JP2013540832A - 石炭コークス化プロセス用の石炭を圧縮するための方法および装置 - Google Patents

石炭コークス化プロセス用の石炭を圧縮するための方法および装置 Download PDF

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Abstract

石炭粒子の嵩密度を、石炭粒子に衝撃を与えることなく増加させるための相対的に高速の方法、および製司コークス製造用の石炭を圧縮するための装置が提供される。方法は、石炭粒子をコークス化炉の外部の装入プレートの上に堆積させることを含む。装入プレートは、側壁および少なくとも1つの移動可能な端壁を有し、装入プレート上に上面を有する乾燥した圧縮されていない石炭の伸張された床を形成する。圧縮されていない石炭は、振動する円筒形の圧縮機を、圧縮されていない石炭の長さに沿って、石炭の床の厚さを圧縮されていない石炭の元の厚さの約80パーセント未満まで低減するのに十分な何回かのパスにわたって動かすことによって圧縮される。振動する円筒形の圧縮機は、約1.4:1から約2:1の範囲の長さと直径の比を有する。

Description

本開示は、石炭からコークスを製造するための方法および装置に関し、特に非回収式(non−recovery)コークス化炉に供給する石炭を圧縮するための改善された方法および装置に関する。
コークスは、鋼の製造において鉄鉱石を溶解および還元するために使用される固形の炭素燃料であり、かつ炭素供給源である。鉄の製造プロセスの間、鉄鉱石、コークス、加熱された空気および石灰石、または他のフラックスが溶鉱炉の中に供給される。加熱された空気はコークスの燃焼を引き起こし、それによって、酸化鉄を鉄に還元するための熱および炭素の供給源がもたらされる。石灰石または他のフラックスを加え、スラグと呼ばれる酸性の不純物と反応させ、それを溶解した鉄から除去することができる。石灰石−不純物は溶解した鉄の表面に浮かび、すくい取られる。
「トンプソン(Thompson)コークス化プロセス」として知られる1つのプロセスでは、前述のように金属鉱石の製錬に用いられるコークスは、厳密に制御された雰囲気条件の下で密閉され、24から48時間にわたってきわめて高い温度まで加熱される炉に、微粉炭をバッチ式に供給することによって製造される。石炭を製司コークスに変化させるために、長年にわたってコークス化炉が使用されてきた。コークス化プロセスの間、細かく粉砕された石炭は、制御された温度条件の下で加熱され、石炭を液化し、所定の多孔度および強さを有する融解塊を形成する。コークスの製造はバッチ式プロセスであるため、複数のコークス炉を同時に稼働させるが、以下ではこれを「コークス炉バッテリー(coke oven battery)」と呼ぶ。
コークス化サイクルの最後に、完成したコークスを炉から取り出し、水で急冷する。冷却されたコークスをふるい分け、出荷または後で使用するために軌道車もしくはトラックに積むこと、または鉄の溶解炉に直接移すことができる。
加熱プロセスの間に石炭粒子によって行われる溶解および融解プロセスは、コークス化プロセスの最も重要な部分である。溶解の程度および石炭粒子の溶解塊内への吸収の程度によって、製造されるコークスの特性が決まる。特定の石炭または配合炭から最も強力なコークスを製造するために、石炭中の反応体と不活性体の最適な比が存在する。コークスの多孔度および強さは鉱石の精錬プロセスにとって重要であり、石炭の供給源および/またはコークス化の方法によって決まる。
石炭粒子または石炭粒子の混合物が所定のスケジュールで高温の炉に装入され、結果として生じるコークスから揮発性物質を除去するために、石炭が炉の中で所定の時間にわたって加熱される。コークス化プロセスは、炉の設計、石炭の種類、および使用される転化温度に大きく依存する。コークス化プロセスの間、炉は、それぞれの石炭の装入物がほとんど同じ時間で完全にコークス化されるように調節される。石炭が完全にコークス化されると、コークスが炉から取り出され、水で急冷されて、その発火温度より低く冷却される。また急冷操作は、コークスが水分を吸収しすぎないように注意深く制御しなければならない。急冷後、コークスはふるい分けられ、出荷のために軌道車またはトラックに積み込まれる。
石炭は高温の炉の中に供給されるため、石炭供給プロセスの大部分が自動化されている。スロット型の炉では、石炭は通常、炉の頂部のスロットまたは開口部を通して装入される。そうした炉は、高く狭くなる傾向がある。最近になって、コークスを製造するために、水平な非回収または熱回収型のコークス化炉が使用されるようになっている(水平な炉については、例えばトンプソンの特許文献1および特許文献2を参照)。非回収または熱回収型のコークス化炉では、コンベアを用いて石炭粒子を炉の中まで水平に運び、約101センチメートルの高さ、約13.7メートルの長さ、および約3.6メートルの幅を有する伸張された石炭の床を形成する。
