JP2009200652A - 充電中の携帯端末放熱システム及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯端末装置を充電するための卓上ホルダに、充電中の携帯端末装置の発熱を抑制可能にする機能を付与する。
【解決手段】開示される充電中の携帯端末放熱システムは、携帯端末装置101を載置して充電することが可能な卓上ホルダ102を用い、温度センサ103によって載置された携帯端末装置の温度を測定しながら、熱吸収面が卓上ホルダに載置された携帯端末装置の下面に接するように配置され、熱放出面が卓上ホルダの底面に向けて配置されたペルチェ素子104によって、充電によって携帯端末装置に発生した熱を吸収して卓上ホルダの底面側に接続したヒートシンク105に排出するとともに、ファン106によってヒートシンクを送風冷却することによって、充電中、携帯端末装置の温度を所定温度範囲内に保つように構成されている。
【選択図】図3
【解決手段】開示される充電中の携帯端末放熱システムは、携帯端末装置101を載置して充電することが可能な卓上ホルダ102を用い、温度センサ103によって載置された携帯端末装置の温度を測定しながら、熱吸収面が卓上ホルダに載置された携帯端末装置の下面に接するように配置され、熱放出面が卓上ホルダの底面に向けて配置されたペルチェ素子104によって、充電によって携帯端末装置に発生した熱を吸収して卓上ホルダの底面側に接続したヒートシンク105に排出するとともに、ファン106によってヒートシンクを送風冷却することによって、充電中、携帯端末装置の温度を所定温度範囲内に保つように構成されている。
【選択図】図3
Description
この発明は、携帯端末装置を充電するための卓上ホルダに、充電中の携帯端末装置の発熱を抑制可能にする機能を備えた、充電中の携帯端末放熱システム及び充電中の携帯端末放熱方法に関する。
近年において、携帯電話装置等の携帯端末装置は、高性能化及び多機能化が進むにつれて電力消費量も増大の一途を辿っており、電源であるバッテリ(二次電池)の大容量化が必須の状況にある。
一方、携帯端末装置自体は、小型化,薄型化が求められており、そのため、効率的な放熱方法が要求されている。
一方、携帯端末装置自体は、小型化,薄型化が求められており、そのため、効率的な放熱方法が要求されている。
携帯端末装置は、一般に充電状態での通信中に、発熱量が最も大きくなる。そのため、装置の温度が一定温度を超えた場合に充電を停止したり、あるいは充電電圧値と充電電流値を制御することによって、充電中の温度上昇を抑える方式が提案されている。
しかしながら、携帯端末装置を充電しながら音声通話やテレビ(TV)電話等の動作をさせた場合、従来の構成では、次のような各種の課題が生じていた。
しかしながら、携帯端末装置を充電しながら音声通話やテレビ(TV)電話等の動作をさせた場合、従来の構成では、次のような各種の課題が生じていた。
第1の課題として、携帯端末装置の発熱量が大きくなって装置の温度が一定温度を超えた場合に、携帯端末装置内部の温度センサによって、温度が低下するまで充電を停止したり、充電電圧と充電電流を制御したりすることによって、急速な充電を避け、充電中の装置温度上昇を抑える方式がとられていたが、これによって、充電ができなかったり、あるいは充電時間が大幅に延びる等の弊害が生じていた。
第2の課題として、特に充電中に音声通話やTV電話等の動作をさせた場合、装置温度が低下するまで充電を停止したり、充電電圧値と充電電流値を制御したりすると、装置使用中にバッテリ切れが発生する可能性があった。
そのため、携帯端末装置が充電中に規定温度に達してしまった場合に、装置温度が低下するまで充電を停止したり、充電電圧値と充電電流値とを制御したりすることなしに、効率的に携帯端末装置から放熱して、急速充電を可能にする手段が求められていた。
これに対して特許文献1においては、ポータブル・コンピュータのような電子装置の部品で局部的に生成される熱を伝達するため、熱が装置ハウジング内の緩衝蓄熱器に貯蔵される。ペルチェ効果伝達制御素子がドッキング・ステーションのよう外部ハウジングに実装され、ハウジングの表面において、蓄熱器と境界を成す。バッテリ電源を有するポータブル・コンピュータでは、蓄熱器は独立であり、バッテリが蓄熱器として使用され得ることが開示されている。
