JPH0311290A - 焼結機ヘの原料装入装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔卒業玉の利用分野］ この発明は、焼結機への原料装入装置に関するものであ
る。

〔従来の技術〕

無端移動グレード式焼結機におけるバレント内への原ギ
４の装入は、第４回に概略側面図で示すように、サージ
ホッパ１内に収容されている焼結原ｔ４５を、サージホ
ッパｌの下端に設けられているロールフィーダ２の回転
によって切出し、その上端がロールフィーダ２の直下に
そしてその下端がパレット４の上方に位置する、所定角
度で傾斜したシ１−ト３上に排出し、シュート３を経て
パレット４内に供給することにより行なわれている。

このようにして、パレット４内に装入された焼結原料５
は、無端移動グレート６により、点火帯焼結帯を順次通
過し、点火帯において点火炉７により原料表面の粉コー
クスに点火される。粉コークスの燃焼によって生じた高
温度の燃焼排ガスは、パレット４の下方に設けられた風
箱８により、下方に向って唆引され、パレット４内の原
料５を加熱し、焼結帯においてこれを焼成する。かくし
て、パレット４内の原料は焼結され、無端移動グレート
６の下２ｉｔ端から、焼結鉱となって排出される。

上述した焼結鉱の製造において、一般に、パレット４内
における原料層の上層部は熱不足となり、一方、その下
層部は熱過剰となる結果、焼結鉱の生産歩留りが低下す
る問題が生ずる。このような、原料層の上層部の熱不足
を解消するためには、焼結原料内に必要以上に多量の燃
料を配合しなければならず、このために、焼結鉱の品質
にばらつきが生し、生産コストが上昇する問題がある。

上述した問題を解決するために、従来から多くの研究が
なされており、例えば、次の方法が知られている。

（１）　　スローピング装入方式 パレット内における層厚方向の焼結原料の粒度偏析を調
節するために、ンユートの高さ、長さおよびその傾斜角
度等を、最適値に設定する。

（２）２段装入方式 バレント内への焼結原ネ４の装入を、上層と下層の２段
階に分けて行ない、下層よりも上層の燃料（粉コークス
）が多くなるように装入する。

（３）　　ワイヤまたはロッドの横張り方式第５図に示
すように、シュート３の上方に、シュート３上を滑降す
る焼結原料の流れと直交するように、所定間隔をあけて
多数のワイヤ（またはロフト）が張設されたスクリーン
９を設け、ロールフィーダ２により切出され、スクリー
ン９の上を滑降する粒径の大きい焼結原料をパレット４
内の下部に、スクリーン９を通ってシュート３上を滑降
する粒径の小さい焼結原料をバレット４内の上部に供給
する。

（４）　　ロンド縦張り方式 第６図に示すように、シュート３の上方に、シュート３
上を滑降する焼結原料の流れと平行に、所定間隔をあけ
て多数のロッド１０をシュート３の幅方向に設け、ロー
ルフィーダ２により切出され、口、ド１０の上を滑降す
る粒径の大きい焼結原ｔ４をバレット４内の下部に、ロ
ッド１０を通ってノ二−ト３上を滑降する粒径の小さい
焼結原料をバレット４内の下部に供給する。

〔発明が解決しようとする諜Ｂ］ 上記（１）のスローピング装入方式では、前述した問題
を十分に解決するには至らず、しかも、パレット４内に
おける、造粒された疑似粒子の粒度分布が大きくばらつ
いており、その空隙率に問題がある。

上記（２）の２段装入方式によれば、カーボン偏析およ
び粒度偏析は向上するが、その粒度分布のばらつきは解
消されず、且つ、２段装入のための設備が必要となって
、その費用が増大する。

上記（３）のワイヤまたはロッドの横張り方式によれば
、カーボン偏析および粒度偏析は向上するが、シュート
３上の焼結原料の流れに直交して設けられた、スクリー
ン９の多数のワイヤまたはロッドに原料が当って跳ね、
跳ねた原料がバレット４内の下層に落下するため、特に
下層の粒度分布にばらつきが生ずる。

上記（４）のロッド縦割り方式によれば、カーボン偏析
１粒度偏析および粒度分布は向上するが、ロッド１０に
焼結原料が付着し、ロッド１０の相互間の間隙が狭くな
る。従って、長期間連続的に使用することはできない、
この方式において、ロッド１０の各々をその軸線に沿っ
て回転させれば焼結原料の付着は少なくなるが、そのた
めの機構およびメンテナンスが？！雑になる。また、ロ
ッド１０の傾斜角度を高めれば原料の付着は少なくなる
が、一方、カーボン偏析２粒度偏析および粒度分布にば
らつきが発生し、且つ、ロッド１０の摩耗が増大する。

