JP6391914B2 - 吊り天井の耐震補強構造 - Google Patents

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Description

本発明は躯体から懸垂した吊り材の下端部に野縁受けが支持され、野縁受けに天井材を支持する野縁が接続された吊り天井において、野縁受けが天井材から水平力を受けることによる座屈と捩り変形を防止し、野縁と天井材との接合部等の損傷を防止する吊り天井の耐震補強構造に関するものである。
上階のスラブ、梁等の躯体から吊り材が懸垂し、吊り材を挟んだ両側の、または吊り材の片側の躯体と天井材(天井仕上げ材)との間にブレースが架設された吊り天井では、ブレースが天井材に剛性を付与し、天井材の変位量を低減させると共に、天井材に作用する水平力を負担しながら、躯体に伝達することで、天井材の損傷防止が図られる(特許文献1〜4参照)。天井材に作用する、野縁軸方向の水平力の一部は野縁からその方向のブレースを通じて躯体に伝達され、野縁受け軸方向の水平力の一部は野縁受けからその方向のブレースを通じて躯体に伝達される。
例えば図12−(a)、(b)に示すように隣接する吊り材間の距離とブレースの水平面に対する傾斜角度等の関係で、ブレースの下端部を吊り材の下端部に接続できない場合には、ブレースの下端部を野縁受けに接続することになるため、野縁受けの軸方向に吊り材の下端部とブレースの下端部との間に距離が確保されることになる。この場合、地震時等、野縁受けに軸方向力が交互に作用するときに、野縁受けと一方のブレースとの節点(ブレースの下端部)と、他方のブレースとの節点(ブレースの下端部)との間の区間に圧縮力が生じることがある。ブレースは図12−(b)に示すように吊り材の片側にのみ配置されることもあり、その場合、吊り材はブレースからの反力の鉛直成分に抵抗するために、圧縮力も負担する。
地震時等、天井材に生じる振動の速度が大きい状況下では、野縁受けに生じる軸方向力が正負の向きに交互に繰り返されるときに、軸方向力が全長に亘って一様にならず、吊り材との各節点とブレースとの各節点との間の区間で軸方向力に差が生ずることが想定される。このような状況のとき、野縁受けの吊り材との節点とブレースとの節点との間の区間に圧縮力が生ずることがあるため、野縁受けに座屈を生じさせる可能性がある。
ブレースが吊り材を挟んだ両側に対になって配置される場合には、野縁受けの、両側のブレースとの節点間に圧縮力が生ずる。野縁受けの、吊り材との節点とブレースとの節点との間の区間に圧縮力が生ずることは、野縁受けの軸方向力を対になるブレースが負担するときに、両ブレースからの反力の水平成分の大きさが相違する場合にも生じ得る。
また野縁受けの軸方向に直交する方向(幅方向)等、交差する方向には、天井材の振動時に野縁受けの下面側に接続されている野縁から野縁受けに水平力が伝達され、野縁受けには幅方向の水平力として作用するが、この水平力は野縁受けの下面側に作用するため、野縁受けに捩りモーメントを生じさせようとする。特に図10−(a)に示すように野縁受け5の上面側にその幅方向を含む構面内に架設されたブレース82、82が接続されている場合には、ブレース82、82からの反力が野縁受け5に捩りモーメントを作用させ、捩り変形を与えることが想定される。
図10−(a)に示すように野縁受け5の軸方向に隣接する野縁6、6間の中間に、野縁受け5の幅方向を含む構面内にブレース82、82が接続されている場合には、(b)に示すように野縁受け5の軸方向に直交する断面上、野縁受け5の下面側に作用する野縁6の軸方向力と、上面側に作用するブレース82、82からの反力の水平成分が逆向きになる。このため、野縁6の軸方向力とブレース82の反力が偶力を形成し、野縁受け5の、隣接する野縁6、6との接続部分間の区間に捩りモーメントが発生し、野縁受け5が捩り変形し易い状況になる。
野縁受け5の軸方向に吊り材2の下端部とブレース8の下端部との間の区間に座屈が生じ、幅方向には隣接する野縁間の区間に捩り変形が生じる結果として、野縁受け5の軸方向と幅方向の変形の影響が野縁6と天井材7との接合部の他、天井材7、7同士の接合部等に及び、これらの接合部が損傷する可能性がある。
