JP2013207663A - 振動デバイス及び振動デバイスの製造方法 - Google Patents

振動デバイス及び振動デバイスの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013207663A
JP2013207663A JP2012076480A JP2012076480A JP2013207663A JP 2013207663 A JP2013207663 A JP 2013207663A JP 2012076480 A JP2012076480 A JP 2012076480A JP 2012076480 A JP2012076480 A JP 2012076480A JP 2013207663 A JP2013207663 A JP 2013207663A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protective layer
semiconductor substrate
vibration
vibration element
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012076480A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6010968B2 (ja
Inventor
Terunao Hanaoka
輝直 花岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2012076480A priority Critical patent/JP6010968B2/ja
Priority to US13/849,841 priority patent/US20130255387A1/en
Priority to CN201310102718.7A priority patent/CN103363975B/zh
Publication of JP2013207663A publication Critical patent/JP2013207663A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6010968B2 publication Critical patent/JP6010968B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01HMEASUREMENT OF MECHANICAL VIBRATIONS OR ULTRASONIC, SONIC OR INFRASONIC WAVES
    • G01H17/00Measuring mechanical vibrations or ultrasonic, sonic or infrasonic waves, not provided for in the preceding groups
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/56Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
    • G01C19/5607Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using vibrating tuning forks
    • G01C19/5628Manufacturing; Trimming; Mounting; Housings
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/56Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
    • G01C19/5607Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using vibrating tuning forks
    • G01C19/5621Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using vibrating tuning forks the devices involving a micromechanical structure
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/49004Electrical device making including measuring or testing of device or component part

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
  • Gyroscopes (AREA)
  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)