このように、特許文献1記載の技術によれば、電子装置のハウジング内に組み込まれる再充電式蓄熱器に熱を伝達及び抽出するための機構及びプロセスが提供される。
しかしながら、特許文献1記載の技術では、携帯端末装置を充電する卓上ホルダに、温度センサとペルチェ素子又はファンを内蔵し、充電中に携帯端末装置の温度が設定された温度を超えた場合にペルチェ素子又はファンを駆動して、携帯端末装置の熱を効率よく外部に放熱することはできない。
しかしながら、特許文献1記載の技術では、携帯端末装置を充電する卓上ホルダに、温度センサとペルチェ素子又はファンを内蔵し、充電中に携帯端末装置の温度が設定された温度を超えた場合にペルチェ素子又はファンを駆動して、携帯端末装置の熱を効率よく外部に放熱することはできない。
また、特許文献2においては、デジタルカメラ内に、蓄熱材料で形成された冷却部を収納する。デジタルカメラの冷却蓋を開放すると、冷却部が外部に露呈される。デジタルカメラを冷却蓋を開放した状態で冷却装置にセットすると、ペルチェ素子を有する冷却部材が冷却部に接触する。冷却部材は、ペルチェ素子によって蓄熱材料の熱を吸熱し、冷熱を蓄積させる。冷却部の冷却後に冷却蓋を閉じると、冷却部から放出された冷気は通気孔を通ってデジタルカメラ内に流れ込み、メイン基板や電源基板,固体撮像装置等を冷却するとが開示されている。
このように、特許文献2記載の技術によれば、携帯型の電子機器内を冷却することができる。
しかしながら、特許文献2記載の技術では、携帯端末装置を充電する卓上ホルダに、温度センサとペルチェ素子又はファンを内蔵し、充電中に携帯端末装置の温度が設定された温度を超えた場合にペルチェ素子又はファンを駆動して、携帯端末装置の熱を効率よく外部に放熱することはできない。
特開2000−294970号公報(〔0020〕,図5)
特開2006−094382号公報(〔0015〕,図1、〔0023〕〜〔0025〕,図2(A),(B)、〔0035〕,図6(B))
しかしながら、特許文献2記載の技術では、携帯端末装置を充電する卓上ホルダに、温度センサとペルチェ素子又はファンを内蔵し、充電中に携帯端末装置の温度が設定された温度を超えた場合にペルチェ素子又はファンを駆動して、携帯端末装置の熱を効率よく外部に放熱することはできない。
この発明は上述の事情に鑑みてなされたものであって、携帯端末装置を充電する卓上ホルダに、温度センサとペルチェ素子又はファンを内蔵し、充電中に携帯端末装置の温度が設定された温度を超えた場合にペルチェ素子又はファンを駆動して、携帯端末装置の熱を効率よく外部に放熱する手段を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、この発明の第1の構成は、充電中の携帯端末放熱システムに係り、携帯端末装置を載置して充電可能な卓上ホルダを用いて、載置された携帯端末装置の温度を測定しながら、充電によって上記携帯端末装置に発生した熱を、上記卓上ホルダに内蔵したペルチェ素子を介して上記卓上ホルダの底面に接続されたヒートシンクに排出することによって、充電中、上記携帯端末装置の温度を所定温度以下に保つように構成されていることを特徴としている。
また、この発明の第2の構成は、充電中の携帯端末放熱システムに係り、携帯端末装置を載置して充電可能な卓上ホルダを用いて、載置された携帯端末装置の温度を測定しながら、充電によって前記携帯端末装置に発生した熱を、前記卓上ホルダの底面に接続されたヒートシンクに排出し、該ヒートシンクをファンを用いて送風冷却することによって、充電中、前記携帯端末装置の温度を所定温度以下に保つように構成されていることを特徴としている。
また、この発明の第3の構成は、充電中の携帯端末放熱方法に係り、携帯端末装置を載置して充電可能な卓上ホルダを用いて、載置された携帯端末装置の温度を測定しながら、充電によって上記携帯端末装置に発生した熱を、上記卓上ホルダに内蔵したペルチェ素子を介して上記卓上ホルダの底面に接続されたヒートシンクに排出することによって、充電中、上記携帯端末装置の温度を所定温度以下に保つことを特徴としている。
