JPH08285467A - 焼結鉱原料の装入方法および装入装置 - Google Patents
焼結鉱原料の装入方法および装入装置Info
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- JPH08285467A JPH08285467A JP11525195A JP11525195A JPH08285467A JP H08285467 A JPH08285467 A JP H08285467A JP 11525195 A JP11525195 A JP 11525195A JP 11525195 A JP11525195 A JP 11525195A JP H08285467 A JPH08285467 A JP H08285467A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パレット幅方向における焼成が均等に進行す
るような、原料の装入分布に調整するための焼結鉱原料
の装入方法および装入装置を提供する。 【構成】 装入方法は、原料2 を層状流れ2aの形態でパ
レット3 に供給し、この流れの内部に装入量調整機構の
先端4aを挿入することにより原料2 の一部2cをパレット
3 外に排除し、原料2 のパレット3 幅方向の分布を調整
する。装入装置は、装入量調整機構および原料回収機構
を有し、装入量調整機構は原料2 のパレット3 への供給
方向に対して逆らう方向に延出した調整板4 を備え、調
整板4 は先端部4aに伸縮部が設けられ、更に、伸縮部を
前後進自在に移動させる前後進移動機構を備え、そし
て、原料回収機構は、調整板の後端に連続して設けられ
ていることからなる。伸縮部は、原料供給方向に直角に
複数個に分割されており、この各々には前後進移動機構
がそれぞれ独立的に連結されていることからなる。
るような、原料の装入分布に調整するための焼結鉱原料
の装入方法および装入装置を提供する。 【構成】 装入方法は、原料2 を層状流れ2aの形態でパ
レット3 に供給し、この流れの内部に装入量調整機構の
先端4aを挿入することにより原料2 の一部2cをパレット
3 外に排除し、原料2 のパレット3 幅方向の分布を調整
する。装入装置は、装入量調整機構および原料回収機構
を有し、装入量調整機構は原料2 のパレット3 への供給
方向に対して逆らう方向に延出した調整板4 を備え、調
整板4 は先端部4aに伸縮部が設けられ、更に、伸縮部を
前後進自在に移動させる前後進移動機構を備え、そし
て、原料回収機構は、調整板の後端に連続して設けられ
ていることからなる。伸縮部は、原料供給方向に直角に
複数個に分割されており、この各々には前後進移動機構
がそれぞれ独立的に連結されていることからなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、焼結鉱を連続的に製
造するための焼結機への焼結鉱原料、特に、粒状の焼結
鉱原料の装入方法およびその装入装置に関するものであ
る。
造するための焼結機への焼結鉱原料、特に、粒状の焼結
鉱原料の装入方法およびその装入装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】高炉への装入原料としての焼結鉱は、造
粒された所定の原料を焼結機に装入し、これを所定の方
法で焼成することにより製造される。一般に、焼結鉱原
料は、粉粒鉄鉱石、および、製鉄所内で発生する含鉄原
料(ミルスケ−ル、高炉ダストおよび転炉ダスト等)等
を主原料とし、粉石灰石等の造滓材を副原料としてこれ
らを混合・造粒したものであり、更に、表面に粉コ−ク
ス等の燃料が被覆された粒状生ペレットもある。このよ
うな粒状の原料を焼結機で焼成する場合、焼結機パレッ
トへの原料の装入分布状態は、焼結鉱の品質および製造
歩留等に大きく影響する重要な要因の1つである。そし
て、この焼結鉱の品質は、高炉操業における生産性、操
業の安定性および製造コスト等を左右する要因の1つと
して極めて重要である。
粒された所定の原料を焼結機に装入し、これを所定の方
法で焼成することにより製造される。一般に、焼結鉱原
料は、粉粒鉄鉱石、および、製鉄所内で発生する含鉄原
料(ミルスケ−ル、高炉ダストおよび転炉ダスト等)等
を主原料とし、粉石灰石等の造滓材を副原料としてこれ
らを混合・造粒したものであり、更に、表面に粉コ−ク
ス等の燃料が被覆された粒状生ペレットもある。このよ
うな粒状の原料を焼結機で焼成する場合、焼結機パレッ
トへの原料の装入分布状態は、焼結鉱の品質および製造
歩留等に大きく影響する重要な要因の1つである。そし
て、この焼結鉱の品質は、高炉操業における生産性、操
業の安定性および製造コスト等を左右する要因の1つと
して極めて重要である。
【0003】焼結鉱を製造する場合、パレットへの原料
の装入分布、特に、パレット幅方向の原料装入分布を適
正にすることが、焼結鉱の生産性、品質および歩留向上
等の観点から重要である。即ち、パレットの幅方向にお
ける原料層通過風量を制御し、原料の未燃部分を極力少
なくすることが、生産性、成品品質および成品歩留向上
に対して有効な手段である。従来、原料装入方法には幾
つかのものがあり、代表的なものとして、幅広の装入コ
