JP2013181366A - 制振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】隣接する2つの構造物を必要とすることなく、構造物の高さが比較的大きい場合でも、構造物の振動を良好に抑制できる制振装置を提供する。
【解決手段】制振装置1は、構造物2とは別個に設置された支持フレーム3と、構造物2と支持フレーム3の間に設けられたマスダンパ4を備える。支持フレーム3は、鉛直に延びる一対の柱3a,3aおよび所定方向に水平に延びる梁3bで構成されたラーメン構造を有するため、座屈しにくい。マスダンパ4は、回転マスを有する。構造物2が振動するのに伴い、構造物2と支持フレーム3の間に所定方向の相対変位が発生すると、その相対変位が回転マスの回転運動に変換される。これにより、回転マスによる回転慣性効果が得られ、回転マスの等価質量が実質量に対して増幅されることによって、構造物2の振動を良好に抑制できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、構造物の振動を回転マスを用いて抑制する制振装置に関する。
従来、この種の制振装置として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。この制振装置は、隣接する2つの建物をそれらの屋上部間で連結するように設けられており、一方の建物に固定され、他方の建物に向かって水平に延びるねじ軸と、他方の建物に回転自在に取り付けられ、ねじ軸に螺合するナットと、ナットと一体の回転マスなどで構成されている。2つの建物の少なくとも一方が振動するのに伴い、両建物の間に相対変位が発生すると、ナットにねじ軸からの反力が作用することによって、回転マスが回転する。このように、両建物の間の相対変位を回転マスの回転運動に変換し、回転マスの回転慣性力(反力)を発生させることによって、両建物の振動が抑制される。
また、従来の他の制振装置として、非特許文献1に記載されたものが知られている。この制振装置は、鋼材で構成されたフレームと、フレームに取り付けられ、主系の相対変位を疑似的に発生させるアクチュエータと、アクチュエータに連結され、フレームに対して水平に移動自在のテーブルと、フレームから吊り下げられた支持フレームと、テーブルおよび支持フレームに連結され、テーブルの振動を回転マスの回転運動に変換するマスダンパなどで構成されている。支持フレームは、比較的柔らかい溶接構造用圧延鋼材(SM490)をH形に組み立てて溶接したものである。この支持フレームの剛性は、定点理論(付加系の剛性や減衰の最適値を求めるための理論)に基づいて必要とされる、比較的小さな値に設定されている。この制振装置では、アクチュエータが発生させた振動によって、テーブルが水平に振動し、その振動によって、回転マスの回転慣性力が発生する。
特開2003−56204号公報
「軸力制限機構付き同調粘性マスダンパーの実大加振実験とその解析的検証(木田英範・渡邉義仁・中南滋樹・田中久也・杉村義文・斉藤賢二・五十子幸樹・井上範夫)」(日本建築学会構造系論文集 第76巻 第665号)
特許文献1の制振装置を設置するためには、隣接する2つの建物が必要である。しかし、制振装置の設置の条件を満たす2つの建物が必ずしも存在するとは限らない。また、建物の高さが比較的大きい場合には、両建物の間の相対変位が大きいことで、ねじ軸の長さが不足するおそれがある。そのような不具合を解決するために、特許文献1には、異なる高さの複数の層ごとに2つの建物を制振装置で連結することが記載されている。その場合には、相対変位が小さくなり、ねじ軸の長さ不足は生じないものの、回転マスごとの回転慣性力が小さくなるため、回転マスの数を増やしたにもかかわらず、制振装置全体としての制振効果を効率的に高めることができない。
