JP2013519102A - タイヤ・マーキング装置 - Google Patents

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Abstract

複数の互いに異なる色を有するマーキングをタイヤのサイドウォール上に配置することができるタイヤ・マーキング装置及びタイヤ・マーキング方法に関する。この装置はフレーム組立体を含んでいる。フレーム組立体には、それぞれをマーキング位置に選択可能に移動させることができる複数のスタンピング・バー要素を担持するスタンピング・バー組立体と、それぞれが互いに異なる色のテープを担持できる複数のテープカセットとが移動可能に取り付けられている。それぞれのテープカセットは、タイヤ・マーキング位置に選択的に移動可能である。アクチュエータは、整列したテープカセットの部分をサイドウォール上のタイヤ・マーキング領域に向かって前進させて、整列したスタンピング要素を、タイヤのサイドウォールとプリント接触するように動かす。この移動は、スタンピング要素によって画定された証印に対応するパターンで、テープからタイヤのサイドウォールへ材料を移転させる。フレーム組立体は中間フレームを含む。中間フレームは少なくとも2つの位置の間でシフトすることができる。

Description

本発明は概して、タイヤ試験に関し、具体的には、タイヤの均一性、バランスなどに関して試験された後、適宜の証印(indicia)を用いてタイヤにマーキングする装置及び方法に関する。
(関連出願)
本出願は、2010年2月8日付けで出願された米国仮出願第61/302,363号、及び2010年12月8日付けで出願された米国仮出願第61/420,987号の優先権を主張する。これらの明細書の全体は参照することによってここに組み込まれる。
不規則性又は不均一性の存在を見極めるためにタイヤを検査する試験システムは、当業者に知られている。周知のシステムは典型的には試験部署にタイヤを移動させ、ここで、タイヤを何らかの形態のチャック(chuck)装置によって係合させ、その基準圧力まで膨張させる。タイヤを標準速度でロードホイール(loadwheel)に対して回転させる。ロードホイールが装着されたロードセルから取られたデータを使用して、製造プロセス中に生じることがある不規則性の存在を検出する。加えて、システムは典型的には不規則性のサイズを測定し、また不規則性を補正する機器、例えばタイヤから材料を除去する研削機器を備えている。タイヤ均一性試験機械として知られているタイヤ試験機械の一例が、特許文献1に開示されている。これは参照することによって本明細書中に組み込まれる。
タイヤのバランス状態を試験する他のタイヤ試験機械がある。このタイプの機械の一例は特許文献2に開示されている。これは参照することによって本明細書中に組み込まれる。
これら両タイプの機械において、試験後にタイヤのサイドウォール上にタイヤ等級、バランス及び/又はタイヤ均一性のマーク又は証印を付与することがしばしば望ましい。従来技術において、タイヤのサイドウォール上の着色ドットを見ることが一般的である。着色ドットはタイヤ・マーキング機械によってそこに配置される。これらのドットはタイヤ取り付け中にリムにタイヤを適切に位置決めするために、タイヤ装着者によって使用される。
最近では、却下されたタイヤを複数の視覚的なマーキング又はコードでマーキングすることによって、タイヤが試験に不合格であった理由を示すことが望ましいことが分かっている。
米国特許第6016695号明細書 米国特許第7448267号明細書
本発明は、検査又は試験の後、タイヤのサイドウォールにマーキング又は他の証印を付与する新規かつ改善されたホットスタンプ・マーカー及び方法を提供する。
好ましい実施態様によれば、可動ヘッド組立体が提供され、この組立体は、マーキング又は証印が配置されるべき、タイヤのサイドウォール上の領域と整列させられる。作動機構が選択的に複数のマーキング要素のうちの1つをタイヤ・マーキング位置へ動かし、そして選択されたマーキング要素をタイヤ領域に向かって前進させることにより、テープ部分をタイヤに押し付けて証印をタイヤに配置する。
この実施態様の好ましい構成によれば、タイヤの移動又は位置変更を必要とすることなしに、タイヤのサイドウォール上に、互いに離隔した少なくとも2つのマークを配置することができる。例示の構成では、マーキング・テープはテープカセット組立体によって担持されており、好ましい実施態様において、ヘッド組立体は、複数のテープカセット組立体を担持しており、これらのそれぞれは互いに異なる着色テープを担持していてもよい。テープカセットをプリント位置に選択的に動かすことにより、タイヤを所定の色を有する証印でマーキングする。例示の実施態様の場合、ヘッド組立体は4つのテープカセット組立体を担持しており、これらのそれぞれは互いに異なる着色テープを提供することができる。
本発明の特徴によれば、マーキング要素組立体を担持する中間フレーム部材及び連携するテープカセットをシフトすることによって、複数の相並んだマーキングをタイヤ領域上に配置することができる。中間フレーム部材は、少なくとも1つのアクチュエータによって2つの位置間でシフト可能である。開示された実施態様では、1x2行列のマーキングをタイヤのサイドウォール上に配置することができる。
本発明の別の特徴によれば、複数のテープカセットがサブフレームによって担持されている。サブフレームは中間フレームに摺動可能に装着されていて相対移動可能である。これにより、サブフレームによって担持された複数のテープカセットのうちの選択された1つを、タイヤのサイドウォール上のマーキング領域と所定の整列状態になるように位置決めすることができる。
例示の実施態様によれば、マーカー組立体は6つの個別のマーカーを担持している。これらのマーカーのうちのいずれか1つを、マーキングされるべきタイヤ領域と整列関係になるように位置決めすることができる。
模範的な実施態様において、それぞれのテープカセットは所定の供給量のテープを含んでいる。このテープは、供給ロールから巻き取りロールへ、ガイドローラによって少なくとも部分的に画定された通路に沿って供給される。それぞれのテープカセットは、供給ロールが回転可能に取り付けられた固定型取り付け板と、巻き取りロールが回転可能に取り付けられた可動板とを含んでいる。可動板をタイヤのサイドウォールに向かって動かすことにより、タイヤのサイドウォールに近接してテープ区域を提供する。開示された実施態様の場合、可動板はまた、テープ前進機能を発揮し、具体的には可動板がタイヤのサイドウォールに向かって動くのに伴って、供給ローラからテープを引き出す。
この実施態様の特徴によれば、供給ロールは、回転センサの一部を含んでおり、これによりテープ枯渇又はテープ破断が検出される。例示の実施態様において、供給ロールは、スロット付きホイールの形態を成すターゲットを含んでいる。ホイール上に集束されてヘッド組立体フレーム部材によって担持された光学センサ又は近接センサが、可動板がタイヤに向かって前進しているときに供給ロールが回転するか否かを検知する。回転が生じないということはテープ破断又は枯渇を示唆する。
