JP2773041B2 - 焼結原料の装入装置 - Google Patents

焼結原料の装入装置

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JP2773041B2
JP2773041B2 JP1070139A JP7013989A JP2773041B2 JP 2773041 B2 JP2773041 B2 JP 2773041B2 JP 1070139 A JP1070139 A JP 1070139A JP 7013989 A JP7013989 A JP 7013989A JP 2773041 B2 JP2773041 B2 JP 2773041B2
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幸彦 飯塚
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は焼結原料の装入装置に関するものであり、ド
ワイトロイド式焼結機において、焼結原料を装入ホッパ
ーからシュートを介してパレットに装入する際に、パレ
ット幅方向で均一かつ高さ方向における偏析を安定させ
る装入装置に関する。
(従来の技術) 従来の焼結配合原料の装入方法は、第6図(イ)及び
(ロ)に示すように、挿入ホッパー11の原料15をドラム
フィーダー13によって切出し、シュート14を介してパレ
ット16に装入している。
焼結鉱の製造コストを低減するために、焼結歩留の向
上を図ることは重要な課題である。そしてその目的を果
たすためには、パレット16の幅方向で原料15が均一に装
入されること、装入された原料15の充填構造がむらがな
く均一化していることが重要である。又焼結ベッド高さ
方向では、上層部にカーボン濃度が高い細粒を、下層部
にはカーボン濃度が低い粗粒を偏析させて、急冷される
上層部と熱過剰ぎみとなりやすい下層部を均一に焼成す
ることが望まれる。
パレット16に装入された原料を焼成するに際し、パレ
ット幅方向の均一焼成を図るために、従来ウインドボッ
クスの幅方向の吸引熱風温度を検出し、その測定結果に
もとづき装入装置の分割ゲート12の開度を操作してパレ
ット幅方向の原料供給量を調整する方法が提案されてい
る(特開昭48−99003,特開昭60−129590)。
又シュート14の上面に堰を設けて塊状化した原料をほ
ぐし、かつパレット幅方向に均一に装入する装置も提案
されている(実開昭56−81398)。
しかしながらこれらの装入装置による装入では、焼結
ベッド高さ方向での粒度偏析,カーボン偏析が原料供給
量によって支配され、粒度偏析,カーボン偏析が不足
し、又装入密度の低下という面でも不利である等の問題
点を持っていた。そこで焼結ベッド高さ方向での粒度偏
析及びカーボン偏析の拡大,装入密度の低下を目的とし
て、第7図に示す如くシュート14の下方延長部に棒材17
を段違いに設ける方法が提案されている(特開昭61−22
336)。
(発明が解決しようとする課題) 従来のドラムフィーダーによる原料切出し方法におい
ては、第9図に示すように、装入ホッパー11内での貯蔵
原料の自重によってゲート12から原料15が切り出される
時に、塊状化した状態で切り出されることがあった。又
ゲート12から切り出された原料15は、第6図(イ)及び
(ロ)に示すように、ドラムフィーダー13の曲面を介し
てシュート14に落下するために、原料15がドラムフィー
ダー13の曲面に停滞し、短周期の原料切出し量の変動を
生じていた。又パレット幅方向に原料15を均一に切り出
すことが困難であり、短いピッチでパレット幅方向の原
料切出し量の変動も生じていた。
パレット幅方向の原料切出し量の調整を、分割ゲート
12の開度調整で実施する方法は、ある程度効果は期待で
きるが、パレット幅が5mにも及ぶ焼結パレットを対象と
する分割ゲート12は、分割数がせいぜい7分割程度であ
り、細かい幅方向の均一装入は困難である。
シュート4の上面に原料をパレット幅方向に分散させ
る堰を設ける方法は、塊状化した原料をほぐすこと、原
料切出し量の変動低減,パレット幅方向の均一装入にそ
れぞれ効果はあるが、シュート上面に突起物を設けるた
め原料の付着が著しく、かつこの付着物の除去対策が難
しく、長期的にみて効果を維持することが困難である。
又シュート4の下方延長部に棒材17を段違いに設けた
装入装置では、第8図に示すように、幅方向での原料供
給量にむらが生じ、棒材17の間隙を流れる原料15の量に
パレット幅方向と粗と密のむらを生じていた。その結
果、幅方向での短いピッチでの原料充填構造の不均一を
生じ、むら焼けの原因となっていた。
本発明は、前記従来技術の問題点を有利に解決した焼
結原料の装入装置を提供する。
(課題を解決するための手段) 本発明は、焼結原料を供給するドラムフィーダーとシ
ュートとの間に、原料の流れ方向と平行に並設した複数
個の棒材体からなる分級装置を設けたことを特徴とし、
また前記分級装置を複数段設けるようにし、またシュー
ト下方に、原料の流れ方向と平行にかつ下端が段違いと
なるように多数の棒材を設け、また棒材体を棒材の谷の
位置に合わせて設けるようにした焼結原料の装入装置で
ある。
(実施例) 以下図面に基づいて本発明の一実施例と、その作用に
ついて説明する。第1図は焼結原料の装入装置全体の側
面図、第2,3図は分級装置の作用を示す正面図および側
面図である。
図に示すように本装入装置は、ドラムフィーダー3と
シュート4との間に原料5の流れる方向と平行に並設し
た複数個の棒材体8からなる分級装置9を設けたことを
特徴とする。
分級装置9は、第2図及び第3図に示すように複数段
設けるのが望ましく、棒材体8はシュート4の傾斜に合
わせて上下及び左右にそれぞれ間隙をおいて設けるもの
とする。
第4図は他の実施例を示す側面図であり、シュート4
