JPH1077696A - 鉄筋コンクリート造り住宅における居室の防音,通気装置 - Google Patents
鉄筋コンクリート造り住宅における居室の防音,通気装置Info
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- JPH1077696A JPH1077696A JP25387696A JP25387696A JPH1077696A JP H1077696 A JPH1077696 A JP H1077696A JP 25387696 A JP25387696 A JP 25387696A JP 25387696 A JP25387696 A JP 25387696A JP H1077696 A JPH1077696 A JP H1077696A
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- concrete slab
- soundproof
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の住宅における居室の床にはコンクリー
トスラブの上に仕上材として遮音等級L−55程度の木
質系床材またはじゅうたんを使用している。しかし、下
階の住居に音が伝わるなどの問題がある。 【解決手段】 住宅における居室の床面用コンクリート
スラブ2A1の上面に設けられた下方防音通気装置部
3、壁面用コンクリートスラブ2A2の室内側に設けら
れた内方防音通気装置部4、天井面用コンクリートスラ
ブ2A3の下面に設けられた上方防音通気装置部5、壁
面用コンクリートスラブ2A2の上方に配設された換気
口部6から構成されている。
トスラブの上に仕上材として遮音等級L−55程度の木
質系床材またはじゅうたんを使用している。しかし、下
階の住居に音が伝わるなどの問題がある。 【解決手段】 住宅における居室の床面用コンクリート
スラブ2A1の上面に設けられた下方防音通気装置部
3、壁面用コンクリートスラブ2A2の室内側に設けら
れた内方防音通気装置部4、天井面用コンクリートスラ
ブ2A3の下面に設けられた上方防音通気装置部5、壁
面用コンクリートスラブ2A2の上方に配設された換気
口部6から構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄筋コンクリート
造り住宅における居室の防音,通気装置に係るものであ
るが、この住宅における居室の防音,通気装置は、詳し
くは、防音及び自然または強制換気による防音,通気装
置に関するものである。
造り住宅における居室の防音,通気装置に係るものであ
るが、この住宅における居室の防音,通気装置は、詳し
くは、防音及び自然または強制換気による防音,通気装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の住宅における居室は、下記のよう
な構成となっている。 1.床〜コンクリートスラブの上に仕上材として遮音等
級L−55程度の木質系床材、またはじゅうたんを使用
している。 2.壁〜外に面する壁は断熱材(発泡ウレタン35mm
厚)の上に所謂G.L工法でクロスを貼り、界壁はコン
クリート打放しの上、補修してクロスが貼られている。 3.天井〜最上階を除いては、スラブの下に断熱材なし
で天井下地を設け、これにクロスが貼られている。
な構成となっている。 1.床〜コンクリートスラブの上に仕上材として遮音等
級L−55程度の木質系床材、またはじゅうたんを使用
している。 2.壁〜外に面する壁は断熱材(発泡ウレタン35mm
厚)の上に所謂G.L工法でクロスを貼り、界壁はコン
クリート打放しの上、補修してクロスが貼られている。 3.天井〜最上階を除いては、スラブの下に断熱材なし
で天井下地を設け、これにクロスが貼られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の高層住宅におけ
る居室は、下記のような問題点を有していた。 1.下階の住居に音が伝わる。 2.界壁を通して隣の住戸より音が聞える。 3.空気の滞留する場所は結露が生じる。この結果、カ
ビの発生などを引起こし健康面に害を及す。 4.クラックによる音の貫通、熱損失、雨水の浸入など
を惹起する。
る居室は、下記のような問題点を有していた。 1.下階の住居に音が伝わる。 2.界壁を通して隣の住戸より音が聞える。 3.空気の滞留する場所は結露が生じる。この結果、カ
ビの発生などを引起こし健康面に害を及す。 4.クラックによる音の貫通、熱損失、雨水の浸入など
を惹起する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、下記のように構成されている。すなわち、本発明の
ものは、鉄筋コンクリート造りの住宅2における床面用
コンクリートスラブ2A1と、この床面用コンクリート
スラブの前後左右の壁面用コンクリートスラブ2A2
と、壁面用コンクリートスラブの上方に連設された天井
面用コンクリートスラブ2A3から構成されている居室
2Aにおいて、床面用コンクリートスラブ2A1の上面
に設けられた下方防音通気装置部3と、壁面用コンクリ
ートスラブ2A2の室内側に設けられた内方防音通気装
置部4と、天井面用コンクリートスラブ2A3の下面に
設けられた上方防音通気装置部5と、壁面用コンクリー
