JP2002122500A - タイヤのマーキング装置 - Google Patents

タイヤのマーキング装置

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JP2002122500A
JP2002122500A JP2000312029A JP2000312029A JP2002122500A JP 2002122500 A JP2002122500 A JP 2002122500A JP 2000312029 A JP2000312029 A JP 2000312029A JP 2000312029 A JP2000312029 A JP 2000312029A JP 2002122500 A JP2002122500 A JP 2002122500A
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Japan
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tire
marking
imbalance
marking device
mark
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Shinichi Miyazaki
晋一 宮崎
Shusaku Imura
周作 井村
Kazuo Nakayama
和夫 中山
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Yamato Scale Co Ltd
Original Assignee
Yamato Scale Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C13/00Tyre sidewalls; Protecting, decorating, marking, or the like, thereof
    • B60C13/001Decorating, marking or the like
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/72Side-walls
    • B29D2030/728Decorating or marking the sidewalls after tyre vulcanization

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Testing Of Balance (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイヤのトレッド部の中心を間に挟んで両側
に形成されている上面側及び下面側、並びにタイヤ全体
のそれぞれの不均衡の方向を表す第1〜第3の各軽点位
置にマークを付すことができるようにすること。 【解決手段】 略水平に配置したタイヤ1のトレッド部
の中心を間に挟んで上下両側に形成されている2つの環
状の側部のうち上面側の不均衡の方向を表す第1の軽点
位置108にマークを付すための第1のマーキングヘッ
ド2を有する第1のマーキング装置111と、下面側の
不均衡の方向を表す第2の軽点位置109にマークを付
すための第2のマーキングヘッド2を有する第2のマー
キング装置112と、を備え、第1のマーキング装置1
11は、上面側の不均衡と下面側の不均衡とをベクトル
合成して得られたタイヤ1の全体の不均衡の方向を表す
第3の軽点位置110にマークを付すことができるもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばタイヤ試
験機(タイヤ用ダイナミックバランサ)により測定して
知ることができたタイヤの両側のそれぞれの不均衡な箇
所にマークを付すためのタイヤのマーキング装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のタイヤのマーキング装置(単に、
「マーキング装置」と言うこともある。)を図6及び図
4を参照して説明する。このマーキング装置51は、図
6に示すタイヤ試験機(タイヤ用ダイナミックバラン
サ)52により測定して得られたタイヤ1の全体の不均
衡な箇所に関するデータに基づいて、その不均衡な箇所
を通るタイヤ1の半径方向の線上に位置するタイヤ1の
ビード部1aの近傍の外側表面(第3の軽点位置)にマ
ークを付すためのものである(図4参照)。タイヤ1の
不均衡な箇所とは、タイヤ試験機52により測定された
タイヤ1の重心位置と点対称となっている位置である。
この点対称の中心は、タイヤ1の中心としている。この
ように、タイヤ1の不均衡な箇所を表す第3の軽点位置
にマークを付すことにより、空気注入用バルブを備える
リムをタイヤ1に組み付ける際に、この第3の軽点位置
に付されたマークを目印にしてそのマークが付された位
置に空気注入用バルブを配置してリムを組み付けること
ができる。これにより、この空気注入用バルブの重量に
よりタイヤの不均衡を軽減することができる。
【0003】このマーキング装置51は、図4に示すよ
うに、加熱されたマーキングヘッド2の先端面2aをマ
ーキングテープ3を介してタイヤ1の表面に押し当てる
ことにより、所定のマークを表示することができるホッ
トスタンプ式のものである。このマーキング装置51に
よると、まず、タイヤ試験機52にかけられるタイヤ1
の種類(大きさ、形状)等を示すバーコード(図示せ
ず)がバーコードリーダ(図示せず)により読み込まれ
ると、水平移動機構部19の水平方向駆動部が駆動して
マーキング機構部17を水平方向の所定位置に移動させ
る。マーキング機構部17を水平方向の所定位置に移動
させることにより、マーキングヘッド2の先端面2aを
タイヤ1のビード部1aの近傍の所定の外側表面に向か
わせることができる。つまり、予めマーキングヘッド2
の先端面2aを、タイヤ1の半径方向の大きさに応じた
位置に移動させるのは、タイヤ1がマーキングテーブル
(ローラコンベア)58上に搬送された時に、速やかに
マークを付すことができるようにするためである。次
に、タイヤ試験機52によりタイヤ1の不均衡箇所(軽
点位置)が測定された際には、タイヤ1がマーキングテ
ーブル58上に搬送されてきた時に、そのタイヤ1の軽
点位置にマークを速やかに付すことができるように、回
転移動機構部20の方位角方向駆動部を駆動して、マー
キングヘッド2の先端面2aがタイヤ1の軽点位置の上
方となる位置で停止させる。つまり、タイヤ試験機52
によりタイヤ1の不均衡が測定されて、回転が停止した
タイヤ1の向き(方位角)は、タイヤ試験機52に設け
られているエンコーダにより測定されて、その方位角の
データと軽点位置のデータに基づいて、方位角方向駆動
部が駆動してマーキングヘッド2の先端面2aを所定の
方位角方向に向けることができる。
【0004】一方、図6に示すように、タイヤ試験機5
2により不均衡箇所が測定されたタイヤ1がマーキング
テーブル58上に送り出されてくると、このマーキング
テーブル58の搬送駆動部が停止する。この時、センタ
