JP6200189B2 - 両軸受リールのスプール制動装置、及び両軸受リール - Google Patents
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制動力調整手段は、固定部と、可動部とを、有する。固定部は、リール本体に設けられる。可動部の少なくとも一部は、固定部の外周に相対回転可能に配置される。可動部は、固定部に対する相対回転に応じて回転軸方向に移動可能であり、磁石部を導電体部に対して相対的に移動させる。
可動部は、固定部に対する回転量に対し、第1比率、および、第1比率とは異なる第2比率の少なくとも2つの複数の比率で、磁石部を回転軸方向に移動させ、導電体部に作用する磁石部の磁力を変化させることによって、スプールの回転に対する制動力を調整する。
さらに、本スプール制動装置では、磁石部を有する可動部は、リール本体に設けられた固定部に対する相対回転に応じて、複数の比率で回転軸方向に移動可能である。このように構成しても、スプールの制動力をスムーズ且つ広範囲で調整することができ、スプールの回転に応じた制動力を、スプールに適切に付与することができる。
図1に本発明の一実施形態が採用された両軸受リールを示す。この両軸受リールは、主にルアーフィッシングに用いられるベイトリールである。この両軸受リールは、リール本体1と、リール本体の側方に配置されたスプール回転用ハンドル2と、ハンドル2のリール本体1側に配置されたドラグ調整用のスタードラグ3と、を備えている。ハンドル2は、ダブルハンドル型である。ハンドル2は、板状のアーム部2aと、アーム部2aの両端に回転自在に装着された1対の把手部2bとを、有している。ハンドル2のアーム部2aの外側面は、繋ぎ目がない滑らかな面で構成されており、釣り糸が絡みにくい形状になっている。
スプール制動構造20は、両軸受リールのリール本体1に回転自在に装着されたスプール12の回転を、制動するためのものである。詳細には、スプール制動構造20は、スプール12(後述する導電体50に対応)に作用する磁石51(後述する)の磁力に基づいて、スプール12の回転を制動する。これにより、導電体50であるスプール12には、回転方向と逆方向の力(制動力)が、付加される。このようにスプール12を制動することによって、例えば、キャスティング時のバックラッシュ等が、抑制される。
スプール制動機構23は、図3から図5に示すように、スプール12と連動して回転する導電体50と、導電体50と対向可能な磁石51とを、有している。
スプール制動力調整機構64は、スプール12,50の回転に応じて、スプール12,50の制動力を調整するためのものである。スプール制動力調整機構64は、磁石51をスプール12,50に対して相対的に移動させるときの比率を、変更することによって、スプール12,50の制動力を調整する。これにより、スプール12,50の回転に対する制動力を、調整する。
次に、リールの動作について詳細に説明する。通常の状態では、クラッチヨーク40は内方に押されておりクラッチオンの状態である。この結果、ハンドル2からの回転力は、ハンドル軸30、ドライブギア31、ピニオンギア32、及びスプール軸16を介して、スプール12,50に伝達される。すなわち、ハンドル2を回転すると、スプール12,50が糸巻き取り方向に回転する。
以下に、スプール制動構造20の詳細動作を示す。スプール制動構造20では、径方向において磁石51と対向したスプール12,50が回転すると、スプール12,50に作用する磁石51の磁力によって、第2筒部61が、第1筒部60に対して回転しながら軸方向に移動する。これにより、スプール12,50と磁石51とが径方向において対向している部分の面積(対向範囲)が、変化し、スプール12,50の制動力も変化する。
(a)前記実施形態では、被係合部60aが、第1筒部60の外周部に凹状に形成された溝部であり、係合部61aが、第2筒部61の内周部に突出して形成された突出部である場合の例を示した。これに代えて、図8に示すように、被係合部60aを、第1筒部60の外周部から突出させることによって、突出部とし、係合部61aを、第2筒部61の内周部に凹状に形成することによって、溝部としてもよい。この場合は、被係合部60aである突出部が、第1筒部60の周方向の変化に対して軸方向に急変する曲線形状で形成される。このように構成したとしても、前記実施形態と同様の効果が得られる。
2 ハンドル
12 スプール
16 スプール軸
20 スプール制動構造(スプール制動装置の一例)
23 スプール制動機構(制動手段の一例)