ンベアを用いてパレット上に原料を装入する方法があ
る。
の装入分布、特に、パレット幅方向の原料装入分布を適
正にすることが、焼結鉱の生産性、品質および歩留向上
等の観点から重要である。即ち、パレットの幅方向にお
ける原料層通過風量を制御し、原料の未燃部分を極力少
なくすることが、生産性、成品品質および成品歩留向上
に対して有効な手段である。従来、原料装入方法には幾
つかのものがあり、代表的なものとして、幅広の装入コ
ンベアを用いてパレット上に原料を装入する方法があ
る。
【0004】図10は、従来の焼結鉱原料の装入装置に
よってコンベアベルトからパレット上へ原料を落下させ
て装入する方法を説明する概略側面図である。同図に示
すように、焼結鉱原料2は、中継コンベア11の幅方向
に往復動する往復動コンベア12によって、中継コンベ
ア11の幅方向に均一な厚さに層状に乗せられ、次い
で、装入コンベアに移送されそのヘッド1a落下してパ
レット3に装入される。このようにしてパレット3に装
入された焼結鉱原料2は、パレット上方に設けられたカ
ットプレ−ト13によって所定の層厚さにならされる。
よってコンベアベルトからパレット上へ原料を落下させ
て装入する方法を説明する概略側面図である。同図に示
すように、焼結鉱原料2は、中継コンベア11の幅方向
に往復動する往復動コンベア12によって、中継コンベ
ア11の幅方向に均一な厚さに層状に乗せられ、次い
で、装入コンベアに移送されそのヘッド1a落下してパ
レット3に装入される。このようにしてパレット3に装
入された焼結鉱原料2は、パレット上方に設けられたカ
ットプレ−ト13によって所定の層厚さにならされる。
【0005】上述したようにして、パレット幅方向に均
一な層厚さにして装入された焼結鉱原料を焼成する場
合、焼成が進行するに従い原料の所謂焼き締まりのため
に、パレット上の粒状原料を通して上から下に吸引され
る風が、パレット側部に於ける方がパレット幅中央部に
おける縒りも通過し易くなる。そのために、パレット側
部においては原料の焼成に必要な熱量が不足して原料の
未焼部分の量が増加する。パレット側部におけるこのよ
うな未焼部分の形成を防止するための技術が提案されて
いる。即ち、粒径の大きい原料をパレットの幅中央部
に、そして、粒径の比較的小さい原料をパレットの側部
壁近傍に多く分布させるために、例えば、特開平2−2
08494号公報には、装入コンベアベルトの幅中央部
の上方に分散板を設け、これによって原料生ペレットを
パレットの側部方向に押しやる焼結鉱原料の装入装置
(以下、「先行技術」という)が開示されている。
一な層厚さにして装入された焼結鉱原料を焼成する場
合、焼成が進行するに従い原料の所謂焼き締まりのため
に、パレット上の粒状原料を通して上から下に吸引され
る風が、パレット側部に於ける方がパレット幅中央部に
おける縒りも通過し易くなる。そのために、パレット側
部においては原料の焼成に必要な熱量が不足して原料の
未焼部分の量が増加する。パレット側部におけるこのよ
うな未焼部分の形成を防止するための技術が提案されて
いる。即ち、粒径の大きい原料をパレットの幅中央部
に、そして、粒径の比較的小さい原料をパレットの側部
壁近傍に多く分布させるために、例えば、特開平2−2
08494号公報には、装入コンベアベルトの幅中央部
の上方に分散板を設け、これによって原料生ペレットを
パレットの側部方向に押しやる焼結鉱原料の装入装置
(以下、「先行技術」という)が開示されている。
【0006】図11は、先行技術に開示された焼結鉱原
料の装入装置の機能を説明する概略斜視図である。先行
技術は、分散板14によりパレット3のサイドウオ−ル
15近傍に生ペレット16の堆積山16aを形成させる
ことによって、粒子径の大きい生ペレット16をパレッ
ト3の中央部に偏在させ、従って、これに伴って粒子径
の小さい生ペレット16をパレット3のサイドウオ−ル
15の近傍に分布させるものである。そして、パレット
幅方向のペレット粒子径の分布の変更を、分散板14の
頂角βの変更により堆積山16aの大きさを調整するこ
とによって行なうものである。このようにして、パレッ
トのサイドウオ−ル近傍における通過風量が抑制され、
この部分における熱不足による未焼成量が減少し、焼結
鉱の生産率および成品歩留が向上する。
料の装入装置の機能を説明する概略斜視図である。先行
技術は、分散板14によりパレット3のサイドウオ−ル
15近傍に生ペレット16の堆積山16aを形成させる
ことによって、粒子径の大きい生ペレット16をパレッ
ト3の中央部に偏在させ、従って、これに伴って粒子径
の小さい生ペレット16をパレット3のサイドウオ−ル
15の近傍に分布させるものである。そして、パレット
幅方向のペレット粒子径の分布の変更を、分散板14の
頂角βの変更により堆積山16aの大きさを調整するこ
とによって行なうものである。このようにして、パレッ
トのサイドウオ−ル近傍における通過風量が抑制され、
この部分における熱不足による未焼成量が減少し、焼結
鉱の生産率および成品歩留が向上する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ドラムミキサ−および