リング装置(図示せず)によりタイヤ1の位置決めが行
われ、次に、昇降駆動部54が駆動してマーキングテー
ブル58を上昇移動させる。マーキングテーブル58を
上昇させると、タイヤ1の上側面がテープガイド4の下
縁に当接し、この当接した時にマーキングテーブル58
の上昇が停止する。この状態で、マーキングヘッド2の
先端の刻印が形成されている表面2aがマーキングテー
プ3を介してタイヤ1の表面の第3の軽点位置に押し付
けられて所定のマークを表示することができる。このマ
ーキングヘッド2の先端面2aは、タイヤ1のマークを
表示しようとする箇所の表面に対して平行となるように
調整してある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図6に示すマ
ーキング装置51では、タイヤ1全体の不均衡の方向を
表す第3の軽点位置にマークを付すことができるが、タ
イヤ1の上面側及び下面側のそれぞれの不均衡の方向を
表す各軽点位置にマークを付すことができるようになっ
ていないという問題がある。
【0006】本発明は、タイヤのトレッド部の中心を間
に挟んで両側に形成されている第1の側部及び第2の側
部のそれぞれの不均衡の方向を表す各軽点位置にマーク
を付すことができるタイヤのマーキング装置を提供する
ことを目的の一つとする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るタイヤ
のマーキング装置は、タイヤのトレッド部の中心を間に
挟んで両側に形成されている2つの環状の側部のうち一
方の第1の側部の第1の不均衡の方向を表す第1の軽点
位置にマークを付すための第1のマーキングヘッドを有
する第1のマーキング装置と、他方の第2の側部の第2
の不均衡の方向を表す第2の軽点位置にマークを付すた
めの第2のマーキングヘッドを有する第2のマーキング
装置と、を備えることを特徴とするものである。
【0008】第2の発明に係るタイヤのマーキング装置
は、第1の発明において、第1のマーキング装置は、第
1の不均衡と第2の不均衡とをベクトル合成して得られ
た第3の不均衡の方向を表す第3の軽点位置にマークを
付すことができることを特徴とするものである。
【0009】第3の発明に係るタイヤのマーキング装置
は、第1又は第2の発明において、タイヤの第1の軽点
位置、又はタイヤの第1及び第3の軽点位置にマークを
付すことができるように第1のマーキングヘッドをタイ
ヤの周方向に回転させて所望の回転位置で停止させるた
めの第1の回転移動機構部と、タイヤ試験機に設けられ
タイヤの不均衡を測定するためにタイヤを回転させるた
めのものであって、第2のマーキングヘッドにより第2
の軽点位置にマークを付すことができるように所定の回
転位置でタイヤの回転を停止させることができる回転駆
動部と、を具備することを特徴とするものである。
【0010】第4の発明に係るタイヤのマーキング装置
は、第1又は第2の発明において、タイヤの第1の軽点
位置、又はタイヤの第1及び第3の軽点位置にマークを
付すことができるように第1のマーキングヘッドをタイ
ヤの周方向に回転させるための第1の回転移動機構部
と、タイヤの第2の軽点位置にマークを付すことができ
るように第2のマーキングヘッドをタイヤの周方向に回
転させるための第2の回転移動機構部と、を具備するこ
とを特徴とするものである。
【0011】第1の発明によると、予め、タイヤをタイ
ヤ試験機(タイヤ用ダイナミックバランサ)にかけて、
タイヤの第1の側部の第1の不均衡と第2の側部の第2
の不均衡を測定しておき、この測定データを使用して、
第1のマーキング装置により、第1の不均衡の方向を表
す第1の軽点位置にマークを付すことができ、第2のマ
ーキング装置により、第2の不均衡の方向を表す第2の
軽点位置にマークを付すことができる。なお、第1の不
均衡とは、タイヤの第1の側部の重心の偏心に基づく遠
心力と、タイヤの所定の基準位置から軽点位置までの、
タイヤの周方向に測定した角度(方向)と、を含むもの
である。第2の不均衡とは、タイヤの第2の側部の重心
の偏心に基づく遠心力と、タイヤの所定の基準位置から
軽点位置までの、タイヤの周方向に測定した角度(方
向)と、を含むものである。第1の軽点位置とは、タイ
ヤの第1の側部の重心位置と点対称の位置を通る、タイ
ヤの半径方向の線上にある所定の位置である。第2の軽
点位置とは、タイヤの第2の側部の重心位置と点対称の
位置を通る、タイヤの半径方向の線上にある所定の位置
である。この点対称の中心は、タイヤの中心としてい
る。
【0012】第2の発明によると、第1の不均衡と第2
の不均衡とをベクトル合成して得られた第3の不均衡の
方向を表す第3の軽点位置に、第1のマーキング装置に
よりマークを付すことができる。なお、第3の軽点位置
とは、タイヤ全体の重心位置と点対称の位置を示す、タ
イヤの半径方向の線上にある所定の位置である。
【0013】第3の発明によると、第1の回転移動機構
部が、第1のマーキングヘッドを回転させて所定の回転
位置で停止させることにより、第1のマーキングヘッド
を使用してタイヤの第1の軽点位置、又はタイヤの第1
及び第3の軽点位置にマークを付すことができる。そし
て、タイヤ試験機に設けられ、タイヤの不均衡を測定す
るためにタイヤを回転させるための回転駆動部は、第2
のマーキングヘッドが設けられている位置に対して第2
の軽点位置が対向するようにタイヤの回転を停止させる
ことができる。これにより、第2のマーキングヘッドを
タイヤの周方向に回転させて位置決めすることなく、こ
の第2のマーキングヘッドを使用して第2の軽点位置に
マークを付すことができる。
【0014】第4の発明によると、第1の回転移動機構
部が、第1のマーキングヘッドを回転させて所定の回転
位置で停止させることにより、第1のマーキングヘッド
を使用してタイヤの第1の軽点位置、又はタイヤの第1
及び第3の軽点位置にマークを付すことができる。そし
て、第2の回転移動機構部が、第2のマーキングヘッド
を回転させて所定の回転位置で停止させることにより、
第2のマーキングヘッドを使用してタイヤの第2の軽点
位置にマークを付すことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係るタイヤのマーキング
装置(単に、「マーキング装置」と言うこともある。)
の一実施形態を図1乃至図5を参照して説明する。この
タイヤのマーキング装置55は、図1に示すように、例
えばこのマーキング装置55の前段に設けられているタ
イヤ試験機(タイヤ用ダイナミックバランサ)56によ
り測定して得られたタイヤ1の上面側及び下面側のそれ
ぞれの不均衡に関するデータ、及びタイヤ1の全体とし
ての不均衡に関するデータに基づいて、それら不均衡な
各箇所を通るタイヤ1の半径方向の線上の位置と対応す
るタイヤ1のビード部1aの近傍の外側表面の第1、第
2、及び第3の各軽点位置108、109、110にマ
ークを付すためのものである。
【0016】タイヤ1の上面側の不均衡(第1の側部の
第1の不均衡)とは、タイヤ1の上面側の重心の偏心に
基づく遠心力と、タイヤ1の所定の基準位置から後述す
る第1の軽点位置108までの、タイヤ1の周方向に測
