JP2018035514A - 建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】居室や廊下などの生活空間から床下空間までの通気量を確保しやすい建物を提供する。【解決手段】建物10では、間仕切壁80に第一通気部102、104、106が設けられている。第一通気部102、104、106は、間仕切壁80が面する生活空間50(居室52、廊下54)と間仕切壁80の内部とを連通している。そして、間仕切壁80の内部には、第一通気部102、104、106で取り入れた空気の通り道となる隙間89が設けられている。さらに、この隙間89と床下空間40とを連通する第二通気部112が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、建物に関する。
特許文献1には、間仕切壁と幅木との間にスペーサを介在させ、これにより形成された間仕切壁と幅木との隙間を利用して室内空間から床下空間まで空気を送る技術が開示されている。
特開2012−21732号公報
しかしながら、上記技術では、間仕切壁と幅木との間に隙間を形成するため、間仕切壁から室内側へ幅木の突出量が大きくなり見栄えが悪くなることがある。また、見栄えを考慮して突出量を抑えると通気量を充分に確保できなくなる。
本発明は上記問題を考慮し、居室や廊下などの生活空間から床下空間までの通気量を確保しやすい建物を提供することを目的とする。
第1の態様に係る建物は、間仕切壁に設けられ、前記間仕切壁が面する生活空間と前記間仕切壁の内部とを連通する第一通気部と、前記間仕切壁の内部に設けられ、前記第一通気部で取り入れた空気の通り道となる隙間と、前記隙間と床下空間とを連通する第二通気部と、を備えている。
第1の態様に係る建物では、間仕切壁に第一通気部が設けられている。第一通気部は、間仕切壁が面する生活空間と間仕切壁の内部とを連通している。そして、間仕切壁の内部には、第一通気部で取り入れた空気の通り道となる隙間が設けられている。さらに、この隙間と床下空間とを連通する第二通気部が設けられている。
このため、居室や廊下などの生活空間の空気を、第一通気部によって間仕切壁の内部の隙間に取り入れることができ、さらに第二通気部によってこの隙間から床下空間に送ることができる。
このように、生活空間の空気を一旦、間仕切壁の内部に取り入れ、間仕切壁の内部の隙間を利用して空気を通し、床下空間に送ることができるので、生活空間から床下空間までの通気量の確保が容易である。
第2の態様に係る建物は、第1の態様に係る建物において、前記建物は、前記床下空間の空気を前記建物の外部へ強制的に排気する強制排気手段をさらに備えている。
第2の態様に係る建物では、床下空間の空気を建物の外部へ強制的に排気する強制排気手段が設けられているので、生活空間から間仕切壁の内部の隙間を介して建物の外部へ排出される空気の流れを積極的に作り出すことができる。
第3の態様に係る建物は、第1又は第2の態様に係る建物において、前記間仕切壁は、前記生活空間と面する壁仕上材を含んで構成されており、前記第一通気部は、前記壁仕上材の下部に形成された下部貫通孔と、通気孔を備えると共に前記下部貫通孔を前記生活空間側から隠すように固定された幅木と、を含んで構成されている。
第3の態様に係る建物では、間仕切壁が、生活空間と面する壁仕上材を含んで構成されている。そして、この壁仕上材の下部に貫通孔(下部貫通孔)が形成されており、この下部貫通孔を生活空間側から隠すように通気孔を備える幅木が固定されている。これら下部貫通孔と幅木とを含んで、生活空間と間仕切壁の内部とを連通する第一通気部が構成されている。
このように、貫通孔が壁仕上材の下部に形成されているので、通気孔を備える幅木により壁仕上材の貫通孔を隠すことができ、建物の見栄えを保つことができる。
第4の態様に係る建物は、第1の態様に係る建物において、前記間仕切壁は、前記生活空間と面する壁仕上材を含んで構成されており、前記第一通気部は、前記壁仕上材の上下方向中間部に形成された中間貫通孔と、通気孔を備えると共に前記中間貫通孔を前記生活空間側から隠すように固定された目隠部材と、を含んで構成されている。
第4の態様に係る建物では、貫通孔(中間貫通孔)が壁仕上材の上下方向中間部に形成されており、この中間貫通孔が第一通気部の一部を構成している。このため、第一通気部の通気量を確保しやすい。つまり、貫通孔が壁仕上材の下部に形成されている場合には、建物の見栄えを考慮すると、通常の幅木の上下寸法より小さな上下寸法の貫通孔しか設定できないのに対し、この態様では、比較的自由な寸法の貫通孔を設定することができる。
