベルトを回転させるベルトユニット、及びこれを用いた画像形成装置に関するものである。
ベルトユニットは、周知のごとく、無端状のベルト、ベルトを回転駆動する駆動ローラ、及び駆動ローラとの間でベルトが架け渡されてベルトの回転と共に従動回転する従動ローラ等から構成されている。
しかし、ベルトに作用する張力が、幅方向(ベルトの回転方向及び厚み方向と直交する方向)に不均一であるので、ベルトは回転しながら、張力が大きい方から小さい方に移動するように斜行してしまう。
これに対して、多くの画像形成装置用のベルトユニットでは、通常、ベルト本体の幅方向両端部にガイドベルトを設けたベルト(例えば、特許文献1参照)を使用するとともに、これらのガイドベルトにて駆動ローラ及び従動ローラを軸方向両側から挟み込むようにしてベルトの斜行を防止している。
特開2007−193205号公報
しかし、ガイドベルトは、耐磨耗性や摩擦係数等における要求品質が厳しく、非常に高価な材料であるので、ベルトユニットの製造原価上昇を招いていた。
本発明は、上記点に鑑み、ガイドベルトを用いることなく、ベルトの斜行を抑制することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、無端状のベルトと、ベルトを回転駆動する駆動ローラと、駆動ローラとの間でベルトが架け渡され、ベルトの回転と共に従動回転する従動ローラと、従動ローラの軸方向端部側に設けられ、従動ローラの回転時に従動ローラの周速より小さい周速で回転する制動体とを備えることを特徴とする。
これにより、請求項1に記載の発明では、従動ローラの軸方向端部側に、従動ローラの回転時に従動ローラの周速より小さい周速で回転する制動体が設けられているので、ベルトが斜行し、ベルトの端部が制動体に接触すると、その制動体に接触した部位には、ベルトの回転を停止させる向きの制動力が作用し、この部位で発生する張力が増大する。
したがって、ベルトは、張力が増大した制動体側から、この部位より張力が小さい幅方向中央側に斜行するように移動するので、ガイドベルトを用いることなく、ベルトの斜行を抑制することができる。
また、請求項2に記載の発明では、従動ローラから入力された回転力を減速して制動体に伝達する減速機構を備えることを特徴とする。
これにより、請求項2に記載の発明では、例えば、駆動ローラから回転力を制動体に供給する場合に比べて、容易に回転力を制動体に供給することができる。
また、請求項3に記載の発明では、減速機構は、従動ローラから回転力を得て回転する太陽歯車を有して構成された遊星歯車機構にて構成されていることを特徴とする。
これにより、請求項3に記載の発明では、減速機構を小型にしながら、大きな減速比を得ることができる。
また、請求項4に記載の発明では、制動体は、従動ローラの軸方向両端側に設けられていることを特徴とする。
これにより、請求項4に記載の発明では、ベルトの斜行を確実に抑制できる。
また、請求項5に記載の発明では、制動体のうちベルトに接触する部位の摩擦係数は、従動ローラのうちベルトに接触する部位の摩擦係数より大きいことを特徴とする。
これにより、請求項5に記載の発明では、確実に制動体からベルトに制動力を作用させることができる。
なお、請求項6に記載の発明では、画像形成手段と、請求項1ないし5のいずれか1つに記載のベルトユニットとを備えることを特徴とするものである。
本実施形態は、画像形成装置用のベルトユニットに本発明に係るベルトユニットを適用したものであり、以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(第1実施形態)
1.図面の説明
図1は本実施形態に係る画像形成装置1の概略構成を示す中央断面図であり、図2は本実施形態に係るベルトユニット13の特徴を示す図であり、図3は減速機構15の構成を示す図であり、図4は減速機構15の分解図であり、図5は本実施形態に係るベルトユニット13の作動を示す図である。
2.画像形成装置の構成
2.1.画像形成装置の概略構造
画像形成装置1の筐体3内には、図1に示すように、記録用紙やOHPシート等の記録シート(以下、用紙という。)に現像剤像を転写することにより、用紙に画像を形成する電子写真方式の画像形成部5が収納されており、この画像形成部5は、周知のごとく、プロセスカートリッジ7、露光器9及び定着器11等から構成されている。
また、本実施形態に係る画像形成部5は、ダイレクトタンデム方式のカラーレーザプリンタであるため、用紙の搬送方向に沿って直列に複数個(本実施形態では、4個)のプロセスカートリッジ7が配設されている。