原料炭を形成するのに適した石炭の供給源が減少してきているため、弱いまたは非コークス用炭をコークス用炭と混合して、炉に対する適切な石炭の装入を行うための試みがなされている。1つの試みは、圧縮された石炭を使用することである。石炭は、炉に入る前または炉に入った後に圧縮することができる。石炭コンベアは、装入後に炉内で部分的に圧縮される微粒子の石炭を炉に装入するのに適しているが、そうしたコンベアは一般に、予め圧縮された石炭を炉に装入するには適していない。理想的には、低品質の石炭の有用性を高めるために、石炭を800キログラム毎立方メートル超に圧縮するべきである。配合炭中の低品質の石炭の割合が増加するにつれて、約1040から1120キログラム毎立方メートルまでの、より高いレベルの石炭の圧縮が必要になることがよく知られている。
しかしながら、現在利用可能なプロセスは、実質的に均一な嵩密度(bulk density)を有する圧縮された装入炭を、伸張された装入炭の床の深さ全体を通して相対的に高速に、かつ圧縮中にかなりの量の炭塵を発生させずに提供するには適していない。したがって、炭塵を発生させずに石炭を圧縮し、コークス化炉に予め圧縮された石炭を装入するための改善された方法および装置が求められている。また、製司コークスの製造に使用するための圧縮された石炭の、実質的に均一な床を形成するために必要な時間を最小限に抑えるための装置も求められている。
米国特許第3,784,034号明細書 米国特許第4,067,462号明細書 米国特許第6,290,494号明細書 米国特許第7,497,930号明細書
前述の必要性および他の必要性に応じて、本開示は、石炭粒子の嵩密度を、石炭粒子に衝撃を与えることなく増加させるための相対的に高速の方法、および製司コークス製造用の石炭を圧縮するための装置を提供する。方法は、石炭粒子をコークス化炉の外部の装入プレートの上に堆積させることを含む。装入プレートは、側壁および少なくとも1つの移動可能な端壁を有し、装入プレート上に上面を有する乾燥した圧縮されていない石炭の伸張された床を形成する。圧縮されていない石炭は、振動する円筒形の圧縮機を、圧縮されていない石炭の長さに沿って、石炭の床の厚さを圧縮されていない石炭の元の厚さの約80パーセント未満まで低減するのに十分な何回かのパスにわたって動かすことによって圧縮される。振動する円筒形の圧縮機は、約1.4:1から約2:1の範囲の長さと直径の比を有する。他の態様において、本開示の例示的な実施形態は、石炭を圧縮しコークス炉に装入する装置を提供する。装置は、側壁、少なくとも1つの移動可能な端壁、および圧縮された石炭をコークス炉の中に運ぶための移送プレート並進機構を有する、石炭床移送プレートを有する。圧縮プロセスの間、真空源を用いて圧縮されていない石炭の床を脱気し、約960から約1200キログラム毎立方メートルの範囲の嵩密度を有する、乾燥し圧縮された石炭床を形成する。
さらに他の態様において、本開示の例示的な実施形態は、石炭を圧縮しコークス炉に装入する装置を提供する。装置は、側壁、少なくとも1つの移動可能な端壁、および圧縮された石炭をコークス炉の中に運ぶための移送プレート並進機構を有する移送プレートを備えた、石炭床装入車を含む。衝撃エネルギーを用いずに石炭を圧縮するために、石炭圧縮デバイスが提供される。石炭圧縮デバイスは、移送プレート上の圧縮されていない石炭の床を圧縮するための振動式ローラ機構、振動式ローラ機構を圧縮されていない石炭の床の長さに沿って動かすための、振動式ローラ機構に取り付けられた石炭床移動デバイス、圧縮ステップの間は、振動式ローラを下降させて圧縮されていない石炭と接触させ、炉への装入ステップの間は、振動式ローラを上昇させて圧縮された石炭と接触させないための石炭床移動デバイス上の昇降機構、および、圧縮ステップの間、圧縮されていない石炭の床を脱気するための脱気デバイスを含む。
本明細書に記載される方法および装置は、相対的に短い時間で相対的に高い嵩密度を有する石炭を提供することを含む、コークス化操作に対する独自の利点をもたらす。方法および装置の他の利点は、圧縮中に炭塵を増加させ、圧縮プロセス中に構造および設備に損傷を与える恐れがあるパイルドライバー(pile−driver)型の圧縮デバイスを用いずに、相対的に単純な機械的デバイスを用いて石炭を圧縮し、圧縮された石炭をコークス炉の中に移送することが可能であることである。他の利点は、結果として生じる石炭床が、実質的にその深さ全体を通してほとんど同じ均一な嵩密度に圧縮されることである。
開示される実施形態の他の利点は、図面と共に考察するとき、例示的な実施形態に関する詳細な説明を参照することによって明らかにすることができる。また図面は一定の縮尺ではなく、複数の図面を通して、類似の参照符号は類似のまたは同様の要素を指す。
