JP2662924B2 - 地下室の脱臭・除湿構法及び構造 - Google Patents

地下室の脱臭・除湿構法及び構造

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JP2662924B2
JP2662924B2 JP5076306A JP7630693A JP2662924B2 JP 2662924 B2 JP2662924 B2 JP 2662924B2 JP 5076306 A JP5076306 A JP 5076306A JP 7630693 A JP7630693 A JP 7630693A JP 2662924 B2 JP2662924 B2 JP 2662924B2
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ventilation
floor
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守彌 新井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下室特有の湿気及び
臭気を除去する様にした地下室の脱臭・除湿構法及び脱
臭・除湿構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、地下室は通常密閉状態で室内空気
がカビ臭く成ったり、コンクリート面から臭気及び湿気
が発生することによって、地下室特有の臭気及び湿気が
室内に充満するため、換気扇等を配設して内部空気の換
気を行う様にしているが、かかる強制除去手段は、使用
者が地下室に居る間だけ一時的に作動させて室内環境を
改善することを目的としているため、使用者の不在時密
閉状態下で発生する臭気及び湿気には何ら対応出来ず、
よって換気扇等の強制除去手段では地下室の室内環境を
改善出来ない欠点を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、脱臭及び除
湿作用を地下室の床部、周壁部又は天井部に具備させる
ことにより、脱臭及び除湿効果の向上を図った地下室の
脱臭・除湿構法及び構造を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、換気扇等の強制除去手段では地下室特有の臭
気及び湿気を除去出来ない課題に鑑み、地下室の床部又
は周壁部の内装材とコンクリート面間に粒状の脱臭・除
湿材を収容すると共に、内装材の一部を通気板とした
り、底部に通気孔を設けた受皿部と、該受皿部の開口側
に配設した通気蓋間に脱臭・除湿材を収容して成る脱臭
・除湿ユニットを地下室の天井部に組み込むことによっ
て、脱臭・除湿材が有する臭気及び湿気に対する吸着作
用で、コンクリート面及び地下室内に発生する臭気及び
湿気を除去する様にして上記欠点を解消せんとしたもの
である。
【0005】
【作用】本発明にあっては、コンクリート面から発生す
る臭気及び湿気は脱臭・除湿材に吸着されて地下室内に
到達せず、又室内空気中の臭気及び湿気は通気板を通過
して脱臭・除湿材に吸着される。
【0006】又、地下室の天井部の脱臭・除湿ユニット
では、地下室内の空気中の臭気及び湿気は、受皿部の通
気孔から内部に侵入して脱臭・除湿材に吸着され、又地
下室側と、その上の1階部側の空気は脱臭・除湿ユニッ
トを通過して反対側へ流通する。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、1は本発明に係る地下室の脱臭・除湿構造であ
り、地下室2の床スラブ3又は周壁部4のコンクリート
面5上に下地材6、6a…を並設すると共に、該下地材
6、6a…上に、内装板7、7a…と通気部8、8a…
を貫設した通気板9、9a…を組み合わせた内装部10
を形成し、該内装部10とコンクリート面5の間に粒状
脱臭・除湿材11、1a…を収容して脱臭・除湿構造
1と成している。
【0008】又、床スラブ3のコンクリート面5上に並
設した下地材6、6a…は、コンクリート面5上に直接並
設した転ばし根太であったり、コンクリート面5上に並
設した大引上に載架固定した根太であったり、或いはコ
ンクリート面5上に規則的に立設した束上に載架固定し
た大引上に更に載架固定した根太であり、又周壁部4の
コンクリート面5上に並設した下地材6、6a…は縦横方
向に格子状に組んだ胴縁である。
【0009】又、通気板9、9a…は、矩形枠12内に
架設した桟木13、13a…間を通気部8、8a…と成
したものであったり、矩形枠12内の縦横両方向に架設
した縦横桟木14、14a…、15、15a…間を通気
部8、8a…と成した格子枠状のものであったり、或い
は規則的に貫設された小孔16、16a…を通気部8、