具体的には、用紙の搬送方向上流側から順に、ブラック用のプロセスカートリッジ7K、イエロー用のプロセスカートリッジ7Y、マゼンタ用のプロセスカートリッジ7M、シアン用のプロセスカートリッジ7Cである。
そして、各プロセスカートリッジ7K〜7Cは、収納されている現像剤の色が異なるのみで、その構造等は略同一であり、具体的には、各プロセスカートリッジ7K〜7Cは、現像剤像が担持される感光ドラム7A、及び感光ドラム7Aを帯電させる帯電器7B等から構成されている。
また、用紙を搬送する転写ベルト13Aを挟んで感光ドラム7Aと対向する位置には、感光ドラム7Aに担持された現像剤を用紙に転写させる転写ローラ8が設けられている。なお、図1においては、紙面の都合上、シアン用のプロセスカートリッジ7Cに関する感光ドラム7A、帯電器7B及び転写ローラ8のみに符号を付した。
以上に説明した構成において、帯電した感光ドラム7Aを露光器9にて露光して感光ドラム7Aの外周面に静電潜像を形成した後、電荷を帯びた現像剤を感光ドラム7Aに供給すると、感光ドラム7Aの外周面に現像剤像が担持(形成)される。
そして、感光ドラム7Aに担持されていた現像剤像は、転写ベルト13Aにより搬送される用紙に転写された後、現像剤像が転写された用紙は、定着器11に搬送されて加熱され、用紙に転写された現像剤像が用紙に溶着(定着)する。
3.ベルトユニット
3.1.ベルトユニットの概要
ベルトユニット13は、転写ベルト13A、駆動ローラ13B、従動ローラ13C、並びに駆動ローラ13B及び従動ローラ13Cを保持するフレーム(図示せず。)等から構成されており、このベルトユニット13は、装置本体に対して着脱可能に組み付けられている。
そして、転写ベルト13Aは、樹脂材料(本実施形態では、熱可塑性エラストマー)からなる無端状のベルト部材であって、駆動ローラ13Bと従動ローラ13Cとの間に架け渡されている。
また、駆動ローラ13Bは、装置本体に設けられた電動モータ(図示せず。)等の駆動源から動力を得て回転することにより転写ベルト13Aを回転させ、従動ローラ13Cは転写ベルト13Aの回転と共に従動回転する。
また、従動ローラ13Cの回転軸13Dは、その軸方向と直交する方向であって、転写ベルト13Aに発生する張力が増減する方向(本実施形態では、図1の左右方向)に変位可能にフレームに組み付けられているとともに、圧縮コイルバネ13F等の弾性付勢手段により張力が増大する向き(本実施形態では、図1の右向き)の力を受けている。
このため、本実施形態では、従動ローラ13Cは、転写ベルト13Aに所定の張力を発生させるテンションローラとして機能し、転写ベルト13Aは、転写ベルト13Aと駆動ローラ13Bとの接触部で発生する摩擦力により、駆動ローラ13Bに対して滑ることなく一体的に同一速度で回転する。
3.2.テンションカラー(制動体)
従動ローラ13Cの軸方向両端側には、図2に示すように、テンションカラー14が従動ローラ13Cと同軸上に回転可能に設けられており、これらのテンションカラー14は、従動ローラ13Cの回転時に従動ローラ13Cの周速より小さい周速で回転する制動体である。
すなわち、テンションカラー14は、図3に示すように、従動ローラ13Cと略同一直径を有する円柱又は円筒状のものであって、従動ローラ13Cの回転軸13Dの周りに相対的に回転可能に支持されている。
そして、テンションカラー14の外周面には、転写ベルト13Aがテンションカラー14側に移動したときに(図5参照)、転写ベルト13Aの内周面に接触する摩擦面14Aが設けられており、この摩擦面14Aの摩擦係数は、従動ローラ13Cのうち転写ベルト13Aに接触する部位の摩擦係数より大きくなるように設定されている。
また、テンションカラー14は、回転軸13Dの回転力を減速する減速機構15を介して従動ローラ13Cから駆動力を得て回転しており、この減速機構15は、太陽歯車15A、遊星歯車15B及び内歯歯車15C等からなる遊星歯車機構にて構成されている。
すなわち、太陽歯車15Aは、図4に示すように、回転軸13Dと一体的に回転する歯車であり、遊星歯車15Bは太陽歯車15Aと噛み合うとともに、テンションカラー14の側面に形成された軸14Bに回転可能に支持された歯車である。
また、内歯歯車15Cは、遊星歯車15Bと噛み合う歯車部を内周側に有するとともに、 回転不可状態でベルトユニットのフレーム(図示せず)に取り付けられている。より詳細には、転写ベルト13Aに発生する張力が増減する方向への回転軸13Dの変位が許容された状態で、内歯歯車15Cは回転軸13Dの周りに回転しないように組み付けられている。