デイスクペレタイザ−等で造粒される焼結鉱原料は、一
般に、粉粒鉄鉱石等の供給元である鉱石山元における原
料の性状、即ち、粒度、形態、密度および化学成分組成
等に依存して転がり方が変化するので、先行技術におけ
るような分散板によって焼結鉱原料の堆積山をパレット
上に形成させ、この堆積山からの焼結鉱原料の転がり状
況によってパレット幅方向の焼結鉱原料の粒子径分布を
制御するのは困難な場合がある。また、先行技術によ
り、パレットのサイドウオ−ル近傍における通過風量を
制御することはできても、パレットの幅全体にわたって
通過風量を制御するのには先行技術は適さない。特に、
原料装入コンベアの幅および焼結機パレットの幅が広く
なった場合に、上記通過風量を制御することは困難であ
る。
デイスクペレタイザ−等で造粒される焼結鉱原料は、一
般に、粉粒鉄鉱石等の供給元である鉱石山元における原
料の性状、即ち、粒度、形態、密度および化学成分組成
等に依存して転がり方が変化するので、先行技術におけ
るような分散板によって焼結鉱原料の堆積山をパレット
上に形成させ、この堆積山からの焼結鉱原料の転がり状
況によってパレット幅方向の焼結鉱原料の粒子径分布を
制御するのは困難な場合がある。また、先行技術によ
り、パレットのサイドウオ−ル近傍における通過風量を
制御することはできても、パレットの幅全体にわたって
通過風量を制御するのには先行技術は適さない。特に、
原料装入コンベアの幅および焼結機パレットの幅が広く
なった場合に、上記通過風量を制御することは困難であ
る。
【0008】そこで、造粒された焼結鉱原料の粒径分
布、形態、密度、転がり易さ、および、化学成分組成等
に影響されず、また、パレット幅方向に特別な粒度分布
を形成させずに、しかも、均一に焼成されるように原料
をパレットに装入することが重要となる。
布、形態、密度、転がり易さ、および、化学成分組成等
に影響されず、また、パレット幅方向に特別な粒度分布
を形成させずに、しかも、均一に焼成されるように原料
をパレットに装入することが重要となる。
【0009】従って、この発明の目的は、上述した問題
を解決することにより、幅広の装入コンベアを用いてパ
レット上に粒状の焼結鉱原料を落下させて装入し、これ
を焼成することによって焼結鉱を製造する場合に、パレ
ット幅方向における焼結が均等に進行するような、粒状
原料のパレットへの装入分布を調整することができる、
焼結鉱原料の装入方法およびその装入装置を提供するこ
とにある。
を解決することにより、幅広の装入コンベアを用いてパ
レット上に粒状の焼結鉱原料を落下させて装入し、これ
を焼成することによって焼結鉱を製造する場合に、パレ
ット幅方向における焼結が均等に進行するような、粒状
原料のパレットへの装入分布を調整することができる、
焼結鉱原料の装入方法およびその装入装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述したよ
うに、焼結機のパレット幅方向における焼結鉱原料の焼
成を均等に進行させるために、パレット幅全体にわたっ
て通過風量を制御することによってなし遂げられたもの
であり、この構成は下記の通りである。
うに、焼結機のパレット幅方向における焼結鉱原料の焼
成を均等に進行させるために、パレット幅全体にわたっ
て通過風量を制御することによってなし遂げられたもの
であり、この構成は下記の通りである。
【0011】この発明の焼結鉱原料の装入方法(以下、
「第1発明」という)は、焼結機のパレットに供給され
た粒状の原料を焼成することにより焼結鉱を製造する方
法において、前記原料を層状流れの形態で前記パレット
に供給し、且つ、前記層状流れ原料の内部に装入量調整
機構の先端を挿入することにより前記層状流れ原料の一
部を前記装入量調整機構により前記パレットの外部に排
除することによって、前記パレットへ供給される前記原
料のパレット幅方向の分布を調整することに特徴を有す
るものである。
「第1発明」という)は、焼結機のパレットに供給され
た粒状の原料を焼成することにより焼結鉱を製造する方
法において、前記原料を層状流れの形態で前記パレット
に供給し、且つ、前記層状流れ原料の内部に装入量調整
機構の先端を挿入することにより前記層状流れ原料の一
部を前記装入量調整機構により前記パレットの外部に排
除することによって、前記パレットへ供給される前記原
料のパレット幅方向の分布を調整することに特徴を有す
るものである。
【0012】この発明の焼結鉱原料の望ましい装入方法
(以下、「第2発明」という)は、第1発明において、
前記装入量調整機構の先端部に、前記原料の前記供給方
向に対して直角方向に複数個に分割されて設けられた先
端分割部分の先端位置の調節を、前記焼結鉱の製造時の
前記パレット幅方向の排ガスの温度分布を測定し前記温
度分布に基づいて行なうことに特徴を有するものであ
る。
(以下、「第2発明」という)は、第1発明において、
前記装入量調整機構の先端部に、前記原料の前記供給方
向に対して直角方向に複数個に分割されて設けられた先
端分割部分の先端位置の調節を、前記焼結鉱の製造時の
前記パレット幅方向の排ガスの温度分布を測定し前記温
度分布に基づいて行なうことに特徴を有するものであ
る。
