JP2013236606A - 両軸受リールのスプール制動装置、及び両軸受リール - Google Patents

両軸受リールのスプール制動装置、及び両軸受リール Download PDF

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Abstract

【課題】両軸受リールのスプール制動装置において、制動力を広範囲で調整できるようにし、スプールの回転に応じた制動力をスプールに適切に付与できるようにする。
【解決手段】制動力調整手段64では、磁石51と導電体50とが径方向において対向可能な状態で導電体50が回転した場合に、導電体50に作用する磁石51の磁力によって、磁石51がリール本体に対して軸方向に移動する。これにより、導電体50と磁石51とが径方向において対向する対向範囲が変化し、導電体に作用する磁石の磁束数が変化する。このようにして、スプール12の回転が制動される。
【選択図】図5

Description

本発明は、スプール制動装置、特に、両軸受リールのスプールの回転を制動する両軸受リールのスプール制動装置に関する。また、本発明は、両軸受リールに関する。
ルアーフィッシングに用いられる両軸受リールでは、キャスティング時にスプールの回転速度が糸繰り出し速度より速くなるバックラッシュが生じる場合がある。バックラッシュが生じると、釣り糸がたるむ、いわゆる糸ふけが生じ、糸がらみの原因になる。そこで、特許文献1に示されるような電磁ブレーキが提供されている。この電磁ブレーキでは、スプールに制動力を作用させるとともに、その制動力を調整することが可能である。
特許文献1の電磁ブレーキは、円筒形の磁石支持フレームを、有している。磁石支持フレームには、円周方向に複数の磁石が配置されている。複数の磁石の磁極面が、スプールの側壁と所定の間隔を隔てて(対向して)配置されている。磁石支持フレームをスプール軸方向に移動させることによって、磁石の磁極面とスプール側壁との間隔が変更される。これにより、スプールの制動力が調整される。
磁石支持フレームの軸方向位置は、磁石支持フレームの外周面に形成されたカム溝と、このカム溝に係合する案内突起とによって、決定される。具体的には、磁石支持フレームは、所定角度範囲内で回転自在であり、スプールの回転速度に対応して回転する。この磁石支持フレームの回転は、カム溝及び案内突起の係合によって、磁石支持フレームの軸方向の移動に変換される。そして、磁石支持フレームの軸方向の移動によって、磁石支持フレームに支持された磁石の磁極面とスプール側壁との間隔が、調整される。すなわち、スプールの制動力が調整される。
特公平4−68892号公報
特許文献1のスプール制動装置は、対向して配置された磁石の磁極面とスプール側壁との間の微小隙間を調整するものであるので、制動力を調整できる範囲が狭い。この調整範囲を広げようとして、磁石支持フレームの移動ストロークを大きくすると、装置の大型化を招く。また、特許文献1に示された制動力を調整するための構成では、スプールの高速回転に追随して、磁石支持フレームが容易に軸方向に移動し、スプールの制動力が急激に増加する。このような構成では、キャスティング時に飛距離が伸びないおそれがある。
本発明の課題は、両軸受リールのスプール制動装置において、制動力を広範囲で調整できるようにし、スプールの回転に応じた制動力をスプールに適切に付与できるようにすることにある。
発明1に係る両軸受リールのスプール制動装置は、両軸受リールのリール本体に回転自在に装着されたスプールの回転を、制動する装置である。このスプール制動装置は、導電体と、磁石と、制動力調整手段とを、備えている。導電体は、スプールと連動して回転する。磁石は、リール本体に対して軸方向に移動可能であり、且つ径方向において導電体と対向可能である。制動力調整手段は、磁石と導電体とが径方向において対向可能な状態で導電体が回転した場合に、導電体に作用する磁石の磁力に基づいて、磁石をリール本体に対して軸方向に移動させることにより、導電体と磁石とが径方向において対向する対向範囲を、変化させる。そして、この対向範囲の変化により、導電体に作用する磁石の磁束数を、変化させ、スプールの回転が制動される。
本スプール制動装置では、磁石と導電体とが径方向において対向した状態において導電体が回転した場合に、導電体に作用する磁石の磁力によって、磁石をリール本体に対して軸方向に移動させている。これにより、導電体と磁石とが径方向において対向する対向範囲(対向面積)、すなわち導電体に作用する磁石の磁束数が、変化し、スプールの制動力が調整される。このように、本スプール制動装置では、従来技術、例えば対向する磁石と導電体の間隔を調整する装置と比較して、スプールの制動力をスムーズ且つ広範囲で調整することができる。これにより、スプールの回転に応じた制動力を、スプールに適切に付与することができる。
