JP2017125519A - 動吸振装置及び床 - Google Patents

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Abstract

【課題】クリープの生じ易い粘弾性部材を用いたときであっても、床振動に対する制振性能の低下を抑制することが可能な動吸振装置を提供する。
【解決手段】動吸振装置1は、制振板20,21と、固定機構40と、を備えている。制振板20,21は、第1面31A,71A及び第2面31B,71Bを含む金属板31,71と、第1面31A,71Aの一部を露出させるように第1面31A,71A上に配置された粘弾性部材32,72と、を有している。固定機構40は、第1面31A,71
Aの露出部分及び第2面31B,71Bに接触した状態で金属板31,71を厚み方向に拘束する。
【選択図】図3

Description

本発明は、動吸振装置及びこれを備えた床に関する。
従来、ビル、マンション又は住宅などの建造物において、床で発生した振動を抑える目的で、床下に動吸振装置(ダイナミックダンパー)を取り付けることが知られている。この種の動吸振装置の例が下記特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された動吸振装置は、一対の板状弾性部材の間に粘弾性部材が挟まれた制振板と、当該制振板を床下に取り付けるための取付部材と、を備えている。この取付部材は、床下から吊り下げられると共に制振板を厚み方向に貫通し、その貫通した端部にナットが装着されている。取付部材の下向きの面とナットの上面との間で厚み方向に挟むことにより、制振板は厚み方向に拘束されている。
上記動吸振装置では、床で発生した振動が、取付部材を介して制振板に伝達される。そして、制振板の質量部分(取付部材に対する固定部の周囲の部分)が床材に対して逆位相で振動すると共に、粘弾性部材のせん断応力により振動エネルギーが吸収される。これにより、床振動が低減される。
特開平5−26294号公報
上記特許文献1に記載された動吸振装置では、制振板が厚み方向に挟まれている。このため、クリープの生じ易い粘弾性部材を用いた場合には、当該粘弾性部材が厚み方向に圧縮されることにより塑性変形する一方で、制振板を挟む2つの面間の距離は維持される。その結果、一対の板状弾性部材の間に隙間が発生する。これにより、制振板の拘束力が不十分になり、共振周波数が低くなると共に動吸振装置の反力が床に伝達され難くなり、制振性能が低下するという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、クリープの生じ易い粘弾性部材を用いたときであっても、床振動に対する制振性能の低下を抑制することが可能な動吸振装置及びこれを備えた床を提供することである。
本発明の一局面に係る動吸振装置は、床材で発生した振動を抑えるための動吸振装置である。この動吸振装置は、支点領域と、前記支点領域を支点として厚み方向に弾性変形可能な変形部と、これを有する制振板と、前記床材に固定される部分と、前記支点領域に固定された部分と、を有する固定機構と、を備えている。前記制振板は、厚み方向の一方側を向く第1面と、厚み方向の他方側を向く第2面と、を含む金属板と、前記第1面の一部を露出させるように前記第1面上に配置された粘弾性部材と、を有している。前記固定機構は、前記第1面の露出部分及び前記第2面に接触した状態で前記金属板を厚み方向に拘束する。
上記動吸振装置では、床材で発生した振動が固定機構を介して制振板に伝達される。これにより、制振板の変形部が床材と異なる位相で振動することにより振動が減少し、かつ粘弾性部材で発生するせん断応力により振動が減衰する。このようにして、上記動吸振装置により、床材で発生した振動を低減することができる。
また上記動吸振装置では、固定機構が金属板の第1面及び第2面に接触した状態で当該金属板を厚み方向に拘束する。このため、粘弾性部材にクリープが生じた場合でも、制振板を厚み方向に確実に拘束することができ、固定トルクの抜けを防止することができる。その結果、床材で発生した振動を上記動吸振装置に対して十分に伝達することができ、制振性能の低下を抑制することができる。
上記動吸振装置において、前記固定機構は、第1吊りボルトと、第2吊りボルトと、を有していてもよい。前記第1吊りボルトは、床材の第1固定部位に固定される一端部と、前記支点領域の第1支持部位に固定された他端部と、を含んでいてもよい。前記第2吊りボルトは、床材の第2固定部位に固定される一端部と、前記支点領域において前記第1支持部位から離れた第2支持部位に固定された他端部と、を含んでいてもよい。
