JP2015231001A - 電子デバイスおよび電子デバイスの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】収容空間の気密性の低下を低減することのできる電子デバイスおよび電子デバイスの製造方法を提供する。【解決手段】電子デバイス1は、ガラスを材料として含むリッド4と、セラミック層31と、リッド4とセラミック層31との間に位置し、リッド4側の面に開口する凹部を有する金属層33と、少なくともリッド4と金属層33とを含んで形成される収容空間Sに配置されている振動素子5と、を有する。また、金属層33の厚みは、20μm以上、100μm以下であることが好ましい。【選択図】図2
Description
本発明は、電子デバイスおよび電子デバイスの製造方法に関するものである。
例えば、特許文献1には、ベース基板とキャップ部材とでなるパッケージに水晶片を収容した水晶振動子が記載されている。また、ベース基板とキャップ部材は、それぞれ、ガラス−セラミック複合材料で構成されている。しかしながら、このような構成の水晶振動子では、次のような問題が生じてしまう。すなわち、ベース基板を回路基板(実装基板)に実装した状態では、ベース基板と回路基板との熱膨張率の違いからベース基板に熱応力が加わるが、ベース基板やキャップ部材をガラス−セラミック複合材料で構成することでパッケージが硬くなり過ぎ、前記熱応力を緩和・吸収することができず、この熱応力が振動素子に伝達されて振動素子の振動特性が変動してしまう。また、前記熱応力によってベース基板やキャップ部材が破損したり、ベース基板とキャップ部材とが剥がれたり、クラックが発生したりし、それに伴う収容空間の気密性が低下してしまう。
本発明の目的は、収容空間の気密性の低下を低減することのできる電子デバイスおよび電子デバイスの製造方法を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例の電子デバイスは、ガラスを材料として含む蓋体と、
絶縁層と、
前記蓋体と前記絶縁層との間に位置し、前記蓋体側の面に開口する凹部を有する金属層と、
少なくとも前記蓋体と前記金属層とを含んで構成されている内部空間に配置されている電子部品と、を有することを特徴とする。
本適用例の電子デバイスは、ガラスを材料として含む蓋体と、
絶縁層と、
前記蓋体と前記絶縁層との間に位置し、前記蓋体側の面に開口する凹部を有する金属層と、
少なくとも前記蓋体と前記金属層とを含んで構成されている内部空間に配置されている電子部品と、を有することを特徴とする。
これにより、収容空間の気密性の低下を低減することのできる電子デバイスが得られる。
[適用例2]
本適用例の電子デバイスでは、前記絶縁層は、セラミックを含む層であることが好ましい。
本適用例の電子デバイスでは、前記絶縁層は、セラミックを含む層であることが好ましい。
これにより、絶縁層を比較的柔らかくすることができ、熱応力を効率的に緩和することができるようになる。
[適用例3]
本適用例の電子デバイスでは、前記金属層の厚みは、20μm以上100μm以下の範囲内にあることが好ましい。
本適用例の電子デバイスでは、前記金属層の厚みは、20μm以上100μm以下の範囲内にあることが好ましい。
これにより、電子部品を収容するのに十分な深さを有する凹部を形成することができる。
[適用例4]
本適用例の電子デバイスでは、前記凹部は、エッチング加工により形成されていることが好ましい。
本適用例の電子デバイスでは、前記凹部は、エッチング加工により形成されていることが好ましい。
これにより、優れた寸法精度で凹部を形成することができる。そのため、製造ずれ等の考慮を最小限にすることができ、その分、電子デバイスの小型化を図ることができる。
[適用例5]
本適用例の電子デバイスでは、エッチング加工により形成され、前記電子部品と電気的に接続されている配線を有していることが好ましい。
これにより、優れた寸法精度で配線を形成することができる。
本適用例の電子デバイスでは、エッチング加工により形成され、前記電子部品と電気的に接続されている配線を有していることが好ましい。
これにより、優れた寸法精度で配線を形成することができる。
[適用例6]
本適用例の電子デバイスでは、前記蓋体と前記金属層とが金属の融着によって接合されていることが好ましい。
これにより、蓋体と金属層とを比較的簡単に接合することができる。
本適用例の電子デバイスでは、前記蓋体と前記金属層とが金属の融着によって接合されていることが好ましい。
これにより、蓋体と金属層とを比較的簡単に接合することができる。
[適用例7]
本適用例の電子デバイスでは、前記電子部品を保持する枠状の枠部を有し、
前記枠部は、前記蓋体と前記金属層との間に配置されていることが好ましい。
これにより、所定の姿勢で電子部品を固定することができる。
本適用例の電子デバイスでは、前記電子部品を保持する枠状の枠部を有し、
前記枠部は、前記蓋体と前記金属層との間に配置されていることが好ましい。
これにより、所定の姿勢で電子部品を固定することができる。
[適用例8]
本適用例の電子デバイスでは、前記枠体と前記金属層とが金属の融着によって接合されていることが好ましい。
これにより、枠体と金属層とを比較的簡単に接合することができる。
本適用例の電子デバイスでは、前記枠体と前記金属層とが金属の融着によって接合されていることが好ましい。
これにより、枠体と金属層とを比較的簡単に接合することができる。
[適用例9]
本適用例の電子デバイスでは、前記蓋体は、前記金属層側の面に開口する凹部を有しており、
前記凹部は、エッチング加工により形成されていることが好ましい。
本適用例の電子デバイスでは、前記蓋体は、前記金属層側の面に開口する凹部を有しており、
前記凹部は、エッチング加工により形成されていることが好ましい。
これにより、凹部と電子部品との接触を低減することができる。また、優れた寸法精度で凹部を形成することができる。
[適用例10]
本適用例の電子デバイスでは、前記絶縁層は、平板状をなしていることが好ましい。
これにより、応力緩和特性が向上する。
本適用例の電子デバイスでは、前記絶縁層は、平板状をなしていることが好ましい。
これにより、応力緩和特性が向上する。
[適用例11]
本適用例の電子デバイスの製造方法は、絶縁層と金属層とが積層している積層体と、電子部品と、蓋体と、を用意する工程と、
前記積層体の前記金属層側の面に開口する凹部を形成する工程と、
平面視で前記凹部内に電子部品を配置する工程と、
蓋体を、当該蓋体と前記積層体とで前記電子部品を収容するように前記積層体に接合する工程と、を含むことを特徴とする。
本適用例の電子デバイスの製造方法は、絶縁層と金属層とが積層している積層体と、電子部品と、蓋体と、を用意する工程と、
前記積層体の前記金属層側の面に開口する凹部を形成する工程と、
平面視で前記凹部内に電子部品を配置する工程と、
蓋体を、当該蓋体と前記積層体とで前記電子部品を収容するように前記積層体に接合する工程と、を含むことを特徴とする。
これにより、収容空間の気密性の低下を低減することのできる電子デバイスが得られる。
[適用例12]
本適用例の電子デバイスの製造方法は、絶縁層と金属層とが積層している積層体と、電子部品を保持している枠状の枠体と、蓋体と、を用意する工程と、
前記積層体の前記金属層側の面に開口する凹部を形成する工程と、
前記電子部品を収容するように前記積層体と前記蓋体との間に前記枠体を配置し、互いに接合する工程と、を含むことを特徴とする。
本適用例の電子デバイスの製造方法は、絶縁層と金属層とが積層している積層体と、電子部品を保持している枠状の枠体と、蓋体と、を用意する工程と、
前記積層体の前記金属層側の面に開口する凹部を形成する工程と、
前記電子部品を収容するように前記積層体と前記蓋体との間に前記枠体を配置し、互いに接合する工程と、を含むことを特徴とする。