一定の縮尺ではないが、本開示の実施形態によるコークス炉バッテリー用の装入車、石炭充填ステーションおよび圧縮装置の平面図である。 一定の縮尺ではないが、本開示の実施形態による石炭充填ステーション、圧縮装置および装入車デバイスの正面側面図である。 一定の縮尺ではないが、本開示の実施形態による装入車デバイスおよび石炭充填ステーションの側面端面図である。 一定の縮尺ではないが、本開示の実施形態による装入車デバイスの概略的な側面図である。 一定の縮尺ではないが、本開示の実施形態による装入車デバイスの端面図である。 一定の縮尺ではないが、本開示の実施形態による装入車デバイスおよび側壁の固定機構の立面図である。 一定の縮尺ではないが、本開示の実施形態によるコークス炉に装入するための装入車デバイスの一部および移動可能な端壁の立面図である。 一定の縮尺ではないが、本開示による装入車デバイス用の調節可能な端壁の斜視図である。 一定の縮尺ではないが、本開示の実施形態による振動式ローラを用いて石炭を圧縮するための方法の概略図である。 一定の縮尺ではないが、本開示の実施形態による振動式ローラを用いて石炭を圧縮するための方法の概略図である。 一定の縮尺ではないが、本開示による圧縮ステーションおよび装入車の側面図である。 一定の縮尺ではないが、本開示による振動式ローラを含む圧縮デバイスの斜視図である。 一定の縮尺ではないが、本開示による振動式ローラを含む圧縮デバイスの斜視図である。 一定の縮尺ではないが、本開示による振動式ローラを含む圧縮デバイスの側面図である。 一定の縮尺ではないが、本開示による振動式ローラを含む圧縮デバイスの側面図である。 一定の縮尺ではないが、本開示による石炭圧縮デバイスおよび装入車の平面図である。 本開示による振動式ローラの圧縮試験に対する、嵩密度と圧縮エネルギーの関係のグラフ表示である。
本明細書において使用するとき、「パイルドライバー型デバイス」という用語は、石炭を圧縮するために、往復運動する形で単位時間あたりに相対的に高いエネルギー衝撃を使用することを記述するために用いられる。パイルドライバー型デバイスでは、圧縮プロセスの間、空気が石炭から押し出されるときに、相対的に高い衝撃エネルギーおよび相対的に高速の圧縮機構によって炭塵が生成される。「振動式ローラ機構」という用語は、前述のようにパイルドライバー型デバイスから石炭に衝撃エネルギーを与えることなく振動する、転動機構を意味する。したがって、振動式ローラ機構の単位時間あたりのエネルギーは、パイルドライバー型デバイスの単位時間あたりのエネルギーよりかなり低い。
以下にさらに詳しく記載されるように、石炭を圧縮してコークス炉12に装入するための高速システム10が、図1に平面図として示されている。システムは、移動可能な石炭装入車デバイス14、石炭装入車を充填するための石炭充填装置16、および石炭装入車デバイス14内の石炭を圧縮するための石炭圧縮装置18を含む。システム10は、水平な非回収式コークス化炉12に装入するための、約75から約125センチメートルの深さ、約10から約15メートルの範囲の長さ、および約2から約5メートルの範囲の幅を有する圧縮された石炭の床を提供するのに特に適している。
図1〜3を参照すると、典型的な水平な非回収式コークス炉バッテリーが、複数の並んだコークス炉12を含んでいる。コークス炉12のそれぞれが、石炭装入端部20、および装入端部20の反対側のコークス出口端部22を有する。石炭のコークス化サイクルは、コークス炉12への石炭装入の規模に応じて、24から48時間またはそれを超える範囲に及ぶ可能性がある。コークス化サイクルの最後に、コークスは、炉12の装入端部20に隣接して位置決めされた放出ラムを用いて炉12から押し出され、炉のコークス出口端部22の高温の車に入る。放出ラムを装入車デバイス14に含めることができるが、装入車デバイス14は、コークスを炉12から押し出す前に装入端部の炉のドアを取り外すためのデバイスを含むこともできる。
図1に示されるように、装入車デバイス14は、装入される炉12に隣接したレール24の上を、装入車デバイス14を所定量の石炭で充填するための充填ステーション26まで移動することができる。以下にさらに詳しく記載される石炭充填装置16は、コールビンを含み、コールビンは、コンベア32によって、装入車デバイス14の長さに沿った石炭充填装置16を所定量の石炭で充填する動きのために、レール24に直交する高架レール30の上を移動することができる(図3)。図3には、充填ステーションを出た後の、装入車14上の圧縮された石炭34も示されている。
次に図4〜6を参照して、システム10の構成要素の様々な態様についてさらに詳しく図示し記載する。図4に示されるように、装入車デバイス14は、主要な支持フレーム36、並進可能な石炭移送プレートまたはへら38、移送プレート支持フレーム40、および石炭が装入される炉12の炉床に対する移送プレート38の高さを決めるための、フレーム40に取り付けられた高さ調節機構42を含む。高さ調節機構42を用いて、石炭圧縮ステップ中の振動を吸収するために、移送プレート40を以下にさらに詳しく記載される固定した支柱まで下降させることもできる。
高さ調節機構42は、支承ロール48を含む支承レール46を上昇および下降させるための1つまたは複数のアクチュエータ44、または移送プレート38の並進可動のための滑りプレートを含む。アクチュエータ44は、ウォーム歯車、チェーン駆動、油圧シリンダーなど、広範にわたる機構から選択することができる。油圧シリンダーのアクチュエータ44は、本明細書に記載される高さ調節機構42における使用に特に適している。