の下方でその延長部に多数の棒材7を段違いに設けた前
記第7図(イ)、(ロ)に示す装入装置に棒材体8から
なる分級装置9を設けたものである。この場合も分級装
置9は複数段設けるのが望ましい。
これら分級装置9は、第1図〜第3図に示すように、
ドラムフィーダー3から切り出した原料5をシュート4
に落下させる前に棒材体8に接触して分散させる。その
後分散させた原料5は、お互いにぶつかりあって更に分
散し、シュート4を介してパレット6へ装入される。そ
の過程において、塊状化した原料5は完全にほぐされ、
パレット幅方向に均一装入されることとなる。又その
際、短い周期で生じていた原料切出し量の変動も、棒材
体8の分散作用及び棒材体8に接することによる原料速
度の低下作用によって低減される。その結果、シュート
4を介して装入される原料5はパレット幅方向に時系列
的にみて安定的に装入され、かつシュート4上での分級
作用も安定的に維持され、焼結ベット高さ方向での粒度
偏析,カーボン偏析が安定的に維持される。
第4図に示したように、シュート延長部に段違いの棒
材7を設けた装入装置では、第5図に示すように棒材体
8を棒材7の谷部(A)に位置するように設けるのが有
効である。即ちそのように設けることによって、棒材体
8に接触した原料5は棒材体8の左右から落下してシュ
ート4上を滑走するが、シュート4上では同図矢印で示
すようにシュート4の幅方向で密な部分と粗な部分が生
じる。このとき粗な部分を棒材7の谷部(A)に、密な
部分を棒材7の山部(B)に落下させるようにすると、
原料5は棒材7の左右2方向に分散され、分散された原
料5は山部の棒材7の下部に位置する次の棒材7に供給
され、以下同様に谷部まで原料5が分散,落下を繰り返
し分級が行われて、最終的にはパレット幅方向で均等な
装入が行われ、かつ焼結ベッド高さ方向では粒度偏析及
びカーボン偏析が理想的なものとなる。
分級装置を構成する棒材体列の段数,段間の間隙,棒
材体のピッチ,棒材体の径は、ドラムフィーダーとシュ
ート間のスペース,棒材体への原料付着,パレット幅方
向の原料切出し量の変動程度,棒材体の摩耗による寿命
等を考慮して決定すべきであり、棒材体のピッチが狭く
塊状原料の詰まりや原料の付着の問題が生じる場合は、
複数段としてその問題を回避する。その際複数段とした
場合は千鳥状に配置し、棒材体ピッチを一定に保つこと
が望ましい。
棒材体の断面形状は、円形,楕円,長方形,三角形等
が考えられるが、パレット幅方向に原料を分散させるこ
とを考えると、円形,楕円の場合は他の形状と比較する
と棒材体に原料が落下した際広く原料が幅方向に分散さ
れるため、円形又は楕円形が望ましい。
棒材体とシュートの間隙は、シュート上の原料付着,
原料の流れの厚み,シュート上の清掃用クリーナーのス
ペースを考慮して決定すべきである。
(発明の効果) 以上述べたように本発明の装置によれば、パレット上
の原料充填構造が、パレット幅方向および時系列でいず
れも均一化され、高さ方向で偏析が安定し、かつ装入密
度の低下が図られ、その結果焼成時における原料の熱履
歴が均一化し、焼結鉱の冷間強度の向上、歩留の向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の一実施例であり、第1図は焼
結原料の装入装置全体図、第2図および第3図は分級装
置の作用を示す正面図および側面図、第4図は他の実施
例を示す装入装置の側面図、第5図は第4図に示す装置
の作用を示す正面図、第6図(イ),(ロ)は従来法に
おけるシュート式焼結装入装置の側面図と正面図、第7
図(イ),(ロ)は従来法における一端側を段違いにし
た棒材を有する焼結装入装置の側面図および正面図、第
8図は従来法における一端側を段違いにした棒材を有す
る焼結装入装置の棒材の原料供給状況を説明する図面、
第9図は従来法におけるドラムフィーダーからの原料切
出し状況を説明する側面図である。 1……装入ホッパー、2……分割ゲート、3……ドラム
フィーダー、4……シュート、5……原料、6……パレ
ット、7……棒材、8……棒材体、9……分級装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野崎 健郎 千葉県君津市君津1 新日本製鐵株式会 社君津製鐵所内 (56)参考文献 特公 平3−31769(JP,B2) 実公 昭52−21682(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F27B 21/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】焼結原料を供給するドラムフィーダーとシ
    ュートとの間に、原料の流れ方向と平行に並設した複数
    個の棒材体からなる分級装置を設けたことを特徴とする
    焼結原料の装入装置。
  2. 【請求項2】分級装置を複数段設けたことを特徴とする
    請求項(1)記載の焼結原料の装入装置。
  3. 【請求項3】シュート下方に、原料の流れ方向と平行に
    かつ下端が段違いとなるように多数の棒材を設けたこと
    を特徴とする請求項(1)又は(2)記載の焼結原料の
    装入装置。
  4. 【請求項4】棒材体を棒材の谷の位置に合わせて設けた
    ことを特徴とする請求項(3)記載の焼結原料の装入装
    置。
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JPS5221682U (ja) * 1975-06-26 1977-02-16
JPH0331769A (ja) * 1989-06-29 1991-02-12 Mitsubishi Electric Corp 周波数測定装置

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