第5の態様に係る建物は、第4の態様に係る建物において、前記目隠部材は、前記中間貫通孔よりも上方に配置されると共に上面が物を載置できる載置面とされた載置部を含んで構成されている。
第5の態様に係る建物では、目隠部材が、中間貫通孔よりも上方に配置されると共に上面が物を載置できる載置面とされた載置部を含んで構成されている。つまり、目隠部材が、中間貫通孔を生活空間側から隠す役割だけでなく、小物などを置ける収納の役割をも果たしている。
以上説明したとおり、本発明に係る建物は、居室や廊下などの生活空間から床下空間までの通気量を確保しやすいという優れた効果を有する。
本実施形態に係る建物の要部である間仕切壁と一階床部を拡大して示す側断面図である。 図1の間仕切壁を示す分解斜視図である。 図1の幅木を拡大して示す斜視図である。 図1の突出部材を拡大して示す斜視図である。 本実施形態に係る建物を示す側断面図である。
以下、図1〜図5を用いて、本発明の一実施形態に係る建物10について説明する。
図5に示されるように、建物10は、基礎12と、基礎12の上方に設けられた生活部14と、を含んで構成されている。基礎12は、地盤18内にコンクリートを打設することにより構成されている。
基礎12の構造についてより具体的に説明すると、地盤18に沿った平面状のベース部22及びこのベース部22に対して直交する方向で建物上下方向上側へと突出した基礎立ち上がり部24が形成されている。基礎立ち上がり部24は、生活部14の一階床部70の外縁に沿うように設けられている。
基礎立ち上がり部24の建物内側面26には、基礎断熱材28が取り付けられている。この基礎断熱材28は、一例として板状に形成された樹脂系断熱材によって構成されている。基礎断熱材28は、上端部30が基礎立ち上がり部24の上端部32に対応すると共に下端部34が後述する防湿コンクリート42と当接するよう延設されている。
基礎立ち上がり部24と地盤18と生活部14(の一階床部70)とで囲まれた床下空間40には、防湿コンクリート42が敷設されている。この防湿コンクリート42は、床下空間40内における地盤18全体を覆うように敷設されている。
基礎立ち上がり部24には、板厚方向に貫通された排気口44が形成されている。この排気口44は、床下空間40における建物上下方向の略中央に形成されている。なお、この排気口44の位置に対応して基礎断熱材28にも貫通孔46が形成されている。
排気口44には、「強制排気手段」としての床下換気扇48が設けられている。この床下換気扇48は、内部に図示しないファンとモータが設けられており、床下空間40内の空気を屋外へと排出するように作動する。なお、床下換気扇48は、図示しない制御装置に配線によって接続されている。
生活部14は外壁58を備えている。外壁58によって建物10外部と生活空間50とが区画されている。また、外壁58で囲まれた生活部14の内部には、間仕切壁80が複数設けられており、これら間仕切壁80によって、外壁58で囲まれた生活部14の内部が、例えば居室52、廊下54などの個々の生活空間50ごとに区画されている。
〔要部〕
次に、図1〜図4を用いて、間仕切壁80、及び一階床部70について詳細に説明する。
図2には、間仕切壁80が分解斜視図にて示されている。図2に示されるように、間仕切壁80は、壁下地材としての木桟81と、壁仕上材86と、を含んで構成されている。
木桟81は、一対の間柱82、天板83及び底板84により枠状に形成されている。換言すると、木桟81は、上下方向に延びる一対の間柱82と、一対の間柱82の上端に架け渡された天板83と、一対の間柱82の下端に架け渡された底板84と、を含んで構成されている。そして、天板83と底板84との間において、複数(本実施形態では4つ)の横胴縁85が一対の間柱82に架け渡されている。天板83、底板84及び複数の横胴縁85は、上下方向を板厚方向とする平板状に形成されている。他方、間柱82は、横胴縁85が架け渡されている方向を板厚方向とする平板状に形成されている。
そして、木桟81の両側に一対の壁仕上材86が固定されることで、間仕切壁80が構成されている。壁仕上材86は、例えば石膏ボードと壁紙とから構成されている。
