JP3950244B2 - 焼結原料の装入制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は焼結パレット上へ焼結原料を偏析装入するための装入制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
DL型焼結機においては、無端鎖状の焼結パレットに原料装入装置によって焼結原料を装入し、この装入原料層の表面に点火炉で着火すると共にウインドボックスを介して排風機によって装入原料層の上方部の空気を吸引することにより、焼結パレットの移動に伴い焼結原料中に配合されたコークスが燃焼し、順次、焼結原料の焼結がおこなわれ、排鉱部で焼結パレットより排出される。
この原料装入装置にて焼結パレット上に装入された焼結原料の上層部は、保熱効果が少なく、急冷等により脆弱な焼結鉱となるため、下層部に比し燃料分(カーボン)を多く、かつ粒度が小さくなるように偏析装入することが焼結鉱の品質及び生産性を向上させるために重要なことである。
【0003】
このため、特開昭64−56829号公報にてスリットバー式装入装置における上層の細粒原料量の制御手段が提案されている。
即ち、図3に示すように装入シュート7を焼結パレット10の上方に該焼結パレット10進行方向に対して一定のシュート角度αを維持し、上方より上流側シュート8U 、助走板7a 、スリットバー5及び下流側シュート8L を一体に設け、スリットバー5の下方にデフレクターシュート9を設けた装置構成とし、ホッパー1からフィーダー2で切り出された焼結原料17は装入シュート7を滑降中に前記スリットバー5で粗粒焼結原料21と微・細粒焼結原料18に分離する。そして、スリットバー5間を通過しなかった粗粒焼結原料21は、下流側シュート8L を経て焼結パレット10に落下し、一方、スリットバー5を通過した微・細粒焼結原料18は、デフレクターシュート9を経て焼結パレット10上の粗粒焼結原料21の表層に落下する。
ここで、焼結パレット10に装入した焼結原料層(装入原料層12)の全層厚13A と下層(粗粒焼結原料21)の層厚(下層厚)13L をそれぞれ測定する層厚計16a 、16b を設け、これらの測定値からスリットバー5を通過した微・細粒焼結原料18の厚み、すなわち上層厚13U を求め、装入原料層12の全層厚13A に対する上層厚13U の比率を算出し、この比率が予め設定した値となるように、原料装入装置11の制御要素、例えば装入シュート7の上下方向位置、シュート角度α、スリットバー5のロッド間隔、上流側シュート8U の長さ等を制御し、スリットバー5を通過する、又は通過しない焼結原料17の量をそれぞれ加減するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来法では、上層厚13U の比率を一定にするために原料装入装置11自体を制御することから、以下の課題が生じていた。すなわち、図4に示すように原料装入装置11の全体位置を点線に示すように切り出しフィーダー2から離れる方向(下方向)に移動させると、フィーダー2から切り出された焼結原料17の落下位置14が装入シュート7の下方へ移動することから、焼結原料17が装入シュート7上を滑降する距離が短くなり、装入シュート7上で受ける焼結原料17の偏析効果が低下する。
また、装入シュート7上の助走板7a を上方に引き上げた場合、焼結原料17が装入シュート7上の助走板7a 上を滑降する距離が短くなってしまい、装入シュート7上の助走板7a 上で受ける焼結原料17の偏析効果が低下する。
また、装入シュート7のシュート角度αを大きくした場合、滑降中の焼結原料17が装入シュート7上で受ける摩擦力が小さくなるため焼結原料17の滑降速度が速くなり、装入シュート7上で偏析を受ける時間が短くなり、焼結原料17の偏析効果が低下する。
この結果、装入シュート7上を滑降中に受ける焼結原料の偏析効果が大きく低下して、装入原料層12の全層に渡る偏析が十分に付かずに焼結鉱の歩留、強度の低下につながっていた。
【0005】
本発明は、焼結パレット上に装入した焼結原料の偏析状態に影響を与えずに上層厚みを一定に制御する焼結原料の装入制御方法を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その手段1は、ホッパーからフィーダーを介して落下供給される焼結原料を装入シュートを介して焼結パレット上へ装入する方法において、