【0013】この発明の焼結鉱原料の装入装置(以下、
「第3発明」という)は、焼成により焼結鉱を製造する
ための粒状の原料をパレットに供給するための装入装置
において、前記装入装置は前記原料の装入量調整機構お
よび原料回収機構を有し、前記装入量調整機構は前記原
料の前記パレットへの供給方向に対して逆らう方向に延
出した調整板を備え、前記調整板には、先端部に伸縮部
が設けられ、更に、前記伸縮部を前後進自在に移動させ
る前後進移動機構を備え、そして、前記原料回収機構
は、前記調整板の後端に連続して設けられていることに
特徴を有するものである。
「第3発明」という)は、焼成により焼結鉱を製造する
ための粒状の原料をパレットに供給するための装入装置
において、前記装入装置は前記原料の装入量調整機構お
よび原料回収機構を有し、前記装入量調整機構は前記原
料の前記パレットへの供給方向に対して逆らう方向に延
出した調整板を備え、前記調整板には、先端部に伸縮部
が設けられ、更に、前記伸縮部を前後進自在に移動させ
る前後進移動機構を備え、そして、前記原料回収機構
は、前記調整板の後端に連続して設けられていることに
特徴を有するものである。
【0014】この発明の焼結鉱原料の一層望ましい装入
装置(以下、「第4発明」という)は、第3発明の焼結
鉱原料の装入装置において、前記調整板の伸縮部は、前
記原料の供給方向に対して直角方向に複数個に分割され
ており、且つ、このように分割された前記伸縮部の各々
には前記前後進移動機構がそれぞれ連結されていること
に特徴を有するものである。
装置(以下、「第4発明」という)は、第3発明の焼結
鉱原料の装入装置において、前記調整板の伸縮部は、前
記原料の供給方向に対して直角方向に複数個に分割され
ており、且つ、このように分割された前記伸縮部の各々
には前記前後進移動機構がそれぞれ連結されていること
に特徴を有するものである。
【0015】
【作用】この発明の焼結鉱原料の装入方法(第1発明)
においては、層状流れの形態で原料装入コンベアからパ
レット上に落下する粒状の焼結鉱原料の内部へ装入量調
整機構の先端を挿入することにより、この原料の一部を
装入量調整機構によってパレットの外部に排除するの
で、装入される原料をその粒径分布および密度等の性状
に影響されることなく確実に所定量の原料をパレットに
装入することができ、そして、パレット幅方向における
前記先端の位置を適正に調節することによって焼結鉱原
料のパレット幅方向の分布を制御することができる。
においては、層状流れの形態で原料装入コンベアからパ
レット上に落下する粒状の焼結鉱原料の内部へ装入量調
整機構の先端を挿入することにより、この原料の一部を
装入量調整機構によってパレットの外部に排除するの
で、装入される原料をその粒径分布および密度等の性状
に影響されることなく確実に所定量の原料をパレットに
装入することができ、そして、パレット幅方向における
前記先端の位置を適正に調節することによって焼結鉱原
料のパレット幅方向の分布を制御することができる。
【0016】この発明の焼結鉱原料の装入方法(第2発
明)においては、更に、装入量調整機構の先端部分が、
原料の供給方向に対して直角方向に複数個に分割されて
いる、即ち、パレット幅方向に複数個に分割されている
調整板の先端位置を焼結鉱製造時の操業条件、特に、パ
レット幅方向の排ガスの温度分布に基づき前後進させる
ことによりパレット幅方向の原料装入量を調整するの
で、パレット幅方向の原料の装入分布を確実に調整する
ことができる。焼結鉱の製造において、未焼部分の形成
をなくし、操業の安定性を図り、生産性、成品品質およ
び製造歩留を向上させるためには、上述したように、パ
レット幅方向における排ガスの温度分布の偏差をなくす
ことが重要であり、焼結鉱製造時におけるパレット幅方
向の排ガス温度分布を測定し、この温度分布に基づき上
記調整板の先端位置を前後進させることによって上記効
果が奏される。
明)においては、更に、装入量調整機構の先端部分が、
原料の供給方向に対して直角方向に複数個に分割されて
いる、即ち、パレット幅方向に複数個に分割されている
調整板の先端位置を焼結鉱製造時の操業条件、特に、パ
レット幅方向の排ガスの温度分布に基づき前後進させる
ことによりパレット幅方向の原料装入量を調整するの
で、パレット幅方向の原料の装入分布を確実に調整する
ことができる。焼結鉱の製造において、未焼部分の形成
をなくし、操業の安定性を図り、生産性、成品品質およ
び製造歩留を向上させるためには、上述したように、パ
レット幅方向における排ガスの温度分布の偏差をなくす
ことが重要であり、焼結鉱製造時におけるパレット幅方
向の排ガス温度分布を測定し、この温度分布に基づき上
記調整板の先端位置を前後進させることによって上記効
果が奏される。
【0017】この発明の焼結鉱原料の装入装置(第3発
明)は、装入量調整機構を有し、これに調整板を備えて
おり、調整板は原料の層状流れ方向に対して逆らう向き
に延びており、調整板の先端部はこの流れの方向に対し
て前後進移動自在な伸縮部で構成されているので、層状
の形態で流れる焼結鉱原料の内部の所定位置に調整板先
端を、所望の時に所望の位置に移動させ保持することが
でき、また、前後進移動機構は、調整板の先端を伸縮部
