JP2013502211A5

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Publication number: JP2013502211A5
Application number: JP2012525164A
Authority: JP
Filing date: 2010-08-18
Publication date: 2014-08-07
Anticipated expiration: 2030-08-18

Claims

２つ以上のアミノ酸置換を含むグルコアミラーゼ変異体の、デンプンの加水分解中の縮合産物の合成を低下させるための使用であって、
ここで、ａ）少なくとも１つのアミノ酸置換は、配列番号２の５１８位〜５４３位のアミノ酸配列または親グルコアミラーゼにおける等価な残基配列を有する相互連結ループ２’中にあり、および
ｂ）少なくとも１つのアミノ酸置換は、配列番号２のアミノ酸配列または親グルコアミラーゼにおける等価な残基配列を有するループ１中に、および／または、配列番号２の５２位〜６８位のアミノ酸配列または親グルコアミラーゼにおける等価な残基配列を有するヘリックス２中に、および／または、配列番号２の３９６位〜４２０位のアミノ酸配列または親グルコアミラーゼにおける等価な残基配列を有するループ１１中に、および／または配列番号２の４２１位〜４３４位のアミノ酸配列または親グルコアミラーゼにおける等価な残基配列を有するヘリックス１２中にあり；
ここで、該グルコアミラーゼ変異体は、配列番号１、２、３、５、６、７、８、または９に対して少なくとも８５％の配列同一性を有する、
使用。
グルコアミラーゼ変異体が、親グルコアミラーゼと比較してイソマルトース合成およびデンプン加水分解活性の間の低下した比（ＩＳ／ＳＨ比）を示す、請求項１に記載のグルコアミラーゼ変異体の使用。
請求項１または２に記載のグルコアミラーゼ変異体の使用であって、グルコアミラーゼ変異体が、５３９位にアミノ酸置換を、および４４、６１、４１７、および４３１位から選択される位置に１つまたは複数のアミノ酸置換を有し、該位置は、配列番号２におけるそれぞれの位置または親グルコアミラーゼにおける等価な位置に対応する、使用。
請求項１〜３のいずれか１項に記載のグルコアミラーゼ変異体。
２つ以上のアミノ酸置換を含むグルコアミラーゼ変異体であって、ここで、アミノ酸置換は、５３９位にあり、およびアミノ酸置換は、４４位にあり、該位置は、配列番号２におけるそれぞれの位置、または親グルコアミラーゼにおける等価な位置に対応し、およびその配列は、親グルコアミラーゼに対して少なくとも８０％の配列同一性を有し、およびここで、４４位におけるアミノ酸置換は、４４Ｃではない、グルコアミラーゼ変異体。
請求項４または５に記載のグルコアミラーゼ変異体であって、以下のアミノ酸置換を含み：
ａ．Ｄ４４ＲおよびＡ５３９Ｒ；または
ｂ．Ｄ４４Ｒ、Ｎ６１Ｉ、およびＡ５３９Ｒ、
該位置は、配列番号２におけるそれぞれの位置、または親グルコアミラーゼにおける等価な位置に対応する、グルコアミラーゼ変異体。
配列番号１、２、１１、３８５、３８６、３８７、３８８、３８９、または３９０のデンプン結合ドメインに対して少なくとも９６％、９７％、９８％、９９％、または９９．５％の配列同一性を有するデンプン結合ドメインを有する、および／または、配列番号１、２、３、５、６、７、８、または９の触媒ドメインに対して少なくとも８０％、８５％、９０％、９５％、または９９．５％の配列同一性を有する触媒ドメインを有する、請求項４〜６のいずれか１項に記載のグルコアミラーゼ変異体。
配列番号１、２、３、５、６、７、８、または９に対して少なくとも８５％、９０％、９５％、９８％、または９９．５％の配列同一性を有する、請求項４〜７のいずれか１項に記載のグルコアミラーゼ変異体。
配列番号２に対して少なくとも８５％、９０％、９５％、９８％、または９９．５％の配列同一性を有する、請求項４〜８のいずれか１項に記載のグルコアミラーゼ変異体。
親グルコアミラーゼと比較してイソマルトース合成およびデンプン加水分解活性の間の低下した比（ＩＳ／ＳＨ比）示す、および／またはＴｒＧＡなどのような親グルコアミラーゼと比較して、増強した実質的な程度の発酵を示す、請求項４〜９のいずれか１項に記載のグルコアミラーゼ変異体。
請求項４〜１０のいずれか１項に記載のグルコアミラーゼ変異体をコードするポリヌクレオチド、たとえば、前記ポリヌクレオチドを含む、または請求項４〜１０のいずれか１項に記載の前記グルコアミラーゼ変異体を発現することができる、ベクター。
請求項４〜１０のいずれか１項に記載のグルコアミラーゼ変異体を発現することができる細胞、たとえば、請求項１１に記載のベクターを含む宿主細胞、または請求項４〜１０のいずれか１項に記載のグルコアミラーゼ変異体をコードする核酸を染色体の中に安定して統合している宿主細胞。
グルコアミラーゼ変異体を発現させる方法であって、請求項１２に記載の細胞または宿主細胞を得ることと、該細胞または宿主細胞からグルコアミラーゼ変異体を発現させることとを含み、グルコアミラーゼ変異体を精製することを含んでもよい、方法。
請求項４〜１０のいずれか１項に記載のグルコアミラーゼ変異体の少なくとも１つを含み、アミラーゼ、プロテアーゼ、プルラナーゼ、セルラーゼ、グルカナーゼ、キシラナーゼ、アラビノフコシダーゼ、フェルラ酸エステラーゼ、キシランアセチルエステラーゼ、およびさらなるグルコアミラーゼの中から選択される少なくとも１つのさらなる酵素を含んでもよい、酵素組成物。
醸造用の麦芽汁を生産するための方法であって、グリストからマッシュを形成することと、請求項４〜１０のいずれか１項に記載のグルコアミラーゼ変異体または請求項１４に記載の酵素組成物とマッシュを接触させることとを含む、方法。
ａ．マッシュを調製することと、
ｂ．マッシュをろ過して、麦芽汁を得ることと、
ｃ．麦芽汁を発酵させて、ビールを得ることと
を含み、請求項４〜１０のいずれか１項に記載のグルコアミラーゼ変異体は、工程（ａ）および／または工程（ｂ）および／または工程（ｃ）に添加され、所望により、ビールは、低温殺菌工程にかけられる、ビールの生産のための方法。
ａ．マッシュを調製する工程と、
ｂ．マッシュをろ過して、麦芽汁を得る工程と、
ｃ．麦芽汁を発酵させて、ビールを得る工程と、
ｄ．所望により、ビールを低温殺菌する工程と
によって生産され、請求項４〜１０のいずれか１項に記載のグルコアミラーゼ変異体は、工程（ａ）および／または工程（ｂ）および／または工程（ｃ）に添加される、ビール。