トスラブ2A2の上方に配設された換気口部6から構成
され、下方防音通気装置部3は、床面用コンクリートス
ラブ2A1の上面に所定間隔で配設された床束3Aと、
当該床面用コンクリートスラブ2A1の上面に直接敷設
された下方断熱層3Bと、この下方断熱層の上面に水平
状態で設けられた通気用空間3Cと、通気用空間3Cの
上面に張設された上方断熱層3Dと、床束3Aの上面に
張設されたベニヤ板3Eから構成され、内方防音通気装
置部4は、壁面用コンクリートスラブ2A2の内面に施
された発泡ウレタンによる断熱層4Aと、この断熱層4
Aの内面に垂直状態で形成された通気用空間4Bと、通
気用空間4Bの内側に張設されたプラスターボード4C
から構成され、上方防音通気装置部5は、天井面用コン
クリートスラブ2A3の下面に所定間隔で配設された釣
木5Aと、この釣木の下端に取付けられた経鉄5Bと、
天井面用コンクリートスラブ2A3の下面に直接添着さ
れた上方断熱層5Cと、この上方断熱層の下面に水平状
態で形成された上方通気用空間5Dと、上方通気用空間
5Dの下側に張設された下方断熱層5Eと、下方断熱層
5Eの下面に水平状態で形成された下方通気用空間5F
と、下方通気用空間5Fの下面に経鉄5Bを利用して張
設されたプラスターボード5Gと、このプラスターボー
ド5Gの上面に張設された薄手の吸音フェルト5Hから
構成され、下方防音通気装置部3における通気用空間3
Cと、内方防音通気装置部4における通気用空間4B
と、上方防音通気装置部5における上方通気用空間5
D,下方通気用空間5Fとは互いに連通連結され、換気
口部6は、壁面用コンクリートスラブ2A2の上方部分
に室内と外気を連結する状態で取付けられ、当該換気口
部6は通気用空間4Bと連通している鉄筋コンクリート
造り住宅における居室の防音,通気装置である。
に、下記のように構成されている。すなわち、本発明の
ものは、鉄筋コンクリート造りの住宅2における床面用
コンクリートスラブ2A1と、この床面用コンクリート
スラブの前後左右の壁面用コンクリートスラブ2A2
と、壁面用コンクリートスラブの上方に連設された天井
面用コンクリートスラブ2A3から構成されている居室
2Aにおいて、床面用コンクリートスラブ2A1の上面
に設けられた下方防音通気装置部3と、壁面用コンクリ
ートスラブ2A2の室内側に設けられた内方防音通気装
置部4と、天井面用コンクリートスラブ2A3の下面に
設けられた上方防音通気装置部5と、壁面用コンクリー
トスラブ2A2の上方に配設された換気口部6から構成
され、下方防音通気装置部3は、床面用コンクリートス
ラブ2A1の上面に所定間隔で配設された床束3Aと、
当該床面用コンクリートスラブ2A1の上面に直接敷設
された下方断熱層3Bと、この下方断熱層の上面に水平
状態で設けられた通気用空間3Cと、通気用空間3Cの
上面に張設された上方断熱層3Dと、床束3Aの上面に
張設されたベニヤ板3Eから構成され、内方防音通気装
置部4は、壁面用コンクリートスラブ2A2の内面に施
された発泡ウレタンによる断熱層4Aと、この断熱層4
Aの内面に垂直状態で形成された通気用空間4Bと、通
気用空間4Bの内側に張設されたプラスターボード4C
から構成され、上方防音通気装置部5は、天井面用コン
クリートスラブ2A3の下面に所定間隔で配設された釣
木5Aと、この釣木の下端に取付けられた経鉄5Bと、
天井面用コンクリートスラブ2A3の下面に直接添着さ
れた上方断熱層5Cと、この上方断熱層の下面に水平状
態で形成された上方通気用空間5Dと、上方通気用空間
5Dの下側に張設された下方断熱層5Eと、下方断熱層
5Eの下面に水平状態で形成された下方通気用空間5F
と、下方通気用空間5Fの下面に経鉄5Bを利用して張
設されたプラスターボード5Gと、このプラスターボー
ド5Gの上面に張設された薄手の吸音フェルト5Hから
構成され、下方防音通気装置部3における通気用空間3
Cと、内方防音通気装置部4における通気用空間4B
と、上方防音通気装置部5における上方通気用空間5
D,下方通気用空間5Fとは互いに連通連結され、換気
口部6は、壁面用コンクリートスラブ2A2の上方部分
に室内と外気を連結する状態で取付けられ、当該換気口
部6は通気用空間4Bと連通している鉄筋コンクリート
造り住宅における居室の防音,通気装置である。
【0005】この場合、下記のように構成することがで
きる。 A.鉄筋コンクリート造りの住宅2における床面用コン
クリートスラブ2A1と、この床面用コンクリートスラ
ブの前後左右の壁面用コンクリートスラブ2A2と、壁
面用コンクリートスラブの上方に連設された天井面用コ
ンクリートスラブ2A3から構成されている居室2Aに
おいて、床面用コンクリートスラブ2A1の上面に設け
られた下方防音通気装置部3と、壁面用コンクリートス
ラブ2A2の室内側に設けられた内方防音通気装置部4
と、天井面用コンクリートスラブ2A3の下面に設けら
れた上方防音通気装置部5と、壁面用コンクリートスラ
ブ2A2の上方に配設された換気口部6から構成され、
下方防音通気装置部3は、床面用コンクリートスラブ2
A1の上面に、所定間隔で配設されたゴムブロック3A
1とこのゴムブロック上に起立された束3A2から構成
されている床束3Aと、当該床面用コンクリートスラブ
2A1の上面に直接敷設された下方断熱層3Bと、この
下方断熱層の上面に水平状態で設けられた通気用空間3