因みに、本実施形態に係る減速機構15の減速比は、遊星歯車15Bの外形寸法を太陽歯車15Aの外形寸法よりも小さくしているため、0.3〜0.5程度となっている。すなわち、太陽歯車15Aが1回転する間に、遊星歯車15Bを支持するキャリヤとしてのテンションカラー14が、概ね0.3回転から0.5回転するようになっている。
このため、回転軸13D(従動ローラ13C)が回転すると、その回転力が太陽歯車15Aを介して遊星歯車15Bに伝達され、遊星歯車15Bは、太陽歯車15Aから伝達される回転力により軸14B周りに自転しながら、回転軸13D周りに公転するため、遊星歯車15Bを支持するキャリヤとしてのテンションカラー14が回転軸13D(従動ローラ13C)と同一方向に遅れて回転する。
4.本実施形態に係る画像形成装置(特に、ベルトユニット)の特徴
本実施形態では、従動ローラ13Cの軸方向端部側に、従動ローラ13Cの回転時に従動ローラ13Cの周速より小さい周速で回転するテンションカラー14が設けられているので、転写ベルト13Aが斜行し、図5に示すように、転写ベルト13Aの端部がテンションカラー14に接触すると、転写ベルト13Aの内周面とテンションカラー14(摩擦面14A)との周速差により、転写ベルト13Aのうちテンションカラー14に接触した部位(以下、この部位を接触部という。)には、転写ベルト13Aの回転を停止させる向きの制動力が作用する。
このため、接触部で発生する張力が増大するので、転写ベルト13Aは、張力が増大したテンションカラー14側から、接触部より張力が小さい幅方向中央側に斜行するように移動するので、転写ベルト13Aの斜行が矯正される。
そして、本実施形態では、テンションカラー14が従動ローラ13Cの軸方向両端側に設けられているので、いずれの向きに転写ベルト13Aが斜行しても、その斜行が矯正されるので、転写ベルト13Aの斜行を確実に抑制できる。
ところで、本実施形態は、転写ベルト13Aが斜行してテンションカラー14に転写ベルト13Aが接触したときに、接触部に制動力を作用させて転写ベルト13Aの斜行を矯正するものであるので、テンションカラー14と転写ベルト13Aとが接触する部位(摩擦面14A)にて確実に転写ベルト13Aに制動力を付与する必要がある。
そこで、本実施形態では、テンションカラー14のうち転写ベルト13Aに接触する部位(摩擦面14A)の摩擦係数を、従動ローラ13Cのうち転写ベルト13Aに接触する部位の摩擦係数より大きくすることにより、確実にテンションカラー14から転写ベルト13Aに制動力を作用させることができるような構成としている。
また、本実施形態では、従動ローラ13Cは転写ベルト13Aに張力を付与するテンションローラとして機能し、かつ、このテンションローラをなす従動ローラ13Cの軸方向端部にテンションカラー14が設けられている構成となるので、効果的に転写ベルト13Aの斜行を抑制することができる。
また、本実施形態では、従動ローラ13Cから入力された回転力を減速してテンションカラー14に伝達するので、例えば、駆動ローラ13Bから回転力をテンションカラー14に供給する場合に比べて、容易に回転力をテンションカラー14に供給することができる。
また、本実施形態では、減速機構15は、従動ローラ13Cから回転力を得て回転する太陽歯車15A等を有して構成された遊星歯車機構にて構成されているので、減速機構15を小型にしながら、大きな減速比を得ることができる。
(第2実施形態)
上述の実施形態では、遊星歯車機構により減速機構15を構成したが、本実施形態に係る減速機構15は、図6に示すように、複数枚の第1歯車15D〜第3歯車15Fにて回転軸13Dの回転力を減速して、テンションカラー14の外周面に形成された歯車部14Cに回転力を伝達するものである。
すなわち、第1歯車15Dは、回転軸13Dと一体的に回転する平歯車であり、この第1歯車15Dの回転力は、第1歯車15Dと噛み合う第2歯車15Eに伝達される。そして、第2歯車15Eに伝達された回転力は、第2歯車15Eと同軸上に配置されて第2歯車と一体的に回転する第3歯車15Fを介してテンションカラー14に形成された歯車部14Cに伝達される。
なお、第2歯車15Eと第3歯車15Fは、ベルトユニットのフレームに回転可能に支持されていてもよいし、ベルトユニットのフレームに対して回転軸13Dと一緒に転写ベルト13Aの張力が増減する方向へ変位する可動の軸支持部材に支持するようにしてもよい。
