JP2016132123A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧力室の、配線の引き出し側の端部に液体供給孔が設けられている構成において、振動膜のたわみ変形による個別電極と配線の接続信頼性の低下を抑えつつ、配線の長さを極力短くすること。
【解決手段】振動膜30の、圧力室26の第2方向(長手方向)における一方側の端部28を覆う部分には、インク供給孔30aが形成されている。圧力室26に対応する圧電素子31は、圧力室26の中央部と対向する個別電極34とを有する。個別電極34の第2方向における前記一方側の端部に設けられた接続部34aに、駆動配線35が重ねられて個別電極34と電気的に接続されている。駆動配線35は、振動膜30の圧力室26と対向する領域内の、個別電極34の接続部34aよりも第2方向における前記一方側において、接続部34aから、第2方向と交差する第3方向に沿って圧力室26の外側へ延びている。
【選択図】図3

Description

本発明は、液体を吐出する液体吐出装置に関する。
特許文献1には、液体吐出装置として、複数のノズルからそれぞれインクを吐出するインクジェットヘッドが開示されている。このインクジェットヘッドは、複数の圧力室が形成された流路形成基板と、流路形成基板に接合され、複数の圧力室にそれぞれ連通する複数のノズルが形成されたノズルプレートと、流路形成基板に、複数の圧力室にそれぞれ対応して配置された複数の圧電素子とを備えている。
複数の圧力室は、それぞれ矩形形状を有し、流路形成基板において所定方向に沿って配列されている。複数の圧力室は振動膜(弾性膜)によって覆われている。また、複数の圧力室は、圧力室の配列方向に延びるように流路形成基板に形成されたマニホールドとそれぞれ連通している。このマニホールドから複数の圧力室に対してそれぞれインクが供給される。
各圧力室に対応する圧電素子には、圧電体層と、この圧電体層を挟むように配置された2つの電極(個別電極、共通電極)を有する。圧電素子の個別電極も、圧力室と同様に矩形状に形成され、圧力室の中央部に配置されている。この個別電極の長手方向端部には、配線(リード電極)が接続されている。配線は、個別電極の端部から、圧力室の長手方向に沿って圧力室の外側まで延びている。配線を通じて圧電素子の圧電体層に電圧が印加されると、振動膜にたわみ変形が生じることにより、圧力室内のインクに圧力が付与される。
特開2005−22190号公報
特許文献1では、先行文献では、圧力室の中央部に配置された個別電極の端部から、圧力室の長手方向に沿って配線が引き出されている。この構成では、配線が、振動膜の、圧力室の長手方向端部を覆っている領域、即ち、たわみが比較的小さい領域に配置されるため、振動膜のたわみ変形時に、配線と個別電極の端部との間の、電気的接続が破断しにくい。
ところで、特許文献1では、圧力室と同じく流路形成基板に形成されたマニホールドから、各圧力室に対して、基板の面方向からインクが供給される構成である。これに対して、振動膜に、圧力室の端部と連通する液体供給孔が形成され、各圧力室に対して、基板と直交する方向からインクが供給される構成を採用することも可能である(実施形態で説明する図2〜図4参照)。しかし、個別電極の端部から圧力室の長手方向に配線が引き出されたときに、配線引き出し側の圧力室の端部に液体供給孔が配置されていると、液体供給孔を迂回するように配線を配置する必要がある。これにより、各配線の長さが長くなり、配線抵抗が増加する。
本発明の目的は、圧力室の、配線の引き出し側の端部に液体供給孔が設けられている構成において、振動膜のたわみ変形による個別電極と配線の接続信頼性の低下を抑えつつ、配線の長さを極力短くすることである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
第1の発明の液体吐出装置は、第1方向に配列された複数のノズルと、前記複数のノズルにそれぞれ対応して前記第1方向に配列された複数の圧力室と、前記複数の圧力室を覆う振動膜とを有する、流路構造体と、前記流路構造体の前記振動膜に、前記複数の圧力室にそれぞれ対応して配置された複数の圧電素子と、前記複数の圧電素子にそれぞれ対応し、前記流路構造体の前記振動膜の面方向に沿って延びる複数の駆動配線と、を備え、
各圧力室は、前記第1方向と交差する第2方向に長い形状に形成され、前記振動膜の、前記圧力室の前記第2方向における一方側の端部を覆う部分には、前記圧力室に液体を供給するための液体供給孔が形成され、各圧電素子は、前記圧力室を覆うように配置された圧電膜と、前記圧電膜に設けられ、前記圧力室の中央部と対向する個別電極とを有し、
各圧電素子に対応する前記駆動配線は、前記個別電極の前記第2方向における前記一方側の端部に設けられた接続部に重ねられて、前記個別電極と電気的に接続され、前記駆動配線は、前記振動膜の前記圧力室と対向する領域内の、前記個別電極の前記接続部よりも前記第2方向における前記一方側において、前記個別電極の前記接続部から、前記第2方向と交差する第3方向に沿って前記圧力室の外側へ延びることを特徴とするものである。
本発明では、圧力室の第2方向(長手方向)における一方側の端部に液体流路孔が配置されている。また、圧力室の中央部に重なるように配置された個別電極の、前記第2方向の前記一方側の端部に設けられた接続部に、駆動配線が接続されている。さらに、駆動配線は、圧力室と対向する領域内の、個別電極の接続部よりも第2方向の前記一方側において、前記接続部から前記第2方向と交差する第3方向に延びている。このように、接続部から、第2方向と交差する第3方向に駆動配線が引き出されることにより、駆動配線を、液体供給孔を迂回するように配置する必要がなく、圧力室の外側に引き出されるまでの駆動配線の長さを極力短くすることができる。
