JP2013504536A - 癌の処置のためのbcl−2ファミリータンパク質阻害剤としてのスルホンアミド類 - Google Patents

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Abstract

本発明は新規化合物およびBcl−2ファミリータンパク質に拮抗することによる疾患または障害の処置方法、特に式(I)
Figure 2013504536

の化合物:またはその薬学的に許容される塩、ならびにBcl−2阻害、特に過増殖性疾患と関連する疾患、障害または症候群の処置方法に関する。本発明はまた式(I)の化合物およびその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物も含む。

Description

発明の分野
本発明は、Bcl−2ファミリータンパク質と結合し、かつ阻害するスルホンアミド化合物およびかかる阻害と関連する疾患の処置のためのそれらの使用に関する。その結果、本発明はスルホンアミド化合物、その組成物、その使用方法および製造方法を含み、ここで、かかる化合物は一般に作用機序がBcl−2ファミリータンパク質の阻害に基づく治療、より具体的に癌を含む増殖性疾患の治療に薬理学的に有用である。
背景
Bcl−2ファミリータンパク質は癌および他の疾患と関連する抗アポトーシスタンパク質である。治療標的として研究中のBcl−2ファミリータンパク質はBcl−2(BCL2)、Bcl−xL(BCL2L1)、Bcl−w(BCL2L2)、A1(BCL2A1)およびMCL1(MCL1)を含む。多くの癌が1種以上のBcl−2ファミリータンパク質を発現し、癌細胞生存および化学療法への耐性にいたる。例えば、Bcl−2、t(14;18)の染色体転座は、いくつかの癌細胞で形質転換事象であり(Raffeld, et al. Cancer Research 1987, 47(10):2537-42)、これらの癌細胞は、RNAiに基づいて生存がBcl−2に依存すること(図1)および最近記載されたBcl−2ファミリータンパク質の小分子阻害剤への感受性(Oltersdorf, et al. Nature 2005, 435, 677-681; Deng et al. Cancer Cell 2007, 12(2), 171-185)が証明されている。本発明は、単独でまたは他の化学療法剤と組み合わせて、Bcl−2ファミリータンパク質を阻害し、癌細胞のアポトーシスを促進する一群の化合物に関する。
B細胞リンパ腫に加えて、Bcl−2ファミリーアンタゴニストは、Bcl−2ファミリーメンバーを発現するおよび/またはアポトーシスが調節解除された癌、例えば慢性リンパ球性白血病、びまん性大細胞B細胞リンパ腫、濾胞性リンパ腫、慢性または急性白血病、慢性骨髄性白血病、T細胞またはB細胞起源のリンパ系悪性腫瘍、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、黒色腫または他の皮膚癌、多発性骨髄腫、卵巣癌、乳癌、結腸癌、消化器癌(胃、結腸直腸および十二指腸)、前立腺癌、膀胱癌、子宮癌、頚部癌、軟組織由来の肉腫、膵臓癌、腎臓癌、脳腫瘍、肝細胞癌、頭頚部癌、頚部癌、線維肉腫および他の癌の処置に有用であることが示されている。
要約
本発明は、Bcl−2阻害により調節される疾患および/または障害の処置に有用な化合物およびその医薬製剤を提供する。
式(I)
Figure 2013504536
〔式中、
Aは飽和環構造および不飽和環構造を含む二価二環基であり、ここで該不飽和環構造はNHに結合し、該飽和環構造はRに結合し、そしてAは非置換であるかまたはハロゲン、OH、(C−C)アルキル、ハロ置換(C−C)アルキル、CNまたはNR1011の1個以上で置換されており;
は3〜8員シクロヘテロアルキル基、(C−C)シクロアルキル基または(C−C14)アリール基であり、それは非置換であるかまたは(C−C)アルキル、ハロゲン、OR57、NR5859または重水素で置換されており;
は(C−C)アルキレン、(C−C)アルケニレン、−C(O)−、−C(O)O−、C(O)N−、−(C−C)アルキレン−C(O)−、−(C−C)アルキレン−C(O)O−または結合であり、ここで、Lは非置換であるかまたは(C−C)アルキル、ハロ置換(C−C)ハロアルキルまたは(C−C)シクロアルキルの1個以上で置換されており;
は(C−C)アルキレン、NR、−O−または−S−であり;
は(C−C14)アリール基、5〜14員ヘテロアリール、3〜8員シクロヘテロアルキル基または(C−C14)シクロアルキル基であり、その各々は非置換であるかまたはハロゲン、OH、(C−C)アルキル、ハロ置換(C−C)アルキルまたはCNの1個以上で置換されており;
は(C−C)アルキル、(C−C14)アリール、(C−C14)シクロアルキル、ハロゲンまたは3〜14員シクロヘテロアルキルであり、ここで、前記炭化水素基のいずれも(例えば、(C−C)アルキル、(C−C14)アリールおよび(C−C14)シクロアルキル)は、場合によりハロゲン、(C−C)アルキル、ハロ置換(C−C)アルキル、OHまたはNR4445から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
およびRは各々独立してH、(C−C)アルキル、−(C−C)アルキレン−(C−C14)アリール、−(C−C)アルキレン−(5〜14員ヘテロアリール)、−(C−C)アルキレン−CONR1617、−(C−C)アルキレン−O−R15、−(C−C)アルキレン−NR1314、−(C−C)アルキレン−(3〜14員シクロヘテロアルキル)、−(C−C)アルキレン−S−(C−C14)アリール基、−(C−C)アルキレン−COR18、−(C−C)アルキレン−C(O)O−R19、−(C−C)アルキレン−O−C(O)−R20、−(C−C)アルキレン−S−R21、−(C−C)アルキレン−SOR22または−(C−C)アルキレン−SO23であり;
およびRは各々独立してH、NO、−SOCF、−SO(C−C)アルキル、ハロ置換(C−C)アルキル、ハロゲン、(C−C14)シクロアルキルまたはCNであり;
はH、(C−C)アルキル、−(C−C)アルキレン−(C−C14)アリール、−(C−C)アルキレン−(5〜14員ヘテロアリール)、−(C−C)アルキレン−CONR4647、−(C−C)アルキレン−O−R48、−(C−C)アルキレン(alkyene)−NR4950、−(C−C)アルキレン−(3〜14員シクロヘテロアルキル)、−(C−C)アルキレン(alkyene)−S−(C−C14)アリール基、−(C−C)アルキレン−C(O)R51、−(C−C)アルキレン−C(O)O−R52、−(C−C)アルキレン−O−C(O)−R53、−(C−C)アルキレン−S−R54、−(C−C)アルキレン−SOR55、−(C−C)アルキレン−SO56、−C(O)−(C−C)アルキル、−C(O)−(C−C)アルキレン−(C−C14)アリール、−C(O)−(C−C)アルキレン−(5〜14員ヘテロアリール)、−C(O)−(C−C)アルキレン−(3〜14員シクロヘテロアルキル)、−C(O)−(C−C)アルキレン−C(O)NR4647、−C(O)−(C−C)アルキレン−O−R48、C(O)−(C−C)アルキレン−NR4950、−C(O)−(C−C)アルキレン−S−(C−C14)アリール、−C(O)−(C−C)アルキレン−C(O)R51、−C(O)−(C−C)アルキレン−C(O)O−R52、−C(O)−(C−C)アルキレン−O−C(O)−R53、−C(O)−(C−C)アルキレン−S−R54、−C(O)−(C−C)アルキレン−SOR55またはC(O)−(C−C)アルキレン−SO56であり;
10、R11、R13、R14、R16、R17、R44、R45、R46、R47、R49、R50、R57、R58およびR59は各々独立してH、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、OH、−C(O)−(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロゲン、(C−C14)シクロアルキル、(C−C14)アリール、4〜14員シクロヘテロアルキルまたは5〜14員ヘテロアリールであり、ここで、前記炭化水素基のいずれも(例えば、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、(C−C14)シクロアルキル)、(C−C14)アリール、ならびに−C(O)−(C−C)アルキル基および(C−C)アルコキシ基の(C−C)アルキル部分)は、場合によりハロゲン、ヒドロキシル、(C−C)アルコキシ、アミノ、(C−C)アルキルアミノ、d((C−C)アルキル)アミノまたはシアノから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
またはR13およびR14は、それらが結合しているNと一体となって4〜8員シクロヘテロアルキルまたは5〜14員ヘテロアリールを形成し、この各々は置換されているかまたは非置換であり;
またはR16およびR17は、それらが結合しているNと一体となって4〜8員シクロヘテロアルキルまたは5〜14員ヘテロアリールを形成し、この各々は置換されているかまたは非置換であり;
またはR58およびR59は、それらが結合しているNと一体となって4〜8員シクロヘテロアルキルまたは5〜14員ヘテロアリールを形成し、この各々は置換されているかまたは非置換であり;
またはR44およびR45は、それらが結合しているNと一体となって4〜8員シクロヘテロアルキルまたは5〜14員ヘテロアリールを形成し、この各々は置換されているかまたは非置換であり;
またはR46およびR47は、それらが結合しているNと一体となって4〜8員シクロヘテロアルキルまたは5〜14員ヘテロアリールを形成し、この各々は置換されているかまたは非置換であり;
またはR49およびR50は、それらが結合しているNと一体となって4〜8員シクロヘテロアルキルまたは5〜14員ヘテロアリールを形成し、この各々は置換されているかまたは非置換であり;
15、R18、R19、R20、R22、R23、R48、R51、R52、R53、R55およびR56は各々独立して−(C−C)アルキレン−(C−C14)アリールまたは−(C−C)アルキレン−(5〜14員ヘテロアリール)であり、その各々は非置換であるかまたはハロゲン、OH、(C−C)アルキル、ハロ置換(C−C)アルキルまたはCNの1個以上で置換されており;
21およびR54は各々独立して(C−C14)アリール、5〜14員ヘテロアリール、−(C−C)アルキレン−(C−C14)アリールまたは−(C−C)アルキレン−(5〜14員ヘテロアリール)であり、その各々は非置換であるかまたはハロゲン、OH、(C−C)アルキル、ハロ置換(C−C)アルキルまたはCNの1個以上で置換されている。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩をここに提供する。
一つの態様において、本発明は、Aが飽和環構造および不飽和環構造を含む二価二環基であり、ここで該不飽和環構造はNHに結合し、該飽和環構造はRに結合し、そしてAは非置換であるかまたはハロゲン、OH、(C−C)アルキル(例えば、メチル、エチル、プロピルまたはブチル)、ハロ置換(C−C)アルキル(例えば、CF、CHCF)またはCNの1個以上で置換されている、式(I)の化合物を含む。
好ましい態様において、Aは
Figure 2013504536
であり、ここで、G、GおよびGは独立してCR29またはNであり;YおよびYは各々独立して−CR3031−、−CR3233−CR3435−、−NR36−、−CR3738−NR39−、−O−、−S−、−CR4041−O−または−CR4243−S−であり;
XはCHまたはNであり;
29、R30、R31、R32、R33、R34、R35、R36、R37、R38、R39、R40、R41、R42およびR43は各々独立してH、(C−C)アルキル、ハロゲン、ハロ置換(C−C)アルキルまたは(C−C14)シクロアルキルである。好ましくは、R29、R30、R31、R32、R33、R34、R35、R36、R37、R38、R39、R40、R41、R42およびR43は各々独立してH、メチル、エチル、プロピル、F、Cl、CF、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである。
他の態様において、本発明はAが:
Figure 2013504536
であり、G、GおよびGの少なくとも1個がNであり;
およびYが独立して−CR3031−、−CR3233−CR3435−であり;
XがNであり、R30、R31、R32、R33、R34およびR35が各々独立してH、メチル、エチル、プロピル、Cl、FまたはCFである;式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩を含む。
好ましい態様において、G、GおよびGは独立してCH、C−CH、C−CN、C−NR1011、C−CF、C−F、C−ClまたはNである。
他の好ましい態様において、GおよびGはNである。
他の態様において、YおよびYは独立して−CH−、−CH−CH−、−NH−、−NCH−、−CHNH−、−O−、−S−、−CH−O−または−CH−S−である。
さらに別の好ましい態様において、Yは−CHCH−であり、Yは−CH−である。他の態様において、XはCHである。他の好ましい態様において、XはNである。
他の態様において、XはNであり、NはRのヘテロアリールまたはシクロヘテロアルキルの炭素原子に結合し、Lは結合である。
他の態様において、XがCHであるとき、XはRのヘテロアリールまたはシクロヘテロアルキルのヘテロ原子に結合し、Lは結合である。
他の態様において、本発明はG、GおよびGの2個がNであり、残りのGがR29であり;
が−CR3233−CR3435−であり;
が−CR3031−であり;
29がH、メチル、Cl、FまたはCFであり;
32、R33、R34およびR35がHであり;
30およびR31がHであり;
XがNである、式(I)の化合物を含む。
他の態様において、本発明は、GおよびGがNであり、GがCR29であり;Yが−CR3233−CR3435−であり;Yが−CR3031−であり;R29がH、メチル、Cl、FまたはCFであり;R32、R33、R34およびR35がHであり;XがNである、式(I)の化合物を含む。
本発明のさらに別の態様において、
Aが:
Figure 2013504536
であり;
ここで、XがCHまたはNであり;GがCR29またはNであり;GがO、SまたはNR60であり;
29、R30、R31、R32、R33、R34、R35およびR60が各々独立してH、メチル、エチル、プロピル、Cl、FまたはCFである;
式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩を含む。
他の態様において、Aが
Figure 2013504536
であり、それは非置換であるかまたはハロゲン、OH、(C−C)アルキル(例えば、メチル、エチル、プロピルまたはブチル)、ハロ置換(C−C)アルキル(例えば、CF)、CNまたはNR1011から独立して選択される1個以上の置換基で置換されている。
一つの態様において、Rは3〜8員シクロヘテロアルキル(例えば、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニルまたはテトラヒドロフラニル)、(C−C)シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシル)または(C−C14)アリール(例えば、フェニルまたはナフチル)であり、その各々は非置換であるかまたは(C−C)アルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチルまたはペンチル)、ハロゲン、NR5859(例えば、NH、NHCHまたはNCHCH)、重水素またはOR57(式中、R57は(C−C)アルキルまたはHである)から独立して選択される1個以上の置換基で置換されている。
さらに別の態様において、本発明はRがピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、テトラヒドロフラニル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルまたはフェニルであり、それは非置換であるかまたはメチル、エチル、プロピル、Cl、F、Br、Iまたはメトキシで置換されている、式(I)の化合物を含む。他の態様において、Rはピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルであり、その各々は非置換であるかまたはメチル、メトキシ、ClまたはFで置換されている。他の態様において、Rはピペリジニル、ピペラジニルまたはシクロヘキシルであり、その各々は非置換であるかまたはメチル、エチル、F、ClまたはBrで置換されている。他の態様において、Rはピペリジニルであり、それは非置換であるかまたはメチルまたはFで置換されている。
他の態様において、Lは(C−C)アルキレン(例えば、メチレン、エチレンまたはプロピレン)、(C−C)アルケニレン(例えば、=C−、−C=C−、−C=C−C−または−C−C=C−;−C(O)−、−C(O)O−、−C(O)N−、−((C−C)アルキル)−C(O)−(例えば、−CHC(O)−、−CHCHC(O)−またはCH−CH−CH−C(O)−)、((C−Cアルキル)−C(O)O−(例えば、−CHC(O)O−、−CHCHC(O)O−またはCH−CH−CH−C(O)O−)または結合であり、ここで、Lは非置換であるかまたは(C−C)アルキル(例えば、メチル、エチル、プロピルまたはブチル)、ハロ置換(C−C)アルキル(例えば、CFまたはCHCF)または(C−C)シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシル)から独立して選択される1個以上の置換基で置換されている。
他の態様において、Lはメチレン、エチレン、プロピレン、=C−、−C=C−、−C=C−C−、−C(O)−、−C(O)O−、C(O)N−、−CHC(O)−、−CHC(O)O−または結合であり、ここで、Lは非置換であるかまたはメチル、エチルまたはCFから独立して選択される1個以上の置換基で置換されている。他の態様において、Lはメチレン、エチレンまたは結合である。他の態様において、Lはメチレンである。
他の態様において、Lは(C−C)アルキレン(例えば、メチレン、エチレンまたはプロピレン)、NR、−O−または−S−であり、ここで、RはH、(C−C)アルキル(例えば、メチル、エチル、プロピルまたはブチル)、−(C−C)アルキレン−(C−C14)アリール(例えば、−CH−フェニル、−CHCH−フェニルまたはCHCHCH−フェニル)、−(C−C)アルキレン−(5〜14員ヘテロアリール)(例えば、−CH−ピリジニル、−CHCH−ピリジニル、−CH−ピリミジニルまたは−CHCH−ピリミジニル)、−(C−C)アルキレン−CONR4647(例えば、−CHC(O)NCHCH、−CHC(O)NHCH、−CHCHC(O)NCHCHまたは−CHCHC(O)NHCH)、−(C−C)アルキレン−O−R48(例えば、−CH−O−CH、−CH−O−CHCH、−CHCH−O−CHまたは−CHCH−O−CHCH)、−(C−C)アルキレン−NR4950、−(C−C)アルキレン−(3〜14員シクロヘテロアルキル)(例えば、−CH−ピペリジニル、−CHCH−ピペリジニルまたは−CHCHCH−ピペリジニル)、−(C−C)アルキレン−S−(C−C14)アリール(例えば、−CH−S−フェニル、−CHCH−S−フェニルまたは−CHCHCH−S−フェニル)、(C−C)アルキレン−C(O)R51(例えば、−CHC(O)CH、−CHC(O)CHCH、−CHCHC(O)CHまたは−CHCHC(O)CHCH)、−(C−C)アルキレン−C(O)O−R52(例えば、−CHC(O)OCH、−CHC(O)OCHCH、−CHCHC(O)OCHまたは−CHCHC(O)OCHCH)、−(C−C)アルキレン−O−C(O)−R53(例えば、−CH−O−C(O)CH、−CH−O−C(O)CHCH、−CHCH−O−C(O)CHまたは−CHCH−O−C(O)CHCH)、−(C−C)アルキレン−S−R54(例えば、−CH−S−CH、−CH−S−CHCH、−CHCH−S−CHまたは−CHCH−S−CHCH)、−(C−C)アルキレン−SOR55(例えば、−CHS(O)CH、−CHS(O)CHCH、−CHCHS(O)CHまたは−CHCHS(O)CHCH)、−(C−C)アルキレン−SO56(例えば、−CHS(O)OCH、−CHS(O)OCHCH、−CHCHS(O)OCHまたは−CHCHS(O)OCHCH)、−C(O)−(C−C)アルキル(例えば、−C(O)CHまたは−C(O)CHCH)、−C(O)−(C−C)アルキレン−(C−C14)アリール(例えば、−C(O)CH−フェニルまたは−C(O)CHCH−フェニル)、−C(O)−(C−C)アルキレン−(5〜14員ヘテロアリール)(例えば、−C(O)CH−ピリジニル、−C(O)CHCH−ピリジニル、−C(O)CH−ピリミジニルまたは−C(O)CHCH−ピリミジニル)または−C(O)−(C−C)アルキレン−(3〜14員シクロヘテロアルキル)(例えば、−C(O)CH−ピペリジニル、−C(O)CHCH−ピペリジニルまたは−C(O)CHCHCH−ピペリジニル)である。
他の態様において、Lは−CH−またはNR(式中、RはH、メチルまたはエチルである)である。他の態様において、Lは−CH−または−NH−である。他の態様において、Lは−NH−である。
さらに別の態様において、本発明はLが−CH−、−CHCH−または結合であり;Lが−CH−またはNHである式(I)の化合物を含む。
一つの態様において、Rは(C−C14)アリール(例えば、フェニルまたはナフチル)、5〜14員ヘテロアリール(例えば、ピリジニル、ピリミジニルまたはピリダジニル)、3〜8員シクロヘテロアルキル(例えば、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニルまたはテトラヒドロフラニル)または(C−C14)シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルまたは一部飽和のシクロヘキシル(シクロヘキセニルまたはシクロヘキサジエニル))であり、その各々は非置換であるかまたはハロゲン、OH、−(C−C)アルキル、ハロ置換−(C−C)アルキル(好ましくは、CF);またはCNの1個以上で置換されている。
他の態様において、本発明はRがフェニル、ナフチル、ピリジニル、ピリミジニルまたはピリダジニルであり、その各々は非置換であるかまたはメチル、ジメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、フェニル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、CFまたはCHClから独立して選択される1個以上の置換基で置換されている、式(I)の化合物を含む。他の態様において、Rはフェニル、シクロヘキシルまたは一部飽和のシクロヘキシルであり、ここで、Rは非置換であるかまたはメチル、ジメチル、OH、F、ClまたはBrから独立して選択される1個以上の置換基で置換されている。他の態様において、Rはフェニルである。
他の態様において、RおよびRは各々独立してH、(C−C)アルキル、−(C−C)アルキレン−(C−C14)アリール(例えば、−CH−フェニル、−CHCH−フェニル、−CHCHCH−フェニル、−CHCHCHCH−フェニルまたは−CHCHCHCHCH−フェニル)、−(C−C)アルキレン−(5〜14員ヘテロアリール)(例えば、−CHCHCHCH−ピリジニルまたは−CHCHCHCH−ピリミジニル)、−(C−C)アルキレン−C(O)NR1617(例えば、−CHCHCHCHC(O)NCHCH、−CHCHCHCHC(O)NHCHまたは−CHCHCHCHC(O)NH)、−(C−C)アルキレン−O−R15(例えば、−ブチル−O−CHまたは−ブチル−O−CHCH)、−(C−C)アルキレン−NR1314(例えば、−ブチル−N(CH)(CH)、−ブチル−NHCH、−ブチル−NH、−ブチル−NH−フェニルまたは−ブチル−N(CH)(CH))、−(C−C)アルキレン−(3〜14員シクロヘテロアルキル)(例えば、−ブチル−ピペリジニル)、−(C−C)アルキレン−S−(C−C14)アリール基、−(C−C)アルキレン−COR18、−(C−C)アルキレン−C(O)O−R19、−(C−C)アルキレン−O−C(O)−R20、(C−C)アルキレン−S−R21、−(C−C)アルキレン−SOR22または−(C−C)アルキレン−SO23である。
好ましい態様において、RおよびRは各々独立してH、(C−C)アルキル(好ましくは、メチル、エチル、プロピルまたはブチル)、−(C−C)アルキレン−(C−C14)アリール(好ましくは、−CH−フェニル、−CHCH−フェニルまたは−CHCHCH−フェニル)、−(C−C)アルキレン−(5〜14員ヘテロアリール)(好ましくは、−CH−ピリジニル、−CHCH−ピリジニル、−CH−ピリミジニルまたは−CHCH−ピリミジニル)、−(C−C)アルキレン−CONR1617(好ましくは、−CHC(O)NCHCH、−CHC(O)NHCH、−CHCHC(O)NCHCHまたは−CHCHC(O)NHCH)、−(C−C)−O−R15(好ましくは、−CH−O−CH、−CH−O−CHCH、−CHCH−O−CHまたは−CHCH−O−CHCH)、−(C−C)アルキレン−NR1314(好ましくは、−CH−N(CH)(CH)、−CH−NHCH、−CH−NH、−CH−NH−フェニル、−CH−CH−N(CH)(CH)、−CHCH−NHCH、−CHCH−NHまたは−CHCH−NH−フェニル)、−(C−C)アルキレン−(3〜14員シクロヘテロアルキル(好ましくは、−CH−ピペリジニル、−CHCH−ピペリジニルまたは−CHCHCH−ピペリジニル)、−(C−C)アルキレン−S−(C−C14)アリール(好ましくは、−CH−S−フェニル、−CHCH−S−フェニルまたは−CHCHCH−S−フェニル)、−(C−C)アルキレン−COR18(好ましくは、−CHC(O)CH、−CHC(O)CHCH、−CHCHC(O)CHまたは−CHCHC(O)CHCH)、−(C−C)アルキレン−C(O)O−R19(好ましくは、−CHC(O)OCH、−CHC(O)OCHCH、−CHCHC(O)OCHまたは−CHCHC(O)OCHCH)、−(C−C)アルキル−O−C(O)−R20(好ましくは、−CH−O−C(O)CH、−CH−O−C(O)CHCH、−CHCH−O−C(O)CHまたは−CHCH−O−C(O)CHCH)、−(C−C)アルキレン−S−R21(好ましくは、−CH−S−CH、−CH−S−CHCH、−CHCH−S−CHまたは−CHCH−S−CHCH)、−(C−C)アルキレン−S(O)R22(好ましくは、−CHS(O)CH、−CHS(O)CHCH、−CHCHS(O)CHまたは−CHCHS(O)CHCH)または−(C−C)アルキレン−SO23(好ましくは、−CHS(O)OCH、−CHS(O)OCHCH、−CHCHS(O)OCHまたは−CHCHS(O)OCHCH)である。
他の態様において、RおよびRは独立して(C−C)アルキル、(C−C)アルキル−(C−C14)アリール、−(C−C)アルキレン−(5〜14員)ヘテロアリール、−(C−C)アルキレン−C(O)NR1617、−(C−C)アルキレン−O−R15、−(C−C)アルキレン−NR1314、−(C−C)アルキル−(3〜14員シクロヘテロアルキルまたは−(C−C)アルキル−S−(C−C14)アリールである。
一つの態様において、RおよびRは各々独立して−CH−フェニル、−CHCH−フェニル、−CHCHCH−フェニル、−CH−ピリジニル、−CHCH−ピリジニル、−CH−ピリミジニル、−CHCH−ピリミジニル、−CHC(O)NCHCH、−CHC(O)NHCH、−CHCHC(O)NCHCH、−CH−O−CH、−CH−O−CHCH、−CH−S−フェニル、−CHCH−S−フェニル、−CHCHCH−S−フェニル;−CHC(O)CH、−CHC(O)CHCH、−CHCHC(O)CH、−CH−S−CH、−CH−S−CHCH3、−CH−N(CH)(CH)、−CH−NHCH、−CH−NH、CH−NH−フェニル、−CH−CH−N(CH)(CH)、−CHCH−NHCH、−CHCH−NHまたは−CHCH−NH−フェニルである。
さらに別の態様において、Rは−CH−フェニル、−CHCH−フェニル、−CHCHCH−フェニル、−CH−ピリジニル、−CHCH−ピリジニル、−CH−ピリミジニル、−CHCH−ピリミジニル、−CHC(O)NCHCH、−CHC(O)NHCH、−CHCHC(O)NCHCH、−CH−O−CH、−CH−O−CHCH、−CH−S−フェニル、−CHCH−S−フェニル、−CHCHCH−S−フェニルであり;Rは−CHC(O)CH、−CHC(O)CHCH、−CHCHC(O)CH、−CH−S−CH、−CH−S−CHCH3、−CH−N(CH)(CH)、−CH−NHCH、−CH−NH、CH−NH−フェニル、−CH−CH−N(CH)(CH)、−CHCH−NHCH、−CHCH−NHまたは−CHCH−NH−フェニルである。
他の態様において、Rは−CH−フェニル、−CHCH−フェニル、−CHCHCH−フェニル、−CH−S−フェニル、−CHCH−S−フェニルまたは−CHCHCH−S−フェニルである。他の態様において、Rは−CH−N(CH)(CH)、−CH−NHCH、−CH−NH、−CH−NH−フェニル、−CH−CH−N(CH)(CH)、−CHCH−NHCH、−CHCH−NHまたは−CHCH−NH−フェニルである。他の態様において、Rは−CH−S−フェニルまたは−CHCH−S−フェニルである。他の態様において、Rは−CH−N(CH)(CH)、−CH−NHCH、−CH−NH、−CH−NH−フェニルまたは−CH−CH−N(CH)(CH)である。
一つの態様において、Rは(C−C)アルキル(好ましくは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチルまたはヘキシル)、(C−C14)アリール(好ましくは、ナフチルまたはフェニル)、(C−C14)シクロアルキル(好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシル)、ハロゲンまたは3〜14員シクロヘテロアルキル(好ましくは、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニルまたはテトラヒドロフラニル)であり、ここで、前記炭化水素基のいずれも(例えば、(C−C)アルキル、(C−C14)アリールおよび(C−C14)シクロアルキル)場合によりハロゲン、(C−C)アルキル(好ましくは、メチル、エチル、プロピルまたはブチル)、ハロ置換(C−C)アルキル(好ましくは、CF)、OHまたはNR4445で置換されていてよい。
他の態様において、Rはメチル、エチル、プロピル、ブチル、ナフチル、フェニル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、F、Br、ピペリジニルまたはピペラジニルであり、ここで、前記炭化水素基のいずれも(例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ナフチル、フェニル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシル)F、Cl、Br、メチル、エチル、プロピルまたはCFで置換されている。他の態様において、Rはフェニルであり、それは非置換であるかまたはF、Cl、Br、メチル、エチル、プロピルまたはCFで置換されている。
一つの態様において、RおよびRは各々独立してH、NO、SOCF、SO−(C−C)アルキル(好ましくは、SOCHまたはSOCHCH)、ハロ置換(C−C)アルキル(好ましくは、CF)、ハロゲン、(C−C14)シクロアルキル(好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシル)またはCNである。他の態様において、RおよびRの一方はHであり、他方はNO、SOCF、SOCH、SOCHCH、CF、ClまたはFから選択される。他の態様において、RおよびRの一方はHであり、他方はNOまたはSOCFから選択される。他の態様において、RおよびRの両方ともHである。