また、この発明の第4の構成は、充電中の携帯端末放熱方法に係り、携帯端末装置を載置して充電可能な卓上ホルダを用いて、載置された携帯端末装置の温度を測定しながら、充電によって前記携帯端末装置に発生した熱を、前記卓上ホルダの底面に接続されたヒートシンクに排出し、該ヒートシンクをファンを用いて送風冷却することによって、充電中、前記携帯端末装置の温度を所定温度以下に保つことを特徴としている。
この発明によれば、最も発熱量が大きくなる充電時において、卓上ホルダを利用することによって効果的に携帯端末装置の放熱を行うことができる。
また、この発明によれば、ペルチェ素子を使用することによって、無音状態で放熱回路を作動させることができる。
また、この発明によれば、卓上ホルダ側に放熱回路を内蔵することによって、携帯端末装置本体の大きさ,重さ等に影響を受けない。
さらに、この発明によれば、卓上ホルダ側に放熱回路を内蔵することによって、携帯端末装置本体のバッテリを使用することなく、AC電源で携帯端末装置を駆動することができる。
また、この発明によれば、ペルチェ素子を使用することによって、無音状態で放熱回路を作動させることができる。
また、この発明によれば、卓上ホルダ側に放熱回路を内蔵することによって、携帯端末装置本体の大きさ,重さ等に影響を受けない。
さらに、この発明によれば、卓上ホルダ側に放熱回路を内蔵することによって、携帯端末装置本体のバッテリを使用することなく、AC電源で携帯端末装置を駆動することができる。
携帯端末装置を載置して充電することが可能な卓上ホルダを用い、載置された携帯端末装置の温度を測定しながら、熱吸収面が卓上ホルダに載置された携帯端末装置の下面に接するように配置され、熱放出面が卓上ホルダの底面に向けて配置されたペルチェ素子によって、充電によって携帯端末装置に発生した熱を吸収して卓上ホルダの底面側に接続したヒートシンクに排出するとともに、ファンによってヒートシンクを送風冷却することによって、充電中、携帯端末装置の温度を所定温度範囲内に保つようにする。
図1は、本発明の第1実施例である充電中の携帯端末放熱システムの構成を示す図、図2は、本実施例の充電中の携帯端末放熱システムの動作を説明するためのフローチャートである。
図1は、この例の携帯端末装置と卓上ホルダの構成を略図化して示したものであって、(a) は正面図、(b) は側面図、(c) は上面図をそれぞれ示している。
図1は、この例の携帯端末装置と卓上ホルダの構成を略図化して示したものであって、(a) は正面図、(b) は側面図、(c) は上面図をそれぞれ示している。
図1において、101は携帯端末装置であって,音声通話及び/又はTV電話を実行する機能を有している。102は卓上ホルダであって、携帯端末装置101をその上面に載置することによって、携帯端末装置101を充電することができる機能を有している。103は卓上ホルダ102に内蔵された温度センサであって、卓上ホルダ102の上面に、載置された携帯端末装置102に接するように配置されていて、携帯端末装置101の温度を測定する機能を有している。104は卓上ホルダ102の上面に設けられたペルチェ素子であって、熱吸収面が載置された携帯端末装置101の下面に接するように配置され、熱放出面が卓上ホルダ102の底面に向けて配置されていて、携帯端末装置101に発生した熱を吸収して、卓上ホルダ102の底面側に排出する機能を有している。105は卓上ホルダ102の底面に搭載されたヒートシンクであって、ペルチェ素子104によって卓上ホルダ102の底面側に排出された熱を、外気中に放熱して冷却する機能を有している。
以下、図2を用いてこの例の携帯端末放熱システムにおける、携帯端末装置と卓上ホルダとの動作を説明する。
図2は、図1に示された構成において、ペルチェ素子104が作動して、放熱を行うまでの動作の流れと、その後の携帯端末装置1の温度に応じたペルチェ素子104の動作の流れとを、をフローチャートによって示したものである。
携帯端末装置101の充電を開始するために、携帯端末装置101を卓上ホルダ102にセットする(ステップS101)ことによって、携帯端末装置101の充電が開始される。充電が開始された状態で、特に音声通話やTV電話等の動作を実行する(ステップS102)と、携帯端末装置101の温度が上昇する。
図2は、図1に示された構成において、ペルチェ素子104が作動して、放熱を行うまでの動作の流れと、その後の携帯端末装置1の温度に応じたペルチェ素子104の動作の流れとを、をフローチャートによって示したものである。
