JP7164450B2 - 両軸受型リール - Google Patents

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Description

本発明は、釣糸放出時において、スプールのフリー回転に対して制動力を付与するスプール制動装置を備えた両軸受型リールに関する。
両軸受型リールには、釣糸が巻回されるスプールをクラッチ機構によって動力伝達状態(釣糸巻き取り状態)からフリー回転状態に切り換えて釣糸放出する際、スプールの過回転で発生するバックラッシュ現象を防止するスプール制動装置が組み込まれている。
一般的に、スプール制動装置は、例えば、特許文献1及び特許文献2に開示されているように、スプールの回転速度に応じてスプールに作用する磁力を自動調整してスプール回転を強弱制動するように構成されている。
上記の特許文献1に開示されたスプール制動装置は、スプールのフランジよりも軸方向外方に設置された環状磁石の隙間に、スプールと共に一体回転する環状の導電体をスプールの回転速度に応じたカム作用によって挿脱するように構成されている。また、上記の特許文献2に開示されたスプール制動装置は、スプールの糸巻胴部(導電体部を構成する)の内側に、スプールと共に一体回転する磁石をスプールの回転速度に応じたカム作用によって挿脱するように構成されている。
特許第5690291号 特許第5944742号
しかし、上記した特許文献1に開示されているスプール制動装置は、磁場発生装置を構成する磁石がスプールのフランジよりも軸方向外方に設置されると共に、スプールと一体回転する導電体(磁石に径方向に対向する部分)も、スプールのフランジよりも軸方向外方に位置する構成であるため、その分、リール本体全体が軸方向に大型化し重量化も伴ってしまう。また、導電体を含むスプールと一体回転する磁場発生部も、上記した構成によって必然的に重量化することでイナーシャが大きくなってしまい、キャスティング性能が低下してしまう。
また、上記した特許文献2に開示されているスプール制動装置は、スプールの糸巻胴部内周を導電体部とする構成であり、その導電体部(糸巻胴部内周)に対してスプールのフランジよりも軸方向外方に配置された磁石等の磁場発生部を挿脱させるため、その分、リール本体全体が軸方向に大型化し重量化も伴ってしまう。さらに、糸巻量を画定する糸巻胴部径がブレーキ力、特性に大きく影響するため、スプール糸巻量のバリエーション展開が困難となる。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、リール本体の小型、軽量化を図ることができ、スプールの制動効率を向上させたスプール制動装置を有する両軸受型リールを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明に係る両軸受型リールは、釣糸が巻回される糸巻胴部と該糸巻胴部の両側に形成されるフランジ部とを具備したスプールをリール本体の側板間に回転自在に支持し、前記スプールの回転に制動力を付与するスプール制動装置を有しており、前記スプール制動装置は、前記スプールと一体的に回転する導電環体と、該導電環体の外周面に対向する磁石とを備え、前記導電環体と磁石を、前記フランジ部の外側端面よりも軸方向内方、且つ、前記糸巻胴部の径方向内側に配設したことを特徴とする。
上記した構成の両軸受型リールは、スプール制動装置を構成する磁場発生部の磁石及び導電環体が、スプールの糸巻胴部内のスプール幅内の限られたスペース内に収容配置されているため、リール本体の小型、軽量化が図れると共に、磁場発生部が糸巻胴部内にコンパクトに収容されるため、スプールの低イナーシャが実現でき、スプールの制動効率が向上する。
本発明によれば、リール本体の小型、軽量化を図ることができ、フリー回転時のスプールの制動効率が向上した両軸受型リールが得られる。
本発明に係る両軸受型リールの一実施形態を示す平面図。 図1の構成において、スプール軸に装着されるスプール制動装置の一実施形態を示す図。
以下、図面を参照しながら本発明に係る両軸受型リールについて説明する。
図1は、本発明に係る両軸受型リールの一実施形態を示す平面図、図2は、図1の構成において、スプール軸に装着されるスプール制動装置の一実施形態を示す図である。
本実施形態に係る両軸受型リールは、左右のフレーム2a,2bを左右カバー3a,3bで覆った左右側板1A,1Bを備えたリール本体1を有している。前記左右の側板間には、スプール軸5が軸受(図2では左フレーム側に配設された軸受を図示)6を介して回転可能に支持されており、スプール軸5には、スプール軸5に外嵌される支持部7dを介して、釣糸が巻回されるスプール7が一体的に固定されている。前記スプール7は、糸巻胴部7aと、その左右両側に一体形成されるフランジ部7bと、糸巻胴部7aの中央と支持部7dとの間に一体形成される中央環状壁7cとを備えており、釣糸は、左右のフランジ部7bに規制されて糸巻胴部7aに巻回される。