一つの態様において、R10、R11、R13、R14、R16、R17、R46、R47、R49およびR50は各々独立してH、(C−C)アルキル(好ましくは、メチル、エチル、プロピルまたはブチル)、(C−C)アルケニル(好ましくは、エテニルまたはプロペニル)、(C−C)アルキニル、OH、−C(O)−(C−C)アルキル(好ましくは、−C(O)メチル、−C(O)エチルまたは−C(O)プロピル)、(C−C)アルコキシ(好ましくは、メトキシ、エトキシまたはプロポキシ)、ハロゲン、(C−C14)シクロアルキル(好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシル)、(C−C14)アリール(好ましくは、フェニル)、4〜14員シクロヘテロアルキル(好ましくは、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニルまたはテトラヒドロフラニル)または5〜14員ヘテロアリール(好ましくは、ピリジニル、ピリミジニルまたはピリダジニル)であり、ここで、前記炭化水素基のいずれも(例えば、C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、(C−C14)シクロアルキルおよび(C−C14)アリール、ならびに−C(O)−(C−C)アルキル基および(C−C)アルコキシの(C−C)アルキル部分)、場合によりハロゲン、ヒドロキシル、(C−C)アルコキシ、アミノ、(C−C)アルキルアミノ、ジ((C−C)アルキル)アミノまたはシアノから選択される1個以上の置換基で置換されていてよい。
さらなる態様において、R13およびR14はそれらが結合しているNと一体となって4〜8員シクロヘテロアルキル基(好ましくは、ピペリジニルまたはピペラジニル)または5〜14員ヘテロアリール(好ましくは、ピリジニルまたはピリミジニル)を形成し、この各々は置換されているかまたは非置換であるか、
またはR16およびR17はそれらが結合しているNと一体となって4〜8員シクロヘテロアルキル(好ましくは、ピペリジニルまたはピペラジニル)または5〜14員ヘテロアリール(好ましくは、ピリジニルまたはピリミジニル)を形成し、この各々は置換されているかまたは非置換である。
一つの態様において、R15、R18、R19、R20、R22、R23、R44、R45、R48、R51、R52、R53、R55およびR56は各々独立して−(C−C)アルキレン−(C−C14)アリール(好ましくは、−CH−フェニル、−CHCH−フェニルまたは−CHCHCH−フェニル)または−(C−C)アルキレン−(5〜14員ヘテロアリール)、(好ましくは、−CH−ピリジニル、−CHCH−ピリジニル、−CH−ピリミジニルまたは−CHCH−ピリミジニル)であり、その各々は非置換であるかまたはハロゲン、OH、(C−C)アルキル(好ましくは、メチル、エチル、プロピルまたはブチル)、ハロ置換(C−C)アルキル(好ましくは,CF)またはCNから独立して選択される1個以上の置換基で置換されている。
21およびR54は各々独立して(C−C14)アリール(好ましくは、フェニルまたはナフチル)、5〜14員ヘテロアリール、−(C−C)アルキル−(C−C14)アリール(好ましくは、−CH−フェニル、−CHCH−フェニルまたは−CHCHCH−フェニル)または(C−C)アルキレン−(5〜14員ヘテロアリール)(好ましくは、−CH−ピリジニル、−CHCH−ピリジニル、−CH−ピリミジニルまたは−CHCH−ピリミジニル)であり、その各々は非置換であるかまたはハロゲン、OH、(C−C)アルキル(好ましくは、メチル、エチルまたはプロピル)、ハロ置換(C−C)アルキル(好ましくは,CF)またはCNから独立して選択される1個以上の置換基で置換されている。
他の態様において、本発明は式(Ib):
Figure 2013504536
〔式中、
1bはH、NO、SOCF、SO(C−C)アルキル、ハロ置換(C−C)アルキル、ハロゲン、(C−C14)シクロアルキル基またはCNであり;
2bは飽和環構造および不飽和環構造を含む二価二環基であり、ここで該不飽和環構造はNHに結合し、該飽和環構造はR5bに結合し、ここで、R2bは非置換であるかまたはハロゲン、OH、(C−C)アルキル、ハロ置換(C−C)アルキル、CNまたはNHから独立して選択される1個以上の置換基で置換されており;
3bおよびR4bは各々独立してH、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、(C−C14)アリール基、5〜14員ヘテロアリール基、(C−C14)シクロアルキル基、ハロゲンまたは3〜14員シクロヘテロアルキル基であり、H以外であるとき、各々は非置換であるかまたはヒドロキシル、シアノ、ニトロ、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、(C−C)アルコキシ、(C−C)アルケニルオキシ、(C−C)アルキニルオキシ、ハロゲン、(C−C)アルキルカルボニル、カルボキシ、(C−C)アルコキシカルボニル、アミノ、(C−C)アルキルアミノ、ジ((C−C)アルキル)アミノ、(C−C)アルキルアミノカルボニル、ジ((C−C)アルキル)アミノカルボニル、(C−C)アルキルカルボニルアミノ、(C−C)アルキルカルボニル((C−C)アルキル)アミノ、(C−C)アルキルスルホニルアミノ、(C−C)アルキルチオ、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、アミノスルホニル、(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはジ(C−C)アルキルアミノスルホニルの1個以上で置換されていてよく、ここで、上記炭化水素の各々(例えば、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、ならびに(C−C)アルコキシ、(C−C)アルケニルオキシ、(C−C)アルキニルオキシ、(C−C)アルキルカルボニル、(C−C)アルコキシカルボニル、(C−C)アルキルアミノ、ジ(C−C)アルキルアミノ、(C−C)アルキルアミノカルボニル、ジ((C−C)アルキル)アミノカルボニル、(C−C)アルキルカルボニルアミノ、(C−C)アルキルカルボニル((C−C)アルキル)アミノ、(C−C)アルキルスルホニルアミノ、(C−C)アルキルチオ、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびジ((C−C)アルキル)アミノスルホニルの(C−C)アルキル、(C−C)アルケニルおよび(C−C)アルキニル部分)は、場合によりハロゲン、OHまたは(C−C)アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
5bは3〜8員シクロヘテロアルキル、(C−C)シクロアルキルまたは(C−C14)アリールであり、それは非置換であるかまたは(C−C)アルキル、ハロゲン、OH、(C−C)アルコキシ、NHまたは重水素で置換されており;
6bはL−R8bであり;
7bはヒドロキシル、シアノ、ニトロ、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、(C−C)アルコキシ、(C−C)アルケニルオキシ、(C−C)アルキニルオキシ、ハロゲン、(C−C)アルキルカルボニル、カルボキシ、(C−C)アルコキシカルボニル、アミノ、(C−C)アルキルアミノ、ジ(C−C)アルキルアミノ、(C−C)アルキルアミノカルボニル、ジ((C−C)アルキル)アミノカルボニル、(C−C)アルキルカルボニルアミノ、(C−C)アルキルカルボニル((C−C)アルキル)アミノ、(C−C)アルキルスルホニルアミノ、(C−C)アルキルチオ、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、アミノスルホニル、(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはジ((C−C)アルキル)アミノスルホニルであり、ここで、上記炭化水素の各々(例えば、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、ならびに(C−C)アルコキシ、(C−C)アルケニルオキシ、(C−C)アルキニルオキシ、(C−C)アルキルカルボニル、(C−C)アルコキシカルボニル、(C−C)アルキルアミノ、ジ(C−C)アルキルアミノ、(C−C)アルキルアミノカルボニル、ジ((C−C)アルキル)アミノカルボニル、(C−C)アルキルカルボニルアミノ、(C−C)アルキルカルボニル((C−C)アルキル)アミノ、(C−C)アルキルスルホニルアミノ、(C−C)アルキルチオ、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、(C−C)アルキルアミノスルホニルおよびジ((C−C)アルキル)アミノスルホニルの(C−C)アルキル、(C−C)アルケニルおよび(C−C)アルキニル部分)は、場合によりハロゲン、OHまたは(C−C)アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
は−(C−C)アルキレン−、−(C−C)アルケニレン−、−C(O)−、−C(O)O−、−C(O)N(H)−、−(C−C)アルキルC(O)−、−(C−C)アルキル−C(O)O−または結合であり、ここで、Lは非置換であるかまたは(C−C)アルキル、ハロ置換(C−C)アルキルまたは(C−C)シクロアルキルの1個以上で置換されており;
8bは(C−C14)アリール、5〜14員ヘテロアリール、3〜8員シクロヘテロアルキルまたは(C−C14)シクロアルキルであり、その各々は非置換であるかまたはハロゲン、OH、(C−C)アルキル、ハロ置換(C−C)アルキルまたはCNから独立して選択される1個以上の置換基で置換されており;
nは0、1、2、3または4である。〕
の化合物またはその薬学的に許容される塩を含む。
一つの態様において、本発明はR2bが式IのAに定義したとおりである、式(Ib)の化合物を含む。他の態様において、本発明はnが0、1または2である式(Ib)の化合物を含む。他の態様において、nは0である。
他の態様において、本発明はR3bおよびR4bが各々独立してH、(C−C)アルキル(好ましくは。メチル、エチルまたはプロピル)、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、(C−C14)アリール(好ましくは、フェニル)、5〜14員ヘテロアリール基(好ましくは、ピリジニルまたはピリミジニル)、(C−C14)シクロアルキル(好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシル)またはハロゲン(好ましくは、F、ClまたはBr)である式(Ib)の化合物を含む。
特に興味深い化合物は次のものを含む:
(R)−N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−5,5−ジメチル−シクロヘキサ−1−エニル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド;
N−(7−((2S)−1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)−2−メチルピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチル−スルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
(R)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−N−(7−(1−((4'−フルオロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((4'−ブロモビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−5,5−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−モルホリノ−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロ−5−フルオロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロ−4−フルオロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロ−3−フルオロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
N−{7−[1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル}−4−[(R)−3−(4−エチル−ピペラジン−1−イル)−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ]−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド;
N−{7−[1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル}−4−[(R)−1−(3−クロロ−フェニルスルファニルメチル)−3−ジメチルアミノ−プロピルアミノ]−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(2−クロロフェニルチオ)−4−(ジメチルアミノ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロ−4−メトキシビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(2,6−ジクロロフェニルチオ)−4−(ジメチルアミノ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
N−{7−[1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル}−4−[(R)−1−(3,4−ジクロロ−フェニルスルファニルメチル)−3−ジメチルアミノ−プロピルアミノ]−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼン−スルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(2−クロロフェニルチオ)−4−(ジメチルアミノ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
N−{7−[1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル}−4−[(R)−3−ジメチルアミノ−1−(2−フルオロ−フェニルスルファニルメチル)−プロピルアミノ]−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド;
N−{(R)−7−[1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル}−4−((R)−3−ジメチルアミノ−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(2−クロロ−7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(7−(1−(1−(4'−クロロビフェニル−2−イル)エチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(2−フルオロフェニルチオ)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(2−フルオロフェニルチオ)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)−3−フルオロピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)−3−フルオロピペリジン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−5,5−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)ピペリジン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロ−4−フルオロビフェニル−2−イル)メチル)−4−ジューテロピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(7−(1−((S)−1−(4'−クロロビフェニル−2−イル)エチル)−4−ジューテロピペリジン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−1−(2−フルオロフェニルチオ)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(7−{1−[2−(4−クロロ−フェニル)−4,4−ジメチル−シクロヘキサ−1−エニルメチル]−4−ジューテロ−ピペリジン−4−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−[(R)−3−(イソプロピル−メチル−アミノ)−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ]−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)−4−ジューテロピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(2−フルオロフェニルチオ)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)−4−ジューテロピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(フェニルチオ)−4−(ピロリジン−1−イル)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(7−{1−[(R)−1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イル)−エチル]−4−ジューテロピペリジン−4−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロ−4−フルオロビフェニル−2−イル)メチル)−4−ジューテロピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(2−フルオロフェニルチオ)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロ−4−フルオロビフェニル−2−イル)メチル)−4−ジューテロピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(4−エチルピペラジン−1−イル)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)−4−ジューテロピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−モルホリノ−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
N−{6−[1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−4H−1,2,3a,6−テトラアザ−アズレン−3−イル}−4−((R)−3−ジメチルアミノ−1−フェニル−スルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド;
N−{7−[1−(3'−クロロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル}−4−((R)−3−ジメチルアミノ−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド;
N−(7−(1−((2'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;および
(R)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−N−(7−(1−((4'−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
またはその薬学的に許容される塩。
より具体的に:
N−(7−((2S)−1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)−2−メチルピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチル−スルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
(R)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−N−(7−(1−((4'−フルオロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((4'−ブロモビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロ−4−フルオロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
N−{7−[1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル}−4−[(R)−3−ジメチルアミノ−1−(2−フルオロ−フェニルスルファニルメチル)−プロピルアミノ]−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド;
N−(7−(1−(1−(4'−クロロビフェニル−2−イル)エチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
N−(7−(1−(1−(4'−クロロビフェニル−2−イル)エチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロ−4−フルオロビフェニル−2−イル)メチル)−4−ジューテロピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)−4−ジューテロピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(2−フルオロフェニルチオ)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
(R)−N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)−4−ジューテロピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(フェニルチオ)−4−(ピロリジン−1−イル)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド;
およびN−{6−[1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−4H−1,2,3a,6−テトラアザ−アズレン−3−イル}−4−((R)−3−ジメチルアミノ−1−フェニル−スルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド;
またはその薬学的に許容される塩のような化合物。
本発明の他の面において、本発明の化合物および薬学的に許容される担体または添加物を含む医薬組成物が提供される。本医薬組成物は場合により少なくとも1種の別の薬剤(適当な薬剤は下に記載する)を含んでよい。
本発明のさらに別の面において、(i)治療有効量の本発明の化合物または(ii)本発明の化合物および少なくとも1種の薬学的に許容される添加物を含む医薬組成物を処置を必要とする対象に投与する過程を含む、Bcl−2活性を阻害する方法が提供される。
なおさらに、本発明は、(i)治療有効量の本発明の化合物または(ii)本発明の化合物および少なくとも1種の薬学的に許容される添加物を含む医薬組成物を処置を必要とする対象に投与する過程ことを含む、増殖性疾患の処置方法を含む。
あるいは、増殖性疾患の処置方法またはBcl−2活性の阻害方法は
(i)本発明の化合物および薬学的に許容される担体または添加物を含む第一組成物;および
(ii)少なくとも1種の別の薬剤および薬学的に許容される担体または添加物を含む第二組成物;
を投与する過程を含み、ここで、該少なくとも1種の別の薬剤は抗癌剤、化学療法剤または抗増殖性化合物である。
第一組成物および第二組成物は同時に投与しても、任意の順番で逐次投与してもよい。
またここに包含されるのは、治療に使用するための本発明の化合物または本発明の化合物を含む医薬組成物の投与である。
好ましくは、疾患、障害または症候群は対象における過増殖であり、ここで該対象はヒトを含む動物であり、癌および炎症からなる群から選択される。
本発明は、さらに、(i)本発明の化合物および(ii)薬学的に許容される担体または添加物を含む医薬組成物を含む。なおさらに、本発明は、第二活性剤および薬学的に許容される担体または添加物と組み合わせて本発明の化合物を含む。医薬組成物を含む。
定義
ここで使用する“アルキル”は直鎖または分枝鎖炭化水素(C2n+1)を意味する。1〜5個の炭素を有するアルキル基は“低級アルキル”と呼び、例は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、イソブチル、n−ペンチル、イソペンチルおよびネオペンチル)を含むが、これらに限定されない。用語“アルキレン”は、2個所の結合部位を含むアルキル基を意味する。アルキレン基は直鎖(例えば、−(CH)−、−(CH)−、−(CH)−、−(CH)−など)または分枝鎖(例えば、−CH(CH)−、−C(CH)−、−CHCH(CH)−、−CH(CH)−CH−、−C(CH)−CH−など)であり得る。適当なアルキレン基は、1個所だけでなく2個所の結合部位を有する以外、上にアルキルについて定義したとおりである。
“ハロ置換アルキル”は、ハロゲン基、例えばフルオロ基で置換されたアルキル基を意味する。例えば、置換基がフルオロであるとき、一般的ハロアルキル基はトリフルオロアルキル、2,2,2−トリフルオロエチルまたは2,2,2,1,1−ペンタフルオロエチル基である。一般に、ハロ置換(C−C)アルキルは、同一でも異なってもよい最大7個までのハロゲン原子で置換される。過ハロアルキルは、水素原子の各々がハロゲンで置換されているアルキル基(例えば、トリフルオロメチル)を意味する。
用語“アルケニル”は、少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を有する炭化水素由来の一価基を意味する。例えば、ビニル、プロプ−1−エニル、プロプ−2−エニル、2−メチルプロプ−2−エニル、3−メチルブタ−2−エニルなどである。用語“アルケニレン”は、2個所の結合部位を含むアルケニル基を意味する。例えば、−CH−CH=CH−CH−。適当なアルケニレン基は、1個所だけでなく2個所の結合部位を有する以外、上にアルケニルについて定義したとおりである。
用語“アルキニル”は、少なくとも1個の炭素−炭素三重結合を有する炭化水素由来の一価基を意味する。用語“C−C−アルキニル”は、2〜6個の炭素原子を有し、少なくとも1個の炭素−炭素三重結合を有する炭化水素由来の一価基を意味する。
用語“アルコキシ”は、アルキル基が酸素に結合し、ここで、アルキルが先に定義したとおりである基を意味する。
用語“シクロアルキル”は、単環、二環またはスピロ(spiral)の、完全にまたは一部飽和された炭素環を意味する。シクロアルキルは任意の環員を使用して結合させてよい。適当なシクロアルキル基はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルまたはシクロオクチルを含む。単環式の一部飽和された環はシクロヘキセニル、シクロプロペニル、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキサジエニルなどのような基を含む。用語“シクロアルキレン”は、2個所の結合点を有する完全に飽和された炭素環を意味する。炭素環は単環、二環またはスピロ(spiral)環であってよく、二環およびスピロ(spiral)環上の2個所の結合部位は同じ環にあっても別の環にあってもよい。例えば、下の図を参照。
Figure 2013504536
用語“アリール”は、単環(例えば、フェニル)または縮合環系(例えば、ナフタレン、アントラセン、フェナントレンなど)を有する芳香族基を意味する。典型的アリール基は6〜14員芳香族性炭素環である。縮合芳香環系はまた一部または完全に飽和したシクロアルキルに縮合したフェニルも含み得る。例えば、2,3−ジヒドロインデニル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレニル、1,2−ジヒドロナフタレニル、2,3−ジヒドロナフタレニル、9,10−ジヒドロアントラセニル、フルオレニルなど。
用語“アリーレン”は、2個所の結合部位を有する炭素環式芳香族基を意味する。適当なアリーレン類は、1個所ではなく2個所の結合部位を有する以外、上にアリール基について記載した基を含む。例えば、1,2−フェニレン、1,3−フェニレン、1,4−フェニレン、1,3−ナフチレン、1,4−ナフチレン、1,5−ナフチレン、1,6−ナフチレン、1,7−ナフチレン、2,3−ナフチレン、2,4−ナフチレン、2,5−ナフチレン、2,6−ナフチレン、2,7−ナフチレン、3,4−ナフチレン、3,5−ナフチレン、3,6−ナフチレン、3,7−ナフチレンなど。縮合アリーレン系の2個所の結合部位は同じ環にあっても別の環にあってもよい。
用語”ヘテロアリール”は、単環および二環式縮合環の少なくとも1個が(a)1〜4個の窒素原子、(b)1個の酸素または1個の硫黄原子または(c)1個の酸素原子または1個の硫黄原子および1個または2個の窒素原子を含む芳香環であり、該縮合環はアリール基、他のヘテロアリール、飽和または一部不飽和のシクロアルキルまたは飽和または一部不飽和のヘテロ環であり得る単環式または縮合環系を意味する。ヘテロアリールは、場合によりO、SまたはNからなる群から選択される1〜3個の環員を含み得る。ヘテロアリールは任意の環員を使用して結合させてよい。適当な単環式ヘテロアリール基はピリジル、チエニル、フラニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾイル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリルおよびテトラゾリルを含む。適当な縮合ヘテロアリール基はインドリル、ベンゾフラニル、キノリル、イソキノリルインダゾリル、インドリニル、イソインドリル、インドリジニル、ベンズアミダゾリルおよびキノリニルを含む。用語“ヘテロアリーレン”は2個所の結合部位を含む二価ヘテロアリール単環式または縮合環系を意味し、ここで、該結合部位は縮合環系の場合、同じ環にあっても別の環にあってもよい。
用語“シクロヘテロアルキル”または“ヘテロ環”は、N(R27)、OまたはS(O)からなる群から選択される1個または2個の環員を含む、一部または完全に飽和され、単環、二環またはスピロ(spiral)環として存在し得る非芳香環を意味する。シクロヘテロアルキルは、場合により、C(=O)、N(R28)q、OまたはS(O)r(式中、R27またはR28はHまたは(C−C)アルキルであり、qは0〜1であり、rは0〜2である)から選択される1〜3個の環員を含んでよい。シクロヘテロアルキルは任意の環員を使用して結合させてよい。適当なヘテロシクロアルキル基は[1,3]ジオキソラン、[1,4]ジオキサン、オキシラニル、アジリジニル、オキセタニル、アゼチジニル、テトラヒドロフラニル、ピロリジニル、テトラヒドロピラニル、ピペリジニル、モルホリノ、チオモルホリニル、ピペラジニル、アゼピニル、オキサピニル、オキサゼピニルおよびジアゼピニルを含む。用語“シクロヘテロアルキレン”は、2個所の結合点を有する二価ヘテロ環を意味する。ヘテロ環は単環、二環またはスピロ(spiral)環であってよく、二環およびスピロ(spiral)環の2個所の結合部位は、同じ環にあっても別の環にあってもよい。例えば、下の図を参照。
Figure 2013504536
“ハロゲン”または“ハロ”はフッ素、塩素、臭素またはヨウ素であり得る。
用語C(O)は、ケトン、アルデヒドまたは酸または酸誘導体であれ、−C=O基を意味すると解釈すべきである。同様に、S(O)は−S=O基を意味する。
句“治療有効量”は、(i)特定の疾患、状態または障害を処置または予防する、(ii)特定の疾患、状態または障害の1種以上の症状を減弱させるか、寛解させるかまたは除くまたは(iii)ここに記載する特定の疾患、状態または障害の症状の1種以上を予防するかまたは発症を遅延させる本発明の化合物の量を意味する。
用語“動物”は、ヒト(男性または女性)、コンパニオン・アニマル(例えば、イヌ、ネコおよびウマ)、食料用動物、動物動物、海洋動物、鳥類および他の類似の動物種を意味する。“可食動物”は、ウシ、ブタ、ヒツジおよび家禽のような食料用動物を意味する。好ましい動物はヒトである。
句“薬学的に許容される”は、該物質または組成物が、製剤中に含まれる他の成分と科学的におよび/または毒物学的におよび/またはそれで処置する哺乳動物に適合性でなければならないことを意味する。
用語“処置”、“処置する”または“処置し”は、防止的、すなわち、予防および治癒的処置の方法を包含する。