の移動によって少なくとも原料の供給通路の内部から外
部まで移動させることができる。従って、各々の伸縮部
の幅に対応するパレット幅に対応する部分の原料装入量
を、調整板先端の保持位置に応じて調整することができ
る。また、調整板によってパレットの外部に排除された
層状流れ原料の一部は原料回収機構によって回収され、
焼結鉱の原料として再使用される。
明)は、装入量調整機構を有し、これに調整板を備えて
おり、調整板は原料の層状流れ方向に対して逆らう向き
に延びており、調整板の先端部はこの流れの方向に対し
て前後進移動自在な伸縮部で構成されているので、層状
の形態で流れる焼結鉱原料の内部の所定位置に調整板先
端を、所望の時に所望の位置に移動させ保持することが
でき、また、前後進移動機構は、調整板の先端を伸縮部
の移動によって少なくとも原料の供給通路の内部から外
部まで移動させることができる。従って、各々の伸縮部
の幅に対応するパレット幅に対応する部分の原料装入量
を、調整板先端の保持位置に応じて調整することができ
る。また、調整板によってパレットの外部に排除された
層状流れ原料の一部は原料回収機構によって回収され、
焼結鉱の原料として再使用される。
【0018】また、この発明の焼結鉱原料の装入装置
(第4発明)においては、第3発明の装入装置におい
て、伸縮部が、原料の供給方向に対して直角方向に複数
個に分割されており、且つ、伸縮部の各々に前後進移動
機構がそれぞれ設けられてれいるので、このように分割
された伸縮部の各々を互いに独立的に前後進させること
ができる。従って、パレット幅方向における調整板の先
端の保持位置を適宜前後進させて変えることにより、焼
結鉱原料のパレット幅方向の分布を望ましい状態に制御
することができる。
(第4発明)においては、第3発明の装入装置におい
て、伸縮部が、原料の供給方向に対して直角方向に複数
個に分割されており、且つ、伸縮部の各々に前後進移動
機構がそれぞれ設けられてれいるので、このように分割
された伸縮部の各々を互いに独立的に前後進させること
ができる。従って、パレット幅方向における調整板の先
端の保持位置を適宜前後進させて変えることにより、焼
結鉱原料のパレット幅方向の分布を望ましい状態に制御
することができる。
【0019】
【実施例】次に、この発明を実施例により更に詳細に説
明する。図1は、この発明による焼結鉱原料の装入方法
の実施例の要部を説明する概略斜視図である。
明する。図1は、この発明による焼結鉱原料の装入方法
の実施例の要部を説明する概略斜視図である。
【0020】装入コンベア1によって所定の層厚さで運
ばれてきた粒状の焼結鉱原料2は、装入コンベア1のヘ
ッド1aから落下して焼結機(図示せず)のパレット3
に装入される。同図中2aは、層状流れの形態の粒状の
焼結鉱原料(以下、「層状流れ焼結鉱原料」という)で
あって、装入コンベア1からパレット3上に落下しつつ
ある状態のものである。この層状流れ焼結鉱原料2aの
内部に、流量調整機構(図示せず)に設けられた調整板
4の先端4aが、層状流れ焼結鉱原料2aの流れ方向に
逆らう方向に向けられて位置している。従って、層状流
れ焼結鉱原料2aは、この調整板4によって層厚さを上
下方向へ2分され、下方へ分流された焼結鉱原料2b
は、そのまま落下してパレット3に連続的に装入され、
次いで、所定の条件で焼成を施される。一方、調整板4
によって上方へ分流された焼結鉱原料2cは、調整板4
の上面を斜め下方に移動し、調整板4の後端4bの背後
に設けられたコンベア5によって回収され、再度造粒さ
れる。
ばれてきた粒状の焼結鉱原料2は、装入コンベア1のヘ
ッド1aから落下して焼結機(図示せず)のパレット3
に装入される。同図中2aは、層状流れの形態の粒状の
焼結鉱原料(以下、「層状流れ焼結鉱原料」という)で
あって、装入コンベア1からパレット3上に落下しつつ
ある状態のものである。この層状流れ焼結鉱原料2aの
内部に、流量調整機構(図示せず)に設けられた調整板
4の先端4aが、層状流れ焼結鉱原料2aの流れ方向に
逆らう方向に向けられて位置している。従って、層状流
れ焼結鉱原料2aは、この調整板4によって層厚さを上
下方向へ2分され、下方へ分流された焼結鉱原料2b
は、そのまま落下してパレット3に連続的に装入され、
次いで、所定の条件で焼成を施される。一方、調整板4
によって上方へ分流された焼結鉱原料2cは、調整板4
の上面を斜め下方に移動し、調整板4の後端4bの背後
に設けられたコンベア5によって回収され、再度造粒さ
れる。
【0021】図2は、この発明による焼結鉱原料の装入
装置(第5発明)の実施例を示す概略側面図であり、図
3は、図2の概略平面図である。Aは、焼結鉱原料の装
入量調整機構であり、調整板4、支持板6、台座7およ
び調整板本体8からなる。Bは、原料回収機構であり、
回収コンベア5および原料槽装入コンベア(図示せず)
からなる。調整板4は、支持板6によって支持され、支
持板6はパレット3を跨ぐ形で固定して設けられた台座
7によって固定されている。そして、調整板4は水平面
に対する仰角αが15〜45°の範囲内、望ましくは2
0〜30°の範囲内で調節可能となっている。装入コン
ベア1によってパレット3へ装入される層状流れ焼結鉱
