JP2013187702A - 電子部品の製造方法、電子部品および電子機器 - Google Patents

電子部品の製造方法、電子部品および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】機能素子を収納する収納空間の気密性をより高度に確保することのできる電子部品の製造方法を提供する。
【解決手段】電子部品の製造方法は、ベース基板100に複数の振動素子を実装する実装工程と、複数の振動素子を覆うように、蓋体用基板200をベース基板100に低融点ガラス300を介して重ね合わせる蓋体用基板載置工程と、ベース基板100と蓋体用基板200の積層体400を、その厚さ方向の両側から一対の押圧板910、920によって押圧する押圧工程と、積層体400内の振動素子が収容された収納空間を減圧する減圧工程と、ベース基板100と蓋体用基板200とを接合する溶融工程と、積層体400を個片化する個片化工程と、を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、電子部品の製造方法、電子部品および電子機器に関するものである。
例えば、従来から、パッケージ内に形成された収納空間に振動素子等の機能素子を収納した電子部品が知られている。また、このような電子部品の製造方法として、特許文献1に記載の方法が知られている。
特許文献1に記載の製造方法は、複数の凹部を有し、各凹部に圧電振動片が搭載されたセラミック基板を用意する工程と、低融点ガラスが塗布された板状のリッドをセラミック基板に重ね合わせる工程と、各凹部の内部を窒素置換する工程と、付勢手段によってリッドをセラミック基板に押し付けつつ、低融点ガラスを溶融させてリッドとセラミック基板とを接合する工程とを有している。
しかしながら、特許文献1の製造方法では、ベースが何らかの部材に当て付けられておらず、リッドの上に重ねて配置されているだけなので、付勢手段の付勢力によってベースが不本意に撓んでしまい、凹部(収納空間)の封止精度の低い電子部品が製造されてしまうという問題がある。
特開2006−005019号公報
本発明の目的は、機能素子を収納する収納空間の気密性をより高度に確保することのできる電子部品の製造方法、この製造方法により製造された信頼性の高い電子部品、および、この電子部品を備えた信頼性の高い電子機器を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本発明の電子部品の製造方法は、ベース基板に複数の機能素子を実装する工程と、
前記複数の機能素子を覆うように、蓋体用基板を前記ベース基板にガラス材料を介して重ね合わせる工程と、
前記ベース基板と前記蓋体用基板との積層体を、その積層方向の両側から押圧部材によって押圧する工程と、
前記積層体内の前記機能素子が収容されている空間を減圧する工程と、
前記ベース基板と前記蓋体用基板とを接合するために、前記ガラス材料を溶融させる工程と、
前記積層体を個片化する工程と、
を含むことを特徴とする。
これにより、機能素子を収納する収納空間の気密性をより高度に確保することのできる電子部品の製造方法を提供することができる。
[適用例2]
本発明の電子部品の製造方法は、表面にガラス材料が配置されているベース基板に複数の機能素子を実装する工程と、
前記ガラス材料を溶融させる工程と、
前記機能素子の雰囲気を減圧する工程と、
前記機能素子を覆うように、蓋体用基板を前記ベース基板に前記ガラス材料を介して重ね合わせる工程と、
前記ベース基板と前記蓋体用基板との積層体を、その厚さ方向の両側から押圧部材によって押圧する工程と、
前記積層体を個片化する工程と、
を含むことを特徴とする。
これにより、機能素子を収納する収納空間の気密性をより高度に確保することのできる電子部品の製造方法を提供することができる。
[適用例3]
本発明の電子部品の製造方法では、前記溶融させる工程は、前記ガラス材料の融点より低い温度で加熱する工程と、前記ガラス材料の融点よりも高い温度で加熱する工程とを含むことが好ましい。
これにより、収納空間内に発生するガスをより少なくすることができるため、より信頼性の高い電子部品が得られる。
[適用例4]
本発明の電子部品の製造方法では、前記蓋体用基板の厚さは、前記ベース基板の厚さの1/2以下であることが好ましい。
これにより、ベース基板の変形を防止しつつ、蓋体用基板をベース基板に倣わせて変形させることができる。
[適用例5]
本発明の電子部品の製造方法では、前記ガラス材料には、封止温度よりも融点が高いギャップ材が含まれていることが好ましい。
これにより、ベース基板と蓋体用基板との間からガラス材料が押し出されるのを抑制することができるため、ベース基板と蓋体用基板とをより確実に接合することができる。
[適用例6]
本発明の電子部品の製造方法では、前記基板を配置する工程では、仮焼成されたガラス材料を介して前記蓋体用基板を前記ベース基板に重ね合わせることが好ましい。
これにより、予め、ガラス材料が脱ガス化されているため、後の工程にて収納空間内に発生するガスの量を低減することができる。
[適用例7]
本発明の電子部品の製造方法では、前記ガラス材料の厚みは、前記ギャップ材の外形寸法よりも大きいことが好ましい。
これにより、ベース基板と蓋体用基板の間に十分な量のガラス材料を存在させることができ、ベース基板と蓋体用基板とをより確実に接合することができる。
[適用例8]
本発明の電子部品の製造方法では、前記ベース基板と前記蓋体用基板とは、同じ材料であることが好ましい。
これにより、設計が簡単となる。また、熱膨張により発生する歪みの少ないパッケージが得られるため、機能素子に不本意な応力が加わり難く、信頼性の高い電子部品となる。
[適用例9]
本発明の電子部品の製造方法では、前記ベース基板は、一方の面に開放する凹部を有し、
前記実装する工程では、前記機能素子を前記凹部内に実装し、
前記基板を配置する工程では、前記蓋体用基板を前記凹部の開口を塞ぐように前記ベース基板に重ね合わせることが好ましい。
これにより、ベース基板および蓋体用基板で形成されるパッケージの構成が簡単となる。
[適用例10]
本発明の電子部品の製造方法では、前記蓋体用基板には、一方の面に開放する凹部を有し、
前記基板を配置する工程では、前記凹部内に前記機能素子が収容されるように、前記蓋体用基板を前記ベース基板に重ね合わせることが好ましい。
これにより、ベース基板および蓋体用基板で形成されるパッケージの構成が簡単となる。
[適用例11]
本発明の電子部品の製造方法では、前記積層体と前記押圧部材との間に、緩衝材が配置されていることが好ましい。
これにより、容易に、蓋体用基板をベース基板に倣わせて変形させることができる。そのため、収納空間の気密性をより確実に確保することができる。
[適用例12]
本発明の電子部品の製造方法では、前記押圧部材の前記積層体を押圧する面の平面度は、50μm以下であることが好ましい。
これにより、ベース基板および蓋体用基板の不本意な変形(反り、撓み)を抑制することができる。
[適用例13]
本発明の電子部品の製造方法では、前記一対の押圧部材の前記積層体を押圧する面の平行度を変化させることができることが好ましい。