用語“本発明の化合物”は(他の方法で特に特定されていない限り)、式(I)および(Ib)の化合物およびその塩、ならびに全ての立体異性体(ジアステレオ異性体およびエナンチオマーを含む)、互変異性体および同位体標識された化合物(重水素置換を含む)、ならびに固有に形成された基(例えば、多形、溶媒和物および/または水和物)を意味する。本発明の目的で、水和物および溶媒和物は、本発明の化合物および添加物(例えば水または溶媒)を含む組成物と見なす。
詳細な記載
本発明の化合物を、特に、ここに含まれる記載の点から、化学分野で周知の方法に準じる合成経路により合成できる。出発物質は、一般にAldrich Chemicals(Milwaukee, Wis.)のような商業的供給源がら入手可能であるかまたは当業者に周知の方法を使用して容易に製造される(例えば、一般にF. Fieser and Mary Fieser, Reagents for Organic Synthesis, v. 1-19, Wiley, New York (1967-1999 ed.)または補遺を含むBeilsteins Handbuch der organischen Chemie, 4, Aufl. ed. Springer-Verlag(またBeilstein online databaseを介しても入手可能)に記載の方法により製造)。
説明の目的で、下に記載する反応スキームは、本発明の化合物ならびにキー中間体の可能な合成経路を提供する。個々の反応工程のより詳細な記載については、下の実施例の章を参照のこと。当業者は、本発明の化合物を合成するために他の合成経路を使用し得ることを認識する。特定の出発物質および反応材を下のスキームに開示し、説明しているが、他の出発物質および反応材に容易に置き換え、多様な誘導体および/または反応条件を提供できる。加えて、下に記載する方法で製造した化合物の多くを、当業者に既知の慣用の化学を使用して、この開示に鑑みさらに修飾できる。
本発明の化合物の製造に際し、中間体の反応に関与しない遠位の官能基(例えば、1級または2級アミン)の保護が必要であるかもしれない。かかる保護の必要性は、反応に関与しない遠位の官能基および製造方法の条件により変わる。適当なアミノ保護基(NH−Pg)はアセチル、トリフルオロアセチル、t−ブトキシカルボニル(BOC)、ベンジルオキシカルボニル(CBz)および9−フルオレニルメチレンオキシカルボニル(Fmoc)を含む。かかる保護の必要性は当業者により容易に決定される。保護基およびその使用の一般的な開示については、T. W. Greene, Protective Groups in Organic Synthesis, John Wiley & Sons, New York, 1991を参照のこと。
下のスキーム1は、どのように式(I)または(Ib)の化合物を製造できるかを説明する。当業者は他の有用な誘導体を製造するために条件および/または出発物質をどのように修飾するかを知っている。
Figure 2013504536
式(I)の化合物は、最初にタイプIIのスルホンアミド類とタイプIIIのヘテロアリールハライド類(Halは典型的にClまたはBrであり、Pgは保護基である)の金属触媒クロスカップリングを行い、タイプIVのヘテロアリールスルホンアミド類を得ることにより製造できる。例えば、クロスカップリングはトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(Pd(dba)とも呼ぶ)、2−(2−ジシクロヘキシル−ホスファニルフェニル)−N,N−ジメチルアニリン(DavePhosとしても既知)、炭酸セシウムのジオキサン溶液を、高温(例えば、約180℃)で使用して達成できる。あるいは、クロスカップリングをヨウ化銅、炭酸セシウムおよびN,N−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミンをトルエン中、約90℃で使用して達成できる。
窒素保護基を、タイプVの中間体を製造するために使用する特定の保護基に適する条件を使用して除去し得る。次いでタイプVの中間体を、タイプVIのケトン類で還元的アミノ化を行い、保護基の除去後にタイプVIIの中間体を得るか、タイプIXのケトン類で還元的アミノ化を行い、式(I)の化合物を得る。タイプVIIのアミン類のタイプVIIIのカルボニル化合物を用いる第二の還元的アミノ化によっても式(I)の化合物がもたらされる。例えば、還元的アミノ化は、当業者に周知の条件を使用するナトリウムシアノボロハイドライドまたはナトリウムトリアセトキシボロハイドライドの使用により達成し得る。
一般的スキームを説明するために、請求項に記載する可変基Aを
Figure 2013504536
と示し:請求項に記載する可変基R
Figure 2013504536
と示す。
化合物は化合物それ自体またはその塩として単離および使用してよい。ここで使用する用語“塩”または“塩類”は、本発明の化合物の酸付加塩または塩基付加塩を意味する。“塩類”は特に“医薬許容される塩類”を含む。用語“薬学的に許容される塩類”は、本発明の化合物の生物学的有効性および特性を保持し、典型的に生物学的にまたは他の点で望ましくないものではない塩類を意味する。多くの場合、本発明の化合物は、アミノおよび/またはカルボキシル基またはそれに類する基の存在により、酸および/または塩基塩類を形成できる。
薬学的に許容される酸付加塩類は、無機酸類および有機酸類と形成でき、例えば、酢酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベシル酸塩、ブロマイド/ヒドロブロマイド、ビカーボネート/カーボネート、ビスルフェート/スルフェート、カンファースルホン酸塩、クロライド/ヒドロクロライド、クロロテオフィリネート、クエン酸塩、エタンジスルホン酸塩、フマル酸塩、グルコヘプトン酸塩、グルコン酸塩、グルクロン酸塩、馬尿酸塩、ヒドロアイオダイド/アイオダイド、イセチオン酸塩、乳酸塩、ラクトビオン酸塩、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、マンデル酸塩、メシル酸塩、メチルスルホン酸塩、ナフトエ酸塩、ナパシル酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オクタデカン酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩、ホスフェート/ハイドロゲン・ホスフェート/ジハイドロゲン・ホスフェート、ポリガラクツロン酸塩、プロピオン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、スルホサリチル酸塩、シュウ酸塩、トシル酸塩およびトリフルオロ酢酸塩である。
塩が由来し得る無機酸は、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などを含む。
塩が由来し得る有機酸は、例えば、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、スルホサリチル酸などを含む。薬学的に許容される塩基付加塩は無機および有機塩基から形成できる。
塩が由来し得る無機塩基は、例えば、アンモニウム塩類および元素周期律表のカラムI〜XIIの金属を含む。ある態様において、塩はナトリウム、カリウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、銀、亜鉛および銅に由来する;特に適当な塩はアンモニウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩およびマグネシウム塩を含む。
塩が由来し得る有機塩基は、例えば、1級、2級および3級アミン類、天然に存在する置換アミン類を含む置換アミン類、環状アミン類、塩基性イオン交換樹脂などを含む。ある種の有機アミン類はイソプロピルアミン、ベンザチン、コリナート、ジエタノールアミン、ジエチルアミン、リシン、メグルミン、ピペラジンおよびトロメタミンを含む。
本発明の薬学的に許容される塩は、親化合物から、塩基性または酸性基から、慣用の化学法により製造できる。一般に、かかる塩は遊離酸形態のこれらの化合物と化学量論量の適当な塩基(例えばNa、Ca、MgまたはKの水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩など)を反応させるかまたは遊離塩基形態のこれらの化合物と化学量論量の適当な酸を反応させることにより合成できる。かかる反応は、一般に水中または有機溶媒中またはこれら2種の混合物中で行う。一般に、エーテル、酢酸エチル、エタノール、イソプロパノールまたはアセトニトリルのような非水性媒体の使用が、実際的であるとき、望ましい。さらなる適当な塩類の一覧は、例えば、“Remington's Pharmaceutical Sciences”, 20th ed., Mack Publishing Company, Easton, Pa., (1985); and in “Handbook of Pharmaceutical Salts: Properties, Selection, and Use” by Stahl and Wermuth (Wiley-VCH, Weinheim, Germany, 2002)に見ることができる。
本発明はまた、1個以上の原子が同じ原子番号を有するが、原子質量または質量数が通常天然に見られる原子質量または質量数とは異なる原子で置き換えられた全ての薬学的に許容される同位体標識された本発明の化合物、すなわち式(I)および(Ib)の化合物を含む。
本発明の化合物に取り込むのに適当な同位体の例は水素の同位体、例えばHおよびH、炭素の同位体、例えば11C、13Cおよび14C、塩素の同位体、例えば36Cl、フッ素の同位体、例えば18F、ヨウ素の同位体、例えば123Iおよび125I、窒素の同位体、例えば13Nおよび15N、酸素の同位体、例えば15O、17Oおよび18O、リンの同位体、例えば32Pおよび硫黄の同位体、例えば35Sを含む。
ある種の同位体標識された式(I)および(Ib)の化合物、例えば、放射性同位体を含むものは薬物および/または基質組織分布試験に有用である。放射活性同位体トリチウム、すなわちHおよび炭素−14、すなわち14Cは、その取り込みの容易さおよび検出手段の容易さからこの目的に特に有用である。
重い同位体、例えば重水素、すなわちHでの置換は、大きな代謝安定性に起因するある種の治療利益、例えば、インビボ半減期延長または必要投与量減少をもたらす可能性があり、故にある状況下では好ましいことがある。陽電子放出同位体、例えば11C、18F、15Oおよび13Nでの置換は、基質受容体占拠を試験するための陽電子放出断層撮影(Positron Emission Topography)(PET)試験に有用であり得る。
同位体標識された式(I)および(Ib)の化合物は、一般に当業者に既知の慣用技術によりまたは後記の実施例および中間体の製造例に記載した方法に準じて、適当な同位体標識された反応材を先に用いた非標識反応材の代わりに使用して、製造できる。
当業者は本発明の化合物がキラル中心を含み、そういう物として異なる異性体形態で存在し得ることを認識する。ここで使用する用語“異性体は、同じ分子式を有するが、原子の配置および立体配置が異なる、異なる化合物を意味する。また、ここで使用する用語“光学異性体”または“立体異性体”は、ある本発明の化合物に存在し得、そして幾何異性体を含む種々の立体異性的構造のいずれかを意味する。置換基は、炭素原子のキラル中心に結合し得ると解釈される。それ故に、本発明は、本化合物のエナンチオマー、ジアステレオマーまたはラセミ体を含む。
“エナンチオマー”は、互いに重ね合わすことができない鏡像である立体異性体の対である。エナンチオマーの対の1:1混合物は“ラセミ”混合物である。本用語は、適切であるとき、ラセミ混合物を指定するために使用する。
“ジアステレオ異性体”は、少なくとも2個の不斉原子を有するが、互いに鏡像ではない立体異性体である。絶対立体化学を、カーン・インゴルド・プレローグR−S系に従い特定する。化合物が純粋鏡像体であるとき、各キラル炭素での立体化学は、RまたはSのいずれかにより特定され得る。立体配置が未知である分解化合物は、ナトリウムD線の波長での平面偏光を回転させる方向(右旋性または左旋性)によって、(+)または(−)に指定できる。ここに記載する化合物のいくつかは1個以上の不斉中心を含み、それ故に、エナンチオマー、ジアステレオマーおよび絶対立体化学で(R)−または(S)−と定義し得る他の立体異性形態を含む。
特にことわらない限り、本発明の化合物は、ラセミ混合物、光学的に純粋な形態および中間混合物を含み、全てのかかる可能な異性体を包含することを意図する。光学活性(R)−および(S)−異性体は、キラルシントンまたはキラル試薬を使用して製造できまたは慣用技術を使用して分解できる。化合物が二重結合を含むならば、置換基はEまたはZ立体配置であり得る。化合物が二置換シクロアルキルを含むならば、シクロアルキル置換基はcis−またはtrans−立体配置を有し得る。全互変異性体形態もまた包含することを意図する。
水素結合のドナーおよび/またはアクセプターとして作用できる基を含む本発明の化合物は、適当な共結晶形成剤と共結晶を形成できる可能性がある。これらの共結晶は、式(I)の化合物から既知共結晶形成法により製造できる。かかる方法は、本発明の化合物と共結晶形成剤を、結晶化条件下で粉砕、加熱、共昇華、共融解または接触させ、そうして形成した共結晶を単離することを含む。適当な共結晶形成剤は、WO2004/078163に記載のものを含む。それ故に、本発明はさらに本発明の化合物を含む共結晶を提供する。
式(I)または(Ib)の化合物はまた他の抗増殖性化合物と組み合わせて使用するのも有利であり得る。かかる抗増殖性化合物はアロマターゼ阻害剤;抗エストロゲン;トポイソメラーゼI阻害剤;トポイソメラーゼII阻害剤;微小管活性化化合物;アルキル化化合物;ヒストンデアセチラーゼ阻害剤、細胞分化過程を誘発する化合物;シクロオキシゲナーゼ阻害剤;MMP阻害剤;mTOR阻害剤、抗新生物代謝拮抗剤;プラチン化合物;タンパク質または脂質キナーゼ活性を標的/減少する化合物およびさらなる抗血管形成化合物;タンパク質または脂質ホスファターゼの活性を標的し、減少しまたは阻害する化合物;ゴナドレリンアゴニスト;抗アンドロゲン;メチオニンアミノペプチダーゼ阻害剤;ビスホスホネート類;生物学的応答修飾剤;抗増殖性抗体;ヘパラナーゼ阻害剤;Ras発癌性異性体阻害剤;テロメラーゼ阻害剤;プロテアソーム阻害剤;造血器悪性腫瘍の処置に使用する化合物;Flt−3の活性を標的し、減少し、阻害する化合物、Hsp90阻害剤、キネシン紡錘体タンパク質阻害剤、PI3K阻害剤、RAF阻害剤、EDG結合剤、抗白血病化合物、リボヌクレオチドレダクターゼ阻害剤、S−アデノシルメチオニンデカルボキシラーゼ阻害剤、抗増殖性抗体または他の化学療法化合物を含むが、これらに限定されない。さらに、これとは別にまたはこれに加えて、それらは手術、電離放射線、光線力学療法、例えばコルチコステロイドのインプラント、ホルモン剤を含む他の腫瘍処置法と組み合わせて使用してよくまたはそれらは放射線増感剤として使用し得る。また、抗炎症および/または抗増殖処置において、抗炎症剤との組合せを含む。抗ヒスタミン剤、気管支拡張剤、NSAIDまたはケモカイン受容体のアンタゴニストとの組合せも可能である。より具体的に式(I)または(Ib)の化合物と組み合わせて使用し得るいくつかの治療剤は、ドキソルビシン、ドセタキセル、5FU、カンプトテシン、エルロチニブ、パクリタキセル、カルボプラチン、エトポシドおよびゲムシタビンを含む。
本発明の化合物はBcl−2の過活性と関連する疾患または状態の予防的および治療的両方の処置に有用である。それ故に、さらなる面として、本発明は、式(I)または(Ib)の化合物またはその薬学的に許容される塩を治療有効量で投与することを含む、Bcl−2の過活性と関連する疾患または状態またはBcl−2によち調節される疾患または状態の処置方法に関する。さらなる面として、本発明は、有効量の式(I)、(Ib)の化合物またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、癌のような増殖性疾患の処置方法に関する。癌の例は:乳癌、結腸直腸癌、卵巣癌、膵臓癌または前立腺癌、慢性リンパ球性白血病、びまん性大細胞B細胞リンパ腫、濾胞性リンパ腫、慢性または急性白血病、慢性骨髄性白血病、T細胞またはB細胞起源のリンパ系悪性腫瘍、肺癌、例えば小細胞肺癌および非小細胞肺癌、黒色腫または他の皮膚癌、多発性骨髄腫、卵巣癌、消化器癌(胃、結腸直腸および十二指腸)、膀胱癌、子宮癌、頚部癌、軟組織由来の肉腫、腎臓癌、脳腫瘍、肝細胞癌、頭頚部癌、頚部癌、線維肉腫および他の癌を含むが、これらに限定されない。
本発明を、以下の代表的実施例によりさらに製図するが限定せず、該実施例は本発明を説明することを意図し、それに限定されると解釈してはならない。
本明細書で記載された最終生成物の構造は、標準的な分析方法、例えば分光測定法および分光法(例えばMS、NMR、HPLC)によって確認され得る。下記の実施例で示される保持時間は、Agilent 1100 HPLC 系; Inertsil ODS3 100×3mm C18 カラム;流速 1.0ml/分;濃度勾配=5〜95%アセトニトリル/水, 0.1%ギ酸含有で観察されたものである。標準的な方法、例えば結晶化、フラッシュクロマトグラフィーまたは逆相HPLCによって、化合物を精製する。
実施例において、下記の略号は、下記の対応する意味を有する。
Figure 2013504536
キー中間体の製造
タイプII中間体の合成:
Figure 2013504536
中間体1:(R)−N1,N1−ジメチル−4−フェニルスルファニル−ブタン−1,3−ジアミン
Figure 2013504536
中間体1を、Wendt, M. D., et al., J. Med. Chem. 2006, 49, 1165-1181に記載された通りに製造した。
中間体2:(R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミン
Figure 2013504536
中間体2を、Wendt, M. D., et al., J. Med. Chem. 2006, 49, 1165-1181に記載された通りに製造した。
中間体3:4−フルオロ−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
中間体3を、Park, C., et al., J. Med. Chem. 2008, 51, 6902-6915に記載された通りに製造した。
中間体4:4−((R)−3−ジメチルアミノ−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
DMA(18.8ml)中の4−フルオロ−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド(685mg, 2.3mmol)、(R)−N1,N1−ジメチル−4−フェニルスルファニル−ブタン−1,3−ジアミン(500mg, 2.3mmol)およびDIPEA(0.78ml, 4.5mmol)の溶液を、100℃で6時間加熱した。反応物を室温まで冷却し、EtOAc/ヘプタン(1:1, 50ml)で希釈した。この溶液を水で洗浄し、層を分離し、水層をEtOAc/ヘプタン(1:1)(50ml×3)で抽出した。合わせた有機層を、水で、そして塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮し、表題化合物を黄色の固体として得た(965mg, 収率82%)。
MS (ESI) m/e (M+H+): 512.2。
中間体5:4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
表題化合物を、4−フルオロ−3−(トリフルオロメチルスルホニル)−ベンゼンスルホンアミドおよび(R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミンから、中間体4について記載された手順を用いて製造した。
MS (ESI) m/e (M+H+): 553.6。
中間体6:(R)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
表題化合物を、4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)−ベンゼンスルホンアミドおよび(R)−N1,N1−ジメチル−4−フェニルスルファニル−ブタン−1,3−ジアミンから、中間体4について記載された手順を用いて製造した。
中間体7:(R)−3−シアノ−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
表題化合物を、4−フルオロ−3−(シアノ)−ベンゼンスルホンアミドおよび(R)−N1,N1−ジメチル−4−フェニルスルファニル−ブタン−1,3−ジアミンから、中間体4について記載された手順を用いて製造した。
中間体8:(R)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
表題化合物を、3,4,5−トリフルオロベンゼンスルホンアミドおよび(R)−N1,N1−ジメチル−4−フェニルスルファニル−ブタン−1,3−ジアミンから、中間体4について記載された手順を用いて製造した。
中間体9:4−((R)−3−ジメチルアミノ−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−ニトロ−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
中間体9を、Wendt, M. D., et al., J. Med. Chem. 2006, 49, 1165-1181に記載された通りに製造した。
タイプIII中間体の合成:
Figure 2013504536
中間体10:4−クロロ−5,8−ジヒドロ−6H−ピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボン酸tert−ブチルエステル
Figure 2013504536
工程A:1−ベンジル−3−オキソ−ピペリジン−4−カルボン酸エチルエステル(5.0g, 16.8mmol)を、乾燥エタノール(55ml)中で撹拌した。フラスコを排気して窒素を充填した後、10%Pd/C(1.0g)を添加した。得られた懸濁液を、水素雰囲気下で16時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過し、濃縮し、黄色の固体を得た(2.9g)。これをすぐにCHCl(100ml)に溶解し、Boc無水物(4.4g, 20.2mmol)およびDIPEA(4.3g, 33.6mmol)で処理し、室温で16時間撹拌した。有機物を、HCl(1N)で、水で、そして塩水で連続して洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、3−オキソ−ピペリジン−1,4−ジカルボン酸 1−tert−ブチルエステル 4−エチルエステルを透明な油状物として得た(4.8g, 収率100%)。
MS (ESI) m/e (M+H+): 271.36。
工程B:3−オキソ−ピペリジン−1,4−ジカルボン酸 1−tert−ブチルエステル 4−エチルエステル(4.6g, 16.8mmol)を、EtOH(90ml)に溶解し、ナトリウム エトキシド(2.3g, 33.6mmol)およびホルムアミジン塩酸塩(2.0g, 25.2mmol)を連続して加えた。得られた懸濁液を70℃に加熱し、5時間撹拌し、反応混合物を室温まで冷却し、濃縮した。残渣を飽和塩化アンモニウムに溶解し、酢酸エチルで抽出した。濃酢酸を用いて、水相をpH 約5.5に調節し、酢酸エチルで数回抽出した。合わせた有機層を、水で、そして塩水で連続して洗浄し、乾燥させ、濃縮し、4−ヒドロキシ−5,8−ジヒドロ−6H−ピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボン酸tert−ブチルエステルを褐色の固体として得た(1.8g, 収率42%)。
MS (ESI) m/e (M+H+) = 251.28。
工程C:4−ヒドロキシ−5,8−ジヒドロ−6H−ピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.4g, 5.6mmol)およびトリフェニルホスフィン(2.9g, 11.1mmol)の混合物を、溶液が透明になるまで、DCE(41ml)中で撹拌し、四塩化炭素(1.6ml, 16.7mmol)を加えた。反応混合物を70℃に加熱し、2.5時間撹拌した。揮発成分を真空で除去し、粗製の物質を、直接シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(0〜50%EtOAc/ヘプタン)、表題化合物を灰白色の固体として得た(1.31g, 収率87%)。
MS (ESI) m/e (M+H+): 269.73。
中間体11:4−クロロ−2−(トリフルオロメチル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル
Figure 2013504536
工程A:ナトリウム エトキシドを、金属ナトリウム(0.5g, 21.8mmol)およびエタノール(33ml)を合わせることによって製造した。環境温度で、トリフルオロアセトアミジン(1.35g, 12.0mmol)を加え、その直後に、1−ベンジル−3−オキソ−4−ピペリジンカルボン酸エチル塩酸塩(2.92g, 9.81mmol)を、15分かけて数回に分けて加えた。反応物を環境温度で1時間撹拌し、80℃で16時間加熱した。反応物を環境温度まで冷却し、溶媒を真空で除去した。得られた暗赤色の泡状固体を、ジエチルエーテル(40ml)および1N NaOH水溶液(40ml)に溶かした。層を分離し、水層をEtO(40ml)で洗浄した。合わせた有機層を1N NaOH(10ml)で抽出した。合わせた水層を0℃まで冷却し、濃塩酸でpH 7まで酸性にした。黄褐色の固体が沈殿し、これをゆっくりと濾過することによって単離した。フィルター上で一夜乾燥させ、7−ベンジル−2−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールを得た(2.35g, 収率78%)。
MS (ESI) m/e (M+H)+ = 310.4。
工程B:メタノール(20ml)に一部溶解した7−ベンジル−2−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール(0.47g, 1.52mmol)に、水酸化パラジウム/炭素(70mg, 含水, 乾燥重量ベースで20%)を加えた。反応物を、パー振盪器中で、50psiの水素の圧力下で20時間撹拌した。反応物をセライトのプラグで濾過し、メタノール(400ml)で溶出した。濾液を真空で濃縮し、2−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オールを、明るいベージュ色の固体として得た(255mg, 収率77%)。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 4.09 (s, 2H), 3.48 (t, J = 6.32 Hz, 2H), 2.78 (t, J = 6.32 Hz, 2H)。
工程C:テトラヒドロフラン(11ml)中の2−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−オール(0.246g, 1.122mmol)の混合物に、撹拌しながら、テトラヒドロフラン(11ml)中のジ−tert−ブチル ジカーボネート(0.269g, 1.235mmol)の溶液を加えた。混合物を環境温度で16時間撹拌し、真空で濃縮した。粗製の残渣を、シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(溶出液=0〜7%メタノール/ジクロロメタン)、4−ヒドロキシ−2−(トリフルオロメチル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチルを明黄色の泡状固体として得た(0.306g, 収率85%)。
MS (ESI) m/e (M-H)- = 318.3。
工程D:4−ヒドロキシ−2−(トリフルオロメチル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル(5.12g, 16.05mmol)を、トリフェニルホスフィン(8.42g, 32.1mmol)と合わせて、ジクロロエタン(160ml)中、環境温度で15分間撹拌し、四塩化炭素(7.41g, 48.1mmol)を加えた。反応物を70℃で3時間撹拌し、室温まで冷却し、真空で濃縮した。粗製の残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(溶出液濃度勾配=0%〜3%メタノール/DCM)、表題化合物を透明な油状物として得た(5.22g, 収率86%)。
MS (ESI) m/e (M-H)- = 336.3。
中間体12:3−ブロモ−4,5,7,8−テトラヒドロ−1,2,3a,6−テトラアザ−アズレン−6−カルボン酸tert−ブチルエステル
Figure 2013504536
工程A:ジクロロメタン(10ml)中の5−オキソ−1,4−ジアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチル(1000mg, 4.67mmol)の溶液に、撹拌しながら、トリメチルオキソニウム テトラフルオロボレート(690mg, 4.67mmol)を窒素下で加え、反応混合物を16時間撹拌した。この時点で、ジクロロメタン(8ml)中のギ酸ヒドラジン(280mg, 4.67mmol)を加え、反応物をさらに16時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、メタノール(10ml)に再度懸濁し、16時間還流した。反応混合物を濃縮し、シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(CHCl中0〜50%メタノール中2N NH)、4,5,7,8−テトラヒドロ−1,2,3a,6−テトラアザ−アズレン−6−カルボン酸tert−ブチルエステルを得た(680mg, 収率61%)。
MS [m/z; (M+1)+]: 319.3。
工程B:水中の4,5,7,8−テトラヒドロ−1,2,3a,6−テトラアザ−アズレン−6−カルボン酸tert−ブチルエステル(200mg, 0.839mmol)の懸濁液に、透明な溶液が形成するまで、10N NaOHを加えた。濃NaOHを添加することによってpHを12に維持しながら、Br(0.432ml, 8.39mmol)をゆっくりと加えた。反応物を環境温度で16時間撹拌した。反応混合物を、6M HClで、pH 約4まで酸性にした。有機物をCHClで3回抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、表題化合物を白色の固体として得た(185mg, 収率70%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 1.43 (s, 9H), 3.05 (br. s., 2H), 3.54 (br. s., 2H), 3.63 - 3.71 (m, 2H), 4.10 (br. s., 2H)。
スルホンアミド(II)とヘテロアリール クロリド(III)とのパラジウム触媒クロスカップリングのための一般的な手順
Figure 2013504536
テフロンキャップを備えた20mlのオーブン乾燥したバイアルに、Pd(dba)(0.01当量)、炭酸セシウム(1.4当量)および2'−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−N,N−ジメチルビフェニル−2−アミン(DavePhos)(0.03当量)を入れた。バイアルに蓋をして窒素でパージした。ジオキサン(1.5ml)を加え、得られた懸濁液を窒素雰囲気下で15分間撹拌した。ジオキサン中のスルホンアミド(1当量)およびヘテロアリール クロリド(1当量)の溶液(1.0mL/mmol, II)を加えた。5分後、混合物を、マイクロ波で、180℃で30分間加熱した。溶媒を硫酸マグネシウムのパッドで濾過し、CHClで濯いだ。濾液を濃縮し、橙色の固体を得た。固体をCHClに再度溶解し、得られた溶液を、飽和NaHCO水溶液で、次に塩水で洗浄した。合わせた水層を、CHClで2回、EtOAcで1回抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、濃縮し、粗製の残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した(濃度勾配:0〜40%メタノール/CHCl)。
中間体13:4−{4−[4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホニルアミノ]−5,8−ジヒドロ−6H−ピリド[3,4−d]ピリミジン−7−イル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