また、非特許文献1のシステム全体を上下反対にしたもの、すなわち、支持フレームを上方に向かって延ばし、その上端部と建物の屋上部をマスダンパで連結したシステムを構成し、そのシステムを用いて建物の振動を抑制した場合には、支持フレームの剛性が低く、また、支持フレームがすぐに降伏するおそれがある。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、隣接する2つの構造物を必要とすることなく、構造物の高さが比較的大きい場合でも、構造物の振動を良好に抑制することができる制振装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、構造物の振動を抑制するための制振装置であって、構造物とは別個に設置され、鉛直に延びる柱および所定方向に水平に延びる梁で構成されたラーメン構造を有する支持フレームと、支持フレームと構造物の間に設けられ、回転可能な回転マスおよび回転マスの回転を減衰させる粘性要素を有し、構造物の振動に伴って発生する構造物と支持フレームの間の所定方向の相対変位を、回転マスの回転運動に変換するマスダンパと、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、構造物が振動するのに伴い、構造物と支持フレームの間に所定方向(以下「X方向」という)の相対変位が発生すると、その相対変位がマスダンパの回転マスの回転運動に変換される。回転マスが回転すると、その回転慣性効果により、回転マスの見かけの質量(等価質量)が実際の質量(実質量)に対して増幅されることによって、回転マスの質量に比して非常に大きな回転マスによる反力(回転慣性力)が発生し、それにより、構造物の振動が抑制される。また、粘性要素の減衰効果により、回転マスの回転が減衰されることによって、構造物の振動が収束する。以上により、構造物の振動を良好に抑制することができる。
以上のように、本発明によれば、構造物のX方向の振動に対して、構造物を主系とし、支持フレームおよびマスダンパを付加系とするシステムが構成されるので、隣接する2つの構造物は必要としない。このようなシステムでは、定点理論に基づき、比較的小さな質量比(=回転マスの等価質量/構造物の質量)と比較的低い支持フレームの剛性との組み合わせであっても、構造物の共振点付近の応答を効果的に低減することができる(非特許文献1の1271頁参照)。例えば、主系である構造物に1次モードの値0.05の減衰定数を付加したときと同じ制振効果が得られる回転マスの等価質量は、構造物の質量の約2%でよく、その際に必要とされる支持フレームの剛性は、構造物の剛性の約2%でよい。
一方、このように支持フレームの剛性が小さい場合には、高さが大きくなると座屈するおそれがある。これに対し、本発明によれば、支持フレームがラーメン構造を有するので、高さが大きくてもX方向に座屈しにくい。したがって、構造物に対応して支持フレームの高さを大きくした場合でも、支持フレームの座屈を有効に防止することができる。また、支持フレームを構成する柱および梁の断面積の数および位置などを変更することによって、支持フレームの剛性の設定をきめ細かく行うことができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の制振装置において、マスダンパは、一対のマスダンパで構成されており、一対のマスダンパは、それらの一端部が支持フレームに同一の連結部を介して連結され、構造物に向かって斜めに延びるとともに、水平面内において、連結部を通り梁に垂直な直線を中心として互いに対称に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、一対のマスダンパは、それらの一端部が支持フレームに同一の連結部を介して連結されている。このため、この連結部には、マスダンパの反力による回転モーメントが発生しないので、支持フレームの捻れを防止することができる。
また、一対のマスダンパは、構造物に向かって斜めに延びるとともに、水平面内において、連結部を通り梁に垂直な直線を中心として互いに対称に配置されている。この構成を図3を参照しながら説明する。同図は、水平面内における一対のマスダンパの配置とともに、構造物がX方向に振動するのに伴い、構造物が支持フレームに対して右方向に変位した状態を示す。また、水平面内において、各マスダンパが梁と成す角度はθである。
この状態では、右側のマスダンパは軸方向に引っ張られ、左側のマスダンパは軸方向に圧縮され、支持フレームにはそれらの反力Fa,Fbが作用する。これらの反力Fa,Fbのうち、水平面内においてX方向に直交する方向(以下「Y方向」という)の成分Fay(=Fasinθ),Fby(=Fbsinθ)は、互いに大きさが等しく、方向が反対である。このため、これらの成分Fay,Fbyは打ち消し合い、支持フレームにはY方向の反力は作用せず、Y方向の支持フレームの変形は生じない。したがって、発生したX方向の相対変位のみが回転マスの回転運動に確実に変換されるので、構造物の振動の抑制をより良好に行うことができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の制振装置において、構造物には、上下方向に貫通し、所定方向に延びる長孔が形成されており、支持フレームの柱は、長孔の長さ方向に移動自在に、かつ長孔の幅方向に移動不能に嵌合していることを特徴とする。