可動カセット板は、ばね組立体によって引き込み位置に戻される。ばね組立体はまた、調節可能な停止ピンを含んでいる。このような特徴は、前進行程中に供給ロールから引き出されるテープ量を調節するために、引き込み位置が変えられ又は調節されるのを可能にする。
開示された実施態様を用いる場合、それぞれのテープカセットに対して別個の駆動モータ及びテープ・センサは必要とならない。共通のセンサが、マーキング位置内に配置されたテープカセットの供給ロールの回転を監視する。テープは可動カセット板内の前進移動によって前進させられるので、それぞれのテープカセットのための別個のテープ駆動モータは必要とならない。
本発明によれば、いくつかの用途のために、マーキングされるタイヤ領域に対してバックアップ又は支持を可能にするために、引き込み可能なクランプ機構が提供される。具体的には、ヘッド組立体フレーム部材によってバックアップ・クランプ組立体が担持されており、これは、伸長可能なバックアップ要素を有するアクチュエータを含んでいる。バックアップ要素は、マーキング箇所の内外にタイヤを動かすのを可能にする位置まで後退かつ回転させることができる。
ヘッド組立体全体は、傾斜機構によって傾斜させることができる。傾斜機構は、マーキング窓の中心回りにヘッドを回転させるように形成されている。開示された装置を用いると、ヘッドを傾斜させることによって、マーキング窓の配向(角度)が変わるが、しかし、マークがタイヤのサイドウォールに配置されることになる位置をほとんど変化させない。
本発明の特徴によれば、ヘッド組立体をタイヤのサイドウォールと接触するように動かすことによって、マーキングを施す。タイヤのサイドウォールとの接触はセンサによって検出される。センサは、ばね付勢された窓フレームの移動を検出する。タイヤと接触することにより、窓フレームは僅かに動かされる。この動きは近接センサによって検出される。近接センサは、タイヤのサイドウォールに向かうヘッド組立体の更なる移動を停止させるために制御信号を発する。
本発明によれば、タイヤのサイドウォールをマーキングする方法であって、マーキング・ヘッド組立体をタイヤのサイドウォールと所定の整列状態になるように位置決めする工程を含む方法が開示されている。組立体によって担持された複数のテープカセットのうちの選択された1つを、タイヤ・マーキング位置に動かす。やはりフレーム組立体によって担持された複数のスタンピング要素のうちの選択された1つを、タイヤ・マーキング位置に動かす。タイヤにマーキングするために、選択されたテープカセットのテープセグメント担持部分を、タイヤのサイドウォール上のマーキング領域と当接した状態で近接するように動かす。テープセグメント担持部分によって担持されたテープから、タイヤのサイドウォールへ材料を移転させるために、選択されたスタンピング要素を次いでタイヤ・マーキング領域に向かって駆動し、これにより、スタンピング要素によって画定された証印を用いてタイヤにマーキングする。テープカセットのテープセグメント担持部分及びスタンピング要素は引き込み位置に動かされる。
この方法の特徴によれば、整列したテープカセット及び整列したスタンピング要素を第2の位置にシフトし、そして再びテープセグメント担持部分を前進させ、そしてスタンピング要素を作動させて第2のマークをタイヤのサイドウォール上に配置することによって、2つの隣接するマークを配置することができる。
開示された装置及び方法において、少なくとも2つの隣接するマークをタイヤのサイドウォール上に容易に配置することができる。マークは最大6つの互いに異なる形態、及び最大4つの互いに異なる色を、構成部分、すなわちマーキング・ヘッド組立体内のスタンピング要素又はテープカセットを交換する必要なしに有することができる。開示された本発明はまた、テープカセットのための別個の駆動モータ及び別個の検知システムの必要をなくす。
添付の図面を参照する下記の詳細な説明を読むことによって、本発明の更なる特徴が明らかとなり、またより十分な理解が得られる。
図1Aは、本発明の好ましい実施態様に従って構成されたマーカーヘッド組立体を示す斜視図である。 図1Bは、図1Aに示されたマーカーヘッドを示す側方立面図である。 図1Cは、図1Bに示された仮想円によって示される拡大部分図である。 図2Aは、図1A及び1Bに示されたヘッド組立体を示す分解図である。 図2Bは、図1A及び1Bに示されたヘッド組立体を示す分解図である。 図3は、本発明の好ましい実施態様に従って構成されたマーカーヘッドのフレーム部分組立体を形成する部分を示す斜視図である。 図4Aは、図3に示されたフレーム部分組立体の一部を示す斜視図である。 図4Bは、図3に示されたフレーム部分組立体の一部を示す斜視図である。 図4Cは、図4A及び4Bに示されたフレーム部分組立体の、レール・ベアリング/ガイド要素形成部分を示す拡大部分図である。 図5Aは、本発明の好ましい実施態様に従って形成されたスタンピング・バー組立体を示す斜視図である。 図5Bは、図5Aに示されたスタンピング・バー組立体を示す側方立面図である。 図5Cは、スタンピング・バー組立体を示す頂面図である。 図5Dは、スタンピング・バー組立体を示す断面図である。 図6は、本発明の好ましい実施態様に従って形成された、図1Aに示されたヘッド組立体のマークキング付与装置形成部分を示す立面図である。 図7Aは、本発明の好ましい実施態様に従って形成されたテープデッキを示す斜視図である。 図7Bは、図7Aに示されたテープデッキを示す側方立面図である。 図7Cは、図7Aに示されたテープデッキを示す部分断面図である。 図8は、本発明の好ましい実施態様に従って形成されたヘッド組立体傾斜機構を示す斜視図である。 図9Aは、本発明のバックアップ・クランプ機構形成部分を示す斜視図である。 図9Bは、図9Aに示されたクランプ機構を示す部分側方立面図である。
図1A、1B及び1Cは、タイヤのサイドウォールに証印を付与するために使用されるホットスタンプ・マーキング装置の完全な状態のヘッド組立体10の構造全体を示している。
開示された装置を取り付けて、タイヤ均一性試験システム、例えば特許文献1に開示されたシステムの部分、又はタイヤ・バランス試験システム、例えば特許文献2に示されたシステムの部分を形成することができる。
作動中には、後で詳細に説明するように、プリント窓20aを画定する構造又はフレーム20が、タイヤのサイドウォール上の所定の箇所に押し付けられ、マーク、すなわちドットを受容し得るタイヤ上の領域を画定する。テープカセット24(図7Aも参照)によって担持される感熱テープ22は、開口20aに重なり、そして複数のスタンピング・バー28を含む、加熱されたスタンピング・バー又はブロック組立体26(図4A及び5A参照)は、タイヤのサイドウォールにテープ22を押し付け、これによりテープからタイヤに材料を移転させるように作動する。