発明2に係る両軸受リールのスプール制動装置は、発明1に記載のスプール制動装置において、リール本体に固定される第1筒部と、第1筒部に対して軸方向に移動可能に装着される第2筒部とを、さらに備えている。磁石は、第2筒部に設けられている。第1筒部は、被係合部を有している。第2筒部は、被係合部に係合する係合部を、有している。制動力調整手段は、第2筒部の係合部を、第1筒部の被係合部に沿って、移動させることによって、磁石をリール本体に対して軸方向に移動させ、対向範囲を変化させる。
ここでは、第2筒部の係合部を、第1筒部の被係合部に沿って、移動させることによって、第2筒部(磁石)を第1筒部に対して軸方向に移動させ、対向範囲を変化させる。本スプール制動装置では、第2筒部の係合部を、第1筒部の被係合部に沿って移動させているので、対向範囲の調整を確実且つ容易に実行することができる。すなわち、本スプール制動装置では、制動力の調整を、確実且つ容易に実行することができる。
発明3に係る両軸受リールのスプール制動装置では、発明2に記載のスプール制動装置において、第1筒部の被係合部が、第1筒部の外周面に形成された曲線に沿うように、形成されている。曲線は、第1筒部の外周面において軸方向に延びる第1基準軸と、第1筒部の外周面において周方向に延びる第2基準軸とによって定義されている。
本スプール制動装置では、第1筒部の被係合部が、曲線、例えば周方向の変化に対して軸方向に変化する曲線に沿うように、形成されているので、スプールの制動力をスムーズに調整することができる。例えば、上記の曲線を、周方向の変化に対して軸方向に急変する曲線形状にした場合、スプールの高速回転時において、第2筒部が軸方向に急激に移動する動作を、抑制することができる。すなわち、スプールの制動力が急激に増加することを防止することができる。より具体的には、上記の曲線を2次曲線で形成した場合、回転速度の2乗に比例する遠心ブレーキに近い制動力を、得ることができる。すなわち、スプールの回転に応じた制動力を、スプールに適切に付与することができる。
発明4に係る両軸受リールのスプール制動装置では、発明2又は3に記載のスプール制動装置において、被係合部が、第1筒部の外周部に凹状に形成された溝部である。係合部は、第2筒部の内周部に突出して形成された突出部である。
本スプール制動装置では、係合部である突出部を、上記の曲線形状を有する溝部に沿って案内することによって、第2筒部を、第1筒部に対して、スムーズ且つ確実に、回転させながら軸方向に移動することができる。すなわち、スプールの制動力を、スムーズ且つ確実に調整することができる。
発明5に係る両軸受リールのスプール制動装置では、発明1から4のいずれか1項に記載のスプール制動装置において、導電体がスプールであり、スプールが金属製である。この場合、スプール自身を導電体とすることで、全体の部品点数を削減できる。
発明6に係る両軸受リールのスプール制動装置では、発明1から4のいずれか1項に記載のスプール制動装置において、導電体が、スプールに固定された金属製の部材である。この場合、スプールを非導電体でない材質で形成したとしても、スプールの回転に応じた制動力を、スプールに適切に付与することができる。
発明7に係る両軸受リールのスプール制動装置では、発明6に記載のスプール制動装置において、導電体が、スプールのスプール軸に固定された金属製の部材である。この場合、導電体すなわち筒状部材を、容易に装着することができる。
発明8に係る両軸受リールは、釣竿に取り付けられ、釣り糸の繰り出し及び巻き取りを行うリールである。この両軸受リールは、釣竿に装着されたリール本体と、リール本体に回転可能に支持され、釣り糸を外周に巻き取るスプールと、発明1から7に記載されたスプール制動装置とを、備えている。この両軸受リールでは、上記の発明1から7に示した効果と同様の効果を得ることができる。
本発明によれば、両軸受リールのスプール制動装置において、制動力を広範囲で調整でき、スプールの回転に応じた制動力をスプールに適切に付与できる。
本発明の一実施形態を採用した両軸受リールの斜視図。 前記両軸受リールのリール本体内部の構成を示す断面図。 前記両軸受リールのスプール制動装置の拡大断面図。 第2筒部が軸方向に移動したときの前記スプール制動装置の拡大断面図。 前記スプール制動装置の要部の拡大分解斜視図。 第1筒部の拡大斜視図。 前記第1筒部の被係合部の各形状におけるスプールの回転数とスプール制動力との関係を示す曲線(なお、本発明をグラフA、第2の実施例をグラフB、第3の実施例をグラフCに示す)。 他の実施形態の図3に相当する図。 他の実施形態の図3に相当する図。 他の実施形態の図3に相当する図。
