JPH0468892B2 - - Google Patents

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JPH0468892B2
JPH0468892B2 JP60122377A JP12237785A JPH0468892B2 JP H0468892 B2 JPH0468892 B2 JP H0468892B2 JP 60122377 A JP60122377 A JP 60122377A JP 12237785 A JP12237785 A JP 12237785A JP H0468892 B2 JPH0468892 B2 JP H0468892B2
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JP
Japan
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magnet support
support device
magnet
rotating surface
end position
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JP60122377A
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JPS61108321A (ja
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Shigurudo Mosuberuku Maruie
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Abu AB
Original Assignee
Abu AB
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Publication date
Application filed by Abu AB filed Critical Abu AB
Publication of JPS61108321A publication Critical patent/JPS61108321A/ja
Publication of JPH0468892B2 publication Critical patent/JPH0468892B2/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/015Reels with a rotary drum, i.e. with a rotating spool
    • A01K89/0155Antibacklash devices
    • A01K89/01555Antibacklash devices using magnets

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、釣糸巻枠を電磁誘導制動する磁気ブ
レーキを有する魚釣用リールに関する。
魚釣用リールに設けた磁気ブレーキは、投込み
中に釣糸巻枠が釣糸の繰出し速度よりも高速で回
転することを防止するように釣糸巻枠を制動する
ために使用される。このような釣糸巻枠の高速回
転によりバツクラツシとオーバランニングが生
じ、その結果、繰出される釣糸にもつれが生じ
る。
〔従来技術的と問題点〕
この型の従来技術の磁気ブレーキにおいては、そ
の作用は調整装置によつて手動的に調整されるの
であるが、磁気ブレーキのそれぞれ選定された設
定に対して、投込みの初期に釣糸巻枠の回転速度
が最高のときに制動力が最大となり、そののち、
回転速度の低下と共に急速に低下するように磁気
ブレーキが作動する。投込みの最終段階またはそ
の前に、制動力は低値まで減少してしまい、また
釣糸に付けられたえさが水面に達し、釣糸端のえ
さの生じる釣糸引出し力が終つた瞬間に、制動力
はほとんど無視される値に達している。故に、投
込みの最終段階においても、釣糸巻枠が釣糸の繰
出し速度よりも高速で回転とすることがある。
〔発明の目的および効果〕
本発明は、上記した点に鑑みてなされたもの