図2A及び2Bはヘッド組立体の分解図であり、これらの図において最も良く分かるように、テープカセット24と、バックアップ・クランプ組立体30と、傾斜機構32とを含む主要な部分の組立体を示している。傾斜機構32は、一対の湾曲軌道体33a,33bに係合しており、ヘッド組立体全体10をタイヤのサイドウォールに対して所定の配向状態を成すように動かすものである。図2A及び2Bにおいて最も良く分かるように、傾斜機構32は、横方向に延びる一対の耳状部材35aを含むベース板35を含む。耳状部材35aは、適宜の支持構造(図示せず)に装着可能である。この支持構造は、タイヤ・コンベアに対して、又はマーキング箇所にタイヤを搬送するための他の装置に対して作動位置に、ヘッド組立体全体10を支持する。後で説明するように、バックアップ・クランプ組立体30は、可動バックアップ要素を含んでいる。可動バックアップ要素は、タイヤの内側に位置決めされ、そしてスタンピング・バー組立体26によってマークが配置されるべきサイドウォールの領域を支持する。
好ましい例示の実施態様の場合、プリント窓20は、タイヤのサイドウォール上の、マークを受容し得る2つの箇所を画定する。スタンピング・ブロック組立体26は、窓20a内部の2つの画定された箇所のうちの一方に位置決めされ、そしてテープ22からタイヤのサイドウォールへ材料を移転させるように作動する。なおここでは当業者に明らかなように、この機構を4つ又は5つ以上のマーキング位置を提供するように変更することにより、必要な場合、4つ又は5つ以上のマークをタイヤのサイドウォール上に配置することができる。
また図3を参照すると、フレーム部分組立体34が示されている。フレーム34はU字形の固定板36を含んでいる。この固定板36は対のL字形ブラケット37によって湾曲軌道体33a,33bに固く装着されている。対のL字形ブラケット37は、U字形板36から下方に向かって懸吊されている。固定板36に対して、中間フレーム板38が摺動移動可能であり、中間フレーム板38は、スタンピング・バー組立体26、及び後述の連携構成部分を支持している。レール・ブロック40及び結合ガイド42(図4Aにおいて最も良く示されている)が、中間フレーム板38を固定板36に対して摺動可能に支持しており、中間フレーム板38を2つの位置間の線形移動に限定する。中間板38は、1対の空気圧式アクチュエータ44によって2つの作動位置のうちの一方に動かされる。1対の空気圧式アクチュエータは、固定板36に装着されたシリンダ端部と、中間フレーム板38に固定された当接板46に装着されたロッド端部とを有している。これらのアクチュエータ44の伸長及び引き込みは、中間板38の、2つの位置間の線形移動を生み出す。
固定板36に対する中間板38の制御された線形移動は、レール・ベアリング/ガイド40,42によって提供される。これらの構造は図4Aに最も良く示されている。図4Aから明らかなように、それぞれのレール・ベアリングは、剛性フレーム36の下側に好適に装着されたレール・ブロック40を含んでいる。また図4Cを参照すると、ブロック40は鳩尾形状レール40aを含む。鳩尾形状レール40aは、中間フレーム板38に装着された受容ガイド42内に摺動可能に補足されており、また、相補に成形された鳩尾形状スロット42aを画定している。図4A及び4Cから明らかなように、4つのこのようなブロック/レール組立体が、中間フレーム板38を固定板36に装着し、そして板36,38間の限定された線形移動を可能にする。位置決めは対のアクチュエータ44によって制御される。図4Aに示されたタイプのブロック/レール組立体は、Bosch Rexroth社から入手可能であり、そして「成形(profiled)レール・ベアリング」と呼ばれることがある。
なお、タイヤ上の唯一のマーキング位置が望まれる場合には、中間フレーム38は、固定型フレーム36に対して相対移動するように取り付けられる必要はないことに留意されたい。従って、中間板38は固定板36に不動に取り付けられる(又は省かれる)ことになる。レール・ベアリング/ガイド40,42及びアクチュエータ44も省かれることになる。
また図4A及び4Bを参照すると、中間フレーム板38には、加熱されたスタンピング・バーブロック又はスタンピング・バー組立体26が取り付けられている。図4Aに最も良く見られるように、スタンピング・ブロック26は、中間フレーム板38に対して相対線形移動するように取り付けられており、具体的には、中間フレーム板38に取り付けられたベアリング軌道体48によって、線形移動するように案内される。ベアリング軌道体48は、スタンピング・バー組立体26に装着された1対のガイド・ブロック50によって摺動可能に係合されている。例示の実施態様の場合、スタンピング・ブロック組立体は6つの個別に作動可能なスタンピング・バー又はマーカー28を含む。
3つの直列接続された複数の流体圧力作動式(すなわち空気圧式)アクチュエータを含んでもよい適切なアクチュエータを選択的に作動させることにより、スタンピング・バー組立体26を軌道48に沿って摺動させ、ひいては、プリント窓20の下方にマーカー28のうちの選択された1つを位置決めする。
好ましい例示の実施態様において、窓20内部のスタンピング・バー組立体26の位置決めは、連続して接続された3つのアクチュエータ54a,54b,54cによって制御される。アクチュエータ54a,54bは背中合わせに接合されており、スタンピング・ブロック26を4つの位置のうちの1つに動かすことができる合体アクチュエータ組立体を形成する。アクチュエータ54cは、アクチュエータ54a,54bによって形成された合体アクチュエータ組立体に、クロス板56(図2Bに示されている)によって結合されている。アクチュエータ54cの作動は、結合/接合されたアクチュエータ54a,54bを2つの位置のうちの一方に動かし、それによって窓20内部におけるスタンピング・バー組立体のためのより多くの可能位置を加える。具体的には図示のように、シリンダ54cは50mm行程シリンダであり、接合されたシリンダ54a,54bは実際には、背中合わせで取り付けられた50mm行程及び25mm行程のシリンダから成る二重シリンダ組立体である。シリンダのこのような組み合わせは、スタンピング/ヒータ機構26のための少なくとも6つの別個の位置を提供する。スタンピング・バーブロック26のためのケーブル及び流体圧力(空気圧)ラインは、符号55によって示された曲がることのできる鎖状導管によって閉じ込められ保護される。上記のように、アクチュエータ54a,54b,54cの選択的な作動は、スタンピング・バー組立体のための少なくとも6つの別個の位置を提供し、従って、6つのスタンピング・バー28のうちのいずれか1つをスタンピング窓20内部の作動位置に動かすことができる。
ここで図4A及び図5A〜5Dを参照すると、スタンピング・バー組立体/ブロック26の詳細が示されている。組立体は熱伝導ブロック26aを含んでいる。熱伝導ブロック26aは複数の個々のスタンピング・バー28を支持している。例示の実施態様の場合、6つのスタンピング・バー28が支持されており、それぞれのバーは、タイヤのサイドウォール上に固有の形状を有する証印をスタンピングすることができる。それぞれのスタンピング・バー28は、そのスタンピング・バーを加熱するための連携ケーブル・ヒータを有していてもよいが、好ましい実施態様では、スタンピング・バーを支持するブロック26aが加熱され、そしてこの熱が個々のスタンピング・バー28に伝達される。