60 第1筒部(固定部の一例)
60a 被係合部
160a 第1被係合部(第1案内部の一例)
260a 第2被係合部(第2案内部の一例)
60b 雌ねじ部
60c フランジ部
61 第2筒部(可動部の一例)
61a 係合部
61b 保持部
62 ばね部材
63 抜け止め部材
63a 雄ねじ部
64 スプール制動力調整機構(制動力調整手段の一例)
65 操作つまみ
65a つまみ部
65b 押圧部
Claims (8)
- 両軸受リールのリール本体に回転自在に装着されたスプールの回転を、制動する両軸受リールのスプール制動装置であって、
前記スプールと連動して回転する導電体部、及び前記導電体部と径方向において対向可能な磁石部を有し、前記導電体部に作用する前記磁石部の磁力に基づいて、前記スプールの回転を制動する制動手段と、
前記スプールの回転に対する制動力を調整する制動力調整手段と、
を備え、
前記制動力調整手段は、
前記リール本体に設けられた固定部と、
少なくとも一部が前記固定部の外周に相対回転可能に配置され、前記固定部に対する相対回転に応じて回転軸方向に移動可能であり、前記磁石部を前記導電体部に対して相対的に移動させる可動部と、
を有し、
前記可動部は、前記固定部に対する回転量に対し、第1比率、および、前記第1比率とは異なる第2比率の少なくとも2つの複数の比率で、前記磁石部を前記回転軸方向に移動させ、前記導電体部に作用する前記磁石部の磁力を変化させることによって、前記スプールの回転に対する制動力を調整する、
両軸受リールのスプール制動装置。 - 前記制動力調整手段は、
前記第1比率、および、前記第2比率の少なくとも2つの複数の比率で、前記磁石部を前記導電体に対して相対的な移動を案内する案内部と、
前記案内部に案内される被案内部と、
をさらに有する、
請求項1に記載の両軸受リールのスプール制動装置。 - 前記案内部は、
前記第1比率で前記磁石部を前記導電体に対して相対的な移動を案内する第1案内部と、
前記第2比率で前記磁石部を前記導電体に対して相対的な移動を案内する第2案内部と、
を有する、請求項2に記載の両軸受リールのスプール制動装置。 - 前記案内部は、前記固定部及び前記可動部のいずれか一方に設けられ、
前記被案内部は、前記固定部及び前記可動部のいずれか他方に設けられ、
前記被案内部は、前記案内部に沿って、相対的に回転可能であり、且つ前記回転軸方向に移動可能である、
請求項1から3のいずれか1項に記載の両軸受リールのスプール制動装置。 - 前記導電体部は、前記スプールであり、
前記スプールは、金属製である、
請求項1から4のいずれか1項に記載の両軸受リールのスプール制動装置。 - 前記導電体部は、前記スプールに固定された金属製の部材である、
請求項1から4のいずれか1項に記載の両軸受リールのスプール制動装置。 - 前記導電体部は、前記スプールのスプール軸に固定された金属製の部材である、
請求項6に記載の両軸受リールのスプール制動装置。 - 釣竿に取り付けられ、釣り糸の繰り出し及び巻き取りを行う両軸受リールであって、
前記釣竿に装着されたリール本体と、
前記リール本体に回転可能に支持され、前記釣り糸を外周に巻き取るスプールと、
前記請求項1から7に記載された前記スプール制動装置と、
を備えた両軸受リール。
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JP2013081493A JP6200189B2 (ja) | 2013-04-09 | 2013-04-09 | 両軸受リールのスプール制動装置、及び両軸受リール |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013081493A JP6200189B2 (ja) | 2013-04-09 | 2013-04-09 | 両軸受リールのスプール制動装置、及び両軸受リール |
Publications (2)
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JP2014200226A JP2014200226A (ja) | 2014-10-27 |
JP6200189B2 true JP6200189B2 (ja) | 2017-09-20 |
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-
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