尚、振動膜の圧力室に対向する領域に、駆動配線が配置されていると、圧電素子に電圧が印加されたときの振動膜のたわみ変形により、駆動配線が上下に変位して個別電極の接続部に力が作用し、接続部と駆動配線との接続が破断する虞がある。この点、本発明では、駆動配線が配置されている、圧力室の、個別電極の接続部よりも第2方向(圧力室の長手方向)における前記一方側の領域では、振動膜のたわみ変形は比較的小さい。つまり、振動膜の圧力室と対向する領域のうち、たわみ変形の比較的小さい領域に駆動配線が配置されることにより、個別電極の接続部と駆動配線との間の電気的接続の信頼性も確保できる。
第2の発明の液体吐出装置は、前記第1の発明において、前記圧力室の前記第2方向における前記一方側の端部の幅は、前記第2方向における前記中央部の幅よりも小さいことを特徴とするものである。
個別電極から駆動配線が引き出される方向である、第2方向における前記一方側の、圧力室の端部の幅は、圧力室の中央部の幅よりも小さいため、前記一方側の端部を覆っている領域における振動膜の変形は小さい。そのため、この領域に駆動配線が配置されることにより、振動膜のたわみによって個別電極の接続部と駆動配線との電気的接続が破断しにくくなり、個別電極と駆動配線との電気的接続の信頼性が高まる。
第3の発明の液体吐出装置は、前記第1又は第2の発明において、前記駆動配線は、前記振動膜の前記圧力室と対向する領域内において、前記個別電極の前記接続部から前記第2方向における前記一方側に延びる第1部分と、前記第1部分から前記第3方向に沿って前記圧力室の外側へ延びる第2部分とを有することを特徴とするものである。
駆動配線は、第1部分において接続部から第2方向一方側に延びてから、第2部分において、第2方向と交差する第3方向に沿って圧力室の外側へ延びている。この構成では、駆動配線は、接続部よりも第2方向における前記一方側に少し離れた箇所で、圧力室の縁を横切るように配置される。駆動配線が圧力室の縁を横切る位置が、接続部から圧力室の長手方向に離れるほど、接続部に作用する力はさらに小さくなる。従って、上記構成により、接続部と駆動配線との電気的接続の信頼性を向上させることができる。
第4の発明の液体吐出装置は、前記第3の発明において、前記振動膜の前記圧力室と対向する領域内において、前記駆動配線の前記第1部分に対して前記第2部分と対称に配置された、導電部をさらに有することを特徴とするものである。
圧力室と対向する領域内において、第2方向(圧力室の長手方向)に対して交差する第3方向に延びる駆動配線の第2部分が配置されていると、振動膜の、接続部を通り第2方向に延びる直線に対して、両側の部分の変形が対称にならず、接続部に大きな力が作用する虞がある。この点、本発明では、第1部分に対して、第2部分と対称に導電部が配置されているため、振動膜の、上記直線に対して両側部分の変形が対称に近づき、変形の不均一に起因して接続部に作用する力が抑制される。
第5の発明の液体吐出装置は、前記第4の発明において、前記駆動配線の前記第2部分と前記導電部とが繋がっていることを特徴とするものである。
駆動配線の第2部分と導電部が繋がっていることで、振動膜の、接続部を通り第2方向に延びる直線に対して両側部分の変形が、さらに対称に近づくため、接続部に作用する力が一層抑制される。
第6の発明の液体吐出装置は、前記第1〜第5の何れかの発明において、前記流路構造体の、前記第1方向に沿って配列された前記複数の圧力室に対して、前記第2方向における前記一方側の領域に接着される接合部材をさらに有することを特徴とするものである。
流路構造体の、複数の圧力室に対して、第2方向における前記一方側の領域に接合部材が接着される。その際に、余剰の接着剤が圧電素子側に流れ込む虞がある。この点、本発明では、圧力室の前記第2方向における前記一方側の端部において、その長手方向と交差する第3方向に駆動配線が延びているため、余剰の接着剤が、圧電素子側に流れることが、駆動配線によって抑制される。
第7の発明の液体吐出装置は、前記第1〜第6の何れかの発明について、前記個別電極と前記駆動配線とは、異なる導電性材料で形成されていることを特徴とするものである。
個別電極の接続部に、これとは異なる材料で形成された駆動配線が重ねられて電気的に接続されていると、振動膜のたわみ変形によって、個別配線の接続部に力が作用したときに破断する虞がある。この点、本発明では、駆動配線が、個別電極の接続部よりも第2方向一方側の領域、即ち、振動膜のたわみ変形が比較的小さい領域に配置されているため、個別電極の接続部と駆動配線との間の破断が生じにくくなる。
本実施形態に係るプリンタの概略的な平面図である。 インクジェットヘッドの1つのヘッドユニットの平面図である。 図2の一部拡大図である。 図3のIV-IV線断面図である。 圧力室の長手方向が左右方向と平行に配置された場合の、複数の圧力室の配置を示す図である。 変更形態のヘッドユニットの一部拡大平面図である。 別の変更形態のヘッドユニットの一部拡大平面図である。 別の変更形態のヘッドユニットの一部拡大平面図である。 別の変更形態のヘッドユニットの一部拡大平面図である。 別の変更形態のヘッドユニットの、図4相当の断面図である。
次に、本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るプリンタの概略的な平面図である。尚、図1に示す前後左右の各方向をプリンタの「前」「後」「左」「右」と定義する。また、図1の紙面手前側を「上」、紙面向こう側を「下」とそれぞれ定義する。以下では、前後左右上下の各方向語を適宜使用して説明する。
(プリンタの概略構成)