特開2005−240538号公報(請求項1、段落0030、0035、図1、図3、図4) 特開2007−239441号公報(請求項1〜請求項4、段落0022〜0039、図1〜図4) 特開2007−291761号公報(請求項3、段落0037〜0043、図1、図4、図5) 特開2009−167737号公報(請求項3、段落0040〜0044、図1〜図3) 特開2009−243228号公報(請求項10、段落0036〜0038、図1) 特開2011−047134号公報(段落0016、図1)
特許文献1、5はブレース、もしくは吊り材に座屈が生ずることに着目し、特許文献3は野縁に座屈が生ずることに着目しているが、野縁受けに座屈が生ずることに着目した例はない。特に図12に示すように吊り材の下端部とブレースの下端部との間、または対になるブレースの下端部間に距離が確保された状態で、ブレースの下端部が野縁受けに接続された場合に野縁受けに生じ得る座屈を防止するための対策例を示す例はない。
本発明は上記背景より、吊り材の下端部とブレースの下端部との間に距離が確保された状態で、両下端部が野縁受けに接続される場合の野縁受けの座屈と捩り変形を防止し得る吊り天井の耐震補強構造を提案するものである。
請求項1に記載の発明の吊り天井の耐震補強構造は、躯体から懸垂した吊り材の下端部に野縁受けが支持され、この野縁受けの下面側に前記野縁受けの軸方向に間隔を置いて配列し、天井材を支持する野縁が接続され、前記躯体と前記野縁受けとの間の、少なくとも吊り材の片側に軸方向のブレースが架設され、この軸方向のブレースの下端部が前記野縁受けに接続された吊り天井において、
前記野縁受けの全長の内、前記吊り材の下端部と前記軸方向のブレースの下端部との間の区間において前記野縁受けの下面側で隣接する前記野縁の間に、前記野縁受けの軸方向に交差する方向に軸方向を向け、前記野縁に付加される、前記野縁より小さい長さの付加野縁が配置され、前記野縁受けに接続されており、
前記躯体と前記野縁受けとの間には前記野縁受けの幅方向を含む構面方向を向く幅方向のブレースが架設され、この幅方向のブレースと同一構面内に前記付加野縁が配置され、
前記幅方向のブレースの下端部は前記野縁受けを前記付加野縁と共に上下から挟み込んで前記野縁受け上に接続され付加野縁受け、または前記野縁受けに接続されていることを構成要件とする。
請求項3に記載の発明の吊り天井の耐震補強構造は、躯体から懸垂した吊り材の下端部に野縁受けが支持され、この野縁受けの下面側に前記野縁受けの軸方向に間隔を置いて配列し、天井材を支持する野縁が接続されると共に、前記野縁受けの上に、前記野縁と平行に付加野縁受けが配置されて前記野縁受けに接続され、この付加野縁受けと前記躯体との間の、少なくとも吊り材の片側に、前記野縁受けの幅方向を含む構面方向を向く幅方向のブレースが架設され、この幅方向のブレースの下端部が前記付加野縁受けに接続された吊り天井において、
前記野縁受けの全長の内、前記野縁受けの下面側で隣接する前記野縁の間に、前記野縁受けの軸方向に交差する方向に軸方向を向け、前記野縁に付加される、前記野縁より小さい長さの付加野縁が配置され、この付加野縁は前記付加野縁受けと対になって前記野縁受けを上下から挟み込んでおり、
前記幅方向のブレースと同一構面内に前記付加野縁が配置されていることを構成要件とする。
請求項4に記載の発明の吊り天井の耐震補強構造は、請求項1、もしくは請求項2に記載の発明において前記付加野縁が、上端部から下端部へかけ、前記吊り材に接近する向きに架設された前記軸方向のブレースの下端部と前記吊り材の下端部との間に配置されていることを構成要件とする。
「吊り材の下端部に野縁受けが支持される」ことには、野縁受けが吊り材の下端部に単純に、例えば吊り材の下端部に対して軸方向に移動可能に支持される場合と、支持されながら接続(拘束)される場合が含まれる。野縁受けが吊り材の下端部に接続される場合は、吊り材の下端部が野縁受けの座屈長さを短縮する働きをするため、野縁受けの座屈長さは吊り材の下端部から、野縁受けに接続されるブレースの下端部との接続部分までの区間になる。