で、釣糸巻枠の回転速度によつて制動作用を自動
的に調節するようにした磁気ブレーキを有する魚
釣用リールを提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明の魚釣用リールは、フレームと、このフ
レームに回転自在に取付けられた釣糸巻枠と、複
数の永久磁石を有する磁気ブレーキと、複数の永
久磁石を支持するための磁石支持装置と、この磁
石支持装置をフレームに可動的に取付けるための
取付け装置と、釣糸巻枠の磁石支持装置の永久磁
石の磁極面に対向した位置に形成された磁性材料
からなる回転面とを有し、磁石支持装置に設けた
永久磁石は、釣糸巻枠が回転する際に磁極面が回
転面に対して磁極面とこの回転面との間の磁界が
この回転面の中にうず電流を誘導するように離間
配置され、回転面を介して回転中の釣糸巻枠に生
じる制動トルクの強さは、磁界の強さと磁極面と
回転面の間隔とに比例し、磁石支持装置は、回転
面に対して第1端位置と第2端位置との間を可動
であり、磁極面は、磁石支持装置の第1端位置と
第2端位置とにおいて、回転面からの最小距離と
最大距離にあり、磁気ブレーキは、磁石支持装置
を回転運動に対応して第1端位置と第2端位置の
間を移動させる案内装置と、磁石支持装置に連結
されこの磁石支持装置を第1端位置または第2端
位置のいずれか一方の端位置の方向に動かすため
のばね装置を有し、回転面が巻枠とともに回転す
る時回転面に誘導される逆起電力がばね装置の作
用に抗して逆方向に磁石支持装置を動かすことを
基本構成とし、磁石支持装置を、磁石の長手方向
軸線が巻枠の回転軸線に平行になる位置に磁石を
支持する構成としている。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に示す実施例について詳細
に説明する。
第1図において、符号1は釣糸巻枠を示し、こ
の釣糸巻枠1は、軸2に回転自在に取付けられ、
または、軸2と共に回転するように取付けられて
いる。これらの部品は、いわゆるマルチプライ型
の公知の魚釣用リールの構成部材であり、釣糸巻
枠1を軸2に回転自在に取付けた場合には、魚釣
用リールのハンドルにより、伝動装置およびクラ
ツチを介して駆動される。クラツチは、釣糸巻枠
を自由に回転させるために作用する。これと反対
に、釣糸巻枠を軸2に固定連結した場合には、軸
2は、回転自在に取付けられ、伝動装置とハンド
ルとによつて駆動され、また伝動装置とハンドル
から離脱される。
上記釣糸巻枠1の端壁3は、多少変形されては
いるが、それ自体公知のようにして電磁ブレーキ
4と協働する。この電磁ブレーキ4は、釣糸巻枠
1の一側でかつ釣糸巻枠一と軸2と同軸にある程
度の可動性をもつて装着されている。実施様態に
おいては、軸2は、電磁ブレーキに組合わされて
複数の磁石を支持するフレーム6の開口を通して
延びている。
第1図の実施態様では、電磁ブレーキ4のフレ
ーム6は、円筒形磁石支持体を形成し、この円筒
形磁石支持体に形成された周方向に列設された複
数のポケツトに、好ましくは円筒形の磁石が保持
されている。この磁石円形列は、巻枠1の軸2と
同軸であり、各磁石の長手方向軸線は軸2の軸線
に平行である。巻枠1の端壁3に対向する磁極面
7は、N極とS極が交互になつている。巻枠1の
回転中に、それ自体公知のように、巻枠1の端壁
3に発生した渦電流による逆起電力磁界は、巻枠
の回転に対する制動トルクとして作用する。磁石
の磁極面7と巻枠の端壁3の回転面との間隔は、
磁石支持フレーム6を軸方向に移動させることに
よつて可変であり、これによつて制動力を調整す
ることができる。
このような制動力の調整は、たとえば、スウエ
ーデン特許第8203630−2号に記載のように、リ
ールの外側から近接する制御ノブをもつて、手動
的に実施するのが通常である。
しかし、本発明によれば、磁石支持フレーム6
の軸方向位置の調整は、巻枠1の回転速度に対応
して自動的に実施される。
磁石支持フレーム6は巻枠1の回転軸線回りに
ある角度だけ回転自在に取付けられ、また、先に
述べたように一定限度内において軸方向に可動で
ある。磁石は巻枠1の端壁3の回転面の中にうず
電流磁界を発生することによつて制動作用を生じ