原料2aは、調整板4によって上下に分流され、下方へ
分流された焼結鉱原料2bはそのまま落下して、層状流
れ焼結鉱原料2aの供給方向と平行であってこれに逆ら
う向きに水平に移動するパレット3に装入され、一方、
調整板4の上面に分流された焼結鉱原料2cは調整板4
の上を流れ、回収コンベア5によって回収され、再び造
粒される。
装置(第5発明)の実施例を示す概略側面図であり、図
3は、図2の概略平面図である。Aは、焼結鉱原料の装
入量調整機構であり、調整板4、支持板6、台座7およ
び調整板本体8からなる。Bは、原料回収機構であり、
回収コンベア5および原料槽装入コンベア(図示せず)
からなる。調整板4は、支持板6によって支持され、支
持板6はパレット3を跨ぐ形で固定して設けられた台座
7によって固定されている。そして、調整板4は水平面
に対する仰角αが15〜45°の範囲内、望ましくは2
0〜30°の範囲内で調節可能となっている。装入コン
ベア1によってパレット3へ装入される層状流れ焼結鉱
原料2aは、調整板4によって上下に分流され、下方へ
分流された焼結鉱原料2bはそのまま落下して、層状流
れ焼結鉱原料2aの供給方向と平行であってこれに逆ら
う向きに水平に移動するパレット3に装入され、一方、
調整板4の上面に分流された焼結鉱原料2cは調整板4
の上を流れ、回収コンベア5によって回収され、再び造
粒される。
【0022】図4は、図2および3中の調整板の伸縮部
の前後進移動機構を示す概略側面図であり、図5は、図
4の概略平面図である。Cは、前後進移動機構であり、
油圧シリンダ−10および油圧ポンプ系統(図示せず)
からなる。調整板4の伸縮部9は、調整板本体8の板幅
方向(パレット幅方向に一致する)に7分割された伸縮
部9a1,9a2,・・・, 9a7 から構成されており、そ
して、伸縮部9a1,9a2,・・・, 9a7 の各々には、
調整板本体8下部に固定された油圧シリンダ−10a1,
10a2,・・・, 10a7 が1つずつ連結しており、こ
れらの動作によって各伸縮部9a1,9a2,・・・, 9a
7 は、層状流れ焼結鉱原料に向かって前後進する。各伸
縮部9a1,9a2,・・・, 9a7 の前後進ストロ−ク
は、調整板4の先端4a1,4a2,・・・, 4a7 を、層
状流れ焼結鉱原料内部の所定位置に保持することがで
き、且つ、これから離脱することができるだけの長さを
有する。
の前後進移動機構を示す概略側面図であり、図5は、図
4の概略平面図である。Cは、前後進移動機構であり、
油圧シリンダ−10および油圧ポンプ系統(図示せず)
からなる。調整板4の伸縮部9は、調整板本体8の板幅
方向(パレット幅方向に一致する)に7分割された伸縮
部9a1,9a2,・・・, 9a7 から構成されており、そ
して、伸縮部9a1,9a2,・・・, 9a7 の各々には、
調整板本体8下部に固定された油圧シリンダ−10a1,
10a2,・・・, 10a7 が1つずつ連結しており、こ
れらの動作によって各伸縮部9a1,9a2,・・・, 9a
7 は、層状流れ焼結鉱原料に向かって前後進する。各伸
縮部9a1,9a2,・・・, 9a7 の前後進ストロ−ク
は、調整板4の先端4a1,4a2,・・・, 4a7 を、層
状流れ焼結鉱原料内部の所定位置に保持することがで
き、且つ、これから離脱することができるだけの長さを
有する。
【0023】上述したこの発明による焼結鉱原料の装入
装置(以下、「本発明装置例」という)を用いた場合の
焼結鉱操業(以下、「実施例」という)、および、これ
を用いなかった場合の焼結鉱操業(以下、「比較例」と
いう)の試験結果を比較して述べる。実施例において
は、焼結鉱原料のパレットへの装入を、焼結機の機長方
向で最も温度が高い風箱の位置、例えば、28個の風箱
がある場合、原料装入側から27番目の風箱におけるパ
レット幅方向の排ガス温度分布を測定し、この測定結果
に基づき、焼結機の上記位置におけるパレット幅方向の
排ガス温度の偏差をできるだけ小さくするように、本発
明装置例を用いてパレット幅方向の焼結鉱原料装入量の
分布を制御した。即ち、予備試験操業において、焼結機
の機長方向風箱28個中の27番目の風箱の位置のパレ
ット下部における排ガス温度の変化量に対する、焼結鉱
原料装入量の変化量の影響度を、パレット全幅を7分割
単位で測定し把握した。そして、実施例においては、焼
結機の機長方向風箱28個中の27番目の風箱の位置の
幅方向7分割点における排ガス測定温度の平均値に対す
る各分割点における排ガス温度の偏差が例えば、10℃
以上である分割点が発生した場合は、この分割点を含む
位置の、本発明装置例の調整板の対応する伸縮部を前後
進させることによって、上記焼結機位置のパレット下部
における幅方向排ガス温度の偏差が小さくなるように制
御した。これに対して、比較例における焼結鉱原料のパ
レット幅方向装入量分布の制御は通常操業の、装入コン
ベア上で層厚さを一定に制御された状態の原料をパレッ
トに装入することによって行なった。
装置(以下、「本発明装置例」という)を用いた場合の
焼結鉱操業(以下、「実施例」という)、および、これ
を用いなかった場合の焼結鉱操業(以下、「比較例」と
いう)の試験結果を比較して述べる。実施例において