図1に示すように、インクジェットプリンタ1は、プラテン2と、キャリッジ3と、インクジェットヘッド4と、カートリッジホルダ5と、搬送機構6と、制御装置7等を備えている。
プラテン2の上面には、被記録媒体である記録用紙100が載置される。キャリッジ3は、プラテン2と対向する領域において2本のガイドレール11,12に沿って左右方向(以下、走査方向ともいう)に往復移動可能に構成されている。キャリッジ3には無端ベルト13が連結され、キャリッジ駆動モータ14によって無端ベルト13が駆動されることで、キャリッジ3は走査方向に移動する。
インクジェットヘッド4はキャリッジ3に搭載されており、キャリッジ3とともに走査方向に移動可能である。インクジェットヘッド4は、走査方向に並ぶ4つのヘッドユニット16を備えている。各ヘッドユニット16は、その下面(図1の紙面向こう側の面)に複数のノズル24(図2〜図4参照)を備えている。
カートリッジホルダ5には、4色(ブラック、イエロー、シアン、マゼンタ)のインクカートリッジ15が、それぞれ取り外し可能に装着される。インクカートリッジ15は、図示しないチューブによって、対応するヘッドユニット16と接続されている。各インクカートリッジ15に貯留されたインクは、チューブを介してヘッドユニット16に供給される。インクジェットヘッド4の各ヘッドユニット16は、走査方向に移動しつつ、その下面に形成された複数のノズル24から、プラテン2に載置された記録用紙100へ向けてインクを吐出する。尚、インクジェットヘッド4のヘッドユニット16の詳細構成については後述する。
搬送機構6は、前後方向にプラテン2を挟むように配置された2つの搬送ローラ16,17を有する。2つの搬送ローラ16,17は、図示しない搬送モータによって互いに同期して駆動される。搬送機構6は、2つの搬送ローラ16,17によって、プラテン2に載置された記録用紙100を前方(以下、搬送方向ともいう)に搬送する。
制御装置7は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び、各種制御回路を含むASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を備える。制御装置7は、ROMに格納されたプログラムをCPUで実行することにより、ASICに、記録用紙100への印刷処理などの各種処理を実行させる。例えば、印刷処理においては、制御装置7は、PC等の外部装置から入力された印刷指令に基づいて、インクジェットヘッド4のヘッドユニット16やキャリッジ駆動モータ14、搬送機構6の搬送モータ等を制御して、記録用紙100に画像等を印刷させる。より具体的には、キャリッジ3とともにインクジェットヘッド4を走査方向に移動させながらインクを吐出させるインク吐出動作と、搬送ローラ16,17によって記録用紙100を搬送方向に所定量搬送する搬送動作とを、交互に行わせる。
(インクジェットヘッドの詳細構成)
次に、インクジェットヘッドのヘッドユニット16について詳細に説明する。図2は、インクジェットヘッド4の1つのヘッドユニット16の平面図である。図3は、図2の一部拡大図である。図4は、図3のIV-IV線断面図である。尚、4つのヘッドユニット16は、それぞれ同じ構成を有するものであるため、以下では、そのうちの1つについ説明する。図2〜図4に示すようにヘッドユニット16は、ノズルプレート20と、流路基板21と、圧電アクチュエータ22と、リザーバ形成部材23(保護部材)等を備えている。尚、図2では、図面の簡素化のため、流路基板21の上面に接合されるCOF51とリザーバ形成部材23は、二点鎖線で概略的に示されている。
(ノズルプレート)
ノズルプレート20は、例えば、シリコン等で形成されたプレートである。図4に示すように、ノズルプレート20には、複数のノズル24が形成されている。図2に示すように、複数のノズル24は、搬送方向に配列されて、走査方向に並ぶ4つのノズル列25(25a〜25d)を構成している。各ノズル列25では、複数のノズル24が、配列ピッチPで配列されている。また、図2、図3に示すように、4つのノズル列25a〜25dの間では、ノズル24の搬送方向における位置がP/4ずつずれており、4つのノズル列25a〜25dは、いわゆる千鳥状に配列されている。尚、最も右側に位置するノズル列25aが、本発明の「第1ノズル列」に相当する。右から2番目のノズル列25bが、本発明の「第2ノズル列」に相当する。右から3番目のノズル列25cが、本発明の「第3ノズル列」に相当する。最も左側に位置するノズル列25dが、本発明の「第4ノズル列」に相当する。
(流路基板)
流路基板21は、シリコン単結晶の基板である。流路基板21には、複数のノズル24とそれぞれ連通する複数の圧力室26が形成されている。各圧力室26は、走査方向に長い、略長円形の平面形状を有する。複数の圧力室26は、複数のノズル24の配列に応じて搬送方向に配列され、走査方向に並ぶ4列の圧力室列27(27a〜27d)を構成している。尚、最も右側に位置する圧力室列27aが、本発明の「第1圧力室列」に相当する。右から2番目の圧力室列27bが、本発明の「第2圧力室列」に相当する。右から3番目の圧力室列27cが、本発明の「第3圧力室列」に相当する。最も左側に位置する圧力室列27dが、本発明の「第4圧力室列」に相当する。また、上記のノズルプレート20と流路基板21の積層体が、本発明の「流路構造体」に相当する。
