JP2008034515A - 電子装置およびパッケージ - Google Patents

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康男 江渕
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    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/161Cap
    • H01L2924/162Disposition
    • H01L2924/16235Connecting to a semiconductor or solid-state bodies, i.e. cap-to-chip

Abstract

【課題】 小型で信頼性の高い電子装置およびパッケージを提供する。
【解決手段】 第1および第2の凹部11、12を有し、第1の凹部11の近傍に第1電極パッド13が形成され、第2の凹部12の近傍に第1電極パッド13を取り囲む第1ガスケット14が形成された第1基板15と、第1基板15に載置された電子部品22と、第1電極パッド13と対応するように、第2電極パッド16が形成され、第1ガスケット14と対応するように、第2電極パッド16を取り囲む第2ガスケット17が形成された第2基板18とを具備する。第1および第2電極パッド13、16、第1および第2ガスケット14、17を、それぞれ共晶接合して第1基板15に第2基板18を固着し、共晶接合部23、24からはみ出した共晶材25、26を第1および第2の凹部11、12に引き込んで、短絡を防止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子装置およびパッケージに関する。
電子装置には、電子部品と、電子部品が載置され、外部に電気的に接続するための接続手段と、外部からの影響を防ぐための防護手段とを有するパッケージで構成されているものがある。
例えば、高周波フィルターとして用いられるFBAR(Film Bulk Acoustic Resonator)素子を搭載した電子装置は、接続手段として電極パッドと、防護手段として気密封止用ガスケットとが形成された第1基板にFBAR素子を載置し、同じく電極パッドとガスケットとが形成された第2基板を第1基板に対向させて、電極パッドおよびガスケット同士をそれぞれ接続したものが知られている。
然しながら、この様な電子装置は、例えば電極パッドおよびガスケットを共融させて接続する場合に、共融接続部からはみ出した共融材が流出して、隣接する電極パッド間や、電極パッドとガスケット間を短絡させる恐れがあるため、信頼性が低いという問題がある。
短絡を防止するためには、隣接する電極パッド間の距離、および電極パッドとガスケット間の距離を、それぞれ共融材が流出しても短絡しない程度に確保する必要があるため、パッケージの小型化が難しいという問題がある。
一方、半導体チップをダイボンディングパッドにハンダを介して固着する場合には、過剰なハンダを吸収させる方法が知られている(例えば特許文献1または特許文献2参照。)。
特許文献1に開示された方法は、放射状の複数の溝が形成されたダイボンディングパッド上にクリーム状のハンダを塗布し、ハンダを溶融させることにより半導体チップを固着している。
これにより、放射状の溝に半導体チップを固着するのに不必要な過剰なハンダを吸収させ、ダイボンディングパッド周辺の回路にハンダが流出するのを防止している。
特許文献2に開示された方法は、金属基板上に形成され、電極がハンダ付けされる広面パターンにおいて、広面パターンの外周近傍に凹部が設けられている。
これにより、広面パターンに盛られたハンダに電極を固着する際に、過剰なハンダが凹部に貯留されて、外部に流出するのを防止している。
然しながら、特許文献1または特許文献2に開示された方法は、電極パッドおよびガスケットを同時に共融させて接続する場合については、何ら開示していない。
特開平5−243287号公報 実開平2−58368号公報
本発明は、小型で信頼性の高い電子装置およびパッケージを提供する。
本発明の一態様の電子装置は、第1および第2の凹部を有し、前記第1の凹部の近傍に第1電極パッドが形成され、前記第2の凹部の近傍に前記第1電極パッドを取り囲む第1ガスケットが形成された第1基板と、前記第1基板の前記第1ガスケットの内側に載置され、前記第1電極パッドに電気的に接続された電子部品と、前記第1電極パッドと対応するように、前記電子部品を外部に電気的に接続するための第2電極パッドが形成され、前記第1ガスケットと対応するように、前記第2電極パッドを取り囲む第2ガスケットが形成された第2基板と、を具備し、前記第1電極パッドと前記第2電極パッドが共晶接合され、前記第1ガスケットと前記第2ガスケットが共晶接合され、前記第1基板に前記第2基板が固着されていることを特徴としている。