これにより、収容空間の気密性の低下を低減することのできる電子デバイスが得られる。
以下、電子デバイスおよび電子デバイスの製造方法を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る電子デバイスを示す上面図である。図2は、図1中のA−A線断面図である。図3は、図1に示す電子デバイスが有する振動素子の上面図および透過図である。図4は、図1に示す電子デバイスを回路基板に実装した状態を示す断面図である。図5ないし図7は、それぞれ、図1に示す電子デバイスの製造方法を説明するための断面図である。なお、以下の説明では、図1中の紙面手前側および図2中の上側を「上」と言い、図1中の紙面奥側および図2中の下側を「下」と言う。また、図1では、説明の便宜上、リッドの図示を省略している。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電子デバイスを示す上面図である。図2は、図1中のA−A線断面図である。図3は、図1に示す電子デバイスが有する振動素子の上面図および透過図である。図4は、図1に示す電子デバイスを回路基板に実装した状態を示す断面図である。図5ないし図7は、それぞれ、図1に示す電子デバイスの製造方法を説明するための断面図である。なお、以下の説明では、図1中の紙面手前側および図2中の上側を「上」と言い、図1中の紙面奥側および図2中の下側を「下」と言う。また、図1では、説明の便宜上、リッドの図示を省略している。
≪電子デバイス≫
図1および図2に示すように、振動子としての電子デバイス1は、パッケージ2と、このパッケージ2に収容されている振動素子(電子部品)5と、を有している。また、パッケージ2は、凹部3aを有するキャビティ状のベース基板3と、凹部3aの開口を塞ぐようにしてベース基板3に接合されているリッド(蓋体)4と、を有している。
図1および図2に示すように、振動子としての電子デバイス1は、パッケージ2と、このパッケージ2に収容されている振動素子(電子部品)5と、を有している。また、パッケージ2は、凹部3aを有するキャビティ状のベース基板3と、凹部3aの開口を塞ぐようにしてベース基板3に接合されているリッド(蓋体)4と、を有している。
−振動素子−
図3(a)、(b)に示すように、振動素子5は、平面視形状が長方形(矩形)の板状をなす水晶基板51と、水晶基板51の表面に形成されている1対の導体層52、53と、を有している。なお、図3(a)は、振動素子5を上方から見た上面図であり、同図(b)は、振動素子5を上方から見た透過図である。
図3(a)、(b)に示すように、振動素子5は、平面視形状が長方形(矩形)の板状をなす水晶基板51と、水晶基板51の表面に形成されている1対の導体層52、53と、を有している。なお、図3(a)は、振動素子5を上方から見た上面図であり、同図(b)は、振動素子5を上方から見た透過図である。
水晶基板51は、ATカットと呼ばれるカット角で切り出された水晶素板である。また、導体層52は、水晶基板51の上面に形成された励振電極52aと、水晶基板51の下面に形成されたボンディングパッド52bと、励振電極52aとボンディングパッド52bとを電気的に接続する配線52cと、を有している。同様に、導体層53は、水晶基板51の下面に形成された励振電極53aと、水晶基板51の下面に形成されたボンディングパッド53bと、励振電極53aおよびボンディングパッド53bを電気的に接続する配線53cと、を有している。このような構成の振動素子5は、励振電極52a、53a間に交番電圧が印加されることで、励振電極52a、53aに挟まれた振動領域が厚み滑り振動する。
以上、振動素子5について説明したが、振動素子5の構成は、上記の構成に限定されず、例えば、振動領域が厚肉になっているメサ型のATカット水晶振動素子であってもよいし、反対に、振動領域が薄肉になっている逆メサ型のATカット水晶振動素子であってもよい。また、ATカットに替えてBTカットの水晶基板51を用いてもよい。また、一対の振動腕が屈曲振動する音叉型の振動素子であってもよい。また、水晶基板51に替えて、例えば、窒化アルミニウム(AlN)や、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)、タンタル酸リチウム(LiTaO3)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、四ホウ酸リチウム(Li2B4O7)、ランガサイト(La3Ga5SiO14)などの酸化物基板や、ガラス基板上に窒化アルミニウムや五酸化タンタル(Ta2O5)などの圧電体材料を積層させて構成された積層圧電基板や、圧電セラミック基板を用いてもよい。また、シリコン基板に圧電素子を配置し、通電によって圧電素子を伸縮させることで励振させる非圧電振動素子であってもよい。
−パッケージ−
図1および図2に示すように、パッケージ2は、上面に開放する凹部3aを有するベース基板3と、凹部3aの開口を塞ぐリッド4と、を有している。このようなパッケージ2では、リッド4により塞がれた凹部3aの内側が前述した振動素子5を収容する収容空間(内部空間)Sとして機能する。
図1および図2に示すように、パッケージ2は、上面に開放する凹部3aを有するベース基板3と、凹部3aの開口を塞ぐリッド4と、を有している。このようなパッケージ2では、リッド4により塞がれた凹部3aの内側が前述した振動素子5を収容する収容空間(内部空間)Sとして機能する。
ベース基板3は、図2に示すように、平板状をなし、底部を構成しているセラミック層(絶縁層)31と、セラミック層31の上面(一方の面)側に配置(積層)され、側壁を構成している金属層33と、セラミック層31の下面に配置されている配線層32と、セラミック層31の上面に配置されている配線層34と、を有している。
セラミック層31は、セラミックを含む層であり、例えば、セラミック粉末、ガラス粉末(ガラス成分)およびバインダーの混合物をシート状に成形したセラミックグリーンシートを焼成処理して得られる。なお、セラミック層31は、所謂、低温焼成セラミック層であってもよい。このように、セラミック層31にガラス成分を含有させることで、セラミック層31を十分に柔らかくすることができる。なお、セラミック層31のセラミック材料としては特に限定されないが、例えば、アルミナ、シリカ、チタニア、ジルコニア等の酸化物系セラミック、窒化珪素、窒化アルミ、窒化チタン等の窒化物系セラミック、炭化珪素等の炭化物系セラミック等の各種セラミックを用いることができる。また、ガラス成分としては特に限定されないが、例えば、ホウケイ酸ガラス、石英ガラス、ソーダガラス(ソーダ石灰ガラス)、カリウムガラス、等を用いることができる。
そして、このようなセラミック層31の上面には金属層33が積層されている。金属層33は、金属を主材料として構成されている。金属層33を構成する金属としては、特に限定されず、例えば、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、白金(Pt)、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、ニッケル(Ni)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)等の金属材料や、これら金属材料の合金等を用いることができる。ただし、金属層33を構成する金属材料としては、比較的融点が低く、かつ、比較的柔らかいものを用いることが好ましく、このような観点から、金(An)や、金を含む合金(例えばAu−Sn系合金)を用いることが好ましい。これにより、より応力緩和特性に優れるベース基板3となる。さらには、後述するように、リッド4との接合をより低い温度で行うことができるので、残留応力の少ないパッケージ2となる。