移送プレート38を上昇および下降させるための高さ調節機構42の各部分の詳細が、図5に示されている。図5は、フレーム36に取り付けられた高さ調節機構42を示す、装入車デバイス14の端面図である。アクチュエータ44は、フレーム36、およびホイール52を保持する第1のピボットアーム50に取り付けられる。第1のピボットアーム50が、ロッドまたは他の堅い連結デバイス54によって遠位のピボットアーム56およびホイール57に機械的に連結され、遠位のピボットアーム56およびホイール57は、連結デバイス54の働きによって第1のピボットアーム50と共に移動する。第1のピボットアーム50および遠位のピボットアーム56はそれぞれ、フレーム36に枢着される。
アクチュエータ44の起動後、ピボットアーム50および56を上昇または下降させ、それによって、移送プレート38を支持するレール46を上昇または下降させる。ホイール52は、装入車デバイス14を装入される炉12に対して適切に位置決めするために、必要に応じてレール46および移送プレート38の炉12に向かう動き、または炉12から離れる動きを可能にする。
炉の高さがレール24の基準高さに対して不釣り合いであるために、高さ調節機構42を用いて、移送プレート38を、石炭を装入する炉12内への並進可動に望ましい高さに設定する場合がある。炉の高さの差異は通常、約1インチ(2.54cm)から約5インチ(12.70cm)の範囲である。したがって、高さ調節機構42は、移送プレート38の基準高さから2.5センチメートルから15センチメートルの範囲にわたって変化する可能性がある、ある高さに、移送プレート38を移動させ保持することが可能であるべきである。特定の炉バッテリーに必要とされる高さの上昇範囲が、約2.5から約15センチメートルより大きい範囲になる可能性もあることが理解されるであろう。移送プレート38の高さの調節に加えて、移送プレート38、支承レール46および支承ロール48は、炉に装入する場合には炉12に向かい、装入車デバイスが他の炉の構造を通過(clear)しながらレール24に沿って移動する場合には炉から離れるように伸縮させることができる。別のアクチュエータを用いて、レール46および移送プレート38を炉12に向かって、また炉12から離れるように移動させることもできる。
装入車デバイス14のフレーム36は、装入車デバイス14を、圧縮された石炭を装入する炉12の石炭装入端部20に隣接するレール24に沿って位置決めするためのホイール58を含む。ホイール58は、以下にさらに詳しく記載されるように、装入車デバイス14を石炭装入ステーション26に位置決めすることも可能である。
移送プレート38の長さに沿って、傾斜可能な側壁60が設けられる。傾斜可能な側壁60は、移送プレート38およびその上の圧縮された石炭を炉12の中に移動させるとき、移送プレート38上の圧縮された石炭から離れるように回転させることができる。傾斜可能な側壁60が圧縮された石炭から離れるように回転することによって、側壁60と圧縮された石炭の間の摩擦を低減することができる。
図6に示されるように、傾斜可能な側壁60は、その第1の端部62で壁の支持部材64に枢動可能に隣接しており、圧縮された石炭との接触から解放すること、または図示および記載されるように、移動を防止するように固定することができる。固定機構66Aおよび66Bを傾斜可能な側壁60と共に用いて、石炭圧縮プロセスの間、傾斜可能な側壁60が移動するのを防止することができる。固定機構66Aおよび66Bはそれぞれ、その第1の端部72に隣接するローラ70、およびその第2の端部76に隣接するアクチュエータ機構74を有するピボットアーム68を含む。図6では、固定機構66Aは第1の固定解除位置に示され、固定機構66Bは第2の固定位置に示されている。
装入車デバイス14の少なくとも1つの端部77(図7)は、図7にさらに詳しく示されるように、逆転防止デバイス82の相対する側に取り付けられた、移動可能な端壁78およびラムヘッド(ram head)80を含む。移動可能な端壁78およびラムヘッド80を含む逆転防止デバイス82は、移送プレート38上に石炭を積み、石炭を圧縮するために、下方位置で回転させることができる。図7に示されるように逆転防止デバイス82を上方位置で回転させると、移送プレート38およびその上の圧縮された石炭34を炉12の中に移動させ、炉に装入することができる。
炉への装入ステップの間、ラムヘッド80を含む逆転防止デバイス82(図7)は、圧縮された石炭34を炉12の中に移動させることができるように、アクチュエータ84によって上方に回転させることができる。炉12に圧縮された石炭34が装入されると、逆転防止デバイス82は、アクチュエータ84によって下方に回転させることができ、また移送プレート38を炉12から引き出す間、ラムヘッド80を炉12の内側で圧縮された石炭34に隣接して配置し、圧縮された石炭34を炉12の中に保持するように、トロリー機構86によって炉に向かって移動させることができる。移送プレート38を炉12から引き出した後、逆転防止デバイス82を上方に回転させ、次いでトロリー機構86を用いて図7に示される位置まで移動させる。