図1に本発明の一実施形態が採用された両軸受リールを示す。この両軸受リールは、主にルアーフィッシングに用いられるベイトリールである。この両軸受リールは、リール本体1と、リール本体の側方に配置されたスプール回転用ハンドル2と、ハンドル2のリール本体1側に配置されたドラグ調整用のスタードラグ3と、を備えている。ハンドル2は、ダブルハンドル型である。ハンドル2は、板状のアーム部2aと、アーム部2aの両端に回転自在に装着された1対の把手部2bとを、有している。ハンドル2のアーム部2aの外側面は、繋ぎ目がない滑らかな面で構成されており、釣り糸が絡みにくい形状になっている。
リール本体1は、図2に示すように、フレーム5と、フレーム5の両側方に装着された第1側カバー6及び第2側カバー7と、フレーム5の上部に装着されたサムレスト10と、を、有している。フレーム5は、所定の間隔を開けて互いに対向するように配置された1対の第1側板8及び第2側板9と、これらの第1側板8及び第2側板9を連結する図示しない複数の連結部とを有している。
ハンドル2側の第2側カバー7は、ねじにより第2側板9に着脱自在に固定されている。ハンドル2と逆側の第1側板8には、スプール12が通過可能な開口8aが、形成されている。ハンドル2と逆側の第1側カバー6には、ブレーキケース55が、ビスにより固定されている。
フレーム5内には、図2に示すように、スプール12と、レベルワインド機構15と、クラッチ操作レバー17と、が配置されている。レベルワインド機構15は、スプール12に釣り糸を均一に巻き付けるための機構である。クラッチ操作レバー17は、サミングを行う場合の親指の当てとなる。
また、フレーム5と第2側カバー7との間には、ギア機構18と、クラッチ機構13と、クラッチ係脱機構19と、ドラグ機構21と、キャスティングコントロール機構22と、が、配置されている。ギア機構18は、ハンドル2からの回転力を、スプール12及びレベルワインド機構15に伝える。クラッチ係脱機構19は、クラッチ操作レバー17の操作に応じて、クラッチ機構13の係脱を行う。ドラグ機構21は、糸繰り出し時にスプール12を制動する。キャスティングコントロール機構22は、スプール軸16を両端で挟んで制動する。また、開口8aには、キャスティング時のバックラッシュを抑えるためのスプール制動機構23が、配置されている。
スプール12は、両側部に皿状のフランジ部12aを有している。また、スプール12は、両フランジ部12aの間に、筒状の糸巻胴部12bを有している。また、スプール12は、糸巻胴部12bの内周側に一体に形成された筒状のボス部12cを、有している。スプール12は、ボス部12cを貫通するスプール軸16に、たとえばセレーション結合により回転不能に固定されている。スプール12は、例えばアルミニウム合金製であり、非磁性の電気的導電体である。ここでは、スプール12自身が、後述する導電体50に対応している。
スプール軸16は、第2側板9を貫通して第2側カバー7の外方に延びている。スプール軸16の一端は、軸受35bにより、第2側カバー7に形成されたボス部29に対して、回転自在に支持されている。また、スプール軸16の他端は、ブレーキケース55の内筒部55a内で、軸受35aにより回転自在に支持されている。
レベルワインド機構15は、1対の第1側板8及び第2側板9の間に固定されたガイド筒25と、ガイド筒25内に回転自在に配置された螺軸26と、ラインガイド27とを、有している。螺軸26の端部には、ギア機構18を構成するギア28aが、固定されている。また、螺軸26には、螺旋状溝26aが形成されている。この螺旋状溝26aには、ラインガイド27が噛み合っている。このため、ギア機構18を介して螺軸26が回転させられることにより、ラインガイド27は、ガイド筒25によって往復移動する。このラインガイド27内に釣り糸が挿通され、この釣り糸がスプール12に均一に巻き付けられる。
ギア機構18は、ハンドル軸30に固定されたドライブギア31と、ドライブギア31に噛み合う筒状のピニオンギア32と、前述の螺軸26端部に固定されたギア28aと、ハンドル軸30に回転不能に固定されギア28aに噛み合うギア28bとを、有している。
ピニオンギア32は、第2側板9を貫通して配置されている。ピニオンギア32は、筒状部材である。ピニオンギア32の中心には、スプール軸16が挿通される。ピニオンギア32は、スプール軸16に軸方向に移動自在に装着されている。ピニオンギア32は、図2右端部外周に形成されドライブギア31に噛み合う歯部32aと、他端側に形成された噛み合い部32bとを、有している。歯部32aと噛み合い部32bとの間には、くびれ部32cが設けられている。
噛み合い部32bは、ピニオンギア32の端面に形成された凹溝から構成されている。この凹溝には、スプール軸16を径方向に貫通するクラッチピン16aが、連結される。ここで、ピニオンギア32が外方に移動して、その噛み合い部32bの凹溝とスプール軸16のクラッチピン16aとが離脱して連結が解除されると、ハンドル軸30からの回転は、スプール12に伝達されなくなる。この噛み合い部32bの凹溝とクラッチピン16aとにより、クラッチ機構13が構成される。
