JP2013538930A5

JP2013538930A5 -

Info

Publication number: JP2013538930A5
Application number: JP2013532894A
Authority: JP
Filing date: 2011-10-05
Publication date: 2014-11-20

Description

本発明は、内燃機関におけるデポジット制御またはオイルミスティングの少なくとも１つを改善する方法であって、本明細書に記載の潤滑剤組成物のいずれかを前記エンジンに供給するステップを含む方法をさらに提供する。
一実施形態において、例えば、以下の項目が提供される。
（項目１）
潤滑剤組成物であって、
（ａ）潤滑粘度の油、
（ｂ）少なくとも約２０，０００の数平均分子量のポリオレフィンであって、ポリマーが０〜約２０重量％のエチレン誘導モノマー単位を含み、前記ポリオレフィンが前記組成物の約０．００１重量％〜約１．０重量％の量で存在するポリオレフィン、および
（ｃ）過塩基性金属含有清浄剤
を含む潤滑剤組成物。
（項目２）
前記ポリオレフィンが、４個以上の炭素原子を有する少なくとも１つのオレフィンモノマーから誘導される単位を約５０〜１００重量％含む、項目１に記載の組成物。
（項目３）
前記ポリオレフィンが、少なくとも約５０，０００の数平均分子量を有し、イソブチレン誘導単位を含む、項目１または項目２に記載の組成物。
（項目４）
前記ポリマーの数平均分子量が約２００，０００〜約１０，０００，０００である、項目１から３のいずれか一項に記載の組成物。
（項目５）
前記過塩基性清浄剤が、少なくとも約３．５の金属比を有するスルホン酸カルシウムを含む、項目１から４のいずれかに記載の組成物。
（項目６）
前記過塩基性清浄剤がフェノール系清浄剤を含む、項目１から５のいずれかに記載の組成物。
（項目７）
前記過塩基性清浄剤が、約９０％〜約１００％のＴＢＮを組成物に提供する、項目１から６のいずれかに記載の組成物。
（項目８）
前記過塩基性清浄剤が、約４０％〜約９０％のＴＢＮを組成物に提供する、項目１から６のいずれかに記載の組成物。
（項目９）
約０．３重量％〜約１０重量％の硫酸灰分含量を有する、項目１から８のいずれかに記載の組成物。
（項目１０）
約０．３重量％〜約１．０重量％の硫酸灰分含量を有する、項目１から８のいずれかに記載の組成物。
（項目１１）
無灰分散剤、摩耗防止剤、無灰酸化防止剤、摩擦調整剤、粘度指数向上剤またはその組合せをさらに含む、項目１から１０のいずれかに記載の組成物。
（項目１２）
前記潤滑粘度の油が、ＡＰＩグループＩＩＩもしくはグループＩＶのオイルまたはその混合物を含む、項目１から１１のいずれかに記載の組成物。
（項目１３）
内燃機関を潤滑する方法であって、項目１から１２のいずれかに記載の潤滑剤組成物を前記内燃機関に供給するステップを含む、方法。
（項目１４）
前記内燃機関が直接噴射ガソリンエンジンである、項目１３に記載の方法。
（項目１５）
前記内燃機関が圧縮点火エンジンである、項目１３に記載の方法。
（項目１６）
前記内燃機関が、前記潤滑剤で潤滑されるシリンダーを含む船舶用ディーゼルエンジンである、項目１３に記載の方法。
（項目１７）
直接噴射ガソリンエンジン中の吸入弁デポジットを減少させる方法であって、前記エンジンに項目１から１２のいずれかに記載の潤滑剤組成物を供給するステップを含む、方法。
（項目１８）
直接噴射ガソリンエンジン中のオイルミスティングを減少させる方法であって、前記エンジンに項目１から１２のいずれかに記載の潤滑剤組成物を供給するステップを含む、方法。
（項目１９）
圧縮点火エンジン中のオイルミスティングを減少させる方法であって、前記エンジンに項目１から１２のいずれかに記載の潤滑剤を供給するステップを含む方法。
（項目２０）
船舶用ディーゼルシリンダー中のオイルミスティングを減少させる方法であって、前記シリンダーに項目１から１２のいずれかに記載の潤滑剤組成物を供給するステップを含む方法。
（項目２１）
前記船舶用ディーゼルシリンダーが２ストローク船舶用ディーゼルエンジン中にある、項目２０に記載の方法。

Claims

サンプ潤滑内燃機関を潤滑する方法であって、潤滑剤組成物を前記内燃機関に供給するステップを含み、前記潤滑剤組成物は、
（ａ）潤滑粘度の油、
（ｂ）少なくとも２０，０００の数平均分子量のポリオレフィンであって、前記ポリオレフィンが０〜２０重量％のエチレン誘導モノマー単位を含み、前記ポリオレフィンが前記組成物の０．００１重量％〜１．０重量％の量で存在するポリオレフィン、および
（ｃ）過塩基性金属含有清浄剤
を含む、方法。
前記ポリオレフィンが、４個以上の炭素原子を有する少なくとも１つのオレフィンモノマーから誘導される単位を５０〜１００重量％含む、請求項１に記載の方法。
前記ポリオレフィンが、少なくとも５０，０００の数平均分子量を有し、イソブチレン誘導単位を含む、請求項１または請求項２に記載の方法。
前記ポリオレフィンの数平均分子量が２００，０００〜１０，０００，０００である、請求項１から３のいずれか一項に記載の方法。
前記過塩基性清浄剤が、少なくとも３．５の金属比を有するスルホン酸カルシウムを含む、請求項１から４のいずれかに記載の方法。
前記過塩基性清浄剤がフェノール系清浄剤を含む、請求項１から５のいずれかに記載の方法。
前記過塩基性清浄剤が、９０％〜１００％のＴＢＮを前記組成物に提供する、請求項１から６のいずれかに記載の方法。
前記過塩基性清浄剤が、４０％〜９０％のＴＢＮを前記組成物に提供する、請求項１から６のいずれかに記載の方法。
前記組成物が、０．３重量％〜１０重量％の硫酸灰分含量を有する、請求項１から８のいずれかに記載の方法。
前記組成物が、無灰分散剤、摩耗防止剤、無灰酸化防止剤、摩擦調整剤、粘度指数向上剤またはその組合せをさらに含む、請求項１から９のいずれかに記載の方法。
前記潤滑粘度の油が、ＡＰＩグループＩＩＩもしくはグループＩＶのオイルまたはその混合物を含む、請求項１から１０のいずれかに記載の方法。
前記内燃機関が直接噴射ガソリンエンジンである、請求項１から１１のいずれかに記載の方法。
前記内燃機関が圧縮点火エンジンである、請求項１から１１のいずれかに記載の方法。
前記内燃機関が、前記潤滑剤で潤滑されるシリンダーを含む船舶用ディーゼルエンジンである、請求項１から１１のいずれかに記載の方法。
サンプ潤滑内燃機関中のオイルミスティングを減少させる方法であって、前記内燃機関に請求項１から１１のいずれかに記載の潤滑剤組成物を供給するステップを含む、方法。