JP7157003B2 - 魚釣用リール - Google Patents
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図1は、本発明に係る魚釣用リール(両軸受型リール)の一実施形態を示す平面図、図2は、図1の構成において、スプール軸に装着されるスプール制動装置の一部を示す図である。
スプール制動装置20は、スプールフリー回転状態でスプール7が過回転した際、磁気作用によって制動力を付与する構成であり、スプール7の回転速度に応じて、その制動力を変化させることが可能となっている。具体的には、本実施形態のスプール制動装置20は、左側板内に配設される磁石21と、磁石21で発生する磁界内に進退される導電体(インダクトロータとも称する)22を具備する磁場発生部20aを備えている。
なお、図2では、導電体22の軸方向の移動状態が分かりやすいように、スプール軸5の軸心Xに対して上半分は、導電体22がカム作用によって軸方向外方にシフトして環部22aが隙間G内に入り込んだ状態を示しており、スプール軸5の軸心Xに対して下半分は、導電体22が後述する付勢部材の付勢力によって軸方向内方にシフトして環部22aが隙間Gから外れた状態を示している。
すなわち、上記したスプール制動装置によれば、スプール7の回転速度が速くなると制動力が高まり、スプールの回転速度が低下すると制動力が弱くなるように機能する。
スプール軸5の外方(筒状支持部7Aの外周)に取着される筒状部材50は、一体回転する構成であれば良く、圧入固定、取り外し可能な圧入、回り止め嵌合等、適宜な方法で取着される。
このように、導電体の基部23が軸方向に摺動する筒状部材50を成型品として構成することで、その外表面は、研磨仕上げを施さなくても平坦状に形成されており、挽目がない状態となっている。
この場合、筒状部材50を筒状支持部7Aに圧入すると、筒状部材の内面が挽目7eに線当たり状態となって位置決めされるため、導電体の基部23が軸方向に摺動しても筒状部材50は変位することなく、導電体の基部23を安定して摺動させることができる。
本実施形態のスプール制動装置20Aは、導電体22による制動特性が第1実施形態と異なるように構成されている。具体的には、筒状支持部7Aの外周に軸方向移動可能に嵌合される筒状部材50Aの左フレーム側にフランジ(仕切壁)50aを形成しており、フランジ50aと導電体の基部23に形成された凹所との間に第1の付勢部材(付勢バネ)25Aを保持している。また、フランジ50aとスプール7の筒状支持部7Aに固定されたリテーナ26との間に第2の付勢部材(付勢バネ)25Bを保持している。前記第1の付勢部材25Aの付勢力(バネ力)は、第2の付勢部材25Bの付勢力(バネ力)よりも大きいものが用いられており、これにより、本実施形態のスプール制動装置20Aは、異なる2つの付勢部材25A,25Bによる制動特性が得られるようにしている。
前記筒状部材50Aと筒状支持部7A及び基部23は、夫々、相対的に摺動可能に嵌合されている。
遠心カラー方式のスプール制動装置は一般的に公知であるため、詳細な説明は省略するが、スプール制動装置20Bの環状の導電体62は、基部23Dに一体的に保持されており、半径方向移動部材60は、スプール7の内側に設けられたテーパ部材7Cのテーパ面7gに当て付けられている。また、半径方向移動部材60は、軸方向移動部材(導電体の基部23D)の周方向に一定間隔をおいて複数個設けた腕部23eに径方向に移動可能に配設されており、スプール7の回転速度が速くなるに連れて、その遠心力によって腕部23eに沿って径方向外方に移動し、前記テーパ面7gに沿って軸方向に変位するようになっている。
スプール軸5の外周には、筒状部材50Bが回り止め嵌合されて、リテーナ26で抜け止め固定されており、筒状部材50Bの外周に導電体の基部23Dが一体回転可能で軸方向移動可能に嵌合されている。
本発明は、スプール制動装置20の構成要素である導電体の基部を、スプール軸5やスプールの筒状支持部7Aに直接、取着するのではなく、表面が平滑化された筒状部材50(50A,50B)を取着し、筒状部材の外周に摺動可能に嵌合したことに特徴があり、それ以外の構成については、特に限定されることはない。また、スプール制動装置20の磁場発生部の構成についても、上記した実施形態に限定されることはなく種々変形することが可能である。また、磁石21と導電体22,62の相対位置の変更については、制動特性やリール仕様等に応じて適宜設定することが可能である。
5 スプール軸
7 スプール
7A 筒状支持部
7a 糸巻胴部
7b フランジ部
20,20A,20B スプール制動装置
20a 磁場発生部
21 磁石
22,62 導電体
50,50A,50B 筒状部材
Claims (3)
- リール本体に回転可能に設けたスプールを有するスプール軸の外周に軸方向に移動可能に支持された導電体を、前記スプールの回転によって前記リール本体に設けた磁石の磁界内に進退させると共に、前記導電体を前記磁界から離れる方向の前記スプール側に向けて付勢する付勢部材を具備した磁気制動装置を有する魚釣用リールにおいて、
前記スプール軸の外方に表面が平滑化された筒状部材を取着し、前記筒状部材の外周に前記導電体の基部を摺動可能に嵌合しており、
前記筒状部材は、前記スプール軸に固着されるスプールの筒状支持部の外周に取着されることを特徴とする魚釣用リール。 - 前記筒状部材は、前記スプール軸に一体回転可能で、前記導電体と共にスプール軸から取り外し可能に取着されていることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リール。
- 前記筒状部材と前記導電体の基部は、共に合成樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の魚釣用リール。
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JP2019096488A JP7157003B2 (ja) | 2019-05-23 | 2019-05-23 | 魚釣用リール |
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JP2019096488A JP7157003B2 (ja) | 2019-05-23 | 2019-05-23 | 魚釣用リール |
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