クラッチ操作レバー17は、1対の第1側板8及び第2側板9の間の後部で、スプール12後方に配置されている。フレーム5の第1側板8及び第2側板9には、図示しない長孔が形成されている。クラッチ操作レバー17を固定する図示しないクラッチカムが、この長孔を貫通している。クラッチ操作レバー17は、長孔に沿って上下方向にスライドする。クラッチ係脱機構19は、クラッチヨーク40を有している。クラッチ係脱機構19は、クラッチ操作レバー17の回動により、クラッチヨーク40をスプール軸の軸芯と平行に移動させる。また、クラッチ係脱機構19は、ハンドル軸30が糸巻き取り方向に回転すると、クラッチ機構13が自動的にオンするように、クラッチヨーク40を移動させる。
このように構成において、通常状態では、ピニオンギア32は、内方のクラッチ係合位置に位置している。このクラッチ係合位置において、ピニオンギア32の噛み合い部32bとスプール軸16のクラッチピン16aとが係合して、クラッチオン状態となっている。一方で、クラッチヨーク40によってピニオンギア32が外方に移動した場合には、噛み合い部32bとクラッチピン16aとの係合が外れ、クラッチオフ状態となる。
キャスティングコントロール機構22は、ボス部29の外周側に形成された雄ネジ部に螺合する有底筒状のキャップ45と、キャップ45の底部に装着された摩擦プレート46と、ブレーキケース55に装着された摩擦プレート47とを、備えている。摩擦プレート46及び摩擦プレート47は、スプール軸16の両端に接触して、スプール軸16を挟持する。例えば、キャップ45が回転された場合、摩擦プレート46及び摩擦プレート47によって発生する挟持力が、調整される。これにより、スプール12の制動力が調整される。
スプール制動機構23は、スプール12に回転方向と逆方向の力を付加して、スプール12を制動するものである。詳細には、図3に示すように、スプール制動機構23では、ブレーキケース55に設けられた磁石51が、導電体50であるスプール12の内周側に向けて移動させられる。すると、磁石51の磁界に、導電体50が配置される。この状態において、導電体50であるスプール12が回転すると、スプール12の回転数に応じた渦電流が発生する。この渦電流の発生によって、スプール12(導電体50)には、回転方向と逆方向の力が付与される。これにより、スプール12は、回転速度に比例して制動される。
スプール制動機構23は、図3から図5に示すように、導電体50と、磁石51と、筒状の第1筒部60と、筒状の第2筒部61と、ばね部材62と、抜け止め部材63と、制動力調整手段64とを、有している。
導電体50は、スプール12と連動して回転する。図3及び図4に示すように、磁石51は、導電体50と対向可能に設けられている。導電体50は、アルミニウム合金製のスプール12に対応している。導電体50は、非磁性の電気的導電体である。詳細には、導電体50は、スプール12の第1側板8側(図3左側)の筒状の糸巻胴部12bの内周部である。
図3から図5に示すように、第1筒部60は、ブレーキケース55の内筒部55aの外周部に装着される。詳細には、第1筒部60の内周部が、ブレーキケース55の内筒部55aの外周部に装着される。
第1筒部60は、被係合部60aを有する。被係合部60aは、周方向の変化に対して軸方向に急変する曲線形状に、形成されている。例えば、被係合部60aは、上記の曲線状に形成された溝部である。被係合部60aたとえば溝部は、2次曲線に沿うように形成されている。2次曲線は、第1筒部60の外周面において軸方向に延びる第1基準軸Xと、第1筒部60の外周面において周方向に延びる第2基準軸Yとによって定義されている(図6を参照)。
第1筒部60では、スプール12側(図3右側)の先端内周部に、雌ねじ部60bが形成されている。この雌ねじ部60bには、抜け止め部材63のブレーキケース55側(図3左側)先端外周部に形成された雄ねじ部63aが、螺合する。これにより、第1筒部60に抜け止め部材63が装着される。第1筒部60のブレーキケース55側(図3左側)端部には、大径のフランジ部60cが形成されており、後述する操作つまみ65の押圧部65bが接触している。
磁石51は、導電体50に磁力を作用させることにより、スプール12の回転を制動するものである。図3から図5に示すように、第2筒部61の外周部には、磁石51が固定されている。磁石51は、たとえば、8個の円柱状の永久磁石で構成されている。図5に示すように、磁石51は、第2筒部61の外周部において、周方向に等間隔に8箇所に配置されている。