Figure 2013504536
一般的な手順に従って、4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド(616mg, 1.1mmol)および4−クロロ−5,8−ジヒドロ−6H−ピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボン酸tert−ブチルエステル(300mg, 1.1mmol)から、表題化合物を得た(600mg, 収率68%)。
MS (ESI) m/e (M+H+): 787.4。
下記の中間体14〜18を、上記の一般的な手順に従って、スルホンアミド(II)とヘテロアリール クロリド(III)とのクロスカップリングによって製造した。
中間体14:(R)−tert−ブチル 4−(4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)フェニルスルホンアミド)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート
Figure 2013504536
MS [m/z; M+1] = 745。
中間体15:(R)−tert−ブチル 4−(4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−ニトロフェニルスルホンアミド)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート
Figure 2013504536
MS [m/z; M+1] = 658。
中間体16:(R)−tert−ブチル 4−(4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)フェニルスルホンアミド)−2−(トリフルオロメチル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート
Figure 2013504536
MS [m/z; M+1] = 813。
中間体17:(R)−tert−ブチル 4−(4−(4−モルホリノ−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)フェニルスルホンアミド)−2−(トリフルオロメチル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート
Figure 2013504536
MS [m/z; M+1] = 855。
中間体18:(R)−tert−ブチル 4−(4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−ニトロフェニルスルホンアミド)−2−(トリフルオロメチル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキシレート
Figure 2013504536
MS [m/z; M+1] = 727。
中間体19:3−[4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホニルアミノ]−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7−カルボン酸tert−ブチルエステル
Figure 2013504536
3−ブロモ−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7−カルボン酸tert−ブチルエステル(54.8mg, 0.181mmol)、4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニル−メチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド(100mg, 0.181mmol)、(1S,2S)−N,N'−ジメチル−シクロヘキサン−1,2−ジアミン(07.71mg, 0.054mmol)、炭酸セシウム(100mg, 0.307mmol)およびヨウ化銅(I)(5.16mg, 0.027mmol)を、マイクロ波用バイアルに加え、次にトルエン(2ml)を加えた。反応混合物を窒素下で15分間脱気し、90℃で14時間加熱した。粗製の物質を、直接シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(CHCl中0〜25%メタノール中7N アンモニア)、表題化合物を得た(130mg, 収率92%)。
MS [m/z; (M+1)+]: 776.5。
中間体20:3−[4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホニルアミノ]−4,5,7,8−テトラヒドロ−1,2,3a,6−テトラアザ−アズレン−6−カルボン酸tert−ブチルエステル
Figure 2013504536
3−ブロモ−4,5,7,8−テトラヒドロ−1,2,3a,6−テトラアザ−アズレン−6−カルボン酸tert−ブチルエステル(154mg, 0.486mmol)、4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド(269mg, 0.486mmol)、(1S,2S)−N,N'−ジメチル−シクロヘキサン−1,2−ジアミン(0.011ml, 0.146mmol)、炭酸セシウム(269mg, 0.825mmol)およびヨウ化銅(I)(13.87mg, 0.073mmol)を、マイクロ波用バイアルに加え、次にトルエン(8ml)を加えた。反応混合物を窒素下で15分間脱気し、密封し、慣用的に、90℃で14時間加熱した。粗製の物質を、直接シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(CHCl中0〜15%メタノール中2N NH)、表題化合物を得た(170mg, 収率44%)。
MS [m/z; (M+1)+]: 790.5。
中間体21:(R)−tert−ブチル 4−(4−(4−モルホリノ−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)フェニルスルホンアミド)−5H−ピロロ[3,4−d]ピリミジン−6(7H)−カルボキシレート
Figure 2013504536
工程A:4−ヒドロキシ−5H−ピロロ[3,4−d]ピリミジン−6(7H)−カルボン酸tert−ブチル(300mg, 1.264mmol)および(1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イルオキシ)トリス(ジメチルアミノ)−ホスホニウム ヘキサフルオロホスフェート(V)(671mg, 1.517mmol)を、アセトニトリル(10ml)中で撹拌した。このスラリーに、2,3,4,6,7,8,9,10−オクタヒドロピリミド−[1,2−a]アゼピン(289mg, 1.897mmol)を加えた。反応混合物を1.5時間撹拌した。溶媒を真空で除去し、4−(1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イルオキシ)−5H−ピロロ[3,4−d]ピリミジン−6(7H)−カルボン酸tert−ブチルを得た。これをさらに精製することなく次の工程を行った。
工程B:4−(1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−1−イルオキシ)−5H−ピロロ[3,4−d]ピリミジン−6(7H)−カルボン酸tert−ブチル(448mg, 1.264mmol)、(R)−4−(4−モルホリノ−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド(910mg, 1.643mmol)および炭酸カリウム(524mg, 3.79mmol)を、N,N−ジメチルホルムアミド(6.3ml)中で合わせ、85℃で1.5時間、次いで95℃で2.5時間撹拌した。反応物を室温まで冷却し、16時間撹拌した。反応物を水(約30ml)で処理し、超音波処理した。暗褐色の固体がフラスコに固着した。固体を水で数回、そしてジエチルエーテルで数回洗浄した。この残渣をメタノール(約15ml)で処理し、形成した灰白色の沈殿物を濾過によって除去した。暗褐色の濾液を真空で濃縮し、褐色の固体を得た。水およびエーテルの洗浄液を合わせ、より多くの水およびエーテルで希釈した。層を分離し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。この残渣を褐色の固体と合わせ、シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(0〜10%メタノール/酢酸エチル、次に0〜30%メタノール/ジクロロメタン)、表題化合物を得た(199mg, 収率13%)。
MS (ESI) m/e (M+H)+ = 773.5。
アミン(IV)からBoc保護基を除去するための一般的な手順
Figure 2013504536
アミン(1当量)をCHCl(5ml/mmol)に溶解し、フラスコを0℃に冷却した。塩酸(ジエチルエーテル中2N, 4当量)をゆっくりと加え、反応混合物を室温で3時間撹拌した。溶媒を真空で除去し、CHCl(20ml)を残渣に加えた。得られた溶液を、飽和NaHCO水溶液で、そして塩水で洗浄した。合わせた水層を、CHClで2回、EtOAcで1回抽出した。有機層を合わせ、MgSOで乾燥させ、濃縮した。さらなる精製は行わなかった。
中間体22:(R)−4−(4−モルホリノ−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−N−(5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
一般的な手順に従って、4−{4−[4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼン−スルホニルアミノ]−5,8−ジヒドロ−6H−ピリド[3,4−d]ピリミジン−7−イル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(300mg, 0.38mmol)から、表題化合物を得た(170mg, 50%)。
MS (ESI) m/e (M+H+): 687.3。
中間体23〜28を、上記の一般的な手順に従って、アミン(IV)を脱保護することによって製造した。
中間体23:(R)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−N−(5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
MS [m/z; M+1] = 645。
中間体24:(R)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−ニトロ−N−(5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
MS [m/z; M+1] = 558。
中間体25:(R)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−N−(2−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
MS [m/z; M+1] = 713。
中間体26:(R)−4−(4−モルホリノ−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−N−(2−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
MS [m/z; M+1] = 755。
中間体27:(R)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−ニトロ−N−(2−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
MS [m/z; M+1] = 627。
中間体28:(R)−N−(6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−モルホリノ−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
MS [m/z; M+1] = 673。
中間体29:4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−N−(5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−3−イル)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
ジクロロメタン(3ml)中の3−[4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホニルアミノ]−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7−カルボン酸tert−ブチルエステル(130mg, 0.168mmol)の溶液に、窒素下、トリフルオロ酢酸(0.323ml, 4.19mmol)を加え、反応物を2.5時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、水で、そしてCHClで希釈した。それを飽和NaCOでpH 約8まで塩基性にした。有機物をCHClで3回抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、表題化合物を得た(112mg, 収率99%)。
MS [m/z; (M+1)+]: 676.5。
中間体30:4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−N−(5,6,7,8−テトラヒドロ−4H−1,2,3a,6−テトラアザ−アズレン−3−イル)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
ジクロロメタン(4ml)中の3−[4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホニルアミノ]−4,5,7,8−テトラヒドロ−1,2,3a,6−テトラアザ−アズレン−6−カルボン酸tert−ブチルエステル(170mg, 0.215mmol)の溶液に、窒素下、トリフルオロ酢酸(0.415ml, 5.38mmol)を加え、反応物を2時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、水で、そしてジクロロメタンで希釈した。それを飽和NaCOでpH 約8まで塩基性にした。水層をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、表題化合物を得た(155mg, 収率100%)。
MS [m/z; (M+1)+]: 690.4。
タイプXIIIおよびIXの中間体の合成
Figure 2013504536
中間体31:4'−クロロ−ビフェニル−2−カルボアルデヒド
Figure 2013504536
エタノール/DME(400ml)の1:1混合物中の、2−ブロモベンズアルデヒド(18.0g, 97.0mmol)および4−クロロ−フェニルボロン酸(19.0g, 122mmol)の溶液に、水(100ml)中の炭酸カリウム(26.9g, 195mmol)の溶液を加え、反応混合物を窒素で30分間パージした。テトラキス(トリフェニル−ホスフィン)パラジウム(5.62g, 4.86mmol)を加え、反応物を窒素で20分間パージした。薄黄緑色の溶液を75℃に加熱し、20時間撹拌した。反応物を室温まで冷却し、酢酸エチル(200ml)で希釈し、ZAPCAPフィルターで濾過した。濾液を塩水(400ml)で洗浄し、水層を酢酸エチル(2×200ml)で逆抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、濃縮し、橙色の油状固体を得た。この粗製の物質を、シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(0〜20%EtOAc/ヘプタン)、表題化合物を得た(14.9g, 収率71%)。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 10.0 (s, 1H), 8.05 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.68 (t, J = 6.2 Hz, 1H), 7.54 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 7.49 (d, J = 9.4 Hz, 2H), 7.45 (d, J = 9.1 Hz, 1H), 7.34 (d, J = 8.5 Hz, 2H)。
中間体32:4'−クロロ−2−(ヨードメチル)ビフェニル
Figure 2013504536
工程A:4'−クロロ−ビフェニル−2−カルボアルデヒド(6.50g, 30.0mmol)を、CHCl(75ml)およびメタノール(75ml)に溶解した。溶液を氷浴中で0℃まで冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(1.36g, 36.0mmol)を少しずつゆっくりと加えた。反応物を室温まで徐々に温め、16時間撹拌した。2M NaOHを添加することによって反応物をクエンチし、有機物をCHCl(3×75ml)で抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、濃縮し、(4'−クロロ−ビフェニル−2−イル)−メタノールを得た(6.42g, 収率98%)。これをさらに精製することなく次の工程を行った。
MS (ESI) m/e (M-H)-: 217.4。
工程B:トリフェニルホスフィン(8.47g, 32.3mmol)、ヨウ素(8.94g, 35.2mmol)、イミダゾール(2.40g, 35.2mmol)およびCHCl(110ml)を丸底フラスコ中で合わせて、混合物を15分間撹拌した。CHCl(40ml)中の(4'−クロロ−ビフェニル−2−イル)−メタノールの溶液を加え、反応物を室温で16時間撹拌し(光から保護するためにフラスコをアルミホイルに包んだ)。飽和Na水溶液を加えた。層を分離し、水層をCHCl(2×100ml)で抽出した。有機層を合わせて、MgSOで乾燥させ、濃縮した。粗製の残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(0〜10%EtOAc/ヘプタン)、表題化合物を灰白色の固体として得た(5.33g, 収率55%)。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 7.51 - 7.53 (m, 1H), 7.38 - 7.46 (m, 4H), 7.28 - 7.37 (m, 2H); 7.15 - 7.17 (m, 1H)。
中間体33:1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−オン
Figure 2013504536
工程A:4'−クロロ−ビフェニル−2−カルボアルデヒド(5.00g, 23.08mmol)および1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デカン(4.30g, 30.0mmol)を、DCE(90ml)およびメタノール(68ml)と合わせた。MgSO(約5g)を加え、得られた混合物を室温で1時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(14.67g, 69.2mmol)を加え、反応物を室温で16時間撹拌した。溶媒を真空で除去し、残渣をCHCl/HOに再度懸濁した。層を分離し、水層をCHCl(2×100ml)で抽出した。有機層を合わせ、MgSOで乾燥させ、濃縮した。シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィー(0〜10%メタノール中NH(約2M)/CHCl)を行い、8−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デカンを褐色の油状物として得た(4.73g, 収率60%)。
MS (ESI) m/e (M+H)+: 344.5。
工程B:8−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)−1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デカン(4.73g, 13.76mmol)を、ジオキサン(50ml)および水(30ml)に溶解した。塩酸(37%, 14.3ml, 174mmol)を加え、反応物を85℃で26時間加熱した。室温まで冷却した後、揮発成分を真空で除去した。残った水相を、2M NaOHでpH 約9まで塩基性にして、CHClで抽出した。有機層をMgSOで乾燥させ、濃縮し、表題化合物を得た(4.13g, 収率100%)。
MS (ESI) m/e (M+H)+: 300.4。
中間体34:(S)−1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イルメチル)−2−メチル−ピペリジン−4−オン
Figure 2013504536
(S)−2−メチル−ピペリジン−4−オン塩酸塩(100mg, 0.67mmol)を、アセトニトリル(5.0ml)中のKCO(554mg, 4.0mmol)と合わせ、15分間撹拌した。4'−クロロ−2−(ヨードメチル)ビフェニル(220mg, 0.668mmol)を加え、得られた混合物を70℃に加熱し、16時間撹拌した。反応物を室温まで冷却し、濾過し、濃縮した。粗製の残渣を、シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(濃度勾配 ヘプタン/EtOAc)、表題化合物を灰白色の固体として得た(178mg, 収率85%)。
MS (ESI) m/e (M+H+): 313.8。
中間体35:1−(2−ブロモ−ベンジル)−ピペリジン−4−オン
Figure 2013504536
中間体31について記載された手順に従って、4−ピペリドン塩酸塩(1.0g, 4.0mmol)を、1−ブロモ−2−ブロモメチルベンゼン(543mg, 4.0mmol)でアルキル化して、表題化合物を得た(882mg, 収率82%)。
HR-MS (m/z, MH+): 測定値 268.15。
中間体36:1−(4'−フルオロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−オン
Figure 2013504536
スターラーバーを備えた5mlのマイクロ波用バイアルに、炭酸ナトリウム(79mg, 0.75mmol)を加えた。バイアルを、オーブン中で16時間乾燥させ、窒素下で室温まで冷却した。1−(2−ブロモ−ベンジル)−ピペリジン−4−オン(100mg, 0.37mmol)、4−フルオロフェニルボロン酸(52.2mg, 0.37mmol)およびPd(PPh)(43mg, 0.037mmol)を、次にジオキサン(5ml)および水(1ml)を加えた。得られた混合物を窒素で徹底的に脱気し、マイクロ波で、100℃で10分間加熱した。反応物を濾過し、濾液を濃縮した。粗製の残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(濃度勾配 ヘプタン/EtOAc)、望む生成物を黄色の固体として得た(58mg, 収率40%)。
MS (ESI) m/e (M+H+): 283.3。
中間体37:1−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,5−ジメチル−シクロヘキサ−1−エニルメチル]−ピペリジン−4−オン
Figure 2013504536
工程A:ジオキサン(2.5ml)中の2−ブロモ−5,5−ジメチルシクロヘキサ−1−エンカルボアルデヒド(250mg, 1.15mmol)、4−クロロフェニルボロン酸(270mg, 1.727mmol)およびPd(PhP)(66.5mg, 0.058mmol)の懸濁液を、室温で、5mlのマイクロ波用バイアル中で、窒素雰囲気下で撹拌した。水(0.3ml)中の炭酸カリウム(318mg, 2.3mmol)の溶液を加えると、溶液が透明になった。バイアルに蓋をして、マイクロ波で、100℃で12分間加熱した。反応物を室温まで冷却し、CHClで希釈し、セライトのプラグで濾過し、濃縮した。粗製の残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(0〜25%EtOAc/ヘプタン)、2−(4−クロロフェニル)−5,5−ジメチルシクロヘキサ−1−エンカルボアルデヒドを透明な油状物として得た(220mg, 収率77%)。
工程B:4−オキソピペリジンの塩酸塩(273mg, 2.01mmol)およびDIPEA(351μl, 2.01mmol)の懸濁液を、DCE(9.0ml)中で、室温で10分間撹拌した。2−(4−クロロフェニル)−5,5−ジメチルシクロヘキサ−1−エンカルボアルデヒド(500mg, 2.01mmol)を、次にNaBH(OAc)(426mg, 2.01mmol)および活性化したモレキュラー・シーブ(約1g)を加えた。得られた懸濁液を室温で16時間撹拌した。反応混合物をセライトのプラグで濾過し、EtOAcで濯いだ。濾液を、飽和NaHCO水溶液で、水で、そして塩水で連続して洗浄した。有機層をMgSOで乾燥させ、濃縮した。粗製の残渣を、シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、表題化合物を得た(262mg, 収率40%)。
MS (ESI) m/e (M+H+): 331.88。
中間体38:1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)−3−フルオロピペリジン−4−オン
Figure 2013504536
工程A:4−オキソ−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(10.0g, 50.2mmol)を、DMF(20ml)に溶解した。クロロトリメチルシラン(6.6g, 60.6mmol)を、次にEtN(12.3g, 122mmol)を加えた。混合物を80℃で16時間撹拌し、環境温度まで冷却し、EtOで希釈し、水で、次に塩水で洗浄した。有機層を分離し、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(EtOAc/ヘプタン0〜50%)、4−トリメチルシラニルオキシ−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを得た(4.3g, 収率32%)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 4.80 (br. s., 1H), 3.88 (br. s., 2H), 3.53 (t, J=5.81 Hz, 2H), 2.11 (br. s., 2H), 1.49 (s, 9H), 0.20 (s, 9H)。
工程B:4−トリメチルシラニルオキシ−3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.60g, 2.2mmol)を、MeCNに溶解し、Selectfluor(0.86g, 2.4mmol)を加えた。反応物を環境温度で75分間撹拌し、EtOAc(100ml)に注いだ。有機物を、希釈塩水で、そして飽和塩水で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮した。シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(0〜50%EtOAc/Hept)、3−フルオロ−4−オキソ−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを得た(0.40g, 収率83%)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 4.64 - 4.91 (m, 1H), 4.39 (d, 1H), 4.11 (td, J=6.57, 3.03 Hz, 1H), 3.10 - 3.24 (m, 2H), 2.40 - 2.61 (m, 2H), 1.43 (s, 9H)。
工程C:3−フルオロ−4−オキソ−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(2.7g, 12.4mmol)を、ジオキサン/HCl(100ml, 0.12M)に溶解し、環境温度で2時間撹拌した。揮発成分を真空で除去し、3−フルオロ−ピペリジン−4−オンを塩酸塩として得た。これをさらに精製することなく用いた(1.7g, 収率92%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 9.77 (br. s., 1H), 8.77 (br. s., 1H), 6.36 (br. s., 2H), 4.41-4.53 (d, J=48 Hz, 1H), 3.37 (t, J=9.85 Hz, 1H), 3.21 (m, 1H), 3.08 (m, 1H), 2.93 (m, 1H), 1.94 (m, 1H), 1.77 (m, 1H)。
工程D:3−フルオロ−ピペリジン−4−オン(0.32g, 2.7mmol)をDMF(13ml)に溶解し、4'−クロロ−2−(ヨードメチル)ビフェニル(1.03g, 3.13mmol)を、次にDIPEA(1.06g, 8.2mmol)を加えた。反応物を、環境温度で16時間撹拌し、EtOAc(100ml)に注いだ。有機物を、水で、次に塩水で洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、濃縮した。シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、表題化合物を得た(0.75g, 収率86%)。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 7.47 - 7.59 (m, 1H), 7.21 - 7.47 (m, 7H), 4.72 - 5.00 (m, 1H), 3.62 - 3.65 (d, J = 12 Hz, 1H), 3.56 - 3.59 (d, J = 12 Hz, 1H), 3.25 - 3.42 (m, 1H), 2.88 - 3.06 (m, 1H), 2.28 - 2.63 (m, 4H)。
中間体39:1−[1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イル)−エチル]−ピペリジン−4−オン
Figure 2013504536
工程A:中間体31と同じ方法で、1−(2−ブロモ−フェニル)−エタノンを置換して、1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イル)−エタノンを得た(1.31g, 74%)。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.57 (dd, 1H, J = 7.6, 1.0 Hz ), 7.54 (m, 1H), 7.46 (m, 1H), 7.43 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.39 (1H, dd, J = 7.6, 1.0 Hz), 7.30 (2H, d, J = 8.6 Hz), 2.11 (3H, s)。
工程B:1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イル)−エタノン(2.42g, 10.5mmol)および4−ピペリドン エチレンケタール(1.50g, 10.5mmol)およびチタン(IV) イソプロポキシド(5.96g, 21.0mmol)の混合物を、75℃で3時間加熱した。反応物を室温まで冷却し、50mlのエタノールを、次に水素化ホウ素ナトリウム(1.19g, 31.5mmol)を加え、反応物を室温で18時間撹拌し、50mlのメタノールでクエンチした。粗製の反応物を酢酸エチルに溶解し、重炭酸ナトリウムの飽和溶液で洗浄した。水層を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、溶媒を真空下で除去した。残渣について、シリカゲルのクロマトグラフィーを行い(濃度勾配=ヘプタン/EtOAc;0〜60%EtOAc, 15分)、8−[1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イル)−エチル]−1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカンを得た(3.6g, 96%)。