また、セラミック層31の下面には導電性を有する配線層32が配置され、この配線層32は、一対の外部接続端子321、322を有している。また、セラミック層31の上面には導電性を有する配線層34が配置され、この配線層34は、一対の内部接続端子341、342を有している。また、外部接続端子321と内部接続端子341は、セラミック層31を貫通するビア(貫通電極)351を介して電気的に接続されており、外部接続端子322と内部接続端子342は、セラミック層31を貫通するビア352を介して電気的に接続されている。なお、外部接続端子321、322、内部接続端子341、342およびビア351、352の構成材料としては、それぞれ、導電性を有していれば特に限定されず、例えば、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、白金(Pt)、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、ニッケル(Ni)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)等の金属材料を用いることができる。
このような構成のベース基板3には、その上面(金属層33の上面)に開口する凹部3aが設けられており、この凹部3aに振動素子5が収容されている。凹部3aは、金属層33を貫通する貫通孔によって形成され、凹部3aの側面は貫通孔の内周面で構成され、凹部3aの底面はセラミック層31の上面で構成されている。これにより、エッチング加工によって金属層33に貫通孔を形成することで凹部3aが得られるため、凹部3aの形成が容易となる。また、このような凹部3a内には内部接続端子341、342が位置している。言い換えると、内部接続端子341、342は、凹部3aから露出している。そして、導電性接着剤71、72によって、振動素子5が凹部3aの底面に固定されると共に、内部接続端子341、342とボンディングパッド52b、53bとが電気的に接続されている。
以上、ベース基板3について説明した。ここで、セラミック層31の厚さとしては、特に限定されず、例えば、200μm以上、300μm以下程度とすることができる。また、金属層33の厚さとしては、特に限定されないが、例えば、20μm以上、100μm以下程度であることが好ましい。金属層33の厚さを上記範囲内とすることで、凹部3aを振動素子5を収容するのに十分な深さとすることができるとともに、ベース基板3の過度な厚肉化を防止することができる。
リッド4は、平板状をなしており、凹部3aの開口を塞ぐようにベース基板3の上面に接合されている。これにより、ベース基板3の内側に気密な収容空間Sが画成され、この収容空間Sに振動素子5が収容される。言い換えると、ベース基板3と共に振動素子5を収容するように、リッド4がベース基板3に接合されている。なお、収容空間Sの環境は、振動素子5の構成によっても異なるが、例えば、減圧状態(好ましくは、真空状態)となっていてもよく、また、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガスが封入されていてもよい。
このようなリッド4は、ガラスを主材料として構成されている。リッド4を構成するガラスとしては特に限定されず、例えば、ホウケイ酸ガラス、石英ガラス、ソーダガラス(ソーダ石灰ガラス)、カリウムガラス、無アルカリガラス等を用いることができる。このように、リッド4をガラスで構成することで、リッド4を実質的に無色透明とすることができる。そのため、後述する製造方法でも述べるように、レーザーを用いた接合方法を用いることが可能となり、より残留応力の少ないパッケージ2となる。
以上、電子デバイス1について説明した。このような電子デバイス1では、パッケージ2に、セラミック層31と金属層33の積層体であるベース基板3を用いているため、次のような効果を発揮することができる。第1の効果として、優れた応力緩和(吸収)機能を発揮することができる点が挙げられる。具体的には、図4に示すように、半田H1、H2を用いて電子デバイス1を回路基板(プリント配線基板)9に実装した状態では回路基板9とパッケージ2との熱膨張率の違いから、ベース基板3(特にセラミック層31)に熱応力が加わるが、セラミック層31が比較的柔らかいため、セラミック層31において、前記熱応力を緩和・吸収することができる。特に、セラミック層31を平板状とすることで、セラミック層31内での応力集中が効果的に抑えられ、上記効果がより顕著となる。そのため、前記熱応力がベース基板3を介して振動素子5に伝達されてしまうことが抑制され、振動素子5の振動特性(周波数特性)の変動を防止または低減することができる。また、このように、ベース基板3が優れた応力緩和特性を有していることから、金属層33やリッド4の剥がれ、クラックの発生等を効果的に低減でき、収容空間Sの気密性を高めることができる。
また、第2の効果として、優れた寸法精度(加工性)を有している点が挙げられる。具体的には、ベース基板3では凹部3aが形成されているが、この凹部3aは、金属層33を貫通する貫通孔により形成されている。金属層33は、フォトリソグラフィー技法とエッチング技法とを用いたパターニング処理に対して相性がよいため、簡単かつ高い寸法精度で凹部3aを形成することができる。以上のように、セラミック層31と金属層33の積層体であるベース基板3によれば、優れた応力緩和特性と優れた寸法精度の両立を図ることができる。
なお、例えば、ベース基板3がセラミック層で構成されている場合には第1の効果を発揮することができても第2の効果を発揮することができない。反対に、ベース基板3がガラス層で構成されている場合には第2の効果を発揮することができても、第1の効果を発揮することができない。
≪電子デバイスの製造方法≫
次に、電子デバイス1の製造方法について説明する。
次に、電子デバイス1の製造方法について説明する。
電子デバイス1の製造方法は、セラミック層310および金属層330が積層してなり、複数の個片化領域S1を有する積層体300と、振動素子5と、リッド40と、を用意する用意工程と、積層体300に凹部3aを形成してベース基板30を得る凹部形成工程と、凹部3a内に振動素子5を配置する振動素子配置工程と、リッド40をベース基板30に接合する接合工程と、個片化領域S1毎に個片化して電子デバイス1を得る個片化工程と、を含んでいる。
[用意工程]
−積層体300の用意−
まず、図5(a)に示すように、複数の個片化領域S1をマトリックス状に有するセラミック層310を準備する。セラミック層310は、未焼成のセラミック層であり、例えば、アルミナ粉末と、ホウケイ酸ガラス粉末と、有機樹脂バインダーとの混合物をシート状に成形し、さらに、ビア351、352用の貫通孔311、312をパンチング等によって形成したセラミックグリーンシートである。次に、図5(b)に示すように、セラミック層310の貫通孔311、312内およびセラミック層310の下面に、タングステン、モリブテン等の高融点金属を含む導体ペーストからなる導体パターンPをビア351、352および外部接続端子321、322の形状に合わせて配置する。次に、セラミック層310を焼成し、その後、導体パターンPに金めっきを施すことにより、図5(c)に示すように、焼成セラミック層からなるセラミック層310に、ビア351、352および外部接続端子321、322(配線層32)が形成された状態となる。
−積層体300の用意−
まず、図5(a)に示すように、複数の個片化領域S1をマトリックス状に有するセラミック層310を準備する。セラミック層310は、未焼成のセラミック層であり、例えば、アルミナ粉末と、ホウケイ酸ガラス粉末と、有機樹脂バインダーとの混合物をシート状に成形し、さらに、ビア351、352用の貫通孔311、312をパンチング等によって形成したセラミックグリーンシートである。次に、図5(b)に示すように、セラミック層310の貫通孔311、312内およびセラミック層310の下面に、タングステン、モリブテン等の高融点金属を含む導体ペーストからなる導体パターンPをビア351、352および外部接続端子321、322の形状に合わせて配置する。次に、セラミック層310を焼成し、その後、導体パターンPに金めっきを施すことにより、図5(c)に示すように、焼成セラミック層からなるセラミック層310に、ビア351、352および外部接続端子321、322(配線層32)が形成された状態となる。