第2筒部61が軸方向に移動することによって、磁石51は、スプール12(導電体50)の糸巻胴部12bの内周部に対向していない非対向位置(図3の位置)と、スプール12の糸巻胴部12bの内周部に対向している対向位置(図4の位置)との間を、移動可能である。詳細には、図4に示す対向位置では、磁石51の軸方向長さの1/3程度が、スプール12の糸巻胴部12bの内周部に対向している。この磁石51の軸方向長さの1/3程度の範囲が、磁石51とスプール12の糸巻胴部12bとの対向範囲(対向面積)となる。したがって、図4に示す対向位置では、図3に示す非対向位置と比較して、スプール12(導電体50)に作用する磁束数が、増大し、スプール12の回転を制動する制動力が、大きくなる。
第2筒部61は、図3から図5に示すように、第1筒部60の外周部に対して、相対回転可能且つ軸方向移動可能に装着されている。第2筒部61は、磁石51を保持するための保持部61bを、有している。保持部61bは、第2筒部61の外周部の8箇所に、形成されている。各保持部61bには、磁石51が装着され固定されている。たとえば、第2筒部61の外周面と磁石51の外周面とが面一になるように、各保持部61bは形成されている。より具体的には、磁石51を第2筒部61に装着した状態において、第2筒部61の外周面が滑らかな周面となるように、各保持部61bは凹状に形成されている。
第2筒部61は、図3及び図5に示すように、係合部61aを有する。係合部61aは、被係合部60aに係合する部分である。第2筒部61が第1筒部60に対して相対回転可能かつ軸方向移動可能なように、係合部61aは、被係合部60aに係合し案内される。係合部61aは、第2筒部61の内周部に、設けられている。たとえば、係合部61aは、第2筒部61のスプール12側(図3右側)の内周部において内側に突出した突出部である。この第2筒部61の係合部61a(突出部)は、第2筒部61の回転に応じて、第1筒部60に2次曲線形状に形成された被係合部60aに、係合しながら移動する。これにより、第2筒部61及び磁石51が軸方向に移動する。
ばね部材62は、第2筒部61を付勢するための部材である。詳細には、ばね部材62は、図3から図5に示すように、第2筒部61をブレーキケース55側(図3左側)に付勢する。ばね部材62は、第2筒部61のスプール12側(図3右側)の先端部に接触するように、配置されている。また、ばね部材62は、抜け止め部材63と第2筒部61との間に配置されている。具体的には、ばね部材62は、円錐コイルばねである。ばね部材62は、磁石51によって吸着されないように、例えばSUS303等の非磁性材料を用いて形成されている。
抜け止め部材63は、ばね部材62を抜け止めするための部材である。抜け止め部材63は、図3から図5に示すように、第1筒部60のスプール12側(図3右側)の先端部に装着される。ここでは、第1筒部60の雌ねじ部60bに、抜け止め部材63のブレーキケース55側(図3左側)先端外周部に形成された雄ねじ部63aを、螺合させることによって、抜け止め部材63が第1筒部60に装着されている。
制動力調整手段64は、スプール12の回転に応じて、スプール12の制動力を調整するためのものである。詳細には、制動力調整手段64は、磁石51とスプール12(導電体50)とが径方向において対向した状態において、スプール12が回転した場合に、スプール12の回転数(回転速度)に応じて、スプール12の制動力を調整する。具体的には、制動力調整手段64では、径方向において磁石51と対向したスプール12が回転すると、導電体50に作用する磁石51の磁力によって、第2筒部61が、第1筒部60に対して回転しながら軸方向に移動する。これにより、導電体50と磁石51とが径方向において対向している部分の面積(対向範囲)が、変化し、スプール12の制動力も変化する。
より具体的には、磁石51の磁力が導電体50に作用し、スプール12に制動力が発生すると、この制動力に対応する反力が、第2筒部61に作用する。この反力によって、第2筒部61が、第1筒部60に対して回転する。この第2筒部61の回転に応じて、係合部61aが被係合部60aに沿って移動する。すると、第2筒部61及び磁石51が、軸方向に移動する。
例えば、スプール12の回転数(回転速度)が増加すると、第2筒部61及び磁石51が、スプール12側(図4右側)に移動する。これにより、導電体50であるスプール12に作用する磁束数が、増加する。これにより、スプール12の制動力が増加する。一方で、スプール12の回転数(回転速度)が減少すると、第2筒部61及び磁石51が、ばね部材62によって、スプール12から離反する方向(図4左側)に移動する。これにより、導電体50であるスプール12に作用する磁束数が、減少する。これにより、スプール12の制動力も減少する。