実測値 m/z ES+ = 358.5 (M+H); 1H NMR (400 MHz, CD2Cl2) δ 7.64 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.41 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.40 (1H, t), 7.30 (2H, J = 8.6 Hz), 7.29 (1H, t), 7.18 (1H, d, J = 7.6 Hz), 3.90 (4H, s), 3.51 (1H, m), 2.48 (2H, m), 2.36 (2H, m), 1.62 (4H, m), 1.27 (3H, d, J =6.6 Hz)。
工程C:ジオキサン−水(1:1 60ml)中の8−[1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イル)−エチル]−1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカン(3.1g, 8.66mmol)の溶液に、37%HCl(10.5ml, 346mmol)を加えた。反応物を85℃で26時間加熱した。溶媒を真空下で除去し、水相を4N 水酸化ナトリウムを用いてpH=9まで塩基性にし、DCMで抽出した。有機層を塩水で洗浄した。合わせた有機相をMgSOで乾燥させ、濃縮し、1−[1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イル)−エチル]−ピペリジン−4−オンを得た。粗製の物質をさらに精製することなく用いた。
実測値 m/z ES+ = 314.2 (M+H);
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 7.57 (1H, d, J = 7.1 Hz), 7.32 (1H, t), 7.30 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.22 (1H, t), 7.15 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.09 (1H, d, J = 6.1 Hz), 3.58 (1H, m), 2.63 (2H, m), 2.52 (2H, m), 2.25 (4H, t, J = 6.1 Hz), 1.24 (3H, d, J = 6.6 Hz)。
中間体40:4−ベンジリデンシクロヘキサノン
Figure 2013504536
THF(126ml)中の8−ベンジリデン−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン(5.79g, 25.1mmol)の溶液に、HSOの溶液(水中10%, 67ml)を加え、得られた混合物を室温で3日間撹拌した。THFを減圧下で除去し、水を加えた。水相をDCMで抽出し、有機層を合わせ、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、4−ベンジリデンシクロヘキサノンを帯黄色の油状物として得た(4.35g, 84%)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.23-7.33 (m, 2 H), 7.13-7.20 (m, 3 H), 6.42 (s, 1 H), 2.67 - 2.77 (m, 2 H), 2.62 (t, J=7.0 Hz, 2 H), 2.46 (t, J=7.0 Hz, 2 H), 2.37 (t, J=7.0 Hz, 2 H)。
中間体41:4−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチレン)シクロヘキサノン
Figure 2013504536
工程A:トルエン(11ml)中の4'−クロロ−2−(ヨードメチル)ビフェニルの溶液に、トリフェニルホスフィン(1.20g, 4.57mmol)を加えた。得られた混合物を一夜還流し、室温まで冷却し、濾過した。固体をエーテルで洗浄し、真空下で乾燥させ、ヨウ化 ((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)トリフェニルホスホニウムを得た(2.50g, 93%)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 6.35 - 8.06 (m, 23 H), 5.12 - 5.63 (m, 2 H)。
工程B:DMSO(5.8ml)中の水素化ナトリウム(鉱物油中60%, 77mg, 1.92mmol)の懸濁液を、80℃で1時間加熱し、室温まで冷却した。ヨウ化 ((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)トリフェニルホスホニウム(1.04g, 1.76mmol)を懸濁液に加え、室温で10分間撹拌した後、1,4−シクロヘキサンジオン モノエチレン アセタール(0.25g, 1.60mmol)を加えた。反応混合物を80℃で3時間加熱した。室温で一夜放置した後、反応混合物をNaHSOの飽和溶液に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機層を合わせて、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製の物質をフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(シリカゲル, ヘプタン中0%〜30%EtOAc)、((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチレン)−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカンを白色の固体として得た(0.28g, 52%)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.12 - 7.33 (m, 8 H), 5.98 (s, 1 H), 3.92 (s, 4 H), 2.30 - 2.36 (m, 2 H), 2.22 - 2.29 (m, 2 H), 1.62 - 1.71 (m, 2 H), 1.52 - 1.58 (m, 2 H)。
工程C:ジオキサン(3ml)および水(2.3ml)の混合物中の、ケタール((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチレン)−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン(180mg, 0.53mmol)の溶液に、HClの水溶液(12M, 0.80ml, 9.6mmol)を加えた。得られた混合物を80℃に加熱し、一夜撹拌した。THFを減圧下で除去し、水を加えた。水相をEtOAcで抽出し、有機層を合わせ、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、純粋なケトンの4−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチレン)シクロヘキサノンを無色の油状物として得た(157mg, 100%)。
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 7.16 - 7.32 (m, 8 H), 6.21 (s, 1 H), 2.43 - 2.51 (m, 4 H), 2.35 (t, J=7.0 Hz, 2 H), 2.17 (t, J=7.0 Hz, 2 H)。
実施例1〜99
ケトン(IX)のアミン(V)での還元的アミノ化による実施例1〜19の合成
Figure 2013504536
一般的な還元的アミノ化方法1
1:1 CHCl:メタノール(6ml)中の、アミン(V)(1当量)、ケトン(IX)(1当量)、酢酸(0.2当量)および粉末状モレキュラー・シーブの溶液(約330mg/mmol, V)を、0℃で1時間撹拌した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(2当量)を加え、反応物を室温まで温め、16時間撹拌した。反応物を濾過し、濾液を真空で濃縮した。粗製の残渣を、シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した(CHCl中0〜100%メタノール)。
実施例1
N−{7−[1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル}−4−((R)−3−ジメチルアミノ−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−ニトロ−ベンゼンスルホンアミドの製造
Figure 2013504536
一般的な還元的アミノ化方法1に従って、4−((R)−3−ジメチルアミノ−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−ニトロ−N−(5,6,7,8−テトラヒドロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−ベンゼンスルホンアミド(85mg, 0.15mmol)および1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−オン(45.7mg, 0.15mmol)から、表題化合物を黄色の固体として得た(40mg, 収率31%)。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ (ppm): 8.66 (d, J = 2.01 Hz, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.86 (dd, J = 9.03, 2.01 Hz, 1H), 7.48 (d, J = 7.03 Hz, 1H), 7.17-7.41 (m, 9H), 7.06-7.10 (m, 3H), 6.80 (d, J = 9.03 Hz, 1H), 3.96-4.06 (m, 1H), 3.51 (s, 2H) , 3.38 (s, 2H), 3.25-3.30 (m, 1H), 3.11-3.17 (dd, J = 4.0, 16.0 Hz, 1H), 2.76-2.85 (m, 4H), 2.62-2.68 (m, 2H), 2.30-2.45 (m, 3H), 2.20 (s, 6H), 1.98-2.10 (m, 1H), 1.78-1.91 (m, 5H), 1.45-1.55 (m, 2H);
HR-MS (m/z, MH+): 841.50
HPLC 保持時間=3.13分(Agilent 1100 HPLC系;Inertsil ODS3 100×3mm C18 カラム;流速=1.0ml/分;濃度勾配=5〜95%アセトニトリル/水, 0.1%FA含有, 7.75分)。
実施例2〜7を、上記の一般的な方法1に従って、ケトン(IX)をアミン(V)で還元的アミノ化することによって製造した。
実施例2
(R)−N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−5,5−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ (ppm): 8.55 (d, J = 2.01 Hz, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.77 (dd, J = 2.29, 9.29 Hz, 1H), 7.24 (d, J = 8.53 Hz, 2H), 7.12-7.16 (m, 2H), 6.96-7.00 (m, 5 H), 6.72 (d, J = 9.54 Hz, 1H), 3.91-4.00 (m, 1H), 3.44 (s, 2H), 3.23-3.26 (m, 1H), 3.09 (dd, J = 5.5, 14.5 Hz, 1H), 2.93-3.05 (m, 4H), 2.66 -2.77 (m, 4H), 2.53-2.58 (m, 2H), 2.37-2.47 (m, 7H), 2.17-2.26 (m, 2H), 1.77-2.11 (m, 8H), 1.47-1.62 (m, 2H), 1.41 (t, J = 6.27 Hz, 2H), 0.92 (s, 6H);
HR-MS (m/z, MH+): 873.57。
実施例3
N−(7−((2S)−1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)−2−メチルピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
ジアステレオマーの2:1混合物として単離した。
主要なジアステレオマーの1H NMR (400 MHz, MeOD) δ (ppm): 8.64 (d, J = 2.01 Hz, 1H), 8.12 (s, 1 H), 7.83-7.87 (m, 1H), 7.52 (d, J = 7.53 Hz, 1H), 7.22-7.42 (m, 9H), 7.07-7.11 (m, 3H), 6.79 (d, J = 9.03 Hz, 1H), 4.08 (d, J = 13.05 Hz, 1H), 3.98-4.08 (m, 1H), 3.50 (s, 2H), 3.28 (m, 1H), 3.13-3.18 (dd, J = 5.5, 16.0 Hz, 1H), 2.96 (d, J = 13.05 Hz, 1H), 2.74-2.81 (m, 3H), 2.63-2.68 (m, 2H), 2.33-2.50 (m, 3 H), 2.21 (s, 6H), 2.00-2.15 (m, 2H), 1.81-1.92 (m, 2H), 1.68-1.77 (m, 2H), 1.25-1.43 (m, 2H), 1.01 (d, J = 6.02 Hz, 3H);
HR-MS (m/z, MH+): 測定値 855.51。
実施例4
N−(7−((2S)−1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)−2−メチルピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
ジアステレオマーの2.5:1混合物として単離した。
主要なジアステレオマーの1H NMR (400 MHz, MeOD) δ (ppm): 8.34 (d, J = 2.01 Hz, 1H), 8.11-8.25 (s, 1H), 8.0 (d, J = 9.54 Hz, 1H), 7.66-7.70 (m, 1H), 7.30-7.58 (m, 9H), 7.12-7.25 (m, 3H), 6.88 (d, J = 9.54 Hz, 1H), 4.60-4.79 (m, 1H), 3.90-4.12 (m, 2H), 3.58-3.70 (m, 2H), 3.42-3.57 (m, 1H), 3.04-3.27 (m, 4H), 2.68-2.99 (m, 10H), 2.44-2.64 (m, 3H), 2.01-2.32 (m, 3H), 1.55-2.00 (m, 3H), 1.38 (d, J = 6.02 Hz, 3H);
HR-MS (m/z, MH+): 942.57。
実施例5
(R)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−N−(7−(1−((4'−フルオロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm: 8.32 (d, J = 12.05 Hz, 2H), 8.01 (d, J = 8.53 Hz, 1H), 7.76 (s, 1H), 7.49-7.59 (m, 2H), 7.11-7.45 (m, 9H), 6.93 (t, J = 8.03 Hz, 2H), 4.36 (s, 2H), 4.04-4.10 (m, 1H), 3.66-3.86 (m, 2H), 3.29-3.42 (m, 2H), 3.08-3.24 (m, 4H), 2.69-3.04 (m, 5H), 2.85 (s, 6H), 2.54-2.66 (m, 2H), 2.19-2.31 (m, 1H), 1.99-2.16 (m, 3H), 1.73-1.87 (m, 2H);
HR-MS (m/z, MH+): 912.09。
実施例6
(R)−N−(7−(1−((4'−ブロモビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
1H NMR (600 MHz, アセトン-d6) δ ppm: 8.37 (s, 1H), 8.30 (s, 1H), 7.94-7.99 (m, 1H), 7.61 (d, J = 8.31 Hz, 2H), 7.51 (d, J = 7.18 Hz, 1H), 7.41-7.44 (m, 4H), 7.32-7.38 (m, 2H), 7.30 (t, J = 7.55 Hz, 2H), 7.21-7.26 (m, 2H), 6.87-6.90 (m, 1H), 4.10-4.16 (m, 1H), 3.59 (s, 2H), 3.36 (s, 2H), 3.26-3.35 (m, 2H), 3.04-3.08 (m, 1H), 2.84 (d, J = 11.71 Hz, 2H), 2.78 (t, J = 5.67 Hz, 2H), 2.55-2.61 (m, 1H), 2.53 (t, J = 5.29 Hz, 2H), 2.40-2.46 (m, 1H), 2.31-2.37 (m, 1H), 2.18-2.25 (s, 6H), 1.86-1.97 (m, 3H), 1.78 (d, J = 11.33 Hz, 2H), 1.49-1.58 (m, 2H);
HR-MS (m/z, MH+): 973.01。
実施例7
(R)−N−(7−(1−(2−ブロモベンジル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
1H NMR (400 MHz, MeOD) MeOD) δ (ppm): 8.34 (d, J = 1.51 Hz, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.95 (dd, J = 2.01, 9.03 Hz, 1H), 7.57 (d, J = 7.53 Hz, 1H), 7.50 (d, J = 7.53 Hz, 1H), 7.31-7.36 (m, 3H), 7.15-7.24 (m, 4H), 6.70 (d, J = 9.03 Hz, 1H), 3.87- 3.96 (m, 1H), 3.68 (s, 2H), 3.62 (s, 2H), 3.11-3.26 (m, 3H), 3.05 (m, 2H), 2.91 (t, J = 5.77 Hz, 2H), 2.54-2.79 (m, 5H), 2.46 (s, 6H), 1.82-2.32 (m, 5H), 1.62 - 1.74 (m, 2H);
HR-MS (m/z, MH+): 896.90。
一般的な還元的アミノ化方法2
Figure 2013504536
DCE中の、アミン(V)(1当量)、ケトン(IX)(1当量)、酢酸(1当量)、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(1.5当量)およびモレキュラー・シーブ(約400mg/mmol, V)の溶液(12.4mL/mmol, V)を、45℃で12時間撹拌した。混合物を室温まで冷却し、セライトで濾過し、濃縮した。粗製の残渣を、シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した(CHCl中0〜100%メタノール)。
実施例8
N−{7−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,5−ジメチル−シクロヘキサ−1−エニルメチル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル}−4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニルベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
上記の一般的な還元的アミノ化方法2に従って、(R)−4−(4−モルホリノ−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−N−(5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド(83mg, 0.121mmol)および1−[2−(4−クロロ−フェニル)−5,5−ジメチル−シクロヘキサ−1−エニルメチル]−ピペリジン−4−オン(40mg, 0.121mmol)から、表題化合物を得た(11.4mg, 収率9%)。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm: 8.34 (bs, 1H), 8.25 (bs, 1H), 7.97 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.37 (m, 4H), 7.09-7.27 (m, 5H), 6.79-6.89 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.96-4.19 (m, 1H), 3.11-3.84 (m, 9H), 2.49-2.96 (m, 10H), 2.38 (bs, 2H), 1.62-2.22 (m, 8H), 1.55 (bs, 2H.), 1.29 (bs, 4H), 1.05 (bs, 6H), 0.9 (s, 2H);
TOF MS ES+ (M+H+): 1002.47;
HPLC 保持時間=1.84分 (Agilent 1100 HPLC系;Inertsil ODS3 100×3mm C18 カラム;流速=1.0ml/分;濃度勾配=5〜95%アセトニトリル/水, 0.1%FA含有)。
実施例9〜64を、上記の一般的な方法2に従って、ケトン(IX)をアミン(V)で還元的アミノ化することによって製造した。
実施例9
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−モルホリノ−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm: 8.47 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.31 (s,1 H), 7.95 (d, J = 8.46 Hz, 1H), 7.10 - 7.50 (m, 13H), 6.90 (d, J = 9.35 Hz, 1H), 4.30-4.15 (m,1H), 3.86-3.92 (m, 2H), 3.83-3.86 (m, 2H), 3.69-3.80 (m, 4H), 3.23-3.42 (m, 2 H), 3.11-3.21 (m, 4H) 2.80-2.87 (m, 2H), 2.04-2.63 (m, 13H), 1.67-1.96 (m, 2 H);
TOF MS ES+ (M+H+): 970.29。
実施例10
(R)−N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−5,5−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm: 8.30 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.11 (s,1H), 7.97 (dd, J = 2.1, 8.1 Hz, 1 H), 7.39-7.30 (m, 4H), 7.25-7.13 (m, 3H), 7.09 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 6.70 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 3.87-3.98 (m, 1H), 3.54 (s, 2 H), 3.23 (dd, J = 4.8, 14.2 Hz, 1H), 3.06-3.18 (m, 5H) 2.78-2.88 (m, 2H), 2.50-2.75 (m, 5H) 2.45 (s, 6H), 2.26-2.37 ( m, 2H), 2.05-2.24 (m, 3H), 2.01 (bs, 2H), 1.82-1.98 (m, 3H), 1.59-1.75 (m,2H), 1.50 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 1.02 (s, 6H);
TOF MS ES+ (M+H+): 960.34。
実施例11
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm: 8.31 (d, J = 2.05 Hz,1H), 8.10 (s,1H), 7.90-7.95 (m, 1H), 7.10-7.52 (m, 13H), 6.65 (d, J = 8.2 Hz,1H), 3.81-3.96 (m,1H), 3.52 (s, 2H), 3.40 (s, 2H), 3.20 (dd, J = 5.1, 16.0 Hz, 1H), 3.11 (dd, J = 5.1, 16.0 Hz, 1H), 2.75-2.89 (m, 4H), 2.68-2.79 (m, 2H), 2.26-2.45 (m, 3H), 2.19 (s, 6H,), 1.96-2.08 (m, 1H), 1.79-1.88 (m, 4H), 1.68-1.79 (m, 1H), 1.44-1.59 (m, 2H);
TOF MS ES+ (M+H+): 928.28。
実施例12
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3,5−ジフルオロベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.38 - 1.55 (m, 2 H) 1.62 - 2.00 (m, 7 H) 2.20 (s, 6 H) 2.25 - 2.56 (m, 5 H) 2.67 (t, J=5.56 Hz, 2 H) 2.77 (d, J=11.12 Hz, 2 H) 2.98 (dd, J=13.39, 7.33 Hz, 1 H) 3.13 (dd, J=13.14, 4.55 Hz, 1 H) 3.26 (s, 2 H) 3.46 - 3.61 (m, 2 H) 4.01 (br. s., 1 H) 5.47 (br. s., 1 H) 7.01 - 7.50 (m, 15 H) 8.05 (s, 1 H);
TOF MS ES+ (M+H+): 832.31
保持時間=3.09分。
実施例13
N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−5,5−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 885.24;
保持時間=4.86分。
実施例14
N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 917.29;
保持時間=5.19分。
実施例15
N−(4−(N−(7−(1−((4'−クロロ−4−フルオロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)スルファモイル)−2−(トリフルオロメチルスルホニル)フェニル)−N−(2−(フェニルチオ)エチル)アセトアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 917.20;
HPLC 保持時間=4.55分。
実施例16
(R)−N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−モルホリノ−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 1002.35;
HPLC 保持時間=3.75分。
実施例17
(R)−N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 960.35;
HPLC 保持時間=3.68分。
実施例18
N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(フェニルチオ)ペンタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 931.31;
HPLC 保持時間=5.33分。
実施例19
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロ−5−フルオロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 946.27;
HPLC 保持時間=3.56分。
実施例20
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロ−4−フルオロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 946.26;
HPLC 保持時間=3.46分。
実施例21
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロ−3−フルオロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 946.26;
HPLC 保持時間=3.37分。
実施例22
(R)−3−(4−(N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)スルファモイル)−2−ニトロフェニルアミノ)−N,N−ジメチル−4−(フェニルチオ)ブタンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 855.29;
HPLC 保持時間=4.03分。
実施例23
N−{7−[1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル}−4−[(R)−3−(4−エチル−ピペラジン−1−イル)−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ]−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 997.33;
HPLC 保持時間=3.46分。
実施例24
N−(7−(1−(1−(4'−クロロビフェニル−2−イル)エチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−4−モルホリノ−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 1016.36;
HPLC 保持時間=3.69分。
実施例25
4−((R)−1−ベンジルオキシメチル−3−ジメチルアミノ−プロピルアミノ)−N−{7−[1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル}−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 926.31;
HPLC 保持時間=3.42分。
実施例26
N−{7−[1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル}−4−[(R)−1−(3−クロロ−フェニルスルファニルメチル)−3−ジメチルアミノ−プロピルアミノ]−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 962.24;
HPLC 保持時間=3.47分。
実施例27
N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)−2−メチルピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−4−モルホリノ−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 1016.36;
HPLC 保持時間=3.76分。
実施例28