これにより、容易に、蓋体用基板をベース基板の形状に倣わせて変形させることができる。
[適用例14]
本発明の電子部品の製造方法では、前記押圧部材を加熱および冷却する手段を有していることが好ましい。
これにより、押圧部材を介して積層体(ガラス材料)を加熱することができる。
[適用例15]
本発明の電子部品の製造方法では、前記押圧部材は、それぞれ金属であることが好ましい。
これにより、積層体を効率的に加熱、冷却することができる。
[適用例16]
本発明の電子部品の製造方法では、前記一対の押圧部材の前記積層体を押圧する面間の距離を検知する手段を有していることが好ましい。
これにより、低融点ガラスの溶融を検知することができ、溶融工程の適正化を図ることができる。
[適用例17]
本発明の電子部品は、本発明の製造方法により製造されたことを特徴とする。
これにより、信頼性の高い電子部品が得られる。
[適用例18]
本発明の電子機器は、本発明の電子部品を備えることを特徴とする。
これにより、信頼性の高い電子機器が得られる。
本発明の第1実施形態にかかる電子部品の断面図である。 図1に示す振動デバイスが有する圧電素子の平面図である。 冶具を示す平面図である。 図1に示す電子部品の製造方法を示す断面図である。 図1に示す電子部品の製造方法を示す断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる電子部品の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第3実施形態にかかる電子部品の断面図である。 図7に示す電子部品の製造方法を説明するための断面図である。 図7に示す電子部品の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の電子部品を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。 本発明の電子部品を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。 本発明の電子部品を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。
以下、本発明の電子部品の製造方法、電子部品および電子機器を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態にかかる電子部品の断面図、図2は、図1に示す振動デバイスが有する振動素子の平面図、図3は、冶具を示す平面図、図4および図5は、図1に示す電子部品の製造方法を示す断面図である。なお、以下では、説明の都合上、図3〜5中の上側を「上」、下側を「下」として説明する。
1.電子部品
まず、本発明の電子部品について説明する。
図1に示すように、電子部品500は、パッケージ510と、パッケージ510内に収容された機能素子としての振動素子590とを有している。
(振動素子590)
図2(a)は、振動素子590を上方から見た平面図であり、同図(b)は、振動素子590を上方から見た透過図(平面図)である。
図2(a)、(b)に示すように、振動素子590は、平面視形状が長方形(矩形)の板状をなす圧電基板591と、圧電基板591の表面に形成された一対の励振電極593、595とを有している。
圧電基板591は、主として厚み滑り振動をする水晶素板である。本実施形態では、圧電基板591としてATカットと呼ばれるカット角で切り出された水晶素板を用いている。なお、ATカットとは、水晶の結晶軸であるX軸とZ軸とを含む平面(Y面)をX軸回りにZ軸から反時計方向に約35度15分程度回転させて得られる主面(X軸とZ’軸とを含む主面)を有するように切り出すことを言う。
このような構成の圧電基板591は、その長手方向が水晶の結晶軸であるX軸と一致する。
励振電極593は、圧電基板591の上面に形成された電極部593aと、圧電基板591の下面に形成されたボンディングパッド593bと、電極部593aおよびボンディングパッド593bを電気的に接続する配線593cとを有している。
一方、励振電極595は、圧電基板591の下面に形成された電極部595aと、圧電基板591の下面に形成されたボンディングパッド595bと、電極部595aおよびボンディングパッド595bを電気的に接続する配線595cとを有している。
電極部593a、595aは、圧電基板591を介して対向して設けられ、互いにほぼ同じ形状をなしている。すなわち、圧電基板591の平面視にて、電極部593a、595aは、互いに重なるように位置し、輪郭が一致するように形成されている。
また、ボンディングパッド593b、595bは、圧電基板591の下面の図2中右側の端部に離間して形成されている。
このような励振電極593、595は、例えば、圧電基板591上に蒸着やスパッタリングによってニッケル(Ni)またはクロム(Cr)の下地層を成膜した後、下地層の上に蒸着やスパッタリングによって金(Au)の電極層を成膜し、その後フォトリソグラフィおよび各種エッチング技術を用いて、所望の形状にパターニングすることにより形成することができる。下地層を形成することにより、圧電基板591と前記電極層との接着性が向上し、信頼性の高い振動素子590が得られる。
なお、励振電極593、595の構成としては、上記の構成に限定されず、例えば、下地層を省略してもよいし、その構成材料を他の導電性を有する材料(例えば、銀(Ag)、銅(Cu)、タングステン(W)、モリブテン(Mo)等の各種金属材料)としてもよい。
(パッケージ)
図1に示すように、パッケージ510は、上面に開放する凹部521を有するベース基板520と、凹部521の開口を塞ぐ、すなわち、凹部521を封止するリッド(蓋体用基板)530とを有している。リッド530により塞がれた凹部521内は、前述の振動素子590を収納する収納空間3として機能する。
ベース基板520およびリッド530は、共に、平面視形状が略長方形(矩形)である。
ベース基板520は、板状の基部523と、基部523の上面に設けられた枠状の枠部524とを有し、これによりベース基板520の上面の中央部に開放する凹部521が形成されている。
このようなベース基板520の構成材料としては、絶縁性を有していれば、特に限定されず、例えば、アルミナ、シリカ、チタニア、ジルコニア等の酸化物系セラミックス、窒化珪素、窒化アルミ、窒化チタン等の窒化物系セラミックス、炭化珪素等の炭化物系セラミックス等の各種セラミックスなどを用いることができる。
なお、セラミックスによりベース基板520を製造する場合、基部523の平面視形状に対応する少なくとも1枚の平板状の基板(グリーンシート)と、枠部524の平面視形状に対応する少なくとも1枚の枠状の基板(グリーンシート)とを順に積層して積層体を形成し、この積層体を焼成することにより、ベース基板520を簡単に製造することができる。