従って、この発明の目的は、上述した問題を解決し、バ
レー／　ト内に装入された焼結原料の層厚方向における
、カーボン偏析１粒度偏析および粒度分布のばらつきを
無くし、熱履歴を均一化して、焼結鉱の生産歩留りを向
上させるための、焼結機への原料装入装置を提供するこ
とにある。

（課題を解決するための手段〕 この発明は、ホッパ内に収容された焼結原料を、前記ホ
ッパから切出し、連続的に移動するバレント内に供給す
るための、その上端を前記ホッパの直下に、そして、そ
の下端を前記パレットの上方に位置させた、所定角度で
傾斜するシェードからなる、焼結機への原料装入装置に
おいて、前記シュート上を滑降する前記焼結原料の流れ
方向に、前記シュートの上面に、その幅方向に所定間隙
をあけて、複数条の所定幅の突条を前記シュートと一体
的に設けたことに特徴を有するものである。

次に、この発明を、図面を参照しながら説明する。第１
図は、この発明の装置の第１実施態様を示す概略斜視図
である。第１図に示すように、サージホッパ１の下端に
設けられた、ホンパｌ内に収容されている焼結原料を切
出す簾ためのローノビｈフィーダ２と、連続的に移動す
るパレット４との間には、その上端をロールフィーダ２
の直下に、そして、その下端をバレント４の上方に位置
させて、所定角度で傾斜するシュート１１が設けられて
いる。

シュート１１の上面には、ロールフィーダ２から切出さ
れてシュート１１上を滑降する焼結原料の流れ方向に、
複数条の突条１２が、シュート１１の幅方向に所定間隙
をあけて、シュート１１と一体的に設けられている。

突条１２は、シュート１１のほぼ水平な上流端１１ａに
位置する、上流端１１　ａと同一平面上の上端部１２ａ
から、シュート１１の傾斜した下流、ｔｉｌｌｂに位置
する、下流端１ｉｂの上面から突出する所定高さの下端
部１２ｂに向けて、連続的に高くなるように形成されて
おり、その平面＋２ｃは、下端部１２ｂを頂点とし、上
端部＋２ａを底辺とする三角形状に形成されている。

シュート１１上に設けられた上述の複数条の突条１２に
よって、ロールフィーダ２により切出された粒径の大き
い焼結原料は、突条１２上を滑降してパレット４内の下
部に、そして、粒径の小さい焼結原料は、突条１２間に
落下し、シュート１１上を滑降してパレット４内の上部
に供給される。

複数条の突条１２の、シュー）１１の幅方向における間
隙ａは、２〜５０鵬とすることが好ましい。

間隙ａが２鵬未満では、突条１２に原料が付着して間隙
ａを塞ぐおそれが生ずる０間隙ａが５０＝を超えると、
上述した作用が生ぜず、所望の効果が得られない。

第２図は、この発明の装置の第２実施Ｂ様を示す概略斜
視図である。第２図に示すように、この実施態様におけ
る突条１３は、シェード１１のほぼ水平な上流端１１ａ
に位置する、頂点１３ｄが鈍角な断面三角形状の上端部
１３ａから、シュート１１の傾斜した下流端１１ｂに向
けて連続的に高くなり、頂点１３ｄが鋭角になる断面三
角形状に形成され、そして、その下部１３ｄは、尖端１
３ｃがシェード１１の下流端１１ｂ上の一点に収束され
る連続的に低くなる断面三角形状に形成されている。

第３図は、この発明の装置の第３実施Ｂ様を示す概略斜
視図である。第３図に示すように、この実施Ｈ樟におけ
る突条１３′は、その上端部１３ａから連続的に高さの
高くなる部分の頂面１３ｄ’が、平面三角状の水平面か
らなる断面台形状である点のみが、第２図に示した第２
実施Ｂ様の装置と相違する。

第２実施Ｂ様の突条１３および第３実施態様の突条１３
′のシュート幅方向のピンチ間隔ａは、第１実施ＬＱｔ
ｌと同様に２〜５０ｍとすることが好ましい。

第１図に示すように、シュート１！に振動発生器１４を
取り付け、シェード１１を水平方向および／または垂直
方向に振動させてもよい。このようにすれば、ロールフ
ィーダ２により切出された粒径の小さい焼結原料の、突
条１２間への落下を積掻的に行なわせることができる。

なお、シュート１１を振動させた場合は、突条１２間の
間隙ａを振動させない場合よりも大にすることによって
、その効果が増大する。

更に、第１ｅｌＤに示すように、シュート１１内に発熱
体または電磁誘導体のような加熱器Ｉ５を埋め込み、ま
た（よ、焼結クーラー排ガス等の高温ガスでシュート１
１を加熱すれば、シュート１１および突条１２に付着し
た焼結原料を乾燥してこれを容易に剥離させることがで
きる。