「少なくとも吊り材の片側に」とは、図12−(a)に示すようにブレースが吊り材を挟んで対になって躯体と野縁受けとの間に架設される場合と、(b)に示すように吊り材の片側にのみ、ブレースが躯体と野縁受けとの間に架設される場合があることを言う。「吊り材を挟んで対になる」ことは、ブレースが野縁受けの軸方向を含む構面方向に対になる場合と、野縁受けの幅方向等、野縁受けの軸方向に交差する方向を含む構面方向に対になる場合がある。躯体は鉄筋コンクリート造の場合の上階側のスラブ等であり、鉄骨造の場合の梁(桁)等の構造部材を指す。
ブレースは原則として平面上、二方向に架設されるため、野縁受けの軸方向を含む構面方向と、野縁受けの軸方向に交差する方向を含む構面方向に配置される。吊り材は天井材と野縁、野縁受け及びブレースを吊り支持するため、主に引張力を負担するが、図12−(b)のようにブレースが吊り材の片側にのみ配置される場合には、ブレースに生ずる反力の鉛直成分を受け、圧縮力を負担することもある。
野縁受けの軸方向に交差する方向(以下、本項目中、野縁受けの幅方向等と言う)は野縁受けの軸方向に直交する方向(野縁受けの幅方向)とその方向に対して傾斜した方向を含む。前記のように野縁受けの軸方向を含む構面方向に架設されるブレース(以下、本項目中、軸方向のブレース81と言う)は野縁受けに座屈を生じさせ、野縁受けの幅方向等を含む構面方向に架設されるブレース(以下、本項目中、幅方向のブレース82と言う)は野縁受けに捩り変形を生じさせる可能性がある。
軸方向のブレースと幅方向のブレースは吊り材を挟んで対になる場合、基本的に吊り材の軸線に関して線対称形に配置されるが、躯体下の空間(天井懐)の周辺寄りに配置される吊り材と周囲の壁等との間の距離、または天井内設備の配置等の制約から、ブレースは吊り材を挟んで線対称形に配置されないこともある。軸方向と幅方向共、ブレースの上端部は躯体に直接、もしくは接続用の部品を介して間接的に接続される。軸方向のブレースの下端部は野縁受けに直接、もしくは間接的に接続される。幅方向のブレースの下端部は野縁受け、または後述の付加野縁受けに直接、もしくは間接的に接続される。
野縁受けは吊り材の下端部に支持されるが、接続される場合は、野縁受けには吊り材の下端部が直接、もしくは間接的に接続される。吊り材の下端部と軸方向のブレースの下端部との間の区間に付加野縁が配置され、野縁受けに直接、もしくは間接的に接続される。軸方向のブレースが吊り材を挟んで対になる場合、吊り材は野縁受けの、2本のブレースの下端部間の中間に接続されるため、付加野縁は吊り材の下端部といずれかのブレースの下端部との間の区間に配置される。
「軸方向のブレースの下端部」は平面上、野縁受けの軸方向にブレースが野縁受けと重複する範囲を指し、「吊り材の下端部と軸方向のブレースの下端部との間の区間」は図9に矢印で示すように野縁受け5の側面上、ブレース81の下端面の内、吊り材2から遠い側の線と野縁受け5との交点から吊り材2側の区間を指す。付加野縁9はこの区間に平面上、幅方向の一部が重複した状態で配置されていればよい。軸方向のブレース81、81が吊り材2を挟んで対になる場合には、対になるブレース81、81の下端部間の区間に付加野縁9の幅方向の一部が重複すればよい。
付加野縁と野縁受けとの接続は例えば溶接により、または双方に金物を渡し、ボルト(ねじ)を螺入させることにより行われる。付加野縁は野縁と同じ役目を持つため、天井材の上面に接触し得る状態で配置され、野縁受けには接続されることにより支持される。付加野縁は既存の天井材を支持している野縁に耐震補強の目的で付加(増設)される場合と、新規に構築される天井の野縁と共に、天井の耐震性を高める目的で補助的に付加される場合がある。
前記のように野縁受けの軸方向に天井材からの水平力が野縁受けに交互に作用し、振動の速度が大きい状況下では、野縁受けの全長の内、吊り材の下端部と軸方向のブレースの下端部との間の区間、または対になるブレースの下端部間の区間に圧縮力が作用する可能性がある。この圧縮力に対し、吊り材の下端部とブレースの下端部との間の区間に付加野縁が配置されることで、付加野縁がこの区間の座屈長さを短縮させるため、野縁受けの全体座屈を防止する働きをする。付加野縁はまた、野縁受けの、吊り材の下端部とブレースの下端部との間の区間の一部に重なることで、重なる区間の板厚を増すため、野縁受けの一部の局部座屈を防止する働きもする。