Cと、通気用空間3Cの上面に張設されたロックウール
でなる上方断熱層3Dと、床束3Aの上面に張設された
ベニヤ板3Eから構成され、内方防音通気装置部4は、
壁面用コンクリートスラブ2A2の内面に施された発泡
ウレタンによる断熱層4Aと、この断熱層4Aの内面に
垂直状態で形成された通気用空間4Bと、通気用空間4
Bの内側に張設されたプラスターボード4Cから構成さ
れ、上方防音通気装置部5は、天井面用コンクリートス
ラブ2A3の下面に所定間隔で配設された釣木5Aと、
この釣木の下端に取付けられた経鉄5Bと、天井面用コ
ンクリートスラブ2A3の下面に直接添着されたロック
ウールによる上方断熱層5Cと、この上方断熱層の下面
に水平状態で形成された上方通気用空間5Dと、上方通
気用空間5Dの下側に張設されたロックウールによる下
方断熱層5Eと、下方断熱層5Eの下面に水平状態で形
成された下方通気用空間5Fと、下方通気用空間5Fの
下面に経鉄5Bを利用して張設されたプラスターボード
5Gと、このプラスターボード5Gの上面に張設された
薄手の吸音フェルト5Hから構成され、下方防音通気装
置部3における通気用空間3Cと、内方防音通気装置部
4における通気用空間4Bと、上方防音通気装置部5に
おける上方通気用空間5D,下方通気用空間5Fとは互
いに連通連結され、換気口部6は、壁面用コンクリート
スラブ2A2の上方部分に室内と外気を連結する状態で
取付けられ、この換気口部6は、壁面用コンクリートス
ラブを貫通するパイプ6Aと、このパイプ6Aの室内側
端部に取付けられた開閉自在のシャッター6B1を有す
る換気口6Bと、パイプ6Aの外気側端部に取付けられ
たフード6Cから構成され、パイプ6Aにおける通気用
空間4Bへの露出部には当該通気用空間4Bと連通する
吸引口6Dが設けられている。
きる。 A.鉄筋コンクリート造りの住宅2における床面用コン
クリートスラブ2A1と、この床面用コンクリートスラ
ブの前後左右の壁面用コンクリートスラブ2A2と、壁
面用コンクリートスラブの上方に連設された天井面用コ
ンクリートスラブ2A3から構成されている居室2Aに
おいて、床面用コンクリートスラブ2A1の上面に設け
られた下方防音通気装置部3と、壁面用コンクリートス
ラブ2A2の室内側に設けられた内方防音通気装置部4
と、天井面用コンクリートスラブ2A3の下面に設けら
れた上方防音通気装置部5と、壁面用コンクリートスラ
ブ2A2の上方に配設された換気口部6から構成され、
下方防音通気装置部3は、床面用コンクリートスラブ2
A1の上面に、所定間隔で配設されたゴムブロック3A
1とこのゴムブロック上に起立された束3A2から構成
されている床束3Aと、当該床面用コンクリートスラブ
2A1の上面に直接敷設された下方断熱層3Bと、この
下方断熱層の上面に水平状態で設けられた通気用空間3
Cと、通気用空間3Cの上面に張設されたロックウール
でなる上方断熱層3Dと、床束3Aの上面に張設された
ベニヤ板3Eから構成され、内方防音通気装置部4は、
壁面用コンクリートスラブ2A2の内面に施された発泡
ウレタンによる断熱層4Aと、この断熱層4Aの内面に
垂直状態で形成された通気用空間4Bと、通気用空間4
Bの内側に張設されたプラスターボード4Cから構成さ
れ、上方防音通気装置部5は、天井面用コンクリートス
ラブ2A3の下面に所定間隔で配設された釣木5Aと、
この釣木の下端に取付けられた経鉄5Bと、天井面用コ
ンクリートスラブ2A3の下面に直接添着されたロック
ウールによる上方断熱層5Cと、この上方断熱層の下面
に水平状態で形成された上方通気用空間5Dと、上方通
気用空間5Dの下側に張設されたロックウールによる下
方断熱層5Eと、下方断熱層5Eの下面に水平状態で形
成された下方通気用空間5Fと、下方通気用空間5Fの
下面に経鉄5Bを利用して張設されたプラスターボード
5Gと、このプラスターボード5Gの上面に張設された
薄手の吸音フェルト5Hから構成され、下方防音通気装
置部3における通気用空間3Cと、内方防音通気装置部
4における通気用空間4Bと、上方防音通気装置部5に
おける上方通気用空間5D,下方通気用空間5Fとは互
いに連通連結され、換気口部6は、壁面用コンクリート
スラブ2A2の上方部分に室内と外気を連結する状態で
取付けられ、この換気口部6は、壁面用コンクリートス
ラブを貫通するパイプ6Aと、このパイプ6Aの室内側
端部に取付けられた開閉自在のシャッター6B1を有す
る換気口6Bと、パイプ6Aの外気側端部に取付けられ
たフード6Cから構成され、パイプ6Aにおける通気用
空間4Bへの露出部には当該通気用空間4Bと連通する
吸引口6Dが設けられている。
【0006】B.下方防音通気装置部3におけるゴムブ
ロック3A1は60×60×20mm、束3A2は40
×40×70mm、下方断熱層3Bの厚さは50mm、
通気用空間3Cの幅は20mm、上方断熱層3Dの厚さ
は25mm、ベニヤ板3Eの厚さは12mmとなってお
り、内方防音通気装置部4における発泡ウレタンによる
断熱層4Aは、壁面用外部面コンクリートスラブ2A2
1に施される断熱層4A1と、壁面用内部面コンクリー
トスラブ2A22に施される断熱層4A2からなり、断
熱層4A1の厚さは約50〜60mm、断熱層4A2の
厚さは約20〜30mmとなっており、内方防音通気装
置部4における通気用空間4Bの幅は30mm、プラス