上記構成によれば、第1及び第2吊りボルトを用いて、互いに離れた2つの部位において制振板と床材とを固定することができる。つまり、制振板と床材とを2点固定することができる。これにより、1点固定するときと異なり、床材に対して制振板が回転することを防止することができる。
上記動吸振装置において、前記制振板は、長方形状を有していてもよい。前記支点領域は、前記第1及び第2支持部位を含み、かつ、前記長方形状の長手方向に沿って設けられていてもよい。前記固定機構は、第1拘束部材と、第2拘束部材と、を有していてもよい。前記第1拘束部材は、前記長手方向に延びていてもよい。前記第2拘束部材は、前記長手方向に延びていてもよい。前記第1及び第2拘束部材が前記制振板の前記支点領域を厚み方向に挟んで配置されることにより、前記支点領域の厚み方向の変形が規制されてもよい。
上記構成によれば、制振板の厚み方向の変形を長手方向に沿って規制することができ、短手方向の端部を変形部として機能させることができる。このとき、変形部の短手方向の長さを長手方向において略一定に設計することができる。このため、制振板の振動周期を、減衰させるべき床振動の周期に合わせて容易に調整することができる。
上記動吸振装置において、前記粘弾性部材には、前記第1面の露出部分を形成するための穴部が形成されていてもよい。前記固定機構は、前記穴部内に配置され、前記第1面に接触する第1スペーサ面と、前記第1拘束部材に接触する第2スペーサ面と、を含むスペーサを有していてもよい。前記金属板は、前記第1面の露出部分に前記第1スペーサ面が接触し、かつ、前記第2面に前記第2拘束部材が接触した状態で厚み方向に拘束されてもよい。
上記構成によれば、粘弾性部材に形成された穴部内にスペーサを配置することで、金属板の第1面との接触を容易に確保することができる。そして、スペーサと第2拘束部材とにより金属板を挟み、当該金属板を厚み方向に拘束することができる。
上記動吸振装置において、前記固定機構は、前記第1面の露出部分に接触する面を有する第1部材と、前記第2面に接触する面を有する第2部材と、前記第1部材と前記第2部材とを厚み方向に締め付ける締付力を与えるための締付機構と、を有していてもよい。
上記構成によれば、第1及び第2部材に締付力を与えることで、金属板をより確実に拘束することができる。
本発明の他の局面に係る床は、床材と、前記床材に配置された上記動吸振装置と、を備えている。
上記床によれば、床材で発生した振動を上記動吸振装置に対して十分に伝達することができ、当該床振動を効果的に抑えることができる。
本発明のさらに他の局面に係る床は、同一平面内において互いに隣接するように配列された複数の床材と、隣接する前記床材の間に跨るように配置された上記動吸振装置と、を備えている。
上記床によれば、隣接する床材の間に跨るように動吸振装置が配置されているため、個々の床材で発生する振動だけでなく、隣接する床材間の相対的な振動を低減することができる。
本発明のさらに他の局面に係る床は、床材と、前記床材に配置された上記動吸振装置と、を備えている。この床では、前記第1部材と前記第2部材とを厚み方向に締め付ける締付力が、前記床材を介して伝達される。
上記床によれば、第1部材と第2部材とを締め付ける締付力を利用して、床材と上記動吸振装置とを固定することができる。
本発明によれば、クリープの生じ易い粘弾性部材を用いたときであっても、床振動に対する制振性能の低下を抑制することが可能な動吸振装置及びこれを備えた床を提供することができる。
本発明の実施形態に係る床の構造を示す斜視図である。 図1中の線分II−IIに沿った床の断面図である。 図1中の線分III−IIIに沿った床の断面図である。 本発明の実施形態に係る動吸振装置の構造を示す斜視図である。 上記動吸振装置の分解斜視図である。 上記動吸振装置を構成する制振板の分解斜視図である。 本発明の別の実施形態に係る動吸振装置の構造を示す斜視図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態につき詳細に説明する。
[床の構造]
まず、本発明の実施形態に係る床10の構造について、図1〜図3を参照して説明する。図1は、床10を居住空間と反対側から見た斜視図である。図2は、図1中の線分II−IIに沿った床10の断面構造を示している。図3は、図1中の線分III−IIIに沿った床10の断面構造を示している。
床10は、ビル、マンション又は一般住宅などに例示される種々の建造物に適用されるものである。床10は、複数の床材2と、床材2に取り付けられた複数の動吸振装置(ダイナミックダンパー)1と、主に有している。