付加野縁は野縁に対して付加的に設置されるため、野縁受けの下面側の、隣接する野縁間の中間部に配置され、天井材には接続される場合(請求項)と接続されない場合がある。付加野縁9が天井材7に接続される場合(請求項)には、図10に示すように幅方向のブレース82から野縁受け5が捩りモーメントを受け、捩り変形を生じようとするときに、付加野縁9が天井材7に接続されていることで、野縁受け5の捩り変形を阻止するように働くことができるため、捩りモーメントに抵抗し、野縁受け5の捩り変形を防止する効果を発揮する。
前記のように天井材7に野縁受け5幅方向の水平力が作用したとき、野縁6から野縁受け5に伝達される水平力に対し、野縁受け5の上面側に接続された幅方向のブレース82、82からの反力の水平成分が、野縁受け5に作用する。この水平成分は野縁6からの水平力と共に偶力を形成し、野縁受け5に捩りモーメントを作用させることが想定される。これに対し、図10に示すように付加野縁9が隣接する野縁6、6間の中間部に配置され、野縁受け5と天井材7に接続されていることで、野縁受け5の捩り変形を阻止するように機能することが可能になる。
付加野縁9は野縁受け5と共に天井材7に接続されることで、天井材7に作用する野縁受け5幅方向の水平力を野縁受け5に作用させることが考えられるが、幅方向のブレース82が接続される側である野縁受け5上面側の反対側の下面側に接続されることで、ブレース82による捩りモーメントを生じさせる偶力に抵抗できる状態にもあるため、捩りモーメントに抵抗し、野縁受け5の捩り変形を阻止するように働くことになる。特に付加野縁9が幅方向のブレース82、82と同一構面内に配置されていれば、付加野縁9に生じる反力の方向(野縁受け5の幅方向)がブレース82、82の反力の水平成分の方向に一致するため、最も効果的にブレース82、82による捩りモーメントに抵抗することが可能になる。
野縁受け5の軸方向には、吊り材2の下端部と軸方向のブレース81の下端部との間の区間での座屈が防止され、幅方向には野縁受け5の捩り変形が防止されることで、野縁6と天井材7との接合部、及び天井材7、7同士の接合部等が損傷する可能性が低下するため、これらの接合部と天井材7自体を振動後も健全に保つことが可能になる。
幅方向のブレース82も吊り材2の片側にのみ配置される場合と、吊り材2を挟んで対になる場合があるが、ブレース82の下端部は野縁受け5に接続されるか、または付加野縁9と対になる形で野縁受け5の上面側に接続される、以下の付加野縁受け11に接続される。
付加野縁9の上方には、幅方向のブレース82を架設する場合に、そのブレース82の下端部を受けるために、野縁受け5の軸方向に交差する方向(野縁受けの幅方向等)に軸方向を向けて付加野縁受け11が配置されることもある(請求項)。付加野縁受け11は野縁受け5の上に、付加野縁9に平行に配置され、野縁受け5の上面側に直接、もしくは間接的に接続される。この場合、幅方向のブレース82は図11に示すように付加野縁受け11に直接、もしくは間接的に接続される。
付加野縁受け11は野縁受け5の幅方向等(野縁6の軸方向等)を向いて配置され、躯体1との間に架設される幅方向のブレース82の下端部が接続されることで、野縁受け5の幅方向等に作用する天井材7からの水平力を野縁受け5を介して幅方向のブレース82に伝達すると同時に、ブレース82からの反力を野縁受け5に伝達する。付加野縁受け11は図1、図5に示すように野縁受け5の幅方向に隣接する(並列する)複数本の野縁受け5、5間に亘って架設され、野縁受け5、5に接続される場合には、野縁受け5の上面側に接続されることで、付加野縁受け11が跨る複数本の野縁受け5、5に、野縁6軸方向の水平力を分散させるため、付加野縁9と対になって野縁受け5の捩り変形を拘束する働きもする。
