JP2013220740A - 自動車用携帯電子端末保持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱による携帯電子端末の故障を防ぎ、かつ車両本体への携帯電子端末の着脱が容易な自動車用携帯電子端末保持装置を提供する。
【解決手段】車室13内に設けられ物品を収納するコンソールボックス19と、コンソールボックス19に開閉自在に取り付けられたリッド20と、リッド20を開けたときに下縁部に形成されたフランジ部28と、リッド20を開けたときに上縁部20Aに対向配置され、上縁部20Aに向かって冷風を吹き出す吹出し口23とを備え、リッド20を開けてその裏面に携帯電子端末21が置かれたとき、携帯電子端末21は、下部がフランジ部28で支持されて、リッド20の裏面に保持される一方、携帯電子端末21は、吹出し口23からの冷風で冷却される。
【選択図】図1

Description

本発明は自動車用携帯電子端末保持装置に係り、特に、スマートフォン等の携帯電子端末をコンソールボックス等に保持することのできる自動車用携帯電子端末保持装置に関する。
近年、スマートフォン等の携帯電子端末においては、GPSの機能を備えたものが一般的であり、このような携帯電子端末を車室内に取り付けてカーナビとして使用する方法が考えられている。
例えば、図11に示すような自動車用携帯電子端末保持装置1や、図12に示すような自動車用携帯電子端末保持装置5が知られている。図11の自動車用携帯電子端末保持装置1は、円板状のベース2と、ベース2に設けられた支持部3と、支持部3に取り付けられ携帯電子端末(図12の符号8)を把持する端末ホルダ4とを備えている。また、図12の自動車用携帯電子端末保持装置5は、円筒状のベース6と、ベース6に立設されたアーム7と、アーム7の上部に設けられ携帯電子端末8を保持する端末ホルダ9とを備えている。
図11に示した自動車用携帯電子端末保持装置1において、端末ホルダ4には、図13に示すように、把持部4A,4Bが設けられ、これら把持部4A,4Bを手でそれぞれ矢印A1,A2方向に移動させて、把持部4A,4Bで携帯電子端末8の左右両端を把持することにより、携帯電子端末8を端末ホルダ4に固定することができる。
そして、自動車用携帯電子端末保持装置1は、図14や図15に示すように、そのベース2がインストルメントパネル10の車両中央付近の上面10Aに固定され、携帯電子端末8のディスプレイに表示された内容を運転者等が容易に視認することができる。
また、図12に示した自動車用携帯電子端末保持装置5において、アーム7と端末ホルダ9との間に基板ホルダ(図示省略)を介在させるとともに、この基板ホルダに対して端末ホルダを垂直面内で90度ずつ回動自在に構成した自動車用携帯電子端末保持装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このように構成すれば、端末ホルダ9に保持された携帯電子端末8を縦方向に設置したり横方向に設置したりすることができ、使い勝手が向上する。
さらに、図14及び図15において、使用中に携帯電子端末8は発熱するので、携帯電子端末8が設置されるインストルメントパネル10の上面10Aに、冷風が吹出す吹出し口(図示省略)を設けておき、この吹出し口の上方に設置された携帯電子端末8を冷風で冷却するように構成された自動車用携帯電子端末保持装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許第4897942号公報 特開平11−91451号公報
しかしながら、上記従来の技術ではいずれのものも、携帯電子端末8をインストルメントパネル10の上面10Aに設置しているので、インストルメントパネル10の上面10Aが太陽光で熱せられた場合、熱に弱い電子部品を多く含む携帯電子端末8が故障してしまう虞がある。
また、図13のように端末ホルダ4の把持部4A,4Bで携帯電子端末8を保持する構成であると、端末ホルダ4に携帯電子端末8を装着したり、端末ホルダ4から携帯電子端末8を取り外したりするのに手間が掛かり、使い勝手が悪い。
本発明の課題は、熱による携帯電子端末の故障を防ぎ、かつ車両本体への携帯電子端末の着脱が容易な自動車用携帯電子端末保持装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、車室内に設けられ物品を収納する収納部と、該収納部に開閉自在に取り付けられた蓋体と、該蓋体を開けたときに下方に位置する下縁部に形成されたフランジ部と、前記蓋体を開けたときに上方に位置する上縁部に対向配置され、該上縁部に向かって冷風を吹き出す吹出し口とを備え、前記蓋体を開けて該蓋体の裏面に携帯電子端末が置かれたとき、前記携帯電子端末は、下部が前記フランジ部で支持されて、前記蓋体の裏面に保持される一方、前記携帯電子端末は、前記吹出し口からの冷風で冷却されることを特徴とする。