このような基部523の上面には、収納空間3に臨む一対の接続端子541、542が形成されている。また、基部523の下面には、接続端子541、542をパッケージ510の外側へ引き出すための一対の外部実装電極(図示せず)が形成されている。接続端子541と一方の外部実装電極、接続端子542と他方の外部実装電極は、それぞれ、ベース基板523を厚さ方向に貫通する導体ポスト(図示せず)を介して電気的に接続されている。
接続端子541、542や各前記外部実装電極は、例えば、タングステン(W)、モリブデン(Mo)などの金属配線材料をベース基板523上にスクリーン印刷して焼成し、その上にニッケル(Ni)、金(Au)などのめっきを施すことにより形成することができる。
リッド530は、ベース基板520の凹部521の開口を塞ぐようにして、ベース基板520に接合されている。具体的には、リッド530は、ベース基板520の上面(枠部524の上面)の全域と、低融点ガラス(ガラス材料)570を介して接合されている。これにより、リッド530によって凹部521の開口が塞がれ、気密的な収納空間3が形成されている。
リッド530の構成材料としては、特に限定されず、例えば、酸化物セラミックス、窒化物セラミックス、炭化物系セラミックス等の各種セラミックスなどを用いることができる。これらの中でも、リッド530の構成材料としては、ベース基板520と同じ材料で構成されているのが好ましい。これにより、リッド530とベース基板520の線膨張係数を等しくすることができるため、パッケージ510の昇温による撓みなどを抑制することができる。そのため、振動素子590に不本意な応力(例えば、パッケージ510の撓みにより発生する応力)が加わり難く、振動素子590の振動特性の低下を抑制することができる。その結果、精度のよい電子部品500となる。
パッケージ510の収納空間3には、振動素子590が収納されている。収納空間3に収納された振動素子590は、一対の導電性接着剤561、562を介してベース520に片持ち支持されている。
導電性接着剤561は、接続端子541とボンディングパッド593bとに接触して設けられており、これにより、導電性接着剤561を介して接続端子541とボンディングパッド593bとが電気的に接続されている。一方の導電性接着剤562は、接続端子542とボンディングパッド595bとに接触して設けられており、これにより、導電性接着剤562を介して接続端子542とボンディングパッド595bとが電気的に接続されている。
以上、電子部品500について説明したが、電子部品500が有する機能素子としては前述した振動素子590に限定されない。機能素子としては、例えば、音叉型の水晶振動子、SAW共振器、角速度検出素子、加速度検出素子等であってもよい。また、収納空間3内には、複数の機能素子が収納されていてもよい。この場合、異なる機能素子が収納されていてもよいし、同じ機能素子が収納されていてもよい。
また、機能素子の駆動を制御したり、機能素子からの信号を受信したりするICチップ等が収納されていてもよい。ICチップを収納する場合には、ICチップを機能素子の隣に並設してもよいし、ICチップをケーシングの厚さ方向に機能素子と重なるように配置してもよい。
2.電子部品の製造方法
次に、電子部品500の製造方法(本発明の製造方法)について説明するが、これに先立って、製造工程中に用いる冶具900について説明する。
−冶具−
図3に示すように、冶具900は、対向配置された一対の押圧板(押圧部材)910、920、押圧板920を支持する支持部930と、押圧板910、920を接近、離間させる移動機構940と、押圧板910、920の一方に対する他方の微小変位を検知する変位検知手段950と、押圧板910、920に挟持された対象物を加熱、冷却する加熱冷却手段960とを有している。このような冶具900は、押圧板910、920の間に対象物を挟持し、さらに、加熱冷却手段960によって対象物を加熱、冷却する装置である。
押圧板910は、後述するベース基板100を載置する部材である。このような押圧板910は、例えば板状をなしており、その上面911がベース基板100を載置する載置面を構成する。一方の押圧板920は、後述する蓋体用基板200を載置するための部材である。このような押圧板920は、例えば、板状をなしており、その下面921が蓋体用基板200を載置する載置面を構成する。
上面911および下面921は、それぞれ、平坦面で構成されている。上面911および下面921の平面度としては、特に限定されないが、それぞれ、50μm以下であるのが好ましく、10μm以下であるのがより好ましい。これにより、上面911の起伏(凹凸)に起因するベース基板100の不本意な撓みが抑制され、同様に、下面921の起伏(凹凸)に起因する蓋体用基板200の不本意な撓みが抑制される。
押圧板910、920の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、鉄、ニッケル、コバルト、金、白金、銀、銅、マンガン、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、鉛、錫、チタン、タングステン等の各種金属、またはこれらのうちの少なくとも1種を含む合金で構成されているのが好ましい。これにより、高い熱伝導度を有する押圧板910、920となり、加熱冷却手段960によって、対象物を効率的に加熱、冷却することができる。
なお、押圧板920には、蓋体用基板200を固定するための図示しない固定手段が設けられている。この固定手段としては、蓋体用基板200を下面921に固定することができれば、特に限定されないが、例えば、静電力によって蓋体用基板200を下面921に固定する構成や、爪などの押え部材によって蓋体用基板200を下面921に固定する構成を用いることができる。
支持部930は、押圧板920を図中上側から吊り下げ支持している。また、支持部930は、自在継手931を介して、押圧板920のほぼ中心を支持している。そのため、押圧板920は、自在継手を中心として、押圧板910に対して自在に姿勢を変化させることができる。すなわち、冶具900は、押圧板910に載置された積層体400を押圧する面(押圧板920の下面)の平行度を変化させることができるように構成されている。これにより、後述するように、ベース基板100と蓋体用基板200とをより確実に密着させることができる。
移動機構940は、押圧板920を押圧板910に対して接近または離間させるとともに、押圧板910、920の離間距離を維持することができる構成となっている。移動機構940の構成としては、上述のような機能を発揮することができれば、特に限定されないが、例えば、押圧板910に回転自在に設けられるとともに、押圧板920に螺合するネジ941を備えた構成とすることができる。このような構成によれば、例えば、ネジ941を回転させれば、押圧板920が押圧板910に対して接近または離間し、ネジ941の回転を止めれば、押圧板910、920の相対的位置関係が維持される。なお、ネジ941は、図示しない駆動源の制御によって行ってもよいし、使用者が手動で行ってもよい。