図5Dから最も良く分かるように、それぞれのスタンピング・バー28は(ベアリング材料でスリーブ形成されてもよい)孔60内で支持されており、連携するスタンピング・バー28をタイヤのサイドウォールから強制的に遠ざけるための引き戻しばね62を含んでいる。それぞれのスタンピング・バーは、ヘッド又はボタン64を含んでいる。ヘッド又はボタン64は、アクチュエータ又は付与シリンダ70(図2Bにおいて最も良く示されている)のプランジャ68(図2A)によって接触される。プランジャ68は、適切に位置決めされた、加熱されたスタンピング・バーをタイヤのサイドウォールに向かって駆動し、そうすることで、感熱テープ22をサイドウォールに押し付ける。スタンピング・バー28の熱は、感熱テープ22からサイドウォールへ材料を移転させ、材料は、作動させられたスタンピング・バーの対向面28aによって画定された形状を成している。上に示したように、それぞれのスタンピング・バーは、そのスタンピング・バーの対向端部28aにおいて互いに異なる形状を有することにより、6つの形状のうちのいずれか1つをタイヤのサイドウォールに付与することができる。
図4Aを参照すると、前述のように、スタンピング/ヒータ機構26を中間フレーム38内部で、「Y」方向に徐々に移動させることにより、6つのスタンピング・バー28のうちのいずれか1つを窓20と整列するように位置決めすることができる。やはり上述のように、中間フレーム自体も「Y」方向に、すなわちスタンピング/ヒータ機構26の運動方向に対して平行な方向に、徐々に(アクチュエータ44によって)移動させることができる。図示の実施態様において、中間フレーム38は、2つの位置間で移動可能である。開示された機構によって、ヘッド組立体全体を動かす必要なしに、タイヤのサイドウォール上に、互いに離隔した2つの異なるマークを形成することができる。
スタンピング・バーを運動させ、これによりタイヤにマーキングするメカニズムは、図2B及び図6に最もよく示されている。装置は、流体圧力作動式アクチュエータ70を含む。このアクチュエータ70はV字形の台72に取り付けられている。台72は中間フレーム38の下側に取り付けられており、ひいては、フレームがアクチュエータ44によって2つの作動位置間でシフトされるときに、中間フレーム38と一緒に動く。アクチュエータ70はプッシャ板74を含んでいる。プッシャ板74は、シリンダ70のロッド端部に接続されている。プッシャ板74には、スタンピング・バー・プランジャ/プッシャ68と、ばね付勢された、テープデッキを前進させるプッシャ・スタッド76とが設けられている。プッシャ板74の作動について、テープカセット24の説明と関連させてさらに説明する。
ここで図7Aを参照すると、本発明の部分を形成するテープデッキ又はカセット24が示されている。好ましい例示の実施態様の場合、ヘッド組立体10は、タイヤのサイドウォールに転写される証印のために複数の色を使用できるようになっている。この特徴を達成するためには、それぞれが異なるカラーテープを有する4つの個々のテープデッキ24を、摺動運動可能なサブフレーム82に取り外し可能に取り付けることが条件となる。好ましい実施態様では、図1A、2A及び2Bから明らかなように、4つのテープデッキがヘッド組立体内に取り外し可能に取り付けられている。後で説明するように、テープデッキ24は、流体圧力作動式アクチュエータ84によって窓20の下方の作動位置に選択的に動かすことができる(図1B及び図2A参照)。
また図3を参照すると、テープデッキは、図3において最も良く示されている1対のブラケット86によって、サブフレーム82に取り外し可能に保持される。それぞれのブラケット86は締結具83によってサブフレーム82の内面に適宜に装着されている。それぞれのブラケット86は4つのテープデッキ取り付けスロット86aを含んでいる。これらのスロットは、連携するテープカセットのエッジ構造を摺動可能に受容する。ブラケット86に設けられた連携する整列したスロット86a同士の間に、所与のテープカセットが懸吊される。それぞれのブラケットは、1対のねじ山付き取り付けブロック88(図3に示されている)を含んでいる。これらのねじ山付き取り付けブロックは、スロット付き保持クリップ(図示せず)を適宜に受容する。これらのクリップは、テープカセットを、これが取り付けられると押し下げる。保持クリップが、それぞれのブロック88に、好ましくは容易に取り外し可能なつまみねじによって保持されることにより、保持クリップを移動させてテープカセットを取り外すことができる。
図1B、2A、4A及び4Bを参照すると、取り外し可能なテープデッキ24は、デッキ・サブフレーム82内に保持されている。デッキ・サブフレーム82は中間フレーム38に対して「Y」方向に相対移動可能である(「Y」方向は図4A及び4Bに示されている)。テープデッキ・サブフレーム82を、テープデッキ割出しシリンダ組立体84によって、スタンピング窓20に対する4つの位置のうちの1つに移動させることができる。サブフレーム82は4つのブロック/レール組立体89によって中間フレーム38に対して移動可能に結合されている。これらのブロック/レール組立体89は、中間フレーム38との関連において上述したブロック/レール組立体40,42とほぼ同様であり、図4Cに最も良く示されている。
好ましい実施態様の場合、シリンダ組立体84は、直列接続されたアクチュエータ84a,84bを含んでおり、この対のうちの一方のアクチュエータは相手のアクチュエータの2倍の行程を有している。このような配列によって、第1のテープデッキは、対の両アクチュエータが引き込まれたときに作動位置内に位置決めされる。第2のデッキを作動位置に動かすためには、より短い行程を有するアクチュエータが作動状態にされる。第3のテープデッキを作動位置内へ動かすためには、短行程アクチュエータが非作動状態にされ、そして長行程アクチュエータが作動状態にされる。第4のデッキを作動位置に動かすためには、短行程アクチュエータ及び長行程アクチュエータが両方とも作動(加圧)状態にされる。
テープデッキ又はカセット部分組立体24の構造が図7A〜7Cに示されている。作動中、感熱テープ22が供給スプール90からプリント窓20を横切って、巻き直し又は巻き取りスプール92へ供給される。例示の実施態様では、テープデッキ24は固定型デッキ板100を含んでいる。デッキ板100は、ばね付勢されたテープガイド板102をスライド可能に支持している。テープガイド板102には、テープガイド・ローラ104,106及び108が装着されている。テープガイド板102は、窓20に向かう方向及びこれから離れる方向に往復移動可能であり、感熱テープ22を供給ロール90から巻き取りロール92へ前進させるための機構の部分を形成している。テープガイド板102はJ字形であり、「J」102aの短い長さは、固定型ガイドローラ112のための間隙を提供する。固定型ガイドローラ112は固定型取り付け板100に取り付けられている。テープガイド板102は、ばね付勢されたプッシャ・スタッド76によって接触する構造を含んでいる。プッシャ・スタッド76は、図6に示された前述のプッシャ板74に装着されている。