このように、制動力調整手段64は、スプール12の回転に応じて、スプール12の制動力を、自動的に調節可能になっている。例えば、制動力調整手段64では、図7のグラフAに示すような制動力が、回転数に応じて、スプール12に作用する。上述したように、被係合部60aを2次曲線形状に形成した場合、回転数に対する制動力(図7のグラフA)が、2次曲線によって近似される。すなわち、本制動力調整手段64では、スプール12の回転速度の2乗に比例する遠心ブレーキに近い制動力を、得ることができる。このことから、制動力をスプール12に対してバランスの良く付加するためには、被係合部60aの形状は、2次曲線形状であることが望ましい。
一方で、第1筒部60の被係合部60aを、1次方程式で定義される形状(直線状)に形成した場合、回転数と制動力との関係は、図7のグラフBのように示される。このグラフBでは、回転数の変化に対して、制動力が急激に変化している。このため、被係合部60aを直線状に形成した場合、初心者には調節が困難である。しかし、適切に調整さえできれば、回転初期及び回転後半の制動力を弱くすることができるので、飛距離を伸ばすことができる。
また、被係合部60aを、3次曲線で定義される形状に形成した場合、回転数と制動力との関係は、図7のグラフCのように示される。このグラフCでは、回転数の変化に対して、制動力が緩やかに変化している。このため、スプール12には、低速時にも比較的大きな制動力が作用し、飛距離が伸びづらくなる。しかし、制動装置としては、初心者でも扱いやすい特性を得ることができる。
ブレーキケース55は、図3に示すように、有底筒状のケース部材である。ブレーキケース55は、外周部が第1側板8の開口8aに、バヨネット構造14によって装着される。ブレーキケース55のスプール12側(図4右側)中央部には、筒状に突出する内筒部55aを、有している。内筒部55aの外周部には、第1筒部60が装着される。内筒部55aの内周部は、軸受35aの外輪を支持している。内筒部55aの基端部外周部には、複数の貫通孔55bが形成されている。貫通孔55bには、操作つまみ65の押圧部65b(後述する)が挿通される。
操作つまみ65は、図3及び図4に示すように、円形のつまみ部65aと、複数の押圧部65bとを、有している。つまみ部65aは、第1側カバー6に形成された開口6aから露出する部分である。複数の押圧部65bは、つまみ部65aのスプール12側(図4右側)に突出して、設けられている。押圧部65bは、貫通孔55bに挿通され、第1筒部60を押圧可能に第1筒部60のフランジ部60cに当接している。
つまみ部65aは、開口6aに回転自在に支持されている。操作つまみ65は、つまみ部65aの回転を押圧部65bの軸方向の移動に変換する図示しないカム機構を、有している。ここでは、操作つまみ65を時計回りに回すと、カム作用により、第2筒部61及び磁石51が、第1筒部60を介して、スプール12(導電体50)に接近する方向(図3右側)に移動する。すなわち、磁石51が、導電体50に接近する。この結果、導電体50を通過する磁束の数が増加して、スプール12に対する制動力が強くなる。
また、操作つまみ65を反時計回りに回すと、カム作用により、第2筒部61及び磁石51が、第1筒部60を介して、スプール12(導電体50)から離反する方向(図3左側)に移動する。すなわち、磁石51が導電体50から離反する。この結果、導電体50を通過する磁束の数が減少して、全体の制動力が弱くなる。
このように、操作つまみ65を回転することによって、スプール12の初期制動力が設定される。
次に、リールの動作について詳細に説明する。通常の状態では、クラッチヨーク40は内方に押されておりクラッチオンの状態である。この結果、ハンドル2からの回転力は、ハンドル軸30、ドライブギア31、ピニオンギア32、及びスプール軸16を介して、スプール12に伝達される。すなわち、ハンドル2を回転すると、スプール12が糸巻き取り方向に回転する。
キャスティングを行う場合には、バックラッシュを抑えるために、操作つまみ65を回動させて、初期制動力を調整する。全体の制動力を抑えたい場合には、操作つまみ65を反時計回りに回して、磁石51を導電体50から遠ざければよい。操作つまみ65を反時計回りに回転させると、カム作用によって、磁石51が導電体50から離反する方向に移動する。これにより、導電体50(スプール12)を通過する磁束の数が、減少して、全体の制動力が弱くなる。
一方で、全体の制動力を大きくしたい場合には、操作つまみ65を時計回りに回して、磁石51を導電体50に近づければよい。操作つまみ65を時計回りに回転させると、カム作用によって、導電体50に接近する方向に磁石51が移動する。これにより、導電体50を通過する磁束の数が、増加して、全体の制動力が強くなる。