させる。当然に、この制動作用が磁石支持フレー
ム6に対してトルクを加え、従つて、磁石支持フ
レーム6が摩擦を伴わずに回転自在であれば、こ
の磁石支持フレーム6は、慣性に応じた量だけ回
動する。
本発明によれば、このような事実を用いて、巻
枠1の回転中の磁石支持フレーム6に対するトル
クによつて磁石支持フレーム6を巻枠1に対して
軸方向に移動させる。磁界によつて磁石支持フレ
ーム6に発生されるトルクに平衡し、また磁石支
持フレーム6を巻枠1に対して軸方向に移動させ
るため、磁石支持フレーム6は適当な型のばね装
置に連結されている。第1図に示す実施態様にお
いて、このばね装置は、コイルばね8であり、こ
のコイルばね8の一端は磁石支持フレーム6のレ
バー9に固着され、他端は調整装置10に固着さ
れている。この調整装置10は、コイルばね8を
引伸ばされた状態に保つ。
さらに、磁石支持フレーム6の外周面には、周
方向に間隔を置いて一定数の、好ましくは3個の
カム溝11が形成されている。これらカム溝11
は、巻枠1または磁石支持フレーム6の中心軸線
に対して、たとえば約15°の適当なピツチをもつ
て、たとえばらせん形に湾曲している。このカム
溝11に巻枠1のフレーム(図示されず)に対し
て定置の案内ピン12が係合している。
このような構造により、磁石支持フレーム6が
巻枠1の回転に際して生じるトルクによつて回転
させられたときに、磁石支持フレーム6を軸方向
に運動させる。このような作用により、巻枠1の
一方向の高速回転に際して、磁石支持フレーム6
は、ばね装置の作用に抗して軸方向端位置まで移
動させられ、また巻枠1の回転速度が徐々に減少
するとき、磁石支持フレーム6は制動トルクの減
少に対応してばね装置によつて逆方向に徐々に回
転させられる。磁石支持フレーム6の回転および
軸方向移動の運動自由度の大きさはカム溝11の
長さとピツチを選定することによつて制限できる
が、好ましくは第1図に示すように、巻枠位置の
フレームに連結されたストツパ14と磁石支持フ
レームの突起部15とによつて軸方向運動は限定
され、そのため、磁石支持フレーム6が軸方向に
運動するのに際して、磁石支持フレーム6が巻枠
1の端壁3と接触することがない。
ストツパ14と突起部15は、比較的強固な構
造体であつて、磁石支持フレーム6を内側端1に
停止させるので、案内ピン12は、この案内ピン
12と協働する当接部としてのカム溝11端に衝
突して変形または破損することはない。
投込みの初期において、巻枠1が高速で回転さ
せられる場合に、磁石の磁極面7と端壁3の回転
面との間隔の影響を無視するならば、磁界が磁石
支持フレーム6に対して最大のトルクを加える
が、この間隔を無視することはできない。投込み
の初期において、磁石支持フレーム6が巻枠1の
端壁3から最大距離にあると仮定すれば、磁石支
持フレーム6がトルクによつて回転されることに
より巻枠1の方向に移動させられ、巻枠1の端壁
3に近付くほど、トルクの応力が強力になる。な
ぜなら、磁石の磁極面7と端壁3の回転面との間
に形成される磁界は、この間隔の減少と共に増大
するからである。このような状況のもとで、投込
みの初期には、磁石支持フレーム6は、非常に急
速な回転によつて巻枠1の方向に、その内側端位
置まで急速に移動させられる。投込みの初段階に
おいて、巻枠1の回転速度が最大であるときに、
巻枠1に対する制動作用が最大となり、回転速度
が減少するに従つて、ばね装置が磁石支持フレー
ム6を巻枠1から離れる方向に移動させることに
よつて、制動トルクが減少させられる。
このような操作は、手動調整電磁ブレーキにお
ける操作モードにある程度の類似性を持つてい
る。また、この手動調整電磁ブレーキにおいて
は、制動トルクは投込みの初期において非常に強
力であり、回転速度の減少とともに徐々に減少す
る。その相違点は、手動調整電磁ブレーキの場
合、投込み中に磁極端面と巻枠の回転面との間隔
が一定であつて、制動トルクが急速に減少しない
ことにある。
このように、いずれの場合にも、制動力は巻枠
の回転速度にある程度比例して減少し、投込みの
最終段階において低い値をとる。
しかし、釣り師が投込みの最終段階において指
で巻枠を制動する必要がないように、投込み中に