床材2は、特定方向に延びる板状部材である(図1)。この特定方向を「長手方向」とする。床材2は、居住空間側を向く床上面2Aと、床上面2Aに対して厚み方向に反対側の床下面2Bと、床上面2Aと床下面2Bとを接続する4つの床側面2Cと、を有している。床材2は、それぞれの長手方向が互いに平行し、長手方向に延びる床側面2C同士が接触するように、同一平面内において互いに隣接するように配列されている。
動吸振装置1は、床材2で発生した振動を抑えるためのものである。動吸振装置1は、図1に示すように、床下面2Bに固定され、床材2の長手方向に直交する方向に沿って並べられている。動吸振装置1は、長手方向の梁スパン長に応じ、複数(2つ)の列状に並べられている。各動吸振装置1は、隣接する2つの床材2の各々に対して固定され、隣接する床材2の間に跨るように配置されている(図1,3)。つまり、動吸振装置1は、隣接する2つの床材2の各々に対して固定される部分を有し、床下面2Bに沿って一方の床材2から他方の床材2まで至るように設けられている。これにより、動吸振装置1は、隣接する2つの床材2の各々の床下面2Bに対して対向している。
[動吸振装置の構造]
次に、上記動吸振装置1の詳細な構造について、図4〜図6を主に参照して説明する。図4は、床材2から取り外された状態の動吸振装置1の全体構造を示している。図5は、動吸振装置1の分解斜視図である。図6は、動吸振装置1において振動減衰機能を発揮する制振板20の分解斜視図である。
図4及び図5に示すように、動吸振装置1は、長方形状の板材からなる第1及び第2制振板20,21と、床材2と制振板20,21とに固定される固定機構40と、を主に有している。固定機構40は、第1及び第2吊りボルト41,42と、拘束部材51〜53と、スペーサ61〜64と、締付部材3と、を有している。図3に示すように、締付部材3は、床上面2A上に配置される第1ナット3A及び第1ワッシャー3Bと、動吸振装置1側に配置される第2ナット3C及び第2ワッシャー3Dと、を有している。動吸振装置1は、制振力向上のために第1及び第2制振板20,21による二重構造を採用したダイナミックダンパーである。なお、上記動吸振装置1は、二重のダンパー構造に限定されず、後述のように第1制振板20のみを有していてもよい。
図5に示すように、第1制振板20は、拘束部材51,52により挟まれた第1支点領域25と、第1支点領域25を支点として厚み方向に弾性変形可能な第1変形部22と、を有している。第1支点領域25は、第1制振板20の略中央において一端部23から他端部24まで長手方向に沿って設けられている。第1変形部22は、第1支点領域25の両側に設けられている。第1支点領域25は、第1吊りボルト41が固定される第1支持部位25Aと、第2吊りボルト42が固定される第2支持部位25Bと、を含む。第2支持部位25Bは、長手方向において第1支持部位25Aから離れた位置に設けられている。
第2制振板21は、拘束部材52,53により挟まれる第2支点領域26と、第2支点領域26を支点として厚み方向に弾性変形可能な第2変形部27と、を有している。第2支点領域26は、第1支点領域25の下側に位置し、第2制振板21の略中央において長手方向に沿って設けられている。第2変形部27は、第1支点領域26の両側に設けられている。
第2支点領域26は、第1支持部位26Aと、第2支持部位26Bと、を含む。第1支持部位26Aは、第1吊りボルト41が固定される部分であり、第1支持部位25Aの下側に位置している。第2支持部位26Bは、第2吊りボルト42が固定される部分であり、第2支持部位25Bの下側に位置している。第2支持部位26Bは、長手方向において第1支持部位26Aから離れた位置に設けられている。
図6に示すように、第1制振板20は、長方形状を有する金属板31と、金属板31と略同じ大きさの長方形状を有し、金属板31上に配置された粘弾性部材32と、を有している。金属板31は、板バネ用鋼板からなり、厚み方向の一方側を向く第1面31Aと、厚み方向の他方側を向く第2面31Bと、を含む。金属板31には、複数(2つ)の貫通穴31Cが長手方向に間隔を空けて形成されている。これらの貫通穴31Cは、第1及び第2吊りボルト41,42を挿入可能な直径を有し、第1及び第2支持部位25A,25B(図5)において形成されている。
粘弾性部材32は、好ましい材料としては、例えば粘弾性を有する樹脂と高比重材料の混合物などが挙げられる。上記粘弾性を有する樹脂としては、例えばウレタン系樹脂、オレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、シリコーン樹脂などの樹脂、アスファルトなどの石油由来材料、ゴムなどが挙げられるが、これらに限られるものではない。また上記高比重材料としては、鉄粉、タングステン粉等の金属粉、スラグ、砂などが挙げられるが、これらに限られるものではない。