前記フィーダーから供給される焼結原料の前記装入シュート上落下位置の下流側に開口を設けると共に、該開口の上方から気体を吹き付ける第1のノズルを設け、この第1のノズルから気体を前記焼結原料に吹き付けることにより微・細粒焼結原料を前記開口より落下させて前記焼結原料を粗粒と微・細粒に分離し、この分離した粗粒焼結原料を前記装入シュート上を滑降させて前記焼結パレット上に装入し、その表層上に前記開口より落下した微・細粒焼結原料を装入する際、前記焼結パレット上の粗粒焼結原料上に装入した微・細粒焼結原料の層厚が予め設定した値となるように前記第1のノズルからの気体吹き付け量を制御するものである。
【0007】
その手段2は、ホッパーからフィーダーを介して落下供給される焼結原料を装入シュートを介して焼結パレット上へ装入する方法において、前記フィーダーから供給される焼結原料の前記装入シュート上落下位置の下流側に開口を設けると共に、該開口の上方から気体を吹き付ける第1のノズルを設けると共に、この第1のノズルから気体を前記焼結原料に吹き付けることにより微・細粒焼結原料を前記開口より落下させて前記焼結原料を粗粒と微・細粒に分離し、この分離した粗粒焼結原料を前記装入シュート上を滑降させて前記焼結パレット上に装入し、前記装入シュート下部背面側から前記装入シュートの開口より落下中の微・細粒焼結原料へ気体を吹き付ける第2のノズルを設け、前記微・細粒焼結原料に気体を吹き付けて微粒と細粒に分離し、前記焼結パレット上に装入した粗粒焼結原料の表層上に細粒焼結原料を装入し、その表層に微粒焼結原料を装入する際、装入した該微粒焼結原料と細粒焼結原料の合計層厚が予め設定した値となるように前記第1のノズルからの気体吹き付け量を制御すると共に前記装入シュートの下流に設けた点火炉の内部温度又は該点火炉下流の装入原料層の着火面の温度が予め設定した値となるように前記第2のノズルからの気体吹き付け量を制御するものである。
【0008】
その手段3は、前記手段1又は2記載の焼結原料の装入制御方法において、微・細粒焼結原料の層厚を、微・細粒焼結原料を装入した後の全層厚から焼結パレット上に装入した粗粒焼結原料の層厚を減じて求めるものである。
その手段4は、前記手段1又は2記載の焼結原料の装入制御方法において、微・細粒原料の層厚を、微・細粒焼結原料を装入した後の全層厚から装入シュート下端に設けたカットゲートの下端高さを減じて求めるものである。
本発明者は、装入シュート上を滑降する焼結原料に気体を吹き付けて粗粒と微・細粒に分離する場合、焼結原料と、この中のコークス(カーボン源)は表1に示すような粒度分布を有していることから質量の軽い微・細粒焼結原料及び微・細粒コークスほど気体による分級作用を受け易く、焼結原料より容易に分離される。一方、質量の重い粗粒は、気体を吹き付けられた後も、装入シュート上を滑降中の流速を保った状態で移動している。このため、装入シュートを移動することなく前記吹き付け気体の流量を調整することにより粗粒と微・細粒の分離比率を調整するとが可能であることを見いだした。
【0009】
【表1】
Figure 0003950244
【0010】
本発明者はこの点に着目し、図1に示すように、装入シュート7に開口3を設け、この開口3の上方に装入シュート7上を滑降する焼結原料17に向かって気体を吹き付ける第1のノズル15を設け、開口3を通過した微・細粒焼結原料18の層厚が予め設定した値となるように吹き付け気体の流量を制御することにより、原料装入装置11の位置やシュート角度αを操作せず、すなわち焼結原料17の偏析効果に影響を与えずに上層厚13U を一定にすることが可能となった。
ここで、上層厚13U の求め方として、微・細粒焼結原料18を装入した後の全層厚13A から焼結パレット10上に装入した粗粒焼結原料21の層厚を減じて求める方法、あるいは、図2に示すように、微・細粒焼結原料18を装入した後の全層厚13A から装入シュート7下端に設けたカットゲート6の下端高さを減じて求める方法のいずれを用いてもよい。