(R)−N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(2−クロロフェニルチオ)−4−(ジメチルアミノ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.00 (s, 6 H) 1.44 - 1.58 (m, 2 H) 1.58 - 1.75 (m, 2 H) 1.82 - 1.98 (m, 3 H) 2.01 - 2.20 (m, 5 H) 2.26 (br. s., 2 H) 2.43 (s, 6 H) 2.52 (t, J=11.12 Hz, 1 H) 2.57 - 2.74 (m, 4 H) 2.74 - 2.86 (m, 2 H) 3.02 - 3.25 (m, 5 H) 3.25 - 3.37 (m, 1 H) 3.54 (s, 2 H) 3.99 (dd, J=8.34, 4.80 Hz, 1 H) 6.78 (d, J=9.60 Hz, 1 H) 7.06 (d, J=8.59 Hz, 2 H) 7.09 - 7.18 (m, 2 H) 7.27 - 7.37 (m, 3 H) 7.37 - 7.49 (m, 1 H) 7.99 (dd, J=9.09, 2.02 Hz, 1 H) 8.13 (s, 1 H) 8.36 (d, J=2.02 Hz, 1 H);
TOF MS ES+ (M+H+): 994.29;
HPLC 保持時間=3.69分。
実施例29
N−(7−(1−(1−(4'−クロロビフェニル−2−イル)エチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−1−(2−クロロフェニルチオ)−4−(ジメチルアミノ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.44 (d, J=6.57 Hz, 3 H) 1.47 - 1.57 (m, 1 H) 1.57 - 1.71 (m, 1 H) 1.77 - 2.21 (m, 6 H) 2.42 - 2.56 (m, 7 H) 2.58 - 2.86 (m, 6 H) 2.90 (d, J=10.11 Hz, 1 H) 3.13 - 3.27 (m, 2 H) 3.27 - 3.37 (m, 1 H) 3.56 (s, 2 H) 3.73 (q, J=6.57 Hz, 1 H) 3.94 - 4.06 (m, 1 H) 6.78 (d, J=9.60 Hz, 1 H) 7.07 - 7.17 (m, 2 H) 7.17 - 7.38 (m, 5 H) 7.38 - 7.50 (m, 4 H) 7.63 (d, J=6.57 Hz, 1 H) 7.99 (dd, J=9.09, 2.53 Hz, 1 H) 8.12 (s, 1 H) 8.36 (d, J=2.53 Hz, 1 H);
TOF MS ES+ (M+H+): 976.25;
HPLC 保持時間=3.49分。
実施例30
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(フェニルチオ)−4−(ピペリジン−1−イル)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 968.31;
HPLC 保持時間=3.48分。
実施例31
N−(7−(1−(1−(4'−クロロ−4−フルオロビフェニル−2−イル)エチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−4−モルホリノ−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 1002.29;
HPLC 保持時間=4.26分。
実施例32
(R)−N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)ピペリジン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(2−クロロフェニルチオ)−4−(ジメチルアミノ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 1062.28;
HPLC 保持時間=4.09分。
実施例33
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(2−クロロフェニルチオ)−4−(ジメチルアミノ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 1030.22;
HPLC 保持時間=3.83分。
実施例34
N−(7−(1−(1−(4'−クロロビフェニル−2−イル)エチル)ピペリジン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−1−(2−クロロフェニルチオ)−4−(ジメチルアミノ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 1044.24;
HPLC 保持時間=4.58分。
実施例35
N−(7−(1−(1−(4'−クロロ−4−フルオロビフェニル−2−イル)エチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 1033.32;
HPLC 保持時間=4.15分。
実施例36
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロ−4−メトキシビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 958.28;
HPLC 保持時間=3.57分。
実施例37
N−{7−[1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル}−4−[(R)−3−ジメチルアミノ−1−(4−フルオロ−フェニルスルファニルメチル)−プロピルアミノ]−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 946.26;
HPLC 保持時間=3.39分。
実施例38
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(2,6−ジクロロフェニルチオ)−4−(ジメチルアミノ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.49 - 1.65 (m, 2 H) 1.82 - 2.00 (m, 3 H) 2.05 (t, J=11.12 Hz, 2 H) 2.11 - 2.25 (m, 1 H) 2.46 - 2.60 (m, 7 H) 2.66 (t, J=4.80 Hz, 2 H) 2.68 - 2.84 (m, 2 H) 2.84 - 2.98 (m, 4 H) 3.09 - 3.20 (m, 1 H) 3.20 - 3.29 (m, 1 H) 3.57 (s, 2 H) 3.61 (s, 2 H) 3.81 (dd, J=8.08, 5.05 Hz, 1 H) 6.59 (d, J=9.60 Hz, 1 H) 7.20 - 7.29 (m, 2 H) 7.31 - 7.46 (m, 8 H) 7.49 - 7.56 (m, 1 H) 7.95 (dd, J=9.09, 2.02 Hz, 1 H) 8.13 (s, 1 H) 8.34 (d, J=2.02 Hz, 1 H);
TOF MS ES+ (M+H+): 996.20;
HPLC 保持時間=3.55分。
実施例39
N−{7−[1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル}−4−[(R)−1−(3,4−ジクロロ−フェニルスルファニルメチル)−3−ジメチルアミノ−プロピルアミノ]−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 996.19;
HPLC 保持時間=3.55分。
実施例40
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(2−クロロフェニルチオ)−4−(ジメチルアミノ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 1.46 (t, J=10.36 Hz, 2 H) 1.58 - 1.88 (m, 4 H) 1.89 - 2.01 (m, 1 H) 2.11 (s, 6 H) 2.15 - 2.44 (m, 4 H) 2.49 (br. s., 2 H) 2.67 (br. s., 2 H) 2.71 - 2.84 (m, 2 H) 2.89 - 3.11 (m, 2 H) 3.25 (s, 2 H) 3.45 - 3.57 (m, 2 H) 3.57 - 3.66 (m, 1 H) 3.75 - 3.92 (m, 1 H) 6.53 (d, J=9.60 Hz, 1 H) 7.04 - 7.44 (m, 12 H) 7.62 (d, J=8.08 Hz, 1 H) 7.81 (d, J=9.09 Hz, 1 H) 8.08 (br. s., 1 H) 8.22 (s, 1 H);
TOF MS ES+ (M+H+): 962.24;
HPLC 保持時間=3.45分。
実施例41
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(3,5−ジクロロフェニルチオ)−4−(ジメチルアミノ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.47 - 1.65 (m, 2 H) 1.82 - 1.96 (m, 3 H) 1.96 - 2.14 (m, 3 H) 2.40 - 2.57 (m, 7 H) 2.57 - 2.77 (m, 4 H) 2.81 - 2.96 (m, 4 H) 3.19 - 3.29 (m, 1 H) 3.35 - 3.44 (m, 1 H) 3.54 (s, 2 H) 3.59 (s, 2 H) 4.04 (dd, J=8.34, 4.80 Hz, 1 H) 6.92 (d, J=9.60 Hz, 1 H) 7.13 (s, 1 H) 7.19 - 7.28 (m, 3 H) 7.30 - 7.46 (m, 6 H) 7.52 (d, J=6.57 Hz, 1 H) 8.08 (dd, J=9.09, 2.53 Hz, 1 H) 8.14 (s, 1 H) 8.41 (d, J=2.02 Hz, 1 H);
TOF MS ES+ (M+H+): 996.19;
HPLC 保持時間=3.60分。
実施例42
N−(7−(1−(1−(4'−クロロビフェニル−2−イル)エチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−4−モルホリノ−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 984.30;
HPLC 保持時間=6.97分。
実施例43
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(フェニルチオ)ペンタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 899.25;
HPLC 保持時間=5.02分。
実施例44
N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(フェニルチオ)プロパン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 871.21;
HPLC 保持時間=4.75分。
実施例45
N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(フェニルチオ)プロパン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 903.28;
HPLC 保持時間=5.07分。
実施例46
(R)−N−(7−(1−(2−(ブタ−2−イニルオキシ)ベンジル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 886.31;
HPLC 保持時間= 3.07分。
実施例47
N−{7−[1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル}−4−[(R)−3−ジメチルアミノ−1−(2−フルオロ−フェニルスルファニルメチル)−プロピルアミノ]−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 946.26;
HPLC 保持時間= 3.36分。
実施例48
N−{(S)−7−[1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル}−4−((R)−3−ジメチルアミノ−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 942.29;
HPLC 保持時間=3.42分。
実施例49
N−{(R)−7−[1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル}−4−((R)−3−ジメチルアミノ−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 942.29;
HPLC 保持時間=3.42分。
実施例50
(R)−N−(2−クロロ−7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 962.24;
HPLC 保持時間=3.58分。
実施例51
N−(7−(1−(1−(4'−クロロビフェニル−2−イル)エチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
1H NMR (400 MHz, DMSO) δ 8.26 (d, J = 2.02 Hz, 1H), 8.01 (s, 1H), 7.89 (dd, J = 7.07, 2.02 Hz, 1H), 7.56 (d, J = 8.08 Hz, 1H), 7.49 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.40 (t, J = 8.59 Hz, 1H), 7.36-7.26 (m, 7H), 7.21 (d, J = 7.07 Hz, 1H), 7.15 (d, J = 6.57 Hz, 1H), 6.91 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 6.77 (d, J = 9.60 Hz, 1H), 3.96 (m, 2H), 3.52 (m, 2H), 2.98 (m, 2H), 2.79 (m, 2H), 2.72-2.62 (m, 3H), 2.47-2.33 (m, 8H), 1.96 (m, 1H), 1.82 (m, 1H), 1.70 (m, 1H), 1.45 (m, 1H), 1.35 (m, 1H), 1.21 (d, J = 6.57 Hz, 3H);
TOF MS ES+ (M+H+): 942.28;
HPLC 保持時間=3.41分。
実施例52
N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(2−(フェニルチオ)エチルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 857.20;
HPLC 保持時間=4.62分。
実施例53
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 864.31;
HPLC 保持時間=3.26分。
実施例54
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−3−シアノ−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 821.32;
HPLC 保持時間=3.05分。
実施例55
(R)−N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(2−フルオロフェニルチオ)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.01 (s, 6 H) 1.46 - 1.58 (m, 2 H) 1.60 - 1.82 (m, 3 H) 1.87 - 1.99 (m, 2 H) 1.99 - 2.13 (m, 3 H) 2.13 - 2.31 (m, 4 H) 2.31 - 2.76 (m, 16 H) 2.81 (t, J=5.81 Hz, 2 H) 3.06 - 3.27 (m, 6 H) 3.55 (s, 2 H) 3.98 (dd, J=8.59, 4.55 Hz, 1 H) 6.70 - 6.84 (m, 1 H) 6.96 - 7.13 (m, 4 H) 7.17 - 7.29 (m, 1 H) 7.29 - 7.43 (m, 3 H) 7.97 (dd, J=9.09, 2.02 Hz, 1 H) 8.13 (s, 1 H) 8.34 (d, J=2.53 Hz, 1 H);
TOF MS ES+ (M+H+): 1033.37;
HPLC 保持時間=3.74分。
実施例56
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(2−フルオロフェニルチオ)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 1.47 - 1.67 (m, 2 H) 1.73 (d, J=6.06 Hz, 1 H) 1.87 (br. s., 2 H) 2.04 (t, J=10.86 Hz, 3 H) 2.28 - 2.82 (m, 16 H) 2.83 - 3.01 (m, 4 H) 3.04 - 3.26 (m, 2 H) 3.58 (d, J=17.68 Hz, 4 H) 3.89 - 4.05 (m, 1 H) 6.70 - 6.85 (m, 2 H) 6.95 - 7.11 (m, 2 H) 7.17 - 7.30 (m, 2 H) 7.30 - 7.47 (m, 6 H) 7.47 - 7.59 (m, 1 H) 7.97 (dd, J=9.35, 2.27 Hz, 1 H) 8.13 (s, 1 H) 8.33 (d, J=2.02 Hz, 1 H);
TOF MS ES+ (M+H+): 1001.31;
HPLC 保持時間=3.43分。
実施例57
N−{7−[1−(4'−フルオロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル}−4−[(R)−1−(3−クロロ−フェニルスルファニルメチル)−3−ジメチルアミノ−プロピルアミノ]−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 946.27;
HPLC 保持時間=3.36分。
実施例58
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−モルホリノ−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 883.32;
HPLC 保持時間=4.76分。
実施例59
N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(フェニルチオ)ペンタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 931.31;
HPLC 保持時間=5.33分。
実施例60
(R)−N−(7−(4−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)−4−メトキシシクロヘキシル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.22 (dd, J=17.0, 2.0 Hz, 1 H), 7.98 - 8.12 (m, 1 H), 7.74 (dd, J=10.0, 2.5 Hz, 1 H), 7.53 - 7.68 (m, 1 H), 7.38 (d, J=7.5 Hz, 1 H,) 7.11 - 7.36 (m, 10 H), 7.09 (t, J=7.5 Hz, 1 H), 6.43 (dd, J=17.0, 10.0 Hz, 1 H), 3.73 - 3.86 (m, 1 H), 3.53 (br. s., 1 H), 3.33 (s, 1 H), 3.12 (s, 1 H), 2.88 - 3.09 (m, 4 H), 2.71 - 2.86 (m, 2 H), 2.67 (br. s., 1 H), 2.40 (br. s., 2 H), 2.10 - 2.36 (m, 7 H), 1.92 - 2.08 (m, 1 H), 1.66 - 1.80 (m, 1 H), 1.37 - 1.59 (m, 4 H), 1.33 (t, J=7.5 Hz, 2 H), 1.14 - 1.29 (m, 3 H), 0.90 (d, J=3.5 Hz, 2 H); TOF MS ES+ (M+H+): 957.29;
HPLC 保持時間=cis/trans混合物:3.96分および4.02分。
実施例61
(R)−N−(7−(4−(2−ブロモベンジル)−4−メトキシシクロヘキシル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.27 - 8.38 (m, 1 H), 8.07 - 8.20 (m, 1 H), 7.79 - 7.93 (m, 1 H), 7.61 - 7.79 (m, 1 H,) 7.49 - 7.60 (m, 1 H), 7.18 - 7.48 (m, 6 H), 7.10-7.05 (m, 1 H), 6.51 (d, J=10.0 Hz, 1 H), 3.82 - 4.02 (m, 1 H), 3.59 - 3.72 (m, 2 H), 3.26 - 3.41 (m, 2 H), 2.93 - 3.15 (m, 3 H), 2.79 (d, J=13.5 Hz, 2 H), 2.58 (d, J=5.5 Hz, 3 H), 2.26 (br. s., 5 H), 2.01 - 2.16 (m, 1 H), 1.17 - 1.98 (m, 14 H);
TOF MS ES+ (M+H+): 925.21;
HPLC 保持時間=3.67分。
実施例62
N−(7−(4−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチレン)シクロヘキシル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.26 (s, 1 H), 8.10 (s, 1 H), 7.81 (dd, J=9.0, 2.01 Hz, 1 H), 7.57 - 7.75 (m, 1 H), 7.13 - 7.44 (m, 12 H), 6.48 (d, J=9.0 Hz, 1 H), 6.03 (s, 1 H), 3.77 - 3.95 (m, 1 H), 3.61 (s, 2 H), 2.90 - 3.15 (m, 2 H), 2.43 - 2.80 (m, 6 H), 1.85 - 2.41 (m, 10 H), 1.76 (t, J=11.0 Hz, 4 H), 1.26 - 1.48 (m, 2 H), 0.90 - 1.10 (m, 1 H);
TOF MS ES+ (M+H+): 925.26;
HPLC 保持時間=6.71分。
実施例63
N−(7−(4−ベンジリデンシクロヘキシル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ ppm 8.26 (s, 1 H), 8.10 (s, 1 H), 7.74 - 7.90 (m, 1 H), 7.04 - 7.46 (m, 9 H), 6.45 (d, J=9.0 Hz, 1 H), 6.24 (s, 1 H), 3.81 (d, J=3.51 Hz, 1 H), 3.63 (s, 2 H), 2.86 - 3.15 (m, 3 H), 2.78 (br. s., 3 H), 2.56 (br. s., 2 H), 2.36 - 2.50 (m, 2 H), 2.09 - 2.33 (m, 8 H), 1.84 - 2.08 (m, 5 H), 1.66 - 1.82 (m, 1 H), 1.30 - 1.61 (m, 2 H);
TOF MS ES+ (M+H+): 815.27;
HPLC 保持時間=3.64分。
実施例64
(R)−N−(7−(4−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 943.27;
HPLC 保持時間=cis/trans混合物:3.70分および3.81分。
一般的な還元的アミノ化方法3
Figure 2013504536
アミン(V)(1当量)およびケトン(IX)(1.2当量)をDCE(10ml/mmol, V)に溶解し、NaHCO(6当量)を加えた。反応物を環境温度で3時間撹拌し、65℃で3時間加熱した。Na(AcO)BH(3当量)を加え、反応物を65℃で16時間撹拌した。反応物をCHClで希釈し、水で、次に塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗製の残渣を、シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した(0〜10%メタノール/CHCl、次に20%メタノール中7N NH/CHCl)。
実施例65
N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)−3−フルオロピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−4−モルホリノ−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
一般的な還元的アミノ化方法2に従って、(R)−4−(4−モルホリノ−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−N−(5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド(34mg, 0.05mmol)および1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)−3−フルオロピペリジン−4−オン(19mg, 0.059mmol)から、表題化合物を得た(6mg, 収率12%)。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.22 (m, 1H), 1.48 - 1.77 (m, 3H), 1.83 - 2.15 (m, 4H), 2.18 - 2.60 (m, 8H), 2.76 - 3.16 (m, 5H), 3.21 - 3.45 (m, 2H), 3.51 - 3.94 (m, 6H), 4.69 - 4.97 (m, 1H), 6.52 (d, J = 9.60 Hz, 1H), 6.92 (d, J = 8.59 Hz, 1H), 7.10 - 7.51 (m, 13H), 7.79 (dd, J = 9.09, 2.02 Hz, 1H), 8.06 (br. s., 1H), 8.22 (br. s., 1H);
MS [M+H]+ = 988.27;
HPLC 保持時間=3.66分(Agilent 1100 HPLC系; Inertsil ODS3 100×3mm C18 カラム;流速=1ml/分;5〜95%ACN/水, 0.1%ギ酸含有;7.75分 ラン)。
実施例66〜72を、上記の一般的な方法3に従って、ケトン(IX)をアミン(V)で還元的アミノ化することによって製造した。
実施例66
N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)−3−フルオロピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d3) δ ppm 8.07 - 8.14 (m, 2H), 7.83 (dd, J=9.09, 2.02 Hz, 1H), 7.22 - 7.40 (m, 9H), 7.06 - 7.19 (m, 4H), 6.89 (d, J=9.09 Hz, 1H), 6.80 (d, J=9.60 Hz, 1H), 4.69 - 4.93 (m, 1H), 3.99 (dd, J=8.59, 5.05 Hz, 1H), 3.58 (s, 2H), 3.20 - 3.32 (m, 2H), 3.04 - 3.20 (m, 2H), 2.85 - 2.97 (m, 1H), 2.65 - 2.85 (m, 5H), 2.44 (s, 6H), 2.38 (t, J=5.81 Hz, 2H), 1.88 − 2.16 (m, 4H), 1.74 - 1.84 (m, 1H), 1.56 (d, J=12.63 Hz, 1H);
MS [M+H]+: 946.26。
実施例67
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d3) δ ppm 8.11 (d, J=2.02 Hz, 1H), 8.01 - 8.06 (m, 1H), 7.44 - 7.49 (m, 1H), 7.39 - 7.43 (m, 3H), 7.28 - 7.37 (m, 4H), 7.16 - 7.26 (m, 4H), 7.05 (d, J=8.59 Hz, 1H), 6.61 (d, J=9.09 Hz, 1H), 3.84 - 3.94 (m, 1H), 3.48 (s, 2H), 3.34 (s, 2H), 3.13 (d, J=6.06 Hz, 2H), 2.78 (d, J=11.62 Hz, 2H), 2.72 (t, J=5.81 Hz, 2H), 2.52 - 2.60 (m, 1H), 2.46 - 2.52 (m, 2H), 2.32 - 2.42 (m, 2H), 2.23 (s, 6H), 2.11 (dd, J=5.05, 2.53 Hz, 1H), 1.89 (d, J=10.61 Hz, 1H), 1.71 - 1.80 (m, 4H), 1.41 - 1.53 (m, 2H);
MS (ESI) m/e (M+H)+ = 996.26。
実施例68
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−モルホリノ−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d3) δ ppm 8.12 (d, J=2.02 Hz, 1H), 8.02 - 8.07 (m, 1H), 7.50 - 7.55 (m, 1H), 7.39 - 7.47 (m, 4H), 7.32 - 7.39 (m, 4H), 7.18 - 7.30 (m, 4H), 6.75 (d, J=9.09 Hz, 1H), 6.68 (d, J=8.59 Hz, 1H), 3.95 - 4.07 (m, 1H), 3.58 (s, 2H), 3.18 (dd, J=6.06, 4.04 Hz, 2H), 2.83 - 2.93 (m, 4H), 2.57 (br. s., 4H), 2.24 - 2.39 (m, 8H), 2.13 - 2.21 (m, 2H), 2.01 - 2.08 (m, 1H), 1.77 - 1.88 (m, 4H), 1.54 - 1.68 (m, 4H), 1.26 - 1.33 (m, 1H);
MS (ESI) m/e (M+H)+ = 1038.28。
実施例69
N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)−3−フルオロピペリジン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d3) δ ppm 8.10 (d, J=2.02 Hz, 1H), 7.44 - 7.50 (m, 3H), 7.39 - 7.44 (m, 2H), 7.30 - 7.39 (m, 4H), 7.18 - 7.28 (m, 4H), 7.08 (d, J=8.08 Hz, 1H), 6.61 (d, J=9.09 Hz, 1H), 4.91 (d, J=50.53 Hz, 1H), 3.83 - 3.95 (m, 1H), 3.57 (s, 2H), 3.25 - 3.38 (m, 2H), 3.10 - 3.18 (m, 2H), 2.95 - 3.06 (m, 1H), 2.77 - 2.91 (m, 3H), 2.27 - 2.55 (m, 8H), 2.18 - 2.23 (m, 6H), 2.08 - 2.14 (m, 1H), 1.98 - 2.04 (m, 1H), 1.83 - 1.91 (m, 1H), 1.72 - 1.80 (m, 1H), 1.69 (br. s., 1H);
MS (ESI) m/e (M+H)+ = 1014.25。
実施例70