野縁受け5がその上面側に接続された幅方向のブレース82からの反力を受けて捩り変形しようとするときには、前記のように野縁受け5の下面側に接続され、天井材7に接続された付加野縁9が捩り変形を阻止しようとする。野縁受け5の上面側に接続された付加野縁受け11は隣接する複数本の野縁受け5、5間に跨ることで、天井材7に接続された付加野縁9と同様に、野縁受け5の捩り変形に抵抗できる状態にあるため、野縁受け5を上下から挟み込む付加野縁9と対になって野縁受け5の捩り変形を阻止することになる。付加野縁受け11は付加野縁9と対になるため、既存の野縁受け5に対して耐震補強の目的で付加(増設)される場合と、新規に構築される天井の野縁受け5と共に、補助的に付加される場合がある。
吊り材の下端部とブレースの下端部との間の区間に付加野縁を配置し、野縁受けに接続することで、付加野縁が野縁受けの、吊り材下端部とブレース下端部との間の区間の座屈長さを短縮させるため、野縁受けの、吊り材下端部とブレース下端部との間の区間の全体座屈を防止することができる。また付加野縁が野縁受けに接続されることで、天井材に接続された場合に(請求項)、付加野縁が野縁受けに作用する捩りモーメントに抵抗し、野縁受けの捩り変形を阻止しようとするため、野縁受けの、吊り材下端部とブレース下端部との間の区間の捩り変形を防止することも可能である。
野縁受けへの付加野縁の接続によって野縁受けの、吊り材下端部とブレース下端部との間の区間における座屈と捩り変形が防止される結果、野縁と天井材との接合部、及び天井材同士の接合部等の損傷を防止することができるため、これらの接合部と天井材自体を振動後も健全に保つことができる。
野縁の軸方向に並列する3本の野縁受けに跨る長さを持つ付加野縁を野縁受けの下面側に配置し、付加野縁と対になる付加野縁受けを野縁受けの上面側に配置した場合の、吊り材とブレース及び付加野縁と付加野縁受けの関係を示した斜視図である。 図1における付加野縁と付加野縁受けを付加野縁の軸方向に見た縦断面図である。 図1の平面図である。 ブレースが吊り材の片側にのみ配置され、吊り材に圧縮力を負担可能な鋼材(角形鋼管)を使用した場合の例を示した縦断面図である。 野縁の軸方向に並列する2本の野縁受けに跨る長さを持つ付加野縁を野縁受けの下面側に配置し、付加野縁と対になる付加野縁受けを野縁受けの上面側に配置した場合の、吊り材とブレース及び付加野縁と付加野縁受けの関係を示した斜視図である。 (a)は躯体に定着された定着材と吊り材及びブレースの関係を示した立面図、(b)は吊り材の下端部に接続された連結材に野縁受けが支持されている様子を示した斜視図である。 野縁受けに野縁を接続する接続材と野縁受け及び野縁の関係を示した斜視図である。 野縁受けに付加野縁受けを連結する連結部材と野縁受け及び付加野縁受けの関係を示した斜視図である。 野縁受けに接続された、野縁受けの軸方向を含む構面方向に架設されたブレースの下端部と付加野縁の配置区間の関係を示した縦断面図である。 (a)は野縁受けに野縁とブレースから捩りモーメントが作用する様子を示した斜視図、(b)は(a)における野縁受けの軸方向に見た縦断面図である。 野縁受けを挟んで付加野縁と対になる付加野縁受けを野縁受けの上面側に配置した様子を示した斜視図である。 (a)は従来の吊り材と野縁受け及びブレースの関係を示した立面図、(b)は吊り材に圧縮力を負担可能な鋼材を使用した場合の様子を示した立面図である。
図1は躯体1から懸垂した吊り材2の下端部に野縁受け5が支持され、野縁受け5に天井材7を支持する野縁6が接続された吊り天井において、野縁受け5の軸方向に交差する方向に軸方向を向けて付加野縁9を配置した耐震補強構造の例を示す。躯体1と野縁受け5との間には少なくとも吊り材2の片側にブレース8が架設され、ブレース8の下端部が野縁受け5に接続される。
付加野縁9は野縁受け5の全長の内、吊り材2の下端部とブレース8の下端部との間の区間の、野縁受け5の下面側に配置され、野縁受け5に接続される。図1は付加野縁9が野縁6の軸方向に並列する3本の野縁受け5に跨る長さを持つ場合の例を示している。図2は図1を付加野縁9の軸方向に見た縦断面を、図3は図1の平面を示す。ブレース8は図1、図2に示すように吊り材2を挟んだ両側に対になって配置される場合と、図4に示すように吊り材2の片側にのみ配置される場合がある。