本実施形態では、前記スプール7を回転駆動するハンドル8を右側板1B側に設置しており、右フレーム2bと右カバー3bとの間には、ハンドル8の回転駆動力をスプール軸5に伝達する公知の動力伝達機構(図示せず)が配設されている。また、右フレーム2bと右カバー3bとの間には、スプール軸5を動力伝達状態と動力遮断状態に切り換える公知のクラッチ機構が配設されており、このクラッチ機構は、スプール7の後方側の左右側板間に配設されたクラッチ切り換え操作部材9を押し下げ操作することで、クラッチON状態(動力伝達状態)からOFF状態(動力遮断状態;スプールフリー回転状態)に切り換えるよう構成されている。なお、クラッチOFF状態からクラッチON状態への復帰は公知の復帰機構を介してハンドル8を回転操作することで行うことが可能となっている。
また、左右の側板1A,1B間には、スプール7の釣糸繰出し方向側に、公知のレベルワインド装置10が配設されている。このレベルワインド装置10は、ハンドル8を回転操作することで、釣糸を挿通する釣糸案内体11が左右に移動するよう構成されており、釣糸の巻き取り操作に伴ってスプール7の糸巻胴部7aに釣糸を均等に巻回する。
また、反ハンドル側の側板(左側板側)には、釣糸放時に、スプール7に制動力を付与して過回転を防止するスプール制動装置(バックラッシュ防止装置)20が配設されている。
以下、本実施形態におけるスプール制動装置20の実施形態について、図2を参照しながら詳細に説明する。
スプール制動装置20は、スプールフリー回転状態でスプール7が過回転した際、磁気作用によって制動力を付与する構成となっており、スプール7の回転速度に応じて、その制動力を変化させることが可能となっている。このため、スプール制動装置20は、磁石と導電体を具備する磁場発生部20Aを備えており、本発明では、以下に詳述するように、磁場発生部20Aを構成する部材を、スプール7の内部、詳細には、ハンドル8と反対側の一方の前記フランジ部7bの軸方向外側端面(図2において、そのような外側端面を破線Yで示す)よりも軸方向内方、且つ、糸巻胴部7aの径方向内側の収容空間Sに配設している。
前記収容空間Sは、フランジ部7bの軸方向外側端面Yよりも軸方向内側で、スプール7の糸巻胴部7aと、中央環状壁7cと、支持部7dとで囲まれた部分であり、スプール制動装置20の磁場発生部20Aは、この収容空間S内に配設されている。具体的に、前記磁場発生部20Aは、収容空間S内に配設される磁石21と、スプール軸5と一体回転する導電体である導電環体25とを備えており、導電環体25は、スプールの回転速度に応じて、磁石21に対する相対位置が軸方向に変更可能に移動する(本実施形態では、軸方向に相対移動する)ようになっている。このため、前記磁石21は、収容空間S内において、導電環体25の円筒部25aに対して、一定の隙間を介して径方向に対向するように設置されている。
前記磁石21は、環状に形成された保持部22の内周面22aの先端側に取着されており、導電環体25の円筒部25aに対向するようにリング状に形成されている。この場合、磁石21は、そのものがリング形状に構成されたものであっても良いし、保持部22の先端側の内周面22aに、多数の磁石を周方向に沿って連続的に配設(リング状に配設)して構成されたものであっても良い。本実施形態の磁石21は、リング状に形成され、径方向にN極とS極が着磁された構成となっている。
前記保持部22は、左フレーム2aに対して軸方向に移動可能に支持されており、これにより、先端側に取着された磁石21も同様に軸方向に移動可能となっている。具体的には、フレーム2aに一体化された支持筒部2bの外周には、軸方向に移動可能に回り止め支持された保持部22が配設されており、その外周面には、雄ネジ部22bが形成されている。前記雄ネジ部22bには、左フレーム2aに対して保持された保持部材23に回転可能に支持された操作部材23aの雌ネジ部23bが螺合している。この操作部材23aは、左カバー3aから突出する外部操作部材(例えば、図1に示すようなダイヤル形状の操作片)23Aを回転操作することで、回転可能となっており、磁石21は、操作部材23a及び保持部22を介して軸方向に移動可能となっている。すなわち、外部操作部材23Aの回転操作で、導電環体25に対する磁石21の対向距離(磁力)の初期位置を調整することができ、制動初期時の制動力や、回転速度に応じた制動特性を事前に調整することが可能となる。