定した角度(方向)と、を含むものである。タイヤ1の
下面側の不均衡(第2の側部の第2の不均衡)とは、タ
イヤ1の下面側の重心の偏心に基づく遠心力と、タイヤ
1の所定の基準位置から後述する第2の軽点位置109
までの、タイヤ1の周方向に測定した角度(方向)と、
を含むものである。タイヤ1の全体としての不均衡(第
3の不均衡)とは、第1の不均衡と第2の不均衡とをベ
クトル合成して得られたものであり、タイヤ1の全体の
重心の偏心に基づく遠心力と、タイヤ1の所定の基準位
置から後述する第3の軽点位置110までの、タイヤ1
の周方向に測定した角度(方向)と、を含むものであ
る。
【0017】第1の軽点位置108とは、例えば図1に
示すように、タイヤ1の上面側(第1の側部)の重心位
置と点対称の位置を通る、タイヤ1の半径方向の線上の
位置と対応するタイヤ1の上側ビード部1aの近傍の外
側表面の所定の位置である。第2の軽点位置109と
は、タイヤ1の下面側(第2の側部)の重心位置と点対
称の位置を通る、タイヤ1の半径方向の線上の位置と対
応するタイヤ1の下側ビード部1bの近傍の外側表面の
所定の位置である。第3の軽点位置110とは、タイヤ
1の全体の重心位置と点対称の位置を通る、タイヤ1の
半径方向の線上の位置と対応するタイヤ1の上側ビード
部1aの近傍の外側表面の所定の位置である。この第
1、第2、及び第3の軽点位置108、109、110
は、タイヤ試験機56により求められた第1、第2、及
び第3の不均衡のデータにより得られたものである。そ
して、タイヤ1の上面側及び下面側の不均衡とは、タイ
ヤ1のトレッド部の略中心を間に挟んで両側に形成され
ている2つの環状の側部のそれぞれの不均衡を言う。
【0018】マーキング装置55は、図1に示すよう
に、上側の第1のマーキング装置111と下側の第2の
マーキング装置112を備えている。第1のマーキング
装置111は、マーキングテーブル(ローラコンベア1
13a、113b)113上に位置決めされているタイ
ヤ1の上面の第1の軽点位置108と第3の軽点位置1
10にマークを付すためのものである。第2のマーキン
グ装置112は、マーキングテーブル113上に位置決
めされているタイヤ1の下面の第2の軽点位置109に
マークを付すためのものである。マーキングテーブル1
13には、このマーキングテーブル113上のタイヤ1
を所定の位置に位置決めするためのセンタリング装置
(図示せず)を設けてある。第1のマーキング装置11
1は、図1に示すように、タイヤ1の上面の所定の第1
及び第3の軽点位置108、110にマークを付すため
の第1のマーキングヘッド2が設けられている第1のマ
ーキング機構部17を備えている。この第1のマーキン
グ機構部17は、第1の水平移動機構部19により支持
されており、この第1の水平移動機構部19は、第1の
回転移動機構部20により支持されている。そして、第
1の回転移動機構部20は、図2に示す第1の昇降機構
部114により支持されており、第1の昇降機構部11
4は架台74に設けられている。
【0019】第1のマーキング機構部17は、図6に示
す従来と同等のものであり、ホットスタンプ式のもので
ある。第1のマーキング機構部17は、図4及び図5に
示すように、取付板23の左右の各面に1組ずつ合計2
組設けてあり、どちらも同等のものであるので左側のも
のを説明し、右側のものの説明を省略する。左側の第1
のマーキング機構部17に設けられている第1のマーキ
ングヘッド2は、短円柱形であり、先端部に刻印部を形
成してある。この刻印部が形成されている先端面2a
は、第1のマーキングヘッド2の中心軸線24に対して
垂直となっている。この第1のマーキングヘッド2の下
部は、加熱ブロック25及びテープガイド4に穿設され
ている案内孔26に進退自在に挿通している。加熱ブロ
ック25は、第1のマーキングヘッド2を所定の温度に
加熱するためのヒータ11を内部に設けてあり、下端部
にテープガイド4が結合している。テープガイド4は、
下面が下側に突出する円弧状に形成してあり、この円弧
状の下面にマーキングテープ3を沿わせてある。この2
組の第1のマーキング機構部17は、それぞれの第1の
マーキングヘッド2、2に例えば異なるマークが形成さ
れている刻印部を設けてあり、必要に応じて何れか一方
の第1のマーキング機構部17を作動させて使用するこ
とができる。第1のマーキングヘッド2の上部は、第1
のバネ(圧縮コイルバネ)10の内側に挿通しており、
この第1のバネ10の上端部が第1のマーキングヘッド
2の上端部に形成されている鍔状部2bと当接し、第1
のバネ10の下端部が加熱ブロック25の上面に当接し
ている。
【0020】この第1のマーキングヘッド2と同一軸線
上に駆動シリンダ8を配置してあり、この駆動シリンダ
8は、ブラケット28を介して取付板23に設けてあ
る。駆動シリンダ8は、ピストンロッドの先端部に押圧
ブロック9を設けてあり、伸長動作することにより押圧
ブロック9が第1のマーキングヘッド2の上端部を、第
1のバネ10のバネ力に抗して斜め下方に押し下げるこ
ととなり、これにより第1のマーキングヘッド2が案内
孔26に沿って斜め下方に移動して、刻印部の先端面2
aがマーキングテープ3を介してタイヤ1の所定の表面
を押圧してマークを熱転写して付すことができるように
なっている。そして、駆動シリンダ8が短縮動作する
と、第1のマーキングヘッド2が第1のバネ10のバネ
力により図4に示す元の待機位置に戻る。
【0021】次に、マーキングテープ3(以下、単に
「テープ」と言うこともある。)の第1のテープ送り機
構部29を説明する。この第1のテープ送り機構部29
は、図4に示すように、取付板23に回動自在に設けら
れているテープ保持軸15を備えており、このテープ保
持軸15に使用前のテープ3が巻き付けられている。こ
のテープ3は、テープガイド4の下面、及びゴム性の送
りローラ30に掛けられ、その先端部がテープ巻き取り
軸14に巻き付けられている。送りローラ30が固着し
ている枢軸31、及びテープ巻き取り軸14は、取付板
23に回動自在に設けてある。送りローラ30に掛けら
れているテープ3は、この送りローラ30とテンション
ローラ32により挟み込まれている。このテンションロ
ーラ32は、テンションアーム33に回動自在に設けて
ある。このテンションアーム33は、その上端部が枢軸
34を介して取付板23に揺動自在に設けてある。図4
に示す35は第3のバネ(引っ張りコイルバネ)であ
る。第3のバネ35は、左側端部がテンションアーム3
3の下端部と結合しており、右側端部が取付板23と結
合し、テンションローラ32を送りローラ30に押し付
ける方向に付勢している。
【0022】また、送りローラ30が固着している枢軸
31には、第1の歯車36を固着して設けてあり、この
第1の歯車36に第2の歯車37が噛み合っている。第
2の歯車37が固着している枢軸38は、取付板23に
回動自在に設けてある。更に、この枢軸38に第1のプ
ーリ39を一方クラッチ(図示せず)を介して設けてあ
る。そして、テープ巻き取り軸14には、第2のプーリ
40を固着して設けてある。この第1のプーリ39と第