前者の場合、回転軸13Dが変位可能であるとしても、第1歯車15Dとテンションカラー14の歯車部14Cとの噛み合いに支障が出るほど、転写ベルト13Aが大きく伸び縮みする虞れはないから、特に問題は生じない。また、後者の場合であれば、ベルトが大きく伸び縮むようなベルトユニットであっても的確に対応することができる。
(第3実施形態)
上述の実施形態では、テンションカラー14(摩擦面14A)の直径寸法は一定であったが、本実施形態は、図7に示すように、摩擦面14Aのうち従動ローラ13C側の直径寸法φ1が、従動ローラ13Cと反対側の直径寸法φ2より小さくなるように、摩擦面14Aを円錐テーパ状としたものである。
そして、本実施形態では、摩擦面14Aのうち従動ローラ13C側の直径寸法φ1を従動ローラ13Cの直径寸法φoより小さくし、かつ、摩擦面14Aのうち従動ローラ13Cと反対側の直径寸法φ2を従動ローラ13Cの直径寸法φoより大きくするとともに、摩擦面14Aのうち従動ローラ13Cと反対側の部分に全周に亘って径方向に突出するフランジ状の鍔部14Dを設けている。
以上に述べた構成により、本実施形態では、転写ベルト13Aが斜行して従動ローラ13Cからテンションカラー14側に移動する際に、転写ベルト13Aは滑らかにテンションカラー14(摩擦面14A)に移動させることができるので、テンションカラー14に移動する際に転写ベルト13Aが損傷してしまうことを未然に防止できる。
また、摩擦面14Aのうち従動ローラ13C側の直径寸法φ1が従動ローラ13Cと反対側の直径寸法φ2より小さくなるように、摩擦面14Aを円錐テーパ状としているので、転写ベルト13Aが大きく斜行するほど、転写ベルト13Aに大きな制動力及び張力が作用する。したがって、転写ベルト13Aの斜行を効果的に抑制することができる。
なお、本実施形態では、摩擦面14Aのうち従動ローラ13C側の直径寸法φ1を従動ローラ13Cの直径寸法φoより小さくし、かつ、摩擦面14Aのうち従動ローラ13Cと反対側の直径寸法φ2を従動ローラ13Cの直径寸法φoより大きくしたが、本実施形態は、これに限定されるものではなく、例えば、従動ローラ13C側の直径寸法φ1を従動ローラ13Cの直径寸法φoと同一にする、又は摩擦面14Aのうち従動ローラ13Cと反対側の直径寸法φ2を従動ローラ13Cの直径寸法φoとを同一にする等してもよい。
また、図7では、第2実施形態と同一な歯車機構からなる減速機構15が示されていたが、本実施形態は、これに限定されるものではなく、第1実施形態と同様に、遊星歯車機構からなる減速機構15を採用してもよい。
(第4実施形態)
上述の実施形態では、テンションカラー14を従動ローラ13Cの軸方向両端側に設けたが、本実施形態は、図8に示すように、従動ローラ13Cの軸方向一端側のみにテンションカラー14を設けたものである。
因みに、軸方向一端側のみにテンションカラー14を設ける場合には、例えば、転写ベルト13Aが、常に、軸方向他端側(テンションカラー14が設けられていない側)から軸方向一端側(テンションカラー14が設けられている側)に斜行しようとするような構成とすることが望ましい。
なお、図8では、第2実施形態と同一な歯車機構からなる減速機構15が示されていたが、本実施形態は、これに限定されるものではなく、第1実施形態と同様に、遊星歯車機構からなる減速機構15を採用してもよい。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、本発明に係るベルトユニットをダイレクトタンデム方式の画像形成装置に適用したが、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、例えば画像形成装置以外のベルトユニット又はダイレクトタンデム方式以外の画像形成装置にも適用できる。
また、上述の実施形態では、歯車機構により減速機構15を構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばゴムローラやベルト等の摩擦力により回転力を伝達する動力駆動力伝達機構により減速機構15を構成してもよい。