上記構成によれば、収納部の蓋体を開けて、その蓋体の裏面に携帯電子端末を置くだけで、携帯電子端末は、下部がフランジ部で支持されて、蓋体の裏面に確実に保持される。同時に、携帯電子端末は、吹出し口からの冷風で冷却される。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記蓋体の裏面側には、前記携帯電子端末を冷却するための金属板が設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2において、前記金属板は、前記蓋体を開けた状態で逆T字型に設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項において、前記フランジ部には切り欠きが形成され、該切り欠きには、前記携帯電子端末に取り付けられた端末側コネクタが嵌合したり、または前記端末側コネクタと車体側の機器とを接続するケーブルが通されたりすることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4において、前記ケーブルは、前記端末側コネクタの反対側に車体に接続される車体側コネクタを有し、前記収納部の内部には、前記車体側コネクタが着脱自在に接続されるコネクタ受け部が設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5において、前記切り欠きの両端には、前記端末側コネクタが嵌合されたときに該端末側コネクタを保持する爪部が設けられていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項において、前記収納部はコンソールボックスであることを特徴とする。
本発明によれば、携帯電子端末がインストルメントパネルの上面ではなく、収納部の蓋体の裏面に置かれるので、携帯電子端末が太陽光で熱せられることはなく、熱による携帯電子端末の故障を防ぐことができる。しかも、携帯電子端末は使用時に自ら熱を発しているが、車体側の吹出し口から冷風を吹出すことにより、この熱が冷却されて、携帯電子端末に熱が蓄積されるのを確実に防ぐことができる。
また、収納部の蓋体を開けて、その蓋体の裏面に携帯電子端末を置くだけで、携帯電子端末を使用することができるとともに、使用を止めるときは蓋体の裏面から携帯電子端末を取り外すだけでよく、携帯電子端末の着脱が極めて容易となる。
本発明に係る自動車用携帯電子端末保持装置が搭載されたセンターコンソール及びインストルメントパネル付近の断面構成を示す図である。 分岐ダクトの詳細構成を示した斜視図である。 コンソールボックスのリッドが閉められたときの様子を示す図である。 コンソールボックスのリッドが開けられたときの様子を示す図である。 リッドを開けた状態で、コンソールボックスの開口部付近を下から見上げたときの斜視図である。 開けられたリッドの裏面に携帯電子端末を置いたときの様子を示す斜視図である。 リッドの裏面に携帯電子端末を縦方向に置いたときの様子を示す斜視図である。 リッドの裏面に携帯電子端末を横方向に置いたときの様子を示す斜視図である。 リッドの裏面に携帯電子端末を縦方向に置き、携帯電子端末を単独で使用しているときの様子を示す斜視図である。 リッドの裏面に携帯電子端末を縦方向に置き、ケーブルを用いて携帯電子端末に充電しているときの様子を示す図である。 従来技術による自動車用携帯電子端末保持装置を示す斜視図である。 従来技術による他の自動車用携帯電子端末保持装置を示す斜視図である。 図11の自動車用携帯電子端末保持装置に携帯電子端末を保持したときの様子を示す斜視図である。 図11の自動車用携帯電子端末保持装置をインストルメントパネルの上面に取り付けた様子を示す斜視図である。 図11の自動車用携帯電子端末保持装置をインストルメントパネルの上面に取り付け、図14に比べて別方向から見たときの斜視図である。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
図1は、本実施例に係る自動車用携帯電子端末保持装置が搭載されたセンターコンソール及びインストルメントパネル付近の断面構成を示す図である。
車室前部のインストルメントパネル11の内部には、エアコン装置本体12が設けられている。インストルメントパネル11のうち、車室13に近い側で車幅方向中央にはセンターベンチレータの吹出し口14が配置されている。また、インストルメントパネル11の上面11Aの前部には、デフロスターの吹出し口15が配置されている。