図1に示されるように、一階床部70は、床下地材74と、床下地材74の上に配置された床仕上材72と、床下地材の下に配置された床断熱材76と、を含んで構成されている。
床下地材74及び床断熱材76は、廊下54と居室52という、間仕切壁80により区画された2つの生活空間50に跨って設けられている。他方、床仕上材72は、廊下54の床面を構成する床仕上材72と、居室52の床面を構成する床下地材74と、が別々に設けられている。
別の説明をすると、床下地材74の上に間仕切壁80が設けられており、この間仕切壁80を避けて床仕上材72が設けられている。間仕切壁80を挟んで居室52側に居室用の床仕上材72が設けられ、間仕切壁80を挟んで廊下54側に廊下用の床仕上材72が設けられている。
(第一通気部)
居室52側の壁仕上材86の下部には、下部貫通孔86Aが形成されている。図2に示されるように、下部貫通孔86Aは、水平方向を長手方向とする略矩形の長孔とされている。
壁仕上材86のうち下部貫通孔86Aが形成された部分の居室52側には、幅木90が設けられている。幅木90は、床仕上材72と接触する高さに設けられており、下部貫通孔86Aを居室52側から隠している。
図1及び図3に示されるように、幅木90は、複数(本実施形態では3つ)の通気孔90Aを備えている。これにより、幅木90の通気孔90Aと、壁仕上材86の下部貫通孔86Aとが連通しており、居室52の空気を間仕切壁80の内部に取り入れることができるようになっている。
複数の通気孔90Aの各々は、互いに共通した水平方向を長手方向とする長孔とされ、上下方向に並べて設けられている。各々の通気孔90Aの貫通方向は、幅木90の板厚方向(つまり、水平方向)に対して傾斜して設けられており、通気孔90Aの居室52側が低くなると共に通気孔90Aの壁仕上材86側が高くなっている。これにより、居室52の幅木90と同じ高さ位置から幅木90を見た場合でも、通気孔90Aを介して下部貫通孔86Aが見えないようになっている。
以上説明した壁仕上材86の下部貫通孔86A及び幅木90が本発明の「第一通気部」(第一通気部102)に相当する。
(隙間)
間仕切壁80の内部には、一対の壁仕上材86に挟まれた部分に隙間89が形成されている。幅木90の通気孔90A、及び壁仕上材86の下部貫通孔86Aを通じて間仕切壁80の内部に取り入れられた空気は、この隙間89と通るようになっている。
(第二通気部)
図1に示されるように、木桟81の底板84には、上下方向に貫通する孔84Aが形成されている。さらに、一階床部70の一部を構成する床下地材74及び床断熱材76には、木桟81の底板84の孔84Aに対応する位置に、上下方向に貫通する孔74A、76Aが形成されている。これにより、間仕切壁80の内部の隙間89と床下空間40とが、底板84、床下地材74及び床断熱材76の孔84A、74A、76Aにより連通されている。これら底板84、床下地材74及び床断熱材76の孔84A、74A、76Aが、本発明の「第二通気部」(第二通気部112)に相当する。
(その他の第一通気部)
以上では、下部貫通孔86Aと幅木90とが本発明の「第一通気部」(第一通気部102)を構成している例を説明したが、本実施形態の建物10は、第一通気部102以外にも、第一通気部104、106を備えている。
図1及び図2に示されるように、廊下54側の壁仕上材86の上下方向中間部には、中間貫通孔86Bが形成されている。中間貫通孔86Bは、水平方向を長手方向とする矩形状とされており、その上下寸法が下部貫通孔86Aよりも大きく形成されている。
そして、壁仕上材86の中間貫通孔86Bが形成された部分の廊下54側には、「目隠部材」としてのガラリ92が設けられている。ガラリ92は、通気孔92Aを備えると共に中間貫通孔86Bを覆うように固定されており、中間貫通孔86Bを廊下54側から隠している。これら中間貫通孔86B及びガラリ92も、本発明の「第一通気部」(第一通気部104)に相当する。
また、図1及び図2に示されるように、居室52側の壁仕上材86の上下方向中間部には、中間貫通孔86Bが形成されている。中間貫通孔86Bは、水平方向を長手方向とする矩形状とされており、その上下寸法が下部貫通孔86Aよりも大きく形成されている。