2のプーリ40に環状ベルト41を掛けてある。つま
り、第1のプーリ39に設けられている一方向クラッチ
によると、第2の歯車37が時計方向に回転したとき
は、この第2の歯車37と共に、枢軸38がこの時計方
向に回転するが、第1のプーリ39は停止したまであ
り、テープ巻き取り軸14がテープ3を巻き取らないよ
うになっている。そして、これとは反対に、第2の歯車
37が反時計方向に回転したときは、枢軸38、第1の
プーリ39、第2のプーリ40、及びテープ巻き取り軸
14がこの反時計方向に回転して、このテープ巻き取り
軸14によりテープ3を所定の長さ分だけ巻き取るよう
になっている。
【0023】また、第2の歯車37の側面には回動自在
に第2のローラ42を設けてあり、この第2のローラ4
2は、テープ送りレバー43の左側端部に形成されてい
る溝に係合している。このテープ送りレバー43は、枢
軸44を介して回動自在に取付板23に設けてある。図
4に示す13は第2のバネ(引っ張りコイルバネ)であ
る。第2のバネ13は、上端部がテープ送りレバー43
の右側端部と結合しており、下端部が取付板23と結合
し、テープ送りレバー43の枢軸44よりも右側部の下
縁を第1のローラ12に押し付ける方向に付勢してい
る。この第1のローラ12は、押圧ブロック9に回動自
在に設けてある。
【0024】更に、図4に示すように、取付板23は、
枢軸45を介して回動自在に保持部16に保持されてお
り、この保持部16は第1の水平移動機構部19のサド
ル61の下面に取り付けられている。取付板23は、自
重により枢軸45を中心にして時計方向に回動する力を
受けているが、取付板23の左縁部が保持部16に突設
されているストッパ49に当接してその回動が係止され
ている。そして、取付板23の左縁部がストッパ49に
当接する待機位置の状態で取付部材48に設けられてい
るリミットスイッチ50の操作部を押し込んでおり、こ
のリミットスイッチ50がOFFの状態となっている。
この状態で、図2に示す第1の昇降機構部114が駆動
して取付板23が下降すると、テープガイド4がマーキ
ングテーブル113上のタイヤ1の上面に接触して取付
板23が所定量だけ持ち上げられる。このように、取付
板23が所定量だけ持ち上げられると、リミットスイッ
チ50がONの状態となって取付板23の下降を停止さ
せるようになっている。この停止した状態は、取付板2
3が図4に示す状態よりも少し持ち上げられた状態であ
る。取付板23を下降及び上昇させるのが第1の昇降機
構部114である。また、この第1の昇降機構部114
により取付板23を上昇させると、リミットスイッチ5
0は元のOFFの状態に戻る。なお、上記取付部材48
は、保持部16と結合している。
【0025】この第1のテープ送り機構部29による
と、駆動シリンダ8が伸長動作することにより、押圧ブ
ロック9と共に第1のローラ12が下降し、そして、テ
ープ送りレバー43が第2のバネ13のバネ力により時
計方向に揺動して、第2の歯車37が時計方向に回転
し、更に、第1の歯車36及び送りローラ30が反時計
方向に回転する。ただし、第1のプーリ39は、それに
設けられている一方クラッチの働きにより停止したまま
である。従って、テープ巻き取り軸14も停止したまま
であり、テープ巻き取り軸14にはテープが巻き取られ
ない状態である。そして、駆動シリンダ8が短縮動作す
ることにより、押圧ブロック9と共に第1のローラ12
が上昇すると、テープ送りレバー43が第1のローラ1
2により反時計方向に揺動して、第2の歯車37が反時
計方向に回転すると共に、第1のプーリ39も一方クラ
ッチの働きにより反時計方向に回転し、更に、第2のプ
ーリ40及びテープ巻き取り軸14が反時計方向に所定
の角度だけ回転して、テープ巻き取り軸14に使用済み
テープを所定の長さだけ巻き取ることができる。この
際、第1の歯車36及び送りローラ30が時計方向に回
転してテープ3をテープ巻き取り軸14側に移動させる
が、テープ巻き取り軸14の回転により巻き取られるテ
ープの長さは、送りローラ30による送り量よりも長く
してあるので、テープ3は、送りローラ30を滑ってテ
ープ巻き取り軸14側に移動する。
【0026】次に、第1の水平移動機構部19を図1及
び図2を参照して説明する。第1の水平移動機構部19
は、ガイド59、60と、サドル61と、水平方向駆動
部62と、を備えている。ガイド59、60は、それぞ
れ短円筒部材から成っている。この2本のガイド59、
60は、互いに平行して水平方向に配置され、それぞれ
の中心軸が取付板23と平行している。一方のガイド5
9の両端部は、側板63、63に固着されて支持されて
いる。他方のガイド60の両端部は、側板63、63に
軸受を介して回動自在に支持されている。そして、図に
は示さないが、このガイド60の外周面には、雄ねじ部
を設けてある。また、図1に示す左右の各側板63、6
3は、水平に配置された支持板65の下面に設けてあ
る。サドル61は、図1に示すように、その上面に2組
の保持突起66を設けてあり、このサドル61の下面に
保持部16と枢軸45を介して取付板23を設けてあ
る。一方の保持突起66は、ガイド59が挿通し、この
ガイド59に沿って摺動自在である。他方の保持突起6
6は、雌ねじ部を設けてあり、この雌ねじ部にガイド6
0に設けられている雄ねじ部が螺合している。水平方向
駆動部62は、パルスモータであり、側板63に取り付
けてある。水平方向駆動部62の回転軸とガイド60
は、スプロケットと環状チェーンを介して互いに連結し
ており、回転軸の回転をガイド60に伝達できるように
してある。
【0027】上記のように構成された第1の水平移動機
構部19によると、水平方向駆動部62の回転軸が所定
の回転角度だけ正転又は逆転すると、サドル61がその
回転角度に応じた距離だけ図1の左方向又は右方向に水
平移動する。これにより、第1のマーキングヘッド2の
先端面2aの位置を同方向にその所定の距離だけ移動さ
せることができる。従って、タイヤ1のビード部1aか
ら半径方向に予め定めた距離だけずれた所定の箇所にマ
ークを付すことができる。
【0028】次に、第1の回転移動機構部20を図1及
び図2を参照して説明する。第1の回転移動機構部20
は、支持軸27と、方位角方向駆動部71(図3参照)
と、を備えている。支持軸27は、図2に示すように、
鉛直方向に配置された状態で軸受を介して回動自在に支
持フレーム73に設けてある。この支持フレーム73
は、第1の昇降機構部114の昇降移動部115に取り
付けてある。この支持軸27の下端部には、フランジ7
6を設けてあり、このフランジ76の下面に第1の水平
移動機構部19を設けてある。方位角方向駆動部71
は、図には示さないが、支持フレーム73に設けてあ
る。この方位角方向駆動部71の回転軸には減速機を介
して歯車を設けてあり、この歯車は、支持軸27に設け
られている歯車77と噛み合っている。また、図2に示
す78は、エンコーダである。このエンコーダ78の回
動軸には歯車79を設けてあり、この歯車79は、歯車
80を介して支持軸27に設けられている歯車77と噛
み合っている。エンコーダ78は、支持軸27の回転角
