JP2013230580A - 液滴噴射装置、及び、圧電アクチュエータ - Google Patents

液滴噴射装置、及び、圧電アクチュエータ Download PDF

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Abstract

【課題】高電位電極を金で形成してマイグレーションの発生を抑制するとともに、圧電層のクラック等による高電位電極の破断を防止すること。
【解決手段】圧電アクチュエータは、圧力室24と対向して配置された圧電層30と、圧電層30に設けられた個別電極32及び共通電極33とを有する。駆動信号が印加される個別電極32は、圧電層30に接して配置された第1電極層38と、この第1電極層38に積層された第2電極層39を有する。第1電極層38は金で形成されている。第2電極層39は、第1電極層38よりも幅が小さく、且つ、金よりもマイグレーションが生じやすい導電材料で形成されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、圧電アクチュエータを有する液滴噴射装置、及び、圧電アクチュエータに関する。
ノズルから液滴を噴射する液滴噴射装置として、特許文献1には、インクの液滴を噴射するインクジェットヘッドが開示されている。この特許文献1のインクジェットヘッドは、流路ユニットと、この流路ユニットに設けられた圧電アクチュエータ(アクチュエータユニット)を備えている。流路ユニットには、複数のノズルや、これら複数のノズルにそれぞれ連通した複数の圧力室等のインク流路が形成されている。圧電アクチュエータは、複数の圧力室を覆うように流路ユニットに接合されている。
圧電アクチュエータは、積層された複数の圧電層と、最上層の圧電層の表面に形成された複数の個別電極と、前記最上層の圧電層と最下層もしくは中間層の圧電層の間に配置された共通電極とを有する。複数の個別電極は、最上層の圧電層の表面の、複数の圧力室と対向する領域にそれぞれ配置されている。尚、複数の個別電極と共通電極はそれぞれ金で形成されている。複数の個別電極には、ドライバICが実装された配線部材(FPC)が接続されており、複数の個別電極にはドライバICからそれぞれ駆動電圧(高電位)が印加される。一方、共通電極もFPCと接続されて常に接地電位に保持されている。ドライバICによって、ある個別電極に駆動電圧が印加されて個別電極と共通電極の間に電位差が生じると、両電極に挟まれた圧電層の部分に電界が作用して変形が生じる。この変形によって圧力室の容積が変化し、圧力室内のインクに噴射エネルギー(圧力)が付与される。
特開2012−56288号公報
ところで、絶縁体で挟まれた2つの電極間に電位差が生じたときに、電極を構成する金属材料がイオン化し、このイオン化した金属が電界の影響を受けて絶縁体内を移動するという、マイグレーションと呼ばれる現象が起こり得る。上記特許文献1に開示されているような圧電アクチュエータであれば、高い電位が付与される個別電極の電極材料がイオン化して、接地電位の共通電極へ向けて圧電層内を移動する。このマイグレーションは、圧電層の絶縁性低下や電極間のショートといった、圧電アクチュエータにとって致命的な問題を引き起こす原因となることから、極力抑制すべきものである。この点、特許文献1の圧電アクチュエータでは、個別電極及び共通電極がそれぞれ金で形成されている。金は非常に安定的な物質であって、マイグレーションが起こりにくい材料の1つである。
ところで、金は非常に高価な材料であることもあって、金の電極は極力薄く形成される(例えば、特許文献1では1μm)。また、個別電極の厚みを大きくすると圧電層の変形が阻害されるという問題があり、この点からも、金の個別電極は薄く形成されることが好ましい。しかし一方で、セラミックス材料からなる圧電層は靭性が低いために、クラックが生じやすい。そして、圧電層にクラックが生じたときには、薄い個別電極が破断する虞がある。個別電極がクラックによって完全に分断されてしまうと、個別電極の一部にしか電位が印加されなくなり、圧電アクチュエータの作動が不可能となる。
本発明の目的は、高電位電極を金で形成してマイグレーションの発生を抑制するとともに、圧電層のクラック等による高電位電極の破断を防止することである。
第1の発明の液滴噴射装置は、液滴を噴射するノズルとこのノズルに連通する圧力室とを有する流路構造体と、前記流路構造体に設けられ、前記圧力室内の液体に噴射エネルギーを付与する圧電アクチュエータと、を備え、
前記圧電アクチュエータは、前記圧力室と対向して配置された圧電層と、前記圧電層に設けられた低電位電極と、同じく前記圧電層に設けられ、前記低電位電極よりも高い電位が付与される高電位電極と、を有し、
前記高電位電極は、前記圧電層に接して配置され、金で形成された第1電極層と、前記第1電極層に積層され、所定方向に延びるとともに前記所定方向と直交する方向の長さが前記第1電極層よりも小さく、且つ、金よりもマイグレーションが生じやすい導電材料で形成された第2電極層と、を有することを特徴とするものである。
本発明においては、圧電アクチュエータの、高い電位が付与される高電位電極が、第1電極層と、この第1電極層に積層された第2電極層とを有する。ここで、圧電層に接する第1電極層は、マイグレーションが生じにくい材料である金で形成されている。そのため、高電位電極のマイグレーションが起こりにくい。
