JP2015129611A - 住宅換気システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】住宅換気システムは、室内空間H1の天井面を構成する天井材3と、天井材3の上方に形成された天井裏空間4と、壁2と天井材3の取合部に設けられた廻縁5と、室内空間H1の床面を構成する床材6と、床材6の下方に形成された床下空間7と、壁2と床材6の取合部に設けられた巾木8と、屋外Sと天井裏空間4とを連通する給気口9と、天井裏空間4と室内空間H1とを連通する第1通気口10と、室内空間H1と床下空間7とを連通する第2通気口11と、床下空間7の空気を屋外Sへ排出する排気手段12とを備える。廻縁5は、天井材3に対し隙間G1を空けた状態で配置される。巾木8は、床材6に対し隙間G2を空けた状態で配置される。第1通気口10は、廻縁5の直上に形成される。第2通気口11は、巾木8の直下に形成される。
【選択図】図1
Description
また、屋外で発生した音が給気口から居室へ直接伝播する一方、居室で発生した音が給気口から屋外へ直接伝播するので、屋内外間の遮音性が悪かった。
また、居室や非居室で発生した音がアンダーカットを通って別の居室や非居室へ漏れやすいので、住宅内の遮音性が悪かった。
なお、このような問題は、アンダーカットの他に、ガラリ等を用いた場合にも共通して当てはまる問題である。
また、屋外で発生した音は、給気口から天井裏空間を通って室内空間へ伝播する一方、室内空間で発生した音は、天井裏空間を通って給気口から屋外へ伝播する。これにより、屋内外で発生した音は、天井裏空間で減衰されるので、屋内外間の遮音性を向上させることができる。
また、アンダーカット等を縮小乃至省略できるので、室内空間で発生した音がアンダーカット等を通って別の室内空間へ漏れ難くなり、住宅内の遮音性を向上させることができる。
本実施形態では、室内空間H1は、2つの居室H2と、居室H2同士の間に配置された2つの非居室H3,H4とで構成されている。また、非居室H3は、サニタリールーム(例えば浴室、洗面室、トイレ等)であり、非居室H4は、廊下である。なお、図1中の実線矢印は、空気の流れを示している。
スラブ1は、住宅Hを含む建物の躯体の一部である。スラブ1は、床下空間7の底面を構成している。
壁2は、室内空間H1の周囲を囲う部材である。壁2には、スラブ1の上面に連設された外壁2aと、床材6の上に設置され室内空間H1同士を区画する間仕切り壁2bと、住戸同士を区画する戸境壁(図示省略)とが含まれている。外壁2aは、建物の躯体である。居室H2に面する間仕切り壁2bには、扉2cが開閉可能にそれぞれ設けられている。
天井材3は、室内空間H1の天井面を構成する部材である。非居室H3側の天井材3には、上下方向に貫通する排気口3aが形成されている。
天井裏空間4は、天井材3と上階スラブ14との間に形成された空間である。天井裏空間4は、図1においては、2つの仕切部材4aによって、2つの給気経路4bと1つの収容空間4cとに区画されている。仕切部材4aは、間仕切り壁2bに沿って設けられている。仕切部材4aは、第1通気口10に対し空気流れ方向の下流側に設けられ、第1通気口10へ空気を導く機能も備える。給気経路4bは、居室H2の上方に配置されている。給気口9から流入した空気は、給気経路4bに供給され、第1通気口10を通って居室H2に流入する。収容空間4cは、非居室H3,H4の上方に配置されている。
廻縁5は、壁2と天井材3の取合部を装飾する部材である。廻縁5は、壁2と天井材3の取合部に沿って壁2に取り付けられている。廻縁5については、後に詳しく説明する。
床材6は、室内空間H1の床面を構成するとともに、床下空間7の上面を構成する部材である。床材6は、複数の支持脚6aを介して、スラブ1に対し上方に離間して配置されている。つまり、住宅Hの床は、二重床で構成されている。
床下空間7は、スラブ1と床材6との間に形成された空間である。床下空間7には、居室H2の空気が第2通気口11を介して導入される。
巾木8は、壁2と床材6の取合部を装飾する部材である。巾木8は、扉2cの設置箇所を除く、壁2と床材6の取合部に沿って壁2に取り付けられている。巾木8については、後に詳しく説明する。
給気口9は、屋外Sの空気を天井裏空間4へ取り込むための貫通孔である。給気口9は、外壁2aを水平方向に貫通して形成されている。外壁2aの外面には、フード9aが給気口9の室外側開口部を覆うように取り付けられている。フード9aの下側開口部には、異物の流入を防ぐためのフィルタ9bが設けられている。フィルタ9bは、例えば細かい網目のネット等で構成されている。なお、給気口9は、複数設けられてもよい。
第1通気口10は、天井裏空間4の空気を居室H2へ導くための貫通孔である。第1通気口10は、居室H2側の天井材3を上下方向に貫通して形成されている。第1通気口10は、外壁2aに対向する間仕切り壁2bに隣接して設けられている。つまり、第1通気口10は、居室H2において、給気口9を有する外壁2aから離れた間仕切り壁2bの上端に沿って設けられている。第1通気口10については、後に詳しく説明する。
第2通気口11は、居室H2の空気を床下空間7へ導くための貫通孔である。第2通気口11は、居室H2側の床材6を上下方向に貫通して形成されている。第2通気口11は、給気口9を有する外壁2aに隣接して設けられている。つまり、第2通気口11は、居室H2において、第1通気口10から最も遠い位置に設けられている。第2通気口11については、後に詳しく説明する。
排気手段12は、床下空間7及び非居室H3の空気を屋外Sへ排出するための手段である。排気手段12は、第1排気ダクト12aと、第2排気ダクト12bと、排気ファン12cとで構成されている。