度を測定するためのものであり、図3に示すマーキング
制御部81に接続している。つまり、方位角方向駆動部
71が駆動して支持軸27が回転したときに、エンコー
ダ78がその回転角度を測定して、その測定して得られ
た回転角度が予め設定されている回転角度になったとき
に、マーキング制御部81が方位角方向駆動部71の駆
動を停止させることができる。これにより、支持軸27
を予め設定されている回転角度だけ回転させて停止させ
ることができる。
【0029】上記のように構成された第1の回転移動機
構部20によると、方位角方向駆動部71の回転軸が所
定の回転角度だけ正転又は逆転すると、支持軸27がそ
の回転角度に応じた角度だけ所定の方向に回転する。こ
れにより、第1のマーキングヘッド2の先端面2aの位
置を、支持軸27を中心にして所定の角度だけ回転させ
ることができる。従って、タイヤ1のビード部1aから
半径方向に予め定めた距離だけずれた円周表面のうち、
タイヤ試験機56で測定して得られた第1及び第3の軽
点位置108、110と対応する所定の方位角の箇所に
マークを付すことができる。
【0030】次に、第1の昇降機構部114を図2を参
照して説明する。第1の昇降機構部114は、取付板2
3に設けられている第1のマーキング機構部17を昇降
させるための装置である。この第1の昇降機構部114
が備えている昇降移動部115は、直線状の案内レール
116に沿って摺動自在に取り付けてある。この案内レ
ール116は、鉛直方向に平行する状態で架台74の側
面に設けてあり、この架台74は床面に設置してある。
そして、架台74の側面に第1の昇降駆動部117を設
けてある。第1の昇降駆動部117は、エアーシリンダ
であり、鉛直方向と平行する状態で配置してあり、この
第1の昇降駆動部117のピストンロッドの先端部が昇
降移動部115とリンクを介して連結している。上記の
ように構成された第1の昇降機構部114によると、第
1の昇降駆動部117を伸長動作させると、昇降移動部
115を下降移動させることができ、これにより、この
昇降移動部115に設けられている第1の回転移動機構
部20、この第1の回転移動機構部20に設けられてい
る第1の水平移動機構部19、及びこの第1の水平移動
機構部19に設けられている第1のマーキング機構部1
7等をタイヤ1の幅に応じた所定の高さに下降移動させ
ることができる。そして、第1の昇降駆動部117が短
縮動作すると、昇降移動部115を上昇移動させること
ができ、これにより、第1のマーキング機構部17を図
1及び図2に示す所定の第1の待機位置に上昇させるこ
とができるし、図には示さないが第1の待機位置より低
い位置である第2の待機位置に上昇移動させることがで
きる。
【0031】次に、第2のマーキング装置112を図1
及び図2を参照して説明する。第2のマーキング装置1
12は、図1に示すように、タイヤ1の下面の所定の第
2の軽点位置109にマークを付すためのものであり、
第2のマーキング機構部17、17、第2のテープ送り
機構部29、29、及び第2の水平移動機構部19を備
えている。これら第2のマーキング装置112に設けら
れている第2のマーキング機構部17、17、第2のテ
ープ送り機構部29、29、及び第2の水平移動機構部
19は、第1のマーキング装置111に設けられている
ものと同等のものであり、上下方向に対称に配置してあ
る。これら第2のマーキング機構部17、17等の同等
部分は、同一の図面符号で示し、それらの詳細な説明を
省略する。
【0032】ただし、この第2のマーキング装置112
は、第2の昇降機構部118により支持された状態で架
台74に設置してある。この第2の昇降機構部118
は、第1のマーキング機構部17、17、テープ送り機
構部29、29、及び第1の水平移動機構部19を昇降
自在に支持している。また、図1に示すこの第2のマー
キング装置112の取付板23は、自重により枢軸45
を中心にして時計方向に回動する力を受けているが、第
5のバネ(図示せず)のバネ力によりこの自重に基づく
力に抗して枢軸45を中心にして反時計方向に付勢され
ており、取付板23の左縁部が取付部材48に突設され
ているストッパ49に当接して反時計方向の回動が係止
されている。そして、取付板23の左縁部がストッパ4
9に当接する待機位置の状態で取付部材48に設けられ
ているリミットスイッチ50の操作部を押し込んでお
り、このリミットスイッチ50がOFFの状態となって
いる。この状態で、第2の昇降駆動部119が駆動して
取付板23が上昇すると、テープガイド4がマーキング
テーブル113上のタイヤ1の下面に接触して取付板2
3が所定量だけ押し下げられる。このように、取付板2
3が所定量だけ押し下げられると、リミットスイッチ5
0がONの状態となって取付板23の上昇を停止させる
ようになっている。この停止した状態が図1に示す状態
である。また、この第2の昇降機構部118により取付
板23を待機位置側に下降させると、リミットスイッチ
50は元のOFFの状態に戻る。第2の昇降駆動部11
9は、エアーシリンダであり、鉛直方向と平行する状態
で架台74に設けてある。そして、この第2の昇降駆動
部119のピストンロッドの先端部が第1の水平移動機
構部19の支持板65の下面とリンクを介して連結して
いる。
【0033】上記のように構成された第2の昇降機構部
118によると、第2の昇降駆動部119を伸長動作さ
せることにより、第2の水平移動機構部19、及びこの
第2の水平移動機構部19に設けられている第2のマー
キング機構部17、17を、マーキングテーブル113
上に位置決めされているタイヤ1の下面の高さに応じた
所定の高さに上昇移動させることができる。そして、第
2の昇降駆動部119が短縮動作すると、第2のマーキ
ング機構部17、17等を下降移動させることができ、
これにより、第2のマーキング機構部17を所定の待機
位置に下降させることができる。
【0034】マーキングテーブル113は、図2に示す
ように、2台のローラコンベア113a、113bを互
いに所定の間隔を隔てて架台74上に設けたものであ
り、この2台のローラコンベア113a、113bの間
の空間部に第2のマーキング装置112を昇降自在に配
置してある。そして、この2台の各ローラコンベア11
3a、113bは、タイヤ試験機56から送り出されて
来るタイヤ1の両側のそれぞれの端部を支持するように
配置してある。
【0035】次に、タイヤ試験機56を図1を参照して
説明する。タイヤ試験機56は、二面不釣合い試験機で
ある。このタイヤ試験機56にタイヤ幅、タイヤ1の内
径、及びビード幅等のタイヤ1の形状及び大きさのデー
タが設定されると、この設定されたタイヤ幅、内径、及
びビード幅の値に対応する予め設定されているリム幅を
選択し、この選択したリム幅でタイヤ1を上リム88と
下リム89との間に挟み込んで装着するようになってい
る。この際、上下リム88、89の間隔がこの選択され
たリム幅となるように、上リム88を所定の距離だけ下
降させて、タイヤ1を上リム88と下リム89との間に
挟み込んで装着する。そして、この装着した状態でタイ