さらに、装入原料層12の表層部の微粒焼結原料19の量と微粒コークスの量の増減は、装入シュート7下流の点火炉24の内部温度又は点火炉24の下流の装入原料層12の表面温度に大きく影響し、微粒焼結原料19の量と微粒コークスの量が増加すると、点火炉24の内部温度又は点火炉24の下流の装入原料層12の表面温度が上昇し、逆に、微粒焼結原料19の量と微粒コークスの量が減少すると点火炉24の内部温度又は点火炉24の下流の装入原料層12の表面温度が低下するため、装入シュート7下部の背面側に開口3から落下中の微・細粒焼結原料18へ向かって気体を吹き付ける第2のノズル15L を設け、このノズル15L からの気体吹き付け量を制御して、装入シュート7下流の点火炉24の内部温度又は点火炉24の下流の装入原料層12の表面温度が予め設定した値となるようにすることにより、装入原料層12の表層部の微粒焼結原料19の量と微粒コークスの量を一定に制御することが可能となり、点火炉24での着火状態を常に良好に保つことが可能になった。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に本発明の各請求項に対応した実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
請求項1、3に対応する実施の形態を図1を参照しつつ説明する。
図1に示す原料装入装置11は、ホッパーの一例である給鉱ホッパー1から焼結原料17を切り出すフィーダー2の下方に装入シュート7を設け、この装入シュート7には前記フィーダー2から切り出された焼結原料17が落下する位置(落下位置)14の下流側に開口3を設け、上流側シュート8U 上を滑降して開口3部に達した焼結原料17に向かって開口3の上方から気体を吹き付ける第1のノズル15と、該第1のノズル15に連通する気体供給管20に気体流量調整弁15a を設け、更に、焼結パレット10上方、即ち、装入シュート7の下部に粗粒焼結原料21の層厚(下層厚13L )を測定する前方層厚計16b を設けると共に装入原料層12の全層厚13A を測定する後方層厚計16a を前方層厚計16b の下流側に設けている。
また、前記後方層厚計16a 、前方層厚計16b の測定値を入力して、前記第1のノズル15への気体供給量を制御するための気体流量調整弁15a の開度調整を行うための制御装置Aを設けた原料装入装置11である。
尚、本例における装入シュート7は上流側シュート8U と、該上流側シュート8U のシュート面に対して直角方向に段差Zを設けた下流側シュート8L から構成したものを用いたが、これに変えて、前記段差Zを設けないものでもよい。しかし、この場合には多少分級効率は低下する傾向にある。
【0012】
かくして、焼結原料17を給鉱ホッパー1内よりフィーダー2で切り出して上流側シュート8U へ供給する。この焼結原料17が開口3の上方に達した際に第1のノズル15から気体を吹き付ける。これにより、焼結原料17は表1に示す粒度分布を有していることから、質量の重い粗粒焼結原料21(粒径+1mm)は開口3を飛び越えて下流側シュート8L に乗り、該下流側シュート8L 上を滑降して焼結パレット10へ層厚450〜600mm程度に装入される。
一方、質量の軽い微・細粒焼結原料18(粒径−1mm)は、開口3の上方で気体の進行方向に沿って飛ばされるため、開口3を通過して落下し、焼結パレット10上の粗粒焼結原料21の表層上へ層厚10〜50mm程度に装入される。
その結果、焼結パレット10上の装入原料層12の全層厚13A は460〜650mm程度となる。
【0013】
また、制御装置Aには、予め上層厚13U の目標設定値Xを入力すると共に前方層厚計16b で測定した下層厚13L 及び後方層厚計16a で測定した装入原料層12の全層厚13A を入力する。そして、この入力した測定全層厚13A から測定下層厚13L を減じて上層厚13U を算定し、この算定した上層厚13U と前記目標設定値Xに差が生じた場合は、その差を求め、この差が無くなるような前記気体流量調整弁15a の開度調整量を算定し、この算定開度調整量に応じて気体流量調整弁15a を調整して気体吹き付け量を増減し、前記開口3を通過する微・細粒焼結原料18の量を制御することにより上層厚13U を一定に維持する。
【0014】
(第2の実施の形態)
請求項2、4に対応する実施の形態を図2を参照しつつ説明する。
図2に示す原料装入装置11は、給鉱ホッパー1から焼結原料17を切り出すフィーダー2の下流側に装入シュート7を設け、この装入シュート7には前記フィーダー2から切り出された焼結原料17が落下する位置14の下流側に開口3を設け、上流側シュート8U 上を滑降して開口3の上方に達した焼結原料17に向かって気体を吹き付ける第1のノズル15を該開口部3の上方に設けると共に該第1のノズル15に連通する気体供給管20に気体流量調整弁15a を設けている。更に、前記開口3を通過して落下中の微・細粒焼結原料18に向かって気体を吹き付ける第2のノズル15L を装入シュート7下部背面に設けると共に第2のノズル15L に連通する気体供給管26に気体流量調整弁15b を設ける。