(R)−N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−5,5−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)ピペリジン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d3) δ ppm 8.13 (d, J=2.53 Hz, 1 H), 8.02 - 8.06 (m, 1H), 7.31 - 7.37 (m, 4H), 7.17 - 7.26 (m, 3H), 7.08 (d, J=8.59 Hz, 2H), 7.01 (d, J=8.59 Hz, 1H), 6.62 (d, J=9.09 Hz, 1H), 3.83 - 3.94 (m, 1H), 3.47 (s, 2H), 3.03 - 3.16 (m, 6H), 2.57 - 2.68 (m, 3H), 2.41 - 2.50 (m, 4H), 2.30 (s, 6H), 2.23 - 2.28 (m, 2H), 2.08 - 2.18 (m, 1H), 1.99 (br. s., 2H), 1.65 - 1.87 (m, 6H), 1.44 (t, J=6.57 Hz, 2H), 1.25 - 1.34 (m, 2H), 0.95 (s, 6H);
MS (ESI) m/e (M+H)+ = 1028.33。
実施例71
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−ニトロベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
1H NMR (400 MHz, アセトニトリル-d3) δ ppm 8.61 (d, J=2.0 Hz, 1H), 8.31 - 8.34 (d, J=10.0 Hz, 1H), 7.88 - 7.91 (d, J=11.6 Hz, 1H), 7.15 − 7.57 (m, 12H), 6.71 (d, J=9.5 Hz, 1H), 3.99 − 4.04 (m, 1H), 3.48 (s, 2H), 3.34 (s, 2H), 3.17 − 3.23 (m, 2H), 2.56- 2.82 (m, 7H), 2.49 − 2.53 (m, 2H), 2.36 (s, 6H), 2.07-2.27 (m, 1H), 1.71 - 1.76 (m, 5H), 1.46 - 1.52 (m, 2H);
MS (ESI) m/e (M+H)+ = 909.30。
実施例72
(R)−N−(6−(1−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−モルホリノ−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.35 (d, J=2.02 Hz, 1H), 8.24 (s, 1H), 7.96 (dd, J=9.22, 2.15 Hz, 1H), 7.56 - 7.62 (m, 1H), 7.42 - 7.49 (m, 4H), 7.33 - 7.37 (m, 4H), 7.28 - 7.32 (m, 1H), 7.16 - 7.27 (m, 3H), 6.83 (d, J=8.84 Hz, 1H), 6.74 (d, J=9.35 Hz, 1H), 3.90 (br. s., 6H), 3.57 - 3.65 (m, 4H), 3.43 - 3.50 (m, 1H), 3.09 - 3.26 (m, 3H), 2.98 - 3.08 (m, 2H), 2.67 - 2.76 (m, 1H), 2.26 - 2.48 (m, 7H), 1.94 - 2.13 (m, 3H), 1.55 - 1.78 (m, 3H), 1.27 - 1.33 (m, 1H);
MS (ESI) m/e (M+H)+ = 956.27。
一般的な還元的アミノ化方法4
Figure 2013504536
DCE中の、アミン(V)(1当量)、ケトン(IX)(1当量)、酢酸(1当量)、トリアセトキシ重水素化ホウ素ナトリウム(1.5当量)およびモレキュラー・シーブ(約400mg/mmol, V)の溶液(12.4ml/mmol, V)を、45℃で12時間撹拌した。混合物を室温まで冷却し、セライトで濾過し、濃縮した。粗製の残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した(CHCl中0〜100%メタノール)。
実施例73〜91を、上記の一般的な還元的アミノ化方法4を用いて製造した。
実施例73
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロ−4−フルオロビフェニル−2−イル)メチル)−4−ジューテロピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 947.27;
HPLC 保持時間=3.45分。
実施例74
N−(7−(1−((S)−1−(4'−クロロビフェニル−2−イル)エチル)−4−ジューテロピペリジン−4−イル)−2−(トリフルオロメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−1−(2−フルオロフェニルチオ)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 1048.32;
HPLC 保持時間=3.89分。
実施例75
(R)−N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)−4−ジューテロピペリジン−4−イル)−2−(ジメチルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(2−フルオロフェニルチオ)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 1077.42;
HPLC 保持時間=4.37分。
実施例76
(R)−N−(7−(4−((4'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)−4−メトキシ−1−ジューテロシクロヘキシル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(2−フルオロフェニルチオ)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 1029.32;
HPLC 保持時間= 4.92分。
実施例77
4−((R)−1−ベンジルオキシメチル−3−ジメチルアミノ−プロピルアミノ)−N−{7−[4−ジューテロ−1−(4'−クロロ−4−フルオロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル}−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 945.31;
HPLC 保持時間=3.47分。
実施例78
N−(7−{1−[2−(4−クロロ−フェニル)−4,4−ジメチル−シクロヘキサ−1−エニルメチル]−4−ジューテロ−ピペリジン−4−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−[(R)−3−(イソプロピル−メチル−アミノ)−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ]−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 989.38;
HPLC 保持時間=3.71分。
実施例79
4−((R)−3−アミノ−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−N−{7−[4−ジューテロ−1−(4'−クロロ−4−フルオロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル}−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 919.24;
HPLC 保持時間=3.34分。
実施例80
4−((2R)−4−(8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−N−(7−(1−((4'−クロロ−4−フルオロビフェニル−2−イル)メチル)−4−ジューテロピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 1015.30;
HPLC 保持時間=3.61分。
実施例81
4−((2R)−4−(8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)−4−ジューテロピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 1029.37;
HPLC 保持時間=7.89分。
実施例82
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロ−4−フルオロビフェニル−2−イル)メチル)−4−ジューテロピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(フェニルチオ)−4−(ピロリジン−1−イル)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 973.29;
HPLC 保持時間=3.46分。
実施例83
(R)−N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)−4−ジューテロピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(2−フルオロフェニルチオ)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 1034.38;
HPLC 保持時間=3.73分。
実施例84
N−{7−[4−ジューテロ−1−(4'−クロロ−4−フルオロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル}−4−((R)−3−ジメチルアミノ−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 975.30;
HPLC 保持時間=3.51分。
実施例85
(R)−N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)−4−ジューテロピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(フェニルチオ)−4−(ピロリジン−1−イル)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 987.36;
HPLC 保持時間=3.71分。
実施例86
N−(7−{1−[(R)−1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イル)−エチル]−4−ジューテロピペリジン−4−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 985.31;
HPLC 保持時間=3.45分。
実施例87
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロ−4−フルオロビフェニル−2−イル)メチル)−4−ジューテロピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(1−(2−フルオロフェニルチオ)−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 1020.31;
HPLC 保持時間=3.49分。
実施例88
N−(7−{1−[(S)−1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イル)−エチル]−4−ジューテロピペリジン−4−イル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 985.31;
HPLC 保持時間=3.46分。
実施例89
(R)−N−(7−(1−((4'−クロロ−4−フルオロビフェニル−2−イル)メチル)−4−ジューテロピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−(4−エチルピペラジン−1−イル)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 1016.33;
HPLC 保持時間=3.51分。
実施例90
N−(7−(1−(1−(2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)エチル)−4−ジューテロピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−4−D−モルホリノ−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 1017.37;
HPLC 保持時間=3.76分。
実施例91
(R)−N−(7−(1−((2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)メチル)−4−ジューテロピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−(4−モルホリノ−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 1003.35;
HPLC 保持時間=3.73分。
ケトン(IX)のアミン(V)での還元的アミノ化による実施例92〜93の合成
Figure 2013504536
実施例92
N−{6−[1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−4H−1,2,3a,6−テトラアザ−アズレン−3−イル}−4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−N−(5,6,7,8−テトラヒドロ−4H−1,2,3a,6−テトラアザ−アズレン−3−イル)−3−トリフルオロメタンスルホニルベンゼンスルホンアミド(50mg, 0.072mmol)および1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−オン(21.73mg, 0.072mmol)を含むバイアルに、ジクロロメタン(1.5ml)およびメタノール(1.5ml)を窒素下で加えた。反応混合物を氷浴中で10分間撹拌し、酢酸(2.176mg, 0.036mmol)を加えた。氷浴中でさらに30分間撹拌した後、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(27.3mg, 0.434mmol)を加え、反応物を45℃に加熱し、14時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、ジクロロメタンおよび水で希釈した。有機物をジクロロメタンで3回抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。この粗製の物質をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(CHCl中10〜15%メタノール中2N NH)、表題化合物を得た(5.5mg, 収率8%)。
1H NMR (600 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.03 (d, J = 2.27 Hz, 1H), 7.88 (dd, J = 9.06, 1.89 Hz, 1H), 7.40 - 7.50 (m, 5H), 7.14 - 7.39 (m, 9H), 6.99 (d, J = 9.44 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 9.06 Hz, 1H), 4.06 (d, J = 5.67 Hz, 1H), 4.00 (t, J = 7.37 Hz, 1H), 3.80 (d, J = 6.80 Hz, 1H), 3.47 (d, J = 2.64 Hz, 4H), 3.24 - 3.31 (m, 4H), 2.77 - 2.83 (m, 2H), 2.64 - 2.76 (m, 5H), 2.41 - 2.47 (m, 1H), 2.19 - 2.36 (m, 5H), 2.15 (d, J = 6.80 Hz, 2H), 1.93 (d, J = 5.67 Hz, 1H), 1.81 (q, J = 11.96 Hz, 2H), 1.71 (td, J = 13.88, 5.85 Hz, 1H), 1.50 - 1.61 (m, 2H), 1.31 - 1.42 (m, 2H);
HR-MS (m/z, MH+): 973.30;
HPLC 保持時間=3.50分 (Agilent 1100 HPLC系; Inertsil ODS3 100×3mm C18 カラム;流速=1.0ml/分;濃度勾配=5〜95%アセトニトリル/水, 0.1%FA)。
実施例93
N−{6−[1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−4H−1,2,3a,6−テトラアザ−アズレン−3−イル}−4−((R)−3−ジメチルアミノ−1−フェニル−スルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
4−((R)−3−ジメチルアミノ−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−N−(5,6,7,8−テトラヒドロ−4H−1,2,3a,6−テトラアザ−アズレン−3−イル)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド(1200mg, 0.185mmol)および1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−オン(55.5mg, 0.185mmol)を含むバイアルに、メタノール(6ml)を窒素下で加えた。反応混合物を氷浴中で10分間撹拌し、酢酸(5.56mg, 0.093mmol)を加えた。氷浴中でさらに30分間撹拌した後、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(34.9mg, 0.556mmol)を加え、反応物を環境温度で14時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、濾過した。この粗製の残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(CHCl中10〜15%メタノール中2N NH)、表題化合物を得た(24mg, 収率20%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.03 (d, J = 2.02 Hz, 1H), 7.88 (dd, J = 9.09, 2.53 Hz, 1H), 7.31 - 7.51 (m, 10H), 7.24 - 7.31 (m, 3H), 7.15 - 7.23 (m, 2H), 6.91 (d, J = 9.60 Hz, 1H), 4.01 (br, s, 1H), 3.80 (d, J = 7.58 Hz, 2H), 3.15 - 3.27 (m, 2H), 2.79 (d, J = 5.56 Hz, 2H), 2.65 - 2.75 (m, 6H), 2.31 - 2.48 (m, 3H), 2.12 - 2.22 (m, 1H), 2.08 (s, 6H), 1.65 - 1.96 (m, 5H), 1.49 - 1.60 (m, 2H), 1.29 - 1.43 (m, 2H);
HR-MS (m/z, MH+): 測定値 931.28;
HPLC 保持時間=3.39分 (Agilent 1100 HPLC 系; Inertsil ODS3 100×3mm C18 カラム;流速=1.0ml/分;濃度勾配=5〜95%アセトニトリル/水, 0.1%ギ酸)。
実施例94〜96を、ケトン(VI)のアミン(V)での還元的アミノ化および保護基の除去によって中間体(VII)を得て、次にカルボニル化合物(VIII)で還元的アミノ化することによって、製造した。
Figure 2013504536
実施例94
N−{7−[1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−3−イル}−4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
工程A:4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニル−スルファニルメチル−プロピルアミノ)−N−(5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−3−イル)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド(50mg, 0.074mmol)および4−オキソ−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(14.74mg, 0.074mmol)を含むバイアルに、メタノール(2ml)を窒素下で加えた。反応混合物を氷浴中で10分間撹拌し、酢酸(0.424μl, 7.40μmol)を加えた。反応混合物をさらに30分間撹拌した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(41.85mg, 0.666mmol)を加え、反応物を環境温度で72時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、濾過し、シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(CHCl中10〜50%メタノール中7N NH)、4−{3−[4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホニルアミノ]−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7−イル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを得た(65mg, 収率100%)。
MS [m/z; (M+1)+]: 859.7。
工程B:CHCl(2ml)中の4−{3−[4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニル−メチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホニルアミノ]−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7−イル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(65mg, 0.076mmol)の溶液に、窒素下で、トリフルオロ酢酸(0.146ml, 1.892mmol)を加え、反応物を2時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣をメタノールに溶解し、Si−カーボネート SPEフィルターから溶出することによって遊離塩基に変換し、4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−N−(7−ピペリジン−4−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−3−イル)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミドを得た(37mg, 収率65%)。
MS [m/z; (M+1)+]: 759.7。
工程C:4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニル−メチル−プロピルアミノ)−N−(7−ピペリジン−4−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−3−イル)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド(37mg, 0.049mmol)および4'−クロロ−ビフェニル−2−カルボアルデヒド(21.13mg, 0.098mmol)を含むバイアルに、メタノール(1.5ml)を窒素下で加えた。反応混合物を氷浴中で10分間撹拌し、酢酸(2.79μl, 0.049mmol)を加えた。氷浴中でさらに30分間撹拌した後、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(18.38mg, 0.293mmol)を加えた。反応物を環境温度まで温め、72時間撹拌した。溶媒を真空で除去し、残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(CHCl中10〜50%メタノール)、表題化合物を得た(18mg, 収率39%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) ) δ ppm 1.26 - 1.38 (m, 1H), 1.44 (q, J = 9.87 Hz, 2H), 1.51 - 1.78 (m, 4H), 1.87 - 2.01 (m, 1H), 2.09 - 2.19 (m, 2H), 2.20 - 2.34 (m, 4H), 2.34 - 2.40 (m, 2H), 2.41 - 2.47 (m, 1H), 2.65 - 2.74 (m, 1H), 2.74 - 2.82 (m, 2H), 3.28 (d, J = 7.03 Hz, 1H), 3.45 - 3.53 (m, 8H), 3.58 (s, 2H), 4.05 (d, J = 5.52 Hz, 1H), 6.84 (d, J = 9.03 Hz, 1H), 6.95 (d, J = 9.54 Hz, 1H), 7.15 - 7.22 (m, 2H), 7.27 (t, J = 7.78 Hz, 2H), 7.30 - 7.38 (m, 4H), 7.39 - 7.51 (m, 6H), 7.90 (dd, J = 9.03, 1.51 Hz, 1H), 8.06 (s, 1H);
HR-MS (m/z, MH+): 測定値 959.28;
HPLC 保持時間=3.60分 (Agilent 1100 HPLC系; Inertsil ODS3 100×3mm C18 カラム;流速=1.0ml/分;濃度勾配=5〜95%アセトニトリル/水, 0.1%FA)。
実施例95
N−{7−[1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イルメチル)−アゼパン−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−3−イル}−4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
工程A:4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニル−スルファニルメチル−プロピルアミノ)−N−(5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−3−イル)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド(80mg, 0.118mmol)および4−オキソ−アゼパン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(63.1mg, 0.296mmol)を含むバイアルに、メタノール(4ml)を窒素下で加えた。反応混合物を氷浴中で10分間撹拌し、酢酸(8.13μl, 0.142mmol)を加えた。さらに15分間撹拌した後、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(59.5mg, 0.947mmol)を加えた。反応物を環境温度まで温め、72時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、濾過し、シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(CHCl中10〜50%メタノール中7N NH)、4−{3−[4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホニルアミノ]−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7−イル}−アゼパン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを得た(76mg, 収率74%)。
MS [m/z; (M+1)+]: 873.8。
工程B:CHCl(2ml)中の、4−{3−[4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニル−メチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホニルアミノ]−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7−イル}−アゼパン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(76mg, 0.087mmol)の溶液に、窒素下で、トリフルオロ酢酸(0.168ml, 2.176mmol)を加え、反応物を2.5時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、水およびCHClを加え、溶液を、飽和NaCOで、pH 約8まで塩基性にした。水層をCHClで3回抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、N−(7−アゼパン−4−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−3−イル)−4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミドを得た(62mg, 収率92%)。
MS [m/z; (M+1)+]: 773.6。
工程C:N−(7−アゼパン−4−イル−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−3−イル)−4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド(62mg, 0.080mmol)および4'−クロロ−ビフェニル−2−カルボアルデヒド(52.1mg, 0.241mmol)を含むバイアルに、メタノール(2.5ml)を窒素下で加えた。反応物を氷浴中で10分間撹拌し、酢酸(5.51μl, 0.096mmol)を加えた。さらに15分間撹拌した後、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(40.3mg, 0.642mmol)を加えた。反応物を環境温度まで温め、72時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、濾過し、シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(CHCl中10〜50%メタノール)、表題化合物を得た(50mg, 収率64%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 8.06 (d, J = 2.01 Hz, 1H), 7.90 (d, J = 7.53 Hz, 1H), 7.39 - 7.52 (m, 6H), 7.31 - 7.38 (m, 4H), 7.27 (t, J = 7.78 Hz, 2H), 7.18 - 7.22 (m, 2H), 6.95 (d, J = 9.54 Hz, 1H), 6.84 (d, J = 9.03 Hz, 1H), 4.05 (d, J = 5.52 Hz, 1H), 3.58 (s, 2H), 3.44 - 3.52 (m, 8H), 3.22 - 3.33 (m, 2H), 2.64 - 2.86 (m, 4H), 2.45 (d, J = 5.02 Hz, 1H), 2.23 - 2.40 (m, 7H), 2.11 - 2.20 (m, 2H), 1.88 - 1.98 (m, 1H), 1.57 - 1.77 (m, 4H), 1.44 (q, J = 9.87 Hz, 2H);
HR-MS (m/z, MH+): 測定値 973.29;
HPLC 保持時間=3.57分 (Agilent 1100 HPLC系; Inertsil ODS3 100×3mm C18 カラム;流速=1.0ml/分;濃度勾配=5〜95%アセトニトリル/水, 0.1%ギ酸)。
実施例96
N−{7−[1−(4'−クロロ−ビフェニル−2−イルメチル)−2−メチル−ピペリジン−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−3−イル}−4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