ヤ1に圧力空気を注入して膨らませ、しかる後に回転さ
せてタイヤ1の上面側の不均衡(上面側の動不均衡)、
及び下面側の動不均衡(下面側の動不均衡)、並びに上
面側の不均衡と下面側の不均衡とをベクトル合成して得
られたタイヤ1の全体の不均衡(タイヤ1の全体の動不
均衡)を測定することができる。図1に示す本体91内
には、上リム88と下リム89との間に装着されたタイ
ヤ1を回動自在に片持ち支持する回転軸90、軸受、上
下リム88、89に挿着されたタイヤ1を回転させるた
めの回転駆動部92、並びにタイヤ1の上面側及び下面
側の動不均衡を測定するためのロードセルを設けてあ
る。
【0036】回転駆動部92は、例えばサーボモータを
使用している。このように回転駆動部92にサーボモー
タを使用しているのは、タイヤ1の動不釣り合いを測定
した後に、この測定済みタイヤ1を所望の回転位置で停
止させて、タイヤ1の周方向において所望の向きに位置
決めした状態で後段のマーキングテーブル113上に搬
送できるようにするためである。つまり、第2のマーキ
ング装置112は、タイヤ1の下面側の動不釣合いの位
置を表す第2の軽点位置109にマークを付すためのも
のであるが、第2のマーキング機構部17を鉛直線軸を
中心として回転させるための第2の回転移動機構部が設
けられていないので、タイヤ1がマーキングテーブル1
13上に搬送された状態で、タイヤ1の第2の軽点位置
109に第2のマーキング装置112によってマークを
付すことができるようにする必要がある。そのために、
動不釣り合い(動不均衡)の測定されたタイヤ1がマー
キングテーブル113上に搬送された状態で、第2のマ
ーキング装置112によって第2の軽点位置109にマ
ークを付すことができるように、タイヤ1を適切な回転
位置で停止させることができるようにしてある。
【0037】次に、図5を参照してタイヤ試験機56及
びマーキング装置55の電気回路の概略を示すブロック
図を説明する。タイヤ試験機56は、バランサ制御部8
3を備えており、このバランサ制御部83にバーコード
リーダ84、測定部85、操作表示部86、及び回転駆
動部92が接続している。バーコードリーダ84は、測
定しようとするタイヤ1に貼着されているラベルに印刷
されているバーコードを読み取り、そのタイヤ1に関す
る種々のデータ、例えばタイヤ1の形状及び大きさのデ
ータを読み取るためのものである。そして、この読み取
ったデータに基づいてタイヤ1がこのタイヤ試験機56
に装着される。そして、タイヤ1の上側面、及び下側面
の不均衡の箇所、並びにタイヤ1の全体の不均衡な箇所
と、それぞれの不均衡の大きさは、測定部85により測
定して得られたデータに基づいてバランサ制御部83が
演算して求めることができる。タイヤ1の上側面、及び
下側面の不均衡な箇所、並びにタイヤ1の全体の不均衡
な箇所とは、タイヤ試験機56により測定されたタイヤ
1の上面側、下面側、及び全体のそれぞれの重心位置と
点対称となっている各位置である。これらの不均衡な箇
所を示すものが第1乃至第3の各軽点位置108、10
9、110である。各軽点位置108、109、110
は、タイヤ1の所定の基準位置に対する角度のデータで
特定している。測定部85は、荷重検出器であり、タイ
ヤ1の不均衡を測定するためのものである。操作表示部
86は、例えば測定しようとするタイヤ1に関する種々
のデータ、例えばタイヤ1の形状及び大きさの情報を入
力したり、演算して得られたタイヤ1の不均衡な箇所と
その不均衡の大きさ等を表示することができるものであ
る。
【0038】タイヤのマーキング装置55は、マーキン
グ制御部81を備えており、このマーキング制御部81
には、第1のマーキング装置111に設けられている第
1の水平方向駆動部62、第1の方位角方向駆動部7
1、エンコーダ78、第1の昇降駆動部117、及び駆
動シリンダ8等が接続しており、更に、第2のマーキン
グ装置112に設けられている第2の水平方向駆動部6
2、第2の昇降駆動部119、及び駆動シリンダ8等が
接続している。また、マーキング制御部81には、マー
キングプレートを駆動するためのタイヤ1の搬送駆動部
120も接続している。タイヤ1の搬送駆動部120
は、マーキングテーブル113である一対のローラコン
ベア113a、113bを駆動するためのものである。
マーキング制御部81は、予め記憶部(図示せず)に記
憶されている所定のプログラムに従って、バーコードリ
ーダ84、又は操作表示部86により入力されたタイヤ
1の形状及び大きさのデータ、並びに、バランサ制御部
83により演算して得られたタイヤ1の不均衡な箇所を
表す第1乃至第3の軽点位置108〜110とその不均
衡の大きさ等のデータに基づいて、所定のタイミングで
第1及び第2の水平方向駆動部62、62、第1の方位
角方向駆動部71、第1及び第2の昇降駆動部117、
119、タイヤ1の搬送駆動部120、及び駆動シリン
ダ8、8等を駆動させてタイヤ1の第1乃至第3の各軽
点位置108〜110にマークを付すようにするもので
ある。
【0039】次に、上記のように構成されたタイヤのマ
ーキング装置55を使用して、タイヤ1の上面の第1及
び第3の軽点位置108、110、並びに下面の第2の
軽点位置109にマークを付す手順を説明する。今、タ
イヤ1がタイヤ試験機56にかけられる前の状態で、そ
のタイヤ1の形状及び大きさのデータがバーコードリー
ダ84により読み取られて記憶部に記憶されているとす
る。すると、マーキング制御部81は、そのタイヤ1の
形状及び大きさのデータに基づいて、第1及び第2のマ
ーキング装置111、112に設けられている第1及び
第2の水平方向駆動部62、62を自動的に駆動させ
て、上側及び下側のそれぞれの第1及び第2のマーキン
グヘッド2、2の先端面2a、2aを、そのタイヤ1の
形状及び大きさに応じて所定の水平位置に変更する。次
に、タイヤ1がタイヤ試験機56にかけられて、そのタ
イヤ1の不均衡な箇所を表すデータ(第1乃至第3の軽
点位置108〜110を表す角度データ)が得られて記
憶部に記憶されると、バランサ制御部83は、第2の軽
点位置109を表す角度データに基づいて、自動的に回
転駆動部92の回転軸を所定の回転位置に停止させる。
この所定の回転位置とは、タイヤ1がマーキングテーブ
ル113上に搬送された状態で、タイヤ1の下面側の第
2の軽点位置109が、第2のマーキング装置112に
設けられている第2のマーキングヘッド2の先端面2a
に対応する方位角方向に向かう回転位置である。
【0040】更に、マーキング制御部81は、タイヤ1
の上面側の第1の軽点位置108を表す角度データに基
づいて、第1のマーキング装置111に設けられている
第1の方位角方向駆動部71を自動的に所定のタイミン
グで駆動させて、第1のマーキング装置111に設けら
れている第1のマーキングヘッド2の先端面2aを所定
の方位角方向に向ける。この所定の方位角方向とは、タ
イヤ1がマーキングテーブル113上に搬送された状態
で、第1のマーキングヘッド2の先端面2aが、タイヤ
1の上面側の第1の軽点位置108に対応する方向に向
かう方位角方向である。そして、マーキング制御部81