野縁受け5は天井材7上に野縁6の軸方向に間隔を置いて配列し、吊り材2は図3に示すように平面上、野縁受け5の線上に、野縁受け5の軸方向に間隔を置いて配置される。吊り材2の上端部は躯体1に下面側からアンカーやボルト等によって直接、定着されるか、図6−(a)に示すように躯体1に下端側から定着(固定)される定着材3に接続されることにより躯体1から懸垂した状態で躯体1に支持される。
野縁受け5は吊り材2の下端部に直接、もしくは間接的に支持される。野縁受け5は吊り材2の下端部に接続されることもあり、その場合、吊り材2の下端部に直接、接続されるか、図6−(b)に示すように吊り材2の下端部に接続される連結材4に接続される。吊り材2が野縁受け5を支持したときの偏心を回避する上では、吊り材2の軸線(水平断面上の中心線)は野縁受け5の軸線(中心線)上に位置する。
連結材4は例えば図6−(b)、図9に示すように吊り材2の下端部が螺合等により接続される接続部4aと、野縁受け5を支持、あるいは保持する支持部4bを持ち、接続部4aに、吊り材2の下端部の区間に形成されたねじ部が螺入するか、貫通してナットが締結されることにより吊り材2が接続される。支持部4bは例えば野縁受け5を幅方向に挟み込む、もしくは包囲する形状をすることにより野縁受け5を支持するか、保持する。図面では支持部4bの、野縁受け5を挟み込む板要素間にねじ(ボルト)4cを貫通させ、ねじ4cの一端を締結することにより支持部4bに野縁受け5を保持させているが、連結材4の形態は問われない。図示する例の場合、野縁受け5は支持部4bに幅方向に挟持され、拘束されることで、実質的には支持部4bに接続された状態と同等になる。ねじ4cは後述の連結部材12に付属するねじ12cと同様に支持部4bと野縁受け5を貫通することもある。
図2に示すようにブレース8、8が吊り材2を挟んで対になる場合には、両ブレース8、8の反力の鉛直成分が互いに相殺されるため、吊り材2は天井材7の振動時を含め、主に引張力を負担できればよく、ボルトや鉄筋等、棒状の鋼材から形成される。図4に示すようにブレース8が吊り材2の片側にのみ配置される場合には、吊り材2は天井材7の振動時にブレース8の反力の鉛直成分に抵抗するために、引張力に加え、圧縮力を負担する必要があるため、吊り材2には鋼管等、圧縮力にも抵抗可能な鋼材が使用される。
野縁6は野縁受け5の下面側に、野縁受け5の軸方向に間隔を置いて配列し、野縁受け5には直接、接続されるか、野縁受け5に接続される接続材10に接続される。野縁6は野縁受け5の軸方向に直交する方向(野縁受け5の幅方向)等、野縁受け5の軸方向に交差する方向に軸方向を向けて配置される。
ブレース8は野縁受け5の軸方向を含む構面方向と、野縁受け5の幅方向等、軸方向に交差する方向を含む構面方向に架設される。以下では野縁受け5の軸方向を含む構面方向に架設されるブレース8を軸方向のブレース81と言い、野縁受け5の軸方向に交差する方向を含む構面方向に架設されるブレース8を幅方向のブレース82と言う。
ブレース8(81、82)の上端部は例えば吊り材2の上端部を躯体1に接続するための定着材3の一部に接続される。定着材3は図6−(a)に示すように吊り材2を躯体1の下面に支持させるための軸部3aとその周囲の、ブレース8側に突設された連結部3bを持ち、連結部3bにブレース8の上端部がねじ(ボルト)3c等によって接続される。連結部3bは定着材3に接続されるブレース8の本数分、形成される。軸方向のブレース81の下端部は図1、図2に示すように野縁受け5の側面等に直接、もしくはプレート等の金物を介して間接的に接続される。幅方向のブレース82の下端部は図1、図10、図11に示すように野縁受け5に、または野縁受け5を挟んで付加野縁9と対になる付加野縁受け11に直接、もしくはプレート等の金物を介して間接的に接続される。
各方向のブレース81、82の下端部は、吊り材2の長さと、野縁受け5の軸方向に隣接する吊り材2、2間距離と、ブレース81、82の水平面に対する傾斜角度等の関係から、図2、図4に示すように吊り材2下端部の連結材4から野縁受け5の軸方向に距離を置いた位置に接続される。ブレース81、82の水平面に対する傾斜角度は、天井懐の高さが必要以上に大きくならないようにする上では30〜45°程度に設定される。