また、第1電極層に、所定方向に延びる第2電極層が積層されているため、金で形成された第1電極層の厚みが薄く、圧電層にクラックが生じるなどして第1電極層が破断するような場合であっても、第2電極層によって高電位電極自体の分断を防止することが可能となる。また、第2電極層は、前記所定方向と直交する方向の長さ(以下、単に「幅」ともいう)が第1電極層よりも小さい、細長い形状に形成されている。そのため、第2電極層によって圧電層の変形が阻害されにくい。さらに、第2電極層は金よりもマイグレーションが生じやすい材料で形成されている。一般に、金よりもマイグレーションが生じやすい材料は、金よりも安価である。従って、圧電層のクラック等に起因する破断を防止するために、金で形成された第1電極層の厚みを大きくする場合と比べるとコストを低く抑えられる。尚、第2電極層と圧電層との間には、金からなる第1電極層が介在していることから、第2電極層がマイグレーションの生じやすい導電材料で形成されていても、この第2電極層におけるマイグレーションは生じない。
第2の発明の液滴噴射装置は、前記第1の発明において、前記圧力室は、一方向に長い形状を有し、前記第1電極層は、前記圧力室の長手方向に長い形状に形成され、前記第2電極層は、前記圧力室の長手方向に沿って延在していることを特徴とするものである。
圧力室が一方向に長い形状を有する場合、この圧力室に対向して設けられる圧電層には、圧力室の短手方向に沿ったクラックが生じやすい。本発明では、第2電極層が圧力室の長手方向に延びていることから、圧電層に、圧力室の短手方向に延びるクラックが生じて、厚みの薄い第1電極層が破断したとしても、圧力室の長手方向に延びる第2電極層によって、高電位電極自体の破断が防止される。
第3の発明の液滴噴射装置は、前記第2の発明において、前記第2電極層の、前記圧力室の短手方向における長さは、前記第1電極層の前記短手方向の長さよりも小さいことを特徴とするものである。
本発明によれば、第2電極層の、圧力室の短手方向における長さ(幅)が小さく形成されることにより、第2電極層による圧電層の変形阻害が抑えられる。
第4の発明の液滴噴射装置は、前記第2又は第3の発明において、前記第2電極層は、前記第1電極層の長手方向の全長にわたって形成されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、第2電極層が第1電極層の長手方向の全長にわたって形成されているため、圧力室の長手方向におけるどの位置で圧電層にクラックが生じても、高電位電極の破断を防止できる。
第5の発明の液滴噴射装置は、前記第1〜第4の何れかの発明において、前記第2電極層を形成する導電材料にガラス粉末が添加されていることを特徴とするものである。
第2電極層を形成する導電材料にガラス粉末が添加されていると、第2電極層は、ガラスの繊維が複雑に絡み合った構造となり強度が高くなる。従って、第2電極層が破断しにくい。
第6の発明の液滴噴射装置は、前記第1〜第5の何れかの発明において、前記高電位電極は、この高電位電極に電位を付与するための配線部材に接続される接続端子を有し、前記接続端子は、金よりもマイグレーションが生じやすい導電材料で形成され、さらに前記接続端子は、金で形成された前記第1電極層に積層されており、前記圧電層とは直接接触していないことを特徴とするものである。
高電位電極に電位を付与するための配線部材が接続される接続端子が、金よりもマイグレーションが生じやすい材料で形成されていると、この接続端子におけるマイグレーションも問題となる。本発明では、上記接続端子が、金で形成された第1電極層に積層されて、接続端子が圧電層に直接接触していないことから、接続端子におけるマイグレーションが防止される。
第7の発明の液滴噴射装置は、前記第6の発明において、前記第2電極層と前記接続端子が同じ材料で形成されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、第2電極層と接続端子とを、同じ材料を用いて簡単に形成することができる。
第8の発明の液滴噴射装置は、前記第1〜第7の何れかの発明において、前記流路構造体は、複数の前記圧力室を有し、前記圧電アクチュエータは、前記複数の圧力室にそれぞれ対応した複数の前記高電位電極を有し、
前記複数の高電位電極の各々は、前記圧力室と対向する主電極部と、前記主電極部から前記圧力室の外側まで引き出された引出電極部と、前記引出電極部に形成され、前記高電位電極に電位を付与するための配線部材と接続される接続端子と、を有し、複数の前記引出電極部のうちの一部の引出電極部は、他の引出電極部と形状が異なっており、形状が異なる引出電極部間で、電極面積が等しいことを特徴とするものである。
圧電アクチュエータが、複数の圧力室にそれぞれ対応した複数の高電位電極を有する場合に、配線の引き回し等の関係上、複数の高電位電極の間で、配線部材に接続するための引出電極部の形状を一部異ならせる必要が生じる場合がある。この点、本発明では、形状が異なる引出電極部の間で電極面積が等しくなっている。そのため、複数の圧力室間で、高電位電極と低電位電極とに挟まれる圧電層部分の大きさ(静電容量)を等しくすることができ、複数のノズルの噴射特性のばらつきを抑えられる。
上記の第1〜第8の何れかの発明において、前記第2電極層は、金よりもマイグレーションが起こりやすい導電材料である、銀、又は、銀−パラジウム合金によって形成されていてもよい(第9の発明)。