続いて、クラッチ操作レバー17を下方に押す。クラッチ操作レバー17の移動によりクラッチヨーク40が外方に移動し、ピニオンギア32が同方向に移動する。この結果、クラッチオフ状態となる。このクラッチオフ状態では、ハンドル軸30からの回転は、スプール12及びスプール軸16に伝達されず、スプール12は自由回転可能になる。クラッチオフ状態において、クラッチ操作レバー17に置いた親指で、スプールをサミングしながら、スプール軸16が鉛直面に沿うようにリールを軸方向に傾けて釣竿を振ると、ルアーが投げられ、スプール12が糸繰り出し方向に勢いよく回転する。
磁石51が対向位置(図4の位置)にある状態において、上記のようにスプール12が回転すると、導電体50であるスプール12に、制動力が作用する。このようにスプール12が制動されている状態では、第2筒部61には、制動力に応じた反力が、作用する。この反力によって、第2筒部61が回転し、係合部61aが被係合部60aに沿って移動する。すると、第2筒部61及び磁石51が、スプール12側(図4右側)に軸方向に移動する。
例えば、スプール12の回転数(回転速度)が増加するにつれて、制動力に応じた反力も大きくなり、第2筒部61が、導電体50の内周部に引き込まれる。これにより、導電体50(スプール12)に作用する磁束数が、増加し、制動力が強くなる。一方で、スプール12の回転数(回転速度)が減少するにつれて、制動力に応じた反力も小さくなる。この場合、第2筒部61が、ばね部材62によって、スプール12から離反する方向に移動させられる。これにより、導電体50(スプール12)に作用する磁束数が、減少し、制動力が弱くなる。このように、スプール12の回転に応じて、スプール12の制動力が、自動的に調節される。
以上のように、スプール制動機構23を有する両軸受リールでは、スプール12の制動力に対応する反力によって、第2筒部61が回転する。すると、第2筒部61の係合部61aの突出部が、第1筒部60の被係合部60aの溝部(2次曲線形状の溝部)に沿って移動する。すると、第2筒部及び磁石51が軸方向に移動し、導電体50であるスプール12に作用する磁束数が変化する。このようにして、スプール12の回転に応じて、スプール12の制動力が自動的に調節される。
このように動作するスプール制動機構23では、スプール12(導電体50)の回転に応じて、導電体50に対向する磁石51の面積を、変化させることによって、スプール12の制動力を調整している。このため、スプール制動機構23では、従来技術と比較して、スプール12の制動力をスムーズ且つ広範囲で調整することができる。これにより、スプール12の回転に応じた制動力を、スプール12に適切に付与することができる。
また、スプール制動機構23では、第1筒部60の被係合部60aが、第1筒部60の周方向の変化に対して軸方向に急変する曲線形状に形成されているので、スプール12の高速回転に追随して第2筒部61および磁石51が急激に軸方向に移動する動作を、抑制することができる。すなわち、スプール12に作用する制動力が急激に増加することを、防止することができる。
さらに、上記の曲線を2次曲線で形成した場合、回転速度の2乗に比例する遠心ブレーキに近い制動力を、得ることができる。すなわち、スプールの回転に応じた制動力を、スプールに適切に付与することができる。
〔他の実施形態〕
(a)前記実施形態では、被係合部60aが、第1筒部60の外周部に凹状に形成された溝部であり、係合部61aが、第2筒部61の内周部に突出して形成された突出部である場合の例を示した。これに代えて、図8に示すように、被係合部60aを、第1筒部60の外周部から突出させることによって、突出部とし、係合部61aを、第2筒部61の内周部に凹状に形成することによって、溝部としてもよい。この場合は、被係合部60aである突出部が、第1筒部60の周方向の変化に対して軸方向に急変する曲線形状で形成される。このように構成したとしても、前記実施形態と同様の効果が得られる。
(b)前記実施形態では、導電体50がスプール12である場合の例を示した。これに代えて、図9及び図10に示すように、スプール12やスプール軸16に固定された金属製の筒状部材を、導電体50としてもよい。
(c)前記実施形態では、磁石51は第2筒部61の外周部に周方向に等間隔に8箇所に配置したが、磁石51の数や間隔は任意に設定可能である。
(d)前記実施形態では、第1筒部60をカム機構(図示しない)により移動させることによって、初期制動力を設定する場合の例を示した。これに代えて、例えば、第1筒部60の雌ねじ部60bを第1筒部60の内周に伸ばし、内筒部55aの外周に設けた雄ねじ部に螺合させることによって、初期制動力が設定できるようにしてもよい。この場合、操作つまみ65を時計回りに回すと、第1筒部60、第2筒部61、及び磁石51が、スプール12(導電体50)に接近する方向に移動する。一方で、操作つまみ65を反時計回りに回すと、第1筒部60、第2筒部61、及び磁石51が、スプール12(導電体50)から離れる方向に移動する。