は、第1乃至第3の各軽点位置108〜110が測定さ
れたタイヤ1がマーキングテーブル113上の所定位置
に搬送されて位置決めがされた後に、第1及び第2の昇
降駆動部117、119を駆動させて、第1のマーキン
グ装置111の第1のマーキングヘッド2を図4に示す
高さに下降させて停止させると共に、第2のマーキング
装置112の第2のマーキングヘッド2を図1に示す高
さに上昇させて停止させる。しかる後に、第1及び第2
のマーキングヘッド2、2を作動させて、タイヤ1の上
面側及び下面側の第1及び第2の軽点位置108、10
9にマークを付す。
【0041】次に、マーキング制御部81は、タイヤ1
の上面側の第3の軽点位置110にメークを付すための
動作を行う。即ち、第1のマーキング装置111の第1
の昇降駆動部117を自動的に短縮動作させて、第1の
マーキング機構部17を所定の第2の待機位置に上昇移
動させる。そして、この第1のマーキング装置111の
第1の回転移動機構部20を駆動させて、第1のマーキ
ングヘッド2の先端面2aを所定の方位角方向に向け
る。この所定の方位角方向とは、第1のマーキングヘッ
ド2の先端面2aが、マーキングテーブル113上のタ
イヤ1の上面側の第3の軽点位置110に対応する方向
に向かう方位角方向である。そして、第1の昇降駆動部
117を駆動させて第1のマーキングヘッド2を図4に
示す高さと同等の高さに下降させて停止させる。しかる
後に、第1のマーキングヘッド2を作動させて、タイヤ
1の上面側の第3の軽点位置110にマークを付す。こ
れにより、タイヤ1の第1乃至第3の各軽点位置108
〜110にマークを正確に付すことができる。そして、
所定のタイミングで第1の昇降駆動部117を駆動させ
て第1のマーキング装置111の第1のマーキングヘッ
ド2を第1の待機位置に上昇させると共に、第2の昇降
駆動部119を駆動させて第2のマーキング装置112
の第2のマーキングヘッド2を所定の待機位置に下降さ
せることにより、次のタイヤ1をマーキングテーブル1
13上に受け入れるための準備を行ない、次のタイヤ1
が送り込まれてきたときに、上記と同様にして第1乃至
第3の各軽点位置108〜110にマークを付すことが
できる。
【0042】次に、タイヤ1の第1乃至第3の軽点位置
108〜110に付された各マークの利用の仕方を説明
する。第3の軽点位置110に付されたマークは、タイ
ヤ1の上側面の不均衡と下側面の不均衡とをベクトル合
成して得られたタイヤ1の全体の不均衡の方向を表して
いる。従って、空気注入用バルブを備えるリムをタイヤ
1に組み付ける際に、この第3の軽点位置110に付さ
れたマークを目印にしてそのマークが付された位置に空
気注入用バルブを配置してリムを組み付けることがで
き、これにより、この空気注入用バルブの重量によりタ
イヤ1の全体の不均衡を軽減することができる。勿論、
タイヤ1の全体の不均衡を解消するために、第3の軽点
位置110に空気注入用バルブを配置すると共に、重錘
をリムに取り付けることにより、リムを組み付けたタイ
ヤ1の不均衡を精度良く解消することができる。
【0043】そして、タイヤ1の上面側の不均衡の方向
を表す第1の軽点位置108、及び下面側の不均衡の方
向を表す第2の軽点位置109にマークを付すことがで
きるので、この2つの各マークとタイヤ1の中心とを結
ぶ2本の線の成す角度(2つのマークが成す角度)が、
そのタイヤ1に対して予め定めた所定の許容角度以上と
なっている場合、又は2つのマークの成す角度のばらつ
きが、そのタイヤ1に対して予め定めた所定の許容ばら
つきの範囲外となった場合に、タイヤ1が規定通りに製
造されていない可能性があるので、そのタイヤ1が製造
された工程のチェックを行うことができる。このように
して製造工程のチェックを行うことにより、規定通りの
タイヤ1を製造することができる。また、タイヤ1に組
み付けるリムに設けられている空気注入用バルブの重量
が比較的軽い場合は、第1及び第2の軽点位置108、
109に付された各マークを目印にして、第1及び第2
の軽点位置108、109に対応するリムの所定箇所
に、それぞれの不均衡を解消するための重錘を取り付け
ることができ、これにより、タイヤ1の上面側及び下面
側の各不均衡をそれぞれ解消することができる。
【0044】更に、タイヤ試験機56によりタイヤ1の
第1乃至第3の軽点位置108〜110が測定された時
に、直ちに第1の回転移動機構部20が第1のマーキン
グヘッド2を回転させて、この第1のマーキングヘッド
2により第1の軽点位置108にマークを付すための準
備を行うことができるので、マークを付すための作業時
間の短縮を図ることができる。そして、第2のマーキン
グヘッド2が第2の軽点位置109にマークを付すこと
ができるように、タイヤ試験機56に設けられている回
転駆動部92が、所定の回転位置でタイヤ1の回転を停
止させることができるので、第2のマーキング装置11
2において、第2のマーキングヘッド2を回転させるた
めの第2の回転移動機構部を省略することができる。
【0045】ただし、上記実施形態では、第1及び第2
のマーキング装置111、112に設けられているそれ
ぞれのマーキングヘッド2の先端面2aをマーキングテ
ープ3を介してタイヤ1の表面に押し当てることによ
り、所定のマークを付すことができるホットスタンプ式
のものを使用したが、これに代えて、例えばマーキング
ヘッド2の先端面2aに塗料を塗布して、この塗料が塗
布された先端面2aをタイヤ1の表面に押し付けること
によりマークを付す方式としてもよい。そして、上記実
施形態では、第1及び第2のマーキング装置111、1
12において、それぞれ2組の第1のマーキング機構部
17を設けた構成としたが、これに代えて、1組又は3
組以上の第1のマーキング機構部17を設けた構成とし
てもよい。
【0046】また、上記実施形態では、第1のマーキン
グ装置111に第1の回転移動機構部20を設け、第2
のマーキング装置112には第2の回転移動機構部(第
1の回転移動機構部20に相当するもの)を設けていな
い構成としたが、第1のマーキング装置111に対して
は上記実施形態と同様に第1の第1の回転移動機構部2
0を設けた構成とし、第2のマーキング装置112に対
しては上記実施形態と同等の第2の回転移動機構部を設
けた構成としてもよい。このように構成した場合は、タ
イヤ試験機56の回転駆動部92は、計測済みのタイヤ
1を所望の回転位置で停止させることができる構成のも
のを使用する必要がないが、タイヤ1の回転が停止した
回転位置を検出するためのエンコーダ78を設けておく
必要がある。このように、タイヤ1の回転が停止した回
転位置を示す停止位置信号に基づいて、第1及び第2の
マーキングヘッド2、2が適切な方位角方向に向かうよ
うに、第1及び第2の回転移動機構部20が各マーキン
グヘッド2、2を所定の鉛直線軸を中心にして回転させ
るようにする。
【0047】上記のように、第1及び第2のマーキング
装置111、112の両方にそれぞれ対応させて第1及
び第2の回転移動機構部20を設けた構成とすることに
より、タイヤ試験機56によりタイヤ1の第1乃至第3
の軽点位置108〜110が測定された時に、直ちに第