携帯端末装置101の充電を開始するために、携帯端末装置101を卓上ホルダ102にセットする(ステップS101)ことによって、携帯端末装置101の充電が開始される。充電が開始された状態で、特に音声通話やTV電話等の動作を実行する(ステップS102)と、携帯端末装置101の温度が上昇する。
温度センサ103によって、携帯端末装置101の温度が一定温度(t1℃)以上になったか否かを検知して(ステップS103)、携帯端末装置101の温度がt1℃以上になると、ペルチェ素子104が作動を開始する(ステップS104)。ペルチェ素子104の動作によって携帯端末装置101から吸収された熱は、ヒートシンク105を介して外気中に放出される。
携帯端末装置101の温度がt1℃以上でないことが検知されたときは、通常の充電動作が行われる。
携帯端末装置101の温度がt1℃以上でないことが検知されたときは、通常の充電動作が行われる。
ペルチェ素子104が起動している状態では、温度センサ103によって携帯端末装置101の温度がt1℃以下であるか否かが検知されて(ステップS105)、携帯端末装置101の温度がt1℃以下でないときは、ペルチェ素子104の起動状態がが継続する。
携帯端末装置101の温度が低下して、温度センサ103によって携帯端末装置101の温度がt1℃を下回ったことが検知されると、ペルチェ素子104の動作がオフになって(ステップS106)、携帯端末装置101の温度が再び上昇し、温度センサ103によって携帯端末装置101の温度がt1℃以上になったことが検知されるまで、その状態が継続される(ステップS104)。
携帯端末装置101の温度が低下して、温度センサ103によって携帯端末装置101の温度がt1℃を下回ったことが検知されると、ペルチェ素子104の動作がオフになって(ステップS106)、携帯端末装置101の温度が再び上昇し、温度センサ103によって携帯端末装置101の温度がt1℃以上になったことが検知されるまで、その状態が継続される(ステップS104)。
図3は、本発明の第2実施例である充電中の携帯端末装置放熱システムの構成を示す図、図4は、本実施例の充電中の携帯端末装置放熱システム動作を説明するためのフローチャートである。
図3は、この例の携帯端末装置と卓上ホルダの構成を略図化して示したものであって、(a) は正面図、(b) は側面図、(c) は上面図をそれぞれ示している。
図3において、携帯端末装置101,卓上ホルダ102,温度センサ103,ペルチェ素子104,ヒートシンク105は、図1に示されたものと同様である。106はファンであって、卓上ホルダ102内に設けられていて、ヒートシンク105を送風冷却する機能を有している。
図3は、この例の携帯端末装置と卓上ホルダの構成を略図化して示したものであって、(a) は正面図、(b) は側面図、(c) は上面図をそれぞれ示している。
図3において、携帯端末装置101,卓上ホルダ102,温度センサ103,ペルチェ素子104,ヒートシンク105は、図1に示されたものと同様である。106はファンであって、卓上ホルダ102内に設けられていて、ヒートシンク105を送風冷却する機能を有している。
以下、図4を用いてこの例の携帯端末装置と卓上ホルダの動作を説明する。図4は、図3に示された構成において、ペルチェ素子104が作動し、放熱を開始するまでの動作の流れと、その後の携帯端末装置101の温度に応じてファン106が作動して、放熱を行うまでの動作の流れをフローチャートによって示したものである。
携帯端末装置101の充電を開始するために、携帯端末装置101を卓上ホルダ102にセットする(ステップS201)。充電が開始された状態で、特に通話,TV電話等の動作を実行する(ステップS202)と、携帯端末装置101の温度が上昇する。
携帯端末装置101の温度が一定温度(t1℃)以上になったか否かを検知して(ステップS203)、携帯端末装置101の温度がt1℃以上になると、ペルチェ素子104が作動を開始する(ステップS204)。ペルチェ素子104の熱吸収面は携帯端末装置101の側を向いているので、携帯端末装置101から吸熱されて、吸収された熱はヒートシンク105によって外気中に放出される。