付加野縁9は連結材4から、軸方向のブレース81と野縁受け5との接続部分までの区間に配置される。付加野縁9は野縁6と同様、野縁受け5の下面側に配置され、野縁受け5に直接、もしくは接続材10を介して間接的に接続される。図1、図2等では付加野縁9を図7に示すような、野縁受け5の下部フランジと付加野縁9の上部フランジの双方に接続のための片(板要素)を有する接続材10に接続しているが、接続材10の形態も問われない。
図7に示す接続材10は天井下地材としての野縁受け5と野縁6に主に使用される溝形鋼(リップ溝形鋼)等の軽量形鋼や形鋼に適した形状をし、野縁受け5の下部フランジの上面に重なってねじ(ボルト)10cにより接合される上部プレート10aと、野縁6の上部フランジ(リップ)の下面に重なりながら、上部プレート10aと対になって野縁6の上部フランジを挟み込む下部プレート10bから構成されている。下部プレート10bは上部プレート10aと共に野縁6の上部フランジを挟み込み、両プレート10a、10bをねじ(ボルト)10cが貫通することにより野縁6に接合されると同時に、野縁受け5に接合される。
付加野縁9が配置される区間である、連結材4から軸方向のブレース81と野縁受け5との接続部分までの区間は図9に示すように野縁受け5とブレース81を幅方向に見たときに、ブレース81下端部の、連結材4から遠い側の面(線)が野縁受け5と交わる点から連結材4までの区間を言う。ブレース8が吊り材2の片側にのみ配置される場合、付加野縁9は図4に示すように連結材4からブレース81下端部までの区間に配置され、ブレース81、81が連結材4を挟んで対になって配置される場合には、付加野縁9は図9に示すように連結材4を挟んだ一方側のブレース81の下端部と野縁受け5との交点と、他方側のブレース81の下端部と野縁受け5との交点との間の区間に配置される。
図1、図2は付加野縁9上面の、連結材4から遠い側の部分(点)がブレース81の軸線より連結材4寄りに位置するように付加野縁9を野縁受け5の下面側に配置した様子を示しているが、付加野縁9が野縁受け5の、連結材4からブレース81との接続部分までの座屈長さ、または両ブレース81、81との接続部分間の座屈長さを短縮する上では、付加野縁9の上面の一部がブレース81の軸線より連結材4寄りに位置していればよい。
野縁受け5が軸方向力を負担したときに座屈を起こす可能性は、ブレース81からの反力により圧縮力を受け易い、連結材4からブレース81下端部までの区間、または両ブレース81、81の下端部間で高い。このことから、連結材4から遠い側のブレース81の下端部と野縁受け5との交わる点と、連結材4との間を結ぶ区間の一部に付加野縁9の幅方向の少なくとも一部が重なるように配置されれば、付加野縁9が野縁受け5の座屈長さを短縮させることができ、野縁受け5の座屈を防止することが可能である。
付加野縁9は天井材7上に配置されるため、天井材7には野縁6と同様に接続される場合と接続されない場合がある。付加野縁9が天井材7に接続される場合、付加野縁9は野縁受け5に接続された幅方向のブレース82、82からの反力によって野縁受け5が捩り変形を起こそうとするときに、その捩り変形を拘束する機能を持つ。
図10−(a)に示すように野縁受け5幅方向の天井材7からの水平力が野縁6を通じて野縁受け5の下面側に伝達され、野縁受け5がその上面側に接続された幅方向のブレース82、82からの反力を受けるときには、野縁受け5が材軸回りに回転(捩り変形)しようとする。このとき、付加野縁9が野縁受け5の下面側に接続され、天井材7に接続されていることで、野縁受け5に回転を引き起こそうとする捩りモーメントに抵抗することができるため、野縁受け5の回転は阻止される。
幅方向のブレース82、82は図10に示すように野縁受け5、もしくは付加野縁9に接続されることもあるが、図1等に示す例では野縁受け5の捩り変形に対する安定性を高めるために野縁受け5上に配置された付加野縁受け11に幅方向のブレース82、82を接続している。付加野縁受け11は図11に示すように付加野縁9に平行に、野縁受け5の軸方向に直交等、交差する方向に軸方向を向けて野縁受け5上に配置され、野縁受け5の幅方向等に作用する天井材7からの水平力が幅方向のブレース82、82に伝達されるときに、付加野縁9と対になって野縁受け5を上下から挟み込み、拘束することで、野縁受け5の捩り変形を防止する働きをする。