1及び第2の回転移動機構部20が第1及び第2のマー
キングヘッド2、2を回転させて、第1及び第2のマー
キングヘッド2、2により第1及び第2の軽点位置10
8、109にマークを付すための準備を行うことができ
る。これにより、マークを付すための作業時間の短縮を
図ることができる。
【0048】
【発明の効果】第1の発明によると、第1のマーキング
装置により、タイヤの第1の側部の第1の不均衡の方向
を表す第1の軽点位置にマークを付すことができ、第2
のマーキング装置により、第2の側部の第2の不均衡の
方向を表す第2の軽点位置にマークを付すことができ
る。このようにして付された2つの各マークとタイヤの
中心とを結ぶ2本の線の成す角度(2つのマークが成す
角度)が許容角度以上となった場合、又は2つのマーク
の成す角度のばらつきが許容ばらつきの範囲外となった
場合に、タイヤが規定通りに製造されていない可能性が
あるので、そのチェックを行うことができる。このよう
にして製造工程のチェックを行うことにより、規定通り
のタイヤを製造することができる。また、タイヤにリム
を組み付ける際に、第1及び第2の軽点位置に付された
マークを目印にして、第1及び第2の軽点位置に対応す
るリムの所定箇所に、それぞれの不均衡を解消するため
の重錘を取り付けることができ、これにより、タイヤの
第1及び第2の各側部ごとの不均衡を解消することがで
きる。
【0049】第2の発明によると、第1の不均衡と第2
の不均衡とをベクトル合成して得られた第3の不均衡の
方向を表す第3の軽点位置にマークを付すことができ
る。従って、空気注入用バルブを備えるリムをタイヤに
組み付ける際に、この第3の軽点位置に付されたマーク
を目印にしてそのマークが付された位置に空気注入用バ
ルブを配置してリムを組み付けることができ、これによ
り、この空気注入用バルブの重量によりタイヤの不均衡
を軽減することができる。勿論、第3の不均衡を解消す
るために、第3の軽点位置に空気注入用バルブを配置す
ると共に、重錘をリムに取り付けることにより、リムを
組み付けたタイヤの不均衡を解消することができる。
【0050】第3の発明によると、タイヤ試験機により
タイヤの第1及び第2の軽点位置、又は第1乃至第3の
軽点位置が測定された時に、直ちに第1の回転移動機構
部が第1のマーキングヘッドを回転させて、この第1の
マーキングヘッドにより第1の軽点位置、又は第1若し
くは第3の軽点位置にマークを付すための準備を行うこ
とができるので、マークを付すための作業時間の短縮を
図ることができる。そして、第2のマーキングヘッドが
第2の軽点位置にマークを付すことができるように、タ
イヤ試験機に設けられている回転駆動部が、所定の回転
位置でタイヤの回転を停止させることができるので、第
2のマーキングヘッドを回転させるための回転移動機構
部を省略することができる。
【0051】第4の発明によると、タイヤ試験機により
タイヤの第1及び第2の軽点位置、又は第1乃至第3の
軽点位置が測定された時に、直ちに第1の回転移動機構
部が第1のマーキングヘッドを回転させて、この第1の
マーキングヘッドにより第1の軽点位置、又は第1及び
第3の軽点位置にマークを付すための準備を行うことが
できると共に、直ちに第2の回転移動機構部が第2のマ
ーキングヘッドを回転させて、この第2のマーキングヘ
ッドにより第2の軽点位置にマークを付すための準備を
行うことができる。これにより、マークを付すための作
業時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るタイヤのマーキン
グ装置及びタイヤ試験機を示す正面図である。
【図2】同実施形態に係るタイヤのマーキング装置の拡
大側面図である。
【図3】同実施形態に係るマーキング装置及びタイヤ試
験機の電気回路を示すブロック図である。
【図4】同実施形態に係るマーキング機構部を示す拡大
正面図である。
【図5】図4に示すマーキング機構部の拡大側面図であ
る。
【図6】従来のタイヤのマーキング装置及びタイヤ試験
機を示す正面図である。
【符号の説明】
1 タイヤ 2 第1及び第2のマーキングヘッド 8 駆動シリンダ 17 第1及び第2のマーキング機構部 19 第1及び第2の水平移動機構部 20 第1の回転移動機構部 55 マーキング装置 56 タイヤ試験機 108 第1の軽点位置 109 第2の軽点位置 110 第3の軽点位置 111 第1のマーキング装置 112 第2のマーキング装置 114 第1の昇降機構部 118 第2の昇降機構部
フロントページの続き (72)発明者 中山 和夫 兵庫県明石市茶園場町5番22号 大和製衡 株式会社内 Fターム(参考) 2G021 AB01 AC03 AC10 AC16 AF04 AF08 AL07 AM08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤのトレッド部の中心を間に挟んで
    両側に形成されている2つの環状の側部のうち一方の第
    1の側部の第1の不均衡の方向を表す第1の軽点位置に
    マークを付すための第1のマーキングヘッドを有する第
    1のマーキング装置と、他方の第2の側部の第2の不均
    衡の方向を表す第2の軽点位置にマークを付すための第
    2のマーキングヘッドを有する第2のマーキング装置
    と、を備えることを特徴とするタイヤのマーキング装
    置。
  2. 【請求項2】 第1のマーキング装置は、第1の不均衡
    と第2の不均衡とをベクトル合成して得られた第3の不
    均衡の方向を表す第3の軽点位置にマークを付すことが
    できることを特徴とする請求項1に記載のタイヤのマー
    キング装置。
  3. 【請求項3】 タイヤの第1の軽点位置、又はタイヤの
    第1及び第3の軽点位置にマークを付すことができるよ
    うに第1のマーキングヘッドをタイヤの周方向に回転さ
    せて所望の回転位置で停止させるための第1の回転移動
    機構部と、タイヤ試験機に設けられタイヤの不均衡を測
    定するためにタイヤを回転させるためのものであって、
    第2のマーキングヘッドにより第2の軽点位置にマーク
    を付すことができるように所定の回転位置でタイヤの回
    転を停止させることができる回転駆動部と、を具備する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤのマー
    キング装置。
  4. 【請求項4】 タイヤの第1の軽点位置、又はタイヤの
    第1及び第3の軽点位置にマークを付すことができるよ
    うに第1のマーキングヘッドをタイヤの周方向に回転さ
    せるための第1の回転移動機構部と、タイヤの第2の軽
    点位置にマークを付すことができるように第2のマーキ
    ングヘッドをタイヤの周方向に回転させるための第2の
    回転移動機構部と、を具備することを特徴とする請求項
    1又は2に記載のタイヤのマーキング装置。
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