8a…と成したパンチングボード状のものであり、又脱
臭・除湿材11、1a…は木質炭、その他脱臭及び除湿
作用を有する粒状物質とし、密目網袋等の袋体(図示せ
ず)に充填しても良い。
【0010】又、地下室2の天井部17である1階部の床
部18における脱臭・除湿構造1について説明すると、19
は天井部17の適宜位置に組み込んだ脱臭・除湿ユニット
であり、開口周縁部外方に掛止鍔部20を水平突設すると
共に、底部に多数の通気孔21、21a …を規則的に貫設し
て成る四角型の受皿部22、該受皿部22の開口側に配設す
る通気部23、23a …を設けた通気蓋24、及び受皿部21と
通気蓋24の間に収納した脱臭・除湿材25、25a …により
脱臭・除湿ユニット19を構成している。
【0011】尚、通気蓋24は通気板9、9a…と同構成で
同パターンのものであるため、図面で説明することを省
略する。
【0012】次に、本発明に係る地下室の除湿構法につ
いて説明すると、先ず床スラブ3又は周壁部4のコンク
リート面5上に下地材6、6a…を並設し、床スラブ3で
あれば下地材6、6a…間の床スラブ3上に脱臭・除湿材
11、11a …を敷き詰める様に収容し、周壁部4であれば
下地材6、6a…間に収容した後、下地材6、6a…上にお
いて通気板9、9a…の載置部を除く部分に内装板7、7a
…を張り付けると共に、上記載置部に通気板9、9a…を
嵌め込んで、脱臭・除湿作用を有する地下室2の床部又
は内壁部を構築する。
【0013】又、地下室2の天井部17における脱臭・除
湿構造1aは、脱臭・除湿ユニット19の組付け位置におけ
る床部18の下地材26である根太27、27a …及び該根太2
7、27a …間に架設された補助根太28、28a により取付
枠29を形成し、該取付枠29以外の下地材26に1階の床材
である仕上げ材30を敷き詰めると共に、取付枠29の上方
から脱臭・除湿ユニット19を嵌め込み、掛止鍔部20を取
付枠29に固定又は載置して脱臭・除湿ユニット19を床部
18に組み込んで、脱臭・除湿作用を有する地下室2の天
井部17を構築する。
【0014】次に、本発明に係る地下室の脱臭・除湿構
造の作用について説明すると、コンクリート面5から発
生する臭気及び湿気は、その内側の脱臭・除湿材11、11
a …に吸着されて地下室2内に到達せず、又地下室2内
の空気中の臭気及び湿気は通気板9の通気孔8、8a…を
通過して、コンクリート面5と内装部10間の脱臭・除湿
材11、11a …に吸着される。
【0015】又、地下室2の天井部17の脱臭・除湿構造
においては、地下室2の室内空気に含有された臭気及び
湿気が受皿部22の通気孔21、21a …を通過して除調湿材
25、25a …に吸着され、又地下室2側と該地下室2上の
1階部側の空気は受皿部22の通気孔21、21a …、除調湿
材25、25a …間の相互隙間及び通気蓋24の通気部23、23
a …を通って反対側へ通過して相互換気を行い、かかる
流通空気中の臭気及び湿気も除調湿材25、25a …に吸着
される。
【0016】
【発明の効果】要するに本発明は、地下室2の床スラブ
3又は周壁部4の一方又は両方のコンクリート面5上に
下地材6、6a…を並設すると共に該下地材6、6a…
間に粒状の脱臭・除湿材11、11a…を収容し、内装
板7及び通気板9、9a…を組み合わせて成る内装部1
0を下地材6、6a…上に張り付ける様にしたので、か
かる構法は地下室2の内装工事の一環として、単にコン
クリート面5と内装部10間への脱臭・除湿材11、1
1a…の収容作業を加えるだけであるため、床スラブ3
又は周壁部4に簡単に脱臭・除湿機能を具備させること
が出来、且つ内装板7及び通気板9、9a…の張付け時
に該内装板7及び通気板9、9a…を押圧すれば、各脱
臭・除湿材11、11a…が移動してコンクリート面
5、下地材6、6a…及び内装部10間に馴染ませるこ
とか出来る。
【0017】又、地下室2の床スラブ3又は周壁部4の
一方又は両方のコンクリート面5上に並設した下地材
6、6a…上に内装板7及び通気板9、9a…から成る
内装部10を張り付けると共に、該内装部10とコンク
リート面5の間に粒状の脱臭・除湿材11、11a…を
収容したので、かかる構造により地下室2の床スラブ3
又は周壁部4全体が脱臭・除湿機能を有しているため、
地下室2内の空気の脱臭及び除湿を常時行うことが出
来、よって地下室2内を臭気及び湿気が除去された良好
な状態に維持出来、而も脱臭・除湿材11、11a…が
粒状であることによって、脱臭・除湿材11、11a…
全体の総表面積が非常に大きくなるため、地下室2の内
壁面に優れた脱臭・除湿機能を具備させることが出来
る。又、地下室2の内部空間と脱臭・除湿材11、11
a…間を内装部10によって完全に隔絶していることか