変位検知手段950は、押圧板910、920の積層体400を押圧する面間の距離を検知する機能を有している。言い換えると、変位検知手段950は、押圧板910、920の一方に対する他方の微小変位(1μm〜50μm程度の変位)を検知する機能を有している。このような変位検知手段950の構成としては、上記の機能を発揮することができれば、特に限定されないが、本実施形態では、押圧板910、920の離間距離を常時または周期的に測定し、その離間距離の変化に基づいて前記微小変位を検知する。
本実施形態の変位検知手段950は、例えば、光学式、超音波式、レーザー光線式等の各種距離計951を有している。この距離計951は、押圧板910に固定されており、押圧板920に向けて光(超音波、レーザー光線)を出射し、押圧板920で反射された光を受光する。そして、距離計951は、光を出射した時刻と、その反射光を受光した時刻との時間差に基づいて押圧板910、920の離間距離を検知する。このような離間距離の検知を常時または周期的に行い、検知した離間距離の変化から、押圧板910、920の一方に対する他方の微小変位を検知する。
加熱冷却手段960は、押圧板910、920に挟持された対象物を加熱、冷却する機能を有する。このような加熱冷却手段960は、押圧板910、920をそれぞれ加熱する加熱機構961と、押圧板910、920をそれぞれ冷却する冷却機構962とを有しており、押圧板910、920を介してこれらに挟持された対象物を加熱、冷却するように構成されている。
加熱機構961としては、押圧板910、920を加熱することができれば、特に限定されないが、例えば、ラバーヒーター等の伝熱ヒーターを用いることができる。加熱機構961は、押圧板910の下面および押圧板920の上面にそれぞれ設けられており、これにより、押圧板910、920を加熱する。
冷却機構962としては、押圧板910、920を冷却することができれば、特に限定されないが、例えば、各押圧板910、920に埋設された冷媒管内に冷媒を循環させることにより、押圧板910、920を冷却する構成とすることができる。
このような構成の加熱冷却手段960によれば、簡単な構成でかつ効率的に、押圧板910、920に挟持された対象物を加熱、冷却することができる。
なお、本実施形態の加熱冷却手段960では、加熱機構961は、押圧板910、920の両方に設けられているが、これに限定されず、押圧板910、920の一方だけに設けられていてもよい。また、冷却機構962は、押圧板910、920の両方に設けられているが、これに限定されず、押圧板910、920の一方だけに設けられていてもよい。また、冷却機構962は、省略してもよい。
以上、冶具900について説明した。
−電子部品の製造方法−
電子部品500の製造方法は、実装工程と、蓋体用基板載置工程と、押圧工程と、減圧工程と、溶融工程と、個片化工程とを有している。以下、これら各工程について詳細に説明する。
[実装工程]
図4(a)に示すように、ベース520となるベース基板100を用意する。ベース基板100は、アルミナ、シリカ、チタニア、ジルコニア等の酸化物系セラミックス、窒化珪素、窒化アルミ、窒化チタン等の窒化物系セラミックス、炭化珪素等の炭化物系セラミックス等の各種セラミックスで構成されている。また、図示するように、ベース基板100には、その上面101に開放する複数の凹部102がマトリクス状に複数形成されている。また、ベース基板100には、各凹部102に対応して接続端子541、542、外部実装電極および導体ポストが形成されている。なお、接続端子541、542、外部実装電極および導体ポストについては、説明の便宜上、その図示を省略する。
ここで、ベース基板100の製造方法は、特に限定されない。例えば、ベース基板100を複数層で構成する場合には、例えば、電極配線が形成された所定形状のグリーンシートを複数枚重ね合わせたものを焼成することにより簡単に製造することができる。
次に、図4(b)に示すように、各凹部102に1つの振動素子590を実装する。1つの凹部102について代表して説明すると、振動素子590を、ボンディングパッド593b、593bにて一対の導電性接着剤561、562を介して凹部102内に設けられた一対の接続端子541、542に固定する。これにより、各凹部102内にて、振動素子590がベース520に片持ち支持された状態となる。
[蓋体用基板載置工程]
図4(c)に示すように、ベース基板100の上面101に、かつ、各凹部102の開口の周囲を全周にわたって囲むように、液状状態の低融点ガラス(ガラス材料)300を塗布する。低融点ガラス300の塗布方法は、特に限定されず、例えば、スクリーン印刷等を用いることができる。
低融点ガラス300としては、特に限定されず、例えば、P−CuO−ZnO系低融点ガラス、P−SnO系低融点ガラス、B−ZnO−Bi−Al系低融点ガラス等を用いることができる。
また、低融点ガラス300には、複数の球状のギャップ材310が含まれている。なお、ギャップ材310の形状は、球状に限定されず、例えば、楕円球状、扁平形状、異形状、ブロック状などでもよい。
このような複数のギャップ材310としては、封止温度(後述する第2加熱状態における温度)よりも高い融点を有するもの、すなわち、封止温度以下で溶解しないものが用いられる。
複数のギャップ材310の平均粒径(平均最大幅)は、特に限定されないが、5〜50μm程度であるのが好ましく、10〜30μm程度であるのがより好ましい。また、複数のギャップ材310の粒径の標準偏差(粒径のバラツキ度)は、できるだけ小さいほうが好ましいが、具体的には、1.0μm以下であるのが好ましく、0.5μm以下であるのがより好ましい。
このようなギャップ材310の構成材料としては、特に限定されず、例えば、Al、Au、Cr、Nb、Ta、Tiのような金属材料、石英ガラス、ケイ酸ガラス(石英ガラス)、ケイ酸アルカリガラス、ソーダ石灰ガラス、カリ石灰ガラス、鉛(アルカリ)ガラス、バリウムガラス、ホウケイ酸ガラスのようなガラス材料、アルミナ、ジルコニア、フェライト、窒化ケイ素、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化チタン、炭化ケイ素、炭化ホウ素、炭化チタン、炭化タングステンのようなセラミックス材料、グラファイトのような炭素材料が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
特に、ギャップ材としては、低融点ガラス300が溶ける温度では溶解しない高融点ガラス(シリカビーズ)でありのが好ましい。このような材料によれば、ガラス同士であるため、低融点ガラス300との馴染みが良く、さらには、高い強度を有するため少ない添加量(1wt%以下程度)で機能を発揮することができるという利点がある。
次に、低融点ガラス300を例えば、300℃〜400℃程度の温度に加熱することによって仮焼成することにより、その表面を平坦化するとともに脱ガス化する。このように仮焼成によって低融点ガラス300中のガス(酸素ガス等)をある程度除去することにより、後述する本焼成時に発生するガスの量を少なくすることができるため、収納空間3内に発生するガスの量を少なくすることができる。そのため、電子部品500の性能低下をより抑制することができる。このような仮焼成は、真空中(減圧環境下)にて行うことが特に好ましい。これにより、脱ガス化をより効果的に行うことができる。