は、焼結鉱原料のパレットへの装入を、焼結機の機長方
向で最も温度が高い風箱の位置、例えば、28個の風箱
がある場合、原料装入側から27番目の風箱におけるパ
レット幅方向の排ガス温度分布を測定し、この測定結果
に基づき、焼結機の上記位置におけるパレット幅方向の
排ガス温度の偏差をできるだけ小さくするように、本発
明装置例を用いてパレット幅方向の焼結鉱原料装入量の
分布を制御した。即ち、予備試験操業において、焼結機
の機長方向風箱28個中の27番目の風箱の位置のパレ
ット下部における排ガス温度の変化量に対する、焼結鉱
原料装入量の変化量の影響度を、パレット全幅を7分割
単位で測定し把握した。そして、実施例においては、焼
結機の機長方向風箱28個中の27番目の風箱の位置の
幅方向7分割点における排ガス測定温度の平均値に対す
る各分割点における排ガス温度の偏差が例えば、10℃
以上である分割点が発生した場合は、この分割点を含む
位置の、本発明装置例の調整板の対応する伸縮部を前後
進させることによって、上記焼結機位置のパレット下部
における幅方向排ガス温度の偏差が小さくなるように制
御した。これに対して、比較例における焼結鉱原料のパ
レット幅方向装入量分布の制御は通常操業の、装入コン
ベア上で層厚さを一定に制御された状態の原料をパレッ
トに装入することによって行なった。
【0024】図6は、実施例におけるパレット幅方向の
排ガスの温度分布を示すグラフであり、また、図7は、
比較例におけるパレット幅方向の排ガスの温度分布を示
すグラフである。これらの図から明らかなように、本発
明の装置を用いてパレット幅方向の焼結鉱原料の装入量
分布を調整することにより、パレット幅方向の排ガス温
度の偏差が小さくなり、温度分布が均一になることがわ
かる。
排ガスの温度分布を示すグラフであり、また、図7は、
比較例におけるパレット幅方向の排ガスの温度分布を示
すグラフである。これらの図から明らかなように、本発
明の装置を用いてパレット幅方向の焼結鉱原料の装入量
分布を調整することにより、パレット幅方向の排ガス温
度の偏差が小さくなり、温度分布が均一になることがわ
かる。
【0025】図8は、実施例におけるパレット幅方向に
おけるパレット通過風量の分布を示すグラフであり、ま
た、図9は、比較例におけるパレット幅方向におけるパ
レット通過風量の分布を示すグラフである。これらの図
から明らかなように、本発明の装置を用いてパレット幅
方向の焼結鉱原料の装入量分布を調整することにより、
パレット幅方向におけるパレット通過風量が均一化し、
パレット内の熱分布のアンバランスが是正されたことが
わかる。
おけるパレット通過風量の分布を示すグラフであり、ま
た、図9は、比較例におけるパレット幅方向におけるパ
レット通過風量の分布を示すグラフである。これらの図
から明らかなように、本発明の装置を用いてパレット幅
方向の焼結鉱原料の装入量分布を調整することにより、
パレット幅方向におけるパレット通過風量が均一化し、
パレット内の熱分布のアンバランスが是正されたことが
わかる。
【0026】表1は、実施例および比較例における操業
成績を示すものである。同表から明らかなように、生産
率が同じ場合に、実施例においては比較例におけるより
も、コ−クス原単位および返鉱原単位が低減し、焼結鉱
の冷間強度が向上し、しかも、成品歩留が向上すること
がわかる。
成績を示すものである。同表から明らかなように、生産
率が同じ場合に、実施例においては比較例におけるより
も、コ−クス原単位および返鉱原単位が低減し、焼結鉱
の冷間強度が向上し、しかも、成品歩留が向上すること
がわかる。
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】上述したように、この発明によれば、装
入コンベアから落下する焼結鉱原料の流れの内部に対し
て、調整板を挿入し、原料の一部をパレット外へ排除す
ることによりパレット上へ落下する焼結鉱原料の量を調
節し、パレット幅方向の装入量分布を適正に調整するこ
とができる。従って、焼結機のパレット幅方向における
通過風量を制御することが可能となり、また、パレット
内の熱分布が均一になるので、焼結鉱原料の未焼が低減
し、焼結鉱の歩留および品質が向上する、焼結鉱原料の
装入方法および装入装置を提供することができ、工業上
極めて有用な効果がもたらされる。
入コンベアから落下する焼結鉱原料の流れの内部に対し
て、調整板を挿入し、原料の一部をパレット外へ排除す
ることによりパレット上へ落下する焼結鉱原料の量を調
節し、パレット幅方向の装入量分布を適正に調整するこ
とができる。従って、焼結機のパレット幅方向における
通過風量を制御することが可能となり、また、パレット
内の熱分布が均一になるので、焼結鉱原料の未焼が低減
し、焼結鉱の歩留および品質が向上する、焼結鉱原料の
装入方法および装入装置を提供することができ、工業上
極めて有用な効果がもたらされる。
【図1】この発明による焼結鉱原料の装入方法の実施例
の要部を説明する概略斜視図である。
の要部を説明する概略斜視図である。
【図2】この発明による焼結鉱原料の第1の装入装置
(第2発明)の実施例を示す概略側面図である。
(第2発明)の実施例を示す概略側面図である。