第10の発明の圧電アクチュエータは、圧電層と、前記圧電層に設けられた低電位電極と、同じく前記圧電層に設けられ、前記低電位電極よりも高い電位が付与される高電位電極と、を有し、
前記高電位電極は、前記圧電層に接して配置され、金で形成された第1電極層と、前記第1電極層に積層され、所定方向に延びるとともに前記所定方向と直交する方向の長さが前記第1電極層よりも小さく、且つ、金よりもマイグレーションが生じやすい導電材料で形成された第2電極層と、を有することを特徴とするものである。
本発明の圧電アクチュエータにおいては、高電位電極の、圧電層に接する第1電極層が、金で形成されているため、高電位電極におけるマイグレーションが起こりにくい。また、第1電極層に、所定方向に延在した細長い形状の第2電極層が積層されているため、圧電層にクラックが生じて第1電極層が破断するような場合でも、第2電極層によって高電位電極自体の分断を防止することが可能となる。また、第2電極層が細長い形状であるために、圧電層の変形を阻害しにくい。さらに、第2電極層が金よりもマイグレーションが生じやすい材料で形成されることで、コストを低く抑えられる。
本発明では、高電位電極の、圧電層に接する第1電極層が、金で形成されているため、高電位電極におけるマイグレーションが生じにくい。また、第1電極層に所定方向に延在した細長い第2電極層が積層されているため、圧電層に生じたクラック等によって第1電極層が破断した場合であっても、第2電極層によって高電位電極自体の分断を防止可能となる。また、第2電極層が細長い形状であるために圧電層の変形を阻害しにくい。さらに、第2電極層が金よりもマイグレーションが生じやすい材料で形成されることで、コストを低く抑えられる。
本実施形態のインクジェットプリンタの概略平面図である。 インクジェットヘッドの平面図である。 図2のA部拡大図である。 (a)は図3のA−A線断面図、(b)は図3のB−B線断面図である。 変更形態に係るインクジェットヘッドの一部拡大平面図である。 別の変更形態に係るインクジェットヘッドの一部拡大平面図である。 別の変更形態に係るインクジェットヘッドの一部拡大平面図である。 別の変更形態に係るインクジェットヘッドの、図4相当の断面図である。
次に、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施形態のインクジェットプリンタの概略平面図である。まず、図1を参照してインクジェットプリンタ1の概略構成について説明する。尚、以下では、図1の紙面手前側を上方、紙面向こう側を下方と定義して、適宜、「上」「下」の方向語を使用して説明する。図1に示すように、インクジェットプリンタ1は、プラテン2と、キャリッジ3と、インクジェットヘッド4と、搬送機構5等を備えている。
プラテン2の上面には、被記録媒体である記録用紙100が載置される。また、プラテン2の上方には、図1の左右方向(走査方向)に平行に延びる2本のガイドレール10,11が設けられる。キャリッジ3は、プラテン2と対向する領域において2本のガイドレール10,11に沿って走査方向に往復移動可能に構成されている。また、キャリッジ3には、2つのプーリ12,13間に巻き掛けられた無端ベルト14が連結されており、キャリッジ駆動モータ15によって無端ベルト14が走行駆動されたときに、キャリッジ3は、無端ベルト14の走行に伴って走査方向に移動する。
インクジェットヘッド4(液滴噴射装置)は、キャリッジ3に取り付けられており、キャリッジ3とともに走査方向に移動する。インクジェットヘッド4の下面(図1の紙面向こう側の面)には、複数のノズル16が形成されている。また、図1に示すように、プリンタ1のプリンタ本体1aにはホルダ9が設けられている。ホルダ9には4色のインク(ブラック、イエロー、シアン、マゼンタ)がそれぞれ貯留された4つのインクカートリッジ17が装着される。図示は省略するが、キャリッジ3に搭載されたインクジェットヘッド4とホルダ9とが4本のチューブ(図示省略)で接続されている。4つのインクカートリッジ17の4色のインクが、4本のチューブを介してインクジェットヘッド4にそれぞれ供給される。インクジェットヘッド4は、インクカートリッジ17から供給されたインクを、複数のノズル16からプラテン2に載置された記録用紙100に対して噴射する。
搬送機構5は、搬送方向にプラテン2を挟むように配置された2つの搬送ローラ18,19を有し、これら2つの搬送ローラ18,19は、図示しないモータによって回転駆動される。搬送機構5は、2つの搬送ローラ18,19によって、プラテン2に載置された記録用紙100を搬送方向に搬送する。
インクジェットプリンタ1は、プラテン2上に載置された記録用紙100に対して、キャリッジ3とともに走査方向(図1の左右方向)に往復移動するインクジェットヘッド4からインクを噴射させる。これとともに、2つの搬送ローラ18,19によって記録用紙100を搬送方向(図1の下方)に搬送する。以上の動作によって記録用紙100に画像や文字等が記録される。
次に、インクジェットヘッド4について説明する。図2はインクジェットヘッドの平面図である。図3は図2のA部拡大図である。図4(a)は図3のA−A線断面図、(b)は図3のB−B線断面図である。尚、図2、図3においては、図4(a)、(b)に示されているCOF50の図示は省略されている。図2〜図4に示すように、インクジェットヘッド4は、流路ユニット20(流路構造体)と、圧電アクチュエータ21を備えている。
