JP2014012976A - 建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】床衝撃音をより低減させることができる構造の建物を提供する。
【解決手段】床スラブ12と、床スラブ12の上に所定の間隔で配置された防振ゴム15付きの支持脚13と、支持脚13の上に形成された床板とを備えた床構造1と、内側に空間を有した壁構造(間仕切壁3)と、床構造1の床下空間5と壁構造の内側の空間である壁内空間6とを空気が流通可能なように連通させる第1の通気部7と、壁内空間6と天井構造4の天井裏空間8とを空気が流通可能なように連通させる第2の通気部9とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、床衝撃音を低減できる建物に関するものである。
床スラブと、床スラブの上に所定の間隔で配置された防振ゴム付きの支持脚と、支持脚の上に形成された床板構成部とを備えた二重床において、床板構成部に床衝撃音が加わった場合に、床衝撃音が壁に伝達されないように(言い換えれば、床板構成部に床衝撃音が加わった場合に、床下空気層に生じた圧力波を床上空間に逃がすための流通経路が確保されるように)、床板構成部と壁とを間隔を隔てて設けた構成の建物が知られている(特許文献1;2等参照)。
特開2000−27416号公報 特開2004−257059号公報 特開2006−28952号公報 特開2009−91735号公報
前述のように床板構成部と壁とを間隔を隔てた場合には一定の効果が得られるが、床衝撃音をさらに低減させることができる構造の建物、また、前述した床板構成部と壁との間隔が確保されない場合であっても床衝撃音を低減させることができる構造の建物が望まれている。
本発明は、床衝撃音をより低減させることができる構造の建物を提供する。
本発明に係る建物は、床スラブと、床スラブの上に所定の間隔で配置された防振ゴム付きの支持脚と、支持脚の上に形成された床板とを備えた床構造と、内側に空間を有した壁構造と、床構造の床下空間と壁構造の内側の空間である壁内空間とを空気が流通可能なように連通させる第1の通気部と、壁内空間と天井構造の天井裏空間とを空気が流通可能なように連通させるか、又は、壁内空間と室内空間とを空気が流通可能なように連通させる第2の通気部とを備えたので、床構造の床板に床衝撃音が加わった場合に床下空間で生じた圧力波が、床下空間、第1の通気部、壁内空間、第2の通気部を介して天井裏空間又は室内空間を経て減衰するので、床衝撃音をより低減させることができる建物を提供できる。
天井裏空間と室内空間とを空気が流通可能なように連通させる第3の通気部を備えたことにより、床構造の床板に床衝撃音が加わった場合に床下空間で生じた圧力波が、床下空間、第1の通気部、壁内空間、第2の通気部、天井裏空間、第3の通気部、室内空間を経て減衰するので、床衝撃音をより低減させることができる建物を提供できる。
第1の通気部が、床構造の床板を貫通するように形成された床板貫通孔により構成されたので、床衝撃音をより低減させることができる建物を床先行工法で構築でき、床を施工してから床上に壁を施工できることから施工が容易になるとともに、壁の配置を変更することの容易な建物、所謂、フリープランに容易に対応可能な建物を提供できる。即ち、フリープランに容易に対応可能であるとともに床衝撃音をより低減させることができる建物を提供できる。
床板貫通孔は、壁構造の下方に位置された複数の支持脚と支持脚との間に位置する床板に形成されたので、壁構造の重量を支持脚で支持できるとともに、第1の通気部を形成できるようになる。
壁構造が間仕切壁であり、壁内空間が間柱を挟んで互いに対向するように設けられた壁板と壁板との間の空間により形成されたので、床構造の床板に床衝撃音が加わった場合に床下空間で生じた圧力波を、間仕切壁の壁内空間を介して低減させることができる。
壁構造が躯体壁と当該躯体壁と対向するように設けられた壁板とで形成された二重壁であり、壁内空間が躯体壁と壁板との間の空間により形成されたので、床構造の床板に床衝撃音が加わった場合に床下空間で生じた圧力波を、二重壁の壁内空間を介して低減させることができる。