より長い時間、好ましくは釣糸につけられたえさ
が水面に達するまで、巻枠に対する磁気ブレーキ
の制動作用を保持することが望ましい。
本発明によれば、投込みの初期において、磁石
支持フレーム6は、巻枠1からより離間した後方
位置に向かつて押圧され、その後、巻枠1の回転
速度が減少するに従つて徐々に巻枠1に近接す
る。このようにして、投込み初期において、磁石
支持フレーム6が、急速に巻枠1から離れる方向
に移動し、巻枠1に対する制動作用が非常に急速
に低下し、次に、巻枠までの距離が徐々に減少
し、その間に制動力は所望の水準に保持される。
これは、巻枠1の回転によつて磁石支持フレー
ム6に加えられるトルクが、ばね装置のばね力に
抗して磁石支持フレーム6を巻枠1から離れる方
向に移動させ、ばね力が磁界の発生するトルクに
打ち勝つたら、このばね力が磁石支持フレーム6
を逆方向に回転させて、磁石支持フレーム6を巻
枠1に向かう方向に戻すようにカム溝11のピツ
チの方向を選定することによつて達成される。
回転運動を軸方向運動に変換するカムの湾曲度
を適当に設計することにより、投げ込み中の巻枠
1の速度の減少を保証する制動トルクを得ること
が可能である。
第2図は、本発明の他の実施態様を示し、第2
図に示す実施態様では、本発明の目的を達成する
ためには、磁石支持フレームの軸方向運動を必要
としない構造となつている。
第2図に示す実施態様と第1図に示す実施態様
との本質的相違点は、磁界によつて生じる磁石支
持フレーム6′の回転運動が、巻枠1の端壁3の
軸方向フランジ3′に形成される軸方向に延びる
回転面に対する磁石の磁極面7′の半径方向距離
を変動させることによつて制動効果を自動的に調
整することにある。
この目的のために、第2図に示す磁石支持フレ
ーム6′は、偏心輪21の円形外周面20に装着
されている。この偏心輪21は、巻枠1の固定軸
2に支持されているが、魚釣り用リールの他の任
意の固定部分に支持するようにしてもよい。この
ようにして、偏心輪21は、外周面20が巻枠1
の回転軸線に対して偏心するように配置され、磁
石支持フレーム6′は、ばね8によつて休止位置
に保持され、かつ、第1図と同一型の一対の当接
部材14,15によつて一定角度位置に保持され
る。巻枠1の回転により磁石支持フレーム6′に
誘導発生されたトルクは、磁石支持フレーム6′
を引つ張り方向に作用するばね8の力に抗して回
転させようとする。このような回転運動の終端位
置は、固定されたまたは外部から調整可能の当接
部材22によつて限定される。投げ込みの初期の
場合のように、巻枠1の回転速度が高いとき、磁
石支持フレーム6′は当接部材22によつて限定
される終端位置に向かつて急速に回転させられ、
この場合、磁石支持フレーム6′の半径方向外側
に位置する扇形部23の上に配置された磁石の磁
極面7′は、フランジ3′に形成された回転面から
半径方向内側方向に移動し、同時に扇形部23は
一定距離だけ周方向に移動される。その結果、フ
ランジ3′の回転面と磁石の磁極面7′との平均距
離が減少され、また、予緊張されたばね8がさら
に緊張させられる。巻枠1の回転速度が減少する
とき、ばね8が磁石支持フレーム6′を戻すこと
ができ、磁石の磁極面7′はフランジ3′の回転面
に対して半径方向距離が近くなる。これは、磁石
支持フレーム6′を軸方向に移動させることなく、
巻枠1に対する磁気制動効果を自動的に調整する
ことを意味する。第1図の実施態様の場合と同様
に、魚釣用リールの外部が近接可能な適当な調整
装置をもつてばね圧を調整することができ、この
調整装置は、ばね8の真直ぐな端部8′に作用す
るレバー10または偏心部材10′として図示さ
れている。
第1図に示した磁石支持フレーム6の運動原理
は、磁石支持フレーム6′の磁石の磁極面7′と軸
方向に延びる回転面との半径方向距離を設定する
場合にも適用される。もし第2図に示す軸方向フ
ランジでなく円錐形フランジの内側において、第
1図の磁石支持フレームの円筒形外周面上に磁石
を垂直に配置した場合、この磁石支持フレームの
軸方向移動に際して、磁極面と円錐形フランジと
の間の平均距離が変動される。また、第2図に示
す型の軸方向フランジ3′に対して、磁石支持フ