各圧力室26は、その長手方向が、前後方向(本発明の「第1方向」)と左右方向とそれぞれ交差する、方向Aと平行となるように、傾斜して配置されている。尚、圧力室26の長手方向である方向Aが、本発明の「第2方向」に相当する。各圧力室26の、方向Aにおける一方側の端部(圧力室列27a,27cでは左端部、圧力室列27b、27dでは右端部)は、上下方向において対応するノズル24と重なっている。即ち、右側2つの圧力室列27a,27bにおいて、各圧力室26の内側の端部にノズル24が連通している。また、左側2つの圧力室列27c,27dにおいても、同様に、各圧力室26とノズル24とが連通している。一方、各圧力室26の、方向Aにおける他方側の端部(ノズル24とは反対側の端部28)は、短手方向(方向Aと直交する方向B)における幅が、圧力室26の中央部における幅よりも小さくなっている。さらに、上記の他方側端部28は、方向Aに沿って端に向かうほど幅が狭くなる、先細りの形状に形成されている。
また、右側の2つの圧力室列27a、27bでは、方向Aと平行な一直線上に、2つの圧力室26(26a,26b)が配置されている。尚、「2つの圧力室26が一直線上に配置されている」とは、2つの圧力室26の長手方向に延びる中心線Cが、同一の直線上に配置されていることを意味する。また、2つの圧力室26a,26bからなる組を、以下、「第1近接圧力室組40a」と称する。同様に、左側の2つの圧力室列27c,27dにおいても、2つの圧力室26(26c,26d)が、方向Aと平行な一直線上に配置されており、2つの圧力室26c,26dからなる組(「第2近接圧力室組40b」)を構成している。上述のように、本実施の形態では、1つの近接圧力室組40において、方向Aについてみると、2つの圧力室26を隔てる共通の隔壁を挟んで、2つのノズル24(圧力室26の一方側端部)が対向し、さらに外側からこれらを挟むように、先細り状に形成された2つの圧力室26の他方側端部28が配置されている。
各圧力室26が、その長手方向が方向Aと平行となるように配置されている理由は次の通りである。図5は、圧力室126の長手方向が走査方向と平行に配置された場合の、複数の圧力室126の配置を示す図である。まず、前提として、図5のインクを吐出する1つの吐出素子について、ノズル124、圧力室126及び個別電極134は、本実施形態のノズル24、圧力室26及び個別電極34と、形状及びサイズが同じで、また、互いの位置関係も同じであるとする。左右方向において、各圧力室126の長さLは、長手方向の長さ(L0)に等しい。これに対して、図3に示すように、圧力室26の長手方向が方向Aと平行となるように傾斜している場合は、その傾斜角度に応じて、圧力室26の左右方向の長さLが短くなる。そのため、左右方向における、4つの圧力室列27の全体の幅Wが小さくなる。従って、流路基板21のサイズも小さくなる。流路基板21は、シリコン単結晶で形成されるものであり、1枚のシリコンウェハーから切り出せる流路基板21の枚数が増えることで、流路基板21のコストを下げることができ、また、プリンタ全体の小型化にも有効である。
また、1つの近接圧力室組40を構成する2つの圧力室26は、方向Aに沿った一直線上に並ぶように配置されている。この構成により、搬送方向に隣接する2つの近接圧力室組40の間には、方向Aに延びる一定幅の隙間29が存在することになる。後述するが、上記隙間29には、圧力室26に対応する圧電素子31から引き出された駆動配線35が配置される。また、図2示すように、流路基板21の右端部の上面には、複数の駆動配線35がそれぞれ接続される複数の駆動接点部45が配置されている。
流路基板21は、その上面に形成されて複数の圧力室26を覆う振動膜30を有する。振動膜30は、シリコン基板の表面が酸化、あるいは、窒化されることにより形成される。各圧力室26の先細り状の端部28と対向する部分には、インク供給孔30a(本発明の液体供給孔)が、振動膜30を貫通して形成されている。
図3に示すように、圧力室列27bに属する圧力室26bの端部28(左端部)と、圧力室列27cに属する圧力室26cの端部28(右端部)とが、搬送方向から見たときに重なる位置関係にある。そのため、圧力室26bの端部28に連通するインク供給孔30aと、圧力室26cの端部28に連通するインク供給孔30aも、搬送方向から見たときに重なっている。これにより、2つの圧力室列27b,27cの間(第1近接圧力室組40aと第2近接圧力室組40bの間)の領域を狭めることができるため、走査方向における流路基板21のサイズをさらに小さくすることが可能となる。尚、本実施形態では、さらに、圧力室26の端部28が先細り形状になっていることから、走査方向に隣接する2つの圧力室26b,26cの間で端部28同士を近接して配置することができ、2つのインク供給孔30aが重なるように配置することが容易になる。
後述のリザーバ形成部材23から、インクが、振動膜30のインク供給孔30aを通じて各圧力室26へと供給される。そして、次述の圧電アクチュエータ22によって、圧力室26内のインクに吐出エネルギーが付与されると、圧力室26に連通するノズル24から、インクの液滴が吐出される。
(圧電アクチュエータ)
図2〜図4に示すように、圧電アクチュエータ22は、複数の圧力室26内のインクに、それぞれノズル24から吐出させるための吐出エネルギーを付与するものである。圧電アクチュエータ22は、複数の圧力室26にそれぞれ対応して、流路基板21の振動膜30の上面に配置された複数の圧電素子31を有する。
圧電素子31の構成について説明する。図4に示すように、振動膜30の上面には、右側の2つの圧力室列27a,27bと、左側の2つの圧力室列27c,27dにそれぞれ対応して、2つの共通電極32が形成されている。各共通電極32は、2つの圧力室列27を構成する複数の圧力室26に共通である。但し、共通電極32は、各圧力室26の端部28とは重なっていない。そのため、2つの共通電極32は、複数のインク供給孔30aが配置された、振動膜30の中央領域において左右に分離されている。共通電極32は、例えば、白金(Pt)からなる導電膜である。尚、図示は省略するが、2つの共通電極32は、4つの圧力室列27の外側領域において互いに導通している。