Abstract

【課題】振動素子が搭載される半導体基板の小型化を実現した振動デバイスを提供する。
【解決手段】半導体基板と、半導体基板の第1の面に備えられた第1の電極と、第1の面の端部を覆い第1の面に備えられた保護層と、振動部と振動部に位置する質量調整部と第2の電極とを含む振動素子とを有し、振動素子は、質量調整部が平面視で保護層と重なる領域に位置し、かつ、振動素子の一部が平面視で第1の面と重ならない位置に配置され、第1の電極と第2の電極とが接続されて第1の面に搭載されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、振動デバイス及び振動デバイス製造方法に関するものである。
従来、加速度や角速度などをセンシングするセンサーデバイスとして、センサー素子としての振動素子と、その振動素子を駆動する機能を有する回路素子と、を備えた振動デバイスが知られている。
また、このような振動デバイスとして、振動素子としてのジャイロ振動片と、回路素子が設けられた半導体基板と、を備えたセンサーデバイスがパッケージに収納されたものが特許文献1に開示されている。
このような構成の振動デバイスでは、半導体基板に振動素子が重なる様に搭載され、振動素子の振動周波数の調整において、振動素子に備えられた質量調整部(電極等)を除去するためレーザー光が用いられている。
特開2011−179941号公報
しかしながら、このような構成の振動デバイスでは、振動素子を透過したレーザー光が半導体基板に照射された場合に半導体基板にダメージを与える虞があった。また、半導体基板に振動素子が搭載されているため、振動素子の表面積より半導体基板の表面積が大きくなるという課題もあった。
本発明は、上述した課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
(適用例1)本適用例に係る振動デバイスは、半導体基板と、半導体基板の第1の面に備えられた第1の電極と、第1の面の端部を覆い第1の面に備えられた保護層と、振動部と振動部に位置する質量調整部と第2の電極とを含む振動素子とを有し、振動素子は、質量調整部が平面視で保護層と重なる領域に位置し、かつ、振動素子の一部が平面視で第1の面と重ならない位置に配置され、第1の電極と第2の電極とが接続されて第1の面に搭載されていることを特徴とする。
このような振動デバイスによれば、振動デバイスを平面視した場合に半導体基板に搭載される振動素子は、半導体基板の端部に備える保護層に、質量調整部を重ねて搭載と、振動素子の一部を半導体基板と重ならない位置、即ち、半導体基板の端部からオーバーハングさせて搭載する。これにより、従来の半導体基板に振動素子が搭載された振動デバイスと比して振動素子がオーバーハングする表面積に該当する半導体基板の面積を小さくすることができる。
従って、振動素子の大きさを変更することなく、半導体基板の小型化を実現することができる。
(適用例2)上記適用例に係る振動デバイスにおいて、保護層は、半導体基板の端に向かって厚さが薄くなる様に形成されていることが好ましい。
このような振動デバイスによれば、半導体基板の端部を覆う保護層は、半導体基板の端部を断面視した場合に、半導体基板の端に向かって傾斜を有している。このことで、保護層が切断(切開)される際に生じる応力によって、半導体基板と保護層、及び保護層間の剥離を抑制することができる。従って、半導体基板の端部に剥離を抑制した保護層を半備えることができる。
(適用例3)上記適用例に係る振動デバイスにおいて、保護層は無電解メッキによって形成されていることが好ましい。
このような振動デバイスによれば、無電解メッキによって形成された保護層を備えることで、保護層の切断後に生じる熱膨張による応力等によって発生する半導体基板と保護層、及び保護層間の剥離を抑制した保護層を備えることができる。
(適用例4)本記適用例に係る振動デバイスの製造方法は、半導体基板の第1の面の端部を覆い、第1の面に備えられた保護層と、振動素子の振動部に位置する質量調整部が平面視で重なる領域に位置し、かつ、振動素子の一部が第1の面と重ならない位置に配置され、第1の面に備えられた第1の電極と、振動素子の第2の電極を接続し、第1の面に振動素子を搭載する工程と、振動素子を搭載する工程の後で、振動素子の質量調整部にレーザー光を照射することによって、振動素子の前記振動部の共振周波数が所望の値となるように質量調整部の質量を調整する周波数調整工程と、を含むことを特徴とする。
このような振動デバイスの製造方法によれば、振動デバイスは、半導体基板に振動素子を搭載する工程において、半導体基板の端部に備えられた保護層に、振動素子に備えられた質量調整部を重ねて搭載と、振動素子の一部を半導体基板と重ならない位置、即ち、半導体基板の端部からオーバーハングさせて振動素子を半導体基板に搭載する。これにより、周波数調整工程において振動素子に有する質量調整部に照射されるレーザー光が、振動素子を透過した場合でも半導体基板の端部に備えられた保護層でレーザー光を抑止することができる。よって、従来の半導体基板に振動素子が搭載された振動デバイスと比して振動素子がオーバーハングする表面積に該当する半導体基板の面積を小さくすることができる。
(適用例5)上記適用例に係る振動デバイスの製造方法において、保護層を形成する工程と、保護層をベベルカット法で切断する工程とを更に含むことが好ましい。
このような振動デバイスの製造方法によれば、半導体基板の端部を覆う保護層の切断をベベルカット法によって切断することで、半導体基板を断面視した場合に、保護層の端部が半導体基板の端に向かって傾斜を有する保護層を得ることができる。このことで、保護層の切断後に生じる応力等によって発生する半導体基板と保護層、及び保護層間の剥離を抑制することができる。従って、半導体基板の端部から保護層が剥離することを抑制できるため、半導体基板の端部に保護層を形成することができる。
(適用例6)上記適用例に係る振動デバイスの製造方法において、保護層は、半導体基板の端に向かって厚さが薄くなる様に形成されており、周波数調整工程は、レーザー光の照射によって除去される保護層の厚み以上の厚みを有する保護層が位置する半導体基板にガードリングが設けられ、平面視で半導体基板の端部とガードリングとの間の領域にレーザー光を照射することが好ましい。
このような振動デバイスの製造方法によれば、周波数調整工程においてレーザー光は、保護層の厚さがそのレーザー光で除去される保護層の厚みよりも薄い領域に位置する質量調整部に照射される場合がある。この際に、レーザー光が質量調整部を透過して保護層に照射され、その保護層が除去され、さらに半導体基板に到達した場合でも、ガードリングによってレーザー光から生じる熱などによる損傷から半導体基板の保護をすることができる。従って、保護層の厚さが薄くなる半導体基板の端部においても、半導体基板を損傷させることを抑制したレーザー光を用いる周波数調整工程を行うことができる。
本実施形態に係る振動デバイスを模式的に示す平面図。 本実施形態に係る振動デバイスを模式的に示す断面図。 本実施形態に係る振動デバイスの半導体基板の断面を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る振動素子の動作を説明する図。 本実施形態に係る振動デバイスの製造工程のフロー図。 本実施形態に係る振動デバイスのダイシング工程を説明する図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明をする。なお、以下に示す各図においては、各構成要素を図面上で認識され得る程度の大きさとするため、各構成要素の寸法や比率を実際の構成要素とは適宜に異ならせて記載する場合がある。また、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照し、各部の位置関係について説明する。鉛直面内における所定方向をX軸方向、鉛直面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれに直交する方向をZ軸方向とする。また、重力方向を基準として、重力方向を下方向、逆方向を上方向とする。
本願の振動デバイスは、振動デバイスの小型化を図るため、駆動回路素子が設けられた半導体基板の能動面である第1の面に振動素子が重ねて設けられているものである。以下、本願の振動デバイスの実施形態について説明をする。
図1および図2は、本実施形態にかかる振動デバイスの概略構成を模式的に示す図である。図1は、振動デバイスをZ軸方向から平面視した場合の平面図である。図2は、図1に示した振動デバイスの断面を示すもので、図2(a)は、図1に示すA−A’部をY軸方向からの断面視した場合の断面図である。また、図2(b)は、B−B’部をX軸方向から断面視した場合の断面図である。また、図3は、半導体基板を断面視した拡大図であって、図3(a)は、図1に示す振動デバイスを構成する半導体基板の端部を模式的に拡大した拡大図である。また、図3(b)は、半導体基板に設けられた保護層の断面を模式的に拡大した拡大図である。