この構成によれば、支持フレームの柱は、構造物に形成された長孔に嵌合し、その長さ方向すなわちX方向に移動自在であるので、構造物が振動するときに、構造物と支持フレームの間のX方向の相対変位が許容される。したがって、前述した請求項1の作用を同様に得ることができ、構造物のX方向の振動を良好に抑制することができる。
また、支持フレームの柱が長孔に、その幅方向すなわちY方向に移動不能に嵌合しているので、構造物がY方向に振動したときに、支持フレームが全体的に構造物と一緒にY方向にたわむとともに、柱の嵌合部分において柱のY方向の大きな変位が構造物により阻止されることによって、支持フレームのY方向の座屈が防止される。したがって、支持フレームがラーメン構造であることによる前述したX方向の座屈の防止と相まって、支持フレームの座屈を確実に防止することができる。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の制振装置において、支持フレームの梁は、構造物の長孔と異なる高さに配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、構造物の長孔には、支持フレームの梁が配置されず、柱のみが通されるので、長孔を短くすることが可能であり、それにより、長孔の形成による構造物の強度の低下を最小限に抑制することができる。
請求項5に係る発明は、請求項3または4に記載の制振装置において、構造物の長孔の内壁および支持フレームの柱の互いに対向する表面の少なくとも一方には、滑性を有する表面材が貼り付けられていることを特徴とする。
この構成によれば、構造物が振動するときに、構造物と支持フレームがX方向に相対的に滑らかに変位するので、この相対変位を回転マスの回転運動に良好に変換でき、それにより、構造物の振動をより良好に抑制することができる。
請求項6に係る発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の制振装置において、マスダンパは、マスダンパにその延び方向に作用する荷重が所定値に達したときに、相対変位から回転マスの回転運動への変換を制限する制限機構を有することを特徴とする。
この構成によれば、マスダンパの延び方向の荷重が所定値に達したときに、相対変位を回転マスの回転運動に変換するマスダンパの動作が、制限機構によって制限され、それに伴い、回転マスの回転慣性力および減衰要素の反力が制限される。したがって、支持フレームにマスダンパから過大な反力が作用することがなくなり、支持フレームの劣化や破損を防止することができる。
請求項7に係る発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の制振装置において、支持フレームは、互いに異なる高さに配置された複数の支持フレームで構成されており、マスダンパは、複数の支持フレームの各々と構造物の間に設けられていることを特徴とする。
構造物の高さが非常に高い場合には、構造物の振動に伴って発生する相対変位が非常に大きく、それに応じて必要なマスダンパのストロークも増大する。この構成によれば、支持フレームとマスダンパで構成される付加系が高さ方向に分割されているので、相対変位が各付加系に分配され、個々のマスダンパの必要ストロークを低減することができる。また、前述したように、支持フレームは、ラーメン構造を有することで、高さが大きくても座屈しにくいので、支持フレームの高さを大きくすることにより、付加系およびマスダンパの数を低減でき、したがって、制振効果を維持しながら、制振装置のコストダウンを図ることができる。
本発明の第1実施形態による制振装置の振動モデルを示す図である。 第1実施形態の制振装置を構造物に設置した例を示す正面図である。 マスダンパの配置を説明するための図である。 図2のIV−IV線に沿う断面図である。 構造物の長孔の拡大図である。 構造物および制振装置の平面図である。 マスダンパの断面図である。 変形例による制振装置の、図4に対応する断面図である。 本発明の第2実施形態による制振装置の振動モデルを示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態による制振装置1を構造物2に取り付けたシステムの振動モデルを示している。同図に示すように、この制振装置1は、構造物2を主系とする、支持フレーム3およびマスダンパ4で構成された付加系を備えている。