壁構造が壁内空間としてのパイプスペースを形成する二重壁であるので、床構造の床板に床衝撃音が加わった場合に床下空間で生じた圧力波を、壁内空間としてのパイプスペースを介して低減させることができる。
壁構造が収納部の背壁板と当該背壁板と対向する壁とで形成された二重壁であり、壁内空間が背壁板と壁との間の空間により形成されたので、床構造の床板に床衝撃音が加わった場合に床下空間で生じた圧力波を、クローゼットやキッチン収納等の収納部の背壁板と当該背壁板と対向する壁とで形成された二重壁の壁内空間を介して低減させることができる。
壁構造が間仕切壁である建物を示す縦断面図(実施形態1)。 壁構造が間仕切壁である建物を示す縦斜視図(実施形態1)。 壁構造が間仕切壁である建物を示す縦断面図(実施形態2)。 壁構造が間仕切壁である建物を示す縦断面図(実施形態4)。 壁構造が間仕切壁である建物を示す縦断面図(実施形態5)。 壁構造が躯体壁と壁との間に壁内空間を有した二重壁である建物を示す縦断面図(実施形態6)。 壁構造が壁内空間としてのパイプスペースを有した二重壁である建物を示す縦断面図(実施形態7)。 壁構造が収納部の背壁板と背壁板と対向する壁とで形成された二重壁である建物を示す縦断面図(実施形態8)。 建物の室内構成の一例を示す縦断面図(実施形態9)。 図9の建物の室内構成を示す横断面図(実施形態9)。
実施形態1
図1に示すように、実施形態1の建物は、床構造1と、壁面を形成する壁体としての壁板2;2同士が間柱33を介して一定の間隔を隔てて互いに向かい合うように配置されて構成されることによって内側に空間(壁内空間6)を有した壁構造としての間仕切壁3と、天井構造4と、床構造1の床下空間5と間仕切壁3の壁板2と壁板2との間に形成された間仕切壁3の内側の空間である壁内空間6とを空気が流通可能なように連通させる第1の通気部7と、壁内空間6と天井構造4の天井裏空間8とを空気が流通可能なように連通させる第2の通気部9と、天井裏空間8と室内空間10とを空気が流通可能なように連通させる第3の通気部11とを備え、ある室内の床構造1の床板に床衝撃音が加わった場合に床下空間5で生じた圧力波が、ある室内の床下空間5、第1の通気部7、壁内空間6、第2の通気部9、天井裏空間8、第3の通気部11、室内空間10を経て(二点鎖線矢印参照)減衰して、床衝撃音をより低減させることができるとともに、ある室内の床構造1の床板に床衝撃音が加わった場合に床下空間5で生じた圧力波が、ある室内の床下空間5から間仕切壁3の下の床下空間5を通過して間仕切壁3を隔てたある室内の隣の室内の床下空間5を経て(二点鎖線矢印参照)減衰して、床衝撃音をより低減させることができるように構成された建物である。
また、図2に示すように、第1の通気部7は、間仕切壁3を支持すべく間仕切壁3の真下に配置されて床板を支持する複数の支持脚13と支持脚13との間の床板及び床側ランナー31に形成された貫通孔により構成されるので、間仕切壁3の重量を支持脚13で支持できるとともに、第1の通気部7を形成できるようになる。
図1;図2に示すように、床構造1は、床スラブ12と、床スラブ12の上に所定の間隔で配置された防振ゴム付きの複数の支持脚13と、複数の支持脚13の上に形成された床板構成部14とを備えた構成の、所謂、二重床であり、床下空間5は、床スラブ12と床板構成部14との間の空間である。
支持脚13は、床スラブ12上に設置される防振ゴム15と、下部が防振ゴム15に取付けられて防振ゴム15に支持される支柱16と、支柱16の上端部に設けられた台座17とを備える。支柱16の上部の外周面は図外の雄ねじ部に形成される。台座17は、例えば、パーティクルボード、あるいは、構造用合板で形成される。台座17は、台座17の上下面に貫通する図外の貫通孔を備え、この貫通孔内には当該貫通孔を上下に貫通する筒体18gが固定され、この筒体18gの内周面は図外の雌ねじ部に形成される。
つまり、支持脚13は、支柱16の上部の外周面に形成された雄ねじ部の雄ねじと筒体18gの内周面に形成された雌ねじ部の雌ねじとのねじ嵌合により、台座17が支柱16に対して上下に移動可能に構成され、台座17のレベル(高さ)を調整して床板構成部14のレベル(高さ)を調整できる構成である。