携帯端末装置101の温度がt1℃以下であることが検知されたときは、通常の充電動作が行われる。
携帯端末装置101の温度がt1℃以下であることが検知されたときは、通常の充電動作が行われる。
ペルチェ素子104が作動している状態では、温度センサ103によって携帯端末装置101の温度がt1℃以上であるか否かが検知されて(ステップS205)、携帯端末装置101の温度がt1℃以上でないときは、ペルチェ素子104の動作がオフにされる。
温度センサ103によって携帯端末装置101の温度がt1℃以上になったことが検知された状態でも(ステップS205)、携帯端末装置101の温度がt2℃を下回っている状態では、ペルチェ素子104の作動状態が継続する(ステップS204)。
温度センサ103によって携帯端末装置101の温度がt1℃以上になったことが検知された状態でも(ステップS205)、携帯端末装置101の温度がt2℃を下回っている状態では、ペルチェ素子104の作動状態が継続する(ステップS204)。
温度センサ103によって検知された携帯電話端末装置101の温度がt2(t2>t1)℃以上になると(ステップS206)、ファン106が起動する(ステップS207)。
温度センサ103によって携帯電話端末装置101の温度がt2℃以下にならないことが検知された(ステップS208)状態では、ファン106の作動が継続される。
温度センサ103によって携帯電話端末装置101の温度がt2℃以下になったことが検知される(ステップS208)と、ファン106の作動はオフとされる(ステップS209)。
温度センサ103によって携帯電話端末装置101の温度がt2℃以下にならないことが検知された(ステップS208)状態では、ファン106の作動が継続される。
温度センサ103によって携帯電話端末装置101の温度がt2℃以下になったことが検知される(ステップS208)と、ファン106の作動はオフとされる(ステップS209)。
このように、ペルチェ素子104によって携帯端末装置101の温度をt1℃以上とし、ファン106によって携帯端末装置101の温度をt2℃以下に制限することによって、携帯端末装置101の温度は、t1℃以上、t2℃以下の範囲内に保たれることになる。
図5は、本発明の第3実施例である充電中の携帯端末放熱システムの構成を示す図、図6は、本実施例の充電中の携帯端末放熱システムの動作を説明するためのフローチャートである。
図5は、この例の携帯端末装置と卓上ホルダの構成を略図化して示したものであって、(a) は正面図、(b) は側面図、(c) は上面図をそれぞれ示している。
図5は、この例の携帯端末装置と卓上ホルダの構成を略図化して示したものであって、(a) は正面図、(b) は側面図、(c) は上面図をそれぞれ示している。
図5において、101は携帯端末装置であって、図1に示された第1実施例の場合と同様の機能を有している。102Aは卓上ホルダであって、第1実施例の場合の卓上ホルダ102と同様にその上面に載置された携帯端末装置101を充電する機能を有しているが、ペルチェ素子104を有せず、代わりにファン106を有している。103は温度センサであって、第1実施例の場合と同様の機能を有している。105Aは卓上ホルダ102Aの底面に搭載されたヒートシンクであって、卓上ホルダ102Aの上面に載置された携帯端末装置101に発生した熱を吸収して、卓上ホルダ102Aの底面側に排出し、外気中に放熱して冷却する機能を有している。
以下、図6を用いてこの例の携帯端末装置と卓上ホルダの動作を説明する。図6は、図5に示された構成において、ファン106が作動して放熱を開始するまでの動作の流れと、その後の携帯端末装置1の温度に応じたファン106の動作の流れとを、フローチャートによって示したものである。
携帯端末装置101の充電を開始するために、携帯端末装置101を卓上ホルダ102Aにセットする(ステップS301)。充電が開始された状態で、特に通話,TV電話等の動作を実行する(ステップS302)と、携帯端末装置101の温度が上昇する。
携帯端末装置101の温度が一定温度(t1℃)以上になったか否かを検知して(ステップS303)、携帯端末装置101の温度がt1℃以上になると、ファン106が作動を開始する(ステップS304)。ヒートシンク105Aの熱吸収面は携帯端末装置101の側を向いているので、携帯端末装置101から吸熱されて、吸収された熱はヒートシンク105Aによって外気中に放出される。