図2は、上記の制振装置1を具現化し、構造物2に設置した例を示している。この例では、構造物2は、例えば、鉄骨構造を有する15階建てのビルであり、構造物2の周囲には、構造物2の四方の外壁2aにそれぞれ対向するように、支持フレーム3が設けられている(3つのみ図示)。各支持フレーム3は、構造物2とほぼ同じ高さを有し、対向する外壁2aと平行に配置されている。また、支持フレーム3は、H鋼などから成り、鉛直に延びる一対の柱3a,3aと、水平に延びる複数の梁3bで構成されたラーメン構造を有している。支持フレーム3の剛性は、定点理論に基づく変位応答倍率最適調整条件の柔ばね解に設定されている。このため、支持フレーム3の剛性は、構造物2の剛性と比較して、非常に小さな値(例えば、構造物2の剛性の2%)に設定されている。
また、構造物2の各外壁2aには、3階、6階、9階および12階のスラブに相当する高さに、棚板5が外方に水平に突出するようにそれぞれ設けられている。これらの棚板5はいずれも、支持フレーム3の梁3bと異なる高さに配置されている。図4に示すように、各棚板5には、一対の長孔5a,5aが形成されている。これらの長孔5a,5aは、梁3bの延び方向に沿って配置されるとともに、その方向にそれぞれ延びている。また、各支持フレーム3の柱3a,3aは、これらの一対の長孔5a,5aに、その長さ方向に移動自在にかつ幅方向に移動不能に、それぞれ嵌合している。
また、図5に示すように、長孔5aに嵌合する柱3aの2つの表面には、滑性を有する材料、例えばフッ素樹脂で構成された表面材11がそれぞれ貼り付けられ、それに対向する長孔5aの2つの内壁面には、金属板(例えばステンレス板)12がそれぞれ貼り付けられている。
また、構造物2の最上部と各支持フレーム3の間には、一対のマスダンパ4,4が設けられている。図6に示すように、これらのマスダンパ4,4の一端部は、支持フレーム3に同一の連結部3cを介して連結され、他端部は、構造物2の連結部2b、2bをそれぞれ介して連結されている。その結果、一対のマスダンパ4,4は、支持フレーム3から構造物2に向かって斜めに延びるとともに、水平面内において、連結部3cを通り梁3bに垂直な直線Aを中心として互いに対称に配置されている。
各マスダンパ4は、構造物2の振動に伴って発生する構造物2と支持フレーム3の間の外壁2aに沿う水平方向の相対変位(以下、単に「相対変位」という)を、回転マス41の回転運動に変換するものである。以下、この方向を「X方向」といい、X方向と直交する水平方向を「Y方向」という。
図7に示すように、マスダンパ4は、回転マス41、ねじ軸42、ボールナット43、内筒44および第1および第2フランジ46a,46bなどで構成されている。また、ねじ軸42の一端部は、自在継手を介して、第1フランジ46aに軸線方向に移動不能に連結されている。また、ねじ軸42の周面にはらせん溝42aが形成され、このらせん溝42aには多数のボール43aが埋め込まれており、これらのボール43aに筒状のボールナット43が螺合している。また、このボールナット43の第2フランジ46b側の端部には、内筒44の一端部がクロスローラーベアリング47を介して同軸状に回転自在に支持されている。この内筒44の他端部は、自在継手を介して、第2フランジ46bに軸線方向に移動不能に連結されている。また、内筒44には、ねじ軸42の一部が収容されている。
また、回転マス41は、肉厚の筒状に形成され、ボールナット43の全体と内筒44の大部分を覆っており、リング状の回転滑り材48を介してボールナット43に支持されるとともに、ラジアルベアリング49を介して内筒44に回転自在に支持されている。回転マス41の等価質量は、定点理論に基づいて、支持フレーム3の剛性に対応する変位応答倍率最適調整条件の柔ばね解に設定されている。このため、回転マス41の実質量は、構造物2の質量と比較して、非常に小さな値(例えば、構造物2の質量の約2%)に設定されている。