移送プレート38の反対側の端部は端壁88を含み、端壁88は固定するか、または垂直方向に移動可能にすることができる。一実施形態において、端壁88は、石炭充填装置16上の伸縮式シュート104を通過するように上下に調節することができる。調節可能な端壁88の詳細は、図8に示されている。調節可能な端壁88は、フレーム36に取り付けられる固定部90、およびアクチュエータ機構94によって上昇および下降させることができる可動部92を有する。
移送プレート38は、移送プレート38を支承レール46に取り付けられた支承ロール48に沿って動かすために、高耐荷重、高速のチェーンスプロケットシステム96と移送プレート38の遠位端98に接続されたチェーンとの組み合わせを用いて、炉12の内外に並進させることができる(図4)。石炭を装入する動作の間、チェーンスプロケットシステム96は移送プレート38の一部を炉12の中へ移動させ、したがって、移送プレート38を炉12から引っ込めるとき、圧縮された石炭34を炉の床面に堆積させることができる。移送プレート38は通常、約3.5センチメートルから約8センチメートルの範囲の厚さを有し、好ましくは鋳鋼で製造される。
その開示を参照によって本明細書に援用するバークドール(Barkdoll)の特許文献3およびバークドール等の特許文献4に記載される、圧縮された石炭を装入するデバイスのように、本明細書に記載される装入車デバイス14は任意選択で、移送プレート38が炉12の中に移動するとき、移送プレート38と炉床の間に圧縮されていない石炭の隔離層を設けるために、圧縮されていない石炭のチャンバを含むことができる。圧縮されていない石炭の層は、移送プレート38を炉床の放射熱から隔離し、移送プレート38が炉12の内外に移動するための相対的に滑らかで水平な面を形成することができる。圧縮された石炭34および移送プレート38の重量は、圧縮されていない石炭を圧縮し、その密度を増加させて圧縮されていない石炭より高くするのに十分である。
再び図2〜3を参照して、装入車デバイス14を充填するための石炭充填装置16について示し、さらに詳しく論じる。石炭充填装置16は、レール30用の高架レール構造100、および装入車デバイス14を所定量の石炭で実質的に均等に充填するための、レール24に実質的に垂直な方向に移動可能な秤量ビン102(a)を含む。秤量ビン102(b)を所定量の石炭で再充填するために、レール30によって秤量ビン102(b)を石炭貯蔵ビンに隣接して位置決めすることもできる。クロスコンベア32が、貯蔵ビンから秤量ビン102への石炭の流れを形成する。秤量ビン102は、約50から60メートルトンの石炭粒子を保持するのに十分な大きさである。
装入車デバイス14を圧縮されていない石炭で実質的に均等に充填するために、秤量ビン102の放出端部に伸縮式シュートおよび平坦化デバイス104が設けられる。秤量ビン102(a)がレール30に沿って、装入車デバイス14の一端から装入車デバイス14の他端まで横断すると、石炭が装入車デバイス14の中に計量され、ならされて圧縮プロセスのための実質的に平坦な面を形成する。伸縮式シュートは、移送プレート38の幅を横断する石炭の「コウモリの翼のような断面」を形成する輪郭を有する。「コウモリの翼のような断面」とは、側壁60に隣接する圧縮されていない石炭の深さが、移送プレート38の幅のかなりの部分にわたる石炭の深さより大きいことを意味する。
製司コークスの形成に適した石炭は通常、少なくとも約80%が、標準的なふるい分析手順によって決まる約3ミリメートル未満の平均サイズを有するようにすりつぶされる。圧縮されていない石炭はまた、約6から約10重量パーセントの範囲の水分値、および約640から約800キログラム毎立方メートルの範囲の嵩密度を有する。移送プレート38上に堆積したとき、圧縮されていない石炭は通常、約50から60体積パーセントの石炭粒子、および約40から約50体積パーセントのボイドを有する。
装入車デバイス14を、所定量の石炭、通常は約45から約55メートルトンの石炭で充填した後、石炭を圧縮するための圧縮ステップを実施するために、秤量ビン102(a)を位置102(b)まで移動させる(図2)。石炭を圧縮するために用いられる圧縮デバイス18は、図9A〜9Bに概略的に示されるように、装入車14内の石炭を迅速に圧縮するための圧縮装置110を含む。圧縮デバイス18は、圧縮されていない石炭114を横断するように転動し、圧縮された石炭34をもたらす振動式ローラ112を含み、したがって、石炭の深さを、初期の深さD1から圧縮後の深さ(D2)に変化させる。