次に、図6(a)に示すように、金属材料(特に金(Au))で構成された板状の金属層330を用意し、この金属層330をセラミック層310の上面に接合する。これにより、積層体300が得られる。セラミック層310と金属層330との接合方法としては、特に限定されず、例えば、セラミック層310の上面にメタライズ層を形成し、このメタライズ層を介して接合する方法(メタライジング)を用いることができる。このような方法によれば、セラミック層310と金属層330とをより強固に接合することができる。ただし、界面接合のようなセラミック層310と金属層330とを直接接合する方法を用いてもよい。
なお、金属層330は、設計値よりも厚いものを用意し、セラミック層310に接合した後に、研磨やエッチング等によって設計値まで薄くしてもよい。このような方法によれば、金属層330の強度を高めることができるため、ハンドリング性が良くなり、作業中の金属層330の破損等を効果的に抑制することができる。
−リッド400および振動素子5の準備−
また、ガラス板を所定形状としてリッド400を準備する。一方、水晶基板を所定形状にパターニングした後、表面に導体層52、53を配置することで振動素子5を準備する。なお、リッド400および振動素子5は、必ずしも、この段階で準備しておく必要はなく、リッド400であればベース基板30に接合する直前までに準備すればよく、振動素子5であればベース基板30に搭載する直前までに準備すればよい。
また、ガラス板を所定形状としてリッド400を準備する。一方、水晶基板を所定形状にパターニングした後、表面に導体層52、53を配置することで振動素子5を準備する。なお、リッド400および振動素子5は、必ずしも、この段階で準備しておく必要はなく、リッド400であればベース基板30に接合する直前までに準備すればよく、振動素子5であればベース基板30に搭載する直前までに準備すればよい。
[凹部形成工程]
次に、フォトリソグラフィー技法およびエッチング技法を用いて、図6(b)に示すように、個片化領域S1毎に金属層330を貫通する貫通孔331を形成する。これにより、凹部3aが形成される。このとき、貫通孔331内にビア351、352の上端が露出するように貫通孔331を形成する。このように、エッチング加工で凹部3aを形成することで、所望の寸法の凹部3aを簡単かつ精度よく形成することができる。なお、エッチングとしては、ウエットエッチングを用いてもよいし、ドライエッチングを用いてもよい。
次に、フォトリソグラフィー技法およびエッチング技法を用いて、図6(b)に示すように、個片化領域S1毎に金属層330を貫通する貫通孔331を形成する。これにより、凹部3aが形成される。このとき、貫通孔331内にビア351、352の上端が露出するように貫通孔331を形成する。このように、エッチング加工で凹部3aを形成することで、所望の寸法の凹部3aを簡単かつ精度よく形成することができる。なお、エッチングとしては、ウエットエッチングを用いてもよいし、ドライエッチングを用いてもよい。
次に、図6(c)に示すように、凹部3aの底面(セラミック層310の上面)に、内部接続端子341、342(配線層34)を形成する。内部接続端子341、342の形成は、特に限定されないが、例えば、凹部3aの底面に金属層を成膜し、この金属層をフォトリソグラフィー技法およびエッチング技法を用いてパターニングすることで形成することができる。これにより、配線層34を精度よく、かつ、容易に形成することができる。
以上により、複数のベース基板3が一体的に形成されているベース基板30が得られる。
[振動素子配置工程]
次に、図7(a)に示すように、導電性接着剤71、72(導電性接着剤71は、不図示)を用いて各凹部3a内に振動素子5を搭載する。
次に、図7(a)に示すように、導電性接着剤71、72(導電性接着剤71は、不図示)を用いて各凹部3a内に振動素子5を搭載する。
[接合工程]
次に、図7(b)に示すように、ベース基板30の上面にリッド40を接合して、凹部3aの開口を塞ぐ。具体的には、リッド40をベース基板30の金属層330に重ね合わせた状態で、リッド40と金属層330の境界部(金属層330の上端部)にレーザーLLを照射し、金属層330の上面付近の金属を溶融させ、これらを金属融着によって接合する。このような方法によれば、リッド40をベース基板30に簡単に接合することができる。特に、レーザーLLを前記境界部に局所的に照射するため、リッド40やベース基板30の過度な昇温を抑えることができ、接合時の熱膨張を小さく抑えることができる。そのため、残留応力が小さく抑えられたパッケージ2を得ることができ、リッド4や金属層33の剥離や、クラックの発生等をより効果的に抑制することができる。そのため、気密性に優れたパッケージ2が得られる。
次に、図7(b)に示すように、ベース基板30の上面にリッド40を接合して、凹部3aの開口を塞ぐ。具体的には、リッド40をベース基板30の金属層330に重ね合わせた状態で、リッド40と金属層330の境界部(金属層330の上端部)にレーザーLLを照射し、金属層330の上面付近の金属を溶融させ、これらを金属融着によって接合する。このような方法によれば、リッド40をベース基板30に簡単に接合することができる。特に、レーザーLLを前記境界部に局所的に照射するため、リッド40やベース基板30の過度な昇温を抑えることができ、接合時の熱膨張を小さく抑えることができる。そのため、残留応力が小さく抑えられたパッケージ2を得ることができ、リッド4や金属層33の剥離や、クラックの発生等をより効果的に抑制することができる。そのため、気密性に優れたパッケージ2が得られる。
なお、図示しないが、セラミック層310には、収容空間Sの内外を連通する封止孔が形成されており、ベース基板30にリッド40を接合した後、前記封止孔を介して収容空間S内を減圧とし、Au−Ge系合金等で封止孔を封止することで、収容空間S内を減圧状態に維持することができる。
[個片化工程]
最後に、ダイシングソー等を用いて、個片化領域S1毎に個片化することで、図7(c)に示すように、複数の電子デバイス1が得られる。このように、複数の電子デバイス1を一体形成した後に個片化することにより、電子デバイス1の製造効率が向上する。ただし、個片化工程の順番は、上記の順番に限定されず、例えば、内部配線層形成工程、振動素子搭載工程およびリッド接合工程のいずれかに先立って行ってもよい。
最後に、ダイシングソー等を用いて、個片化領域S1毎に個片化することで、図7(c)に示すように、複数の電子デバイス1が得られる。このように、複数の電子デバイス1を一体形成した後に個片化することにより、電子デバイス1の製造効率が向上する。ただし、個片化工程の順番は、上記の順番に限定されず、例えば、内部配線層形成工程、振動素子搭載工程およびリッド接合工程のいずれかに先立って行ってもよい。
以上、電子デバイス1の製造方法について説明した。このような製造方法によれば、優れた応力緩和特性を有し、収容空間の気密性の低下を低減することのできる電子デバイス1を簡単に製造することができる。さらには、凹部3aの寸法精度を高めることもできる。
<第2実施形態>
図8は、本発明の第2実施形態に係る電子デバイスを示す断面図である。図9は、図8に示す電子デバイスのベース基板の製造方法を説明するための断面図である。
図8は、本発明の第2実施形態に係る電子デバイスを示す断面図である。図9は、図8に示す電子デバイスのベース基板の製造方法を説明するための断面図である。