図4に示すように、流路ユニット20は、それぞれ多数の流路形成孔が形成された4枚のプレートが積層された構造を有する。これら4枚のプレートが積層されたときに多数の流路形成孔が連通することによって、流路ユニット20には、以下に述べるようなインク流路が形成されている。尚、図4では、インク流路内に充填されているインクを符号“I”で示している。
流路ユニット20の上面には、4つのインクカートリッジ17とそれぞれ接続される4つのインク供給孔26が形成されている。尚、ブラックインクのインクカートリッジ17と接続されるインク供給孔26kは、3色のカラーインク(イエロー、シアン、マゼンタ)のインクカートリッジ17とそれぞれ接続される3つのインク供給孔26y、26c、26mよりも大きい。
流路ユニット20の内部には、それぞれ搬送方向に延在する5本のマニホールド25が形成されている。5本のマニホールド25のうち、図2の左側2本のマニホールド25はインク供給孔26kに接続されており、ブラックインクが供給される。一方、右側3本のマニホールド25は3つのインク供給孔26y、26c、26mに接続されており、3色のカラーインクがそれぞれ供給される。
流路ユニット20は、その下面に形成された複数のノズル16と、これら複数のノズル16にそれぞれ連通する複数の圧力室24を有する。複数の圧力室24の各々は、走査方向に長い、略楕円形の平面形状を有する。図2に示すように、複数のノズル16及び複数の圧力室24は、5本のマニホールド25にそれぞれ対応して5列に配列されている。即ち、流路ユニット20は、左側2本のマニホールド25に連通する、ブラックインクを噴射する2列のノズル列28k1、28k2と、右側3本のマニホールド25にそれぞれ連通する、3色のカラーインク(イエロー、シアン、マゼンタ)をそれぞれ噴射する3列のノズル列28y、28c、28mを有する。尚、図2、図3に示すように、ブラックインクを噴射する2列のノズル列28k1、28k2は、各列のノズル配列ピッチPの半分(P/2)だけ搬送方向にずれて配置されている。また、2列のノズル列28k1、28k2に対応する2列の圧力室24の列も、P/2だけずれて配置されている。
図4に示すように、各圧力室24は対応するマニホールド25に連通している。これにより、流路ユニット20には、マニホールド25から分岐して圧力室24を経てノズル16に至る、個別インク流路27が複数形成されている。
次に、圧電アクチュエータ21について説明する。圧電アクチュエータ21は、流路ユニット20の上面に配置されている。図2〜図4に示すように、圧電アクチュエータ21は、2枚の圧電層30,31と、複数の個別電極32と、共通電極33とを有する。
2枚の圧電層30,31は、互いに積層された状態で、流路ユニット20の上面に複数の圧力室24を覆うように配置されている。2枚の圧電層30,31は、それぞれ、チタン酸鉛とジルコン酸鉛との固溶体である、強誘電性のチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を主成分とする圧電材料からなる。
複数の個別電極32(高電位電極)は、上層の圧電層30の上面において、複数の圧力室24にそれぞれ対応して形成されている。各個別電極32は、主電極部32aと、引出電極部32bと、接続端子32cを有する。図3に示すように、主電極部32aは、略楕円形の圧力室24よりもやや小さい略楕円形の平面形状を有し、圧力室24の中央部と対向している。引出電極部32bは、圧電層30の上面において、主電極部32aから圧力室24の外側領域まで引き出されている。尚、図2、図3に示すように、ノズル列28k2に対応する個別電極32は、他のノズル列28に対応する個別電極32と、引出電極部32bの引出方向が異なっているが、これについては後で述べる。引出電極部32bの先端部には接続端子32cが形成されている。圧電アクチュエータ21の上方には、圧電アクチュエータ21を駆動するドライバIC51が実装されたCOF50(配線部材)が配置されている。複数の個別電極32の接続端子32cはCOF50とバンプ40で接続されている。以上の構成により、圧電アクチュエータ21の複数の個別電極32が、ドライバIC51と電気的に接続されている。
また、図3、図4に示すように、個別電極32の、圧力室24と対向する主電極部32aとこれに連なる引出電極部32bは、圧電層30に接する第1電極層38と、この第1電極層38に積層された第2電極層39からなる。第1電極層38は金(Au)で形成されており、圧力室24の長手方向に長い形状を有する。一方、第2電極層39は、銀(Ag)又は銀−パラジウム合金(Ag−Pd)にガラス粉末が添加された導電ペーストで形成されている。この第2電極層39は、圧力室24の長手方向に沿って、第1電極層38の全長にわたって延びている。また、第2電極層39の幅(圧力室24の短手方向における長さ)は、第1電極層38の幅よりも小さくなっている。