本実施形態の振動デバイス1は、図1及び図2に示す様に、半導体基板10と、振動素子20と、ベース基板80と、を備えている。
(振動素子の構造)
本実施形態の振動素子20は、基材(主要部分を構成する材料)として圧電体材料である水晶を用いた例を説明する。水晶は、電気軸と呼ばれるX軸、機械軸と呼ばれるY軸及び光学軸と呼ばれるZ軸を有している。本実施形態では、水晶結晶軸において直交するX軸及びY軸で規定される平面に沿って切り出されて平板状に加工され、平面と直交するZ軸方向に所定の厚みを有した所謂水晶Z板を基材として用いた例を説明する。なお、ここでいう所定の厚みは、発振周波数(共振周波数)、外形サイズ、加工性などにより適宜設定される。また、振動素子20を形成する平板は、水晶からの切り出し角度の誤差を、X軸、Y軸及びZ軸の各々につき多少の範囲で許容できる。例えば、X軸を中心に0度から2度の範囲で回転して切り出したものを使用することができる。Y軸及びZ軸についても同様である。本実施形態において振動素子20は、水晶を用いたが他の圧電材料(例えば、タンタル酸リチウムやチタン酸ジルコン酸鉛等)を基材として用いても良い。
振動素子20は、フォトリソグラフィー技術を用いたエッチング(ウエットエッチングまたはドライエッチング)によって形成されている。なお、振動素子20は、1枚の水晶ウェハーから複数個取りすることが可能である。
本実施形態の振動素子20は、H型と呼ばれる構成となっている。振動素子20は、基材を加工することにより一体に形成された基部21と、振動部としての駆動用振動腕22a,22b、及び検出用振動腕23a,23bと、調整用振動腕24a,24bと、を有している。更に、基部21から延出する第1連結部25aと、第1連結部25aに連結し半導体基板10に固定される第2の電極としての第1固定部25bと、によって第1支持部25が形成されている。また、基部21から延出する第2連結部26aと、第2連結部26aに連結し半導体基板10に固定される第2の電極としての第2固定部26bと、によって第2支持部26が形成されている。
振動素子20の調整用振動腕24a,24bには、質量調整部としての調整用電極124a,124bが形成されている。また、調整用電極124a,124bは、振動素子20の周波数調整の際に利用される。周波数調整は、調整用振動腕24a,24bにレーザー光を照射する方法などにより、調整用電極124a,124bの一部を除去することによって質量を変化(減少)させ調整用振動腕24a,24bの周波数を変化(上昇)させて、所望の周波数に調整する(詳細は後述する)。
振動素子20の検出用振動腕23a,23bには、図示しない検出電極が形成されている。また、駆動用振動腕22a,22bには、図示しない駆動電極が形成されている。振動素子20は、検出用振動腕23a,23bで、角速度等を検出する検出振動系を構成し、駆動用振動腕22a,22bと、調整用振動腕24a,24bとで、振動素子20を駆動する駆動振動系を構成している。
(半導体基板の構造)
図1から図2に示す様に、半導体基板10は、半導体基板10の第1の面としての能動面10aに、図示を省略するトランジスターやメモリー素子などの半導体素子、及び、回路配線を含んで構成される集積回路(駆動回路)などの能動素子(不図示)が形成される能動領域12を有している。
また、図1においてドット(網掛け)を付して示す能動領域12は、振動デバイス1を平面視した場合に、調整用振動腕24a、24b及び調整用電極124a,124bと重ならない半導体基板10の能動面10aに設けられている。
この能動領域12に形成された能動素子には、振動素子20を駆動振動させるための駆動回路と、角速度等が加わったときに振動素子20に生じる検出振動を検出する検出回路とが備えられている。
また、半導体基板10の能動面10a側の端部は、保護領域11を有している。保護領域11は、半導体基板10の外周縁(端)と能動領域12との間の領域の一部である端部を含んでいる。図1においてハッチング(斜線)を付して示す保護領域11は、振動デバイス1を平面視した場合に、調整用電極124a,124bと重なる半導体基板10の能動面10a側に半導体基板10の端部を含んで有する。保護領域11には、保護層110が設けられる。保護層110は、半導体基板10の端部を含んで保護領域11と略同じ範囲に設けられている。
保護層110は、調整用電極124a,124bにレーザー光を照射して周波数調整を行う際に、レーザー光が振動素子20を透過して能動面10aに到達したときに、保護層110が消失する(除去される)ことで半導体基板10を保護することができる。この様に、保護層110が設けられることによって、能動領域12に設けられた能動素子にダメージを抑制することができる。
また、熱膨張(収縮)によって、半導体基板10と振動素子20との間に生じる応力を緩和する応力緩和層101(図1及び図2において図示省略)が能動面10aに設けられている。
(保護層の構造)
保護層110について図3を用いて説明をする。図3(a)は、図2(b)の破線で囲む符号Cの部分を模式的に拡大して示したものである。また、図3(b)は、図3(a)に示す半導体基板10の端部付近(符号C’の部分)を模式的にさらに拡大して示すものである。
保護層110は、半導体基板10の第1の面としての能動面10aの端部に設けられている。保護層110は、金属を材料とする複数の膜で構成されている。図3(a)に示す様に保護層110は、半導体基板10の端部を覆う様に設けられている。また、前述の通り、振動デバイス1を平面視した場合に、調整用電極124a,124bと重なる様に設けられている。
図3(b)に示す様に保護層110には、複数の保護層(膜)を有し、本実施形態では第1保護層111と、第2保護層112と、第3保護層113と、第4保護層114とを有する。
第1保護層111は、半導体基板10、もしくは半導体基板10に設けられた応力緩和層101の表面(図3に示すZ軸方向)に設けられる。次に、第2保護層112は、第1保護層111の表面(図3に示すZ軸方向)に設けられ、第3保護層113は、第2保護層の表面(図3に示すZ軸方向)に設けられ、第4保護層114は、第3保護層113の表面(図3に示すZ軸方向)に設けられている。
本実施形態の第1保護層111は、概ね厚さ0.3マイクロメートルの厚さのチタンタンタングステン(TiW)を材料とする層(膜)である。
本実施形態の第2保護層112は、概ね厚さ0.2マイクロメートルの厚さの銅(Cu)を材料とする層(膜)である。
本実施形態の第3保護層113は、概ね厚さ8マイクロメートルの厚さの銅(Cu)を材料とする層(膜)である。
本実施形態の第4保護層114は、ニッケル(Ni)、パラジウム(Pd)、金(Au)を材料とする層(膜)が順番に第3保護層113の表面に設けられる。このとき、ニッケル層は0.25〜0.3マイクロメートル程度、パラジウム層は0.05〜0.35マイクロメートル程度、金層は0.02マイクロメートル以上の厚さで形成されていてもよい。
なお、上述した保護層110の構成は一例であり、周波数調整工程S600で用いられるレーザー光の照射条件などによって構成及び形成材料を適宜変更して良い。
(電極の構成)
半導体基板10には、能動面10a側に設けられた第1の電極13を有している。第1の電極13は、半導体基板10に設けられた集積回路に直接導通して形成されたものである。また、能動面10a上には、パッシベーション膜となる第1絶縁膜が形成されており(不図示)、この第1絶縁膜には、第1の電極13上に開口部(不図示)が形成されている。このような構成によって第1の電極13は、開口部内にて外側に露出した状態となっている。
半導体基板10に設けられた第1の電極13は、図3(a)に示す様に、第1絶縁膜(不図示)及び応力緩和層101の開口部(不図示)内に露出し、第1の電極13上には、外部接続端子13aが設けられている。この外部接続端子13aは、例えば、Auスタッドバンプで形成された突起電極となっている。なお、外部接続端子13aは、Auスタッドバンプの他に銅、アルミやはんだボールなど他の導電性材料にて形成することもできる。また、外部接続端子13aは、銀粉や銅粉などの導電性フィラーと合成樹脂等とを混合した導電性接着剤によっても形成することができる。
このような構成のもとに半導体基板10と振動素子20とは、半導体基板10に形成された第1の電極13および外部接続端子13aを介して振動素子20に設けられた第2の電極としての第1固定部25bと、第2固定部26bと電気的に接続される様になっている。
この際、振動デバイス1は、外部接続端子13aが突起電極となっていることから、半導体基板10と振動素子20との間に隙間が設けられる。