【図3】図2の概略平面図である。
【図4】図2および3中の調整板の伸縮部の前後進移動
機構を示す概略側面図である。
機構を示す概略側面図である。
【図5】図4の概略平面図である。
【図6】この発明の実施例におけるパレット幅方向の排
ガスの温度分布を示すグラフである。
ガスの温度分布を示すグラフである。
【図7】比較例におけるパレット幅方向の排ガスの温度
分布を示すグラフである。
分布を示すグラフである。
【図8】この発明の実施例におけるパレット幅方向にお
けるパレット通過風量の分布を示すグラフである。
けるパレット通過風量の分布を示すグラフである。
【図9】比較例におけるパレット幅方向におけるパレッ
ト通過風量の分布を示すグラフである。
ト通過風量の分布を示すグラフである。
【図10】従来の焼結鉱原料の装入装置例における装入
方法を説明する概略側面図である。
方法を説明する概略側面図である。
【図11】先行技術に開示された焼結鉱原料の装入装置
の機能を説明する概略斜視図である。
の機能を説明する概略斜視図である。
A 装入量調整機構 B 原料回収機構 C 前後進移動機構 α 調整板の仰角 β 分散板の頂角 1 装入コンベア 1a ヘッド 2 焼結鉱原料 2a 層状流れ焼結鉱原料 2b 下方分流焼結鉱原料 2c 上方分流焼結鉱原料 3 パレット 4 調整板 4a 調整板の先端 4a1,4a2,・・・, 4a7 各調整板の先端 4b 調整板の後端 5 回収コンベア 6 支持板 7 台座 8 調整板本体 9 伸縮部 9a1,9a2,・・・, 9a7 各伸縮部 10 油圧シリンダ− 10a1,10a2,・・・, 10a7 各油圧シリンダ− 11 中継コンベア 12 往復動コンベア 13 カットプレ−ト 14 分散板 15 サイドウオ−ル 16 生ペレット 16a 生ペレットの堆積山
Claims (4)
- 【請求項1】 焼結機のパレットに供給された粒状の原
料を焼成することにより焼結鉱を製造する方法におい
て、前記原料を層状流れの形態で前記パレットに供給
し、且つ、前記層状流れ原料の内部に装入量調整機構の
先端を挿入することにより前記層状流れ原料の一部を前
記装入量調整機構により前記パレットの外部に排除する
ことによって、前記パレットへ供給される前記原料のパ
レット幅方向の分布を調整することを特徴とする焼結鉱
原料の装入方法。 - 【請求項2】 前記装入量調整機構の先端部に、前記原
料の前記供給方向に対して直角方向に複数個に分割され
て設けられた先端分割部分の先端位置の調節を、前記焼
結鉱の製造時の前記パレット幅方向の排ガスの温度分布
を測定し前記温度分布に基づいて行なう、請求項1記載
の焼結鉱原料の装入方法。 - 【請求項3】 焼成により焼結鉱を製造するための粒状
の原料をパレットに供給するための装入装置において、
前記装入装置は前記原料の装入量調整機構および原料回
収機構を有し、前記装入量調整機構は前記原料の前記パ
レットへの供給方向に対して逆らう方向に延出した調整
板を備え、前記調整板には、先端部に伸縮部が設けら
れ、更に、前記伸縮部を前後進自在に移動させる前後進
移動機構を備え、そして、前記原料回収機構は、前記調
整板の後端に連続して設けられていることを特徴とする
焼結鉱原料の装入装置。 - 【請求項4】 前記調整板の伸縮部は、前記原料の供給
方向に対して直角方向に複数個に分割されており、且
つ、このように分割された前記伸縮部の各々には前記前
後進移動機構がそれぞれ連結されている、請求項3記載
の焼結鉱原料の装入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11525195A JPH08285467A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | 焼結鉱原料の装入方法および装入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11525195A JPH08285467A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | 焼結鉱原料の装入方法および装入装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08285467A true JPH08285467A (ja) | 1996-11-01 |
Family
ID=14658075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11525195A Pending JPH08285467A (ja) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | 焼結鉱原料の装入方法および装入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08285467A (ja) |
-
1995
- 1995-04-18 JP JP11525195A patent/JPH08285467A/ja active Pending
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