装入シュート7の下端に上下動可能にカットゲート6を設けると共に焼結パレット10上の装入原料層12の全層厚13A を測定する後方層厚計16を装入シュート7の下流側に設け、後方層厚計16の下流側に設けた点火炉24に内部の温度を測定する温度計22を設け、前記点火炉24の下流側に装入原料層12の表面温度(着火面の温度)を測定する温度計23を設ける。
さらに、後方層厚計16の測定値及び前記カットゲート6の下端高さを入力して、前記第1のノズル15への気体供給量を制御するための気体流量調整弁15a の開度調整を行うための制御装置Bと、前記温度計22又は23にいずれかの測定値を入力して、前記第2のノズル15L への気体供給量を制御するための気体流量調整弁15b の開度調整を行うための制御装置Cを設ける。
【0015】
かくして、焼結原料17を給鉱ホッパー1内よりフィーダー2で切り出して上流側シュート8U へ供給する。この焼結原料17は、開口3の上方に達した際に第1のノズル15によって気体を吹き付けられる。焼結原料17は表1に示す粒度分布を有しており、質量の重い中粒焼結原料(粒径5〜1mm)及び粗粒焼結原料21(粒径+5mm)は開口3より落下せずに下流側シュート8L に乗り、該下流側シュート8L 上を滑降して焼結パレット10へ層厚450〜600mm程度に装入され、装入された中粒、粗粒焼結原料はカットゲート6にてその表面を均される。
一方、質量の軽い微・細粒焼結原料18(粒径−1mm)は、開口3の上方で気体の進行方向に沿って飛ばされるため、開口3を通過して落下し、さらに第2のノズル15L によって気体を吹き付けられて微粒焼結原料19(粒径−0.5mm)と細粒焼結原料(粒径0.5〜1mm)に分離され、焼結パレット10上の中粒、粗粒焼結原料21の表層上へ細粒焼結原料、微粒焼結原料19の順にて層厚10〜50mm程度に装入される。その結果、焼結パレット10上の装入原料層12の全層厚13A は460〜650mm程度となる。
【0016】
制御装置Bには予め上層厚13U 、即ち、細粒焼結原料と微粒焼結原料19の合計層厚の目標設定値Yを入力しておき、後方層厚計16で測定した装入原料層12の全層厚13A 及び前記カットゲート6の下端高さ、即ち、下層厚13L を逐次入力し、この全層厚13A からカットゲート6の下端高さを減じて上層厚13U を演算し、この算定した上層厚13U と目標設定値Yを比較し、これに差が生じた場合は、その差を求め、この差が無くなるような前記気体流量調整弁15a の開度調整量を算定し、この算定開度調整量に応じて気体流量調整弁15a を調整して気体吹き付け量を増減し、前記開口3を通過する微・細粒焼結原料18の量を制御し、調整することにより上層厚13U を一定に制御する。
尚、図示はしていないが、カットゲート6を設けずに、下流側シュート8L の背後に前方層厚計を設置し、該前方層厚計にて下層厚13L を測定し、前記後方層厚計16にて測定した装入原料層12の全層厚13A の測定値から下層厚13L の測定値を減じて上層厚13U を求めてもよい。
【0017】
制御装置Cに予め点火炉24の内部温度の目標設定値D又は点火炉24下流の装入原料層12の表面温度の目標設定値Eを入力しておき、点火炉24の内部温度を測定する温度計22の測定値又は点火炉24下流の装入原料層12の表面温度を測定する温度計23の測定値を制御装置Cに入力して、点火炉24の内部温度と目標設定値Dに差が生じた場合、又は点火炉24下流側の装入原料層12の表面温度と目標設定値Eに差が生じた場合は、その差を求め、この差が無くなるような前記気体流量調整弁15b の開度調整量を算定し、この算定開度調整量に応じて気体流量調整弁15b の開度を調整して第2のノズル15の気体吹き付け量を増減し、開口3を通過して落下中の微・細粒焼結原料18内の微粒(粒径−0.5mm)と細粒(粒径0.5〜1mm)の分離の程度を調整することにより点火炉24の内部温度又は点火炉24下流の装入原料層12の表面温度を一定に制御して安定操業を維持する。
【0018】
【発明の効果】
本発明は簡単にして、パレット上に装入した焼結ベッドの下層の偏析状態を良好に維持すると共に上層厚を目標層厚に制御することが可能となり、焼結鉱の歩留、強度が向上し、この分野に於ける効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る焼結原料の装入制御方法を適用する原料装入装置の説明図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る焼結原料の装入制御方法を適用する原料装入装置の説明図である。