接続端子32cは、第2電極層39と同じく、Ag又はAg−Pd合金にガラス粉末が添加された導電ペースト材料で形成されている。図3に示すように、接続端子32cは、第1電極層38及び第2電極層39の、引出電極部32bを構成する部分に積層されている。また、接続端子32cは、平面視で、第1電極層38内に収まる大きさである。即ち、接続端子32cと圧電層30との間には第1電極層38が介在しており、接続端子32cは圧電層30とは直接接触していない。尚、第2電極層39と接続端子32cは材料が同じであることから、例えば、スクリーン印刷等によって一度に形成することができ、材料が異なる場合と比べて簡単に形成することができる。
共通電極33(低電位電極)は、2枚の圧電層30,31の間のほぼ全域に配置されており、複数の個別電極32と圧電層30を挟んで共通に対向している。また、図示は省略するが、共通電極33は、COF50のグランド配線(図示省略)と電気的に接続されることによって、常にグランド電位に保持されている。この共通電極33は、個別電極32の第2電極層39と同じく、銀(Ag)又は銀−パラジウム合金(Ag−Pd)の導電ペーストで形成される。あるいは、共通電極33は、個別電極32の第1電極層38と同じく、金で形成されてもよい。
尚、圧電層30の、複数の個別電極32と共通電極33とに挟まれた部分(以下、活性部30aという)は、予め、その厚み方向に分極されている。
上記の圧電アクチュエータ21の製造方法は特定の方法には限定されないが、例えば、以下のようにして製造することができる。まず、未焼成のグリーンシートに、共通電極33を形成する。共通電極33の形成後、この共通電極33を挟むように2枚のグリーンシートを積層してから高温で焼成する。次に、積層したグリーンシートの表面に複数の個別電極32を形成する。個別電極32の第1電極層38は、例えば、真空蒸着で金の微粒子をグリーンシート表面に付着させることによって形成する。また、個別電極32の第2電極層39や共通電極33は、Ag又はAg−Pdにガラス粉末を添加した導電ペーストをスクリーン印刷等でグリーンシートに付着させることによって形成する。個別電極32の形成後、2枚のグリーンシートを高温で焼成する。尚、Ag又はAg−Pdからなる第2電極層39や共通電極33については、導電ペーストに含まれるガラス粉末がグリーンシートの焼成時に溶融することで、第2電極層39や共通電極33の圧電層30に対する密着性が高められている。
尚、上述したように、流路ユニット20は、ブラックインク用の圧力室24が2列に配列され、2列の圧力室24の列は、ノズル16の配列ピッチPの半分だけ搬送方向にずれて配置されている(図2、図3参照)。この圧力室24の配列に対応して、ブラックインク用の個別電極32も2列に配列されている。ここで、2列に配列された個別電極32について、全て主電極部32aから同一の方向に引出電極部32bを引き出してもよいのだが、本実施形態では、2列に配列された個別電極32の列間で、接続端子32cの搬送方向位置を合わせるために、一方の個別電極32の列の引出電極部32bの形状を変えて主電極部32aからの引出方向を異ならせている。
より詳細には、図2、図3の左側の列の個別電極32においては、引出電極部32bは主電極部32aの長手方向に沿って(図の右方)に真っ直ぐ引き出されている。一方、図2、図3の右側の列の個別電極32においては、引出電極部32bは、主電極部32aの長手方向に対して傾斜した方向に引き出されている。このように引出電極部32bの引出方向を異ならせることにより、搬送方向位置がP/2だけずれた左右2つの個別電極32について、引出電極部32bの先端部に設けられる接続端子32cの、搬送方向における位置を一致させている。
尚、2列に配列された個別電極32の列間で、接続端子32cの搬送方向位置を合わせる理由は、以下の通りである。図4(b)のように、本実施形態では、COF50が圧電アクチュエータ21から搬送方向(ノズル16の配列方向)に引き出された上で、上方に折り曲げられている。この場合、COF50の複数の接続端子32cとの接合部分には剥離する方向の力がかかるが、特に、COF50の引出側の端に位置する接続端子32cとの接合部分において、最も大きな力が作用する。従って、2列の個別電極32の列間で、前記引出側の端に位置する2つの接続端子32cの搬送方向位置が一致していないと、最も前記引出側に位置する一方の接続端子32cの接合部分に、集中的に剥離力が作用する。そこで、前記引出側の端に位置する2つの接続端子32cの搬送方向位置を一致させることにより、前記剥離力を分散させて、COF50の剥離を抑えることができる。
また、前記引出側の端に位置するもの以外の、他の接続端子32cについてはその搬送方向位置によって前記の剥離力が大きく変わることはない。但し、1列の個別電極32の列において、接続端子32cが搬送方向に等間隔に配列されている方が、接続端子32c間のマイグレーション防止の観点から有利である。そこで、前記引出側の端に位置する2つの接続端子32cの搬送方向位置を一致させるのに合わせて、2列の個別電極32の列間で、接続端子32cの搬送方向位置を全て一致させている。
ところが、2列に配列された個別電極32の列間で引出電極部32bの形状が異なっていると、これら2種類の引出電極部32bの間で電極面積が異なってくる。その場合、個別電極32の総電極面積も異なることになり、共通電極33との間に挟まれる活性部30aの面積(静電容量)も異なってくるから、2列のノズル列28k1、28k2間で噴射特性(液滴の噴射速度や噴射される液滴の体積)が異なってしまう。また、製造段階においては下記のような問題も生じる。圧電アクチュエータ21を流路ユニット20に接着剤で接合する場合に、個別電極32間で電極面積が異なることによって接着時の力が不均一になり、接着剤の厚みばらつきが生じる虞がある。また、個別電極32間で電極面積が異なることによって、焼成時における圧電アクチュエータ21の収縮量に差が生じ、焼成後の圧電アクチュエータ21に残留応力のばらつきが発生する。これらの問題も、2列のノズル列28k1、28k2の間での噴射特性を異ならせてしまう要因となる。