携帯端末装置101の温度がt1℃以下であることが検知されたときは、通常の充電動作が行われる。
携帯端末装置101の温度がt1℃以下であることが検知されたときは、通常の充電動作が行われる。
ファン106が作動している状態では、温度センサ103によって携帯端末装置101の温度がt1℃以下であるか否かが検知されて(ステップS305)、携帯端末装置101の温度がt1℃以下でないときは、ファン106の起動状態が継続する。
携帯端末装置101の温度が低下して、温度センサ103によって携帯端末装置101の温度がt1℃を下回ったことが検知されると、ファン106の動作がオフになって(ステップS306)、携帯端末装置101の温度が再び上昇し、温度センサ103によって携帯端末装置101の温度がt1℃以上になったことが検知されるまで、その状態が継続される(ステップS304)。
携帯端末装置101の温度が低下して、温度センサ103によって携帯端末装置101の温度がt1℃を下回ったことが検知されると、ファン106の動作がオフになって(ステップS306)、携帯端末装置101の温度が再び上昇し、温度センサ103によって携帯端末装置101の温度がt1℃以上になったことが検知されるまで、その状態が継続される(ステップS304)。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、この発明の充電中の携帯端末放熱システムにおける卓上ホルダの形状は、各構成図に示されたものに限らず、デザインに応じて適宜変更可能なものである。
この発明の充電中の携帯端末放熱システム及び充電中の携帯端末放熱方法は、携帯電話装置を含む各種の携帯端末装置において利用可能なものである。
101 携帯端末装置
102,102A 卓上ホルダ
103 温度センサ
104 ペルチェ素子
105,105A ヒートシンク
106 ファン
102,102A 卓上ホルダ
103 温度センサ
104 ペルチェ素子
105,105A ヒートシンク
106 ファン
Claims (12)
- 携帯端末装置を載置して充電可能な卓上ホルダを用いて、載置された携帯端末装置の温度を測定しながら、充電によって前記携帯端末装置に発生した熱を、前記卓上ホルダに内蔵したペルチェ素子を介して前記卓上ホルダの底面に接続されたヒートシンクに排出することによって、充電中、前記携帯端末装置の温度を所定温度以下に保つように構成されていることを特徴とする充電中の携帯端末放熱システム。
- 前記ペルチェ素子が、熱吸収面が前記卓上ホルダに載置された携帯端末装置の下面に接するように配置され、熱放出面が前記卓上ホルダの底面に向けて配置されていて、前記携帯端末装置に発生した熱を吸収して卓上ホルダの底面側に排出するものであることを特徴とする請求項1記載の充電中の携帯端末放熱システム。
- 前記卓上ホルダ内に設けられたファンを有し、前記ヒートシンクを送風冷却することによって、充電中、前記携帯端末装置の温度を所定温度範囲内に保つように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一記載の充電中の携帯端末放熱システム。
- 携帯端末装置を載置して充電可能な卓上ホルダを用いて、載置された携帯端末装置の温度を測定しながら、充電によって前記携帯端末装置に発生した熱を、前記卓上ホルダの底面に接続されたヒートシンクに排出し、該ヒートシンクをファンを用いて送風冷却することによって、充電中、前記携帯端末装置の温度を所定温度以下に保つように構成されていることを特徴とする充電中の携帯端末放熱システム。
- 前記載置された携帯端末装置の温度を、前記卓上ホルダの上面に、前記携帯端末装置に接するように配置された温度センサによって測定するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の充電中の携帯端末放熱システム。
- 前記携帯端末装置が、音声通話及び/又はテレビ(TV)電話を実行可能にする機能を有するものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一記載の充電中の携帯端末放熱システム。