床板構成部14は、支持脚13の上に形成された基材18と、基材18の上に形成された下地材19と、下地材19の上に形成された床仕上げ材20とを備える。
基材18と台座17とが図外の固定手段により固定され、基材18と下地材19とが図外の固定手段により固定される。尚、当該固定手段及び後述する固定手段としては、例えば、釘、スクリュー釘、タッカー針、ビス等が用いられる。
基材18は、複数の支持脚13の台座17上に載置されて水平面を形成するように並べられ固定手段により台座17に固定された複数の板材により構成される。基材18を構成する板材としては、例えば、パーティクルボード、構造用合板等を用いる。
下地材19は、基材18の上に載置されて水平面を形成するように並べられ固定手段により基材18に固定された複数の板材により構成される。下地材19を構成する板材としては、例えば、パーティクルボード、強化パーティクルボード(通常のパーティクルボードよりもプレス圧を大きくして硬く形成されたパーティクルボード)、構造用合板、石膏ボード、珪酸カルシウム板、ガラス繊維不織布入り石膏ボード等を用いる。
下地材19の上面に床仕上げ材20が取付けられる。床仕上げ材20は、フローリング床材、カーペット、タイル、絨毯、石板、畳等により構成される。
間仕切壁3は、床板構成部14の下地材19上に載置されて下地材19に固定された床側ランナー31と、天井スラブ41に固定された天井側ランナー32と、間柱33と、壁板構成部34とにより構成される。
床側ランナー31、及び、天井側ランナー32は、例えば、長尺な方向と直交する方向に切断された断面が凹形状の長尺材により形成される。即ち、長尺な帯板状の基板35の両方の長辺縁より同じ方向に延長して当該基板に対して垂直な立ち上がり板36;37を備え、当該基板35と両方の立ち上がり板36;37とで囲まれた凹部を備える。
床側ランナー31は、凹部の開口を上に向けて下地材19上における複数の間柱33の下端の設置予定位置に配置されて下地材19に図外のスクリュー釘等の固定手段により固定される。天井側ランナー32は、凹部の開口を下に向けて天井スラブ41面における複数の間柱33の上端の設置予定位置に配置されて天井スラブ41にアンカーボルト38等の固定手段により固定される。
間柱33は、木製又は金属製の長尺材により形成される。間柱33は、下端部が床側ランナー31の凹部の開口を介して当該凹部内に位置され、上端部が天井側ランナー32の凹部開口を介して当該凹部内に位置されることによって、上下の床側ランナー31及び天井側ランナー32内に建て込まれる。間柱33は、床側ランナー31、及び、天井側ランナー32の延長方向において所定間隔隔てて複数本設置される。これら複数の間柱33の一方の面と各ランナー31;32の一方の立ち上がり板36の外面により構成された一方の壁下地面33a、及び、これら複数の間柱33の他方の面と各ランナー31;32の他方の立ち上がり板37の外面により形成された他方の壁下地面33bに対して、壁板構成部34が設けられる。
例えば、一方の壁下地面33aを覆うように複数の壁板2を設置して当該壁板2を間柱33にビス止め等で固定するとともに、他方の壁下地面33bを覆うように複数の壁板2を設置して当該壁板2を間柱33にビス止め等で固定することにより、壁板2;2が間柱33を挟んで対向するように配置されて隣り合う間柱33と間柱33との間に壁内空間6が形成される。尚、壁板2は、例えば、石膏ボードであり、この石膏ボードの表面にクロス、塗装等の壁仕上げ材2aが設けられて間仕切壁3の壁板構成部34が形成される。
壁板2の表面と床仕上げ材20の端面とが例えば数mm程度の隙間を隔てて離間するように構成され、壁板2の表面の下端部には、巾木50が設けられる。
天井構造4は、天井スラブ41に設けられた吊ボルト42と、吊ボルト42に取付けられた野縁受保持具としてのハンガー43、野縁受44、野縁取付具45、野縁46、野縁46に取付けられた天井ボード、化粧板等の天井板47を備えた構成であり、天井裏空間8は、天井スラブ41と天井板47との間の空間である。即ち、天井構造4は、天井スラブ41に埋設されたインサートナット48に吊ボルト42を締結して吊ボルト42を天井スラブ41より下方に突出するように設け、吊ボルト42にハンガー43を取付け、ハンガー43に野縁受44を取付け、野縁取付具45により野縁46を野縁受44に取付け、そして、野縁46の下に天井板47がビス等で取付けられて構成される。