ここで、仮焼成後の低融点ガラス300の厚さとしては、ギャップ材310の外形寸法(例えば平均粒径)よりも大きいことが好ましく、具体的には、ギャップ材310の外形寸法によっても異なるが、5〜100μm程度であるのが好ましい。これにより、より確実に、低融点ガラス300を介してベース基板100と後述する蓋体用基板200とを隙間なく気密的に接合することができる。
なお、低融点ガラス300の厚さが上記上限値を超えると、場合によっては、本焼成時に低融点ガラス300から発生するガスの量が多くなり、収納空間3内に多くのガスが発生し、電子部品500の性能が低下する場合がある。反対に、低融点ガラス300の厚さが上記下限値未満であると、場合によっては、ギャップ材310が邪魔をして、低融点ガラス300が蓋体用基板200側に十分に濡れ広がらず、ベース基板100と蓋体用基板200とを気密的に接合することができない場合がある。
次に、図5(a)に示すように、リッド530となる蓋体用基板200を用意し、この蓋体用基板200をベース基板100の上面101に載置する。これにより、ベース基板100と蓋体用基板200との間に低融点ガラス300が介在した状態となる。図5(a)に示すように、ベース基板100は、その製造過程(例えばグリーンシートの焼成時など)において反りや撓みが発生する場合がある。
なお、図5では、説明の便宜上、凹部102内に実装された振動素子590の図示を省略する。
蓋体用基板200は、アルミナ、シリカ、チタニア、ジルコニア等の酸化物系セラミックス、窒化珪素、窒化アルミ、窒化チタン等の窒化物系セラミックス、炭化珪素等の炭化物系セラミックス等の各種セラミックスで構成されている。蓋体用基板200厚さ(平均厚さ)としては、その構成材料によっても異なるが、ベース基板100と同じ材料で構成されている場合、ベース基板100の厚さの1/2以下程度であるのが好ましい。これにより、蓋体用基板200は、ベース基板100よりもその厚さ方向へ変形し易く(撓み易く)なる。そのため、後述するように、蓋体用基板200をベース基板100の形状に倣わせて変形させることが容易となる。また、このような変形を比較的小さい押圧力で行うことができるため、ベース基板100および蓋体用基板200の破損等を効果的に防止することができる。
本工程は、前述した冶具900を用いて行う。具体的には、まず、押圧板910にベース基板100を載置するとともに、押圧板920に蓋体用基板200を固定する。この際、押圧板920と蓋体用基板200(ベース基板100および蓋体用基板200の積層体)との間には、緩衝材800を介在させる。次に、移動機構940によって、押圧板920を押圧板910に接近させることにより、蓋体用基板200を位置決めしつつベース基板100に低融点ガラス300を介して重ね合わせる。これにより、各凹部102の開口が蓋体用基板200によって大まかに塞がれた状態となり、振動素子590を収納する収納空間3が大まかに形成される。
緩衝材800は、弾性を有している。また、緩衝材800は、シート状をなし、蓋体用基板200の上面全域を包含して配置される。このような緩衝材800は、後述するように、蓋体用基板200をベース基板100に押し当てた際に、蓋体用基板200をベース基板100の形状に倣わせるように変形させるための部材である。このような緩衝材800を有することにより、ベース基板100と蓋体用基板200との密着性が向上し、収納空間3内の気密性をより確実に確保することができる。
緩衝材800の構成材料としては、特に限定されず、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、アクリルゴム、エチレン−プロピレンゴム、ヒドリンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムのような各種ゴム材料や、カーボンが挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合して用いることができる。特に、緩衝材800をカーボンで構成することにより、高い耐熱性を発揮することができ、さらに、ガスが発生しないという利点がある。
また、緩衝材800の厚さは、特に限定されないが、0.05〜1mm程度であるのが好ましい。このような厚さとすることにより、上述した機能をより効果的に発揮することができるとともに、押圧板920と蓋体用基板200との間の熱伝達性の低下を抑制することができる。そのため、加熱冷却手段960によって押圧板920の加熱、冷却を効率的に行うことができる。
[押圧工程]
蓋体用基板200をベース基板100に重ね合わせた状態から、さらに、移動機構940によって押圧板920を押圧板910に接近させて、蓋体用基板200をベース基板100に押し付ける。
これにより、図5(b)に示すように、蓋体用基板200がベース基板100に向けて押圧され、蓋体用基板200がベース基板100の形状に倣って変形する(以下、この状態を「押圧状態」とも言う)。
ベース基板100および蓋体用基板200の間に介在する低融点ガラス300には、ギャップ材310が含まれているため、押圧状態であっても、ベース基板100および蓋体用基板200の間にギャップ材310の大きさ程のギャップが形成される。そのため、十分な量の低融点ガラス300が、ベース基板100および蓋体用基板200の間に留まることができ、ベース基板100および蓋体用基板200をより確実に接着することができる。
なお、蓋体用基板200と押圧板920の間に緩衝材800を介在させるとともに、自在継手931によって押圧板920の姿勢が押圧板910に対して変化自在に構成することにより、より容易かつ確実に、蓋体用基板200をベース基板100に倣わせて変形させることができる。また、蓋体用基板200への局所的な応力集中が抑制されるため、蓋体用基板200の破損を効果的に抑制することができる。
また、本工程では、例えば、10cm×10cm程度の面積の基板(ベース基板100および蓋体用基板200)では、1〜100kgf程度の押圧力を加えることが好ましい。
このような押圧状態は、冶具900によって、後の減圧工程、溶融工程まで維持される。なお、以下では、ベース基板100および蓋体用基板200を重ね合わせたものを単に「積層体400」とも言う。
[減圧工程]
積層体400を冶具900で挟持したまま図示しないチャンバー内に配置し、キャンバー内を減圧する(好ましくは真空とする)。これにより、積層体400内の各収納空間3内を減圧する(好ましくは真空とする)。ここで、前述したように低融点ガラス300は、仮焼成上がりの自由形状であるため、各収納空間3内の気体(空気)は、低融点ガラス300を介して容易にチャンバー内に移動する。また、押圧状態における蓋体用基板200の撓み度合いによっては、ベース基板100(低融点ガラス300)と蓋体用基板200との間に隙間が形成されている箇所もあるため、各収納空間3内の気体は、このような隙間を介しても容易にチャンバー内に移動する。そのため、積層体400が押圧状態にあっても、各収納空間3内を容易かつ確実に減圧することができる。