ターボード4Cの厚さは10mmとなっており、上方防
音通気装置部5における釣木5Aは40×40×50m
m、ロックウールによる上方断熱層5Cの厚さは25m
m、上方通気用空間5Dの幅は20mm、下方断熱層5
Eの厚さは25mm、下方通気用空間5Fの幅は15〜
16mm、プラスターボード5Gの厚さは10mmとな
っており、換気口部6におけるパイプ6Aの直径は18
0mmとなっている。
ロック3A1は60×60×20mm、束3A2は40
×40×70mm、下方断熱層3Bの厚さは50mm、
通気用空間3Cの幅は20mm、上方断熱層3Dの厚さ
は25mm、ベニヤ板3Eの厚さは12mmとなってお
り、内方防音通気装置部4における発泡ウレタンによる
断熱層4Aは、壁面用外部面コンクリートスラブ2A2
1に施される断熱層4A1と、壁面用内部面コンクリー
トスラブ2A22に施される断熱層4A2からなり、断
熱層4A1の厚さは約50〜60mm、断熱層4A2の
厚さは約20〜30mmとなっており、内方防音通気装
置部4における通気用空間4Bの幅は30mm、プラス
ターボード4Cの厚さは10mmとなっており、上方防
音通気装置部5における釣木5Aは40×40×50m
m、ロックウールによる上方断熱層5Cの厚さは25m
m、上方通気用空間5Dの幅は20mm、下方断熱層5
Eの厚さは25mm、下方通気用空間5Fの幅は15〜
16mm、プラスターボード5Gの厚さは10mmとな
っており、換気口部6におけるパイプ6Aの直径は18
0mmとなっている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の形態を図
示例と共に説明する。1は鉄筋コンクリート造り住宅に
おける居室の防音,通気装置である。2は防音,通気装
置が実施される鉄筋コンクリート造りの公知の住宅で、
2Aはその一画を占める居室で、床面用コンクリートス
ラブ2A1と、この床面用コンクリートスラブの前後左
右の壁面用コンクリートスラブ2A2と、壁面用コンク
リートスラブの上方に連設された天井面用コンクリート
スラブ2A3から構成されている。2A4は共有廊下で
ある。なお、壁面用コンクリートスラブ2A2は、壁面
用外部面コンクリートスラブ2A21と壁面用内部面コ
ンクリートスラブ2A22から構成されている。
示例と共に説明する。1は鉄筋コンクリート造り住宅に
おける居室の防音,通気装置である。2は防音,通気装
置が実施される鉄筋コンクリート造りの公知の住宅で、
2Aはその一画を占める居室で、床面用コンクリートス
ラブ2A1と、この床面用コンクリートスラブの前後左
右の壁面用コンクリートスラブ2A2と、壁面用コンク
リートスラブの上方に連設された天井面用コンクリート
スラブ2A3から構成されている。2A4は共有廊下で
ある。なお、壁面用コンクリートスラブ2A2は、壁面
用外部面コンクリートスラブ2A21と壁面用内部面コ
ンクリートスラブ2A22から構成されている。
【0008】そこで、鉄筋コンクリート造り住宅におけ
る居室の防音,通気装置1の詳細を説明する。床面用コ
ンクリートスラブ2A1の上面に設けられた下方防音通
気装置部3と、壁面用コンクリートスラブ2A2の室内
側に設けられた内方防音通気装置部4と、天井面用コン
クリートスラブ2A3の下面に設けられた上方防音通気
装置部5と、壁面用コンクリートスラブ2A2の上方に
配設された換気口部6から構成されている。
る居室の防音,通気装置1の詳細を説明する。床面用コ
ンクリートスラブ2A1の上面に設けられた下方防音通
気装置部3と、壁面用コンクリートスラブ2A2の室内
側に設けられた内方防音通気装置部4と、天井面用コン
クリートスラブ2A3の下面に設けられた上方防音通気
装置部5と、壁面用コンクリートスラブ2A2の上方に
配設された換気口部6から構成されている。
【0009】下方防音通気装置部3は、床面用コンクリ
ートスラブ2A1の上面に、所定間隔で配設されたゴム
ブロック3A1とこのゴムブロック上に起立された束3
A2から構成されている床束3Aと、当該床面用コンク
リートスラブ2A1の上面に直接敷設された下方断熱層
3Bと、この下方断熱層の上面に水平状態で設けられた
通気用空間3Cと、通気用空間3Cの上面に張設された
ロックウールでなる上方断熱層3Dと、床束3Aの上面
に張設されたベニヤ板3Eから構成されている。なお、
下方断熱層3Bは、当該床面用コンクリートスラブ2A
1における壁面用外部面コンクリートスラブ2A21側
の部分に施された発泡ウレタンによる断熱層3B1と、
それ以外の部分に施されたロックウールによる断熱層3
B2から構成されている。
ートスラブ2A1の上面に、所定間隔で配設されたゴム
ブロック3A1とこのゴムブロック上に起立された束3
A2から構成されている床束3Aと、当該床面用コンク
リートスラブ2A1の上面に直接敷設された下方断熱層
3Bと、この下方断熱層の上面に水平状態で設けられた
通気用空間3Cと、通気用空間3Cの上面に張設された
ロックウールでなる上方断熱層3Dと、床束3Aの上面
に張設されたベニヤ板3Eから構成されている。なお、
下方断熱層3Bは、当該床面用コンクリートスラブ2A
1における壁面用外部面コンクリートスラブ2A21側
の部分に施された発泡ウレタンによる断熱層3B1と、
それ以外の部分に施されたロックウールによる断熱層3