以上説明した床構造1、間仕切壁3、天井構造4を備えた実施形態1の建物は、床施工を先行する床先行施工により構築された建物であり、当該建物において、床構造1の床板が基材18と下地材19とにより構成され、第1の通気部7は、間仕切壁3を支持すべく間仕切壁3の真下に配置されて床板を支持する複数の支持脚13と支持脚13との間の床板に形成された上下に貫通する床板貫通孔71と、間仕切壁3の間柱33の下端を床板に取付けるための間柱取付部材としての床側ランナー31の基板35に形成された貫通孔72とにより構成されたことによって、床下空間5と壁内空間6とを空気が流通可能なように連通させる構成を備えている。
尚、間仕切壁3を支持すべく間仕切壁3の真下に配置されて床板を支持する複数の支持脚としては、上述した支持脚13を用いてもよいが、例えば、図1;図2に示すようなシステム根太と呼ばれる根太の機能を備えた支持脚13Aを用いれば、少数で間仕切壁3のような重量構造物を支えることができて好ましい。当該支持脚13Aは、所定長さの根太材17aと根太材17aの長手方向の両方の端部にそれぞれ設けられた支持脚部とにより構成される。当該支持脚部は、床スラブに設置される防振ゴム15と、下部が防振ゴム15に取付けられた支柱16とにより形成される。支柱16の上部の外周面は雄ねじ部に形成される。根太材17aの端部には根太材17aの上下面に貫通する図外の貫通孔を備え、この貫通孔内には上下に貫通する筒体18gが設けられ、この筒体18gの内周面は雌ねじ部に形成される。即ち、当該防振ゴム15、支柱16、筒体18gは、上述した支持脚13の構成と同じものであり、当該支持脚13Aは、雄ねじ部の雄ねじと雌ねじ部の雌ねじとのねじ嵌合により根太材17aが支柱16;16に対して上下に移動可能に構成され、根太材17aの高さを調整可能である。このような支持脚13Aは根太材17aを備えて剛性が高いので、間仕切壁3のような重量構造物を支えることができる。
また、壁内空間6と天井裏空間8とを空気が流通可能なように連通させる第2の通気部9は、例えば、壁板2の上端と天井側ランナー31の立ち上がり板36;37の下端とを離すことにより、当該壁板2の上端と天井側ランナー31の立ち上がり板36;37の下端との間に形成された開口により構成される。尚、図示しないが、壁板2の上端を天井側ランナー31の立ち上がり板36;37の表面に位置させた構成の場合には、天井板47と天井側ランナー31の立ち上がり板36;37の下端との間に位置する壁板2に貫通孔を設けて、当該貫通孔により第2の通気部9を構成してもよい。
さらに、天井裏空間8と室内空間10とを空気が流通可能なように連通させる第3の通気部11は、例えば、図1に示すように天井板47に形成された貫通孔により構成されたり、あるいは、図示しないが天井板47の端面と壁板構成部34の表面との間に第3の通気部11として機能する隙間を設けることにより構成してもよい。
実施形態1の建物によれば、ある室内の床構造1の床板に床衝撃音が加わった場合に床下空間5で発生した圧力波が、ある室内の床下空間5、第1の通気部7、壁内空間6、第2の通気部9、天井裏空間8、第3の通気部11、室内空間10を経由して減衰するとともに、ある室内の床構造1の床板に床衝撃音が加わった場合に床下空間5で生じた圧力波が、ある室内の床下空間5から間仕切壁3の下の床下空間5を通過して間仕切壁3を隔てたある室内の隣の室内の床下空間5を経て減衰するので、床衝撃音低減性能に優れた建物を提供できる。
また、第1の通気部7が、床構造1の床板及び床側ランナー31に形成された貫通孔71;72により構成されたので、床衝撃音をより低減させることができる建物を床先行工法で構築でき、床を施工してから床上に壁を施工できることから施工が容易になるとともに、間仕切壁3の配置を変更することの容易な建物、所謂、フリープランに容易に対応可能な建物を提供できる。即ち、フリープランに容易に対応可能であるとともに床衝撃音をより低減させることができる建物を提供できる。