特に好ましい材料としては、例えば、アスファルトと鉄粉とを混合したアスファルト制振材が挙げられる。粘弾性部材32には、動吸振装置1の重りの役割を行えるように、比重の重いリサイクル鉄粉が用いられる。粘弾性部材32は、金属板31の第1面31A上に配置され、その厚みが金属板31よりも大きくなっている。粘弾性部材32には、厚み方向に貫通する複数(2つ)の穴部32Aが長手方向に間隔を空けて形成されている。これらの穴部32Aは、金属板31の貫通穴31Cと厚み方向に重なる位置に形成されている。穴部32Aの直径は、貫通穴31Cの直径よりも大きくなっている。このため、第1面31Aには、貫通穴31Cと穴部32Aとの直径差により露出部分33が形成されている。粘弾性部材32は、第1面31Aの露出部分33以外の全体に設けられている。
第2制振板21は、第1制振板20と同様に、金属板71上に粘弾性部材72が配置された構成を有しており、その詳細な構造の説明は省略する。
次に、固定機構40を構成する各構成部品について説明する。
図6に示すように、スペーサ61,63は、穴部32Aと略同径の円筒形状を有し、穴部32A内に配置されている。スペーサ61,63は、クリープの小さい鉄などの金属板からなる。スペーサ61,63の厚みは、粘弾性部材32の厚みと同等でもよく、それよりも厚くてもよい。スペーサ61,63は、厚み方向の一端面である第1スペーサ面61B,63Bと、厚み方向の他端面である第2スペーサ面61C,63Cと、を含む。スペーサ61,63は、穴部32A内に配置された状態で、第1スペーサ面61B,63Bにおいて第1面31Aの露出部分33に接触する。スペーサ61,63の中心には、第1及び第2吊りボルト41,42を挿入可能な貫通穴61A,63Aが形成されている。なお、スペーサ62,64も上記スペーサ61,63と同様の構成を有しており、その説明は省略する。
図5に示すように、拘束部材51,52は、長手方向に延在する四角柱形状を有し、当該長手方向全体に亘って中空部が形成されている。拘束部材51,52は、スペーサ61,63と同様に、クリープの小さい鉄などの金属板からなる。拘束部材51,52は、長手方向における長さが第1及び第2制振板20,21(第1及び第2支点領域25,26)と略同じになっている。拘束部材51,52には、第1及び第2吊りボルト41,42を挿入可能な挿入穴51A,52Aが形成されている。
拘束部材51は、粘弾性部材32側において第1支点領域25に配置される。拘束部材52は金属板31側において第1支点領域25に配置されると共に、粘弾性部材72側において第2支点領域26に配置される。これにより、拘束部材51の下面が第2スペーサ面61C,63Cに接触し、拘束部材52の下面が第2スペーサ面62C,64Cに接触する。このとき、拘束部材51の挿入穴51Aと、スペーサ61,63の貫通穴61A,63Aと、拘束部材52の挿入穴52Aとが厚み方向に重なった状態となる。
図5に示すように、拘束部材53は、拘束部材51,52と同様に、長手方向に延在する形状を有している。拘束部材53は、スペーサ61,63及び拘束部材51,52と同様に、クリープの小さい鉄などの金属板からなる。拘束部材53は、第1平板部53Aと、第1平板部53Aの両端部から略垂直に立設された第2及び第3平板部53B,53Cと、を含む。第1平板部53Aには、第1及び第2吊りボルト41,42を挿入可能な複数(2つ)の挿入穴53Dが形成されている。
拘束部材53は、金属板71側において第2支点領域26に配置されている。このとき、第1平板部53Aが金属板71の第2面に接触し、かつ挿入穴53Dが拘束部材52の挿入穴52A及びスペーサ62,64の貫通穴と厚み方向に重なった状態となる。
図3に示すように、第1吊りボルト41は、一つの床材2における第1固定部位2Dに固定される一端部41Aと、第1支持部位25A,26Aに固定された他端部41Bと、を含む。第1吊りボルト41は、床材2、拘束部材51、スペーサ61、金属板31、拘束部材52、スペーサ62、金属板71、拘束部材53の順に挿通されている。第1吊りボルト41の両端部には、ネジ部が形成されており、床上面2Aから上方に突出する端部には第1ナット3A及び第1ワッシャー3Bが締結され、第1平板部53Aから下方に突出する端部には第2ナット3C及び第2ワッシャー3Dが締結されている。
第2吊りボルト42は、第1吊りボルト41が固定される一つの床材2に隣接する他の床材2における第2固定部位2Eに固定される一端部42Aと、第2支持部位25B,26Bに固定された他端部42Bと、を含む。第2吊りボルト42は、床材2、拘束部材51、スペーサ63、金属板31、拘束部材52、スペーサ64、金属板71、拘束部材53の順に挿通されている。第2吊りボルト42の両端部には、ネジ部が形成されており、床上面2Aから上方に突出する端部には第1ナット3A及び第1ワッシャー3Bが締結され、第1平板部53Aから下方に突出する端部には第2ナット3C及び第2ワッシャー3Dが締結されている。