そして、図1及び図4に示されるように、壁仕上材86のうち中間貫通孔86Bが形成された部分の居室52側には、「目隠部材」としての収納部材94が設けられている。収納部材94は、中間貫通孔86Bを居室52側から覆うと共に下方に開放された突出部材95と、突出部材95の下部に固定されたガラリ92と、を含んで構成されている。
図4に示されるように、突出部材95は、天壁95Tと、一対の側壁95Sと、前壁95Mと、を備えている。天壁95Tは、板厚方向を上下方向に向けた平板状であると共に中間貫通孔86Bよりも上方に配置されている。一対の側壁95Sは、板厚方向を水平方向かつ間仕切壁80に沿う方向に向けた平板状であると共に中間貫通孔86Bの左右に配置されている。前壁95Mは、壁仕上材86と平行な平板状とされ、天壁95T及び一対の側壁95Sの居室52側の端部を接続するように設けられている。図1に示されるように、突出部材95の上面(つまり、天壁95Tの上面95TU)は、その法線方向を上方に向けるように設けられており、小物などを置くことができるように構成されている。天壁95Tが本発明の「載置部」に相当する。
一対の側壁95Sの下端と前壁95Mの下端において、突出部材95は下方に開放されている。この開放された部分には、ガラリ92が取付けられている。なお、図4では、分解された状態で示している。
以上のように構成されているので、居室52の空気を、ガラリ92を通じて突出部材95の内部に導き、中間貫通孔86Bを介して間仕切壁80の内部に取り入れることができるようになっている。よって、中間貫通孔86B、突出部材95及びガラリ92も、本発明の「第一通気部」(第一通気部106)に相当する。
なお、図1において、中間貫通孔86Bよりも下方に位置する横胴縁85には、上下方向に貫通する孔(図示省略)が形成されており、中間貫通孔86Bを介して取り入れた空気を間仕切壁80の内部において下方へ送ることができるようになっている。
<作用効果>
次に、本実施形態の建物10の作用及び効果について説明する。
本実施形態に係る建物10では、間仕切壁80に第一通気部102、104、106が設けられている。第一通気部102、104、106は、間仕切壁80が面する生活空間50(居室52、廊下54)と間仕切壁80の内部とを連通している。そして、間仕切壁80の内部には、第一通気部102で取り入れた空気の通り道となる隙間89が設けられている。さらに、この隙間89と床下空間40とを連通する第二通気部112が設けられている。
このため、生活空間50の空気を、第一通気部102、104、106によって間仕切壁80の内部の隙間89に取り入れることができ、さらに第二通気部112によってこの隙間89から床下空間40に送ることができる。
このように、生活空間50の空気を一旦、間仕切壁80の内部に取り入れ、間仕切壁80の内部の隙間89を利用して空気を通し、床下空間40に送ることができるので、生活空間50から床下空間40までの通気量の確保が容易である。
また、図5に示されるように、本実施形態に係る建物10では、床下空間40の空気を建物10の外部へ強制的に排気する強制排気手段(床下換気扇48)が設けられているので、生活空間50から間仕切壁80の内部の隙間89を介して建物10の外部へ排出される空気の流れを積極的に作り出すことができる。
また、本実施形態に係る建物10では、間仕切壁80が、生活空間50と面する壁仕上材86を含んで構成されている。そして、この壁仕上材86の下部に貫通孔(下部貫通孔86A)が形成されており、この下部貫通孔86Aを生活空間50(居室52)側から隠すように通気孔90Aを備える幅木90が固定されている。つまり、これら下部貫通孔86Aと幅木90とを含んで、生活空間50と間仕切壁80の内部とを連通する第一通気部102が構成されている。
このように、貫通孔が壁仕上材86の下部に形成されているので、通気孔90Aを備える幅木90により壁仕上材86の貫通孔(下部貫通孔86A)を隠すことができ、建物10の見栄えを保つことができる。
また、本実施形態に係る建物10では、貫通孔(中間貫通孔86B)が壁仕上材86の上下方向中間部に形成されており、この中間貫通孔86Bが第一通気部104、106の一部を構成している。このため、第一通気部104、106の通気量を確保しやすい。つまり、貫通孔が壁仕上材86の下部に形成されている場合には、建物10の見栄えを考慮すると、通常の幅木の上下寸法より小さな上下寸法の貫通孔(下部貫通孔86A)しか設定できないのに対し、第一通気部104、106では、比較的自由な寸法の貫通孔(中間貫通孔86B)を設定することができる。