次に、この発明を、実施例により比較例と対比しながら
説明する。

〔実施例〕

第３図に示した、この発明の第１実施態様の装置を使用
し、下記条件でバレントへの焼結原料の装入を行なった
。

ａ、　シ二−トの大きさ 幅　　：　５　ｍ 長さ：　２　ｍ７００ｍ ｂ、　突条の本数；１２５本 Ｃ１突条間の間隔：２０口 ｄ、　シュートの（頃斜角度＝５０度 第１表のＮＱＩに上述した本発明装置を使用した場合、
Ｎｏ、　２に上述した本発明装置に振動発生器を取り付
けてシェードを振動させた場合、そして、Ｎａ　３に上
述した装置に振動発生器および加熱器を取り付けてシュ
ートを振動させ且つ加熱した場合における、パレット内
に装入された焼結原料のカーボン偏析（上層％／上下層
）、粒度偏析（上層間／下層＝）、粒度のばらつき、原
料の付着状態、シュートの摩耗状態およびメンテナンス
性を示す。

また、比較例として、Ｎα１に前述したスローピング装
入方式を使用した場合、ＮＧ２に２段装入方式を使用し
た場合、Ｎｏ、　３にワイヤまたはロッドの横張り方式
を使用した場合、そして、Ｎα４にロンド縦張り方式（
ロッド回転）を使用した場合における、前述したと同様
の実施結果を示す。なお、第１表において、Ｏ印は良好
、Δ印は若干不良、Ｘ印は不良を示す。

第１表から明ろかなように、比較例Ｎｏ、　ｌはパレッ
ト内に装入された焼結原料の粒度偏析および粒度のばら
つきが大であり、比較例Ｎα２はカーボン偏析および粒
度のばらつきが大である上、原料の付着状態およびメン
テナンス性が共にやや不良である。比較例Ｎα３は粒度
のばらつきが大である上、シュートの摩耗状態が不良で
且つ原料の付着状態もやや不良であり、そして、比較例
Ｎα４は原料の付着状態、シュートの摩耗状態およびメ
ンテナンス性が何れもやや不良である。

これに対して、本発明の実施例Ｎα１〜３は、カーボン
偏析１粒度偏析および粒度のばらつきが何れも小さく、
シュートの摩耗状態およびメンテナンス性が良好であり
、そして、実施例Ｎα１および２は原料の付着状態がや
や劣るが実操業上影響はなく、Ｎα３は原料の付着は生
じなかった。

（発明の効果〕 以上述べたように、この発明の装置によれば、シュート
上を滑降する焼結原料の流れ方向に、シュートの上面に
、その幅方向に所定間隙をあけて、複数条の所定幅の突
条がシュートと一体的に設けられているので、ロータリ
フィーダから排出される焼結原料中、粒径の大きいもの
は突条の上面を滑降してバレット内の下部に、そして、
粒径の小さいものは突条間に落下し、シュート上を滑降
してバレット内の上部に供給される。

従って、バレット内に装入された焼結原料の層厚方向に
おける、カーボン偏析１粒度偏析および粒度分布のばら
つきは無く、熱履歴は均一化され、焼結鉱の歩留りを向
上させることができる。

更に、従来のシュートを少ない費用で簡単に改造するこ
とができ、メンテナンス性は良好であって、シュート上
の突条の摩耗は少なく、長期間の使用に耐え、焼結原料
の付着も少ない等、多くの工業上有用な効果がもたらさ
れる。

斜視図、第４図〜第６図は従来の装置を示す概略側面図
である。図面において、 １・・・サージホ、バ、２・・・ロールフィーダ、３・
・・シュート、　　　４・・・パレット、５・・・焼結
原料、　　　６・・・無端移動グレート、７・・・点火
炉、　　　　８・・・風箱、９・・・スクリーン、　　
１０・・・ロッド、１１・・・シュート、　　＋２．１
３．１３’・・・突条、１４・・・振動発生器４、１５
・・・加熱器。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　ホッパ内に収容された焼結原料を、前記ホッパから
   切出し、連続的に移動するパレット内に供給するための
   、その上端を前記ホッパの直下に、そして、その下端を
   前記パレットの上方に位置させた、所定角度で傾斜する
   シュートからなる、焼結機への原料装入装置において、 前記シュート上を滑降する前記焼結原料の流れ方向に、
   前記シュートの上面に、その幅方向に所定間隙をあけて
   、複数条の所定幅の突条を前記シュートと一体的に設け
   たことを特徴とする、焼結機への原料装入装置。 ２　前記複数条の突条を有する前記シュートを、水平お
   よび／または垂直方向に振動させるための振動発生器が
   、前記シュートに設けられている、請求項１記載の装置
   。 ３　前記複数条の突条を有する前記シュートを加熱する
   ための加熱器が、前記シュートに設けられている、請求
   項１または２記載の装置。