また、半導体基板10に設けられた集積回路には、第1の電極13以外に図示しない他の電極が形成されている。この他の電極には図示しない配線が接続され、その配線を介して、配線用端子14と接続されている。配線用端子14は、電気的、あるいは機械的な接続を成すためのパッド状のものであって、例えば、金(Au)、アルミニウム(Al)などの金属が用いられたボンディングワイヤー等のワイヤー31によって、ベース基板80と接続される。なお、本例では、配線用端子14とベース基板80との接続にワイヤー31を用いる構成で説明したが、ワイヤー31に替えてフレキシブル配線基板(FPC:Flexible Printed Circuits)を用いて接続することもできる。
(ガードリング)
半導体基板10には、図3(b)に示す様にガードリング40が設けられている。
ガードリング40は、能動領域12を囲む様に半導体基板10の端部と能動領域12との間に設けられている。ガードリング40は、後述する周波数調整工程S600で用いるレーザー光が保護層110に照射された際に、保護層110が溶解(消失)、及び半導体基板10へレーザー光が到達した際に生じる熱等が能動素子へ伝わることを抑制することができる。また、ガードリング40は、半導体基板10の外部から能動素子へ水分が伝わることを抑制し、半導体基板10の耐湿性を向上させることができる。
本実施形態においてガードリング40は、金属材料を用いて形成することが好ましい。ガードリング40は、例えば、アルミニウム(AL)、タングステン(W)、銅(Cu)等の金属の他にポリシリコンなどを用いることができる。
(ベース基板)
図1及び図2に戻り、振動デバイス1を構成するベース基板80について説明をする。図1及び図2に示すベース基板80は、半導体基板10の能動面10aと対向する面側(非能動面10b側)と、ベース基板80の底面83とが図示しない接着剤などの接合部材により接合(接続)されている。
ベース基板80は、例えば、セラミックのような絶縁性材料で形成されている。半導体基板10と接合されるベース基板80の底面83には、接続部82が形成され、この接続部82には、金(Au)、銀(Ag)などの金属被膜が形成されている。また、ベース基板80の接続部82と、半導体基板10に設けられた配線用端子14とがワイヤー31によって接続されている。なお、接続部82は、図示を省略する配線によってベース基板80に設けられた外部端子と接続されている。
ベース基板80は、周囲に側壁81を有し、中央部が凹形状のパッケージ(収納容器)を用いることができる。ベース基板80(パッケージ内)に収納された半導体基板10や振動素子20などは、パッケージの側壁81に開口面に接合される蓋体85としての金属製リッドなどを用いてシールリング84を介して気密的に封止される。
(振動素子の配置)
振動素子20は、振動デバイス1を平面視した場合において、半導体基板10と重なる様に半導体基板10の能動面10a側に配置されている。また、調整用振動腕24a,24bに設けられた調整用電極124a,124bが能動面10aに配置された保護層110と重なる位置に配置されている。
振動素子20は、前述の通り、半導体基板10に設けられた第1の電極13と、外部接続端子13aとを介して、振動素子20に第2の電極として設けられた第1固定部25bと第2固定部26bと接続され半導体基板10に搭載される。
なお、調整用電極124a,124bが半導体基板10と重ならない部分に渡って設けられている場合、後述する周波数調整工程S600において、調整用振動腕24a,24bを透過したレーザー光は、ベース基板80の底面83に照射されることになる。本実施形態の振動デバイス1のベース基板80は、前述の通りセラミックなどの材料で形成されており、レーザー光が照射されることによって溶融される虞が半導体基板10に照射された場合と比して少ない。従って、調整用電極124a,124bと半導体基板10とが重なる領域に保護層110が設けられている。
(振動素子の動作)
ここで、振動デバイス1に搭載される振動素子20の動作について説明する。図4は、振動デバイス1を構成する振動素子20の動作を示す図である。
まず、半導体基板10に設けられた駆動回路から振動素子20へ励振駆動信号が印加される。所定の励振駆動信号が印加された駆動用振動腕22a,22bを振動させた状態で、振動素子20にZ軸回りの角速度ωが加わることによって、検出用振動腕23a,23bにはコリオリ力による振動が生じる。この検出用振動腕23a,23bの振動によって調整用振動腕24a,24bが励振される。そして、振動デバイス1は、検出用振動腕23a,23bに設けられた検出電極(図1において不図示)が、振動により発生した振動素子20の基材である水晶(圧電材料)の歪を検出することで角速度が求められる。
(センサーデバイスの製造方法)
ここで、本実施形態の振動デバイス1の製造方法について説明する。
なお、本実施形態では、図1に示す振動デバイス1において、ベース基板80として凹部を有するパッケージを用いて、そのパッケージ内に振動デバイス1を接合し蓋体85により封止する態様の振動デバイス1の製造方法を説明する。
図5は、振動デバイス1の製造工程を示すフロー図(フローチャート)である。
図5に示す様に、振動デバイス1の製造方法は、ベース基板準備工程S100と、半導体基板形成工程S200と、半導体基板接続工程S300と、振動素子形成工程S400と、振動素子接続工程S500と、周波数調整工程S600と、封止工程S700と、ベーキング工程S800と、特性検査工程S900とを含む。
[ベース基板準備工程]
ベース基板準備工程S100は、ベース基板80を準備する工程である。ベース基板準備工程S100は、セラミックなどで形成されたベース基板80を準備する。なお、ベース基板80の一面である底面83には、半導体基板10との電気的接続を行うための接続部82が形成されている。
[半導体基板形成工程]
半導体基板形成工程S200は、振動素子20が搭載される半導体基板10を形成する工程である。半導体基板形成工程S200は、シリコンウエハー製造工程S210と、ダイシング工程S220とを含む。
シリコンウエハー製造工程S210は、半導体製造プロセスを用いて能動素子を備える半導体基板10をシリコンウエハーに複数一括して形成する。この工程において、シリコンウエハーに形成される各半導体基板10の能動面10a上の、集積回路の導電部となる位置に、第1の電極13、配線用端子14、及び図示しない他の電極を形成する。また、半導体基板10の能動面10a側に応力緩和層101や保護層110を形成する。
シリコンウエハー製造工程S210は、半導体基板10上に応力緩和層101と図示しない第1絶縁膜を形成する。ついで、フォトリソグラフィー法及びエッチング法によって応力緩和層101と、第1絶縁膜との一部を除去し、開口部を形成する。これにより、これら開口部内に第1の電極13、他の電極、および配線用端子14を露出させる。
配線用端子14には、その表面にニッケル(Ni)、金(Au)メッキを施すことにより、ワイヤーボンディングの際の接合性を高めておく。なお、ハンダメッキ、ハンダプリコートなどの表面処理を施したものとしてもよい。
シリコンウエハー製造工程S210は、保護層110も形成する。本実施形態の保護層110は、第1保護層111から第4保護層114の4層で構成されている。第1保護層111は、スパッタリング法によって、概ね厚さ0.1マイクロメートルの厚さのチタンタングステン(Tiw)の層(膜)が形成される。第1保護層111は、第2保護層112に選択される成膜材料と、半導体基板10及び応力緩和層101に選択される材料との密着性等の条件によって、用いる成膜材料及び厚さを適宜変更して良い。
次に、シリコンウエハー製造工程S210は、第2保護層112を形成する。第2保護層112は、第1保護層111と同様にスパッタリング法によって、概ね厚さ0.3マイクロメートルの厚さの銅(Cu)の層(膜)が形成される。第2保護層112は、第1保護層111に選択される成膜材料と、第3保護層113に選択される材料との密着性等の条件によって、用いる成膜材料及び厚さを適宜変更して良い。
次に、シリコンウエハー製造工程S210は、第3保護層113を形成する。第3保護層113は、フォトリソグラフィー法によって、その第3保護層113が形成される保護領域11以外の部分にレジスト膜を形成する。第3保護層113は、電解メッキ法によって、レジスト膜が形成されていない領域、即ち、保護領域11であって、第2保護層112が露出している部分に選択に概ね厚さ8マイクロメートルの厚さの銅(Cu)のメッキ層(膜)が形成される。第3保護層113は、周波数調整工程S600で用いるレーザー光の強さ、照射時間等によってレーザー光が保護層110に到達した際に消失する保護層110の厚さによって、保護層110を形成する成膜材料及び厚さを適宜変更して良い。