そこで、本実施形態では、2列に配列された個別電極32の列間で、形状の異なる引出電極部32bの電極面積(ひいては、個別電極32の電極面積)が等しくなっている。具体的には、図3の右側の、主電極部32aからその長手方向に対して傾斜した方向に引き出された引出電極部32bは、図3の左側の、主電極部32aからその長手方向に沿って真っ直ぐ引き出された引出電極部32bよりも、引出長さが長くなる。しかし、その分、右側の個別電極32の引出電極部32bは、左側の個別電極32の引出電極部32bよりも、幅が小さくなっている。これにより、左右の引出電極部32bは、形状は異なるものの、電極面積が等しくされている。このように、形状が異なる引出電極部32bの電極面積を等しくすることで、2列に配列された圧力室24の列間で、個別電極32と共通電極33とに挟まれる活性部30aの静電容量を等しくすることができ、ノズル列28k1、28k2間の噴射特性のばらつきを抑えられる。また、上述したような製造工程で生じる問題も解消される。
次に、圧電アクチュエータ21を駆動するドライバIC51について説明する。COF50に実装されたドライバIC51には、COF50上に形成された複数の駆動配線(図示省略)が接続されている。そして、ドライバIC51は、COF50上の複数の駆動配線、及び、複数の接続端子32cを介して複数の個別電極32と接続される。また、COF50は、圧電アクチュエータ21から搬送方向に沿って引き出されて上方へ折り曲げられ、プリンタ1の制御基板(図示省略)とも接続されている。これにより、ドライバIC51はCOF50上の配線を介して制御基板と電気的に接続される。ドライバIC51は、制御基板からの指令を受けて、複数の圧電アクチュエータ21の複数の個別電極32に対して選択的に、所定の電圧波形を有する駆動信号を出力する。
ドライバIC51により、ある個別電極32に駆動信号が印加されると、この個別電極32と共通電極33との間に電位差が生じる。すると、上層の圧電層30の、個別電極32と共通電極33とに挟まれた部分である活性部30aには、上記電位差に応じた厚み方向の電界が作用する。また、先にも述べたが、圧電層30の活性部30aは予め厚み方向に分極されている。従って、活性部30aにおける電界の方向と分極方向が一致し、活性部30aは厚み方向に伸びて面方向に収縮する。一方で、下層の圧電層31には電界が作用しないことから、この圧電層31は面方向に収縮しない。その結果、圧力室24と対向する領域における、上下の圧電層30,31の面方向の収縮差によって、圧電アクチュエータ21が圧力室24側に凸となるように撓む(ユニモルフ変形)。このとき、圧力室24の容積が減少することによってその内部のインクに圧力(噴射エネルギー)が付与され、圧力室24に連通するノズル16からインクの液滴が噴射される。
ところで、駆動信号が印加される個別電極32は、グランド電位の共通電極33よりも高い電位が付与される電極である。このような高い電位が付与される電極では、特に、高湿条件下で、電極材料がイオン化してマイグレーションが生じる虞がある。
マイグレーションの生じやすさは、湿度等の環境条件とともに、電極を形成する金属材料によるところが大きい。但し、マイグレーションは、金属材料のイオン化をきっかけに発生するものであるが、マイグレーションの生じやすさは、必ずしも金属材料のイオン化傾向とは一致しない。例えば、Agはイオン化傾向が小さいにもかかわらず、イオンマイグレーションを生じやすいことがよく知られている。主要な金属材料について、そのマイグレーションの生じやすい順に並べると、Ag>Pb≧Cu>Sn>Au、とされている。即ち、Agはマイグレーションが生じやすい材料であり、一方、Auはマイグレーションが極めて生じにくい材料である。尚、上記以外にも、Fe、Pd、Ptはマイグレーションが生じにくいと言われている。また、Ag−Pd、Ag−Cuのように合金化することによって、マイグレーションが生じにくくなる例も報告されている。
本実施形態においては、個別電極32の、圧電層30に接する第1電極層38がAuで形成されているため、高い電位が付与される個別電極32においてマイグレーションが生じにくくなる。但し、Auは高価であるため、コストを勘案すれば第1電極層38は極力薄いことが好ましい。また、第1電極層38の厚みが大きいと活性部30aの変形を阻害してしまうことから、この点からも第1電極層38は薄いことが好ましい。そこで、本実施形態では、第1電極層38は、例えば、1μm程度の非常に薄い膜となっている。尚、Au電極は圧電層に対する密着性に優れており、AgやAg−Pdとは異なり、ガラス粉末を添加しなくとも剥離が生じにくい。そして、ガラス粉末を添加しないでAuの第1電極層38を形成した場合には、AgやAg−Pdで形成された電極と比べて、第1電極層38の厚みは小さくなる。