レームの円錐面の上に磁石を配置した場合にも同
様である。第1図および第2図の実施態様のこの
ような種々の変更が考えられる。たとえば、磁石
支持フレームによつて、内側にねじ山を有するハ
ブを支持し、このハブが固定部分の外側ねじ山と
協働して、磁石支持フレームの回転に際してその
軸方向移動を生じるようにすることも可能であ
る。
第3図は、第1図に示す本発明による磁気ブレ
ーキの原理に基づく実施態様の主要構成部材を示
す。第1図の場合と同様に、磁石支持フレーム6
と磁石の磁極面7が示されている。この場合、磁
石の磁極面7を支持する磁石支持フレーム6の回
転運動を軸方向運動に変換する装置は案内リング
25を有し、この案内リング25は、魚釣用リー
ルのフレームと外側端壁としてのカバーとの間に
おいてリールフレームに連結される。第3図にお
いては、リールそのものの部品が示されていない
から、フレームとカバーは図示されていない。そ
の動作モードは、第1図に述べたものと同様であ
る。すなわち、磁石支持フレーム6は、案内カー
ブによりたとえば10〜15°の回転角度範囲内にお
いて前後に回転され、巻枠1の端壁3に向かつて
またこれから離れる軸方向に移動される。
環状磁石支持フレーム6は、磁石の磁極端面7
を巻枠1の端壁に向けてこの端壁から小さい距離
で案内リング25の中心開口の中に取付けられ
る。磁石支持フレーム6と案内リング25は、こ
の磁石支持フレーム6が案内リング25の中に取
付けられたときに、リールフレームに連結された
案内リング25に対して、一定範囲内で回転と軸
方向移動とを同時に行なうように配置される。案
内リング25は、このような可動性のほか、磁石
支持フレーム6を支持し保持する外側ホルダーを
構成する。
好ましい実施態様によれば、磁石支持フレーム
6はその比較的狭い外周面に沿つて、複数の、好
ましくは3個の案内溝またはカム溝11′を有し、
これらの案内溝11′は、磁石支持フレーム6の
両端面の中間区域において、磁石支持フレーム6
の外周面に沿つて一定のピツチ角度をもつて配置
されている。このピツチはたとえば約15°〜約20°
の範囲とし、また案内溝11′の全長に沿つて同
等のピツチを有する必要はなく、磁石支持フレー
ム6の軸方向運動の所望の特性に応じて、また巻
枠1の回転速度とこれに依存する磁石支持フレー
ム6の回転運動に対応して制動トルクを調整する
ように、ピツチを曲線的に変動させることができ
る。案内リング25によつて支持されこの案内リ
ング25の内周面から半径方向内側に突出し傾斜
したねじ片状の案内トング12′が案内溝11′に
係合し、磁石支持フレーム6が回転する際に、磁
石支持フレーム6を軸方向に移動させる。案内溝
11′の端部は、案内トング12′と協働するスト
ツパを構成するが、他の方法として、磁石支持フ
レーム6が軸方向突起を有し、この突起が案内リ
ング25または前記の外側カバー、従つてリール
のフレームに連結された1個または2個の相互に
離間された当接部材(図示されず)と協働するよ
うに構成する。磁石支持フレーム6の行程の運動
を最大限になし、または、最小限になすため、こ
のような当接部材の両方またはいずれかをリール
外部から調整可能とすることができる。この装置
は、その他の点においては第1図について述べた
原理に従つて作動する。従つて調整ばね8′を含
み、前記のように投げ込み初期における巻枠1の
急速回転運動によつて磁石支持フレーム6が移動
された軸方向出発位置に向かつて磁石支持フレー
ム6を戻すためのトルクがこの調整ばね8′によ
つて加えられる。
第3図の実施例において、ばね8′は磁石支持
体フレームのレバー9と円弧状調整スライダ28
との間に作用する細いコイルばねであつて、この
スライダ28はばね圧を調整し、案内リング25
の外周案内面26に沿つて可動である。この外周
案内面26につづいて案内溝27が備えられる。
また、前記案内面26と案内溝27はばね調整ス
ライダ28の幅の約半分の幅を有するにすぎず、
また前記カバー(図示されず)は、案内リング2
5が前述のようにこのカバーとリールのフレーム
との間に装着されたときにスライダの幅全体にわ
たつて、案内リング25の案内溝27と案内面2