さらに、床板貫通孔71は、間仕切壁3の下方に位置された複数の支持脚13A(又は13)と支持脚13A(又は13)との間に位置する床板に形成されたので、間仕切壁3の重量を支持脚で支持できるとともに、第1の通気部7を形成できるようになる。
そして、床構造1の床板に床衝撃音が加わった場合に床下空間5で生じた圧力波を、間仕切壁3の壁内空間6を介して低減させることができる。
実施形態2
図3に示すように、壁内空間6と室内空間10とを空気が流通可能なように連通させる第2の通気部21を備えた構成としてもよい。当該通気部21は、例えば、壁板2及び壁仕上げ材2aに形成した貫通孔により形成すればよい。
当該通気部21は、実施形態1で説明した第2の通気部9、及び、第3の通気部11を設けずにこれらの代わりに設けるようにしてもよいし(図3参照)、実施形態1で説明した第2の通気部9、及び、第3の通気部11に加えて設けるようにしてもよい。
実施形態2の建物によれば、床構造1の床板に床衝撃音が加わった場合に床下空間5で発生した圧力波が、第1の通気部7、壁内空間6、第2の通気部21、室内空間10を経由して減衰するので、床衝撃音低減性能に優れた建物を提供でき、その他、実施形態1と同様な効果が得られる。
実施形態3
通気構成として、第1の通気部7及び第2の通気部9だけを備えた構成としてもよい。即ち、床構造1の床板に床衝撃音が加わった場合に床下空間5で発生した圧力波を壁内空間6及び天井裏空間8に逃がすが、室内空間10へは逃がさない構成としてもよい。
実施形態3の建物によれば、床構造1の床板に床衝撃音が加わった場合に床下空間5で発生した圧力波が、第1の通気部7、壁内空間6、第2の通気部9、天井裏空間8を経由して減衰するので、床衝撃音低減性能に優れた建物を提供でき、その他、実施形態1と同様な効果が得られる。
実施形態4
図4に示すように、間仕切壁3の下側の床板と室内空間10側の床板とを切り離して構成し、間仕切壁3の下側の床板の端面と室内空間10側の床板の端面とを数mm程度の隙間Hを隔てて離間するように構成した場合において、下部に例えば合成樹脂製の可撓性部材により形成された「ヒレ」と呼ばれる隙間覆い部材51を備えた巾木50を壁板2の表面の下端部に設け、隙間覆い部材51を床仕上げ材20の上面に接触させて前記隙間Hを巾木50の隙間覆い部材51で覆い隠すように構成した場合においては、第1の通気部7が無い場合には、床下空間5が密閉状態となるため、重量床衝撃音低減性能が低下するが、第1の通気部7を備えた場合には、床下空間5で発生した圧力波が第1の通気部7を経由して壁内空間6に抜けるため、重量床衝撃音低減性能が向上する。
尚、この場合、図1;図3に示した実施形態1;2のように、巾木50を床仕上げ材20の上面に接触しないように設けて、前記隙間Hを介して床下空間5と室内空間10とを空気が流通可能なように連通させる構成とすれば、床下空間5で発生した圧力波が前記隙間Hを経由して室内空間10に抜けるようにもなるため、重量床衝撃音低減性能がより向上する。
実施形態5
壁施工を床施工より先に行う、所謂、壁先行工法で構築された建物において、床下空間5に形成された壁構造の壁板2の下端が、図5に示すように、床スラブ12に固定された床側ランナー31の立ち上がり板36;37の表面を覆う位置まで設けられている場合には、床下空間5に形成された壁構造の壁板2を貫通するように形成された壁板貫通孔により第1の通気部7を形成したり、図示しないが、壁構造の壁板2の下端を、床仕上げ材20より下方で、かつ、床側ランナー31の立ち上がり板36;37の上端より上方に位置するように構成し、壁構造の壁板2の下端と床側ランナー31の立ち上がり板36;37の上端との間の開口により第1の通気部7を形成した構成としてもよい。
実施形態5によれば、床構造1の床板に床衝撃音が加わった場合に床下空間5で発生した圧力波が、第1の通気部7、壁内空間6、第2の通気部9、天井裏空間8、第3の通気部11、室内空間10を経由して減衰するので、床衝撃音低減性能に優れた建物を提供できる。