このように、Auの第1電極層38が薄いと、圧電層30にクラックが生じた場合などに、第1電極層38が破断することが十分考えられる。また、図3のように圧力室24が一方向に長い形状である場合には、この圧力室24に対向する活性部30aには、その中央部において圧力室24の短手方向に沿ったクラックが走りやすい。この点、本実施形態では、第1電極層38に、圧力室24の中央部を横切るように、圧力室24の長手方向に延びる第2電極層39が積層されている。そのため、活性部30aに圧力室24の短手方向に沿ったクラックが生じて、薄い第1電極層38が完全に破断した場合であっても、圧力室24の長手方向に延びる第2電極層39によって個別電極32自体の分断が防止されうる。また、第2電極層39は、第1電極層38の長手方向の全長にわたって形成されているため、圧力室24の長手方向のどの位置にクラックが生じても個別電極32の分断を防止することができる。
尚、本実施形態では、第2電極層39は、Ag又はAg−Pdに、ガラス粉末が添加された導電ペーストで形成されている。この場合、第2電極層39は、ガラスの繊維が複雑に絡み合った網目構造、あるいは、多孔質構造となり、金属のみからなる層に比べて面方向の引っ張りや曲げに対して強くなる。つまり、第2電極層39の強度が高まることから、圧電層30にクラックが生じても第2電極層39が破断しにくい。また、Ag又はAg−Pdにガラス粉末が添加されることにより、金属材料のみからなる層と比べると、第2電極層39の厚み自体も大きくなる。この点からも第2電極層39は破断しにくい。
また、第2電極層39は、第1電極層38よりも幅が小さい、細長い形状であるため、圧電層の活性部30aの変形が阻害されにくい。また、第2電極層39は金よりもマイグレーションが生じやすい材料である、Ag又はAg−Pdで形成されている。クラックによる破断を防止するのであれば、金で形成される第1電極層38の厚み自体を大きくしてもよいのだが、金が高価であるため大きなコストアップとなる。一方、電極材料としてのAg又はAg−Pdは金よりも安価である。従って、第2電極層39をAg又はAg−Pdで形成することによって、コストを低く抑えつつ、個別電極の破断を防止できる。尚、Ag又はAg−Pdは金と比べてマイグレーションが生じやすい材料であるが、第2電極層39と圧電層30との間には、金からなる第1電極層38が介在しており、第2電極層39は圧電層30とは直接接触していない。従って、第2電極層39がAg又はAg−Pdで形成されていても、この第2電極層39におけるマイグレーションは生じない。
尚、本実施形態では、個別電極32に駆動信号を供給するためのCOF50が接続される、接続端子32cについても、金よりもマイグレーションが生じやすい材料であるAg又はAg−Pdで形成されている。従って、この接続端子32cにおいてもマイグレーションが起こり得る。しかし、本実施形態では、接続端子32cは、金で形成された第1電極層38に積層されており、接続端子32cは圧電層30に直接接触していないことから、接続端子32cにおけるマイグレーションは防止される。
次に、前記実施形態に種々の変更を加えた変更形態について説明する。但し、前記実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
1]第2電極層39が、第1電極層38の全長にわたって延在している必要は特になく、図5に示すように、第1電極層38の長手方向の一部にのみ設けられてもよい。尚、圧力室24の中央部では、圧力室24の縁部と比べて、圧電層(活性部30a)にクラックが生じやすいことから、第2電極層39は、第1電極層38の少なくとも長手方向中央部に積層されていることが好ましい。
2]個別電極32の第2電極層39の延在方向は特に限定されるものではない。例えば、前記実施形態の略楕円形の圧力室24において、長手方向と交差する方向に延在していてもよいし、さらには、長手方向と直交する短手方向に延在していてもよい。また、圧力室24の形状に応じて第2電極層39の延在方向も適宜変更可能である。例えば、圧力室24が矩形形状である場合は、その矩形の対角線方向に第2電極層39が延在していてもよい。
3]第2電極層39が、所定の方向に連続的に形成されている必要は必ずしもない。例えば、図6に示すように、第2電極層39が、互いに間隔を空けて一方向に配列された複数の導電部分39aからなり、これら導電部分39aの配列方向に沿って全体的に細長く延びた構成であってもよい。但し、導電部分39aの配列間隔が大きいと、隣接する導電部分39aの間において、圧電層に配列方向と直交する方向のクラックが走った場合には個別電極32の分断を防止できない。そこで、図6に示すように、導電部分39aの列が複数形成され、これら複数の列が、配列方向において互いに位置がずれて形成されていてもよい。この場合、一方の列に属する導電部分39aの間にクラックが走っても、別の列に属する導電部分39aによって個別電極32の分断が防止される。
4]第2電極層39を形成する導電材料は、前記実施形態のものには限られない。例えば、AgやAg−Pd以外の、金よりもマイグレーションが生じやすい金属材料で形成されてもよい。また、金属材料にガラス粉末が添加された導電ペーストで形成される必要もなく、AgやAg−Pd等の金属材料のみからなる電極層であってもよい。
5]前記実施形態では、一部の個別電極32について、引出電極部32bの形状が他の個別電極32と異なっていたが、図7に示すように、全ての個別電極32について引出電極部32bの形状が同じであってもよい。