B2から構成されている。
【0010】寸法は下記の通りである。 1.ゴムブロック3A1は60×60×20mm。 2.束3A2は40×40×70mm。 3.下方断熱層3Bの厚さは50mm。 4.通気用空間3Cの幅は20mm。 5.上方断熱層3Dの厚さは25mm。 6.ベニヤ板3Eの厚さは12mm。 7.発泡ウレタンによる断熱層3B1の厚さは50m
m。
m。
【0011】内方防音通気装置部4は、壁面用コンクリ
ートスラブ2A2の内面に施された発泡ウレタンによる
断熱層4Aと、この断熱層4Aの内面に垂直状態で形成
された通気用空間4Bと、通気用空間4Bの内側に張設
されたプラスターボード4Cから構成されている。な
お、発泡ウレタンによる断熱層4Aは、壁面用外部面コ
ンクリートスラブ2A21に施される断熱層4A1と、
壁面用内部面コンクリートスラブ2A22に施される断
熱層4A2からなり、断熱層4A1の厚さは約50〜6
0mm、断熱層4A2の厚さは約20〜30mmとなっ
ている。
ートスラブ2A2の内面に施された発泡ウレタンによる
断熱層4Aと、この断熱層4Aの内面に垂直状態で形成
された通気用空間4Bと、通気用空間4Bの内側に張設
されたプラスターボード4Cから構成されている。な
お、発泡ウレタンによる断熱層4Aは、壁面用外部面コ
ンクリートスラブ2A21に施される断熱層4A1と、
壁面用内部面コンクリートスラブ2A22に施される断
熱層4A2からなり、断熱層4A1の厚さは約50〜6
0mm、断熱層4A2の厚さは約20〜30mmとなっ
ている。
【0012】通気用空間4Bは、公知の所謂G.L工法
を利用して形成されている。G.L工法とは、発泡ウレ
タンによる断熱層4Aに、G.Lボンドで直貼りする工
法である。G.Lボンドは、粉状のものを水で練ったも
のである。すなわち、発泡ウレタンによる断熱層4Aの
表面に団子状の接着部4B1を点在状態で付着せしめ、
この団子状の接着部4B1の表面にプラスターボード4
Cを接着支持することで構成されている。この結果、プ
ラスターボード4Cと発泡ウレタンによる断熱層4Aと
の間隔が通気用空間4Bとなる。寸法は下記の通りであ
る。 1.通気用空間4Bの幅は30mm。 2.プラスターボード4Cの厚さは10mm。
を利用して形成されている。G.L工法とは、発泡ウレ
タンによる断熱層4Aに、G.Lボンドで直貼りする工
法である。G.Lボンドは、粉状のものを水で練ったも
のである。すなわち、発泡ウレタンによる断熱層4Aの
表面に団子状の接着部4B1を点在状態で付着せしめ、
この団子状の接着部4B1の表面にプラスターボード4
Cを接着支持することで構成されている。この結果、プ
ラスターボード4Cと発泡ウレタンによる断熱層4Aと
の間隔が通気用空間4Bとなる。寸法は下記の通りであ
る。 1.通気用空間4Bの幅は30mm。 2.プラスターボード4Cの厚さは10mm。
【0013】上方防音通気装置部5は、天井面用コンク
リートスラブ2A3の下面に所定間隔で配設された釣木
5Aと、この釣木の下端に取付けられた経鉄5Bと、天
井面用コンクリートスラブ2A3の下面に直接添着され
たロックウールによる上方断熱層5Cと、この上方断熱
層の下面に水平状態で形成された上方通気用空間5D
と、上方通気用空間5Dの下側に張設されたロックウー
ルによる下方断熱層5Eと、下方断熱層5Eの下面に水
平状態で形成された下方通気用空間5Fと、下方通気用
空間5Fの下面に経鉄5Bを利用して張設されたプラス
ターボード5Gと、このプラスターボード5Gの上面に
張設された薄手の吸音フェルト5Hから構成されてい
る。なお、上方断熱層5Cは、天井面用コンクリートス
ラブ2A3における壁面用外部面コンクリートスラブ2
A21側部分に施された発泡ウレタンによる断熱層5C
1と、それ以外の部分に施されたロックウールによる断
熱層5C2から構成されている。
リートスラブ2A3の下面に所定間隔で配設された釣木
5Aと、この釣木の下端に取付けられた経鉄5Bと、天
井面用コンクリートスラブ2A3の下面に直接添着され
たロックウールによる上方断熱層5Cと、この上方断熱
層の下面に水平状態で形成された上方通気用空間5D
と、上方通気用空間5Dの下側に張設されたロックウー
ルによる下方断熱層5Eと、下方断熱層5Eの下面に水
平状態で形成された下方通気用空間5Fと、下方通気用
空間5Fの下面に経鉄5Bを利用して張設されたプラス
ターボード5Gと、このプラスターボード5Gの上面に
張設された薄手の吸音フェルト5Hから構成されてい
る。なお、上方断熱層5Cは、天井面用コンクリートス
ラブ2A3における壁面用外部面コンクリートスラブ2
A21側部分に施された発泡ウレタンによる断熱層5C
1と、それ以外の部分に施されたロックウールによる断
熱層5C2から構成されている。
【0014】寸法は下記の通りである。 1.釣木5Aは40×40×50mm。 2.ロックウールによる上方断熱層5Cの厚さは25m
m。 3.上方通気用空間5Dの幅は20mm。 4.下方断熱層5Eの厚さは25mm。 5.下方通気用空間5Fの幅は15は16mm。 6.プラスターボード5Gの厚さは10mm。
m。 3.上方通気用空間5Dの幅は20mm。 4.下方断熱層5Eの厚さは25mm。 5.下方通気用空間5Fの幅は15は16mm。 6.プラスターボード5Gの厚さは10mm。
【0015】下方防音通気装置部3における通気用空間