本発明の一態様のパッケージは、第1および第2の凹部を有し、前記第1の凹部の近傍に第1電極パッドが形成され、前記第2の凹部の近傍に前記第1電極パッドを取り囲む第1ガスケットが形成された第1基板と、前記第1電極パッドと対応するように、第2電極パッドが形成され、前記第1ガスケットと対応するように、前記第2電極パッドを取り囲む第2ガスケットが形成され、前記第2電極パッドを外部に電気的接続するための外部端子が形成された第2基板と、を具備し、前記第1電極パッドと前記第2電極パッドを共晶接合し、前記第1ガスケットと前記第2ガスケットを共晶接合し、前記第1基板に前記第2基板が固着されることを特徴としている。
本発明によれば、小型で信頼性の高い電子装置およびパッケージが得られる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施例1に係る電子装置を示す図断面図である。本実施例は、電子部品として、高周波フィルターとして用いられ、圧電性薄膜を電極で挟んだ構造のFBAR(Film Bulk Acoustic Resonator)素子を搭載した電子装置の場合である。
始めに、本実施例の電子装置のパッケージについて説明する。
図1に示すように、電子装置10のパッケージは、第1の凹部11および第2の凹部12を有し、第1の凹部11の近傍に第1電極パッド13が形成され、第2の凹部12の近傍に第1電極パッド13を取り囲む第1ガスケット14が形成された第1基板15と、第1電極パッド13と対応するように、第2電極パッド16が形成され、第1ガスケット14と対応するように、第2電極パッド16を取り囲む第2ガスケット17が形成された第2基板18と、を具備している。
更に、第2基板18には、第2電極パッド16が形成されている面と反対側の面に、第2基板18を貫通したビア19を介して第2電極パッド16に接続された電極端子20が形成されている。
また、第1基板15には、中央部に第3の凹部21が形成されている。FBAR素子22は、第3の凹部21をキャビティとして第3の凹部21を跨ぐように第1基板15に載置される。
第1基板15は、例えば厚さ150μm程度のシリコン基板であり、第2基板18は、例えば厚さ100μm程度のセラミックス基板である。
第1電極パッド13は、例えば膜厚10μm程度の矩形状の金(Au)膜であり、第1ガスケット14は、例えば膜厚10μm程度の矩形枠状の金(Au)膜である。
第2電極パッド16は、例えば膜厚10μm程度の矩形状の金錫合金(AuSn)膜であり、第2ガスケット17は、例えば膜厚10μm程度の矩形枠状の金錫合金(AuSn)膜である。
第1電極パッド13と第1ガスケット14の膜厚は等しく、且つ第2電極パッド16と第2ガスケット17の膜厚は等しいことが望ましい。
第1の凹部11は、矩形状の第1電極パッド13の一辺に沿って(外周の外側)第1基板15に形成された、例えば深さ30μm、幅20μm程度の溝である。
第2の凹部12は、矩形枠状の第1ガスケット14の外周の一辺に沿って(外周の外側)第2基板18に形成された、例えば深さ50μm、幅30μm程度の溝である。
第1基板15と第2基板18は、第1基板15に形成された第1電極パッド13と第2基板18に形成された第2電極パッド16とを当接させて共晶接合し、第1基板15に形成された第1ガスケット14と第2基板18に形成された第2ガスケット17とを当接させて共晶接合することにより固着される。
第1および第2の凹部11、12は、共晶反応により溶融した共晶接合部23、24からはみ出した液状の共晶材(AuSn合金)25、26を引き込んで貯留する貯留部である。
即ち、共晶接合部23、24からはみ出した液状の共晶材25、26が、隣接した第1電極パッド13の間、あるいは第1電極パッド13と第1ガスケット14との間に流出し、短絡が生じるのを防止するためのものである。
次に、上記構造のパッケージを用いた電子装置10について説明する。
図1に示すように、電子装置10は、FBAR素子22が第1基板15の中央部に形成された第3の凹部21を跨ぐように載置されている。
FBAR素子22の下側の電極22aは一方(図の左辺側)の第1電極パッド13に接続され、FBAR素子22の上側の電極22bは他方(図の右辺側)の第1電極パッド13に接続されている。