エアコン装置本体12と吹出し口14とはベンチレータダクト16で互いに接続されており、エアコン装置本体12からの冷風を吹出し口14から車室13内へ吹出すようになっている。また、エアコン装置本体12と吹出し口15とはデフロスタータダクト17で互いに接続されており、エアコン装置本体12からの温風をフロントウインドウ(図示省略)に向けて吹出すようになっている。
車室13内の下部で車幅方向中央にはセンターコンソール18が設置され、このセンターコンソール18の前部側に物品を収納するためのコンソールボックス(収納部)19が設けられている。
本実施例では、コンソールボックス19のリッド(蓋体)20が開けられたときに、そのリッド20の裏面側に携帯電子端末21を置くことができるよう構成されている。また、インストルメントパネル11の底面部22には吹出し口23が設けられている。この吹出し口23にはベンチレータダクト16から分岐した分岐ダクト24が接続されており、ベンチレータダクト16内を流れる冷風の一部は分岐ダクト24を介して吹出し口23に送られ、この吹出し口23から吹出す。吹出し口23は、リッド20を開けたときに、そのリッド20の上方に位置する上縁部20Aが対向する位置に配置されており、リッド20の裏面側に置かれた携帯電子端末21に向かって冷風を吹出して、携帯電子端末21を冷却する。
図2は、分岐ダクト24の詳細構成を示した斜視図である。分岐ダクト24は、ダクト本体24Aと、ダクト本体24Aの先端側に設けられ平面視で略台形状を成した拡径部24Bとを有している。拡径部24Bは内部が中空を成し、その先端には開口部(図示省略)が形成されている。そして、その開口部に円筒形状を成した冷風吹出し調整体25が回動自在に設けられている。
冷風吹出し調整体25の両端には、外周面に滑り止め用のギザギザ形状が施された摘み部25A,25Aが設けられ、これら摘み部25A,25Aの各端面の中心に回動軸25B,25Bがそれぞれ設けられている。回動軸25B,25Bは拡径部24Bの先端側部に形成された支持穴24C,24C(図では一側の支持穴のみ表示されている)にそれぞれ回動自在に支持されている。摘み部25A,25Aは冷風吹出し調整体25に一体的に形成されており、摘み部25A,25Aを手で操作することにより、冷風吹出し調整体25を矢印B1,B2方向に回動させることができる。
冷風吹出し調整体25には、その外周壁に、冷風吹出し調整体25の軸方向に沿ってスリット25Cが形成されている。図示してないが、冷風吹出し調整体25には、スリット25Cの反対側の外周壁に同様なスリット又は複数の貫通穴が形成されている。
なお、拡径部24Bをインストルメントパネル11の底面部22に取り付けると、冷風吹出し調整体25は吹出し口23に合致し、冷風吹出し調整体25の下部は吹出し口23から車室13側に露出する。これにより、ドライバ等が手で摘み部25A,25Aで操作して冷風吹出し調整体25を矢印B1,B2方向に回動させることで、冷風吹出し調整体25のスリット25Cの向きが変わり、スリット25C(吹出し口23)から冷風を吹き出させたり、その吹き出しを止めたりすることができる。
図3はコンソールボックス19のリッド20が閉められた様子を、図4はコンソールボックス19のリッド20が開けられた様子をそれぞれ示している。なお、図3及び図4において、Frは車両前部側を、Rrは車両後部側を、Rsは車両右側を、Lsは車両左側を、Upは車両上方側を、Dwは車両下方側をそれぞれ示している。これらの事項は以降の図面でも同様である。
リッド20の車幅方向両側には回動軸20B,20B(図6も参照)が設けられ、リッド20は回動軸20B,20Bを中心に回動自在にコンソールボックス19の開口部19Aに取り付けられている。回動軸20B,20Bは、リッド20を開けた状態でリッド20の下縁部20Cから約1/3上方の位置に設けられている。
リッド20の裏面には、板厚の薄い銅製の金属板26が貼り付けられている。金属板26は、縦金属部26Aと、縦金属部26Aの下端部に設けられた横金属部26Bとからなり、全体が逆T字型(リッド20を開けた状態で逆T字型)を成している。なお、金属板26は、銅製の金属板26以外にも熱伝導効率の高い材料であればよい。また、リッド20の裏面には、前記金属板26以外の箇所に滑り止めシート27が貼り付けられている。滑り止めシート27は表面がざらざらしており、その表面上に携帯電子端末21を置くと、携帯電子端末21の裏面と滑り止めシート27との間に大きな摩擦力が生じる。なお、縦金属部26Aと横金属部26Bの短手方向の幅は、少なくとも携帯電子端末21の短手方向の幅より短くなっており、携帯電子端末21をリッド20の裏面に配置したときに、携帯電子端末21の裏面が縦金属部26Aと横金属部26Bと滑り止めシート27の両方に当接するように設定されている。