次に、シリコンウエハー製造工程S210は、第4保護層114を形成する。第4保護層114の形成は、無電解メッキ法によって、ニッケル(Ni)・パラジウム(Pd)・金(Au)の順番に層(膜)が形成される。本実施形態において、第4保護層114の形成に無電解メッキ法を用いて、ニッケル層は0.25〜0.3マイクロメートル程度、パラジウム層は0.05〜0.35マイクロメートル程度、金層は0.02マイクロメートル以上の厚さで形成される。なお、第4保護層114は、その第4保護層114上に形成される電極(不図示)に金(Au)を用いるためニッケル・パラジウム・金の構成としたが、形成される電極によって成膜材料を適宜変更して良い。また、第4保護層114を無電解メッキ法を用いて形成する形態について説明したが、第4保護層114は電解メッキで形成してもよい。
また、シリコンウエハー製造工程S210では、ガードリング40を形成する。ガードリング40は、上述の能動素子と同様に形成され、能動素子が配置される能動領域12を囲む様に設けられる。ガードリング40は、後述する周波数調整工程S600で用いるレーザー光が保護層110に照射され、保護層110が消失した際に生じる熱から能動素子を保護するために設けられる。
また、半導体基板10の端部に設けられている保護層110は、後述するダイシング工程S220によってベベルカット法で切断(切開)されるため傾斜を有することとなる。そのため傾斜を有している部分の保護層110は他の部分と比して薄くなっている。この薄くなっている保護層110にレーザー光が照射され、保護層110が消失し、半導体基板10まで到達した場合に生じる熱から能動素子を保護するために設けられている。
このため、ガードリング40は、周波数調整工程S600で用いるレーザー光が調整用振動腕24a,24b(振動素子20)を透過して保護層110に照射され、保護層110が消失されても半導体基板10が露出しない領域に設けられる。具体的には、例えば、周波数調整工程S600で用いるレーザー光が保護層110に照射され2マイクロメートルの厚みの保護層110が消失する場合には、保護層110が2マイクロメートル以上の厚みを有する領域、かつ、半導体基板10の端部と能動素子とが形成される能動領域12との間に設けられる。
また、シリコンウエハー製造工程S210は、第1の電極13上に、Auスタッドバンプで形成された外部接続端子13aを形成する。なお、外部接続端子13aは、Auスタッドバンプの他に銅、アルミニウム(Al)やはんだボール、はんだペーストなど他の導電性材料にて形成することもできる。
ダイシング工程S220は、シリコンウエハーに複数個取りされて形成された半導体基板10を個片化する工程である。図6に半導体基板10の端部を模式的に拡大した拡大図を示す。図6(a)は、ベベルカット法で保護層110の切断(切開)される状態を模式的に示す図である。ダイシング工程S220は、先ずベベルカット法によって、保護層110の切断及び半導体基板10の一部の切断(ハーフカット)を行う。次いで、回転刃1200によって、半導体基板10の切断を行う。
保護層110を切断(切開)するベベルカットは、V字形状の刃物1100を被切断物である保護層110と半導体基板10に押し当てることで、保護層110と半導体基板10とを刃物1100と同じV字形状に切開する。
この際に、保護層110を構成する第1保護層111から第4保護層114間には、刃物1100が押し当てられる力に応じた熱膨張が生じ、刃物1100と接し、保護層110が切断(せん断)される部分には応力が集中する。応力は、せん断される保護層110の厚みに応じて生じ、切断される保護層110の厚みが薄くなると小さくなる。例えば、第3保護層113において、第3保護層113の厚みがX1の部分と、X2の部分とでは、切断の際に生じる熱膨張は、同程度である。しかし、第3保護層113を切断するときに生じる応力は、図6(a)に示すP点に集中する。応力が集中するP点は、第2保護層112との界面でもあり、第3保護層113が最も剥離しやすくなる。そこで、ベベルカット法による切断を用いることで、切断する第3保護層113の厚みが薄くなるにつれて熱膨張による応力が減少し、第2保護層112との界面、かつ、応力が集中するP点の剥離を抑制することができる。ベベルカット法によって保護層110を切断することで、上述した第3保護層113と同様に、第1保護層111から第4保護層114の切断によって生じる剥離を抑制することができる。また、第1保護層111を無電解メッキによって形成することで、第2保護層112との密着性を高め、一方の面が開放され最も剥離しやすい第1保護層111の剥離を抑制することができる。更に、保護層110をベベルカット法によって切断することで、切断後に生じる熱応力等によって、半導体基板10の端部から、当該シリコンウエハー製造工程S210で形成した保護層110の剥離を抑制することができる。
次にダイシング工程S220は、ベベルカット法によって保護層110と半導体基板10の一部とを切り開いて切断し、半導体基板10が表れた部分に回転刃1200を挿入し、半導体基板10の切断を行う。図6(b)は、回転刃1200を半導体基板10に当接させて半導体基板10を切断する状態を模式的に示す図である。半導体基板10の切断を行う際、回転刃1200は、切断対象である半導体基板10に直接接触することが可能であり、保護層110に接触することを抑制することができる。よって、回転刃1200と保護層110との接触や摩擦等によって保護層110の切断や剥離を抑制することができる。よって、半導体基板10の端部において保護層110が剥がれることを抑制できる。
[半導体基板接続工程]
半導体基板接続工程S300は、半導体基板10の非能動面10b側を、ベース基板80の底面83に接着剤などの接合部材(図示せず)を介して接合する工程である。また、半導体基板接続工程S300は、半導体基板10の配線用端子14とベース基板80の接続部82とを、ワイヤーボンディング法によりボンディングワイヤー45を用いて接続する。
[振動素子形成工程]
振動素子形成工程S400は、振動素子20を形成する工程である。振動素子形成工程S400は、外形形成工程S410と、電極形成工程S420と、離調周波数調整工程S430と、ブレイク工程S440とを有する。
振動素子20は、図示しない振動素子用ウェハーを用いて多数個取りにて形成することができる。
先ず、外形形成工程S410は、振動素子用ウェハーにフォトリソグラフィー技術を用いたエッチングにより複数の振動素子20の外形を形成する工程である。
次に、電極形成工程S420は、フォトリソグラフィー技術を用いたスパッタリングや蒸着により、振動素子20に、駆動電極や検出電極等の電極や配線を形成する工程である。この電極形成工程S420において、調整用振動腕24a,24bに質量調整部としての調整用電極124a,124bや、検出用振動腕23a,23bに図示を省略する検出電極や、駆動用振動腕22a,22bに図示を省略する駆動電極が形成される。
[離調周波数調整工程]
離調周波数調整工程S430は、レーザー光を用いて振動素子20の離調周波数調整を行う工程である。
離調周波数調整工程S430では、調整用振動腕24a,24bと、駆動用振動腕22a,22bとの屈曲振動周波数の差をみて、その差を補正するバランス調整(チューニング)を行うものであり、振動素子用ウェハーの状態で行うことができる。換言すると、後述するブレイク工程S440の前に行うことができる。
チューニングは、調整用振動腕24a,24bに設けられた調整用電極124a,124bに、集光されたレーザー光を照射して行う。レーザー光が照射された調整用電極124a,124bは、レーザー光のエネルギーによりその一部が溶融、蒸発する。この調整用電極124a,124bの溶融、蒸発により、調整用振動腕24a,24bの質量が変化する。これによって、駆動用振動腕22a,22bと調整用振動腕24a,24bとの共振周波数が変化するので、各振動腕のバランス調整(チューニング)を行うことができる。チューニングは、振動素子20が半導体基板10に搭載されてから周波数調整工程S600によって再度行われる。
[振動素子ブレイク工程]
ブレイク工程S440は、振動素子用ウェハーをブレイク(切断)して個片の振動素子20を得る個片化を行う工程である。個片化は、外形形成工程S410にて振動素子用ウェハーの振動素子20の外形の一部の連結部分にミシン目や溝を形成しておくことにより、そのミシン目や溝に沿ってブレイクすることによって行うことができる。
[振動素子接続工程]
振動素子接続工程S500は、振動素子20を半導体基板10に載置し、半導体基板10の第1の電極13と、振動素子20の第1固定部25b,第2固定部26bとを外部接続端子13aを介して接続する工程である。
[周波数調整工程]
周波数調整工程S600は、レーザー光を用いて振動素子20の周波数調整(バランスチューニング)を行う工程である。バランスチューニングは、振動素子20の調整用振動腕24a,24bに設けられた調整用電極124a,124bに、前述した離調周波数調整工程S430と同様に、集光されたレーザー光を照射して行う。レーザー光が照射された調整用電極124a,124bは、レーザー光のエネルギーにより溶融、蒸発し、その質量変化により調整用振動腕24a,24bの共振周波数が変化させることによって、駆動用振動腕22a,22bのバランス調整(チューニング)を行うことができる。具体的には、振動デバイス1(振動素子20)に加速度が加わっていない状態において駆動用振動腕22a,22bを励振して振動させたときに、検出用振動腕23a,23bが振動しない様に調整用振動腕24a,24bに設けられた質量調整部としての調整用電極124a,124bの質量調整によって周波数調整を行う。