6]前記実施形態では、個別電極32と共通電極33に挟まれて電界が作用する圧電層30が、複数の圧力室24を共通に覆っている構成であったが、圧電層が圧力室24毎に独立して設けられた構成であってもよい。例えば、図8に示すように、流路ユニット20に、複数の圧力室24を共通に覆う振動板61が接合され、この振動板61の上面の、複数の圧力室24とそれぞれ対向する領域に、複数の圧電層60が個別に形成されてもよい。
以上説明した実施形態及びその変更形態は、液滴噴射装置であるインクジェットヘッドに本発明を適用した一例であるが、本発明の圧電アクチュエータは、液体に圧力を付与する用途で使用されるものには限られない。例えば、固体物に変位や振動等を生じさせる用途に使用するものであってもよい。
4 インクジェットヘッド
16 ノズル
20 流路ユニット
21 圧電アクチュエータ
24 圧力室
30 圧電層
32 個別電極
32a 主電極部
32b 引出電極部
32c 接続端子
33 共通電極
38 第1電極層
39 第2電極層
60 圧電層

Claims (10)

  1. 液滴を噴射するノズルとこのノズルに連通する圧力室とを有する流路構造体と、
    前記流路構造体に設けられ、前記圧力室内の液体に噴射エネルギーを付与する圧電アクチュエータと、を備え、
    前記圧電アクチュエータは、
    前記圧力室と対向して配置された圧電層と、
    前記圧電層に設けられた低電位電極と、
    同じく前記圧電層に設けられ、前記低電位電極よりも高い電位が付与される高電位電極と、を有し、
    前記高電位電極は、
    前記圧電層に接して配置され、金で形成された第1電極層と、
    前記第1電極層に積層され、所定方向に延びるとともに前記所定方向と直交する方向の長さが前記第1電極層よりも小さく、且つ、金よりもマイグレーションが生じやすい導電材料で形成された第2電極層と、
    を有することを特徴とする液滴噴射装置。
  2. 前記圧力室は、一方向に長い形状を有し、
    前記第1電極層は、前記圧力室の長手方向に長い形状に形成され、
    前記第2電極層は、前記圧力室の長手方向に沿って延在していることを特徴とする請求項1に記載の液滴噴射装置。
  3. 前記第2電極層の、前記圧力室の短手方向における長さは、前記第1電極層の前記短手方向の長さよりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の液滴噴射装置。
  4. 前記第2電極層は、前記第1電極層の長手方向の全長にわたって形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の液滴噴射装置。
  5. 前記第2電極層を形成する導電材料にガラス粉末が添加されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の液滴噴射装置。
  6. 前記高電位電極は、この高電位電極に電位を付与するための配線部材に接続される接続端子を有し、
    前記接続端子は、金よりもマイグレーションが生じやすい導電材料で形成され、
    さらに前記接続端子は、金で形成された前記第1電極層に積層されており、前記圧電層とは直接接触していないことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の液滴噴射装置。
  7. 前記第2電極層と前記接続端子が同じ材料で形成されていることを特徴とする請求項6に記載の液滴噴射装置。
  8. 前記流路構造体は、複数の前記圧力室を有し、
    前記圧電アクチュエータは、前記複数の圧力室にそれぞれ対応した複数の前記高電位電極を有し、
    前記複数の高電位電極の各々は、
    前記圧力室と対向する主電極部と、
    前記主電極部から前記圧力室の外側まで引き出された引出電極部と、
    前記引出電極部に形成され、前記高電位電極に電位を付与するための配線部材と接続される接続端子と、を有し、
    複数の前記引出電極部のうちの一部の引出電極部は、他の引出電極部と形状が異なっており、
    形状が異なる引出電極部間で、電極面積が等しいことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の液滴噴射装置。
  9. 前記第2電極層は、銀、又は、銀−パラジウム合金によって形成されていることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の液滴噴射装置。
  10. 圧電層と、
    前記圧電層に設けられた低電位電極と、
    同じく前記圧電層に設けられ、前記低電位電極よりも高い電位が付与される高電位電極と、を有し、
    前記高電位電極は、
    前記圧電層に接して配置され、金で形成された第1電極層と、
    前記第1電極層に積層され、所定方向に延びるとともに前記所定方向と直交する方向の長さが前記第1電極層よりも小さく、且つ、金よりもマイグレーションが生じやすい導電材料で形成された第2電極層と、
    を有することを特徴とする圧電アクチュエータ。
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