また、回転マス41と内筒44の間には、リング状の一対のシール材50,50が設けられており、シール材50,50、回転マス41および内筒44によって形成された空間には、粘性体45が充填されている。この粘性体45は、マスダンパ4の粘性要素を構成するものであり、シリコンオイルなどから成る。
また、マスダンパ4には、軸力制限機構60が設けられている。この軸力制限機構60は、相対変位を回転マス41の回転運動に変換するマスダンパ4の回転変換動作を制限するものである。軸力制限機構60は、前記回転滑り材48と、回転マス41に設けられた複数のねじ61およびばね62(いずれも2つのみ図示)で構成されている。より具体的には、回転滑り材48が設けられた回転マス41の部分には、複数のばね収容孔41aが形成されており、これらのばね収容孔41aは、周方向に沿って配置され、径方向に貫通している。各ばね収容孔41aには、ねじ61がねじ込まれるとともに、このねじ61と回転滑り材48の間に、回転滑り材48を付勢するばね62が収容されている。
ねじ61が強く締め付けられた状態では、回転滑り材48がばね62の付勢力でボールナット43に強く押し付けられることによって、回転マス41は回転滑り材48を介してボールナット43に一体に連結された状態になる。
また、ねじ61が緩められ、その締付け度合が低くなった状態では、マスダンパ4の軸方向に作用する荷重(以下「軸力」という)が、ねじ61の締め付け度合に応じて定まる所定値に達するまでは、上記の場合と同様に、回転マス41がボールナット43と一体に回転する。一方、マスダンパ4の軸力が所定値に達すると、回転滑り材48とボールナット43の間に回転滑りが発生することによって、マスダンパ4の回転変換動作が制限されるとともに、回転滑り材48とボールナット43の間に発生する摩擦抵抗により、回転マス41を制動することによって、マスダンパ4の回転変換動作の制限により低下した回転慣性力が補われる。
以上の構成のマスダンパ4は、第1フランジ46aおよび取付金具(図示せず)を介して構造物2の連結部2bに連結されるとともに、第2フランジ46bおよび取付金具(図示せず)を介して支持フレーム3の連結部3cに連結されており、図6に示すように配置される。
以上の構成の制振装置1によれば、例えば地震時に、構造物2の振動に伴って構造物2と支持フレーム3の間にX方向の相対変位が発生すると、構造物2に連結されたマスダンパ4のねじ軸42と支持フレーム3に連結された内筒44との間に上記のX方向の相対変位に応じた大きさの相対変位が発生する。そして、このねじ軸42と内筒44の相対的な直線運動が、ボールナット43で回転マス41の回転運動に変換されることによって、回転マス41が回転する。これにより、回転マス41の回転慣性効果が得られ、回転マス41の等価質量が実質量に対して増幅されることによって、構造物2の制振効果を効率良く得ることができる。また、粘性体45のせん断力により、回転マス41の回転速度に応じた粘性減衰効果を発揮させることによって、構造物2の振動を速やかに収束させることができる。以上により、構造物2の振動を良好に抑制することができる。
また、構造物2のX方向の振動に対して、構造物2を主系とし、支持フレーム3およびマスダンパ4を付加系とするシステムを構成するので、隣接する2つの構造物を必要とすることなく、上述した効果を得ることができる。また、制振装置1は、構造物2の外側に設置されるので、既設の構造物2にも設置することができる。
また、支持フレーム3は、ラーメン構造を有するとともに、柱3bが棚板5の長孔5aにY方向に移動不能に嵌合しているので、構造物2に対応して支持フレーム3の高さを大きくした場合でも、支持フレーム3のX方向およびY方向の座屈を有効に防止することができる。また、支持フレーム3を構成する柱3aおよび梁3bの断面積や補強材の数および位置を変更することによって、支持フレーム3の剛性の設定をきめ細かく行うことができる。
また、一対のマスダンパ4,4の一端部が支持フレーム3に同一の連結部3cを介して連結されているので、連結部3cにはマスダンパ4の反力による回転モーメントが発生せず、したがって、支持フレーム3の捻れを防止することができる。
また、マスダンパ4,4は、支持フレーム3から構造物2に向かって斜めに延びるとともに、水平面内において、連結部3cを通り梁3bに垂直な直線Aを中心として互いに対称に配置されているので、X方向の相対変位が発生したときに、図3を参照して説明したように、支持フレーム3に作用するマスダンパ4,4の反力のY方向の成分が打ち消し合うことによって、Y方向の支持フレーム3の変形が生じない。したがって、発生したX方向の相対変位のみが回転マス41,41の回転運動に確実に変換されるので、構造物2の振動の抑制をより良好に行うことができる。