ら、例え湿気と脱臭・除湿材11、11a…が反応して
その反応物質が脱臭・除湿材11、11a…から滲み出
たとしても、内装部10とコンクリート面5間でのこと
であるため、かかる反応物質による内装部10の内側面
の汚れを防止することが出来る。
【0018】又、底部に多数の通気孔21、21a …を貫設
した受皿部22と、該受皿部22の開口側に配設した通気蓋
24の間に除調湿材25、25a …を収納して脱臭・除湿ユニ
ット19と成し、地下室2の天井部17に1階床部18の下地
材26で取付枠29を形成し、該取付枠29以外の下地材26上
に仕上げ材30を張り付けると共に、取付枠29に上記脱臭
・除湿ユニット19を組み込む様にしたので、1階床部18
の構築作業の一環として、1階床部18の下地材26により
取付枠29を形成すると共に、該取付枠29に脱臭・除湿ユ
ニット19を組み込む作業を加えるだけであるため、天井
部17に簡単に脱臭・除湿機能を具備させることが出来
る。
【0019】又、地下室2の天井部17に1階床部18の下
地材26で取付枠29を形成すると共に、該取付枠29に脱臭
・除湿ユニット1を組み込み、該脱臭・除湿ユニット1
の表裏側を地下室2と、その上の1階部に露出させたの
で、上記した脱臭・除湿構造1と同様の効果の他に、脱
臭・除湿ユニット1aが地下室2及びその上の1階部の脱
臭・除湿を同時に行うことが出来ると共に、地下室2と
1階部の相互換気及びその流通空気の除湿が可能と成る
等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】床スラブに脱臭・除湿構造を構築した地下室の
断面図である。
【図2】周壁部に脱臭・除湿構造を構築した地下室の断
面図である。
【図3】床スラブ及び周壁部に脱臭・除湿構造を構築し
た地下室の断面図である。
【図4】天井部に脱臭・除湿構造を構築した地下室の断
面図である。
【図5】通気板の配置パターンを示した平面図である。
【図6】通気板のパターンを示す平面図である。
【図7】床スラブ上の脱臭・除湿構造のパターンを示す
要部拡大断面図である。
【図8】脱臭・除湿ユニットの斜視図である。
【図9】同上AーA拡大断面図である。
【図10】脱臭・除湿ユニットの取付枠を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
2 地下室 3 床スラブ 4 周壁部 5 コンクリート面 6、6a… 下地材 7 内装板 9、9a… 通気板 10 内装部 11、11a … 脱臭・除湿材 17 天井部 18 床部 19 脱臭・除湿ユニット 21、21a … 通気孔 22 受皿部 24 通気蓋 25、25a … 除調湿材 26 下地材 29 取付枠 30 仕上げ材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地下室の床スラブ又は周壁部の一方又は
    両方のコンクリート面上に下地材を並設すると共に該下
    地材間に粒状の脱臭・除湿材を収容し、内装板及び通気
    板を組み合わせて成る内装部を下地材上に張り付ける様
    にしたことを特徴とする地下室の脱臭・除湿構法。
  2. 【請求項2】 地下室の床スラブ又は周壁部の一方又は
    両方のコンクリート面上に並設した下地材上に内装板及
    び通気板から成る内装部を張り付けると共に、該内装部
    とコンクリート面の間に粒状の脱臭・除湿材を収容した
    ことを特徴とする地下室の脱臭・除湿構造。
  3. 【請求項3】 底部に多数の通気孔を貫設した受皿部
    と、該受皿部の開口側に配設した通気蓋の間に除調湿材
    を収納して脱臭・除湿ユニットと成し、地下室の天井部
    に1階床部の下地材で取付枠を形成し、該取付枠以外の
    下地材上に仕上げ材を張り付けると共に、取付枠に上記
    脱臭・除湿ユニットを組み込む様にしたことを特徴とす
    る地下室の脱臭・除湿構法。
  4. 【請求項4】 底部に多数の通気孔を貫設した受皿部
    と、該受皿部の開口側に配設した通気蓋の間に除調湿材
    を収納して脱臭・除湿ユニットと成し、地下室の天井部
    に1階床部の下地材で取付枠を形成すると共に、該取付
    枠に脱臭・除湿ユニットを組み込み、該脱臭・除湿ユニ
    ットの表裏側を地下室と、その上の1階部に露出させた
    ことを特徴とする地下室の脱臭・除湿構造。
JP5076306A 1993-03-09 1993-03-09 地下室の脱臭・除湿構法及び構造 Expired - Lifetime JP2662924B2 (ja)

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