圧縮装置110は、固定レール118および可動レール120を含む支持システム116の上を移動することができる(図2および10)。装入車14に石炭が積まれた後、可動レール120は、装入車14の両側で隣接するようにはね橋のような形で下げられ、その結果、図10および12に示されるように、圧縮装置110が伸縮式レール120の上で装入車14の長さを横断することが可能になる。
図11A〜11Dに示されるように、圧縮装置110は、固定レール118および伸縮式レール120の上を移動可能な支持フレーム122を含む。支持フレーム122は、アクチュエータデバイス126によって、図11Aおよび11Cに示されるように上昇させること、または図11Bおよび11Dに示されるように下降させることができるローラフレーム124も含む。圧縮装置110が上昇した位置にあるとき、圧縮装置110を、装入車14内の圧縮されていない石炭114の上で移動させることができる。圧縮プロセスの間、圧縮装置110は、圧縮されていない石炭114の上を振動回転して石炭を圧縮するために、下降した位置にある。
図12には、装入車14に対する圧縮装置110の平面図が示されている。圧縮されていない石炭が装入車14の中に配置され、圧縮プロセスの間、圧縮装置110が装入車14の長さを横断する。石炭は、圧縮装置110の約2から約6回のパスで圧縮することができる。一実施形態において、圧縮装置110は、振動式ローラ112が圧縮されていない石炭114に接触している間の振動の有無にかかわらず、矢印128の方向に第1のパスを行うことができる。次いで圧縮装置110は、望ましくは振動式ローラ112が振動して石炭を圧縮している間、矢印130の方向に第2のパスを行う。通常は、石炭をコークス炉12で使用するための所望の嵩密度まで圧縮するために、合計約4回のパスが必要であり、最初のパスは振動を用いずに実施され、続く3回のパスは振動を用いて実施される。
図9Aに示されるように、振動式ローラ112の長さLは、圧縮される圧縮されていない石炭114の床の幅Wの約90から約99パーセントの範囲とすることができ、長さと直径の比は約1.4:1から約2:1の範囲である。振動式ローラ112は、約25から約60メートルトンの総重量を有することができ、圧縮プロセスの間、約0.5から約3.0キロメートル毎時の範囲の速度で圧縮されていない石炭を横断する。振動式ローラ112は、約10から約50Hzの範囲の振動周波数を有し、振幅は約1から5mmの範囲であり、遠心力は約3000から約3600ニュートンメートルの範囲である。
圧縮プロセスの間、圧縮されていない石炭114からの空気を、装入車の側壁60内の通気孔136を通して放出することができる(図4)。空気を放出する、または石炭を脱気することによって、石炭114をより迅速に圧縮することが可能になる。通気孔136は、装入車14の側壁60に沿って、互いに中心間で約60センチメートルの間隔をおいて配置された、30cmのワイヤメッシュまたは孔ふるいの通気孔とすることができる。通気孔136は、圧縮プロセス中に放出される空気中に伴出される石炭の量を最小限に抑えるために、隣接するワイヤ間に約75から約230ミクロンの開口部を有する。
通気孔136は、大気へ通気すること、またはその開示を参照によって本明細書に援用するバークドール等の特許文献4にさらに詳しく記載されるように、真空ポンプおよび集塵システム108(図2)と気体流連通するように接続することができる。圧縮プロセスの間、真空ポンプによって、プローブに対して約185から約280mmHgの範囲の真空が与えられ、圧縮されていない石炭床から伴出された空気を除くことができる。圧縮プロセス中の気体の体積流量は、約50立方メートル毎分から約85立方メートル毎分の範囲とすることができる。
石炭を圧縮するために衝撃エネルギーを使用するのとは異なり、振動式ローラ112は、使用される単位時間あたりの振動エネルギーが、パイルドライバー型デバイスを用いて同様の石炭の嵩密度を得るために必要な単位時間あたりの衝撃エネルギーよりかなり小さいため、圧縮プロセス中に粉塵をあまり発生させない。例えば、特許文献4に記載される衝撃型のパイルドライバーは、約1040から1120キログラム毎立方メートルの範囲の嵩密度をもたらすために、石炭に約221,208キログラム重メートル/秒のエネルギーを加える可能性がある。本開示の実施形態よる振動式ローラ112では、同じ嵩密度を約2から約5キログラム重メートル/秒のエネルギーで得ることができる。したがって、振動式ローラ112では集塵システムは必ずしも必要ではないが、石炭を圧縮するために衝撃エネルギーを使用する圧縮システムでは、集塵システムを使用することが望ましい。しかしながら、石炭の水分含有量を低減し、それによって石炭のコークス化に必要なエネルギーを少なくすることを可能にするために、圧縮プロセス中に真空ポンプを使用することが望ましい場合がある。
ホイール58およびレール24を通して伝えられる衝撃波を低減するために、支持支柱134(図4)を設け、圧縮プロセス中に装入車14を充填ステーション26内で支持することができる。したがって、装入車14の移送プレート支持フレーム40(図4)が、ホイール58およびフレーム36ではなく、主に支柱134によって支持されるように、高さ調節機構42を作動させて装入車14を約2から約6センチメートル下降させることができる。