工程A:4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニル−メチル−プロピルアミノ)−N−(5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−3−イル)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド(60mg, 0.089mmol)および2−メチル−4−オキソ−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(47.3mg, 0.222mmol)を含むバイアルに、メタノール(3ml)を窒素下で加えた。反応混合物を氷浴中で10分間撹拌し、酢酸(6.10μl, 0.107mmol)を加えた。氷浴中でさらに15分間撹拌した後、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(44.6mg, 0.710mmol)を加え、反応物を環境温度で15時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、濾過し、シリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(CHCl中10〜50%メタノール中7N NH)、2−メチル−4−{3−[4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホニルアミノ]−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7−イル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを得た(42mg, 収率53%)。
MS [m/z; (M+1)+]: 873.8。
工程B:CHCl(1ml)中の2−メチル−4−{3−[4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチルプロピル−アミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホニルアミノ]−5,6−ジヒドロ−8H−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−7−イル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(42mg, 0.048mmol)の溶液に、窒素下で、トリフルオロ酢酸(0.093ml, 1.203mmol)を加え、反応物を2.5時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、水およびCHClで希釈した。それを飽和NaCOでpH 約8まで塩基性にした。水層をCHClで3回抽出した。合わせた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、N−[7−(2−メチル−ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−3−イル]−4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミドを得た(22mg, 収率59%)。
MS [m/z; (M+1)+]: 773.6。
工程C:N−[7−(2−メチル−ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピラジン−3−イル]−4−((R)−3−モルホリン−4−イル−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド(20mg, 0.026mmol)、4'−クロロ−ビフェニル−2−カルボアルデヒド(16.82mg, 0.078mmol)および塩化亜鉛(3.53mg, 0.034mol)を含むバイアルに、メタノール(1ml)を窒素下で加え、混合物を10分間撹拌した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(13.01mg, 0.207mmol)を加え、反応物を環境温度で14時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、酢酸エチルと2M NaOHの層間に分配した。水層をEtOAcで3回抽出した。合わせた有機層を1M NaOHで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗製の物質をHPLCによって精製し(水中0.1%TFA修飾, MeCN中)、表題化合物をTFA塩として得た(5mg, 収率18%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 13.15 (d, J = 10.54 Hz, 1H), 8.08 - 8.18 (m, 1H), 7.90-8.01 (m, 1H), 7.66 - 7.84 (m, 1H), 7.51 - 7.61 (m, 4H), 7.34 - 7.44 (m, 3H), 7.28 - 7.34 (m, 2H), 7.22 − 7.27 (m, 2H), 7.14 - 7.21 (m, 1H), 7.02 - 7.11 (m, 1H), 6.84 (t, J = 8.03 Hz, 1H), 4.06 - 4.21 (m, 3H), 3.89 - 4.03 (m, 4H), 3.62 - 3.71 (m, 3H), 3.54 - 3.64 (m, 4H), 3.48 - 3.56 (m, 2H), 3.15 - 3.28 (m, 1H), 2.95 - 3.14 (m, 4H), 2.81 - 2.92 (m, 2H), 2.63 - 2.76 (m, 3H), 2.03 - 2.22 (m, 2H), 1.75 (d, J = 12.55 Hz, 1H), 1.57 (br. s., 1H), 1.31 (d, J = 8.01 Hz, 1H), 1.21-1.27 (m, 2H), 0.94 (d, J = 7.03 Hz, 1H);
HR-MS (m/z, MH+): 973.29;
HPLC 保持時間=3.59分 (Agilent 1100 HPLC系; Inertsil ODS3 100×3mm C18 カラム;流速=1.0ml/分;濃度勾配=5〜95%アセトニトリル/水, 0.1%ギ酸)。
3−クロロ−フェニルボロン酸とのスズキカップリング
実施例97
N−{7−[1−(3'−クロロ−ビフェニル−2−イルメチル)−ピペリジン−4−イル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル}−4−((R)−3−ジメチルアミノ−1−フェニルスルファニルメチル−プロピルアミノ)−3−トリフルオロメタンスルホニル−ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
スターラーバーを備えたマイクロ波用バイアルに、炭酸ナトリウム(11.8mg, 0.11mmol)を入れた。バイアルをオーブンに入れ、30分間乾燥させた。それをオーブンから取り、窒素下で室温まで冷却した。実施例7(50mg, 0.056mmol)、3−クロロ−フェニルボロン酸(13.1mg, 0.084mmol)およびPd(PPh)(3.2mg, 0.0028mmol)を、次にDME:EtOH:水(2ml, 2:1:1比)を加えた。窒素を溶液に通気することによって、得られた混合物を脱気し、慣用的に80℃で16時間加熱した。反応物を室温まで冷却し、濾過した。濾液を濃縮し、粗製の残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し(CHCl中0〜100%メタノール)、表題化合物を得た(26mg, 収率50%)。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm: 8.35 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.95 (dd, J = 2.01, 9.03 Hz, 1H), 7.52 (s, 1H), 7.46-7.50 (m, 1H), 7.12-7.43 (m, 11H), 6.71 (d, J = 9.54 Hz, 1H), 3.93 (m, 1H), 3.60 (s, 2H), 3.49 (s, 2H), 3.10-3.27 (m, 2H), 2.62-2.96 (m, 8H), 2.49-2.58 (m, 7H), 2.12 (m, 1H), 1.97-2.07 (m, 2H), 1.84-1.95 (m, 3H), 1.51-1.63 (m, 2H);
HR-MS (m/z, MH+): 測定値 928.55;
HPLC 保持時間=3.38分(Agilent 1100 HPLC 系; Inertsil ODS3 100×3mm C18 カラム;流速=1.0ml/分;濃度勾配=5〜95%アセトニトリル/水, 0.1%FA含有, 7.75分)。
下記の化合物を、上記の実施例97の手順に従って、実施例7と必要なボロン酸とのスズキカップリングによって製造した。
実施例98
N−(7−(1−((2'−クロロビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−4−((R)−4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 928.27;
HPLC 保持時間=3.32分。
実施例99
(R)−4−(4−(ジメチルアミノ)−1−(フェニルチオ)ブタン−2−イルアミノ)−N−(7−(1−((4'−(トリフルオロメチル)ビフェニル−2−イル)メチル)ピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−4−イル)−3−(トリフルオロメチルスルホニル)ベンゼンスルホンアミド
Figure 2013504536
TOF MS ES+ (M+H+): 962.30;
HPLC 保持時間=3.69分。
薬理学的データ
生物学アッセイセクション
IC50の決定方法
本方法においては、BCL−2阻害剤の特徴付けのための表面プラズモン共鳴(SPR)に基づくバイオセンサー(BiacoreTM, GE Healthcare, Uppsala, Sweden)を使用する。
BiacoreTMは表面プラズモン共鳴(SPR)の現象を結合相互作用の検出および測定に利用する。典型的Biacore実験において、相互作用分子の一方(リガンド)を可撓性デキストランマトリックスに固定化し、相互作用相手(アナライト)を表面上を流す。結合相互作用はセンサー表面の質量増加と、センサー表面近位の媒体の屈折率の対応する直接変化をもたらす。屈折率またはシグナルの変化を、共鳴単位(R.U.)で記録する。複合体の会合および脱会合によるシグナル変化を非侵襲性の方法で、連続的かつリアルタイムにモニターし、その結果をセンサーグラムの形式で記録する。
SPRアッセイを、ペプチド由来センサー表面に結合するBCL−2の阻害を試験するように設計し、阻害剤能力の指標としてIC50値を得る。
溶液阻害アッセイ形式:
BiacoreTM A100(GE Healthcare, Uppsala, Sweden)をここに記載する実験の実施に使用した。センサー表面調製および全相互作用分析実験を25℃で行った。試薬をGE Healthcareから購入した。10mM Hepes、pH7.4、150mM 塩化ナトリウム、1.25mM ジチオスレイトール、3%ジメチルスルホキシドおよび0.05%polysorbate 20含有ランニングバッファーを全分析に使用した。
ビオチニル化BAK、BADおよびNOXAペプチドをランニングバッファーに10nMに希釈し、ペプチド表面密度が50〜100R.U.の範囲になるようにストレプトアビジン(センサーチップSA)で予め誘導したセンサー表面に捕捉させた。ペプチド捕捉表面を500μM PEO−ビオチンでブロックした。各フローセルのブランク検出スポットを同様にPEO−ビオチンでブロックし、競合アッセイの参照スポットとして役立てた。
相互作用分析を最初に各サンプルを、16μM〜0.004nM範囲の6点3倍化合物希釈を56nM BCL2で1時間、装置スタートアップ工程中に平衡化することにより行った。タンパク質−化合物混合物を次いで各ペプチド表面に、平行で60秒間、30μL/分の流速で注入した。56nM BCL2対照サンプルも調製し、アッセイ中一定間隔で流した。表面再生を、各分析サイクルの最後に10mM グリシン、pH 2.5、1M 塩化ナトリウム、0.05%polysorbate 20を2回30秒間注入することにより行った。サンプルおよび対照化合物サンプルをデュプリケートで行い、表面およびアッセイ性能をモニターするためにアッセイ中対照も一定間隔で流した。
データ解析をBiacoreTM A100評価ソフトウェアv1.1を使用して行い、アッセイ品質を確認した。結合レベル報告点をBCL2対照サンプルに対して使用して、各化合物−タンパク質混合物についての%阻害値を計算した。次いでこれらのデータを化合物濃度に対してプロットし、Tibco(登録商標) Spotfire(登録商標) v2.1でロジスティック回帰により解析して、各化合物のIC50値を計算した。表4は選択化合物のIC50値を示す。
Figure 2013504536
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Claims (18)

  1. 式(I):
    Figure 2013504536
    〔式中、
    Aは飽和環構造および不飽和環構造を含む二価二環基であり、ここで該不飽和環構造はNHに結合し、該飽和環構造はRに結合し、そしてAは非置換であるかまたはハロゲン、OH、(C−C)アルキル、ハロ置換(C−C)アルキル、CNまたはNR1011から独立して選択される1個以上の置換基で置換されており;
    は3〜8員シクロヘテロアルキル、(C−C)シクロアルキルまたは(C−C14)アリール基であり、それは非置換であるかまたは(C−C)アルキル、ハロゲン、OR57、NR5859または重水素で置換されており;
    は(C−C)アルキレン、(C−C)アルケニレン、−C(O)−、−C(O)O−、C(O)N−、−(C−C)アルキレンC(O)−、−(C−C)アルキレン−C(O)O−または結合であり、ここで、Lは非置換であるかまたは(C−C)アルキル、ハロ置換(C−C)アルキルまたは(C−C)シクロアルキルから独立して選択される1個以上の置換基で置換されており;
    は(C−C)アルキレン、NR、−O−または−S−であり;
    は(C−C14)アリール、5〜14員ヘテロアリール、3〜8員シクロヘテロアルキルまたは(C−C14)シクロアルキルであり、その各々は非置換であるかまたはハロゲン、OH、(C−C)アルキル、ハロ置換(C−C)アルキルまたはCNの1個以上で置換されており;
    は(C−C)アルキル、(C−C14)アリール、C−C14)シクロアルキル、ハロゲンまたは3〜14員シクロヘテロアルキルであり、ここで、上記炭化水素基のいずれも場合によりハロゲン、(C−C)アルキル、ハロ置換(C−C)アルキル、OHまたはNR4445から独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
    およびRは各々独立してH、(C−C)アルキル、(C−C)アルキレン−(C−C14)アリール、(C−C)アルキレン−(5〜14員ヘテロアリール)、(C−C)アルキレン−CONR1617、(C−C)アルキレン−O−R15、(C−C)アルキレン−NR1314、(C−C)アルキレン−(3〜14員シクロヘテロアルキル)、(C−C)アルキレン−S−(C−C14)アリール、(C−C)アルキレン−COR18、(C−C)アルキレン−C(O)O−R19、(C−C)アルキレン−O−C(O)−R20、(C−C)アルキレン−S−R21、(C−C)アルキレン−SOR22または(C−C)アルキレン−SO23であり;
    およびRは各々独立してH、NO、SOCF、SO(C−C)アルキル、ハロ置換(C−C)アルキル、ハロゲン、(C−C14)シクロアルキルまたはCNであり;
    はH、(C−C)アルキル、−(C−C)アルキレン−(C−C14)アリール、−(C−C)アルキレン−(5〜14員ヘテロアリール)、−(C−C)アルキレン−CONR4647、−(C−C)アルキレン−O−R48、−(C−C)アルキレン−NR4950、−(C−C)アルキレン−(3〜14員シクロヘテロアルキル)、−(C−C)アルキレン−S−(C−C14)アリール、−(C−C)アルキレン−C(O)R51、−(C−C)アルキレン−C(O)O−R52、−(C−C)アルキレン−O−C(O)−R53、−(C−C)アルキレン−S−R54、−(C−C)アルキレン−SOR55、−(C−C)アルキレン−SO56、−C(O)(C−C)アルキル、−C(O)(C−C)アルキレン−(C−C14)アリール、−C(O)(C−C)アルキレン−(5〜14員ヘテロアリール)、−C(O)(C−C)アルキレン−(3〜14員シクロヘテロアルキル(alky))、−C(O)(C−C)アルキレン−CONR4647、−C(O)(C−C)アルキレン−O−R48、−C(O)(C−C)アルキレン−NR4950、−C(O)(C−C)アルキル−S−(C−C14)アリール、−C(O)(C−C)アルキレン−C(O)R51、−C(O)(C−C)アルキレン−C(O)O−R52、−C(O)(C−C)アルキレン−O−C(O)−R53、−C(O)(C−C)アルキレン−S−R54、−C(O)(C−C)アルキレン−SOR55または−C(O)(C−C)アルキルSO56であり;
    10、R11、R13、R14、R16、R17、R44、R45、R46、R47、R49、R50、R57、R58およびR59は各々独立してH、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、OH、−C(O)(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、ハロゲン、(C−C14)シクロアルキル、(C−C14)アリール、4〜14員シクロヘテロアルキルまたは5〜14員ヘテロアリールであり、ここで、前記炭化水素基のいずれも場合によりハロゲン、ヒドロキシル、(C−C)アルコキシ、アミノ、(C−C)アルキルアミノ、ジ((C−C)アルキル)アミノまたはシアノから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
    またはR13およびR14はそれらが結合しているNと一体となって4〜8員シクロヘテロアルキルまたは5〜14員ヘテロアリールを形成し、この各々は置換されているかまたは非置換であり;
    またはR16およびR17は、それらが結合しているNと一体となって4〜8員シクロヘテロアルキルまたは5〜14員ヘテロアリールを形成し、この各々は置換されているかまたは非置換であり;
    またはR58およびR59は、それらが結合しているNと一体となって4〜8員シクロヘテロアルキルまたは5〜14員ヘテロアリールを形成し、この各々は置換されているかまたは非置換であり;
    またはR44およびR45は、それらが結合しているNと一体となって4〜8員シクロヘテロアルキルまたは5〜14員ヘテロアリールを形成し、この各々は置換されているかまたは非置換であり;
    またはR46およびR47は、それらが結合しているNと一体となって4〜8員シクロヘテロアルキルまたは5〜14員ヘテロアリールを形成し、この各々は置換されているかまたは非置換であり;
    またはR49およびR50は、それらが結合しているNと一体となって4〜8員シクロヘテロアルキルまたは5〜14員ヘテロアリールを形成し、この各々は置換されているかまたは非置換であり;
    15、R18、R19、R20、R22、R23、R48、R51、R52、R53、R55およびR56は各々独立して−(C−C)アルキレン−(C−C14)アリールまたは−(C−C)アルキレン−(5〜14員ヘテロアリール)であり、その各々は非置換であるかまたハロゲン、OH、(C−C)アルキル、ハロ置換(C−C)アルキルまたはCNから独立して選択される1個以上の置換基で置換されており;
    21およびR54は各々独立して(C−C14)アリール、5〜14員ヘテロアリール、−(C−C)アルキレン−(C−C14)アリールまたは−(C−C)アルキレン−(5〜14員ヘテロアリール)であり、その各々は非置換であるかまたはハロゲン、OH、(C−C)アルキル、ハロ置換(C−C)アルキルまたはCNから独立して選択される1個以上の置換基で置換されている。〕
    の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  2. Aが:
    Figure 2013504536
    であり、ここで、
    、GおよびGが各々独立してCR29またはNであり;
    およびYは各々独立して−CR3031−、−CR3233−CR3435−、−NR36−、−CR3738−NR39−、−O−、−S−、−CR4041−O−または−CR4243−S−であり;
    XがCHまたはNであり;
    29、R30、R31、R32、R33、R34、R35、R36、R37、R38、R39、R40、R41、R42およびR43が各々独立してH、(C−C)アルキル、ハロゲン、ハロ置換(C−C)アルキルまたは(C−C14)シクロアルキルである;
    請求項1に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  3. Aが
    Figure 2013504536
    であり、ここで、
    XがCHまたはNであり;GがCR29またはNであり;GがO、SまたはNR60であり;
    29、R30、R31、R32、R33、R34、R35およびR60は各々独立してH、メチル、エチル、プロピル、Cl、FまたはCFである;
    請求項2に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  4. Aが
    Figure 2013504536
    であり、ここで、G、GおよびGの少なくとも1個がNであり;
    およびYが各々独立して−CR3031−または−CR3233−CR3435−であり;
    XがNであり、
    30、R31、R32、R33、R34およびR35が各々独立してH、メチル、エチル、プロピル、Cl、FまたはCFである、
    請求項2に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  5. 、GおよびGの2個がNであり、残りのGがCR29であり;
    が−CR3233−CR3435−であり;
    が−CR3031−であり;
    29がH、メチル、Cl、FまたはCFであり;
    32、R33、R34およびR35がHであり;
    30およびR31がHであり;
    XがNである;
    請求項4に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  6. およびGがNであり、GがCR29であり;
    が−CR3233−CR3435−であり;
    が−CR3031−であり;
    29がH、メチル、Cl、FまたはCFであり;
    32、R33、R34およびR35がHであり;
    XがNである;
    請求項4または5に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  7. がピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、テトラヒドロフラニル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルまたはフェニルであり、その各々は非置換であるかまたはメチル、エチル、プロピル、Cl、F、Br、Iまたはメトキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されている;
    請求項1〜6のいずれかに記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  8. がピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルであり、その各々は非置換であるかまたはメチル、メトキシ、ClまたはFで置換されている;
    請求項1〜7のいずれかに記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  9. が−CH−、−CHCH−または結合であり;Lが−CH−またはNHである;
    請求項1〜8のいずれかに記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  10. がフェニル、ナフチル、ピリジニル、ピリミジニルまたはピリダジニルであり、その各々は非置換であるかまたはメチル、ジメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、フェニル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、CFまたはCHClから独立して選択される1個以上の置換基で置換されている;
    請求項1〜9のいずれかに記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  11. およびRが独立して(C−C)アルキル、(C−C)アルキレン−(C−C14)アリール、(C−C)アルキレン−(5〜14員ヘテロアリール)、(C−C)アルキレン−CONR1617、(C−C)アルキレン−O−R15、(C−C)アルキレン−NR1314、(C−C)アルキレン−(3〜14員シクロヘテロアルキル)または(C−C)アルキレン−S−(C−C14)アリールである;
    請求項1〜10のいずれかに記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  12. が−CH−フェニル、−CHCH−フェニル、−CHCHCH−フェニル、−CH−ピリジニル、−CHCH−ピリジニル、−CH−ピリミジニル、−CHCH−ピリミジニル、−CHC(O)NCHCH、−CHC(O)NHCH、−CHCHC(O)NCHCH、−CH−O−CH、−CH−O−CHCH、−CH−S−フェニル、−CHCH−S−フェニルまたは−CHCHCH−S−フェニルであり;
    が−CHC(O)CH、−CHC(O)CHCH、−CHCHC(O)CH、−CH−S−CH、CH−S−CHCH3、−CH−N(CH)(CH)、−CH−NHCH、−CH−NH、−CH−NH−フェニル、−CH−CH−N(CH)(CH)、−CHCH−NHCH、−CHCH−NHまたは−CHCH−NH−フェニルである;
    請求項1〜11のいずれかに記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  13. 式(Ib):
    Figure 2013504536
    〔式中、
    1bはH、NO、SOCF、SO(C−C)アルキル、ハロ置換(C−C)アルキル、ハロゲン、(C−C14)シクロアルキルまたはCNであり;
    2bは飽和環構造および不飽和環構造を含む二価二環基であり、ここで該不飽和環構造はNHに結合し、該飽和環構造はR5bに結合し、ここでR2bは非置換であるかまたはハロゲン、OH、(C−C)アルキル、ハロ置換(C−C)アルキル、CNまたはNHの1個以上で置換されていてよく;
    3bおよびR4bは独立してH、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、(C−C14)アリール、5〜14員ヘテロアリール、(C−C14)シクロアルキル、ハロゲンまたは3〜14員シクロヘテロアルキルであり、その各々は、Hであるとき以外、非置換であるかまたはヒドロキシル、シアノ、ニトロ、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、(C−C)アルコキシ,(C−C)アルケニルオキシ、(C−C)アルキニルオキシ、ハロゲン、(C−C)アルキルカルボニル、カルボキシ、(C−C)アルコキシカルボニル、アミノ、(C−C)アルキルアミノ、ジ((C−C)アルキル)アミノ、(C−C)アルキルアミノカルボニル、ジ((C−C)アルキル)アミノカルボニル、(C−C)アルキルカルボニルアミノ、(C−C)アルキルカルボニル(C−C)アルキル)アミノ、(C−C)アルキルスルホニルアミノ,(C−C)アルキルチオ、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、アミノスルホニル、(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはジ((C−C)アルキル)アミノスルホニルから独立して選択される1個以上の置換基で置換されており、ここで、上記炭化水素の各々は場合によりハロゲン、ヒドロキシルまたは(C−C)アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
    5bは3〜8員シクロヘテロアルキル、(C−C)シクロアルキルまたは(C−C14)アリールであり、それは非置換であるかまたは(C−C)アルキル、ハロゲン、OH、(C−C)アルコキシ、NHまたは重水素で置換されており;
    6bはL−R8bであり;
    7bはヒドロキシル、シアノ、ニトロ、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、(C−C)アルコキシ、(C−C)アルケニルオキシ、(C−C)アルキニルオキシ、ハロゲン、(C−C)アルキルカルボニル、カルボキシ、(C−C)アルコキシカルボニル、アミノ、(C−C)アルキルアミノ、ジ(C−C)アルキルアミノ、(C−C)アルキルアミノカルボニル、ジ((C−C)アルキル)アミノカルボニル、(C−C)アルキルカルボニルアミノ、(C−C)アルキルカルボニル((C−C)アルキル)アミノ、(C−C)アルキルスルホニルアミノ、(C−C)アルキルチオ、(C−C)アルキルスルフィニル、(C−C)アルキルスルホニル、アミノスルホニル、(C−C)アルキルアミノスルホニルまたはジ((C−C)アルキル)アミノスルホニルであり、ここで、上記炭化水素の各々は、場合によりハロゲン、OHまたは(C−C)アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で置換されていてよく;
    は−(C−C)アルキレン−、−(C−C)アルケニレン−、−C(O)−、−C(O)O−、−C(O)N(H)−、−(C−C)アルキルC(O)−、−(C−C)アルキル−C(O)O−または結合であり、ここで、Lは非置換であるかまたは(C−C)アルキル、ハロ置換(C−C)アルキルまたは(C−C)シクロアルキルの1個以上で置換されており;
    8bは(C−C14)アリール、5〜14員ヘテロアリール、3〜8員シクロヘテロアルキルまたは(C−C14)シクロアルキルであり、その各々は非置換であるかまたはハロゲン、OH、(C−C)アルキル、ハロ置換(C−C)アルキルまたはCNから独立して選択される1個以上の置換基で置換されており;
    nは0、1、2、3または4である。〕
    の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  14. (i)治療有効量の請求項1〜13のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩または(ii)請求項1〜13のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩および少なくとも1種の薬学的に許容される添加物を含む医薬組成物を処置を必要とする対象に投与する過程を含む、Bcl−2活性の阻害方法。
  15. (i)治療有効量の請求項1〜13のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩または(ii)請求項1〜13のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩および少なくとも1種の薬学的に許容される添加物を含む医薬組成物を処置を必要とする対象に投与する過程を含む、増殖性疾患の処置方法。
  16. 疾患、障害または症候群が過増殖であり、ここで、該対象が動物であり、該疾患、障害または症候群が癌または炎症である、請求項15に記載の処置方法。
  17. 治療に使用するための請求項1〜13のいずれかに記載の化合物。
  18. 請求項1〜13のいずれかに記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩および薬学的に許容される担体または添加物を含む、医薬組成物。
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