このとき、調整用電極124a,124bを溶融、蒸発させたレーザー光が、振動素子20を透過することがあるが、本例の構成では、半導体基板10の能動面10aにおいて、調整用電極124a,124bと、保護層110が形成された保護領域11とは平面視で重なる様に振動素子20が搭載されている。これによって、レーザー光が調整用振動腕24a,24b(振動素子20)を透過した場合には、そのレーザー光は、保護層110に照射され、保護層110が溶融することで能動素子や配線などを含んで構成される集積回路が溶融して特性が損なわれることを回避することができる。
また、周波数調整工程S600で用いるレーザー光は、保護層110の厚さがそのレーザー光で除去される保護層110の厚みよりも薄い領域に位置する調整用電極124a,124bに照射される場合がある。
この際に、レーザー光が調整用電極124a,124bが設けられた振動素子20を透過して保護層110に照射され、その保護層110が除去され、さらに半導体基板10に到達した場合でも、ガードリング40によってレーザー光から生じる熱などによる損傷から半導体基板10に設けられた能動素子を保護することができる。
[封止工程]
封止工程S700は、ベース基板(パッケージ)80上に蓋体85としてのリッドを接合することにより、半導体基板10および振動素子20が接合されたベース基板80の凹部を封止する工程である。封止工程S700は、例えば、金属製のリッド(蓋体85)を、鉄(Fe)−ニッケル(Ni)合金等からなるシールリング84を介してシーム溶接することにより接合することができる。このとき、必要に応じて、ベース基板80の凹部とリッドとにより形成されるキャビティーを減圧空間、または不活性ガス雰囲気にして密閉・封止することができる。また、別のリッド(蓋体85)接合方法としては、リッドをハンダ等の金属ロウ材を介してベース基板80上に接合したり、または、ガラス製のリッド(蓋体85)を用いて、低融点ガラス等でベース基板80上に接合することもできる。
[ベーキング工程、特性検査工程]
ベーキング工程S800は、振動デバイス1を、所定温度のオーブンに所定時間投入し、振動デバイス1に含まれる水分を排湿するベーキングを行う工程である。
また、特性検査工程S900は、電気特性検査や外観検査などの特性検査を行って、規格外の不良品を取り除く工程である。
特性検査工程S900が完了すれば、一連の振動デバイス1の製造工程が終了する。
上述した本実施形態によれば以下の効果が得られる。
このような振動デバイス1によれば、振動デバイス1を平面視した場合に半導体基板10に搭載される振動素子20は、半導体基板10の端部に備える保護層110に、質量調整部としての調整用電極124a,124bを重ねて搭載することができる。また、振動素子20の一部を半導体基板10と重ならない位置、即ち、半導体基板10の端部から調整用振動腕24a,25bや検出用振動腕23a,23b等をオーバーハングさせて(はみ出させて)搭載する。これにより、従来の半導体基板10に振動素子20が搭載された振動デバイス1と比して振動素子20がオーバーハングする表面積に該当する半導体基板10の面積を小さくすることができる。
また、このような振動デバイス1によれば、半導体基板10の端部を覆う保護層110は、半導体基板10の端部を断面視した場合に、半導体基板10の端に向かって厚さが薄くなるように形成されている。このことで、保護層110が切断(切開)される際に生じる応力によって、半導体基板10と保護層110、及び保護層110間の剥離を抑制することができる。また、保護層110(第4保護層114)は、無電解メッキによって形成されていることで、保護層110の切断後に生じる熱膨張による応力によって、半導体基板10と保護層110、及び保護層110間の剥離を抑制した保護層110を備えることができる。このことで、保護層110を半導体基板10の端部に設けた場合においても、保護層110が剥離されることを抑制し、レーザー光の照射から半導体基板10に備える能動素子を保護することができる。
従って、振動デバイス1は、振動素子の大きさを変更することなく、半導体基板の小型化を実現することができる。また、半導体基板10の小型化によって、1枚のシリコンウエハーから得られる半導体基板10の個数が多くなり、生産性を高めた振動デバイス1が実現できる。
このような振動デバイス1の製造方法によれば、振動デバイス1は、半導体基板10に振動素子20を搭載する振動素子接続工程S500において、半導体基板10の端部に備えられた保護層110に、振動素子20に備えられた質量調整部としての調整用電極124a,124bを重ねて搭載する。また、振動素子20の一部を半導体基板10と重ならない位置、即ち、半導体基板10の端部からオーバーハングさせて(はみ出させて)振動素子20を半導体基板10に搭載する。これにより、周波数調整工程S600において振動素子20に有する質量調整部としての調整用電極124a,124bに照射されるレーザー光が、振動素子20を透過した場合でも半導体基板10の端部に備えられた保護層110でレーザー光を受容することができる。
従って、従来の半導体基板に振動素子が搭載された振動デバイス1と比して振動素子20がオーバーハングする表面積に該当する半導体基板の面積を小さくすることができる。
また、このような振動デバイス1の製造方法によれば、半導体基板形成工程S200は、半導体基板10の端部を覆う保護層110の切断(切開)をベベルカット法によって切断することで、半導体基板10を断面視した場合に、保護層110の端部が半導体基板10の端に向かって厚さが薄くなる保護層110を得ることができる。これにより、保護層110を切断する際に生じる応力によって、半導体基板10と保護層110、及び保護層110間の剥離を抑制することができる。よって、半導体基板10の端部から保護層110が剥離することを抑制できるため、半導体基板10の端部に保護層110を形成することができる。また、半導体基板形成工程S200は、ベベルカット法によって保護層110の切断と、半導体基板10の一部を切断するため、半導体基板10を切断する回転刃1200が切断された保護層110と接触することを抑制することができる。従って、回転刃1200によって半導体基板10を切断するダイシング工程S220は、保護層110の剥離と、保護層110を構成する金属が付着し再飛散することとを抑制することができる。
また、このような振動デバイス1の製造方法によれば、周波数調整工程S600においてレーザー光は、保護層110の厚さがそのレーザー光で除去される保護層110の厚みよりも薄い領域に位置する質量調整部としての調整用電極124a,124bに照射される場合がある。この際に、レーザー光が調整用電極124a,124bを透過して保護層110に照射され、さらに保護層110が除去され半導体基板10に到達した場合でも、ガードリング40によってレーザー光から生じる熱などの損傷から半導体基板10に設けられた能動素子の保護をすることができる。
従って、振動デバイス1の製造方法は、保護層110の厚さが薄くなる半導体基板10の端部においても、半導体基板10を損傷させることを抑制したレーザー光を用いる周波数調整工程S600を行うことができる。また、振動デバイス1の製造方法は、半導体基板10の端部に保護層110が備えられていることで、半導体基板10からはみ出して搭載された振動素子20の周波数調整工程S600を行うことができる。
1…振動デバイス、10…半導体基板、10a…能動面、10b…非能動面、11…保護領域、12…能動領域、13…第1の電極、13a…外部接続端子、14…配線用端子、20…振動素子、21…基部、22a,22b…駆動用振動腕、23a,23b…検出用振動腕、24a、24b…調整用振動腕、25…第1支持部、25a…第1連結部、25b…第1固定部、26…第2支持部、26a…第2連結部、26b…第2固定部、31…ワイヤー、40…ガードリング、80…ベース基板、81…側壁、82…接続部、83…底面、84…シールリング、85…蓋体、101…応力緩和層、110…保護層、111…第1保護層、112…第2保護層、113…第3保護層、114…第4保護層、124a、124b…調整用電極、1100…刃物、1200…回転刃、S100…ベース基板準備工程、S200…半導体基板形成工程、S300…半導体基板接続工程、S400…振動素子形成工程、S500…振動素子接続工程、S600…周波数調整工程、S700…封止工程S、S800…ベーキング工程、S900…特性検査工程。