前述の圧縮装置18は、約135から約145センチメートルの範囲の初期深さを有する石炭の床を、約6分未満、通常は約4分未満で、約800キログラム毎立方メートル超の嵩密度まで圧縮するのに十分なものとなり得る。本明細書に記載される圧縮装置18は、石炭床の深さを通して実質的に均一に圧縮された石炭を提供することができる。従来技術の圧縮プロセスは通常、石炭床の深さを通して不均一な石炭の圧縮をもたらす。
装入車14を約52メートルトンの石炭で充填し、石炭を目標の嵩密度である約1040キログラム毎立方メートルまで圧縮するための典型的なサイクル時間を以下の表に示す。
Figure 2013540832
この例に示される圧縮されていない石炭の量および目標の嵩密度の場合、前述の振動式ローラおよび脱気システムを用いて石炭を充填し、圧縮するプロセス全体を約6分未満で実施可能であることが理解されるであろう。
以下の例では、28メートルトンの石炭に対する圧縮試験を行い、圧縮プロセス中に前述のように壁の通気孔を用いて石炭床から空気を放出し、石炭を脱気しながら、圧縮されていない石炭床に複数回衝撃を与えた後、結果として生じる圧縮された石炭の深さおよび嵩密度を測定した。圧縮されていない石炭床を、路床上のコンクリート障壁の間に配置した。石炭1メートルトンあたり2200キログラム重メートルを加える振動式ローラの複数のパスを使用した。結果を以下の表および図13に示す。
Figure 2013540832
前述の説明において、コンベアベルト、電気的な構成要素などを除く装置全体は、鋳鋼または鍛造鋼で製造することができる。したがって、装置の頑丈な構造が可能であり、それによって、コークス炉の環境に適した相対的に長持ちする装置が得られる。
前述の装置および方法によって、製司コークスの製造により安価な石炭を使用することが可能になり、それにより、コークスの全体的なコストが低減される。特定の石炭の供給源および得られる圧縮のレベルに応じて、本発明に従って製造された圧縮後の装入炭は、約30から約60重量%の非コークス用炭を含む可能性がある。本発明の装置によって製造されるコークスの量は、圧縮プロセスの結果として、30ないし40メートルトンから、最大約45ないし約55メートルトン増加させることもできる。装入炭の高さ、幅および深さなどのより一貫した装入炭の物理的パラメータも、本発明による装置および方法の利益である。
本開示の実施形態に修正および/または変更を加えることが可能であることが企図され、またそれが、これまでの説明および添付図面から当業者には明らかになるであろう。したがって、前述の説明および添付図面は例示的な実施形態を説明するためのものにすぎず、それに限定されないこと、また本開示の真の趣旨および範囲は、添付の特許請求の範囲を参照することによって判断されることが明確に意図される。

Claims (21)

  1. 石炭粒子の嵩密度を、前記石炭粒子に衝撃を与えることなく増加させ、コークス化炉に装入する乾燥し圧縮された石炭の伸張された床を形成するための相対的に高速な方法であって、
    石炭粒子をコークス化炉の外部の装入プレートの上に堆積させるステップであって、前記装入プレートは、側壁および少なくとも1つの移動可能な端壁を有していて、前記装入プレート上に上面を有する乾燥した圧縮されていない石炭の伸張された床を形成するステップと、
    振動する円筒形の圧縮機を、前記圧縮されていない石炭の長さに沿って、前記石炭の床の厚さを前記圧縮されていない石炭の元の厚さの約80パーセント未満まで低減するのに十分な何回かのパスにわたって動かすことによって、前記圧縮されていない石炭を圧縮するステップであって、前記振動する円筒形の圧縮機は、約1.4:1から約2:1の範囲の長さと直径の比を有するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記圧縮するステップの間、前記圧縮されていない石炭を脱気し、約960から約1200キログラム毎立方メートルの範囲の嵩密度を有する、乾燥し圧縮された石炭床を形成するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記石炭床を脱気するステップは、真空源を、前記圧縮されていない石炭床に挿入された1つまたは複数のプローブに適用するステップを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記真空源は、前記脱気するステップの間、前記圧縮されていない石炭床に約185から約280mmHgの範囲の真空を与えることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記石炭床を脱気するステップは、前記圧縮するステップの間、前記装入プレートの前記側壁から空気を放出するステップを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  6. 