以下、本発明の第2実施形態に係る電子デバイスについて説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
第2実施形態の電子デバイスは、主に、金属層が振動素子のマウント部となる凸部を有していることと、蓋部に凹部が形成されていること以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、前述した実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
図8に示すように、本実施形態のベース基板3は、凹部3a内に、凹部3aの底面から突出する一対の凸部332、333を有している。これら凸部332、333は、金属層33の一部で構成され、導電性を有している。また、凸部332、333は、互いに離間しており絶縁されている。そして、これら凸部332、333に導電性接着剤71、72を介して振動素子5が固定されている。この状態では、導電性接着剤71を介してボンディングパッド52bと凸部332とが電気的に接続されており、導電性接着剤72を介してボンディングパッド53bと凸部333とが電気的に接続されている。また、凸部332は、配線343を介してビア351と電気的に接続されており、凸部333は、配線344を介してビア352と電気的に接続されている。このように、凸部332、333に振動素子5を固定することで、振動素子5と凹部3aの底面との間に十分なスペースを形成することができるので、振動素子5と凹部3aの底面との接触を効果的に防止することができる。
このような凸部332、333は、例えば、次のようにして製造することができる。まず、前述した第1実施形態と同様にして、図9(a)に示すように、積層体300を得る。次に、フォトリソグラフィー技法およびエッチング技法を用いて、図9(b)に示すように、個片化領域S1毎に凸部332、333および凹部3aを形成する。次に、図9(c)に示すように、凸部332、333のみをエッチングすることで、凸部332、333の高さを調節する。これにより、所定の高さの凸部332、333が優れた寸法精度および位置精度で得られる。なお。エッチング方法としては、ウエットエッチングであってもよいし、ドライエッチングであってもよい。
一方、リッド4は、下面に開口する凹部4aを有している。このように、凹部4aを設けることで、振動素子5とリッド4との接触を防止することができる。なお、凹部4aは、エッチング加工により形成することが好ましい。これにより、高い寸法精度で凹部4aを形成することができる。
以上のような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第3実施形態>
図10は、本発明の第3実施形態に係る電子デバイスを示す断面図である。
図10は、本発明の第3実施形態に係る電子デバイスを示す断面図である。
以下、本発明の第3実施形態に係る電子デバイスについて説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
第3実施形態の電子デバイスは、主に、ベース基板のセラミック層の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態と同様である。なお、前述した実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
図10に示すように、本実施形態のベース基板3は、セラミック層31が2つのセラミック層31A、32Bを積層した積層体で構成されている。また、セラミック層31A、31Bの間には内部配線層38が設けられており、この内部配線層38は、内部接続端子341と外部接続端子321とを接続する配線381と、内部接続端子342と外部接続端子322とを接続する配線382とを有している。
また、外部接続端子321と配線381は、セラミック層31Aを貫通して設けられているビア353を介して電気的に接続され、内部接続端子341と配線381は、セラミック層31Bを貫通して設けられているビア355を介して電気的に接続されている。また、ビア353、355は、平面視で重ならないようにずれて配置されている。同様に、外部接続端子322と配線382は、セラミック層31Aを貫通して設けられているビア354を介して電気的に接続され、内部接続端子342と配線382は、セラミック層31Bを貫通して設けられているビア356を介して電気的に接続されている。また、ビア354、356は、平面視で重ならないようにずれて配置されている。このように、ビア353、355をずらして配置し、ビア354、356をずらして配置することで、ビア353〜356を介した収容空間Sの内外の連通が効果的に防止され、収容空間Sの気密性を高めることができる。
以上のような第3実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
なお、本実施形態では、セラミック層31が2層のセラミック層31A、31Bを積層した構成となっているが、セラミック層31が有するセラミック層の数としては、これに限定されず、3層以上であってもよい。
<第4実施形態>
図11は、本発明の第4実施形態に係る電子デバイスを示す断面図である。図12は、図11に示す電子デバイスが有する振動素子基板の平面図である。図13ないし図15は、それぞれ、図11に示す電子デバイスの製造方法を説明するための断面図である。
図11は、本発明の第4実施形態に係る電子デバイスを示す断面図である。図12は、図11に示す電子デバイスが有する振動素子基板の平面図である。図13ないし図15は、それぞれ、図11に示す電子デバイスの製造方法を説明するための断面図である。
以下、本発明の第4実施形態に係る電子デバイスについて説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
第4実施形態の電子デバイスは、主に、ベース基板とリッドとの間に振動素子基板が配置されており、この振動素子基板に振動素子が保持されていること以外は、前述した第2実施形態と同様である。なお、前述した実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
図11に示すように、本実施形態の電子デバイス1は、ベース基板3と、リッド4と、ベース基板3とリッド4との間に位置し、これらに挟持されている振動素子基板6と、を有している。なお、ベース基板3およびリッド4の構成は、それぞれ、前述した第2実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
振動素子基板6は、水晶から構成されており、本実施形態では、水晶Z板が用いられている。このように、振動素子基板6を水晶で構成することで、より温度特性の良い振動素子5が得られる。図12に示すように、振動素子基板6は、水晶基板51と、水晶基板51を囲むように配置されている枠状の枠部61と、水晶基板51と枠部61とを連結する連結部62と、を有している。また、水晶基板51は、基部511と、基部511から延在する一対の振動腕512、513と、振動腕512の上面および下面に形成されている溝512a、512bと、振動腕513の上面および下面に形成されている溝513a、513bと、を有している。そして、水晶基板51は、基部511の基端にて連結部62を介して枠部61に連結されている。