図3に示すように、動吸振装置1は、拘束部材51、第1制振板20、拘束部材52、第2制振板21及び拘束部材53がこの順序で重なり、これらの部材に対して第1及び第2吊りボルト41,42が挿通された構造を有している。また動吸振装置1は、拘束部材51の上面が床下面2Bに接触した状態で固定されている。
[制振板の拘束構造]
次に、上記第1及び第2制振板20,21の拘束構造について、図3を参照して説明する。
第1制振板20において、金属板31の第1面31A(露出部分)には第1スペーサ面61B,63Bが接触し、第2面31Bには拘束部材52の上面が接触している。つまり、第1制振板20では、スペーサ61,63が「第1部材」として機能し、拘束部材52が「第2部材」として機能している。また拘束部材51の下面は、第2スペーサ面61C,63Cに接触している。
図3に示すように、第2制振板21において、金属板71の第1面71A(露出部分)には第1スペーサ面62B,64Bが接触し、第2面71Bには拘束部材53の上面(第1平板部53A)が接触している。つまり、第2制振板21では、スペーサ62,64が「第1部材」として機能し、拘束部材53が「第2部材」として機能している。また拘束部材52の下面は、第2スペーサ面62C,64Cに接触している。
第1制振板20において、第1ナット3Aによる締付力は、床材2、拘束部材51、スペーサ61,63の順に伝達され、第2ナット3Cによる締付力は拘束部材53、金属板71、スペーサ62,64、拘束部材52の順に伝達される。この締付力によって、スペーサ61,63及び拘束部材52により挟まれた金属板31が厚み方向に拘束される。このとき、スペーサ61,63の厚み方向両側の部分である粘弾性部材32には、動吸振装置1の床への固定の際には力が伝わらない。また、拘束部材51,52が第1制振板20の第1支点領域25を厚み方向に挟むように配置された状態で上記締付力が加えられることにより、第1支点領域25の厚み方向の変形が規制される。つまり、拘束部材51が「第1拘束部材」として機能し、拘束部材52が「第2拘束部材」として機能する。
また第2制振板21において、第1ナット3Aによる締付力は床材2、拘束部材51、スペーサ61,63、金属板31、拘束部材52、スペーサ62,64の順に伝達され、第2ナット3Cによる締付力は第2ワッシャー3Dを介して拘束部材53に伝達される。この締付力によって、スペーサ62,64及び拘束部材53により挟まれた金属板71が厚み方向に拘束される。このとき、スペーサ62,64の厚み方向両側の部分である粘弾性部材72には、動吸振装置1の床への固定の際には力が伝わらない。また、拘束部材52,53が第2制振板21の第2支点領域26を厚み方向に挟むように配置された状態で上記締付力が加えられることにより、第2支点領域26の厚み方向の変形が規制される。つまり、拘束部材52が「第1拘束部材」として機能し、拘束部材53が「第2拘束部材」として機能する。このように、第1及び第2ナット3A,3Cは、スペーサ61,63と拘束部材52とを厚み方向に締め付ける締付力、及びスペーサ62,64と拘束部材53とを厚み方向に締め付ける締付力を与えるための「締付機構」として機能する。
[動吸振装置による振動低減]
次に、床材2で発生した振動を上記動吸振装置1により低減する仕組みについて説明する。
床材2において振動が発生すると、当該振動は固定機構40を介して第1及び第2制振板20,21に伝達される。これにより、第1及び第2変形部22,27が厚み方向に弾性変形し、床材2と逆位相で振動する。この弾性変形に起因して、粘弾性部材32,72において金属板31,71との間に面内方向に作用するせん断応力が発生し、これにより振動が減衰する。このようにして、上記動吸振装置1により床材2で発生した振動が低減される。
[作用効果]
次に、上記動吸振装置1及び床10の特徴的な構成及びその作用効果について説明する。
上記動吸振装置1は、支点領域25,26と、変形部22,27と、を有する制振板20,21と、床材2に固定される部分と、支点領域25,26に固定された部分と、を有する固定機構40と、を備えている。制振板20,21は、第1面31A,71Aを含む金属板31,71と、第1面31A,71Aの一部を露出させる粘弾性部材32,72と、を有している。固定機構40は、第1面31A,71Aの露出部分及び第2面31B,71Bに接触した状態で金属板31,71を厚み方向に拘束する。