- 携帯端末装置を載置して充電可能な卓上ホルダを用いて、載置された携帯端末装置の温度を測定しながら、充電によって前記携帯端末装置に発生した熱を、前記卓上ホルダに内蔵したペルチェ素子を介して前記卓上ホルダの底面に接続されたヒートシンクに排出することによって、充電中、前記携帯端末装置の温度を所定温度以下に保つことを特徴とする充電中の携帯端末放熱方法。
- 前記ペルチェ素子を、熱吸収面を前記卓上ホルダに載置された携帯端末装置の下面に接するように配置するとともに、熱放出面を前記卓上ホルダの底面に向けて配置することによって、前記携帯端末装置に発生した熱を吸収して卓上ホルダの底面側に排出することを特徴とする請求項7記載の充電中の携帯端末放熱方法。
- 前記卓上ホルダ内にファンを設け、前記ヒートシンクを送風冷却することによって、充電中、前記携帯端末装置の温度を所定温度範囲内に保つことを特徴とする請求項7又は8記載の充電中の携帯端末放熱方法。
- 携帯端末装置を載置して充電可能な卓上ホルダを用いて、載置された携帯端末装置の温度を測定しながら、充電によって前記携帯端末装置に発生した熱を、前記卓上ホルダの底面に接続されたヒートシンクに排出し、該ヒートシンクをファンを用いて送風冷却することによって、充電中、前記携帯端末装置の温度を所定温度以下に保つことを特徴とする充電中の携帯端末放熱方法。
- 前記載置された携帯端末装置の温度を、前記卓上ホルダの上面に、前記携帯端末装置に接するように配置された温度センサによって測定することを特徴とする請求項7乃至10のいずれか一記載の充電中の携帯端末放熱方法。
- 前記携帯端末装置において、音声通話及び/又はTV電話を実行可能にすることを特徴とする請求項7乃至11のいずれか一記載の充電中の携帯端末放熱方法。
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JP2008038094A Pending JP2009200652A (ja) | 2008-02-19 | 2008-02-19 | 充電中の携帯端末放熱システム及び方法 |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101168975B1 (ko) | 2011-03-17 | 2012-07-27 | 아이스파이프 주식회사 | 휴대용 단말기 도킹장치 및 이를 포함한 도킹 어셈블리 |
JP2013220740A (ja) * | 2012-04-17 | 2013-10-28 | Calsonic Kansei Corp | 自動車用携帯電子端末保持装置 |
JP2014026341A (ja) * | 2012-07-24 | 2014-02-06 | Kyowa:Kk | 携帯情報端末用の放熱装置、並びにこれを用いた携帯情報端末用の放熱システム |
CN103973847A (zh) * | 2014-05-21 | 2014-08-06 | 苏州云远网络技术有限公司 | 一种手机支架风扇 |
CN109905517A (zh) * | 2019-03-13 | 2019-06-18 | 嵊州佳想汽车用品有限公司 | 一种汽车内使用的手机支架 |
-
2008
- 2008-02-19 JP JP2008038094A patent/JP2009200652A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101168975B1 (ko) | 2011-03-17 | 2012-07-27 | 아이스파이프 주식회사 | 휴대용 단말기 도킹장치 및 이를 포함한 도킹 어셈블리 |
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CN109905517A (zh) * | 2019-03-13 | 2019-06-18 | 嵊州佳想汽车用品有限公司 | 一种汽车内使用的手机支架 |
JP2020147260A (ja) * | 2019-03-13 | 2020-09-17 | ▲じょう▼州佳想汽車用品有限公司 | 自動車内用の携帯電話ホルダー |
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