[溶融工程]
次に、冶具900が有する加熱機構961を用いて、積層体400を加熱し、低融点ガラス300を溶融する。この加熱は、2段階で行うのが好ましい。具体的には、低融点ガラス300の融点よりも低い第1温度で加熱する第1加熱状態と、低融点ガラス300の融点よりも高い第2温度で加熱する第2加熱状態とを有するのが好ましい。
第1加熱状態では、低融点ガラス300の脱ガス化や水分除去などを行う。第1加熱状態では、加熱温度が低融点ガラス300の融点よりも低いので、低融点ガラス300が溶融しておらず、収納空間3内に発生したガスや水分は、低融点ガラス300を介してチャンバー内に移動し収納空間3から除去される。このような第1加熱状態を有することにより、収納空間3内に閉じ込められてしまうガスや水分の量をより少なくすることができるため、特性および信頼性に優れる電子部品500を製造することができる。
このような第1加熱状態を維持する時間としては、特に限定されないが、1〜60分程度であるのが好ましい。これにより、低融点ガラス300の脱ガス化や水分除去を十分に行うことができるとともに、積層体400が必要以上に高温下に曝されることを防止することができる。
なお、第1加熱状態における加熱温度としては、低融点ガラス300の融点よりも20〜50℃程度低い温度であるのが好ましい。これにより、低融点ガラス300の溶融を防止しつつ、脱ガス化等をより短時間で効率的に行うことができる。
第2加熱状態では、低融点ガラス300を溶融させる。これにより、ベース基板100と蓋体用基板200とが接合され、各収納空間3が気密的に封止される。なお、第2加熱状態を維持する時間は、低融点ガラス300を溶融させることができれば短いほど好ましい。言い換えれば、低融点ガラス300が溶融した後は、速やかに温度を下げるのが好ましい。これにより、ベース基板100および蓋体用基板200が必要以上に高温下に曝されることを防止することができる。
低融点ガラス300が溶融した後、速やかに温度を下げる方法として、次のような方法を用いることができる。下記の方法は、低融点ガラス300が溶融する際の粘度の変化を利用する方法である。
例えば、溶融工程中、変位検知手段950を作動させておき、常時または周期的に押圧板910と押圧板920の離間距離を検知する。
第1加熱状態では、低融点ガラス300が溶融しておらず比較的固いため、押圧板920によって蓋体用基板200がベース基板100に押圧されていても、ベース基板100と蓋体用基板200の離間距離はほとんど変化しない。
このような第1状態加熱状態から第2加熱状態となり、低融点ガラス300が溶融すると、急峻にその粘度が低下し、押圧板920の押圧力によって低融点ガラス300が潰れるように変形する。そのため、押圧板920の押圧によって押圧されている蓋体用基板200がベース基板100側に微小に変位し、このような微小変位に伴って押圧板920も押圧板910へ微小に変位する。
このような押圧板920の押圧板910に対する変位を離間距離の変化として変位検知手段950で検知する。そして、変位検知手段950にて押圧板920の微小変化を検知した後、速やかに加熱機構961を停止するとともに冷却機構962を駆動し、積層体400を冷却する。これにより、第2加熱状態をより短くすることができ、積層体400に与えるダメージをより小さくすることができる。
[個片化工程]
冶具900から積層体400を取り出した後、積層体400に一体的に形成された複数の電子部品500を、例えば、ダイシングソーやサンドブラスト等によって個片化することにより、複数の電子部品500が得られる。
以上説明した製造方法によれば、ベース基板100と蓋体用基板200とを低融点ガラス300を介して精度よく接合することができる。そのため、収納空間3の気密性が確保された電子部品500をより確実に製造することができる。
なお、前述した減圧工程からは、積層体400を挟持した冶具900を複数用意し、これらを同時に処理してもよい。また、前述した製造方法では、冶具900が1つの積層体400を挟持する方法について説明したが、これに限定されず、冶具900が複数の積層体400を挟持してもよい。具体的には、押圧板910上にベース基板100、蓋体用基板200、緩衝材800をこの順で複数回積層し、これらを押圧板920によって押圧板910へ押圧した状態としたものを用いてもよい。このような方法によれば、一度に処理できる数を多くすることができるため、電子部品500の製造の効率化を図ることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の電子部品の製造方法の第2実施形態について説明する。
図6は、本発明の第2実施形態にかかる電子部品の製造方法を説明するための断面図である。
以下、第2実施形態の電子部品の製造方法について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第2実施形態の電子部品の製造方法は、実装工程と、蓋体用基板載置工程と、押圧工程と、減圧工程と、溶融工程と、個片化工程との順序が異なる以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、前述した第1実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
本実施形態の電子部品500の製造方法は、実装工程と、溶融工程と、減圧工程と、蓋体用基板載置工程と、押圧工程と、個片化工程とを有している。以下、これら工程について説明する。
[実装工程]
本工程は、前述した第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
[溶融工程]
図6(a)に示すように、ベース基板100の上面101に低融点ガラス300を塗布し、このベース基板100を冶具900を押圧板910上に載置するとともに、蓋体用基板200を押圧板920に緩衝材800を介して固定する。なお、低融点ガラス300のベース基板100への塗布、ベース基板100の押圧板910への載置、蓋体用基板200の押圧板920への固定は、どのような順番で行ってもよい。
次に、冶具900ごと図示しないチャンバー内へ配置し、チャンバー内にて加熱機構961を用いてベース基板100上の低融点ガラス300を加熱し、溶融させる。このような加熱は、低融点ガラス300の融点を超える温度の維持時間を5分以内とするのが好ましい。これにより、ベース基板100が高温下に長時間曝されるのを効果的に防止することができる。
[減圧工程]
低融点ガラス300が溶融した状態にて、チャンバー内を減圧する(好ましくは真空とする)。これにより、ベース基板100の各凹部102内(振動素子590の雰囲気)も減圧された状態(好ましくは真空状態)となる。
[蓋体用基板載置工程]
チャンバー内を減圧した状態にて、冶具900の押圧板920を移動させ、蓋体用基板200をベース基板100上に重ね合わせる。これにより、ベース基板100の各凹部102の開口が蓋体用基板200によって塞がれる。