6を部分的に補足する対応の案内溝27および案
内面26を有する。案内面26に沿つた小さい距
離において、案内リング25と前記カバーは小さ
い間隙を残し、この間隙を通してスライダ上のば
ね取付部材29がこれらの部材(リング25とカ
バー)の間に挿入される。ばね調整スライダ28
はハンドル30を有し、このハンドル30は外部
から近接可能であつて、ばね調整スライダ28の
周方向に案内面26の長さの範囲内において前後
に移動させることにより、引張りばね8のばね力
を変更することができる。この引張りばね8はそ
の使用中に、磁石支持フレーム6の外周に沿つて
実質円弧状に延在する。スライダのそれぞれの調
整角度位置は、たとえばカバーに連結されてスラ
イダのみぞ付縁面31に作用するばねワイヤ(図
示されず)などのばねロツクによつて不変状態に
保持される。
しかし、バネ圧構造および磁石の磁極面を隣接
の回転面に近付けまたは遠ざけるために磁石支持
フレームの回転運動を軸方向運動に変換する構造
は、それぞれの場合において本発明による磁気ブ
レーキの他の構造細部の設計に対応して変動でき
る。ばね8の引張り力と、巻枠に対する制動トル
クとして作用する誘導反力とによつて磁石支持フ
レームに作用する反対方向応力は、磁石支持フレ
ームの可動性によつて相互に釣りあうことがで
き、磁石支持フレームはその位置を変更すること
によつてその平衡状態を保持する。理論的に使用
される場合、磁石支持フレームの位置の変動は、
投げ込み初期において制動効果が最大点に達し、
そののち急速に減少するようにすることができ
る。しかし好ましくは、投げ込み中の回転速度の
減少にもかかわらず、磁石支持フレームが巻枠に
対する制動トルクを保持する方向に移動するよう
になし、また制動特性をさらに調整するために、
磁石支持フレームの運動を案内する手段とばね圧
とを適当に設計することにより、磁石支持フレー
ムに追加的運動特性を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は制動作用を自動的に調整する本発明の
原理を説明するため、部分的に略示された釣糸巻
枠と磁気ブレーキを示す斜視図、第2図は本発明
の他の実施例を示す図、第3図は本発明の他の実
施例を示す図、第4図は本発明による磁気ブレー
キを備えた魚釣用リールの斜視図である。 1……釣糸巻枠、2……軸、3……巻枠端壁、
3′……フランジ、4……磁気ブレーキ、6,
6′……磁石支持フレーム、7……磁石の磁極面、
8,8′……ばね、11,11′……案内溝、1
2,12′……案内突起、21……偏心輪。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フレームと、このフレームに回転自在に取付
    けられた釣糸巻枠と、複数の永久磁石を有する磁
    気ブレーキと、複数の永久磁石を支持するための
    磁石支持装置と、この磁石支持装置をフレームに
    可動的に取付けるめたの取付け装置と、釣糸巻枠
    の磁石支持装置の永久磁石の磁極面に対向した位
    置に形成された磁性材料からなる回転面とを有
    し、磁石支持装置に設けた永久磁石は、釣糸巻枠
    が回転する際に磁極面が回転面に対して磁極面と
    この回転面との間の磁界がこの回転面の中にうず
    電流を誘導するように離間配置され、回転面を介
    して回転中の釣糸巻枠に生じる制動トルクの強さ
    は、磁界の強さと磁極面と回転面の間隔とに比例
    し、磁石支持装置は、回転面に対して第1端位置
    と第2端位置との間を可動であり、磁極面は、磁
    石支持装置の第1端位置と第2端位置とにおい
    て、回転面からの最小距離と最大距離にあり、磁
    気ブレーキは、磁石支持装置を回転運動に対応し
    て第1端位置と第2端位置の間を移動させる案内
    装置と、磁石支持装置に連結されこの磁石支持装
    置を第1端位置または第2端位置のいずれか一方
    の端位置の方向に動かすためのばね装置を有し、
    回転面が巻枠とともに回転する時回転面に誘導さ
    れる逆起電力がばね装置の作用に抗して逆方向に
    磁石支持装置を動かし、磁石支持装置は、磁石の