Claims (6)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板の第1の面に備えられた第1の電極と、
    前記第1の面の端部を覆い、前記第1の面に備えられた保護層と、
    振動部と前記振動部に位置する質量調整部と第2の電極とを含む振動素子と、を有し、
    前記振動素子は、
    前記質量調整部が平面視で前記保護層と重なる領域に位置し、かつ、前記振動素子の一部が平面視で前記第1の面と重ならない位置に配置され、前記第1の電極と前記第2の電極とが接続されて前記第1の面に搭載されていることを特徴とする振動デバイス。
  2. 請求項1に記載の振動デバイスにおいて、
    前記保護層は、前記半導体基板の端に向かって厚さが薄くなるように形成されていることを特徴とする振動デバイス。
  3. 請求項1または請求項2に記載の振動デバイスにおいて、
    前記保護層は、無電解メッキによって形成されていることを特徴する振動デバイス。
  4. 半導体基板の第1の面の端部を覆い、前記第1の面に備えられた保護層と、振動素子の振動部に位置する質量調整部が平面視で重なる領域に位置し、かつ、前記振動素子の一部が前記第1の面と重ならない位置に配置され、前記第1の面に備えられた第1の電極と、前記振動素子の第2の電極を接続し、前記第1の面に前記振動素子を搭載する工程と、
    前記振動素子を搭載する工程の後で、前記振動素子の質量調整部にレーザー光を照射することによって、前記振動素子の前記振動部の共振周波数が所望の値となるように前記質量調整部の質量を調整する周波数調整工程と、を含むことを特徴とする振動デバイスの製造方法。
  5. 請求項4に記載の振動デバイスの製造方法において、
    前記保護層を形成する工程と、
    前記保護層をベベルカット法で切断する工程と、
    を更に含むことを特徴とする振動デバイスの製造方法。
  6. 請求項4に記載の振動デバイスの製造方法において、
    前記保護層は、前記半導体基板の端に向かって厚さが薄くなるように形成されており、
    前記周波数調整工程は、前記レーザー光の照射によって除去される前記保護層の厚み以上の厚みを有する前記保護層が、位置する前記半導体基板にガードリングが設けられ、
    平面視で前記半導体基板の端と前記ガードリングとの間の領域に前記レーザー光を照射することを特徴とする振動デバイスの製造方法。
JP2012076480A 2012-03-29 2012-03-29 振動デバイス及び振動デバイスの製造方法 Active JP6010968B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012076480A JP6010968B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 振動デバイス及び振動デバイスの製造方法
US13/849,841 US20130255387A1 (en) 2012-03-29 2013-03-25 Vibration device and method for manufacturing vibration device
CN201310102718.7A CN103363975B (zh) 2012-03-29 2013-03-27 振动装置以及振动装置的制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012076480A JP6010968B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 振動デバイス及び振動デバイスの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013207663A true JP2013207663A (ja) 2013-10-07
JP6010968B2 JP6010968B2 (ja) 2016-10-19