また、振動膜30の上面には、2つの共通電極32をそれぞれ覆うように、2つの圧電体33が形成されている。各圧電体33は、2つの圧力室列27を構成する複数の圧力室26に跨ってそれぞれ配置されている。共通電極32と同様に、各圧電体33は、振動膜30の複数のインク供給孔30aを避けるように配置され、各圧電体33の走査方向両側の縁部はジグザグ形状である。圧電体33は、例えば、チタン酸鉛とジルコン酸鉛との混晶であるチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を主成分とする圧電材料からなる。あるいは、圧電体33は、鉛が含有されていない非鉛系の圧電材料で形成されていてもよい。
各圧電体33の上面には、複数の圧力室26とそれぞれ対向して、複数の個別電極34がそれぞれ形成されている。各個別電極34は、圧力室26よりも一回り小さい、略長円形状を有する。また、各個別電極34は、対応する圧力室26の中央部において、長手方向の向きが、圧力室26の長手方向(方向A)と一致する。長手方向におけるインク供給孔30a側の端部には接続部34aが形成され、後述する駆動配線35が接続される。接続部34aは、圧力室26の中心線C上に配置されている。尚、個別電極34は、例えば、イリジウム(Ir)で形成されている。
以上の構成において、1つの圧力室26に対して、これに対向する共通電極32、圧電体33及び個別電極34の各部分によって、1つの圧電素子31が構成されている。別の言い方をすれば、複数の圧電素子31の間で、一続きに繋がった1つの共通電極32や1つの圧電体33が共有されている。1つの圧電アクチュエータ22には、複数の圧電素子31が作り込まれている。尚、圧電体33の、共通電極32と個別電極34とに挟まれた圧電膜の部分(活性部36という)は、それぞれ、厚み方向において下向き、即ち、上側の個別電極34から下側の共通電極32に向かう方向に分極されている。
また、複数の圧電素子31は、複数の圧力室26の配列に従って搬送方向に配列されている。これにより、複数の圧電素子31は、4つの圧力室列27a〜27dにそれぞれ対応した、走査方向に並ぶ4つの圧電素子列37a〜37dを構成している。
上記の複数の圧電素子31には、駆動信号供給用の複数の駆動配線35がそれぞれ接続されている。複数の駆動配線35の各々は、圧電体33の上面において、上述の接続部34aから圧力室26の外側に引き出され、流路基板21の駆動接点部45へ向けて右方へ延びている。尚、右側の圧電体33の右側領域、及び、2つの圧電体33の間の領域では、圧電体33が配置されておらず、駆動配線35は振動膜30の上に配置されている。駆動配線35は、個別電極34とは異なる材料、例えば、電気抵抗率の低い金(Au)や、アルミニウム(Al)等の金属材料で形成されている。駆動配線35の構成については、後で詳述する。
図2に示すように、流路基板21の右端部の上面には、複数の駆動接点部45と2つのグランド接点部46が配置されている。複数の駆動接点部45は搬送方向に並んでいる。また、2つのグランド接点部46は駆動接点部45の、並び方向における両側にそれぞれ配置されている。駆動接点部45は、駆動配線35を介して、圧電素子31の個別電極34と電気的に接続されている。また、図示は省略するが、グランド接点部46は、複数の圧電素子31の共通電極32と接続されている。
図2に示すように、各接点部45,46には、COF50が接合されている。COF50の途中部にはドライバIC51が実装され、COF50の他端部はプリンタ1の制御装置7(図1参照)に接続されている。このとき、駆動接点部45は、ドライバIC51の出力端子と接続され、2つのグランド接点部46は、COF50のグランド(図示省略)と接続される。
ドライバIC51は、制御装置7から送られてきた制御信号に基づいて、各圧電素子31を駆動するための駆動信号を生成して出力する。出力された駆動信号は、COF50の配線を介して駆動接点部45に入力され、さらに、駆動配線35を介して各圧電素子31の個別電極34に供給される。個別電極34の電位は、所定の駆動電位とグランド電位との間で変化する。この間、グランド接点部46と接続されている共通電極32の電位は、常にグランド電位に維持される。
ドライバIC51から駆動信号が供給されたときの、各圧電素子31の動作について説明する。駆動信号が供給されていない状態では、個別電極34の電位はグランド電位となっており、共通電極32と同電位である。この状態から、個別電極34に駆動電位が印加されると、対向配置された共通電極32との電位差により、圧電体33の活性部36に、厚み方向の電界が作用する。このとき、分極方向と電界の方向とが一致するために、活性部36は厚み方向に伸びて面方向に収縮する。この活性部36の収縮変形に伴って、振動膜30が圧力室26側に凸となるように撓む。これにより、圧力室26の容積が減少して、ノズル24からはインクの液滴が吐出される。
次に、駆動配線35の詳細構成について、主に図3を参照して説明する。図3に示すように、駆動配線35の端部は、接続部34aに上から重ねられて、これと電気的に接続されている。各駆動配線35は、接続部34aよりも、圧力室26の長手方向(方向A)における外側の領域において、圧力室26の長手方向と直交する方向B(圧力室26の短手方向)に沿って延びている。より具体的には、各駆動配線35は、3つの部分41〜43を有し、第1部分41が接続部34aから方向Aに沿って延び、第2部分42及び第3部分43が第1部分41から方向Bに延びている。