図5は、リッド20を開けた状態で、コンソールボックス19の開口部19A付近を下から見上げたときの斜視図である。図5に示すように、インストルメントパネル11の底面部22には吹出し口23が設けられている。吹出し口23は長穴形状で、その長辺が車幅方向に沿うよう配置されている。また、吹出し口23は、リッド20を開けたときに上方に位置する上縁部20Aに対向配置され、上縁部20Aに向かって冷風を吹き出す。
図6は、開けられたリッド20の裏面に携帯電子端末21を置いたときの様子を示す斜視図である。図6に示すように、リッド20の裏面のうち、その下縁部20Cには裏面から突出したフランジ部28が設けられ、このフランジ部28の中央部には車幅方向に長い切り欠き28Aが形成されている。切り欠き28Aの車幅方向に沿った長さは、携帯電子端末21の底部に接続される端末側コネクタ29の横幅よりも僅かに大きくなっている。これにより、携帯電子端末21を縦方向に且つリッド20の裏面中央に置いたときに、端末側コネクタ29を切り欠き28Aに嵌合させることができる。
切り欠き28Aの両側(フランジ部28のうち、切り欠き28Aが形成された部分の近傍)には、爪部30,30がそれぞれ設けられている。これら爪部30,30は、各々の尖端30A,30Aが互いに向き合うよう配置され、携帯電子端末21の端末側コネクタ29が切り欠き28Aに嵌合されたときに、尖端30A,30Aが端末側コネクタ29の底部に係合して携帯電子端末21を保持する。
また、リッド20の裏面のうち、車幅方向の沿った左右両側端には裏面から突出したフランジ部31,31がそれぞれ設けられている。リッド20の裏面の上縁部20Aにはフランジ部は設けられていない。なお、回動軸20B,20Bはフランジ部31,31にそれぞれ設けられている。
端末側コネクタ29には、図9及び図10に示すように、ケーブル32が接続されている。すなわち、ケーブル32には、一側に端末側コネクタ29が設けられ、他側に車体側コネクタ33が接続されている。そして、コンソールボックス19の内部には、図4に示すように、後部側の端子接続部19Bに、車体側コネクタ33が接続されるコネクタ受け部34が設けられている。また、端子接続部19Bにはコネクタ受け部35も設けられている。コネクタ受け部34は、携帯電子端末21に電気を充電するためのものであり、コネクタ受け部35はけ携帯電子端末21とデータをやり取りするためのもの(USB端子)である。さらに、端子接続部19Bには、RGBピンジャック36〜38及びAUXピンジャック39が各々設けられている。
次に、本実施例における自動車用携帯電子端末保持装置の作用について説明する。
携帯電子端末21を使用しないときは、図3に示すように、コンソールボックス19のリッド20は閉められている。携帯電子端末21を使用するときは、図4に示すように、リッド20を開けて、リッド20の裏面が車両後部側の斜め上方を向くようにリッド20を傾斜させた状態にする。なお、図示してないが、コンソールボックス19には、リッド20の傾斜角を所定範囲に維持できる機構が設けられている。
リッド20を傾斜させた状態に維持したら、リッド20の裏面に携帯電子端末21を置いて保持する。このとき、携帯電子端末21を図7のように縦方向に保持する場合は、携帯電子端末21の裏面中央部が金属板26の縦金属部26A(図4参照)に、裏面左右両側部が滑り止めシート27にそれぞれ接するように、携帯電子端末21をリッド20の裏面に置く。また、携帯電子端末21を図8のように横方向に保持する場合は、携帯電子端末21の裏面中央部及び裏面右側部が金属板26の横金属部26B(図4参照)に、裏面左側部が滑り止めシート27にそれぞれ接するように、携帯電子端末21をリッド20の裏面に置く。
図7のように携帯電子端末21を縦方向に置くと、携帯電子端末21の裏面左右両側部と滑り止めシート27との間に摩擦力が生じ、携帯電子端末21がずり落ちるのが防止され、また、携帯電子端末21の裏面中央部が金属板26の縦金属部26Aに接触することで、使用中に携帯電子端末21に発生した熱が金属板26(主に、横金属部26B)を介して外部へ放熱される。
また、図8のように携帯電子端末21を横方向に置くと、携帯電子端末21の裏面左側部と滑り止めシート27との間に摩擦力が生じ、携帯電子端末21がずり落ちるのが防止され、また、携帯電子端末21の裏面中央部及び裏面右側部が金属板26の横金属部26Bに接触することで、使用中に携帯電子端末21に発生した熱が金属板26(主に、縦金属部26A)を介して外部へ放熱される。
さらに、携帯電子端末21を横方向に置いた場合も縦方向に置いた場合も、ドライバ等が冷風吹出し調整体25の摘み部25A,25Aを手で操作することで、リッド20の裏面側に冷風が流れ、携帯電子端末21を冷却することができる。