3Cと、内方防音通気装置部4における通気用空間4B
と、上方防音通気装置部5における上方通気用空間5
D,下方通気用空間5Fとは互いに連通連結されてい
る。
3Cと、内方防音通気装置部4における通気用空間4B
と、上方防音通気装置部5における上方通気用空間5
D,下方通気用空間5Fとは互いに連通連結されてい
る。
【0016】換気口部6は、壁面用コンクリートスラブ
2A2の上方部分に室内と外気を連結する状態で取付け
られている。そこで、この換気口部6は、壁面用コンク
リートスラブを貫通するパイプ6Aと、このパイプ6A
の室内側端部に取付けられた開閉自在のシャッター6B
1を有する換気口6Bと、パイプ6Aの外気側端部に取
付けられたフード6Cから構成され、パイプ6Aにおけ
る通気用空間4Bへの露出部には当該通気用空間4Bと
連通する吸引口6Dが設けられている。寸法は下記の通
りである。パイプ6Aの直径は180mm。なお、この
換気口部6はファンにより強制換気方式にすることがで
きる。
2A2の上方部分に室内と外気を連結する状態で取付け
られている。そこで、この換気口部6は、壁面用コンク
リートスラブを貫通するパイプ6Aと、このパイプ6A
の室内側端部に取付けられた開閉自在のシャッター6B
1を有する換気口6Bと、パイプ6Aの外気側端部に取
付けられたフード6Cから構成され、パイプ6Aにおけ
る通気用空間4Bへの露出部には当該通気用空間4Bと
連通する吸引口6Dが設けられている。寸法は下記の通
りである。パイプ6Aの直径は180mm。なお、この
換気口部6はファンにより強制換気方式にすることがで
きる。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているから、下記の効果を期待することができる。 1.下方防音通気装置部3における通気用空間3Cと、
内方防音通気装置部4における通気用空間4Bと、上方
防音通気装置部5における上方通気用空間5D,下方通
気用空間5Fとは互いに連通連結され、さらに、これら
通気用空間が換気口部6を介して外気に連通しているか
ら、下記の効果を期待することができる。 A.振動音,衝撃音,界壁のクラックによる直通音など
を弱めると共に、音の拡散を図り吸音でき防音上の最大
効果を発揮することができる。特に、換気口部6の換気
口6Bをシャッター6B1で閉じても、各通気用空間は
吸引口6Dを介して外気に連通しているから、振動音,
衝撃音,界壁のクラックによる直通音などによる振動を
外気に誘導排出することができる。 B.住宅全体の換気を図ることができるので、結露を防
止し、細菌、害虫などの発生を防ぎ、健康的な家を維持
できる。 2.下方防音通気装置部3、内方防音通気装置部4、上
方防音通気装置部5はそれぞれ断熱材により内断熱処理
されているので、暖房に際しても冷房に際しても省エネ
ルギーを実現することができる。
ているから、下記の効果を期待することができる。 1.下方防音通気装置部3における通気用空間3Cと、
内方防音通気装置部4における通気用空間4Bと、上方
防音通気装置部5における上方通気用空間5D,下方通
気用空間5Fとは互いに連通連結され、さらに、これら
通気用空間が換気口部6を介して外気に連通しているか
ら、下記の効果を期待することができる。 A.振動音,衝撃音,界壁のクラックによる直通音など
を弱めると共に、音の拡散を図り吸音でき防音上の最大
効果を発揮することができる。特に、換気口部6の換気
口6Bをシャッター6B1で閉じても、各通気用空間は
吸引口6Dを介して外気に連通しているから、振動音,
衝撃音,界壁のクラックによる直通音などによる振動を
外気に誘導排出することができる。 B.住宅全体の換気を図ることができるので、結露を防
止し、細菌、害虫などの発生を防ぎ、健康的な家を維持
できる。 2.下方防音通気装置部3、内方防音通気装置部4、上
方防音通気装置部5はそれぞれ断熱材により内断熱処理
されているので、暖房に際しても冷房に際しても省エネ
ルギーを実現することができる。
【図1】縦断面図である。
【図2】A−A線断面図である。
【図3】B−B線断面図である。
【図4】下方防音通気装置部と内方防音通気装置部の連
結箇所の拡大断面図である。
結箇所の拡大断面図である。
【図5】床束の配設状態を説明する横断面図である。
【図6】内方防音通気装置部の要部拡大縦断面図であ
る。
る。
【図7】内方防音通気装置部の要部拡大縦断面図であ
る。
る。
【図8】釣木の配設状態を説明する横断面図である。
【図9】内方防音通気装置部と上方防音通気装置部の連
結箇所の拡大断面図である。
結箇所の拡大断面図である。
【図10】換気口部分の要部拡大縦断面図である。
1 鉄筋コンクリート造り住宅における居室の防音,通
気装置 2 鉄筋コンクリート造りの住宅 2A 居室 2A1 床面用コンクリートスラブ 2A2 壁面用コンクリートスラブ 2A3 天井面用コンクリートスラブ 3 下方防音通気装置部 4 内方防音通気装置部 5 上方防音通気装置部 6 換気口部
気装置 2 鉄筋コンクリート造りの住宅 2A 居室 2A1 床面用コンクリートスラブ 2A2 壁面用コンクリートスラブ 2A3 天井面用コンクリートスラブ 3 下方防音通気装置部 4 内方防音通気装置部 5 上方防音通気装置部 6 換気口部
Claims (3)
- 【請求項1】 鉄筋コンクリート造りの住宅(2)にお