具体的には、図6及び図7Cを参照すると、所与のテープデッキがその作動位置にあり、窓20と整列しているときには、ばね付勢されたスタッド76は、J字形板102のエッジ部分109と整列し、そしてこのエッジ部分109と当接係合することができる。従って、図6を参照すると、アクチュエータ70が作動状態にされると、ばね付勢されたスタッド76は、J字形板部分109と接触するように移動し、その結果、完全に伸長した位置に達するまで、板102がタイヤに向かって動く。完全伸長位置に達した時点で、スタッド76の更なる移動が抑制される。しかしながらスタッドはばね付勢されているので、プッシャ板74は、タイヤに向かって前進し続けることができ、こうしてスタンピング・バー・プランジャ68が、整列したスタンピング要素28と接触し、そしてテープ/タイヤと接触するようにこれを動かすことになる。これによりタイヤのサイドウォール上にマークが配置される。
可動のテープガイド板102は、往復移動に際して軌道体114によって案内され、符号116で示されたばね組立体によって、その引き込み位置に付勢される。テープガイド板はまた、符号116aで示された調節可能な停止ピンによって案内される。そしてテープガイド板は(後述のように)、テープ前進機構の部分を形成する。テープガイド板102の往復運動は、テープ22をタイヤと接触させる(又は近接させる)ように動かすだけではなく、テープを供給スプール90から巻き取りスプール92へも前進させる。
図3を参照すると、サブフレーム82の横材形成部分に装着されたテープ・シールド/ガイド91が、(図3に示されているように)最も左側のテープカセットの巻き取りロール92に当接することにより、使用されるテープの巻き上げを維持・制御するのを助け、そしてテープがスプールから落下するのを抑制する。他のテープカセットの巻き取りスプールは、隣接するカセットの固定型取り付け板100に当接する。この取り付け板はテープ・シールド/ガイドとして役立つ。
図7A及び7Cに示されたテープカセット組立体のテープ前進機構形成部分は、少なくともいくつかの従来技術のテープ前進機構とは機能上異なっている。図7Aに示されたメカニズムの場合、テープは、J字形プレート102の前進行程ではなく戻り行程時に供給スプール90から巻き取りスプール92へ前進させられる。換言すれば、J字形板102がタイヤに向かって前進しているときには、新しいテープはプリント窓20を横切って動かされることはない。テープは実際にはプリントが完了した後、そしてJ字形板102がその出発位置に戻されるのに伴って動かされる。
図7A〜7Cを参照すると、この機能を達成するために、供給スプール90は不動の板部分100に装着されている。加えて、供給スプール90からテープを最初に受容するローラガイド112も、固定板100に装着されており、このローラガイドはプリント・サイクル中に並進することはない。ガイドローラ104,106及び108、並びに巻き取りスプール92は全て、可動J字形板102に装着されており、プリント・サイクル中、タイヤに向かう方向及びタイヤから離れる方向に動く。
巻き取りスプール機構は、巻き取りスプール92の逆回転を抑制する一方向クラッチ(one-way clutch)120(図7C)を含んでおり、そしてそれぞれのスプール機構も、後で説明するように、スプールの滑りを可能にするための滑りクラッチを含んでいる。一方向クラッチ120は巻き取りスプール92の反時計回りの回転を抑制することにより、「巻き取りスプール」からのテープの「繰り出し」を防止する。供給スプール90は滑りクラッチを含んでいる。この滑りクラッチは、いずれの方向の回転にも抵抗する(しかし十分な力が加えられると回転を可能にする)滑りクラッチを含む。
テープ前進機構は下記の通り作動する。プリント・サイクルが開始されると、作動シリンダ70(図6)はJ字形板182をタイヤに向かって前進させる。これがタイヤに向かって動くのに従って、供給リール90からのみテープが引き出される。なぜならば一方向クラッチが巻き取りスプール92の反時計回りの回転を防止するからである。なお、J字形板182がタイヤに向かって動くに従って、ガイドローラ108と固定型ガイドローラ112との間の通路の長さは増大し、そしてこの移動はテープが供給ロール90から供給されるのを強いるものの、テープ自体は窓20を横切って動くことはない。
マークがタイヤ上に配置された後、戻しばね組立体116は、J字形板182をその引き込み位置に動かす。J字形板102がその引き込み位置に動くのに伴って、巻き取りスプール92はラック110aによって(図7Cで見て)時計回り方向に回転させられる。このラックは固定板100に装着されていて、歯車110bを形成する、巻き取りスプール機構の部分と駆動係合する。歯車110bは、滑りクラッチ(図示せず)を介して巻き取りスプール92に結合されている。ラック110aは、巻き取りスプール92がラック110aに沿って動くのに伴って、巻き取りスプールの回転を引き起こす。テープ前進機構が適切に機能するように、滑りクラッチ(又はブレーキ)によって供給ロール90に加えられる、テープ移動に対する抵抗は、(そして場合によっては種々のローラによって加えられる、テープ移動に対する抵抗との組み合わせにおいて)、連携する滑りクラッチによって巻き取りスプール92に加えられる、回転に対する抵抗を上回らなければならない。このことは、J字形板102がその引き込み位置に動くのに伴って、すなわち、所定の長さの使用済みテープがスプールに一旦巻き取られると、このとき静止している巻き取りスプール92とは無関係に歯車110b’が回転するのを可能にするのに伴って、付加的なテープが供給スプール92から引き出されるのを抑制するために必要である。
上記のように、J字形板102がタイヤのサイドウォールに向かって動くのに伴って、所定の長さのテープが供給スプール90から引き出される。J字形板102が動く距離は、供給ロール90から引き出される新しいテープの長さを決定し、そしてこの長さは、供給スプール90又は巻き取りスプール92のテープの量とは無関係である。
J字形板102の前進行程中に供給ロール90から引き出される新しいテープの長さは調節可能である。上記のように、J字形板102の引き込み機構は、停止ピン116a(図7C参照)を含んでいる。このような調節可能な停止作用は、J字形板102の引き込み位置を制御する。供給ロールから引き出されるテープの量は、ストップねじ116aを使用して初期位置を調節することによる、J字形板102の移動規模によって決定されるので、前進行程中の供給ロール90から引き出されるテープの量を、所期量に変えることができる。