また、構造物2の長孔5aには、支持フレームの梁3bが配置されず、柱3aのみが通されるので、長孔5aを短くすることが可能であり、それにより、長孔5aの形成による構造物の強度の低下を最小限に抑制することができる。
さらに、長孔5aに嵌合する柱3aの2つの表面に、滑性を有する材料で構成された表面材11,11が貼り付けられ、それに対向する長孔5aの2つの内壁面に、金属板12,12が貼り付けられているので、構造物2と支持フレーム3の間のX方向の相対変位を、滑らかに行わせながら回転マス41の回転運動に良好に変換でき、構造物2の振動をより良好に抑制することができる。
また、マスダンパ4の軸力が所定値に達したときに、軸力制限機構60により、マスダンパ4の回転変換動作を制限するので、支持フレーム3にマスダンパ4から過大な反力が作用することがなく、支持フレーム3の劣化や破損を防止することができる。また、このときに回転滑り材48とボールナット43の間に発生する摩擦抵抗により、回転マス41の制動効果が得られることによって、マスダンパ4の回転慣性力の低下分を補うことができる。
図8は、変形例による制振装置101を示す。上述した第1実施形態では、支持フレーム3が構造物2の外側に設置されるのに対し、この変形例では、支持フレーム103が構造物102の内側に設置されており、構造物102のスラブ102aに一対の長孔105a,105aが形成されている。これらの長孔105a,105aは、前記長孔5a,5aと同様、梁103bの延び方向に沿って配置されるとともに、その方向にそれぞれ延びている。また、各支持フレーム103の柱103a,103aは、前記柱3a,3aと同様、これらの一対の長孔105a,105aに、その長さ方向に移動自在にかつ幅方向に移動不能に、それぞれ嵌合している。他の構成は第1実施形態と同様である。
したがって、この変形例によれば、前述した制振装置1と同様のシステムが構成されることによって、第1実施形態による前述した効果を同様に得ることができる。また、支持フレーム103が構造物102の内側に設置されているので、構造物102の外観や視界を良好に維持することができる。
図9は、本発明の第2実施形態による制振装置201を構造物202に取り付けたシステムの振動モデルを示している。第1実施形態では、支持フレーム3およびマスダンパ4で構成された単一の付加系が設けられるのに対し、本実施形態では、付加系は、複数(この例では3つ)の単位の付加系で構成されており、これらの3単位の付加系は、支持フレーム203およびマスダンパ204でそれぞれ構成され、互いに異なる高さに配置されている。すなわち、付加系が高さ方向に分割されている。
図示しないが、この振動モデルに基づく制振装置201を構造物202に設置するときには、付加系の単位ごとに、支持フレーム203およびマスダンパ204が、長孔が形成された棚板や構造物202に、第1実施形態と同様にして設けられる。また、支持フレーム203は、構造物202のトラス階と地面の間、またはトラス階同士を結ぶように配置され、すなわち、付加系の分割はトラス階において行われる。他の構成は第1実施形態と同様である。
以上のように、本実施形態の制振装置201によれば、付加系が高さ方向に分割されているので、構造物202の高さが非常に高い場合でも、相対変位が各付加系に分配され、個々のマスダンパ204の必要ストロークを低減することができる。また、支持フレーム203は、高さが大きくても座屈しにくいので、支持フレーム203の高さを大きくすることにより、付加系およびマスダンパ204の数を最小限にすることができ、したがって、制振効果を維持しながら、制振装置201のコストダウンを図ることができる。また、構造物202のトラス階において付加系が分割されるので、各単位の付加系によって、トラス階の間の比較的柔らかい構造物202の部分の振動を良好に抑制することができる。
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、支持フレームは、構造物の四方に対してそれぞれ設けられているが、少なくとも1つ設けてもよい。また、実施形態では、支持フレームを、H鋼などの金属で構成しているが、その全体または一部を、他の適当な材料、例えば炭素繊維などで構成してもよい。