【図3】従来技術の説明図である。
【図4】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
α シュート角度 1 給鉱ホッパー
2 フィーダー 3 開口
5 スリットバー 6 カットゲート
7 装入シュート 7a 助走板
8U 上流側シュート 8L 下流側シュート
9 デフレクターシュート 10 焼結パレット
11 原料装入装置 12 装入原料層
13A 全層厚 13U 上層厚
13L 下層厚 14 落下位置
15 第1のノズル 15a 気体流量調整弁
15L 第2のノズル 15b 気体流量調整弁
16 後方層厚計 16a 後方層厚計
16b 前方層厚計 17 焼結原料
18 微・細粒焼結原料 19 微粒焼結原料
20 気体供給管 21 粗粒焼結原料
22 温度計 23 温度計
24 点火炉 26 気体供給管

Claims (4)

  1. ホッパーからフィーダーを介して落下供給される焼結原料を装入シュートを介して焼結パレット上へ装入する方法において、
    前記フィーダーから供給される焼結原料の前記装入シュート上落下位置の下流側に開口を設けると共に、該開口の上方から気体を吹き付ける第1のノズルを設け、この第1のノズルから気体を前記焼結原料に吹き付けることにより微・細粒焼結原料を前記開口より落下させて前記焼結原料を粗粒と微・細粒に分離し、この分離した粗粒焼結原料を前記装入シュート上を滑降させて前記焼結パレット上に装入し、その表層上に前記開口より落下した微・細粒焼結原料を装入する際、前記焼結パレット上の粗粒焼結原料上に装入した微・細粒焼結原料の層厚が予め設定した値となるように前記第1のノズルからの気体吹き付け量を制御することを特徴とする焼結原料の装入制御方法。
  2. ホッパーからフィーダーを介して落下供給される焼結原料を装入シュートを介して焼結パレット上へ装入する方法において、前記フィーダーから供給される焼結原料の前記装入シュート上落下位置の下流側に開口を設けると共に、該開口の上方から気体を吹き付ける第1のノズルを設けると共に、この第1のノズルから気体を前記焼結原料に吹き付けることにより微・細粒焼結原料を前記開口より落下させて前記焼結原料を粗粒と微・細粒に分離し、この分離した粗粒焼結原料を前記装入シュート上を滑降させて前記焼結パレット上に装入し、前記装入シュート下部背面側から前記装入シュートの開口より落下中の微・細粒焼結原料へ気体を吹き付ける第2のノズルを設け、前記微・細粒焼結原料に気体を吹き付けて微粒と細粒に分離し、前記焼結パレット上に装入した粗粒焼結原料の表層上に細粒焼結原料を装入し、その表層に微粒焼結原料を装入する際、装入した該微粒焼結原料と細粒焼結原料の合計層厚が予め設定した値となるように前記第1のノズルからの気体吹き付け量を制御すると共に前記装入シュートの下流に設けた点火炉の内部温度又は該点火炉下流の装入原料層の着火面の温度が予め設定した値となるように前記第2のノズルからの気体吹き付け量を制御することを特徴とする焼結原料の装入制御方法。
  3. 請求項1又は2記載の焼結原料の装入制御方法において、前記焼結パレット上に装入した粗粒焼結原料の層厚を測定する前方層厚計と、前記微・細粒焼結原料を装入した後の全層厚を測定する後方層厚計を前記焼結パレット上方に設け、前記後方層厚計で測定した微・細粒焼結原料装入後の全層厚値から前記前方層厚計で測定した粗粒焼結原料の層厚値を減じて前記微・細粒焼結原料の層厚を求めることを特徴とする焼結原料の装入制御方法。
  4. 請求項1又は2記載の焼結原料の装入制御方法において、前記焼結パレット上方に設けた後方層厚計で測定した微・細粒焼結原料を装入した後の全層厚値から前記装入シュート下端に設けたカットゲートの下端高さを減じて前記微・細粒焼結原料の層厚を求めることを特徴とする焼結原料の装入制御方法。
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CN106987709A (zh) * 2017-06-09 2017-07-28 山东钢铁股份有限公司 一种烧结配料的配料流量调节方法和系统
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