上記説明では、携帯電子端末21を単独で使用する場合であったが、携帯電子端末21に充電したり、携帯電子端末21と車両側の機器との間でデータのやり取りをしたりする場合もあり、以下、この点について説明する。
図9は、携帯電子端末21を縦方向に置いて単独で使用している場合であり、図7と同様であるが、図7に比べて視点を変えて見たときの斜視図である。図10は、携帯電子端末21を縦方向に置いて携帯電子端末21に充電している場合の斜視図である。
携帯電子端末21に充電する場合は、図10に示すように、一側に端末側コネクタ29が他側に車体側コネクタ33を有するケーブル32を用意し、端末側コネクタ29を携帯電子端末21の下部のコネクタ受け部(図示省略)に、車体側コネクタ33をコンソールボックス19内の端子接続部19B上のコネクタ受け部34にそれぞれ接続する。この場合、端末側コネクタ29はその底部が爪部30,30の尖端30A,30Aに係合するので、端末側コネクタ29が爪部30で支持され、携帯電子端末21がずれ落ちるのをより確実に防ぐことができる。
携帯電子端末21と車両側の機器との間でデータのやり取りをしたりする場合は、ケーブル32の他端側に設けられた車体側コネクタ33をコネクタ受け部35に接続する。この場合、データのやり取りをする他のケーブルを用いてもよい。
なお、携帯電子端末21を単独で使用する場合、図9に示すように、ケーブル32は、端末側コネクタ29及び車体側コネクタ33と共に、コンソールボックス19内に設けられたケーブル収納用凹部40に収められる。また、ケーブル収納用凹部40には、ケーブル32の他に、RGBピンジャック36〜38に差し込まれるケーブルや、AUXピンジャック39に差し込まれるケーブルも収めることができる。
次に、携帯電子端末21に充電したり、携帯電子端末21と車両側の機器との間でデータのやり取りをしたりする場合で、携帯電子端末21を図8のように横方向きに置いたときについて説明する。
携帯電子端末21を図8のように横方向に置くとき、リッド20の下縁部20Cに形成されたフランジ部28と、携帯電子端末21の左側部(携帯電子端末21を表側から見たときの左側部)との間に隙間が生じるようにする。そして、一側に端末側コネクタ29が設けられたケーブル32を、前記隙間を通し、さらに切り欠き28Aを介して他側の車体側コネクタ33をコネクタ受け部34又は35に接続する。このようにすれば、ドライバ等から見てケーブル32が視界に入りにくくなり、携帯電子端末21に対する視認性が向上する。
本実施例によれば、携帯電子端末21がインストルメントパネル11の上面11Aではなく、コンソールボックス19のリッド20の裏面に置かれるので、携帯電子端末21が太陽光で熱せられることはなく、熱による携帯電子端末21の故障を防ぐことができる。しかも、携帯電子端末21は使用時に自ら熱を発しているが、インストルメントパネル11の底面部22に形成された吹出し口23から冷風を吹出すことにより、携帯電子端末21を冷却することができ、携帯電子端末21に熱が蓄積されるのを確実に防ぐことができる。
また、コンソールボックス19のリッド20を開けて、そのリッド20の裏面に携帯電子端末21を置くだけで、携帯電子端末21を使用することができるとともに、使用を止めるときはリッド20の裏面から携帯電子端末21を取り外すだけでよく、携帯電子端末21の着脱が極めて容易となる。
また、本実施例においては、コンソールボックス19が、センターコンソール18の前部で且つインストルメントパネル11の底面部22の下方の低い位置に設置されて、ドライバ等のヘッドインパクトの位置から離れているので、緊急時の安全性にはまったく影響がない。
また、本実施例によれば、携帯電子端末21を使用していないときは、コンソールボックス19のリッド20を閉めておくことにより、コンソールボックス19の内部に埃やゴミ等が侵入するのを防ぐことができる。
さらに、本実施例によれば、リッド20両側の回動軸20B,20Bが下縁部20Cから約1/3上方の位置に設けられているので、携帯電子端末21をリッド20の裏面に置いたときに、携帯電子端末21の重心が回動軸20B,20Bよりも上側に位置し、このため、リッド20全体は回動軸20B,20Bを中心に僅かに回動して傾斜角が増大して、携帯電子端末を確実に保持することができる。
なお、本実施例では、リッド20の裏面に、逆T字型の金属板26と滑り止めシート27とを貼り付けた構成であったが、金属板26は設けずに、リッド20の裏面全部に滑り止めシート27だけを貼り付けた構成でもよい。
