JP2013524814A5

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Publication number: JP2013524814A5
Application number: JP2013506301A
Authority: JP
Filing date: 2011-04-21
Publication date: 2014-06-19
Anticipated expiration: 2031-04-21

Description

本発明の別の態様は、血液試料中の１ＣＦＵ／ｍｌという低い濃度の細菌を単離するための方法であって、約１００ｎｍから約２５０ｎｍの直径を有し、細菌特異的結合部分を有する超常磁性粒子を体液試料に導入して混合物を作製すること、上記混合物をインキュベートして上記粒子を細菌に結合させること、細菌／磁気粒子複合体を表面上に単離するために磁場を加えること、および粒子凝集を低減する洗浄溶液で混合物を洗浄し、それによって血液試料中の生存可能な１ＣＦＵ／ｍｌという低い濃度の細菌を単離することを含む方法を提供する。
本発明の好ましい実施形態において、例えば以下の項目が提供される。
（項目１）
試料から細菌を単離するための方法であって、
細菌を含む試料を得る工程と；
前記試料について、前記試料から前記細菌を単離するアッセイを実行する工程であって、前記アッセイは、前記試料中の約１ＣＦＵ／ｍｌという低い濃度の細菌を単離する工程と
を含む、方法。
（項目２）
前記試料がヒトの組織または体液である、項目１に記載の方法。
（項目３）
前記体液が血液である、項目２に記載の方法。
（項目４）
前記細菌が血液由来細菌である、項目３に記載の方法。
（項目５）
前記試料が食物試料である、項目１に記載の方法。
（項目６）
前記細菌が食物由来細菌である、項目５に記載の方法。
（項目７）
前記細菌を特徴づける工程をさらに含む、項目１に記載の方法。
（項目８）
特徴づける工程が前記細菌を同定する工程を含む、項目７に記載の方法。
（項目９）
同定する工程が前記細菌に由来する核酸を配列決定する工程、または前記細菌に由来する核酸を増幅する工程から選択される、項目８に記載の方法。
（項目１０）
前記細菌がグラム陽性細菌である、項目１に記載の方法。
（項目１１）
前記細菌がグラム細菌である、項目１に記載の方法。
（項目１２）
試料から細菌を単離するための方法であって、
細菌を含む試料を得る工程と；
前記試料から前記細菌を単離するために磁気粒子を用いてアッセイを行う工程であって、前記磁気粒子は、前記アッセイが前記試料中の約１ＣＦＵ／ｍｌという低い濃度の細菌を単離するようなサイズであり、かつそのような量の磁性材料を含む工程と
を含む、方法。
（項目１３）
前記磁気粒子が細菌特異的結合部分を含む、項目１２に記載の方法。
（項目１４）
前記細菌特異的結合部分が抗体である、項目１３に記載の方法。
（項目１５）
前記試料がヒトの組織または体液である、項目１２に記載の方法。
（項目１６）
前記体液が血液である、項目１５に記載の方法。
（項目１７）
前記細菌が血液由来細菌である、項目１６に記載の方法。
（項目１８）
前記試料が食物試料である、項目１２に記載の方法。
（項目１９）
前記細菌が食物由来細菌である、項目１８に記載の方法。
（項目２０）
前記細菌を特徴づける工程をさらに含む、項目１２に記載の方法。
（項目２１）
特徴づける工程が、前記細菌を同定する工程を含む、項目２０に記載の方法。
（項目２２）
同定する工程が、前記細菌に由来する核酸を配列決定する工程、または前記細菌に由来する核酸を増幅する工程から選択される、項目２１に記載の方法。
（項目２３）
前記細菌がグラム陽性細菌である、項目１２に記載の方法。
（項目２４）
前記細菌がグラム細菌である、項目１２に記載の方法。
（項目２５）
試料から細菌を単離するための方法であって、
細菌を含む試料を得る工程と；
前記試料から前記細菌を単離するために磁気粒子を用いてアッセイを行う工程であって、前記磁気粒子は、前記試料中の約１ＣＦＵ／ｍｌという低い濃度の細菌の単離を可能にする磁気モーメントを有する工程と
を含む、方法。

Claims

試料から細菌を単離するための方法であって、
約１ＣＦＵ／ｍｌまたは１ＣＦＵ／ｍｌ未満の細菌を含む試料を得る工程と；
磁気粒子であって、前記細菌に特異的に結合する結合部分を前記磁気粒子に結合させた磁気粒子を含む混合物中で前記試料をインキュベートする工程と；
前記磁気粒子に負電荷を付与する溶液中で前記混合物を洗浄する工程と；
前記混合物から前記１ＣＦＵ／ｍｌまたは１ＣＦＵ／ｍｌ未満の前記細菌を単離する工程と
を含む、方法。
前記試料がヒトの組織または体液である、請求項１に記載の方法。
前記体液が血液である、請求項２に記載の方法。
前記細菌が血液由来細菌である、請求項３に記載の方法。
前記試料が食物試料である、請求項１に記載の方法。
前記細菌が食物由来細菌である、請求項５に記載の方法。
前記細菌を特徴づける工程をさらに含む、請求項１に記載の方法。
前記特徴づける工程が前記細菌を同定する工程を含む、請求項７に記載の方法。
細胞溶解阻害剤を前記混合物に導入する工程をさらに含む、請求項１に記載の方法。
前記細菌がグラム陽性細菌である、請求項１に記載の方法。
前記細菌がグラム陰性細菌である、請求項１に記載の方法。
試料から細菌を単離するための方法であって、
１ＣＦＵ／ｍｌまたは１ＣＦＵ／ｍｌ未満の細菌を含む試料を得る工程と；
細菌特異的結合部分を含む磁気粒子を前記試料に導入する工程と；
粒子凝集を低減する溶液中で前記試料をインキュベートする工程と；
前記試料を洗浄する工程と；
前記１ＣＦＵ／ｍｌまたは１ＣＦＵ／ｍｌ未満の前記細菌を単離する工程と
を含む、方法。
前記インキュベートする工程が、約１０秒から約２時間行われる、請求項１２に記載の方法。
前記細菌特異的結合部分が抗体である、請求項１２に記載の方法。
前記試料がヒトの組織または体液である、請求項１２に記載の方法。
前記体液が血液である、請求項１５に記載の方法。
前記細菌が血液由来細菌である、請求項１６に記載の方法。
前記試料が食物試料である、請求項１２に記載の方法。
前記細菌が食物由来細菌である、請求項１８に記載の方法。
前記細菌を特徴づける工程をさらに含む、請求項１２に記載の方法。
特徴づける工程が、前記細菌を同定する工程を含む、請求項２０に記載の方法。
同定する工程が、前記細菌に由来する核酸を配列決定する工程、または前記細菌に由来する核酸を増幅する工程から選択される、請求項２１に記載の方法。
前記細菌がグラム陽性細菌である、請求項１２に記載の方法。
前記細菌がグラム陰性細菌である、請求項１２に記載の方法。