第1排気ダクト12aは、非居室H3,H4同士を区画する間仕切り壁2bの内部に設置されている。第1排気ダクト12aは、上下方向に延設されている。第1排気ダクト12aの下端は、床下空間7に開口している。第1排気ダクト12aの上端は、収容空間4cの第2排気ダクト12bに連通している。第1排気ダクト12aは、床下空間7の空気を天井裏空間4側へ導く役割を担っている。
給気口9から流入した空気は、天井裏空間4の給気経路4b全体に拡散しつつ、第1通気口10、隙間G1の順に流れた後、居室H2へ導入される。このとき、給気経路4bを流れる空気は、仕切部材4aにより第1通気口10へ導かれやすくなる。
居室H2へ導入された空気は、居室H2全体に拡散しつつ、隙間G2及び第2通気口11へ向けて流れる。
そして、床下空間7が負圧となるので、居室H2の空気は、隙間G2、第2通気口11の順に流れた後、床下空間7へ導入される。
1 スラブ
2 壁
2a 外壁
2b 間仕切り壁
3 天井材
4 天井裏空間
4a 仕切部材
4b 給気経路
4c 収容空間
5 廻縁
6 床材
7 床下空間
8 巾木
9 給気口
10 第1通気口
11 第2通気口
12 排気手段
12a 第1排気ダクト
12b 第2排気ダクト
12c 排気ファン
15 炭袋(炭)
G1,G2 隙間
H1 室内空間
H2 居室
H3,H4 非居室
S 屋外
Claims (3)
- 室内空間の天井面を構成する天井材と、
前記天井材の上方に形成された天井裏空間と、
壁と前記天井材の取合部に設けられ、当該壁に取り付けられた廻縁と、
前記室内空間の床面を構成する床材と、
前記床材の下方に形成された床下空間と、
壁と前記床材の取合部に設けられ、当該壁に取り付けられた巾木と、
屋外と前記天井裏空間とを連通する給気口と、
前記天井裏空間と前記室内空間とを連通する第1通気口と、
前記室内空間と前記床下空間とを連通する第2通気口と、
前記床下空間の空気を前記屋外へ排出する排気手段と、を備えた住宅換気システムであって、
前記廻縁は、前記天井材に対し隙間を空けた状態で配置され、
前記巾木は、前記床材に対し隙間を空けた状態で配置され、
前記第1通気口は、前記廻縁の直上に形成されており、
前記第2通気口は、前記巾木の直下に形成されていることを特徴とする住宅換気システム。 - 前記給気口は、外壁に設けられ、
前記第1通気口は、前記外壁に対向する壁に隣接して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の住宅換気システム。 - 前記天井裏空間には、仕切部材によって、前記給気口から流入した空気を前記第1通気口へ導く給気経路が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の住宅換気システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014001549A JP2015129611A (ja) | 2014-01-08 | 2014-01-08 | 住宅換気システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014001549A JP2015129611A (ja) | 2014-01-08 | 2014-01-08 | 住宅換気システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015129611A true JP2015129611A (ja) | 2015-07-16 |
Family
ID=53760459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014001549A Pending JP2015129611A (ja) | 2014-01-08 | 2014-01-08 | 住宅換気システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2015129611A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018035514A (ja) * | 2016-08-29 | 2018-03-08 | トヨタホーム株式会社 | 建物 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0294909A1 (en) * | 1987-06-12 | 1988-12-14 | Agricultural Engineering Manufacturing Holding B.V. | Ceiling for livestock sheds or the like |
JPH05321389A (ja) * | 1992-05-27 | 1993-12-07 | Iida Kenchiku Sekkei Jimusho:Kk | 住宅における天井構造 |
JP2000329373A (ja) * | 1999-05-18 | 2000-11-30 | Sadayoshi Tanaka | 下方向の換気および上方向の換気が可能な建物ならびにその建物の冷暖房方法 |
JP2007322008A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Nohara Sangyo Co Ltd | 床下調湿空調システム |
JP2009236387A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Asahi Kasei Homes Co | 建物の換気システム |
-
2014
- 2014-01-08 JP JP2014001549A patent/JP2015129611A/ja active Pending
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