尚、壁先行工法で構築された建物においては、壁構造の壁板2の表面と床板構成部14の端面とが例えば数mm程度の隙間Hを隔てて離間するように構成される。この場合、実施形態4と同様に、巾木50の隙間覆い部材51を床仕上げ材20の上面に接触させて前記隙間Hを巾木50の隙間覆い部材51で覆い隠すように構成した場合においては、第1の通気部7が無い場合には、床下空間5が密閉状態となるため、重量床衝撃音低減性能が低下するが、第1の通気部7を備えた場合には、床下空間5で発生した圧力波が第1の通気部7を経由して壁内空間6に抜けるため、重量床衝撃音低減性能が向上する。また、巾木50を床仕上げ材20の上面に接触しないように設けて、前記隙間Hを介して床下空間5と室内空間10とを空気が流通可能なように連通させる構成とすれば、床下空間5で発生した圧力波が前記隙間Hを経由して室内空間10に抜けるようにもなるため、重量床衝撃音低減性能がより向上する。
実施形態6
図6に示すように、壁構造が例えばコンクリート躯体壁等の躯体壁60と当該躯体壁60と対向するように設けられた壁板2とで形成された二重壁であって、壁内空間6が躯体壁60の壁面61と壁板2との間の空間により形成された建物において、当該壁構造の下方に位置された複数の支持脚13と支持脚13との間に位置する床板に形成された床板貫通孔71、及び、床側ランナー31の基板35に形成された貫通孔72により第1の通気部7を形成した構成としてもよい。尚、前記壁板2は、躯体壁60の前側に配置されて床板に固定された床側ランナー31の凹部及び天井スラブ41に固定された天井側ランナー32の凹部に建て込まれた複数の下地柱62により形成された下地面64にビス等で取付けられ、壁板2の表面に壁仕上げ材2aが設けられて形成された壁は、ふかし壁と呼ばれる。
また、躯体壁60は、例えば、外壁、戸境壁である。
実施形態6によれば、床構造1の床板に床衝撃音が加わった場合に床下空間5で生じた圧力波が、例えば、第1の通気部7、二重壁の壁内空間6、第2の通気部9、天井裏空間8、第3の通気部11、室内空間10を経由して減衰するので、床衝撃音低減性能に優れた建物を提供できる。
また、躯体壁60壁面61と床板の端面とが例えば数mm程度の隙間Hを隔てて離間するように構成されれば、床下空間5で発生した圧力波が前記隙間Hを経由して壁内空間6に抜けるようにもなるため、重量床衝撃音低減性能がより向上する。
実施形態7
図7に示すように、壁構造が壁内空間6としてのパイプスペース90を形成する二重壁であり、当該壁構造の壁板2の下端が床側ランナー31の立ち上がり板36の表面を覆う位置まで設けられている構成においては、床下空間5に形成された壁板2を貫通するように形成された壁板貫通孔により第1の通気部7を形成した構成としてもよい。尚、この壁構造は、例えば、躯体壁60の前側に配置されて床スラブ12にアンカーボルト38等の固定手段により固定された床側ランナー31の凹部及び天井スラブ41にアンカーボルト38等の固定手段により固定された天井側ランナー32の凹部に建て込まれた複数の下地柱62により形成された下地面64に壁板2がビス等で取付けられ、壁板2の表面に壁仕上げ材2aが設けられて形成される。
実施形態7によれば、床構造1の床板に床衝撃音が加わった場合に床下空間5で生じた圧力波が、例えば、第1の通気部7、壁内空間6としてのパイプスペース90、第2の通気部9、天井裏空間8、第3の通気部11、室内空間10を経由して減衰するので、床衝撃音低減性能に優れた建物を提供できる。
実施形態8
図8に示すように、壁構造が収納部としてのクローゼット80の背壁板81と当該背壁板81と対向する間仕切壁3等の壁とで形成された二重壁であり、壁内空間6がクローゼット80の背壁板81と壁の壁面3fとの間の空間により形成され、当該壁内空間6の上部が室内空間10に開放された建物において、当該壁構造の壁内空間6の下方に位置された床板に形成された床板貫通孔により第1の通気部7を形成した構成としてもよい。
また、壁構造が収納部としてのキッチン収納の背壁板と当該背壁板と対向する外壁等の壁とで形成された二重壁の場合も同様に構成できる。