また、本実施形態に係る建物10では、「目隠部材」としての収納部材94が、中間貫通孔86Bよりも上方に配置されると共に上面95TUが物を載置できる載置面とされた載置部(天壁95T)を含んで構成されている。つまり、目隠部材が、中間貫通孔86Bを生活空間50側から隠す役割だけでなく、小物などを置ける収納の役割をも果たしている。
〔上記実施形態の補足説明〕
なお、上記実施形態では、図3に示されるように、水平方向を長手方向とする長孔の通気孔90Aが複数設けられた幅木90を一例として説明したが、本発明の「通気孔を備える幅木」はこれに限定されない。例えば、1つの大きな通気孔が形成されており、この通気孔を覆うようにガラリが取付けられた幅木であってもよい。また勿論、上記実施形態のように、長孔形状の通気孔が複数設けられた幅木を樹脂で一体的に形成したものであってもよい。
また、上記実施形態では、幅木90と同じ高さ位置から幅木90を見た場合に通気孔90Aを介して下部貫通孔86Aが見えないように、通気孔90Aが構成されている例を説明したが、本発明はこれに限定されない。
また、上記実施形態では、壁仕上材86に形成された貫通孔が、該壁仕上材86の下部又は上下方向中間部に設けられていた例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、壁仕上材86の上部に貫通孔が形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、一階床部70が床断熱材76を含んで構成されていた例を説明したが、本発明はこれに限定されない。また、上記実施形態では、建物10に「強制排気手段」としての床下換気扇48が設けられている例を説明したが、本発明はこれに限定されない。また、上記実施形態では、居室52又は廊下54の空気を間仕切壁80の内部に取り入れるための第一通気部102、104、106を説明したが、本発明はこれに限定されない。「生活空間」の空気を間仕切壁の内部に取り入れるための通気部であれば本発明の「第一通気部」に含まれる。ここで「生活空間」とは、居室、廊下、洗面所、玄関など建物内で人が通常利用する空間を意味する。
10 建物
40 床下空間
48 床下換気扇(強制排気手段)
50 生活空間
52 居室(生活空間)
54 廊下(生活空間)
74A 孔(第二通気部)
76A 孔(第二通気部)
84A 孔(第二通気部)
80 間仕切壁
86 壁仕上材
86A 下部貫通孔
86B 中間貫通孔
89 隙間
90 幅木
90A 通気孔
92 ガラリ(目隠部材)
92A 通気孔
94 収納部材(目隠し部材)
95 突出部材
95T 天壁(載置部)
95TU 上面(載置面)
102 第一通気部
104 第一通気部
106 第一通気部
112 第二通気部

Claims (5)

  1. 間仕切壁に設けられ、前記間仕切壁が面する生活空間と前記間仕切壁の内部とを連通する第一通気部と、
    前記間仕切壁の内部に設けられ、前記第一通気部で取り入れた空気の通り道となる隙間と、
    前記隙間と床下空間とを連通する第二通気部と、
    を備えた建物。
  2. 前記建物は、前記床下空間の空気を前記建物の外部へ強制的に排気する強制排気手段をさらに備えている、
    請求項1記載の建物。
  3. 前記間仕切壁は、前記生活空間と面する壁仕上材を含んで構成されており、
    前記第一通気部は、
    前記壁仕上材の下部に形成された下部貫通孔と、
    通気孔を備えると共に前記下部貫通孔を前記生活空間側から隠すように固定された幅木と、
    を含んで構成されている、
    請求項1又は請求項2に記載の建物。
  4. 前記間仕切壁は、前記生活空間と面する壁仕上材を含んで構成されており、
    前記第一通気部は、
    前記壁仕上材の上下方向中間部に形成された中間貫通孔と、
    通気孔を備えると共に前記中間貫通孔を前記生活空間側から隠すように固定された目隠部材と、
    を含んで構成されている、
    請求項1記載の建物。
  5. 前記目隠部材は、前記中間貫通孔よりも上方に配置されると共に上面が物を載置できる載置面とされた載置部を含んで構成されている、
    請求項4記載の建物。
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