なお、外部操作部材23Aの回転操作によって、磁石21は、上記した収容空間S内で軸方向に移動可能となっているが、最も軸方向外方に移動した際、その一部がフランジ部7bの軸方向外側端面Yに重なるように保持部22に保持されていても良い。また、外部操作部材23Aの構成及び操作方法については、特に限定されることはなく、前記操作部材23aが直接、回転操作できるような配置、構成であっても良い。
前記導電環体25は、略円筒形状に構成されており、磁石21との間で磁気作用を受けて制動機能を発揮する部材であり、スプール7の回転速度が上昇するに連れて、次第に大きな磁気作用を受けるよう構成されている。すなわち、スプール7の回転速度が上昇するに連れて、後述するカム作用によって、磁石21に対する対向距離が近接すると、その分、導電環体25に作用する電磁力(制動力)が増加し、スプール7に対する制動力が増加するようになる(スプール7の空回り現象が抑制されて放出される釣糸のバックラッシュが抑制される)。
以下、本実施形態の磁石21及び導電環体25による磁場発生部20Aの構成について説明する。
前記略円筒形状の導電環体25は、前記磁石21に対して径方向に対向する円筒部25aと、前記磁石21の先端面21a(スプール7の中央環状壁7c側)に対して軸方向に間隔を有して対向配設される環状壁部25bと、支持部7dに対して軸方向に摺動可能となるように保持された筒状の移動部材28に固定される基部25cとを有しており、スプールの回転速度に応じて、磁石21に対する相対位置が変更可能に移動するよう構成されている。
すなわち、導電環体25に一体形成された環状壁部25bは、移動部材28と共に軸方向に変位することで、磁石21の先端面21aに対する相対位置が変更可能(軸方向に変位する)となっている。この場合、前記環状壁部25bは、スプールの回転速度に応じて、磁石21の先端面21aに対して軸方向に接近/離反する部位となっており、接近することで、磁石21の先端面21aとの間の磁力が高まって導電環体25に作用する制動力が強くなり、離反することで、その制動力は弱まるようになっている。なお、スプール7については、導電体で形成することが好ましく、磁石21、導電環体25、糸巻胴部7aの部分で磁気回路を形成することができ、導電環体25に作用する制動力を強くすることが可能となる。
前記移動部材28は、スプール軸(支持部)を挿通させるように筒状に構成されており、スプール軸に沿って軸方向に移動可能であると共に、その外周面に導電環体25を固定している。移動部材28の左フレーム2a側には、凹所28aが形成されており、この凹所の底面に付勢部材(付勢バネ)30の一端が当て付いている。そして、付勢バネ30の他端は、支持部7dに固定されたリテーナ5cに当て付けられており、これにより、移動部材28は、軸方向の内方側(後述する固定部材40側)に向けて常時付勢された状態となっている。
また、前記スプール7の中央環状壁7cと、支持部7dとの間には、固定部材40が(スプール7と一体回転可能に)配設されている。前記固定部材40と前記移動部材28とは、軸方向の対向面で互いに面接するカム部50を夫々に備えており、前記導電環体25は、キャスティング時のスプールの回転速度に応じて、前記磁石21に対する相対位置が変更可能に移動するようになっている。すなわち、導電環体25が取り付けられる移動部材28は、前記付勢部材30の付勢力によって軸方向内方に移動付勢されているが、カム部50の作用により、キャスティング時のスプール5の高速回転と磁場発生部20Aの磁気作用の協働で付勢部材30の付勢力に抗して、軸方向に沿って左フレーム2a側に移動されるようになっている。
前記カム部50は、一般的に公知であるため、詳細については省略するが、対向面にそれぞれカム面を備えており、これらのカム面は、スプール7と一体回転する固定部材40で移動部材28をスプール軸に沿って移動させるような形状となっている。
具体的には、クラッチ機構をOFFにしてスプール7が釣糸放出方向に回転した際、固定部材40の回転速度がスプール7と共に速くなるに連れ、カム面に作用する軸方向分力が大きくなり、その軸方向分力が付勢部材30の付勢力よりも大きくなると、移動部材28は左フレーム2a側に移動し、上記した環状壁部25bは、軸方向に移動して磁石21の先端面21aに対して接近するようになる。また、固定部材40の回転速度がスプールと共に低下すると、付勢部材30の付勢力によって、移動部材28は右フレーム2b側に移動し、上記した環状壁部25bは、軸方向に移動して磁石21の先端面21aに対して離反するようになる。すなわち、本実施形態のスプール制動装置は、スプール7の回転速度が速くなると、環状壁部25bが磁石21の先端面21aに対して接近して制動力が高まり、スプールの回転速度が低下すると、環状壁部25bが磁石21の先端面21aに対して離反して制動力が弱くなるように機能する。