FBAR素子22を載置した第1基板15と第2基板18は、第1電極パッド13と第2電極パッド16の共晶接合部23と、第1ガスケット14と第2ガスケット17の共晶接合部24を介して固着されている。
図2は第1電極パッド13と第2電極パッド16、第1ガスケット14と第2ガスケット17が共晶接合された後の状態を、第1および第2の凹部11、12を有しない従来例と比較して示す図で、図2(a)が本実施例、図2(b)が従来例である。
始めに、第1および第2の凹部11、12を有しない従来例について説明する。
図2(b)に示すように、第1基板15と第2基板18を加圧しながら金錫の共晶温度(〜310℃)に加熱して熱圧着すると、第1および第2電極パッド13、16の共晶反応により溶融した共晶接合部23が押し潰されてAuSn合金(共晶材)25a、25bがはみ出し、粒状になって周囲に付着する。
同様に、第1および第2ガスケット14、17の共晶反応により溶融した共晶接合部24が押し潰されてAuSn合金(共晶材)26a、26bがはみ出し、粒状になって周囲に付着する。
周囲に付着した粒状のAuSn合金25bと粒状のAuSn合金26aは、第1基板15上に流動して接触することにより、第1電極パッド13と第1ガスケット14との間に短絡部27が生じる。
同様に、周囲に付着した粒状のAuSn合金25a、25bは、第1電極パッド13と隣接した第1電極パッド(図示せず)との間に短絡を生じさせる。
一方、図2(a)に示すように、第1および第2の凹部11、12を有する本実施例では、第1電極パッド13の一辺に沿って第1の凹部11が形成されているので、はみ出した液状のAuSn合金25は表面張力により第1の凹部11に向かって流出し、第1の凹部11に引き込まれ、第1の凹部11内に貯留される。
これにより、第1電極パッド13と隣接した第1電極パッド(図示せず)との間に短絡が生じるのを防止することが可能である。
同様に、第1ガスケット14の外周の一辺に沿って第2の凹部12が形成されているので、はみ出した液状のAuSn合金26は表面張力により第2の凹部12に向かって流出し、第2の凹部12に引き込まれ、第2の凹部12内に貯留される。
これにより、第1電極パッド13と第1ガスケット14との間に短絡が生じるのを防止することが可能である。
はみ出した液状のAuSn合金25、26は表面張力により、それぞれ第1の凹部11および第2の凹部12に向かって流出し、第1の凹部11および第2の凹部12に引き込まれるので、第1の凹部11および第2の凹部12が形成される位置は特に限定されず、且つ、第1の凹部11と第1電極パッド13との距離および第2の凹部12と第1ガスケット14との距離も特に限定されない。
図3は第1の凹部11および第2の凹部12の形成可能な位置を示す図で、図3(a)は第1の凹部11を示す平面、図3(b)第2の凹部12の位置を示す平面図である。
図3(a)に示すように、第1の凹部11は矩形状の第1電極パッド13の4辺13a、13b、13c、13dから、FBAR素子22の配線22aと接続された辺13cを除いた3辺13a、13b、13dに沿って、第1の凹部11の他に、破線で示す第1の凹部11b、11cをそれぞれ形成することができる。
図3(b)に示すように、第2の凹部12は矩形枠状の第1ガスケット14の外側の4辺14a、14b、14c、14dに沿って、第2の凹部12の他に、破線で示す第2の凹部12b、12c、12dをそれぞれ形成することができる。
図4は第1の凹部11と第1電極パッド13との位置関係を示す断面図で、図4(a)は第1の凹部11と第1電極パッド13が重なっている場合の断面図、図4(b)は第1の凹部11と第1電極パッド13が離間している場合の断面図である。
図4(a)に示すように、第1の凹部11と第1電極パッド13が重なっているため、第1の凹部11の第1電極パッド13側の側壁にも金(Au)膜28が付着している。
第1電極パッド13と第2電極パッド14を共晶接合すると、破線で示すように共晶材25が、金膜28に沿って矢印のように第1の凹部11内に引き込まれ、貯留される。
図4(b)に示すように、第1の凹部11と第1電極パッド13が離間していても、第1電極パッド13と第2電極パッド14を共晶接合すると、破線で示すように共晶材25が、第1基板15の表面を伝わって矢印のように第1の凹部11内に引き込まれ、貯留される。
なお、第2の凹部12と第1ガスケット14との位置関係についても図4と同様であり、説明は省略する。
これにより、FBAR素子22が電極端子20に電気的に接続され、FBAR素子22が気密封止された電子装置10が得られる。