駆動配線35の第1部分41は、接続部34aから、圧力室26の先細り状の端部28の途中部まで延びている。より具体的には、接続部34aとインク供給孔30aとを結ぶ線分の、中点位置まで延びている。第2部分42は、第1部分41の先端部から、方向B(圧力室26の短手方向)に沿って圧力室26の外側まで、前方へ延びている。第3部分43は、第1部分41に対して第2部分42と対称に配置されており、第1部分41の先端部から、方向Bに沿って圧力室26の外側まで、後方へ延びている。即ち、第2部分42と第3部分43は、圧力室26の、幅が狭い端部28を短手方向に横切るように配置されている。
圧力室26の先細り状の端部28は、図3に示すように、その外形が湾曲線の組み合わせで形作られている。本実施の形態では、端部28の基端部から、圧力室26の外側に凸の湾曲線と、インク供給孔30a側から圧力室26の内側に凸の湾曲線とが順に接続している。さらに、内側に凸の湾曲線が接続して、端部28の先端が閉じる。つまり、端部28の外形(縁の形状)は、方向Aの中心線に対して対称の形状を有し、基端部近傍ではS字形状の片側半部を有する。このとき、駆動配線35の第2部分42及び第3部分43は、圧力室26の外側に凸状の部分、圧力室26の内側に凸状の部分及び両者の複合部分のいずれかと重なることになる。いずれも、端部28の形状が直線状の場合に比べると、振動膜30のたわみ変形が、小さい部分である。そのため、駆動配線35の破断や接続部34aの破損が生じにくい。
先に説明したように、2つの圧力室26が走査方向に隣接して、1つの近接圧力室組40(40a,40b)が構成されている。駆動配線35の第2部分42は、搬送方向に並ぶ2つの近接圧力室組40(40a,40b)の間の、方向Aに沿って延びる一定幅の隙間29に向けて延びている。そして、駆動配線35は、上記隙間29において、方向Aに沿って直線的に駆動接点部45へ向けて延びている。
また、右側の隙間29には、左側3つの圧電素子列37b,37c,37dの駆動配線35b,35c,35dがそれぞれ配置され、左側の隙間29には、1つの圧電素子列37dの駆動配線35dのみが配置されている。尚、左側の隙間29では、配置スペースに余裕があることから、図3に示すように、右側の隙間29と比べて、駆動配線35dの幅が太くなっている。
以上説明した本実施形態では、個別電極34の接続部34aに接続された駆動配線35は、接続部34aから、圧力室26の短手方向(方向B)に沿って、圧力室26の外側へ延びている。これにより、駆動配線35を、インク供給孔30aを迂回するように配置する必要がなく、圧力室26の外側に引き出されるまでの駆動配線35の長さを極力短くすることができる。
尚、圧電素子31に電圧が印加されたときに、振動膜30がたわみ変形し、駆動配線35が形成されている部分が上下に変位する。これにより、個別電極34の接続部34aに応力が作用し、接続部34aと駆動配線35との接続が破断する虞がある。この点、本実施形態では、圧力室26の端部28は、圧力室26の中央部よりも幅が小さく、さらに、先細りの形状となっている。この領域では、振動膜30のたわみ変形が比較的小さい。そのため、接続部34aと駆動配線35との電気的接続が破断しにくくなり、電気的接続の信頼性が高まる。
また、本実施形態では、駆動配線35は、第1部分41と第2部分を有し、第2部分42が方向B(圧力室26の短手方向)に沿って圧力室26の外側へ延びている。この構成では、駆動配線35は、接続部34aよりも圧力室26の長手方向において外側に離れた箇所で、圧力室26の縁を横切るように配置される。この場合、縁との交差位置が、接続部34aから圧力室26の長手方向に離れるほど、振動膜30のたわみ変形に起因する、接続部34aに対する応力がさらに小さくなる。そのため、接続部34aと駆動配線35との電気的接続の信頼性をさらに向上させることができる。また、駆動配線35自身も破断しにくい。
但し、圧力室26と対向する領域内において、方向A(圧力室26の長手方向)に対して直交する方向Bに延びる第2部分42が配置されていると、接続部34aを通って圧力室26の長手方向に平行な直線(中心線C)に対して、振動膜30の両側の変形が対称にならない。より具体的には、中心線Cに対して、一方側(前側部分)にのみ、第2部分42が配置されていると、第2部分42が配置されていない後側部分との間で、変形に大小の差が生じてしまい、振動膜30の変形がいびつになる。これにより、吐出特性がばらついたり、接続部34aに大きな力が作用する虞がある。
そこで、本実施形態では、第1部分41に対して、第2部分42と対称に第3部分43が配置されている。これにより、振動膜30の変形が、中心線Cに対して両側で対称に近づくため、変形の不均一に起因して接続部34aに作用する力が抑制される。また、吐出特性のばらつきも小さくなる。また、第3部分43は、第1部分41を介して第2部分42と繋がっている。そのため、振動膜30の、中心線Cに対する変形の対称性が向上するので、接続部34aに作用する力が一層抑制され、吐出特性のばらつきもさらに小さくなる。
また、本実施形態では、2つの圧力室列27にそれぞれ属する2つの圧力室26が、方向Aと平行な、圧力室26の中心線Cを含む一直線上に配置されて、1つの近接圧力室組40を構成している。そして、搬送方向に隣接する2つの近接圧力室組40の間の隙間において、駆動配線35が、方向Aに沿って直線的に延びている。このように、本実施形態では、駆動接点部45とは反対側に位置する圧電素子列37から引き出される駆動配線35の屈曲を減らすことができ、配線抵抗の増加が抑えられる。