上記動吸振装置1では、固定機構40が金属板31,71の第1面31A,71A及び第2面31B,71Bに接触した状態で当該金属板31,71を厚み方向に拘束する。このため、粘弾性部材32,72にクリープが生じた場合でも、制振板20,21を厚み方向に確実に拘束することができ、固定トルクの抜けを防止することができる。その結果、床材2で発生した振動を上記動吸振装置1に対して十分に伝達することができ、制振部材の共振周波数がずれることなく制振性能の低下を抑制することができる。
上記動吸振装置1において、固定機構40は、第1吊りボルト41と、第2吊りボルト42と、を有している。第1吊りボルト41は、床材2の第1固定部位2Dに固定される一端部41Aと、支点領域25,26の第1支持部位25A,26Aに固定された他端部41Bと、を含む。第2吊りボルト42は、床材2の第2固定部位2Eに固定される一端部42Aと、支点領域25,26において第1支持部位25A,26Aから離れた第2支持部位25B,26Bに固定された他端部42Bと、を含む。
これにより、第1及び第2吊りボルト41,42を用いて、互いに離れた2つの部位において制振板20,21と床材2とを固定することができる。つまり、制振板20,21と床材2とを2点固定することができる。これにより、1点固定するときと異なり、床材2に対して制振板20,21が回転することを防止することができる。
上記動吸振装置1において、制振板20,21は、長方形状を有している。支点領域25,26は、第1支持部位25A,26A及び第2支持部位25B,26Bを含み、長方形状の長手方向に沿って設けられている。固定機構40は、長手方向に延びる拘束部材51〜53を有している。拘束部材51,52が第1制振板20の第1支点領域25を厚み方向に挟んで配置されることにより、第1支点領域25の厚み方向の変形が規制されている。拘束部材52,53が第2制振板21の第2支点領域26を厚み方向に挟んで配置されることにより、第2支点領域26の厚み方向の変形が規制されている
上記構成によれば、制振板20,21の厚み方向の変形を長手方向に沿って規制することができ、短手方向の端部を変形部22,27として機能させることができる。このとき、変形部22,27の短手方向の長さを長手方向において略一定に設計することができる。このため、制振板20,21の振動周期を、減衰させるべき床振動の周期に合わせて容易に調整することができる。また複数の制振板20,21を持つ場合には、変形部22,27の短手方向の長さをそれぞれ異なるものにすることで、複数の周波数に調整して効果を持たせることができる。
上記動吸振装置1において、粘弾性部材32,72には、第1面31A,71Aの露出部分33を形成するための穴部32Aが形成されている。固定機構40は、穴部32A内に配置され、第1面31A,71Aに接触する第1スペーサ面61B,62B,63B,64Bと、拘束部材51,52に接触する第2スペーサ面61C,62C,63C,64Cと、を含むスペーサ61〜64を有している。金属板31は、第1面31Aの露出部分33に第1スペーサ面61B,63Bが接触し、かつ、第2面31Bに拘束部材52が接触した状態で厚み方向に拘束されている。金属板71は、第1面71Aの露出部分にスペーサ62,64の第1スペーサ面が接触し、かつ第2面71Bに拘束部材53が接触した状態で厚み方向に拘束されている。
上記構成によれば、粘弾性部材32,72に形成された穴部内にスペーサ61〜64を配置することで、金属板31,71の第1面31A,71Aとの接触を容易に確保することができる。そして、スペーサ61〜64と拘束部材52,53とにより金属板31,71を挟み、当該金属板31,71を厚み方向に拘束することができる。
これに対して、粘弾性部材32,72を2つに分割し、拘束部材51,52を金属板31,71に直接接触させた場合には、スペーサ61〜64が省略される。この場合には、分割された箇所における剛性が制振板20,21の中で最も弱くなり、粘弾性部材32,72においてせん断力が有効に働かなくなる。
一方、金属板31,71の第1面31A,71Aの全面に粘弾性部材32,72を接触させ(穴部32Aを省略)、その上に拘束部材51,52を配置した場合には、同様にスペーサ61〜64が省略される。この場合には、拘束部材51,52と制振板20,21との固定がクリープにより弱くなり、動吸振装置1の反力が床に伝わりにくくなる。また、拘束部材51,52と制振板20,21との固定がクリープにより弱くなるために動吸振装置1の共振周波数が低くなり、ダンパーとして有効に働かなくなる。本実施形態では、スペーサ61〜64を設けて金属板31,71との接触を確保することにより、上記のような問題を解消することができる。
