JPH0547736U - 床上収納空間の換気構造 - Google Patents

床上収納空間の換気構造

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JPH0547736U
JPH0547736U JP10659591U JP10659591U JPH0547736U JP H0547736 U JPH0547736 U JP H0547736U JP 10659591 U JP10659591 U JP 10659591U JP 10659591 U JP10659591 U JP 10659591U JP H0547736 U JPH0547736 U JP H0547736U
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JP
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floor
storage space
ventilation
space
ventilation structure
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JP10659591U
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Inventor
美宏 大塚
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美宏 大塚
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 床上収納空間内の除湿,悪臭除去を能率良く
行ない、カビ・ダニ等の発生を抑制することのできる、
床上収納空間の換気構造を提供すること。 【構成】 床上収納空間1内の床面5に排気孔6を設け
て床面5よりも下方位置に排気ファン7を設ける。床面
5上には、床面5との間に通気空間12を確保した上方
に収納物品の載置面が形成されるよう載置台10を設
け、収納空間1内から排気孔6を通じて、床下空間15
へ空気を排出し、収納空間1内部だけでなく床下空間1
5にも空気の流れを生起させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、一般住宅,学校,体育館等種々の地上建築物における床上収納空間 の換気構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般住宅に限らず種々の建築物における床上収納空間は一般的に狭く、しかも 普段閉め切っている場合が多いので、空気が淀みカビや悪臭が発生することが多 かった。 特に、一般住宅においては、湿気を含んだ布団類を収納する場合が多いので押 入等の収納空間は湿度も高くなりがちでダニ等が発生・繁殖し小児ぜんそく等の 要因ともなっていた。
【0003】 そこで、上記した問題点を解消せんとするため、押入内に換気扇を配して収納 空間内に空気の流れを生起させたり、押入用除湿剤等で除湿したりしていた。
【0004】 しかしながら、押入内換気扇では収納空間内の空気を循環させるだけで湿度や 悪臭を除去することはできない。又、除湿剤では所定の使用期間毎に取替えて使 用せねばならないという問題があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記した問題に鑑みてなされたものであり、その課題は床上収納空間 内の除湿,悪臭除去を能率良く行ない、カビ・ダニ等の発生を抑制することので きる、床上収納空間の換気構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決した本考案の要旨は、 1) 床上収納空間の床面の所定位置に床下空間と連通する排気孔を設け、同排 気孔の床面より下方位置に排気ファンを設け、床面上には床面との間に通気空間 を確保した上方に収納物品を載置する載置面を形成する載置台を設け、同載置面 に収納空間と通気空間とを連通する通気口を設けたことを特徴とする床上収納空 間の換気構造 2) 排気孔を開閉する電動シャッターを備えたことを特徴とする請求項1記載 の床上収納空間の換気構造 3) 収納空間を分割する中間棚に上下空間を連通する通気口を設けたことを特 徴とする請求項1又は2記載の床上収納空間の換気構造 4) 簀子状の載置台をもって載置面を形成することを特徴とする請求項1乃至 3のいずれかに記載の床上収納空間の換気構造 5) 排気ファンが載置台の載置面下方に取付けられたことを特徴とする請求項 1乃至4のいずれかに記載の床上収納空間の換気構造 にある。
【0007】
【作用】
本考案にかかる床上収納空間の換気構造では、収納空間の床面に床下空間と連 通する排気孔を設け、同排気孔の床面より下方位置に排気ファンを設け、しかも 収納する物品を載置するための載置面を床面よりも上方に形成して通気空間を確 保しており、該載置面には収納空間と通気空間とを連通する通気口を設けてある ので、収納空間内に発生した湿気は該通気口から通気空間へと流入し、排気ファ ンでもって強制排気されることになる。 従って、収納空間内には収納した物品を取巻くように空気が流れ淀むことがな いので、カビ・ダニ等の発生を抑制することができ、悪臭の発生原因を除去する ことにもなる。
【0008】 又、排気孔を開閉する電動シャッターを備えることによって、床下からの害虫 の侵入や湿気・悪臭の進入を防ぐことができる。 又、収納空間を分割する中間棚がある場合にも、該中間棚に上下空間を連通す る通気口を設けておくことによって効率良く収納空間内の換気をすることができ る。 又、収納する物品を載置する載置面を形成する際に簀子状の載置台をもってす れば、極めて容易に載置面を形成でき大変実用的である。
【0009】 さらに、本考案によれば、床下に強制排気をすることによって、床下部にも空 気の流れを生起することとなり、床下の家屋基礎部分の湿気を除去してシロアリ 等の繁殖を抑制し、又湿気による部材の腐朽を防ぐことができる。
【0010】
【実施例】
実施例については、以下の図面に基づき説明する。図1は実施例を示す断面説 明図、図2は載置台の例を示す平面図、図3は図2のA−A断面図、図4は空気 の流れを示す配置図、図5は載置台の例を示す斜視図である。
【0011】 本実施例の床上収納空間1は中間棚2によって上下に仕切られている。中間棚 2には通気口3が設けてあってステンレス製格子フレーム4が嵌装されている。 床面5には中央部に排気孔6が設けられ、排気ファン7を床面5よりも下方位置 に取付けている。排気孔6の吸気側にはステンレス網8,排気側には電動シャッ ター9が取付けられている。床面5上には図2に示すような簀子状の載置台10 が配してあり、脚11によって載置台10と床面5との間に通気空間12を確保 している。
【0012】 収納空間1内の空気は中間棚2の通気口3を通り、載置台10の板材13間の 隙間14及び外側を通り、通気空間12から床下空間15へと排気される。そし て、床下空間15への排気流によって床下に図3に示す如く空気の流れを生起さ せる。このとき、床下布基礎16に換気口17を設け、強制排気ファン18を取 付ければ一層効果的である。
【0013】 又、排気ファンは床面固定でなくとも載置台固定でもよく、その作動にはタイ マーを取付けて所定時間毎に作動するようにしてもよいし、必要に応じて手動で 、或いは所定温度・所定湿度に達したら作動するようセンサーを備えて作動させ ることもできる。何れにしても排気ファン停止中にはシャッターが閉じるよう構 成しておくことが望ましい。又、排気ファンとしては軸流式でもシロッコ式でも よい。更に、載置台は簀子状でなくとも図5に示す通気口19を設けた載置台2 0のような構造でもよい。 又、脚部を有する押入収納庫等を収納する場合には載置台を取去ることもでき る。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、床上収納空間内を効率良く換気すること ができるので、収納空間中に空気を淀ませず、高温・多湿となることを防ぐこと ができ、カビ・ダニ等の発生・繁殖を抑制できる。それに伴い、塵埃や悪臭も除 去できる。更に、床下空間にも空気の流れを生起できるので床下の湿気除去も同 時に行なえ、家屋基礎部分の腐朽やシロアリ等の繁殖を抑制することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す断面説明図である。
【図2】載置台の例を示す平面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】空気の流れを示す配置図である。
【図5】載置台の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 収納空間 2 中間棚 3 通気口 4 格子フレーム 5 床面 6 排気孔 7 排気ファン 8 ステンレス網 9 シャッター 10 載置台 11 脚 12 通気空間 13 板材 14 隙間 15 床下空間 16 布基礎 17 換気口 18 排気ファン 19 通気口 20 載置台