前記石炭粒子は、前記振動する円筒形の圧縮機の5回未満のパスで、約640から約800キログラム毎立方メートルの範囲の初期の嵩密度から、約960から約1200キログラム毎立方メートルの範囲の嵩密度まで圧縮されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記振動する円筒形の圧縮機の長さは、前記石炭の床の幅の約90から約99%の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 前記振動する円筒形の圧縮機は、約0.5から約3.0キロメートル毎時の範囲の速度で動作させることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 前記振動する円筒形の圧縮機は、前記圧縮されていない石炭の長さに沿って1回から4回動かされ、前記石炭を圧縮することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 前記振動する円筒形の圧縮機は、約2から約5キログラム重メートル毎秒の範囲の圧縮エネルギーの出力を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 石炭から製司コークスを製造するための方法であって、請求項1に記載の方法によって製造された乾燥し圧縮された石炭床をコークス化炉に装入するステップと、前記石炭を還元雰囲気の下で、ある温度である時間にわたって加熱して製司コークスを得るステップとを含むことを特徴とする方法。
  12. 請求項11に記載の方法によって製造された製司コークス。
  13. 石炭を圧縮しコークス炉に装入する装置であって、
    側壁を有する移送プレート、少なくとも1つの移動可能な端壁、および圧縮された石炭を前記コークス炉の中に運ぶための移送プレート並進機構、を備えた石炭床装入車と、
    前記移送プレート上の圧縮されていない石炭の床を圧縮するための振動式ローラ機構、前記振動式ローラ機構を前記圧縮されていない石炭の床の長さに沿って動かすための、前記振動式ローラ機構に取り付けられた石炭床移動デバイス、圧縮ステップの間は前記振動式ローラを下降させて前記圧縮されていない石炭と接触させ、かつ、炉への装入ステップの間は前記振動式ローラを上昇させて圧縮された石炭と接触させないための、前記石炭床移動デバイス上の昇降機構、および、前記圧縮ステップの間に前記圧縮されていない石炭の床を脱気するための脱気デバイス、を含む石炭圧縮デバイスと
    を備え、前記石炭圧縮デバイスは、衝撃エネルギーを用いずに前記石炭を圧縮するのに有効であることを特徴とする石炭を圧縮しコークス炉に装入する装置。
  14. 前記脱気デバイスは、前記移送プレートの孔をあけた側壁、および前記圧縮されていない石炭の床に挿入された真空プローブに取り付けられた真空ポンプからなる群から選択されることを特徴とする請求項13に記載の石炭を圧縮しコークス炉に石炭を装入する装置。
  15. 前記移送プレートを前記炉から引き出す間、圧縮された石炭を前記コークス炉の中に保持するための、前記少なくとも1つの移動可能な端壁に隣接して取り付けられた逆転防止デバイスをさらに備えること特徴とする請求項13に記載の石炭を圧縮しコークス炉に石炭を装入する装置。
  16. 前記装入車は、コークス炉の圧縮された石炭の装入プロセスの間に前記移送プレートの高さを調節するための高さ調節機構をさらに備えること特徴とする請求項13に記載の石炭を圧縮しコークス炉に石炭を装入する装置。
  17. 圧縮されていない石炭を前記装入車の中に堆積させるための、石炭を堆積し平坦化するデバイスをさらに備え、前記石炭を堆積し平坦化するデバイスは、所定量の石炭を前記装入車の中に堆積させ、前記移送プレート上の前記圧縮されていない石炭を平坦化するために、伸縮式シュート、および前記シュートと流れ連通する石炭秤量ビンを含むことを特徴とする請求項13に記載の石炭を圧縮しコークス炉に石炭を装入する装置。
  18. 前記振動式ローラは、約1.4:1から約2:1の範囲の長さと直径の比を有することを特徴とする請求項13に記載の石炭を圧縮しコークス炉に石炭を装入する装置。
  19. 前記振動式ローラ機構は、前記圧縮されていない石炭の床の幅の約90から約99%の範囲の長さを有することを特徴とする請求項13に記載の石炭を圧縮しコークス炉に石炭を装入する装置。
  20. 圧縮機並進デバイスが、前記振動式ローラを約0.5から約3.0キロメートル毎時の範囲の速度で移動させることを特徴とする請求項13に記載の石炭を圧縮しコークス炉に石炭を装入する装置。
  21. 前記振動式ローラ機構は、約2から約5キログラム重メートル毎秒の範囲の圧縮エネルギーの出力を有することを特徴とする請求項13に記載の石炭を圧縮しコークス炉に石炭を装入する装置。
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