尚、図5のような圧力室126の配置の場合には、搬送方向に隣接する2つの圧力室126の間の隙間129の位置が、2つの圧力室列の間で搬送方向にずれている。そのため、上記隙間129に駆動配線135を配置されたときには、2つの圧力室列の間で駆動配線135が屈曲することになり、その分、配線抵抗が大きくなる。
(リザーバ形成部材)
図2〜図4に示すように、リザーバ形成部材23は、流路基板21の上面に、複数の圧電素子31を覆うように接着される。このリザーバ形成部材23の上部には、リザーバ54が形成されている。リザーバ54は、図1のインクカートリッジ15と、図示しないチューブ等で接続されており、所定の色のインクが供給される。リザーバ形成部材23の下部には、2つの凹部55が形成されている。右側の凹部55は、2つの圧電素子列37a、37bを内包して覆い、左側の凹部55は、2つの圧電素子列37c、37dを内包して覆う。各凹部55は、若干の隙間を介して、底面が圧電素子列37と対向している。2つの凹部55は、走査方向に並ぶ3つの壁部23a、23b、23cにより画定されている。右側の壁部23aが、各圧力室26aの端部38の先端部分と重なって接着され、左側の壁部28bが、各圧力室26dの端部38の先端部分と重なって接着されている。中央の壁部28cは、2つの圧力室26b、26cの端部38の先端部分と重なって接着されている。各壁部23a、23b、23cには、複数のインク供給流路56が形成されており、リザーバ54とインク供給孔30aとをそれぞれ連通している。リザーバ54内のインクは、インク供給流路56、振動膜30のインク供給孔30aを介して、各圧力室26に供給される。
リザーバ形成部材23は、複数の圧力室26へ供給されるインクを一時的に貯留する機能の他、複数の圧電素子31を保護する保護部材としての機能を有する。さらに、リザーバ形成部材23は、流路基板21に接合されることによって流路基板21の剛性を高める補強部材としての機能も有する。尚、リザーバ形成部材23が、本発明における「接合部材」に相当する。
ここで、上述したように、各圧力室26が、その長手方向が走査方向に対して傾斜した、方向Aと平行に配置されているため、リザーバ形成部材23の1つの凹部55は、走査方向における幅が小さくなる。即ち、リザーバ形成部材23の壁部23a,23b,23cの間の距離が短くなる。そのため、リザーバ形成部材23による流路基板21の補強効果が高くなる。
また、流路基板21にリザーバ形成部材23を接着剤で接着したときに、余剰の接着剤が圧電素子31の活性部36側に流れ込む虞がある。活性部36上に接着剤が付着すると、活性部36の変形が阻害されてしまう。この点、本実施形態では、各圧力室26の、インク供給孔30a側の端部28において、圧力室26の短手方向に沿って駆動配線35が延びているため、余剰の接着剤が、圧電素子31の活性部36側に流れることが抑制される。さらに、駆動配線35の第2部分42と第3部分43とが、圧力室26の端部28を横切るように配置されているため、余剰の接着剤の活性部36への流れ込みがさらに確実に抑制される。
次に、前記実施形態に種々の変更を加えた変更形態について説明する。但し、前記実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
1]圧力室26と対向する領域における、個別電極34からの駆動配線35の引き出し部分の構成は、前記実施形態のものには限られない。
(a)前記実施形態では、駆動配線35の第2部分42と第3部分43が、圧力室26の長手方向(方向A)と直交する、圧力室26の短手方向(方向B)に延びているが、図6に示すように、第2部分42と第3部分43が、圧力室26の長手方向と、90度以外の角度で交差する方向に延びてもよい。
(b)前記実施形態では、第1部分41に対して、第2部分42と対称に配置された導電部(第3部分43)が、第1部分41及び第2部分42と繋がっているが、図7に示すように、第1部分41に対して第2部分42と対称に配置された導電部58が、第1部分41及び第2部分42とは繋がっていなくてもよい。この構成でも、第2部分42と導電部58とが、第1部分41に対して対称に配置されているため、振動膜30の変形の不均一に起因して接続部34aに作用する力が抑制される。
(c)図8に示すように、駆動配線35が、第1部分41と第2部分42のみを有し、且つ、第1部分41に対して、第2部分42と対称な位置に導電部58が設けられていなくてもよい。
(d)駆動配線35が、接続部34aから圧力室26の長手方向に延びる第1部分41を有さない構成であってもよい。即ち、図9に示すように、駆動配線35が、接続部34aから、圧力室26の長手方向と交差する方向に、圧力室26の外側へ延びていてもよい。この構成でも、駆動配線35は、圧力室26の長手方向と交差する方向に延びることから、インク供給孔30aを迂回する必要がなく、配線長さを短くすることができる。また、駆動配線35は、接続部34aよりも、圧力室26の長手方向における外側の領域、即ち、振動膜30のたわみ変形の比較的小さい領域に配置されるため、個別電極34の接続部34aと駆動配線35との間の電気的接続の信頼性が高くなる。
2]前記実施形態では、図3に示すように、圧力室列27bに属する圧力室26bに連通するインク供給孔30aと、圧力室列27cに属する圧力室26cに連通するインク供給孔30aとが、搬送方向から見て重なるように配置されているが、これら2つのインク供給孔30aが重なっていなくてもよい。
3]前記実施形態では、振動膜30のインク供給孔30aと連通する、圧力室26の端部28が、圧力室26の中央部よりも幅の小さい、先細り形状に形成されている。これに対して、圧力室26の端部が、中央部と同じ幅であってもよい。即ち、圧力室26の平面形状が矩形状であってもよい。