また、水晶基板51には一対の導体層52、53が配置され、水晶基板51と、導体層52、53とで音叉型の振動素子5が構成されている。導体層52は、振動腕512の溝512a、512bの内面と、振動腕513の両側面に配置された励振電極52aと、基部511の下面に設けられたボンディングパッド52bと、励振電極52aとボンディングパッド52bとを接続する配線52cと、を有している。同様に、導体層53は、振動腕512の両側面と、振動腕513の溝513a、513bの内面に配置された励振電極53aと、基部511の下面に設けられたボンディングパッド53bと、励振電極53aとボンディングパッド53bとを接続する配線53cと、を有している。そして、ボンディングパッド52b、53bを介して励振電極52a、53a間に所定周波数の交番電圧を印加することで、振動腕512、513を面内方向に互いに逆相で(接近・離間を繰り返すように)振動させることができる。
このような振動素子基板6は、図11に示すように、ベース基板3とリッド4との間に位置しており、枠部61がベース基板3の上面とリッド4の下面とに挟まれた状態でベース基板3とリッド4とに接合(固定)されている。この状態では、ベース基板3の凹部3aとリッド4の凹部4aとの間に振動素子5が位置し、振動素子5のベース基板3やリッド4への接触が防止されている。また、振動素子5は、導電性接着剤71、72によって凸部332、333に固定され、導電性接着剤71を介してボンディングパッド52bと凸部332とが電気的に接続されており、導電性接着剤72を介してボンディングパッド53bと凸部333とが電気的に接続されている。なお、枠部61とベース基板3(金属層33)との接合方法としては、特に限定されないが、例えば、金属層33中の金属の溶融によって融着(接合)することができる。また、枠部61とリッド4との接合方法としては、特に限定されないが、例えば、リッド4中のガラスの溶融によって融着(接合)することができる。
このような電子デバイス1では、ベース基板3、リッド4および枠部61によって、振動素子5を収容するためのパッケージ2が構成され、ベース基板3、リッド4および枠部61で形成された収容空間Sに振動素子5が収容されている。これにより、振動素子5の露出が防止され、振動素子5の破損を防止することができると共に、振動素子5を安定して駆動させることができる。また、振動素子5が枠部61に保持されているため、収容空間S内での振動素子5の姿勢を所定の姿勢とすることができる。これにより、振動素子5のベース基板3やリッド4との接触を効果的に低減することができる。
≪電子デバイスの製造方法≫
次に、電子デバイス1の製造方法について説明する。
次に、電子デバイス1の製造方法について説明する。
電子デバイス1の製造方法は、セラミック層310および金属層330が積層し、複数の個片化領域S1を有する積層体300と、振動素子基板60と、リッド40と、を用意する用意工程と、積層体300に凹部3aを形成してベース基板30を得る凹部形成工程と、振動素子5を収容するようにベース基板30とリッド40との間に振動素子基板60を配置し、互いに接合する接合工程と、個片化領域S1毎に個片化して電子デバイス1を得る個片化工程と、を含んでいる。
[準備工程]
−積層体300の用意−
前述した第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
−積層体300の用意−
前述した第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
−リッド40の用意−
まず、図13(a)に示すように、複数の個片化領域S1をマトリックス状に有するリッド400を準備する。このリッド400は、ガラス基板で構成されている。次に、図13(b)に示すように、フォトリソグラフィー技法およびエッチング技法を用いて、個片化領域S1毎に凹部4aを形成する。これにより、リッド40が得られる。凹部4aをエッチングで形成することで、所望の寸法の凹部4aを簡単かつ精度よく形成することができる。なお、エッチングとしては、ウエットエッチングを用いてもよいし、ドライエッチングを用いてもよい。
まず、図13(a)に示すように、複数の個片化領域S1をマトリックス状に有するリッド400を準備する。このリッド400は、ガラス基板で構成されている。次に、図13(b)に示すように、フォトリソグラフィー技法およびエッチング技法を用いて、個片化領域S1毎に凹部4aを形成する。これにより、リッド40が得られる。凹部4aをエッチングで形成することで、所望の寸法の凹部4aを簡単かつ精度よく形成することができる。なお、エッチングとしては、ウエットエッチングを用いてもよいし、ドライエッチングを用いてもよい。
−振動素子基板6の用意−
まず、図14(a)に示すように、複数の個片化領域S1をマトリックス状に有する水晶Z板600を準備する。次に、図14(b)に示すように、フォトリソグラフィー技法およびエッチング技法を用いて、個片化領域S1毎に水晶基板51、枠部61および連結部62を形成する(ただし、連結部62は、図示せず)。次に、水晶Z板600の表面に金属膜を製膜し、フォトリソグラフィー技法およびエッチング技法を用いてこの金属膜をパターニングすることで、図14(c)に示すように、導体層52、53を形成する。これにより、振動素子5を保持する振動素子基板60が得られる。
まず、図14(a)に示すように、複数の個片化領域S1をマトリックス状に有する水晶Z板600を準備する。次に、図14(b)に示すように、フォトリソグラフィー技法およびエッチング技法を用いて、個片化領域S1毎に水晶基板51、枠部61および連結部62を形成する(ただし、連結部62は、図示せず)。次に、水晶Z板600の表面に金属膜を製膜し、フォトリソグラフィー技法およびエッチング技法を用いてこの金属膜をパターニングすることで、図14(c)に示すように、導体層52、53を形成する。これにより、振動素子5を保持する振動素子基板60が得られる。
[凹部形成工程]
前述した第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
前述した第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
[接合工程]
まず、ベース基板30に振動素子基板60を接合する。具体的には、図15(a)に示すように、振動素子基板60をベース基板30に重ね合わせた状態で、枠部61と金属層330の境界部にレーザーLLを照射し、金属層330の上面付近を溶融させ、これらを融着によって接合する。このような方法によれば、振動素子基板60をベース基板30に簡単に接合することができる。特に、レーザーLLを前記境界部に局所的に照射するため、振動素子基板60やベース基板30の過度な昇温を抑えることができ、接合時の熱膨張を小さく抑えることができる。そのため、残留応力が小さく抑えられたパッケージ2を得ることができ、振動素子基板60の剥離や、クラックの発生等をより効果的に抑制することができる。また、昇温時のセラミック層310と金属層330の剥離等も抑制することができる。
まず、ベース基板30に振動素子基板60を接合する。具体的には、図15(a)に示すように、振動素子基板60をベース基板30に重ね合わせた状態で、枠部61と金属層330の境界部にレーザーLLを照射し、金属層330の上面付近を溶融させ、これらを融着によって接合する。このような方法によれば、振動素子基板60をベース基板30に簡単に接合することができる。特に、レーザーLLを前記境界部に局所的に照射するため、振動素子基板60やベース基板30の過度な昇温を抑えることができ、接合時の熱膨張を小さく抑えることができる。そのため、残留応力が小さく抑えられたパッケージ2を得ることができ、振動素子基板60の剥離や、クラックの発生等をより効果的に抑制することができる。また、昇温時のセラミック層310と金属層330の剥離等も抑制することができる。
次に、振動素子基板60にリッド40を接合する。具体的には、図15(b)に示すように、リッド40を振動素子基板60に重ね合わせた状態で、リッド40と枠部61の境界部にレーザーLLを照射し、リッド40の下面付近を溶融させ、これらを融着によって接合する。このような方法によれば、リッド40を振動素子基板60に簡単に接合することができる。特に、レーザーLLを前記境界部に局所的に照射するため、リッド40や振動素子基板60の過度な昇温を抑えることができ、接合時の熱膨張を小さく抑えることができる。そのため、残留応力が小さく抑えられたパッケージ2を得ることができる。