(e)前記実施形態では、第2筒部61の軸方向への移動量を、十分に確保するために、ばね部材62が円錐コイルばねである場合の例を示したが、ばね部材62は、外形が一定のコイルばねであってもよい。
本発明は、スプール制動装置に広く適用できる。
1 リール本体
2 ハンドル
2a アーム部
2b 把手部
3 スタードラグ
5 フレーム
6 第1側カバー
6a 開口
7 第2側カバー
8 第1側板
8a 開口
9 第2側板
10 サムレスト
12 スプール
12a フランジ部
12b 糸巻胴部
12c ボス部
13 クラッチ機構
14 バヨネット構造
15 レベルワインド機構
16 スプール軸
16a クラッチピン
17 クラッチ操作レバー
18 ギア機構
19 クラッチ係脱機構
21 ドラグ機構
22 キャスティングコントロール機構
23 スプール制動機構
25 ガイド筒
26 螺軸
26a 螺旋状溝
27 ラインガイド
28a ギア
28b ギア
29 ボス部
30 ハンドル軸
31 ドライブギア
32 ピニオンギア
32a 歯部
32b 噛み合い部
32c くびれ部
35a 軸受
35b 軸受
40 クラッチヨーク
45 キャップ
46 摩擦プレート
47 摩擦プレート
50 導電体
51 磁石
55 ブレーキケース
55a 内筒部
55b 貫通孔
60 第1筒部
60a 被係合部
60b 雌ねじ部
60c フランジ部
61 第2筒部
61a 係合部
61b 保持部
62 ばね部材
63 抜け止め部材
63a 雄ねじ部
64 制動力調整手段
65 操作つまみ
65a つまみ部
65b 押圧部

Claims (8)

  1. 両軸受リールのリール本体に回転自在に装着されたスプールの回転を、制動する両軸受リールのスプール制動装置であって、
    前記スプールと連動して回転する導電体と、
    前記リール本体に対して軸方向に移動可能、且つ径方向において前記導電体と対向可能な磁石と、
    前記磁石と前記導電体とが径方向において対向可能な状態で前記導電体が回転した場合に、前記導電体に作用する前記磁石の磁力に基づいて、前記磁石を前記リール本体に対して軸方向に移動させることにより、前記導電体と前記磁石とが径方向において対向する対向範囲を、変化させ、前記対向範囲の変化により、前記導電体に作用する前記磁石の磁束数を、変化させ、前記スプールの回転を制動する制動力調整手段と、
    を備えた両軸受リールのスプール制動装置。
  2. 前記リール本体に固定される第1筒部と、
    前記第1筒部に対して軸方向に移動可能に装着される第2筒部と、
    をさらに備え、
    前記磁石は、前記第2筒部に設けられ、
    前記第1筒部は、被係合部を有し、
    前記第2筒部は、前記被係合部に係合する係合部を、有し、
    前記制動力調整手段では、前記第2筒部の前記係合部を、前記第1筒部の前記被係合部に沿って、移動させることによって、前記磁石を前記リール本体に対して軸方向に移動させ、前記対向範囲を変化させる、
    請求項1に記載の両軸受リールのスプール制動装置。
  3. 前記第1筒部の外周面において軸方向に延びる第1基準軸と、前記第1筒部の外周面において周方向に延びる第2基準軸とによって定義される曲線に沿うように、前記第1筒部の前記被係合部は形成されている、
    請求項2に記載の両軸受リールのスプール制動装置。
  4. 前記被係合部は、前記第1筒部の外周部に凹状に形成された溝部であり、
    前記係合部は、前記第2筒部の内周部に突出して形成された突出部である、
    請求項2又は3に記載の両軸受リールのスプール制動装置。
  5. 前記導電体は、前記スプールであり、
    前記スプールは、金属製である、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の両軸受リールのスプール制動装置。
  6. 前記導電体は、前記スプールに固定された金属製の部材である、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の両軸受リールのスプール制動装置。
  7. 前記導電体は、前記スプールのスプール軸に固定された金属製の部材である、
    請求項6に記載の両軸受リールのスプール制動装置。
  8. 釣竿に取り付けられ、釣り糸の繰り出し及び巻き取りを行う両軸受リールであって、
    前記釣竿に装着されたリール本体と、
    前記リール本体に回転可能に支持され、前記釣り糸を外周に巻き取るスプールと、
    前記請求項1から7に記載された前記スプール制動装置と、
    を備えた両軸受リール。
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