テープ22が破断したとき、又は供給スプール90が枯渇したときにそれを検知するために、テープ検知機構も設けられている。具体的には、供給スプールは、図1A、7A及び7Bに示されたスロット付きホイール90aを含んでいる。符号109によって全体的に示された光学センサ又は近接スイッチは、中間フレーム板38に装着されている(センサのためのブラケットは図1Aに示されている)。センサは、J字形プレート102の前進行程中に、スロット付きディスク90aの回転をモニタリングする。センサが前進行程中にスロット付きホイール90aの回転を検知しない場合には、テープが破断されているか、又は供給量が枯渇していることを示唆しており、このことは操作者に信号で伝達される。
使用されるテープ量を最小化するために、J字形板102の前進運動中に供給スプール90から引き出されたテープだけが、引き込み行程中に巻き取りスプール92に巻き取られる。なお、巻き取りスプールが使用済みテープで充填されるのに伴って、引き出されるテープに加えられる力は、使用済みテープの半径が増大するにつれて変化する。戻し行程中に供給スプール90から付加的なテープが引き出されないことを保証するために、供給スプール90の、滑りクラッチ/ブレーキ形成部分は、いかに多くの使用済みテープがスプール92に巻き取られるかとは無関係に、巻き取りスプール92によって加えられる引張り力よりも大きい抵抗力を加えなければならない。
マーク付与アクチュエータ70(図2B及び図6に示されている)は、V字形支持部材72によって中間フレーム38に不動に取り付けられている。上述のように、付与アクチュエータ70は、ガイドローラ106,108がタイヤのサイドウォールに接触するまで、テープガイド板102をタイヤのサイドウォールに向かって動かすように働く。次いでプッシャ板74の継続された運動により、プランジャ68がスタンピング・バー28と接触し、次いでスタンピング・バー28を感熱テープ22に、次いでタイヤに接触するように動かすことによって、材料はテープからサイドウォールへ移転される。なお、テープデッキ・プッシャ・スタッド76(図6)はばね付勢されており、従って、プッシャ板74に対して相対移動することができる。このことは、一旦ばね圧力が克服されたら、プッシャ板74とJ字形テープガイド板102との間の相対移動を可能にする。付与シリンダ70が完全に伸長されると、プッシャ板74に加えられる力はばね力を克服して、プランジャが、整列したスタンピング・バー28に向かってその移動を継続し、そして連携するスタンピング・バー28のヘッド又はボタン64に直接に接触するのを可能にし、ひいては、加熱されたスタンピング・バーを感熱テープ及びサイドウォールと接触させることにより、証印移転を行う。換言すれば、選択されたスタンピング・バー28はテープ22をサイドウォールに対して締め付け、そしてスタンピング・バー28の対向端部28aによって画定された形状に従って形成されたマーキングをサイドウォールに移転させる。
具体的には図2A、2B及び8を参照すると、傾斜機構32が示されている。傾斜機構はタイヤのサイドウォールに対してマーキング・ヘッド10を位置決めするために使用される。傾斜機構は、1対の湾曲軌道体33a,33bを含む。これらの湾曲軌道体は、ブラケット37及び駆動モジュール167によって固定型フレーム36に装着されている。軌道体33aはギア区域166を含む。駆動モジュール167は、駆動ギア176aを有する駆動モータ176が取り付けられたハウジング174を含んでいる。駆動ギア176aは軌道33bに設けられたギア区域166に係合する。複数の遊び歯車/ホイール179が駆動モジュール167を軌道33a,33bに結合している。駆動モジュール167は、耳状部材35aを介して適宜のブラケット又はアーム(図示せず)に取り付けられている。駆動モータ176を活動状態にすることにより、ヘッド組立体10をタイヤのサイドウォールに対して傾斜させる。ヘッド組立体のための回転中心点は、好ましくは、マーキング窓20の中心に配置されている。これにより、タイヤに対するマークの位置を変えることなしに、傾斜角度を変化させることが可能になる。
図9A〜9Bを参照すると、タイヤのサイドウォールを窓20に対して締め付けるバックアップ・クランプ機構30の詳細が示されている。クランプは、伸長可能なロッド204に装着されたクランプ・パッド202を含んでいる。支柱206は固定型フレーム(窓20’が装着されているのと同じフレーム)に不動に結合されている。
図9Aに示された構造の場合、流体圧力作動式アクチュエータ208を使用して、ロッド204を前進させそして引き込む。ロッド204はバックアップ・パッド202を担持している。図10A及び10Bに示されたアクチュエータ210及び旋回アーム206の代わりに、2つのアクチュエータ210a及び210bの組み合わせが用いられている。この組み合わせを使用して、パッド202をタイヤの内側に動かし、そしてタイヤの外側に配置された窓20と整列するように位置決めする。アクチュエータ210bは符号206aで示された旋回軸回りに組立体を回転させる。アクチュエータ210aは次いで、バックアップ・クランプ組立体を前進させることにより、バックアップ・パッド202を、窓2’と整列するように、タイヤのサイドウォール内部の位置内に位置決めする。クランプ組立体30はそのバックアップ位置に向かう方向及びこれから離れる方向に往復移動をするように、ガイドロッド206によって支持される。
図9Bを参照して、クランプ30の作用を説明する。タイヤTがコンベヤ(図示せず)によってマーキング箇所に動かされる前に、アクチュエータ208を引き込むことによって、伸長可能なロッド204を引き込み位置に動かす。アクチュエータ210bを作動させることによって、クランプ組立体を(図9Aから図1Aに示された位置で見て)反時計回りに回転させる。アクチュエータ210を引き込むことにより、クランプ組立体を(図9Aに見て)下降させて、タイヤを搬送するコンベアの高さ位置よりも下方に位置するようにする。タイヤが次いで所定の位置へ動き、アクチュエータ208,210b及び210aを適切に作動させることによって、クランプ組立体を図9Bに示された位置へ動かす。この位置では、タイヤのサイドウォールは窓20とバックアップ・パッド202との間で締め付けられる。次いでマーキング・ヘッドを作動させることにより、上記のタイヤのサイドウォールに所望の証印をプリントする。
なお例示の実施態様の場合、マーキング組立体は、マーキングされるべきタイヤの下方に示されている。この位置において、ヘッド組立体10は、コンベアの下方から上向きに、タイヤに向かって動かされる。当業者には明らかなように、タイヤの上方にマーキング組立体を取り付け、タイヤのサイドウォールに向かって下向きに動かすことによりタイヤにマーキングすることができる。なおいくつかの用途のために、ヘッド組立体対を設けることにより、タイヤの(図9Bで見て)上側及び下側の両サイドウォールをマーキングしてもよい。このような形態の場合、それぞれのヘッド組立体10がタイヤのサイドウォール上に2つのマークを配置することができ、ひいては単一のマーキング・サイクル中にタイヤに4つのマークを配置することができる。