[個片化工程]
最後に、ダイシングソー等を用いて、個片化領域S1毎に個片化することで、複数の電子デバイス1が得られる。
最後に、ダイシングソー等を用いて、個片化領域S1毎に個片化することで、複数の電子デバイス1が得られる。
以上のような第4実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第5実施形態>
図16は、本発明の第5実施形態に係る電子デバイスを示す平面図である。図17は、図16中のB−B線断面図である。なお、図16では、説明の便宜上、リッドの図示を省略している。
図16は、本発明の第5実施形態に係る電子デバイスを示す平面図である。図17は、図16中のB−B線断面図である。なお、図16では、説明の便宜上、リッドの図示を省略している。
以下、本発明の第5実施形態に係る電子デバイスについて説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
第5実施形態の電子デバイスは、ベース基板の構成が異なること以外は、前述した第4実施形態と同様である。なお、前述した実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
図16および図17に示すように、本実施形態のベース基板3は、凹部3aの底面から突出し、振動腕512、513と対向する位置に設けられている凸部335、336を有している。また、凸部335、336は、振動腕512、513と離間して配置されている。凸部335、336は、凸部332、333と同様に、金属層33で形成されている。このような凸部335、336は、振動腕512、513の厚さ方向への過度な変形を規制する規制部として機能する。具体的には、例えば、電子デバイス1に厚さ方向の衝撃(加速度)が加わり、振動腕512、513がその厚さ方向に撓み変形した際に凸部335、336にぶつかることで、それ以上の変形が防止され、これにより振動腕512、513の破損を低減することができる。
このような第5実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
次に、電子デバイス1を備えた電子機器について説明する。
図18は、本発明の電子デバイスを備えたモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。この図において、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部1108を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1100には、例えば発振器として電子デバイス1が内蔵されている。
図18は、本発明の電子デバイスを備えたモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。この図において、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部1108を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1100には、例えば発振器として電子デバイス1が内蔵されている。
図19は、本発明の電子デバイスを備えた携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部1208が配置されている。このような携帯電話機1200には、例えば発振器として電子デバイス1が内蔵されている。
図20は、本発明の電子デバイスを備えたディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部1310が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送・格納される。また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニター1430が、デ−タ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリー1308に格納された撮像信号が、テレビモニター1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。このようなディジタルスチルカメラ1300には、例えば発振器として電子デバイス1が内蔵されている。
なお、電子デバイスを備える電子機器は、図18のパーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター)、図19の携帯電話機、図20のディジタルスチルカメラの他にも、例えば、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンター)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシミュレーター等に適用することができる。
次に、電子デバイス1を備えた移動体について説明する。
図21は、本発明の電子デバイスを備えた移動体を示す斜視図である。自動車(移動体)1500には、電子デバイス1が搭載されている。電子デバイス1は、例えば、キーレスエントリー、イモビライザー、カーナビゲーションシステム、カーエアコン、アンチロックブレーキシステム(ABS)、エアバック、タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)、エンジンコントロール、ハイブリッド自動車や電気自動車の電池モニター、車体姿勢制御システム、等の電子制御ユニット(ECU:electronic control unit)に広く適用できる。
図21は、本発明の電子デバイスを備えた移動体を示す斜視図である。自動車(移動体)1500には、電子デバイス1が搭載されている。電子デバイス1は、例えば、キーレスエントリー、イモビライザー、カーナビゲーションシステム、カーエアコン、アンチロックブレーキシステム(ABS)、エアバック、タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)、エンジンコントロール、ハイブリッド自動車や電気自動車の電池モニター、車体姿勢制御システム、等の電子制御ユニット(ECU:electronic control unit)に広く適用できる。
以上、電子デバイスおよび電子デバイスの製造方法について、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、前述した実施形態では、電子部品が振動素子である場合について説明したが、電子部品は、振動素子に限定されず、例えば、CI等であってもよい。
また、前述した実施形態では、絶縁層がセラミック層である場合について説明したが、絶縁層としては、これに限定されず、例えば、ガラス層、樹脂層であってもよい。
また、前述した実施形態では、ベース基板において、セラミック層の下面に配線層(外部接続端子)が配置されているが、セラミック層と配線層との間に別の層(例えば、ガラス層)が介在していてもよい。
1……電子デバイス
2……パッケージ
3、30……ベース基板
300……積層体
3a……凹部
31、31A、31B……セラミック層
310……セラミック層
311、312……貫通孔
32……配線層
321、322……外部接続端子
33……金属層
330……金属層
331……貫通孔
332、333、335、336……凸部
34……配線層
341、342……内部接続端子
343、344……配線
351、352、353、354、355、356……ビア