次に、上記構造のパッケージを用いた電子装置10の製造工程について説明する。
図5は複数の第1基板15が一括して形成されたシード状の基台を示す平面図、図6は複数の第2基板18が一括して形成されたシード状の基台を示す平面図である。
図5に示すように、第1基板15は、複数の第1基板15を格子状に配列し、シート状の基台30に一括して形成される。
具体的には、シート状の基台30として厚さ150μmのシリコンウェーハを用意し、シリコンウェーハ上にシリコン酸化膜を形成し、第1乃至第3の凹部11、12、21に対応する開口パターンを有するレジスト膜を形成し、レジスト膜をマスクとしてシリコン基板を所定の深さまでエッチングし、第1乃至第3の凹部11、12、21を形成する。
次に、第1基板11に、第1電極パッド13および第1ガスケット14に対応する開口パターンを有するレジスト膜を形成し、レジスト膜をマスクとして、例えば電界メッキ法によりAu/Ni(ニッケル)膜をトータル10μm程度メッキし、第1電極パッド13および第1ガスケット14を形成する。
図6に示すように、第2基板18は、複数の第2基板18を格子状に配列し、シート状の基台31に一括して形成される。
具体的には、シート状の基台31として貫通孔が形成された、厚さ100μmの未焼結セラミックス基板を用意し、上面に第2電極パッド16と、第2ガスケット17を、例えばAuSn/Au/Ni/Pd(パラジウム)膜をトータル10μm程度電界メッキすることによりそれぞれ形成し、下面に電極端子20を、Au/Ni膜を電界メッキすることにより形成する。ここで、PdはAuの拡散防止膜として機能している。
次に、貫通孔の内壁に、例えば銀を電界メッキすることにより第2基板18を貫通する接続部29、30、および接続部31、32の下部を形成する。これにより、第2電極パッド14と電極端子20とが電気的に接続される。
次に、未焼結セラミックス基板を低温焼結することにより、複数の第2基板18が格子状に配列されたシート状の基台31が得られる。
次に、例えば乾燥不活性ガス雰囲気中で、シート状の基台30にシート状の基台31を、第1電極パッド13と第2電極パッド16が対向して当接し、第1ガスケット14と第2ガスケット17が対向して当接するように重ねる。
次に、重ねたシート状の基台30とシート状の基台31を熱圧着して、第1および第2電極パッド13、16と、第1および第2ガスケット14、17を共晶接合し、シート状の基台30とシート状の基台31を固着する。
次に、固着されたシート状の基台30、31を、例えばブレードで各個片に分割する。
これにより、図1に示す第1基板15と第2基板18とを一体化したパッケージにFBAR素子22搭載した電子装置10を製造することが可能である。
以上説明したように、本実施例の電子装置10は、第1基板15には、第1電極パッド13の一辺に沿った第1の凹部11と、第1ガスケット14の外周の1辺に沿った第2の凹部12が形成されている。
その結果、第1および第2電極パッド13、16、第1および第2ガスケット14、17をそれぞれ共晶接合する際に、溶融した共晶接合部23、24が押し潰されてはみ出した共晶材25、26を第1および第2の凹部11、12に引き込み、隣接した第1電極パッド13の間、および第1電極パッド13と第1ガスケット14との間に短絡が生じるのを防止することができる。
従って、隣接した第1電極パッド13の間、および第1電極パッド13と第1ガスケット14との間を短絡が防止できる距離だけ離間させる必要がなく、小型で信頼性の高い電子装置10が得られる。
ここでは、電子部品がFBAR素子22である場合について説明したが、第1基板15を直接加工して形成できるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)素子でも構わない。
更には、例えば上面にバンプを有するフリップチップタイプのシリコン半導体チップとすることもできる。
第1電極パッド13を第1基板15の中央部へ延伸して接続パッドを形成し、接続パッドにシリコン半導体チップをフリップチップボンディングすることができる。この場合は、第3の凹部21は不要である。
また、第1および第2の凹部11、12を第1基板15に形成した場合について説明したが、第1および第2の凹部11、12を第2基板18に形成することもできる。
図7は本発明の実施例2に係る電子装置の第1凹部と第1電極パッドとの位置関係を示す図で、図7(a)はその平面図、図7(b)は図7(a)のA−A線に沿って切断し矢印方向に眺めた断面図、図7(c)は共晶接合された後の状態を示す断面図である。