4]前記実施形態では、流路基板21の振動膜30にインク供給孔30aが形成され、流路基板21の上方に位置するリザーバ形成部材23から、インク供給孔30aを介して、各圧力室26にインクが供給される構成である。これに対して、振動膜30に、インク供給孔30aが形成されていない構成であってもよい。例えば、図10に示すように、流路基板21の、2つの圧力室列27の両側に形成された2つのマニホールド60から、インク供給流路61を介して、各圧力室26にインクが供給される構成であってもよい。
5]前記実施形態では、各圧力室26が、搬送方向及び走査方向に対して傾斜して配置されているが、図5のように、圧力室26が、その長手方向が走査方向と平行となるように配置されている場合にも、本発明は適用可能である。
6]前記実施形態では、1つのヘッドユニット16が4つのノズル列25、4つの圧力室列27、及び、4つの圧電素子列37を有するものであるが、このような形態には限られない。即ち、少なくとも列数が2以上であれば、本発明を適用することが可能である。
7]前記実施形態では、圧電体33(圧電膜)の下側に共通電極32が配置され、圧電体33の上側に個別電極34が配置されているが、圧電体33の下側に個別電極34が配置され、圧電体33の上側に共通電極32が配置された構成に対しても、本発明を適用することは可能である。
8]前記実施形態では、2つの圧力室列27a,27b(2つの圧力室列27c,27d)を構成する複数の圧力室26について、圧電膜が繋がって配置されていたが、圧力室26毎に圧電膜が個別に設けられていてもよい。即ち、複数の圧電素子31の間で、圧電膜が分離されていてもよい。
以上説明した実施形態及びその変更形態は、本発明を、記録用紙にインクを吐出して画像等を印刷するインクジェットヘッドの圧電アクチュエータに適用したものであるが、画像等の印刷以外の様々な用途で使用される液体吐出装置においても本発明は適用されうる。例えば、基板に導電性の液体を吐出して、基板表面に導電パターンを形成する液体吐出装置にも、本発明を適用することは可能である。
1 インクジェットプリンタ
4 インクジェットヘッド
16 ヘッドユニット
20 ノズルプレート
21 流路基板
23 リザーバ形成部材
24 ノズル
26 圧力室
28 端部
30a インク供給孔
30 振動膜
31 圧電素子
32 共通電極
33 圧電体
34 個別電極
34a 接続部
35 駆動配線
41 第1部分
42 第2部分
43 第3部分
58 導電部

Claims (7)

  1. 第1方向に配列された複数のノズルと、前記複数のノズルにそれぞれ対応して前記第1方向に配列された複数の圧力室と、前記複数の圧力室を覆う振動膜とを有する、流路構造体と、
    前記流路構造体の前記振動膜に、前記複数の圧力室にそれぞれ対応して配置された複数の圧電素子と、
    前記複数の圧電素子にそれぞれ対応し、前記流路構造体の前記振動膜の面方向に沿って延びる複数の駆動配線と、を備え、
    各圧力室は、前記第1方向と交差する第2方向に長い形状に形成され、
    前記振動膜の、前記圧力室の前記第2方向における一方側の端部を覆う部分には、前記圧力室に液体を供給するための液体供給孔が形成され、
    各圧電素子は、前記圧力室を覆うように配置された圧電膜と、前記圧電膜に設けられ、前記圧力室の中央部と対向する個別電極とを有し、
    各圧電素子に対応する前記駆動配線は、前記個別電極の前記第2方向における前記一方側の端部に設けられた接続部に重ねられて、前記個別電極と電気的に接続され、
    前記駆動配線は、前記振動膜の前記圧力室と対向する領域内の、前記個別電極の前記接続部よりも前記第2方向における前記一方側において、前記個別電極の前記接続部から、前記第2方向と交差する第3方向に沿って前記圧力室の外側へ延びることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記圧力室の前記第2方向における前記一方側の端部の幅は、前記第2方向における前記中央部の幅よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記駆動配線は、前記振動膜の前記圧力室と対向する領域内において、前記個別電極の前記接続部から前記第2方向における前記一方側に延びる第1部分と、前記第1部分から前記第3方向に沿って前記圧力室の外側へ延びる第2部分とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記振動膜の前記圧力室と対向する領域内において、前記駆動配線の前記第1部分に対して前記第2部分と対称に配置された、導電部をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
  5. 前記駆動配線の前記第2部分と前記導電部とが繋がっていることを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
  6. 前記流路構造体の、前記第1方向に沿って配列された前記複数の圧力室に対して、前記第2方向における前記一方側の領域に接着される接合部材をさらに有することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の液体吐出装置。
  7. 前記個別電極と前記駆動配線とは、異なる導電性材料で形成されていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の液体吐出装置。
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