[押圧工程]
さらに、押圧板920を押圧板910側へ移動させることによって、蓋体用基板200をベース基板100へ押圧すると、図6(b)に示すように、蓋体用基板200がベース基板100の形状に倣って変形するとともに、蓋体用基板200とベース基板100とが低融点ガラス300によって接合される。
[個片化工程]
本工程は、前述した第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
以上、本実施形態の電子部品500の製造方法について説明した。
このような製造方法によれば、低融点ガラス300を溶融させるための溶融工程を常圧下、すなわち、減圧工程に先立って行うため、低融点ガラス300の加熱を効率的に行うことができる。さらには、蓋体用基板載置工程に先立って、低融点ガラス300を溶融させるため、蓋体用基板200を重ね合わせる前に、低融点ガラス300の脱ガス化を行うことができる。そのため、収納空間3内に発生(残存)するガスの量をより少なくすることができる。
このような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の電子部品の製造方法の第3実施形態について説明する。
図7は、本発明の第3実施形態にかかる電子部品の断面図、図8および図9は、図7に示す電子部品の製造方法を説明するための断面図である。
以下、第3実施形態の電子部品の製造方法について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第3実施形態の電子部品の製造方法は、ベース基板および蓋体用基板の形状が異なる以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、前述した第1実施形態と同様の構成には、同一符号を付してある。
1.電子部品
図7に示すように、本実施形態の電子部品500Aが有するパッケージ510は、板状のベース基板520Aと、下面に開放する凹部531Aを有する蓋状のリッド530Aとが低融点ガラス570にて接合されている。そして、凹部531Aの開口がベース520Aによって塞がれることにより、気密的な収納空間3が形成されている。このような構成によれば、パッケージ510の構成が簡単となる。
2.電子部品の製造方法
電子部品500Aの製造方法は、実装工程と、蓋体用基板載置工程と、押圧工程と、減圧工程と、溶融工程と、個片化工程とを有している。以下、これら各工程について詳細に説明する。
[実装工程]
まず、図8(a)に示すように、ベース520Aとなる板状のベース基板100Aを用意する。ベース基板100Aは、酸化物セラミックス、窒化物セラミックス、炭化物系セラミックス等の各種セラミックスで構成されている。図示しないが、ベース基板100Aには、接続端子541、542、外部実装電極および導体ポストがそれぞれ、複数組形成されている。
次に、図8(b)に示すように、ベース基板100A上に複数の振動素子590をマトリクス状に実装する。
[蓋体用基板載置工程]
まず、図8(c)に示すように、リッド530Aとなる蓋体用基板200Aを用意する。蓋体用基板200Aには、下面201Aに開放する複数の凹部202Aがマトリクス状に形成されている。
蓋体用基板200Aは、酸化物セラミックス、窒化物セラミックス、炭化物系セラミックス等の各種セラミックスで構成されている。蓋体用基板200Aの厚さ(平均厚さ)としては、その構成材料によっても異なるが、ベース基板100Aと同じ材料で構成されている場合、ベース基板100Aの厚さの3/4以上、5/4以下程度であるのが好ましい。これにより、蓋体用基板200Aは、その厚さ方向へ変形し易さが、ベース基板100Aと同等となる。
次に、蓋体用基板200Aの下面201の全域(凹部202Aの開口の周囲の全周を囲むよう)に低融点ガラス300を塗布した後、蓋体用基板200Aをベース基板100Aの上面101Aに載置する。
本工程は、冶具900を用いて行う。具体的には、図9(a)に示すように、まず、押圧板910にベース基板100Aを載置するとともに、押圧板920に蓋体用基板200Aを固定する。なお、この際、押圧板920と蓋体用基板200との間に緩衝材800を介在させるとともに、押圧板910とベース基板100Aとの間にも緩衝材800を介在させる。
次に、移動機構940によって、押圧板920を押圧板910に接近させることにより、蓋体用基板200Aを位置決めしつつベース基板100Aに低融点ガラス300を介して重ね合わせる。これにより、各凹部202A内に1つの振動素子590が収納された状態となるとともに、各凹部202Aの開口がベース基板100Aによって大まかに塞がれ、振動素子590を収納する収納空間3が大まかに形成される。
[押圧工程]
蓋体用基板200Aをベース基板100Aに重ね合わせた状態から、さらに、移動機構940によって押圧板920を押圧板910に接近させて、蓋体用基板200Aをベース基板100Aに押し付ける。ベース基板100Aや蓋体用基板200Aに撓みや反りが生じている場合には、この際、ベース基板100Aおよび蓋体用基板200Aの厚さ方法への変形のし易さがほとんど等しいため、ベース基板100Aおよび蓋体用基板200Aが互いに他方の形状に倣って変形する(以下、この状態を「押圧状態」とも言う)。
[減圧工程]
前述した第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
[溶融工程]
前述した第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
[個片化工程]
前述した第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
このような第3実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
(電子機器)
次いで、本発明の電子部品を適用した電子機器(本発明の電子機器)について、図10〜図12に基づき、詳細に説明する。
図10は、本発明の振動片を備える電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。この図において、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部100を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1100には、フィルター、共振器、基準クロック等として機能する電子部品500が内蔵されている。
図11は、本発明の電子部品を備える電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部100が配置されている。このような携帯電話機1200には、フィルター、共振器等として機能する電子部品500が内蔵されている。