ける床面用コンクリートスラブ(2A1)と、この床面
用コンクリートスラブの前後左右の壁面用コンクリート
スラブ(2A2)と、壁面用コンクリートスラブの上方
に連設された天井面用コンクリートスラブ(2A3)か
ら構成されている居室(2A)において、床面用コンク
リートスラブ(2A1)の上面に設けられた下方防音通
気装置部(3)と、壁面用コンクリートスラブ(2A
2)の室内側に設けられた内方防音通気装置部(4)
と、天井面用コンクリートスラブ(2A3)の下面に設
けられた上方防音通気装置部(5)と、壁面用コンクリ
ートスラブ(2A2)の上方に配設された換気口部
(6)から構成され、下方防音通気装置部(3)は、床
面用コンクリートスラブ(2A1)の上面に所定間隔で
配設された床束(3A)と、当該床面用コンクリートス
ラブ(2A1)の上面に直接敷設された下方断熱層(3
B)と、この下方断熱層の上面に水平状態で設けられた
通気用空間(3C)と、通気用空間(3C)の上面に張
設された上方断熱層(3D)と、床束(3A)の上面に
張設されたベニヤ板(3E)から構成され、内方防音通
気装置部(4)は、壁面用コンクリートスラブ(2A
2)の内面に施された発泡ウレタンによる断熱層(4
A)と、この断熱層(4A)の内面に垂直状態で形成さ
れた通気用空間(4B)と、通気用空間(4B)の内側
に張設されたプラスターボード(4C)から構成され、
上方防音通気装置部(5)は、天井面用コンクリートス
ラブ(2A3)の下面に所定間隔で配設された釣木(5
A)と、この釣木の下端に取付けられた経鉄(5B)
と、天井面用コンクリートスラブ(2A3)の下面に直
接添着された上方断熱層(5C)と、この上方断熱層の
下面に水平状態で形成された上方通気用空間(5D)
と、上方通気用空間(5D)の下側に張設された下方断
熱層(5E)と、下方断熱層(5E)の下面に水平状態
で形成された下方通気用空間(5F)と、下方通気用空
間(5F)の下面に経鉄(5B)を利用して張設された
プラスターボード(5G)と、このプラスターボード
(5G)の上面に張設された薄手の吸音フェルト(5
H)から構成され、下方防音通気装置部(3)における
通気用空間(3C)と、内方防音通気装置部(4)にお
ける通気用空間(4B)と、上方防音通気装置部(5)
における上方通気用空間(5D),下方通気用空間(5
F)とは互いに連通連結され、換気口部(6)は、壁面
用コンクリートスラブ(2A2)の上方部分に室内と外
気を連結する状態で取付けられ、当該換気口部(6)は
通気用空間(4B)と連通していることを特徴とする鉄
筋コンクリート造り住宅における居室の防音,通気装
置。 - 【請求項2】 鉄筋コンクリート造りの住宅(2)にお
ける床面用コンクリートスラブ(2A1)と、この床面
用コンクリートスラブの前後左右の壁面用コンクリート
スラブ(2A2)と、壁面用コンクリートスラブの上方
に連設された天井面用コンクリートスラブ(2A3)か
ら構成されている居室(2A)において、床面用コンク
リートスラブ(2A1)の上面に設けられた下方防音通
気装置部(3)と、壁面用コンクリートスラブ(2A
2)の室内側に設けられた内方防音通気装置部(4)
と、天井面用コンクリートスラブ(2A3)の下面に設
けられた上方防音通気装置部(5)と、壁面用コンクリ
ートスラブ(2A2)の上方に配設された換気口部
(6)から構成され、下方防音通気装置部(3)は、床
面用コンクリートスラブ(2A1)の上面に、所定間隔
で配設されたゴムブロック(3A1)とこのゴムブロッ
ク上に起立された束(3A2)から構成されている床束
(3A)と、当該床面用コンクリートスラブ(2A1)
の上面に直接敷設された下方断熱層(3B)と、この下
方断熱層の上面に水平状態で設けられた通気用空間(3
C)と、通気用空間(3C)の上面に張設されたロック
ウールでなる上方断熱層(3D)と、床束(3A)の上
面に張設されたベニヤ板(3E)から構成され、内方防
音通気装置部(4)は、壁面用コンクリートスラブ(2
A2)の内面に施された発泡ウレタンによる断熱層(4
A)と、この断熱層(4A)の内面に垂直状態で形成さ
れた通気用空間(4B)と、通気用空間(4B)の内側
に張設されたプラスターボード(4C)から構成され、
上方防音通気装置部(5)は、天井面用コンクリートス
ラブ(2A3)の下面に所定間隔で配設された釣木(5
A)と、この釣木の下端に取付けられた経鉄(5B)
と、天井面用コンクリートスラブ(2A3)の下面に直
接添着されたロックウールによる上方断熱層(5C)
と、この上方断熱層の下面に水平状態で形成された上方
通気用空間(5D)と、上方通気用空間(5D)の下側
に張設されたロックウールによる下方断熱層(5E)
と、下方断熱層(5E)の下面に水平状態で形成された
下方通気用空間(5F)と、下方通気用空間(5F)の
下面に経鉄(5B)を利用して張設されたプラスターボ
ード(5G)と、このプラスターボード(5G)の上面
に張設された薄手の吸音フェルト(5H)から構成さ
れ、下方防音通気装置部(3)における通気用空間(3
C)と、内方防音通気装置部(4)における通気用空間
(4B)と、上方防音通気装置部(5)における上方通
気用空間(5D),下方通気用空間(5F)とは互いに
連通連結され、換気口部(6)は、壁面用コンクリート
スラブ(2A2)の上方部分に室内と外気を連結する状