また、上述の実施形態に係る遊星歯車機構を用いた減速機構15では、太陽歯車15Aが入力側歯車として利用し、遊星歯車15Bの旋回運動を出力としたが、本発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、図3及び図4に示される実施形態の減速機構15は、いわゆるプラネタリ型(内歯歯車15Cを回転不可とするタイプ)の遊星歯車機構であるため、減速比を0.5より大きくすることはできない。しかしながら、たとえば、太陽歯車15Aを回転不可としたタイプ(ソーラ型)の遊星歯車機構であれば、内歯歯車15Cを入力側とし、遊星歯車15Bを支持するキャリヤとしてのテンションカラー14を出力側とすれば、減速比を0.5より大きくすることができる。
したがって、このような遊星歯車機構であれば、従動ローラ13Cの周速に対してテンションカラー14の周速を余り小さくする必要がない、あるいは、小さくしない方がよいベルトユニットであっても、的確に対応することができる。
もっとも、図6及び図7に示される実施形態であれば、第1歯車15D、第2歯車15E、第3歯車15Fおよびテンションカラー14の歯車部14Cの歯数を適宜選択することによって、任意の減速比を簡単に得ることができる。
また、上述の実施形態では、従動ローラ13Cはテンションローラを兼ねるものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、張力を調整するための専用のテンションローラを別途設けたベルトユニット13にも適用できる。
また、上述の実施形態では、従動ローラ13Cから回転力を得てテンションカラー14を回転させたが、本発明はこれに限定されるものではなく、駆動ローラ13B又は駆動ローラ13Bに駆動力を供給する駆動源からテンションカラー14に駆動力を付与してもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る画像形成装置1の概略構成を示す中央断面図である。 本発明の第1実施形態に係るベルトユニット13の特徴を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る減速機構15の構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る減速機構15の分解図である。 本発明の第1実施形態に係るベルトユニット13の作動を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るベルトユニット13の特徴を示す図である。 本発明の第3実施形態に係るベルトユニット13の特徴を示す図である。 本発明の第4実施形態に係るベルトユニット13の特徴を示す図である。
符号の説明
1…画像形成装置、5…画像形成部、7…プロセスカートリッジ、
7A…感光ドラム、8…転写ローラ、9…露光器、11…定着器、
13…ベルトユニット、13A…転写ベルト、13B…駆動ローラ、
13C…従動ローラ、13D…回転軸、14…テンションカラー、
14A…摩擦面、14B…軸、14C…歯車部、14D…鍔部、
15…減速機構、15A…太陽歯車、15B…遊星歯車、15C…内歯歯車。

Claims (6)

  1. 無端状のベルトと、
    前記ベルトを回転駆動する駆動ローラと、
    前記駆動ローラとの間で前記ベルトが架け渡され、前記ベルトの回転と共に従動回転する従動ローラと、
    前記従動ローラの軸方向端部側に設けられ、前記従動ローラの回転時に前記従動ローラの周速より小さい周速で回転する制動体と
    を備えることを特徴とするベルトユニット。
  2. 前記従動ローラから入力された回転力を減速して前記制動体に伝達する減速機構を備えることを特徴とする請求項1に記載のベルトユニット。
  3. 前記減速機構は、前記従動ローラから回転力を得て回転する太陽歯車を有して構成された遊星歯車機構にて構成されていることを特徴とする請求項2にベルトユニット。
  4. 前記制動体は、前記従動ローラの軸方向両端側に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のベルトユニット。
  5. 前記制動体のうち前記ベルトに接触する部位の摩擦係数は、前記従動ローラのうち前記ベルトに接触する部位の摩擦係数より大きいことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載のベルトユニット。
  6. 画像形成手段と、
    請求項1ないし5のいずれか1つに記載のベルトユニットと
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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