上記動吸振装置1において、固定機構40は、第1面31Aの露出部分に接触する面を有する第1部材としてのスペーサ61,63と、第2面31Bに接触する面を有する第2部材としての拘束部材52と、を有している。また固定機構40は、第1面71Aの露出部分に接触する面を有する第1部材としてのスペーサ62,64と、第2面71Bに接触する面を有する第2部材としての拘束部材53と、を有している。また固定機構40は、上記第1部材と上記第2部材とを厚み方向に締め付ける締付力を与えるための締付機構としての第1及び第2ナット3A,3Cと、を有している。これにより、締付力を与えることによって金属板31,71をより確実に拘束することができる。
上記床10は、床材2と、床材2に配置された上記動吸振装置1と、を備えている。上記床10によれば、床材2で発生した振動を上記動吸振装置1に対して十分に伝達することができ、当該床振動を効果的に抑えることができる。
上記床10は、同一平面内において互いに隣接するように配列された複数の床材2と、隣接する床材2の間に跨るように配置された上記動吸振装置1と、を備えている。上記床10によれば、隣接する床材2の間に跨るように上記動吸振装置1が配置されているため、個々の床材2で発生する振動だけでなく、隣接する床材2間の相対的な振動を低減することができる。また、複数の床材2を用いた床の振動モードに、隣接する床材2の相対的な動きと動きのギャップが生じることから、床面全体に動吸振装置1を配置する場合でも床材2と床材2の間で固定することで、動吸振装置1を励起させやすくすることができる。
上記床10では、第1及び第2ナット3A,3Cによる締付力が、床材2を介して伝達される。これにより、第1及び第2ナット3A,3Cによる締付力を利用して、床材2と上記動吸振装置1とを固定することができる。
[別の実施形態]
最後に、本発明の別の実施形態について説明する。
上記動吸振装置1にように第1及び第2制振板20,21を有する二重のダンパー構造に限定されず、図7に示すように第1制振板20のみからなる一重のダンパー構造を有する動吸振装置1Aが用いられてもよい。この場合、粘弾性部材32側に拘束部材51が配置され、金属板31側に拘束部材53が配置される。この構造によれば、よりシンプルな形状となり、コスト低減を図ることができる。
上記動吸振装置1において、スペーサ61〜64が省略されてもよい。この場合、第1及び第2吊りボルト41,42が粘弾性部材32,72の穴部内において拡径し、当該拡径部分において第1面31A,71Aに接触してもよい。また拘束部材51,52の下面から下に突出する突起部が形成され、当該突起部が粘弾性部材32,72の穴部内に挿入されて第1面31A,71Aに接触してもよい。これにより、スペーサ61〜64を穴部内に嵌め込んだ場合と同様に、金属板31,71を厚み方向に拘束することができる。
上記動吸振装置1において、制振板20,21が第1及び第2吊りボルト41,42により床材2に対して2点固定される場合に限定されず、1点固定されてもよいし、3点以上で固定されてもよい。しかし、制振板20,21の回転を防止し、かつ施工の容易性を確保する観点から、本実施形態のように2点固定とすることが好ましい。
上記動吸振装置1において、拘束部材51〜53が省略されてもよい。
上記床10において、金属板31,71を厚み方向に拘束する締付力が、床材2を介さずに伝達されてもよい。
上記動吸振装置1において、拘束部材51〜53が省略されてもよい。
上記床10において、動吸振装置1は、隣接する2つの床材2に跨って配置される場合に限定されず、一つの床材2に配置されてもよい。
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなくて特許請求の範囲により示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1,1A 動吸振装置、2 床材、2D 第1固定部位、2E 第2固定部位、3 締付部材、10 床、20 第1制振板、21 第2制振板、22 第1変形部、25 第1支点領域、25A,26A 第1支持部位、25B,26B 第2支持部位、26 第2支点領域、27 第2変形部、31,71 金属板、31A,71A 第1面、31B,71B 第2面、32,72 粘弾性部材、32A 穴部、33 露出部分、40 固定機構、41 第1吊りボルト、41A,42A 一端部、41B,42B 他端部、42 第2吊りボルト、51,52,53 拘束部材、61,62,63,64 スペーサ