また、実施形態では、単一の回転マスを有するマスダンパを用いているが、複数の回転マスを有するマスダンパを用いてもよい。また、実施形態では、減衰要素として、シリコンオイルなどから成る粘性体を用いているが、回転マスの回転を減衰可能な他の減衰要素、例えば粘弾性ゴムや、空気式または磁気式のダンパなどを用いてもよい。
また、実施形態は、構造物が鉄筋構造のビルの例であるが、本発明は、これに限らず、鉄塔や煙突でもよく、橋梁でもよい。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
1 制振装置
2 構造物
3 支持フレーム
3a 柱
3b 梁
3c 連結部
4 マスダンパ
5 長孔
11 表面材
41 回転マス
45 粘性体(粘性要素)
60 軸力制限機構(制限機構)
101 制振装置
102 構造物
103 支持フレーム
103a 柱
201 制振装置
202 構造物
203 支持フレーム
204 マスダンパ
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、構造物の振動を抑制するための制振装置であって、構造物とは別個に設置され、鉛直に延びる柱および所定方向に水平に延びる梁で構成されたラーメン構造を有する支持フレームと、支持フレームと構造物の間に設けられ、回転可能な回転マスおよび回転マスの回転を減衰させる粘性要素を有し、構造物の振動に伴って発生する構造物と支持フレームの間の所定方向の相対変位を、回転マスの回転運動に変換するマスダンパと、を備え、構造物には、上下方向に貫通し、所定方向に延びる長孔が形成されており、支持フレームの柱は、長孔の長さ方向に移動自在に、かつ長孔の幅方向に移動不能に嵌合していることを特徴とする。
一方、このように支持フレームの剛性が小さい場合には、高さが大きくなると座屈するおそれがある。これに対し、本発明によれば、支持フレームがラーメン構造を有するので、高さが大きくてもX方向に座屈しにくい。したがって、構造物に対応して支持フレームの高さを大きくした場合でも、支持フレームの座屈を有効に防止することができる。また、支持フレームを構成する柱および梁の断面積の数および位置などを変更することによって、支持フレームの剛性の設定をきめ細かく行うことができる。
また、上記の構成によれば、支持フレームの柱は、構造物に形成された長孔に嵌合し、その長さ方向すなわちX方向に移動自在であるので、構造物が振動するときに、構造物と支持フレームの間のX方向の相対変位が許容される。したがって、構造物のX方向の振動を良好に抑制することができる。
また、支持フレームの柱が長孔に、その幅方向すなわちY方向に移動不能に嵌合しているので、構造物がY方向に振動したときに、支持フレームが全体的に構造物と一緒にY方向にたわむとともに、柱の嵌合部分において柱のY方向の大きな変位が構造物により阻止されることによって、支持フレームのY方向の座屈が防止される。したがって、支持フレームがラーメン構造であることによる前述したX方向の座屈の防止と相まって、支持フレームの座屈を確実に防止することができる。
請求項に係る発明は、請求項に記載の制振装置において、支持フレームの梁は、構造物の長孔と異なる高さに配置されていることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1または2に記載の制振装置において、構造物の長孔の内壁および支持フレームの柱の互いに対向する表面の少なくとも一方には、滑性を有する表面材が貼り付けられていることを特徴とする。
この構成によれば、構造物が振動するときに、構造物と支持フレームがX方向に相対的に滑らかに変位するので、この相対変位を回転マスの回転運動に良好に変換でき、それにより、構造物の振動をより良好に抑制することができる。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の制振装置において、マスダンパは、一対のマスダンパで構成されており、一対のマスダンパは、それらの一端部が支持フレームに同一の連結部を介して連結され、構造物に向かって斜めに延びるとともに、水平面内において、連結部を通り梁に垂直な直線を中心として互いに対称に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、一対のマスダンパは、それらの一端部が支持フレームに同一の連結部を介して連結されている。このため、この連結部には、マスダンパの反力による回転モーメントが発生しないので、支持フレームの捻れを防止することができる。