本実施例において、上記実施例1と同一の構成部分には同一符号を付してその部分の説明は省略し、異なる部分について説明する。
本実施例が実施例1と異なる点は、第1の凹部が第1電極パッドの外周の内側に形成されていることにある。
即ち、図7(a)に示すように、本実施例の電子装置40は、第1基板41上に、第1の凹部42を覆うように第1電極パッド43が形成されている。
これにより、図7(b)に示すように、第1電極パッド43の一部は第1の凹部42に埋め込まれ、第1電極パッド43の表面は窪んでいる。
図7(c)に示すように、第1電極パッド43に第2電極パッド44を当接させ、加圧・加熱して共晶接合すると、共晶接合部45からはみ出した共晶材46が第1の凹部42による窪みに引き込まれるので、共晶材46を第1の凹部42による窪み内に貯留することが可能である。
なお、第2の凹部(図示せず)と第1ガスケット(図示せず)との位置関係についても図7と同様であり、説明は省略する。
以上説明したように、本実施例では、第1の凹部42が第1電極パッド43の外周の内側に形成されているので、第1の凹部42と第1電極パッド43のスペースが共有され、電子装置40のサイズを小さくできる利点がある。
ここでは、第1の凹部42が第1電極パッド43の外周の内側に形成されている場合について説明したが、図7(a)に示すように、第1の凹部47を第1電極パッド43の外周の両側にかけて形成しても構わない。
これにより、第1の凹部47の一部が開口するので、共晶接合部45からはみ出した共晶材46が第1の凹部47による窪みに引き込まれる際に、窪み内のガスがスムーズに外部に排出できる利点がある。
図8は本発明の実施例3に係る電子装置を示す断面図である。
本実施例において、上記実施例1と同一の構成部分には同一符号を付してその部分の説明は省略し、異なる部分について説明する。
本実施例が実施例1と異なる点は、第1電極パッドおよび第1ガスケットの外周部に切り欠きを形成したことにある。
即ち、図8に示すように、本実施例の半導体装置50は、第1の切り欠き51を有する第1電極パッド52と、第1電極パッド52を取り囲み、第2の切り欠き53を有する第1ガスケット54が形成された第1基板55を具備している。
第1の切り欠き51を有する第1電極パッド52と第2電極パッド16が共晶接続され、第2の切り欠き53を有する第1ガスケット54し第2ガスケット17が共晶接続され、第1基板55に第2基板18が固着されている。
共晶接続23、24からはみ出した共晶材56、57は、第1および第2の切り欠き51、53内に貯留されている。
図9は、第1および第2の切り欠き51、53を示す図で、図9(a)は第1電極パッド52に形成された第1の切り欠き51を示す平面図、図9(b)は第1ガスケット54に形成された第2の切り欠き53を示す平面図である。
図9(a)に示すように、第1電極パッド52の第1の切り欠き51は、第1電極パッド52の辺52aの内側が外部との連接部を有する矩形状に切り欠かれている。
図9(b)に示すように、第1ガスケット54の第2の切り欠き53は、第1ガスケット54の外周の辺54aに沿って内側が矩形状に切り欠かれている。
第1および第2電極パッド52、16、第1および第2ガスケット14、17をそれぞれ当接させ、加圧・加熱して共晶接合すると、共晶部23、24からはみ出した共晶材56、57はそれぞれ第1および第2の切り欠き51、53に吸い込まれ、共晶材56、57を第1および第2の切り欠き51、53内に貯留することが可能である。
第1および第2の切り欠き51、53は外部に開口しているので、内部のガスは共晶材56、57の流入によりスムーズに外部に排出される。
以上説明したように、本実施例では、第1電極パッド52に第1の切り欠き51を形成し、第1ガスケット54に第2の切り欠き53を形成し、共晶接合部23、24からはみ出した共晶材56、57を、第1および第2の切り欠き51、53に引き込み、貯留することができる。
従って、第1および第2の凹部11、12が不要であり、電子装置50のサイズを小さくすることができ利点がある。
更に、第1および第2の切り欠き51、53は、電界メッキにより第1電極パッド52、第1ガスケット54と同時に形成されるので、電子装置50の製造工程を短縮することができる利点がある。
ここでは、第1の切り欠き51は、第1電極パッド52の辺52aを切り欠いた場合について説明したが、辺52bまたは辺52dを切り欠いても構わない。
同様に、第2の切り欠き53は、第1ガスケット54の辺54aを切り欠いた場合について説明したが、辺54b乃至辺54dのいずれを切り欠いても構わない。