本発明の一局面に係る動吸振装置は、床材で発生した振動を抑えるための動吸振装置である。この動吸振装置は、長方形状を有すると共に、前記長方形状の長手方向に沿って設けられた支点領域と、前記支点領域を支点として厚み方向に弾性変形可能な変形部と、これを有する制振板と、前記床材に固定される部分と、前記支点領域に固定された部分と、を有する固定機構と、を備えている。前記制振板は、厚み方向の一方側を向く第1面と、厚み方向の他方側を向く第2面と、を含む金属板と、前記第1面の一部を露出させるように前記第1面上に配置された粘弾性部材と、を有している。前記固定機構は、前記第1面の露出部分及び前記第2面に接触した状態で前記金属板を厚み方向に拘束する。前記固定機構は、前記長手方向に延び、前記制振板の前記支点領域を厚み方向に挟むことにより前記支点領域の厚み方向の変形を規制する第1拘束部材及び第2拘束部材を有する。
上記動吸振装置では、床材で発生した振動が固定機構を介して制振板に伝達される。これにより、制振板の変形部が床材と異なる位相で振動することにより振動が減少し、かつ粘弾性部材で発生するせん断応力により振動が減衰する。このようにして、上記動吸振装置により、床材で発生した振動を低減することができる。また上記構成によれば、制振板の厚み方向の変形を長手方向に沿って規制することができ、短手方向の端部を変形部として機能させることができる。このとき、変形部の短手方向の長さを長手方向において略一定に設計することができる。このため、制振板の振動周期を、減衰させるべき床振動の周期に合わせて容易に調整することができる。
上記動吸振装置において、前記支点領域は、前記第1及び第2支持部位を含んでいてもよい。

Claims (8)

  1. 床材で発生した振動を抑えるための動吸振装置であって、
    支点領域と、前記支点領域を支点として厚み方向に弾性変形可能な変形部と、を有する制振板と、
    前記床材に固定される部分と、前記支点領域に固定された部分と、を有する固定機構と、を備え、
    前記制振板は、
    厚み方向の一方側を向く第1面と、厚み方向の他方側を向く第2面と、を含む金属板と、
    前記第1面の一部を露出させるように前記第1面上に配置された粘弾性部材と、を有し、
    前記固定機構は、前記第1面の露出部分及び前記第2面に接触した状態で前記金属板を厚み方向に拘束する、動吸振装置。
  2. 前記固定機構は、第1吊りボルトと、第2吊りボルトと、を有し、
    前記第1吊りボルトは、床材の第1固定部位に固定される一端部と、前記支点領域の第1支持部位に固定された他端部と、を含み、
    前記第2吊りボルトは、床材の第2固定部位に固定される一端部と、前記支点領域において前記第1支持部位から離れた第2支持部位に固定された他端部と、を含む、請求項1に記載の動吸振装置。
  3. 前記制振板は、長方形状を有し、
    前記支点領域は、前記第1及び第2支持部位を含み、かつ、前記長方形状の長手方向に沿って設けられ、
    前記固定機構は、第1拘束部材と、第2拘束部材と、を有し、
    前記第1拘束部材は、前記長手方向に延び、
    前記第2拘束部材は、前記長手方向に延び、
    前記第1及び第2拘束部材が前記制振板の前記支点領域を厚み方向に挟んで配置されることにより、前記支点領域の厚み方向の変形が規制される、請求項2に記載の動吸振装置。
  4. 前記粘弾性部材には、前記第1面の露出部分を形成するための穴部が形成され、
    前記固定機構は、前記穴部内に配置され、前記第1面に接触する第1スペーサ面と、前記第1拘束部材に接触する第2スペーサ面と、を含むスペーサを有し、
    前記金属板は、前記第1面の露出部分に前記第1スペーサ面が接触し、かつ、前記第2面に前記第2拘束部材が接触した状態で厚み方向に拘束される、請求項3に記載の動吸振装置。
  5. 前記固定機構は、
    前記第1面の露出部分に接触する面を有する第1部材と、
    前記第2面に接触する面を有する第2部材と、
    前記第1部材と前記第2部材とを厚み方向に締め付ける締付力を与えるための締付機構と、を有する、請求項1〜4の何れか1項に記載の動吸振装置。
  6. 床材と、
    前記床材に配置された請求項1〜5の何れか1項に記載の動吸振装置と、を備えた、床。
  7. 同一平面内において互いに隣接するように配列された複数の床材と、
    隣接する前記床材の間に跨るように配置された請求項2〜4の何れか1項に記載の動吸振装置と、を備えた、床。
  8. 床材と、
    前記床材に配置された請求項5に記載の動吸振装置と、を備え、
    前記第1部材と前記第2部材とを厚み方向に締め付ける締付力が、前記床材を介して伝達される、床。
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