また、一対のマスダンパは、構造物に向かって斜めに延びるとともに、水平面内において、連結部を通り梁に垂直な直線を中心として互いに対称に配置されている。この構成を図3を参照しながら説明する。同図は、水平面内における一対のマスダンパの配置とともに、構造物がX方向に振動するのに伴い、構造物が支持フレームに対して右方向に変位した状態を示す。また、水平面内において、各マスダンパが梁と成す角度はθである。
この状態では、右側のマスダンパは軸方向に引っ張られ、左側のマスダンパは軸方向に圧縮され、支持フレームにはそれらの反力Fa,Fbが作用する。これらの反力Fa,Fbのうち、水平面内においてX方向に直交する方向(以下「Y方向」という)の成分Fay(=Fasinθ),Fby(=Fbsinθ)は、互いに大きさが等しく、方向が反対である。このため、これらの成分Fay,Fbyは打ち消し合い、支持フレームにはY方向の反力は作用せず、Y方向の支持フレームの変形は生じない。したがって、発生したX方向の相対変位のみが回転マスの回転運動に確実に変換されるので、構造物の振動の抑制をより良好に行うことができる。
請求項に係る発明は、請求項1ないしのいずれかに記載の制振装置において、マスダンパは、マスダンパにその延び方向に作用する荷重が所定値に達したときに、相対変位から回転マスの回転運動への変換を制限する制限機構を有することを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1ないしのいずれかに記載の制振装置において、支持フレームは、互いに異なる高さに配置された複数の支持フレームで構成されており、マスダンパは、複数の支持フレームの各々と構造物の間に設けられていることを特徴とする。

Claims (7)

  1. 構造物の振動を抑制するための制振装置であって、
    前記構造物とは別個に設置され、鉛直に延びる柱および所定方向に水平に延びる梁で構成されたラーメン構造を有する支持フレームと、
    当該支持フレームと前記構造物の間に設けられ、回転可能な回転マスおよび当該回転マスの回転を減衰させる粘性要素を有し、前記構造物の振動に伴って発生する前記構造物と前記支持フレームの間の前記所定方向の相対変位を、前記回転マスの回転運動に変換するマスダンパと、
    を備えることを特徴とする制振装置。
  2. 前記マスダンパは、一対のマスダンパで構成されており、
    当該一対のマスダンパは、それらの一端部が前記支持フレームに同一の連結部を介して連結され、前記構造物に向かって斜めに延びるとともに、水平面内において、前記連結部を通り前記梁に垂直な直線を中心として互いに対称に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の制振装置。
  3. 前記構造物には、上下方向に貫通し、前記所定方向に延びる長孔が形成されており、前記支持フレームの柱は、当該長孔の長さ方向に移動自在に、かつ当該長孔の幅方向に移動不能に嵌合していることを特徴とする、請求項1または2に記載の制振装置。
  4. 前記支持フレームの梁は、前記構造物の長孔と異なる高さに配置されていることを特徴とする、請求項3に記載の制振装置。
  5. 前記構造物の長孔の内壁および前記支持フレームの柱の互いに対向する表面の少なくとも一方には、滑性を有する表面材が貼り付けられていることを特徴とする、請求項3または4に記載の制振装置。
  6. 前記マスダンパは、当該マスダンパにその延び方向に作用する荷重が所定値に達したときに、前記相対変位から前記回転マスの回転運動への変換を制限する制限機構を有することを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の制振装置。
  7. 前記支持フレームは、互いに異なる高さに配置された複数の支持フレームで構成されており、前記マスダンパは、前記複数の支持フレームの各々と前記構造物の間に設けられていることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の制振装置。
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