この場合、上記した移動部材28及び固定部材40に形成される各カム面の傾斜角度、付勢バネ30の付勢力等を適宜変形することで、移動部材28の移動量を調整して制動特性を変えることが可能であり、また、操作部材23によって、磁石21の環状壁部25bに対する軸方向の対向距離が変更可能であることから、その初期位置を変更することで、スプール回転時に作用する制動力を調整することが可能である。
上記した移動部材28及び固定部材40の構成材料については、硬度が及び耐摩耗性が高く、比重が軽いことが好ましい。例えば、ABS樹脂、PC樹脂、ナイロン樹脂、ポリアセタール樹脂、POM樹脂等の樹脂、アルミ等の軽金属によって形成することが可能である。
上記したスプール制動装置20によれば、磁場発生部20Aの磁石21及び導電環体25が、スプール7の糸巻胴部7a内のスプール幅内の限られたスペース(収容空間S)内に収容配置されているため、リール本体の小型、軽量化が図れると共に、磁場発生部が糸巻胴部内にコンパクトに収容されるため、スプールの低イナーシャが実現でき、スプールの制動効率、及びキャスティング性能の向上が図れるようになる。
また、導電環体25に、磁石に径方向に対向する円筒部25aと環状壁部25bを形成し、磁石21の先端面21aを利用して、先端面21aに対する相対位置を軸方向に変位させて磁力を変更させる構成であるため、磁場発生部を径方向及び軸方向にコンパクト化することができると共に、効率の良い制動特性が得られる。また、スプール幅内で、かつ、糸巻胴部内に磁場発生部を効率良く収容配置することで、スプール糸巻量のバリエーション展開を向上することが可能となる。
さらに、本実施形態の構成では、磁石21による磁力線(磁気回路)が、導電環体25の円筒部25aから環状壁部25b及び糸巻胴部7aの内周側に形成されるため、効率的な制動特性が得られるようになる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。
本発明は、スプール制動装置20、特に、その構成要素である磁場発生部20Aをスプール7の糸巻胴部7a内に収容配設したことに特徴があり、リール本体の形状や構成については、特に限定されることはない。また、スプール制動装置20の磁場発生部20Aの構成についても、上記した実施形態に限定されることはなく種々変形することが可能である。例えば、導電環体25の磁石21に対する相対位置を変化させる方式としては、上記した実施形態のように軸方向に変化させる以外にも、径方向に変化させる構成であっても良い。さらに、磁石21を軸方向に移動可能にする構成については、操作部材との間でギア方式やカム方式を利用する等、適宜変形することが可能である。
また、磁石21の導電環体25に対向する相対位置の変更は、円筒部25aとの磁力が作用する径方向の重合面積や環状壁部25bとの軸方向の対向距離等について、制動特性、リール仕様等に応じて適宜設定される。
1 リール本体
5 スプール軸
7 スプール
7a 糸巻胴部
7b フランジ部
20 スプール制動装置
20A 磁場発生部
21 磁石
25 導電環体
25b 環状壁部
28 移動部材
30 付勢部材
40 固定部材
50 カム部

Claims (5)

  1. 釣糸が巻回される糸巻胴部と該糸巻胴部の両側に形成されるフランジ部とを具備したスプールをリール本体の側板間に回転自在に支持し、前記スプールの回転に制動力を付与するスプール制動装置を有する両軸受型リールにおいて、
    前記スプールは、前記フランジ部の外側端面よりも軸方向内方、且つ、前記糸巻胴部の径方向内側に収容空間を備えており、
    前記スプール制動装置は、前記スプールのスプール軸と一体的に回転し、円筒部を有する導電環体と、環状に形成された保持部の内周面に取着され、前記円筒部の外周面に対向して一定の隙間を介して径方向に対向するように配設されたリング状の磁石とを備えており、
    前記導電環体とリング状の磁石は、前記スプールの収容空間内に収容配置されていることを特徴とする両軸受リール。
  2. 前記導電環体は、スプールの回転速度に応じて、前記リング状の磁石に対する相対位置が変更可能に移動することを特徴とする請求項1に記載の両軸受型リール。
  3. 前記スプールは導電体で形成されており、
    前記リング状の磁石、前記導電環体、前記糸巻胴部の部分で磁気回路を形成していることを特徴とする請求項1又は2に記載の両軸受型リール。
  4. 前記導電環体は、前記リング状の磁石に対して、軸方向に対向する環状壁部を備えていることを特徴とする請求項3に記載の両軸受型リール。
  5. 前記環状に形成された保持部は、前記側板に設けた外部操作部材の操作によって軸方向に移動可能であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の両軸受型リール。
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