38……内部配線層
381、382……配線
4、40、400……リッド
4a……凹部
5……振動素子
51……水晶基板
511……基部
512、513……振動腕
512a、512b、513a、513b……溝
52、53……導体層
52a、53a……励振電極
52b、53b……ボンディングパッド
52c、53c……配線
6、60……振動素子基板
600……水晶Z板
61……枠部
62……連結部
71、72……導電性接着剤
9……回路基板
1100……パーソナルコンピューター
1102……キーボード
1104……本体部
1106……表示ユニット
1108……表示部
1200……携帯電話機
1202……操作ボタン
1204……受話口
1206……送話口
1208……表示部
1300……ディジタルスチルカメラ
1302……ケース
1304……受光ユニット
1306……シャッターボタン
1308……メモリー
1310……表示部
1312……ビデオ信号出力端子
1314……入出力端子
1430……テレビモニター
1440……パーソナルコンピューター
H1、H2……半田
LL……レーザー
P……導体パターン
S……収容空間
S1……個片化領域
2……パッケージ
3、30……ベース基板
300……積層体
3a……凹部
31、31A、31B……セラミック層
310……セラミック層
311、312……貫通孔
32……配線層
321、322……外部接続端子
33……金属層
330……金属層
331……貫通孔
332、333、335、336……凸部
34……配線層
341、342……内部接続端子
343、344……配線
351、352、353、354、355、356……ビア
38……内部配線層
381、382……配線
4、40、400……リッド
4a……凹部
5……振動素子
51……水晶基板
511……基部
512、513……振動腕
512a、512b、513a、513b……溝
52、53……導体層
52a、53a……励振電極
52b、53b……ボンディングパッド
52c、53c……配線
6、60……振動素子基板
600……水晶Z板
61……枠部
62……連結部
71、72……導電性接着剤
9……回路基板
1100……パーソナルコンピューター
1102……キーボード
1104……本体部
1106……表示ユニット
1108……表示部
1200……携帯電話機
1202……操作ボタン
1204……受話口
1206……送話口
1208……表示部
1300……ディジタルスチルカメラ
1302……ケース
1304……受光ユニット
1306……シャッターボタン
1308……メモリー
1310……表示部
1312……ビデオ信号出力端子
1314……入出力端子
1430……テレビモニター
1440……パーソナルコンピューター
H1、H2……半田
LL……レーザー
P……導体パターン
S……収容空間
S1……個片化領域
Claims (12)
- ガラスを材料として含む蓋体と、
絶縁層と、
前記蓋体と前記絶縁層との間に位置し、前記蓋体側の面に開口する凹部を有する金属層と、
少なくとも前記蓋体と前記金属層とを含んで構成されている内部空間に配置されている電子部品と、を有することを特徴とする電子デバイス。 - 前記絶縁層は、セラミックを含む層である請求項1に記載の電子デバイス。
- 前記金属層の厚みは、20μm以上100μm以下の範囲内にある請求項1または2に記載の電子デバイス。
- 前記凹部は、エッチング加工により形成されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電子デバイス。
- エッチング加工により形成され、前記電子部品と電気的に接続されている配線を有している請求項1ないし4のいずれか1項に記載の電子デバイス。
- 前記蓋体と前記金属層とが金属の融着によって接合されている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の電子デバイス。
- 前記電子部品を保持する枠状の枠部を有し、
前記枠部は、前記蓋体と前記金属層との間に配置されている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の電子デバイス。 - 前記枠体と前記金属層とが金属の融着によって接合されている請求項7に記載の電子デバイス。
- 前記蓋体は、前記金属層側の面に開口する凹部を有しており、
前記凹部は、エッチング加工により形成されている請求項1ないし8のいずれか1項に記載の電子デバイス。 - 前記絶縁層は、平板状をなしている請求項1ないし9のいずれか1項に記載の電子デバイス。
- 絶縁層と金属層とが積層している積層体と、電子部品と、蓋体と、を用意する工程と、
前記積層体の前記金属層側の面に開口する凹部を形成する工程と、
平面視で前記凹部内に電子部品を配置する工程と、
蓋体を、当該蓋体と前記積層体とで前記電子部品を収容するように前記積層体に接合する工程と、を含むことを特徴とする電子デバイスの製造方法。 - 絶縁層と金属層とが積層している積層体と、電子部品を保持している枠状の枠体と、蓋体と、を用意する工程と、
前記積層体の前記金属層側の面に開口する凹部を形成する工程と、
前記電子部品を収容するように前記積層体と前記蓋体との間に前記枠体を配置し、互いに接合する工程と、を含むことを特徴とする電子デバイスの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014117367A JP2015231001A (ja) | 2014-06-06 | 2014-06-06 | 電子デバイスおよび電子デバイスの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014117367A JP2015231001A (ja) | 2014-06-06 | 2014-06-06 | 電子デバイスおよび電子デバイスの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015231001A true JP2015231001A (ja) | 2015-12-21 |
Family
ID=54887629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014117367A Pending JP2015231001A (ja) | 2014-06-06 | 2014-06-06 | 電子デバイスおよび電子デバイスの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015231001A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018098599A (ja) * | 2016-12-12 | 2018-06-21 | 株式会社村田製作所 | 圧電振動子、モジュール部品及びそれらの製造方法 |
US12021039B2 (en) | 2022-03-18 | 2024-06-25 | Niterra Co., Ltd. | Wiring substrate |
-
2014
- 2014-06-06 JP JP2014117367A patent/JP2015231001A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018098599A (ja) * | 2016-12-12 | 2018-06-21 | 株式会社村田製作所 | 圧電振動子、モジュール部品及びそれらの製造方法 |
US12021039B2 (en) | 2022-03-18 | 2024-06-25 | Niterra Co., Ltd. | Wiring substrate |
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