Family

ID=49233084

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012076480A Active JP6010968B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 振動デバイス及び振動デバイスの製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20130255387A1 (ja)
JP (1) JP6010968B2 (ja)
CN (1) CN103363975B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9159905B2 (en) 2012-06-08 2015-10-13 Seiko Epson Corporation Electronic device, electronic apparatus, mobile unit, and method of manufacturing electronic device

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013201638A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Seiko Epson Corp 振動デバイス
JP6464667B2 (ja) * 2014-10-30 2019-02-06 セイコーエプソン株式会社 ジャイロ素子、ジャイロセンサー、電子機器、および移動体
JP6372361B2 (ja) * 2015-01-16 2018-08-15 株式会社デンソー 複合センサ
JP6693214B2 (ja) * 2016-03-25 2020-05-13 セイコーエプソン株式会社 物理量検出装置、電子機器及び移動体
JP2019118073A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 セイコーエプソン株式会社 振動デバイス、振動デバイスの製造方法、電子機器および移動体
JP7272836B2 (ja) * 2019-03-19 2023-05-12 住友重機械工業株式会社 センサ、センサ固定構造

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006229877A (ja) * 2005-02-21 2006-08-31 Seiko Epson Corp 圧電デバイス
JP2007278920A (ja) * 2006-04-10 2007-10-25 Epson Toyocom Corp 圧電デバイス
JP2009044753A (ja) * 2008-09-26 2009-02-26 Epson Toyocom Corp 圧電発振器
JP2011169607A (ja) * 2010-02-16 2011-09-01 Seiko Epson Corp 圧電デバイス、振動ジャイロ

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2500523B2 (ja) * 1990-12-28 1996-05-29 日本電装株式会社 基板および基板の製造方法
JP2000133815A (ja) * 1998-10-23 2000-05-12 Toyota Motor Corp 半導体装置の製造方法
DE60044293D1 (de) * 1999-03-25 2010-06-10 Draper Lab Charles S Dynamisch ausbalancierte mikroelektromechanische vorrichtungen
JP2005292079A (ja) * 2004-04-05 2005-10-20 Seiko Epson Corp 圧電デバイス、及び圧電発振器
JP4044546B2 (ja) * 2004-09-29 2008-02-06 Hoya株式会社 磁気ディスク及びその製造方法
JP2006105614A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Seiko Epson Corp 振動型ジャイロスコープ、及び振動型ジャイロスコープの製造方法
JP2006211468A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Sanyo Electric Co Ltd 半導体センサ
JP2007285879A (ja) * 2006-04-17 2007-11-01 Seiko Epson Corp 角速度センサおよびその製造方法
JP4144640B2 (ja) * 2006-10-13 2008-09-03 オムロン株式会社 振動センサの製造方法
JP5737848B2 (ja) * 2010-03-01 2015-06-17 セイコーエプソン株式会社 センサーデバイス、センサーデバイスの製造方法、モーションセンサー及びモーションセンサーの製造方法
JP2011259120A (ja) * 2010-06-08 2011-12-22 Seiko Epson Corp 振動片、周波数調整方法、振動子、振動デバイス、および電子機器
JP5678727B2 (ja) * 2011-03-03 2015-03-04 セイコーエプソン株式会社 振動デバイス、振動デバイスの製造方法、電子機器

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006229877A (ja) * 2005-02-21 2006-08-31 Seiko Epson Corp 圧電デバイス
JP2007278920A (ja) * 2006-04-10 2007-10-25 Epson Toyocom Corp 圧電デバイス
JP2009044753A (ja) * 2008-09-26 2009-02-26 Epson Toyocom Corp 圧電発振器
JP2011169607A (ja) * 2010-02-16 2011-09-01 Seiko Epson Corp 圧電デバイス、振動ジャイロ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9159905B2 (en) 2012-06-08 2015-10-13 Seiko Epson Corporation Electronic device, electronic apparatus, mobile unit, and method of manufacturing electronic device

Also Published As

Publication number Publication date
CN103363975A (zh) 2013-10-23
JP6010968B2 (ja) 2016-10-19
CN103363975B (zh) 2016-08-31
US20130255387A1 (en) 2013-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6010968B2 (ja) 振動デバイス及び振動デバイスの製造方法
US9088262B2 (en) Vibrating device, method for manufacturing vibrating device, and electronic apparatus
JP3826875B2 (ja) 圧電デバイスおよびその製造方法
JP5838543B2 (ja) センサーデバイス、モーションセンサー、および電子機器
JP5538974B2 (ja) 電子デバイスパッケージの製造方法及び電子デバイスパッケージ
US11152911B2 (en) Piezoelectric resonator device
JP2014143288A (ja) 電子デバイス、発振器及び電子デバイスの製造方法
JP2013253895A (ja) 電子デバイス、電子機器、移動体、および電子デバイスの製造方法
JP3937627B2 (ja) 水晶振動子及びその製造方法
JP5129005B2 (ja) 圧電振動子及び圧電素子の製造方法並びに圧電振動子の製造方法
JP5682361B2 (ja) 振動デバイス、振動デバイスの製造方法、モーションセンサー、および電子機器
JP2013046167A (ja) 振動デバイス、及び振動デバイスの製造方法
JP5152012B2 (ja) 圧電振動デバイスおよび圧電振動デバイスの製造方法
US7876168B2 (en) Piezoelectric oscillator and method for manufacturing the same
JP5251224B2 (ja) 圧電振動デバイスの製造方法および圧電振動デバイス
JP2008034515A (ja) 電子装置およびパッケージ
JP5440148B2 (ja) 圧電デバイスの製造方法
JP2009165102A (ja) 圧電発振器および圧電発振器の製造方法
JP2013046168A (ja) 振動デバイスの製造方法
JP2009225220A (ja) 圧電デバイスおよびその製造方法
JP2019175962A (ja) パッケージ及びパッケージの製造方法
JP4454145B2 (ja) 電子部品収納用セラミックパッケージ及び電子部品装置
JP6222327B2 (ja) 電子デバイスの製造方法
JP2010177984A (ja) 圧電振動子および圧電デバイス
JP2008011309A (ja) 圧電発振器

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150107

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160419

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160609

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160617

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160905

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6010968

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150