態で取付けられ、この換気口部(6)は、壁面用コンク
リートスラブを貫通するパイプ(6A)と、このパイプ
(6A)の室内側端部に取付けられた開閉自在のシャッ
ター(6B1)を有する換気口(6B)と、パイプ(6
A)の外気側端部に取付けられたフード(6C)から構
成され、パイプ(6A)における通気用空間(4B)へ
の露出部には当該通気用空間(4B)と連通する吸引口
(6D)が設けられていることを特徴とする鉄筋コンク
リート造り住宅における居室の防音,通気装置。 - 【請求項3】 下方防音通気装置部(3)におけるゴム
ブロック(3A1)は60×60×20mm、束(3A
2)は40×40×70mm、下方断熱層(3B)の厚
さは50mm、通気用空間(3C)の幅は20mm、上
方断熱層(3D)の厚さは25mm、ベニヤ板(3E)
の厚さは12mmとなっており、内方防音通気装置部
(4)における発泡ウレタンによる断熱層(4A)は、
壁面用外部面コンクリートスラブ(2A21)に施され
る断熱層(4A1)と、壁面用内部面コンクリートスラ
ブ(2A22)に施される断熱層(4A2)からなり、
断熱層(4A1)の厚さは約50〜60mm、断熱層
(4A2)の厚さは約20〜30mmとなっており、内
方防音通気装置部(4)における通気用空間(4B)の
幅は30mm、プラスターボード(4C)の厚さは10
mmとなっており、上方防音通気装置部(5)における
釣木(5A)は40×40×50mm、ロックウールに
よる上方断熱層(5C)の厚さは25mm、上方通気用
空間(5D)の幅は20mm、下方断熱層(5E)の厚
さは25mm、下方通気用空間(5F)の幅は15〜1
6mm、プラスターボード(5G)の厚さは10mmと
なっており、換気口部(6)におけるパイプ(6A)の
直径は180mmである請求項2記載の鉄筋コンクリー
ト造り住宅における居室の防音,通気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25387696A JPH1077696A (ja) | 1996-09-03 | 1996-09-03 | 鉄筋コンクリート造り住宅における居室の防音,通気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25387696A JPH1077696A (ja) | 1996-09-03 | 1996-09-03 | 鉄筋コンクリート造り住宅における居室の防音,通気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1077696A true JPH1077696A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=17257368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25387696A Pending JPH1077696A (ja) | 1996-09-03 | 1996-09-03 | 鉄筋コンクリート造り住宅における居室の防音,通気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1077696A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013053510A (ja) * | 2011-08-11 | 2013-03-21 | Shinyo Corp | 建物の通気断熱構造 |
JP2014012976A (ja) * | 2012-07-05 | 2014-01-23 | Kumagai Gumi Co Ltd | 建物 |
JP2018044300A (ja) * | 2016-09-12 | 2018-03-22 | 株式会社熊谷組 | 建物 |
JP2021025264A (ja) * | 2019-08-02 | 2021-02-22 | ツナガルデザイン株式会社 | 集合住宅の防音構造 |
JP2023079581A (ja) * | 2021-11-29 | 2023-06-08 | 恒之 岡本 | 構造物 |
-
1996
- 1996-09-03 JP JP25387696A patent/JPH1077696A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013053510A (ja) * | 2011-08-11 | 2013-03-21 | Shinyo Corp | 建物の通気断熱構造 |
JP2014012976A (ja) * | 2012-07-05 | 2014-01-23 | Kumagai Gumi Co Ltd | 建物 |
JP2018044300A (ja) * | 2016-09-12 | 2018-03-22 | 株式会社熊谷組 | 建物 |
JP2021025264A (ja) * | 2019-08-02 | 2021-02-22 | ツナガルデザイン株式会社 | 集合住宅の防音構造 |
JP2023079581A (ja) * | 2021-11-29 | 2023-06-08 | 恒之 岡本 | 構造物 |
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