好ましい作用において、タイヤにマーキングしようとするときには、ヘッド組立体10を、窓20とタイヤのサイドウォールとが接触するまで、タイヤのサイドウォールに向かって前進させる。好ましい実施態様において図1Cを参照すると、窓とタイヤのサイドウォールとの接触は、全体的に符号220で示された検知機構によって検出される。具体的には、ばね付勢されたプランジャ222が、ばね223によって(図1Cで見て)上方に向かって付勢されており、固定板36によって摺動可能に担持され、そして窓20の下縁20bと当接係合可能である。図1Cに示された窓構造又はフレーム20の端部は、取り外し可能なピン22bによってヨーク224内に緩く保持されている。窓フレーム20がタイヤのサイドウォールと接触すると、窓フレームは(図1Cで見て)下方に向かって動き、こうして、プランジャ222の下方移動を引き起こし、この移動はターゲット228の移動を生じさせる。ターゲットの移動は近接スイッチ230によって検出される。プランジャが押し下げられたときに近接スイッチによって生成される信号は、タイヤのサイドウォールに向いたヘッド組立体の更なる移動を停止させる。
言うまでもなく、本発明は,極めて柔軟性のあるタイヤ・マーキング装置を提供する。6つの互いに異なるスタンピング形状、4つの互いに異なる色、及び2つ又は3つ以上のプリント位置を有するプリント領域を提供することにより、種々の状態を示すために複数のマークをタイヤのサイドウォールに付与することができる。この装置の使用者は、証印の色及び証印の形状に基づいてコードリストを形成することによって、タイヤが試験された後にタイヤの等級又は状態を正確に定義することができる。
例示された実施態様において、マーキング装置は、タイヤのサイドウォールに2つの隣接するマークを配置することができる。当業者に明らかなように、付加的な移動度を中間フレームに加えることによって、これを3つ又は4つ以上の位置に動かすこともできる。例えば、中間フレーム38は、「Y」方向における2つの位置及び「Y」方向に対して直交方向における2つの位置の間で動くように形成することができる。このような形態によって、マーキング装置は2x2行列を成す4つのマークをタイヤのサイドウォール上に配置することもできる。
本発明をある程度の詳細に持って説明してきたが、主張された本発明の思想又は範囲を逸脱することなしに、これに種々の変更を加え得ることは当業者には明らかである。

Claims (33)

  1. タイヤに証印を配置するための装置において、
    a) 第1フレーム部材であって、前記第1フレーム部材の配向をタイヤに対して調節する傾斜機構に結合された第1フレーム部材と、
    b) 前記第1フレーム部材に対して相対移動するように取り付けられた、2つの作動位置間で移動可能な中間フレーム部材と、
    c) 前記第1フレーム部材によって担持された、タイヤ上のマーキング領域を画定する窓構造と、
    を含み、
    d) 前記中間フレーム部材にはスタンピング・バー組立体が取り付けられ、前記スタンピング・バー組立体は、複数のスタンピング要素を有し、かつ前記複数のスタンピング要素のうちのいずれか1つを、前記窓構造と所定の整列状態を成して位置決めできるように、前記中間フレームに対して相対移動させるように取り付けられており、
    前記装置はさらに、
    e) 前記中間フレームに結合されたサブフレームであって、テープカセットによって担持されたテープが前記窓構造と整列したスタンピング要素との間に位置決めされるように、前記窓構造と所定の整列状態を成して、少なくとも1つの前記テープカセットを支持するサブフレームと、
    f) マーキング・アクチュエータであって、前記アクチュエータが活動すると、前記アクチュエータの作動要素形成部分が、前記整列したスタンピング要素を前記タイヤ上の前記マーキング領域に向かって動かすように、前記窓構造と所定の整列状態を成して配置され、これにより前記テープが、前記タイヤ領域に押し付けられることによって、前記スタンピング要素によって画定された証印を用いて前記タイヤにマーキングする、マーキング・アクチュエータと、
    を含む、
    装置。
  2. さらに、前記第1フレームによって担持されたタイヤ・クランプ装置を含んでおり、タイヤ・クランプ装置は、前記前記窓構造と整列状態を成すようにタイヤの内側領域内に移動可能なバックアップ要素を含む、請求項1に記載の装置。
  3. さらに、前記タイヤ・マーキング領域が前記バックアップ要素と前記窓構造との間で締め付けられるように、前記バックアップ要素を前記タイヤと締め付け係合するように動かすクランプ・アクチュエータを含んでいる、請求項2に記載の装置。
  4. 前記スタンピング・バー組立体は、前記中間フレームによって担持された軌道体によって摺動可能に支持され、マーカーが加熱されると共に6つのスタンピング要素を含み、前記スタンピング・バー組立体は、前記6つのスタンピング要素のうちのいずれか1つを前記窓構造との所定の整列状態を成すように動かすために、連携するアクチュエータ組立体によって動かすことができる、請求項1に記載の装置。
  5. 前記アクチュエータ組立体は、直列接続された3つのアクチュエータを含む、請求項4に記載の装置。
  6. 前記中間フレームは、前記タイヤ・マーキング領域において隣接する2つのマークを配置するために、少なくとも1つのアクチュエータによって少なくとも2つの位置間でシフト可能である、請求項1に記載の装置。
  7. 前記傾斜機構は、前記第1フレーム部材に装着された対の湾曲軌道体を含んでおり、前記軌道体のうちの少なくとも1つが傾斜駆動モータによって係合されており、これにより前記駆動モータが活動状態になると、前記第1フレーム部材によって担持された前記窓構造に角度運動が生じる、請求項1に記載の装置。
  8. 前記装置内の前記角度運動は、実質的に前記窓構造のマーキング窓形成部分の中心の傍に位置する中心点回りのものであり、これにより、前記窓構造の傾斜度は変わるが、前記マーキング領域に対して並進しない、請求項7に記載の装置。
  9. 前記サブフレームには複数のテープ組立体が取り付けられており、それぞれのテープカセットは、前記サブフレームを徐々に移動させるテープデッキ・アクチュエータによって、前記窓構造と整列するように選択的に動かすことができる、請求項1に記載の装置。
  10. それぞれのテープカセットは互いに異なる着色リボンを含んでいる、請求項9に記載の装置。
  11. それぞれのテープカセットは、前記サブフレームに装着された固定型取り付け板と、可動部分とを含んでおり、前記可動部分は、整列したスタンピング要素と前記窓構造との間にテープセグメントを支持するテープガイドを含み、前記可動テープカセット部分は、プリント・サイクル中に、前記テープセグメントが前記タイヤ上の前記領域にすぐに隣接して位置決めされるように、前記テープセグメントを前記初期引き込み位置から前記タイヤ・マーキング領域に向かって前進させるように作動させることができる、請求項9に記載の装置。
  12. 前記可動テープカセット部分の移動により、テープが、前記テープカセットの部分を形成する供給ロールから引き出される、請求項11に記載の装置。
  13. 前記可動テープカセット部分がその初期位置に引き込まれると、テープは、前記テープカセットの巻き取りスプール形成部分に巻き上げられる、請求項12に記載の装置。