また、本実施例では、図6に示したように、爪部30,30の尖端30A,30Aが略水平方向(リッド20の裏面に対して垂直方向)となるように構成したが、尖端30A,30Aが略上下方向(リッド20の裏面に沿って平行な方向)となるよう構成してもよい。この場合、爪部30,30が端末側コネクタ29の底部に係合しないので、端末側コネクタ29が下方へずれることが心配されるが、爪部30,30は互いに接近する方向に弾性力を有しており、携帯電子端末21をリッド20の裏面に置く際に、端末側コネクタ29は爪部30,30の尖端30A,30Aを押し広げて所定位置にセットされ、端末側コネクタ29は爪部30,30によって挟持されることになる。その結果、携帯電子端末21をリッド20の裏面上に確実に保持することができる。携帯電子端末21をリッド20の裏面から取り外す際は、携帯電子端末21を端末側コネクタ29と共に上方へ持ち上げれば、容易に取り外すことができる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、上記実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであり、本発明は上記実施例の構成にのみ限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、本発明に含まれることは勿論である。
例えば、リッド20の裏面に置いた携帯電子端末21をバンド等で固定するようにしてもよい。このようにすれば、携帯電子端末21がずり落ちるのをより一層確実に防ぐことができる。
また、リッド20の裏面に携帯電子端末21が置かれたことを検知して、冷風吹出し調整体25が自動的に回動するように構成してもよい。このように構成すれば、冷風吹出し調整体25の摘み部25A,25Aをいちいち手で操作しなくて済む。
11 インストルメントパネル
16 ベンチレータダクト
19 コンソールボックス(収納部)
19A コンソールボックスの開口部
20 コンソールボックスのリッド(蓋体)
20A 上縁部
20B 回転軸
20C 下縁部
21 携帯電子端末
23 吹出し口
24 分岐ダクト
25 冷風吹出し調整体
26 金属板
27 滑り止めシート
28 フランジ部
28A 切り欠き
29 端末側コネクタ
30 爪部
30A 爪部の尖端
32 ケーブル
33 車体側コネクタ
34,35 コネクタ受け部

Claims (7)

  1. 車室内に設けられ物品を収納する収納部と、
    該収納部に開閉自在に取り付けられた蓋体と、
    該蓋体を開けたときに下方に位置する下縁部に形成されたフランジ部と、
    前記蓋体を開けたときに上方に位置する上縁部に対向配置され、該上縁部に向かって冷風を吹き出す吹出し口とを備え、
    前記蓋体を開けて該蓋体の裏面に携帯電子端末が置かれたとき、前記携帯電子端末は、下部が前記フランジ部で支持されて、前記蓋体の裏面に保持される一方、
    前記携帯電子端末は、前記吹出し口からの冷風で冷却されることを特徴とする自動車用携帯電子端末保持装置。
  2. 前記蓋体の裏面側には、前記携帯電子端末を冷却するための金属板が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の自動車用携帯電子端末保持装置。
  3. 前記金属板は、前記蓋体を開けた状態で逆T字型に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の自動車用携帯電子端末保持装置。
  4. 前記フランジ部には切り欠きが形成され、該切り欠きには、前記携帯電子端末に取り付けられた端末側コネクタが嵌合したり、または前記端末側コネクタと車体側の機器とを接続するケーブルが通されたりすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の自動車用携帯電子端末保持装置。
  5. 前記ケーブルは、前記端末側コネクタの反対側に車体に接続される車体側コネクタを有し、
    前記収納部の内部には、前記車体側コネクタが着脱自在に接続されるコネクタ受け部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の自動車用携帯電子端末保持装置。
  6. 前記切り欠きの両端には、前記端末側コネクタが嵌合されたときに該端末側コネクタを保持する爪部が設けられていることを特徴とする請求項4又は5に記載の自動車用携帯電子端末保持装置。
  7. 前記収納部はコンソールボックスであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の自動車用携帯電子端末保持装置。
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