    長手方向軸線が巻枠の回転軸線に平行になる位置
    に磁石を支持することを特徴とする魚釣用リー
    ル。 2 フレームと、このフレームに回転自在に取付
    けられた釣糸巻枠と、複数の永久磁石を有する磁
    気ブレーキと、複数の永久磁石を支持するための
    磁石支持装置と、この磁石支持装置をフレームに
    可動的に取付けるための取付け装置と、釣糸巻枠
    の磁石支持装置の永久磁石の磁極面に対向した位
    置に形成された磁性材料からなる回転面とを有
    し、磁石支持装置に設けた永久磁石は、釣糸巻枠
    が回転する際に磁極面が回転面に対して磁極面と
    この回転面との間の磁界がこの回転面の中にうず
    電流を誘導するように離間配置され、回転面を介
    して回転中の釣糸巻枠に生じる制動トルクの強さ
    は、磁界の強さと磁極面と回転面の間隔とに比例
    し、磁石支持装置は回転面に対して第1端位置と
    第2端位置との間を可動であり、磁極面は、磁石
    支持装置の第1端位置と第2端位置とにおいて、
    回転面からの最小距離と最大距離にあり、磁気ブ
    レーキは、磁石支持装置を回転運動に対応して第
    1端位置と第2端位置の間を移動させる案内装置
    と、磁石支持装置に連結されこの磁石支持装置を
    第1端位置または第2端位置のいずれか一方の端
    位置の方向に動かすためのばね装置を有し、回転
    面が巻枠とともに回転する時回転面に誘導される
    逆起電力がばね装置の作用に抗して逆方向に磁石
    支持装置を動かし、回転面は、巻枠に巻枠の回転
    軸線と共通の軸線上に位置するように支持された
    実質円筒形面であり、磁石支持装置は、磁石をそ
    の軸線が半径方向に延在しその磁極面が少なくと
    も部分的に円筒型面によつて包囲される位置に支
    持する支持体であり、この支持体は、この支持体
    に対して回転面すら加えられる反力とばね装置か
    ら支持体に加えられる反力とにより支持体に反対
    方向回転を与えるように回転自在に偏心的に取付
    けられたことを特徴とする魚釣用リール。 3 フレームと、このフレームに回転自在に取付
    けられた釣糸巻枠と、複数の永久磁石を有する磁
    気ブレーキと、複数の永久磁石を支持するための
    磁石支持装置と、この磁石支持装置をフレームに
    可動的に取付けるための取付け装置と、釣糸巻枠
    の磁石支持装置の永久磁石の磁極面に対向した位
    置に形成された磁性材料からなる回転面とを有
    し、磁石支持装置に設けた永久磁石は、釣糸巻枠
    が回転する際に磁極面が回転面に対して磁極面と
    この回転面との間の磁界がこの回転面の中にうず
    電流を誘導するように離間配置され、回転面を介
    して回転中の釣糸巻枠に生じる制動トルクの強さ
    は、磁界の強さと磁極面と回転面の間隔とに比例
    し、磁石支持装置は、回転面に対して第1端位置
    と第2端位置との間を可動であり、磁極面は、磁
    石支持装置の第1端位置と第2端位置とにおい
    て、回転面からの最小距離と最大距離にあり、磁
    気ブレーキは、磁石支持装置を回転運動に対応し
    て第1端位置と第2端位置の間を移動させる案内
    装置と、磁石支持装置に連結されこの磁石支持装
    置を第1端位置または第2端位置のいずれか一方
    の端位置の方向に動かすためのばね装置を有し、
    回転面が巻枠とともに回転する時回転面に誘導さ
    れる逆起電力がばね装置の作用に抗して逆方向に
    磁石支持装置を動かし、磁気ブレーキは、魚釣用
    リールの外部から操作可能に取付けられた作動装
    置を備えたばね装置のばね圧を調整するための調
    整装置を有することを特徴とする魚釣用リール。
JP60122377A 1984-06-05 1985-06-05 魚釣用リール Granted JPS61108321A (ja)

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