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床上収納空間の床面の所定位置に床下空
    間と連通する排気孔を設け、同排気孔の床面より下方位
    置に排気ファンを設け、床面上には床面との間に通気空
    間を確保した上方に収納物品を載置する載置面を形成す
    る載置台を設け、同載置面に収納空間と通気空間とを連
    通する通気口を設けたことを特徴とする床上収納空間の
    換気構造。
  2. 【請求項2】 排気孔を開閉する電動シャッターを備え
    たことを特徴とする請求項1記載の床上収納空間の換気
    構造。
  3. 【請求項3】 収納空間を分割する中間棚に上下空間を
    連通する通気口を設けたことを特徴とする請求項1又は
    2記載の床上収納空間の換気構造。
  4. 【請求項4】 簀子状の載置台をもって載置面を形成す
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    床上収納空間の換気構造。
  5. 【請求項5】 排気ファンが載置台の載置面下方に取付
    けられたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
    記載の床上収納空間の換気構造。
JP10659591U 1991-11-29 1991-11-29 床上収納空間の換気構造 Pending JPH0547736U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09195494A (ja) * 1996-01-24 1997-07-29 Natl House Ind Co Ltd 押入換気構造
JP2008255727A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Asahi Kasei Homes Kk 建材の含有水分の除去方法
JP2018035514A (ja) * 2016-08-29 2018-03-08 トヨタホーム株式会社 建物

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