  14. 前記整列したスタンピング要素を作動させるための前記マーキング・アクチュエータはさらに、前記可動テープカセット部分を前記マーキング領域に隣接する位置に前進させるプッシャ部材を含んでいる、請求項13に記載の装置。
  15. さらに、前記供給ロールを担持する回転可能なスピンドルを含んでおり、前記スピンドルはセンサ・ターゲットを含んでおり、前記装置はさらに、テープカセットが前記窓構造と整列状態を成すように位置決めされるときに、前記ターゲットにおける回転移動を検出するセンサを含んでいる、請求項12に記載の装置。
  16. 前記ターゲットはスロット付きホイールであり、前記センサは前記中間フレーム部材に取り付けられている、請求項15に記載の装置。
  17. さらに、前記窓構造の移動を検知するセンサを含んでおり、これにより前記窓構造と前記タイヤ・マーキング領域との接触が検出される、請求項1に記載の装置。
  18. 予め選択された証印を用いてタイヤのサイドウォールをマーキングする装置であって、
    a) タイヤのサイドウォール上のタイヤ・マーキング領域と所定の整列状態を成すように位置決めすることができるフレーム組立体、
    を含み、
    b) 前記フレーム組立体には複数のテープカセットが取り付けられ、それぞれのテープカセットがタイヤ・マーキング位置に選択的に移動可能であり、
    前記装置がさらに、
    c) 前記タイヤ・マーキング位置に位置決めすることができるスタンピング要素と、
    d) 整列されたテープカセットによって担持されたテープ区域から前記タイヤのサイドウォールへ材料を移転させるために、前記スタンピング要素を作動させるアクチュエータであって、これにより前記スタンピング要素によって画定された証印が前記タイヤのサイドウォール上に配置される、アクチュエータと、
    を含み、
    e) それぞれのテープカセットは、固定型取り付け板と、引き込み位置とタイヤ・マーキング位置との間で前記取り付け板に対して相対移動可能な部分とを有しており、
    f) 前記テープカセットは、テープ供給ロール及びテープ巻き取りロールを含んでおり、前記供給ロール及び巻き取りロールは、前記可動部分が前記タイヤ・マーキング位置に向かって動くときにテープが前記供給ロールから引き出されるように、クラッチ機構を有しており、
    g) 前記テープ供給ロールはさらに、センサ・ターゲットを含んでおり、前記センサ・ターゲットによって、前記テープ供給ロールの回転が前記フレーム組立体に取り付けられたセンサによって監視される、
    装置。
  19. 前記テープ供給ロールは、前記固定型取り付け板によって担持されており、かつ所定の作動条件下で回転に抗するクラッチ要素を含んでおり、前記巻き取りロールは、前記可動部分によって担持され、かつテープが前記供給スプールから引き出されるときに前記巻き取りスプールの逆回転に抗する一方向クラッチを含んでいる、請求項18に記載の装置。
  20. さらに、複数の前記スタンピング要素を担持するスタンピング・バー組立体を含んでおり、さらに、前記スタンピング要素のうちの選択された1つを前記タイヤ・マーキング位置に選択的に動かすスタンピング・バー組立体を含んでいる、請求項18に記載の装置。
  21. さらに、タイヤのサイドウォールに対する前記ヘッド組立体の配向を調節する傾斜機構を含む、請求項18に記載の装置。
  22. さらに、バックアップ要素と前記フレーム組立体によって画定されたタイヤ・マーキング窓との間において、タイヤのサイドウォールのマーキング領域を締め付けるクランプ組立体を含む、請求項18に記載の装置。
  23. 前記複数のテープカセットのそれぞれが互いに異なる着色テープを含む、請求項18に記載の装置。
  24. 前記フレーム組立体は、2つの位置同士の間で移動可能な中間フレーム部材を含んでおり、これにより、2つの隣接するマーキングを前記タイヤのサイドウォール上に配置することができる、請求項18に記載の装置。
  25. 前記引き込み位置は、前記タイヤのサイドウォールに向かう前記可動部分の移動中に前記供給ロールから引き出されるテープの量を調節するために調節することができる、請求項18に記載の装置。
  26. タイヤのサイドウォールをマーキングする方法において、
    a) マーキング・ヘッド組立体を、前記タイヤのサイドウォールと所定の整列状態を成すように位置決めする段階と、
    b) 前記組立体によって担持された複数のテープカセットのうちの選択された1つを、タイヤ・マーキング位置に動かす段階と、
    c) 前記フレーム組立体によって担持された複数のスタンピング要素のうちの選択された1つを、前記タイヤ・マーキング位置に動かす段階と、
    d) 前記テープカセットのテープセグメント担持部分を、前記タイヤのサイドウォール上のタイヤ・マーキング領域と当接した状態で近接するように動かす段階と、
    e) 前記テープ区域担持部分によって保持されたテープから、前記タイヤのサイドウォールへ材料を移転させて、これにより前記スタンピング要素によって画定された証印を用いて前記タイヤにマーキングするために、前記選択されたスタンピング要素を前記マーキング領域に向かって動かす段階と、
    f) 前記スタンピング要素及びテープセグメント担持部分を引き込む段階と、
    を含む、
    方法。
  27. さらに、前記整列したテープカセット及び前記整列したスタンピング要素を第2の位置にシフトさせて、前記タイヤのサイドウォール上で前記第1のマーキングに隣接して第2のマーキングを配置するように、前記テープ区域及び前記スタンピング要素を動かす段階を含む、請求項26に記載の方法。
  28. さらに、前記巻き取りスプールの回転を抑制しながら、前記テープセグメント担持部分が前記タイヤに向かって動かされときに、前記テープ供給ロールから新しいテープを引き出す段階を含む、請求項27に記載の方法。
  29. さらに、テープ破断又はテープ供給の枯渇の発生を判断するために、前記テープ供給ロールの回転を監視する段階を含む、請求項28に記載の方法。
  30. さらに、前記窓構造が前記サイドウォールと接触したときにこれを検出するために、前記フレーム組立体の窓構造形成部分の移動を監視する段階を含む、請求項26に記載の方法。
  31. 前記テープカセットのうちの選択された1つを前記タイヤ・マーキング位置へ動かす前記段階は、直列接続された複数のアクチュエータのうちの1つ又は2つ以上を選択的に作動させることによって達成される、請求項26に記載の方法。
  32. 前記スタンピング・バー要素のうちの選択された1つを前記タイヤ・マーキング位置へ動かす前記段階は、直列接続された複数のアクチュエータのうちの1つ又は2つ以上を選択的に作動させることによって達成される、請求項26に記載の方法。
  33. さらに、前記スタンピング要素を加熱する段階を含む、請求項26に記載の方法。
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