実施形態7によれば、床構造1の床板に床衝撃音が加わった場合に床下空間5で生じた圧力波が、例えば、第1の通気部7、クローゼットやキッチン収納等の収納部の背壁板と当該背壁板と対向する壁とで形成された二重壁の壁内空間6、室内空間10を経由して減衰するので、床衝撃音低減性能に優れた建物を提供できる。
実施形態9
図9;図10に建物の具体的構成例を示す。
即ち、間仕切壁3の壁内空間6の下方の床板、躯体壁60と当該躯体壁60と対向するように設けられた壁板2とで形成された二重壁の壁内空間6の下方の床板、クローゼット80の背壁板81と当該背壁板81と対向する間仕切壁3とで形成された二重壁の壁内空間6の下方の床板、のそれぞれに第1の通気部7を形成するとともに、間仕切壁3の壁内空間6と天井裏空間8とを連通させる第2の通気部9、二重壁の壁内空間6と天井裏空間8とを連通させる第2の通気部9を設け、かつ、天井板47に天井裏空間8と室内空間10とを連通させる第3の通気部11を設けた構成の建物とした。
実施形態9によれば、床構造1の床板に床衝撃音が加わった場合に床下空間5で生じた圧力波が、例えば、複数箇所の第1の通気部7、複数の壁内空間6、複数の第2の通気部9、天井裏空間8、複数の第3の通気部11、室内空間10を経由して減衰するので、床衝撃音低減性能に優れた建物を提供できる。
間柱取付部材として、ランナーの代わりに土台と呼ばれる木製の下地材を用いるようにしてもよい。この土台を用いた床先行工法で構築される建物の場合、床板に形成した床板貫通孔と土台に形成した土台貫通孔とで第1の通気部7を構成したり、土台と土台との間の床板に形成した床板貫通孔により第1の通気部7を構成すればよい。
1 床構造、2 壁板、3 間仕切壁(壁構造)、4 天井構造、5 床下空間、
6 壁内空間、7 第1の通気部、8 天井裏空間、9 第2の通気部、
10 室内空間、11 第3の通気部、13;13A 支持脚、15 防振ゴム、
60 躯体壁、71 床板貫通孔、80 クローゼット(収納部)、81 背壁板、
90 パイプスペース(壁内空間)。

Claims (8)

  1. 床スラブと、床スラブの上に所定の間隔で配置された防振ゴム付きの支持脚と、支持脚の上に形成された床板とを備えた床構造と、
    内側に空間を有した壁構造と、
    床構造の床下空間と壁構造の内側の空間である壁内空間とを空気が流通可能なように連通させる第1の通気部と、
    壁内空間と天井構造の天井裏空間とを空気が流通可能なように連通させるか、又は、壁内空間と室内空間とを空気が流通可能なように連通させる第2の通気部とを備えたことを特徴とする建物。
  2. 天井裏空間と室内空間とを空気が流通可能なように連通させる第3の通気部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の建物。
  3. 第1の通気部が、床構造の床板を貫通するように形成された床板貫通孔により構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の建物。
  4. 床板貫通孔は、壁構造の下方に位置された複数の支持脚と支持脚との間に位置する床板に形成されたことを特徴とする請求項3に記載の建物。
  5. 壁構造が間仕切壁であり、壁内空間が間柱を挟んで互いに対向するように設けられた壁板と壁板との間の空間により形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の建物。
  6. 壁構造が躯体壁と当該躯体壁と対向するように設けられた壁板とで形成された二重壁であり、壁内空間が躯体壁と壁板との間の空間により形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の建物。
  7. 壁構造が壁内空間としてのパイプスペースを形成する二重壁であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の建物。
  8. 壁構造が収納部の背壁板と当該背壁板と対向する壁とで形成された二重壁であり、壁内空間が背壁板と壁との間の空間により形成されたことを特徴とする請求項1に記載の建物。
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