また、第1の切り欠き51が、矩形状である場合について説明したか、例えば図10(a)に示すように、コーナを切り欠いてもよく、図10(b)に示すように、櫛の歯状に切り欠いてもよい。第2の切り欠き53についても同様である。
更に、第1の切り欠き51を第1電極パッド52に、第2の切り欠き53を第1ガスケット54に形成した場合について説明したが、第1の切り欠き51を第2電極パッド16に、第2の切り欠き53を第2ガスケット17に形成することもできる。
本発明の実施例1に係る電子装置を示す断面図。 本発明の実施例1に係る電子装置の共晶接合後の状態を示す図で、図2(a)が本実施例の場合を示す断面図、図2(b)が比較例の場合を示す断面図。 本発明の実施例1に係る電子装置の第1および第2の凹部の配置可能な位置を示す平面図。 本発明の実施例1に係る電子装置の第1の凹部を示す断面図。 本発明の実施例1に係る電子装置の第1基板が一括して形成されたシート状の基台を示す平面図。 本発明の実施例1に係る電子装置の第2基板が一括して形成されたシート状の基台を示す平面図。 本発明の実施例2に係る電子装置の第1の凹部を示す図で、図7(a)はその平面図、図7(b)は図7(a)のA−A線に沿って切断し矢印方向に眺めた断面図、図7(c)は共晶接合後の状態を示す断面図。 本発明の実施例3に係る電子装置を示す断面図。 本発明の実施例3に係る電子装置の第1および第2の切り欠きを示す平面図。 本発明の実施例3に係る電子装置の別の第1の切り欠きを示す平面図。
符号の説明
10、40、50 電子装置
11、42、47 第1の凹部
12 第2の凹部
13、43、52 第1電極パッド
14、54 第1ガスケット
15、41、55 第1基板
16、44 第2電極パッド
17 第2ガスケット
18 第2基板
19 ビア
20 電極端子
21 第3の凹部
22 FBAR素子
23、24、45 共晶接合部
25、26、46、56、57 共晶材
27 短絡部
30、31 シート状の基台
51 第1の切り欠き
53 第2の切り欠き

Claims (5)

  1. 第1および第2の凹部を有し、前記第1の凹部の近傍に第1電極パッドが形成され、前記第2の凹部の近傍に前記第1電極パッドを取り囲む第1ガスケットが形成された第1基板と、
    前記第1基板の前記第1ガスケットの内側に載置され、前記第1電極パッドに電気的に接続された電子部品と、
    前記第1電極パッドと対応するように、前記電子部品を外部に電気的に接続するための第2電極パッドが形成され、前記第1ガスケットと対応するように、前記第2電極パッドを取り囲む第2ガスケットが形成された第2基板と、
    を具備し、
    前記第1電極パッドと前記第2電極パッドが共晶接合され、前記第1ガスケットと前記第2ガスケットが共晶接合され、前記第1基板に前記第2基板が固着されていることを特徴とする電子装置。
  2. 前記第1および第2の凹部が、前記共晶接合部からはみ出した共晶材を引き込んで貯留する貯留部であることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記第1の凹部が前記第1電極パッドの外周の外側または内側に、あるいは両側にかけて形成された第1の溝であり、前記第2の凹部が前記第1ガスケットの外周の外側または内側に、あるいは両側にかけて形成された第2の溝であることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  4. 前記第1電極パッドおよび前記第1ガスケットのいずれか、または両方の外周部に切り欠きが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  5. 第1および第2の凹部を有し、前記第1の凹部の近傍に第1電極パッドが形成され、前記第2の凹部の近傍に前記第1電極パッドを取り囲む第1ガスケットが形成された第1基板と、
    前記第1電極パッドと対応するように、第2電極パッドが形成され、前記第1ガスケットと対応するように、前記第2電極パッドを取り囲む第2ガスケットが形成され、前記第2電極パッドを外部に電気的接続するための外部端子が形成された第2基板と、
    を具備し、
    前記第1電極パッドと前記第2電極パッドを共晶接合し、前記第1ガスケットと前記第2ガスケットを共晶接合し、前記第1基板に前記第2基板が固着されることを特徴とするパッケージ。

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