図12は、本発明の電子部品を備える電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部に表示された被写体像を確認し、シャッタボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送・格納される。また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニター1430が、デ−タ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリー1308に格納された撮像信号が、テレビモニター1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。このようなディジタルスチルカメラ1300には、フィルター、共振器等として機能する電子部品500が内蔵されている。
なお、本発明のジャイロセンサーを備える電子機器は、図10のパーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター)、図11の携帯電話機、図12のディジタルスチルカメラの他にも、例えば、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンター)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレーター等に適用することができる。
以上、本発明の電子部品の製造方法、電子部品および電子機器について、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
100、100A…ベース基板 101、101A…上面 102…凹部 200、200A…蓋体用基板 201、201A…下面 202A…凹部 3…収納空間 300…低融点ガラス 310…ギャップ材 400…積層体 500、500A…電子部品 510…パッケージ 520、520A…ベース基板 521…凹部 523…基部 524…枠部 530、530A…リッド 541、542…接続端子 561、562…導電性接着剤 570…低融点ガラス 590…振動素子 591…圧電基板 593…励振電極 593a…電極部 593b…ボンディングパッド 593c…配線 595…励振電極 595a…電極部 595b…ボンディングパッド 595c…配線 800…緩衝材 900…冶具 910…押圧板(押圧部材) 911…上面 920…押圧板 921…下面 930…支持部 931…自在継手 940…移動機構 941…ネジ 950…変位検知手段 951…距離計 960…加熱冷却手段 961…加熱機構 962…冷却機構 100……表示部 1100……パーソナルコンピューター 1102……キーボード 1104……本体部 1106……表示ユニット 1200……携帯電話機 1202……操作ボタン 1204……受話口 1206……送話口 1300……ディジタルスチルカメラ 1302……ケース 1304……受光ユニット 1306……シャッタボタン 1308……メモリー 1312……ビデオ信号出力端子 1314……入出力端子 1430……テレビモニター 1440……パーソナルコンピューター

Claims (18)

  1. ベース基板に複数の機能素子を実装する工程と、
    前記複数の機能素子を覆うように、蓋体用基板を前記ベース基板にガラス材料を介して重ね合わせる工程と、
    前記ベース基板と前記蓋体用基板との積層体を、その積層方向の両側から押圧部材によって押圧する工程と、
    前記積層体内の前記機能素子が収容されている空間を減圧する工程と、
    前記ベース基板と前記蓋体用基板とを接合するために、前記ガラス材料を溶融させる工程と、
    前記積層体を個片化する工程と、
    を含むことを特徴とする電子部品の製造方法。
  2. 表面にガラス材料が配置されているベース基板に複数の機能素子を実装する工程と、
    前記ガラス材料を溶融させる工程と、
    前記機能素子の雰囲気を減圧する工程と、
    前記機能素子を覆うように、蓋体用基板を前記ベース基板に前記ガラス材料を介して重ね合わせる工程と、
    前記ベース基板と前記蓋体用基板との積層体を、その厚さ方向の両側から押圧部材によって押圧する工程と、
    前記積層体を個片化する工程と、
    を含むことを特徴とする電子部品の製造方法。
  3. 前記溶融させる工程は、前記ガラス材料の融点より低い温度で加熱する工程と、前記ガラス材料の融点よりも高い温度で加熱する工程とを含む請求項1または2に記載の電子部品の製造方法。
  4. 前記蓋体用基板の厚さは、前記ベース基板の厚さの1/2以下である請求項1ないし3のいずれか一項に記載の電子部品の製造方法。
  5. 前記ガラス材料には、封止温度よりも融点が高いギャップ材が含まれている請求項1ないし4のいずれか一項に記載の電子部品の製造方法。
  6. 前記基板を配置する工程では、仮焼成されたガラス材料を介して前記蓋体用基板を前記ベース基板に重ね合わせる請求項1ないし5のいずれか一項に記載の電子部品の製造方法。
  7. 前記ガラス材料の厚みは、前記ギャップ材の外形寸法よりも大きい請求項6に記載の電子部品の製造方法。
  8. 前記ベース基板と前記蓋体用基板とは、同じ材料である請求項1ないし7のいずれか一項に記載の電子部品の製造方法。
  9. 前記ベース基板は、一方の面に開放する凹部を有し、
    前記実装する工程では、前記機能素子を前記凹部内に実装し、
    前記基板を配置する工程では、前記蓋体用基板を前記凹部の開口を塞ぐように前記ベース基板に重ね合わせる請求項1ないし8のいずれか一項に記載の電子部品の製造方法。
  10. 前記蓋体用基板には、一方の面に開放する凹部を有し、
    前記基板を配置する工程では、前記凹部内に前記機能素子が収容されるように、前記蓋体用基板を前記ベース基板に重ね合わせる請求項1ないし8のいずれか一項に記載の電子部品の製造方法。
  11. 前記積層体と前記押圧部材との間に、緩衝材が配置されている請求項1ないし10のいずれか一項に記載の電子部品の製造方法。
  12. 前記押圧部材の前記積層体を押圧する面の平面度は、50μm以下である請求項1ないし11のいずれか一項に記載の電子部品の製造方法。
  13. 前記一対の押圧部材の前記積層体を押圧する面の平行度を変化させることができる請求項1ないし12のいずれか一項に記載の電子部品の製造方法。
  14. 前記押圧部材を加熱および冷却する手段を有している請求項1ないし13のいずれか一項に記載の電子部品の製造方法。
  15. 前記押圧部材は、それぞれ金属である請求項1ないし14のいずれか一項に記載の電子部品の製造方法。
  16. 前記一対の押圧部材の前記積層体を押圧する面間の距離を検知する手段を有している請求項1ないし15のいずれか一項に記載の電子部品の製造方法。
  17. 請求項1ないし16のいずれか一項に記載の製造方法により製造されたことを特徴とする電子部品。
  18. 請求項17に記載の電子部品を備えることを特徴とする電子機器。
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