野縁受け5上に付加野縁受け11を配置する場合、野縁受け5には図8に示すように付加野縁受け11を連結するための連結部材12が接続される。図8に示す連結部材12は連結材4と同様に野縁受け5を幅方向に跨いで、または挟み込んで挟持することにより野縁受け5に接続される保持部12aと、保持部12aに溶接等により一体化し、野縁受け5の幅方向の少なくとも片側に突出し、付加野縁受け11の側面が接触し得る高さを有する接合部12bを持ち、保持部12aにおいて野縁受け5に接続され、接合部12bにおいて付加野縁受け11にねじ(ボルト)12c等により接合される。
図8では保持部12aを連結材4の支持部4bと同様、野縁受け5を挟み込む板要素間にねじ(ボルト)12cを貫通させ、ねじ12cの一端を締結することにより保持部12aに野縁受け5を保持させ、接続している。保持部12aを貫通する一部のねじ12cは野縁受け5を幅方向に貫通しているが、野縁受け5を貫通するねじ12cは省略されることもある。
付加野縁受け11は幅方向のブレース82、82からの反力を複数本の野縁受け5、5に分散させて伝達するために、野縁6の軸方向に並列する複数本の野縁受け5、5に跨って野縁受け5、5上に載置され、野縁受け5の下面側に接続された付加野縁9と対になり、野縁受け5を高さ方向に挟んで野縁受け5に接続される。付加野縁受け11は付加野縁9と共に野縁受け5を挟み込みながら、複数本の野縁受け5、5に跨ることで、野縁受け5が捩り変形しようとするときに負担する捩りモーメントを複数本の野縁受け5、5に分担させ、野縁受け5の捩り変形を防止する効果を発揮する。
図5は野縁6の軸方向に並列する2本の野縁受け5、5に跨る長さを持つ付加野縁9を野縁受け5の下面側に配置すると共に、同じ2本の野縁受け5、5に跨る長さを持ち、付加野縁9と対になる付加野縁受け11を野縁受け5の上面側に配置し、連結部材12を介して付加野縁9と付加野縁受け11を野縁受け5に接続した場合の例を示す。この例においても図1に示す例と同様に軸方向のブレース81、81は野縁受け5に接続材10を介して接続され、幅方向のブレース82、82は付加野縁受け11に連結部材12を介して接続されている。
図5に示す例でも付加野縁受け11が付加野縁9と共に野縁受け5を挟み込みながら、2本の野縁受け5、5に跨ることで、野縁受け5が負担する捩りモーメントを2本の野縁受け5、5に分担させ、野縁受け5の捩り変形を防止する効果を発揮する。
1……躯体、
2……吊り材、3……定着材、3a……軸部、3b……連結部、
4……連結材、4a……接続部、4b……支持部、4c……ねじ、
5……野縁受け、6……野縁、7……天井材、
8……ブレース、81……軸方向のブレース、82……幅方向のブレース、
9……付加野縁、
10……接続材、10a……上部プレート、10b……下部プレート、10c……ねじ、
11……付加野縁受け、
12……連結部材、12a……保持部、12b……接合部、12c……ねじ。

Claims (5)

  1. 躯体から懸垂した吊り材の下端部に野縁受けが支持され、この野縁受けの下面側に前記野縁受けの軸方向に間隔を置いて配列し、天井材を支持する野縁が接続され、前記躯体と前記野縁受けとの間の、少なくとも吊り材の片側に軸方向のブレースが架設され、この軸方向のブレースの下端部が前記野縁受けに接続された吊り天井において、
    前記野縁受けの全長の内、前記吊り材の下端部と前記軸方向のブレースの下端部との間の区間において前記野縁受けの下面側で隣接する前記野縁の間に、前記野縁受けの軸方向に交差する方向に軸方向を向け、前記野縁に付加される、前記野縁より小さい長さの付加野縁が配置され、前記野縁受けに接続されており、
    前記躯体と前記野縁受けとの間には前記野縁受けの幅方向を含む構面方向を向く幅方向のブレースが架設され、この幅方向のブレースと同一構面内に前記付加野縁が配置され、
    前記幅方向のブレースの下端部は前記野縁受けを前記付加野縁と共に上下から挟み込んで前記野縁受け上に接続され付加野縁受け、または前記野縁受けに接続されていることを特徴とする吊り天井の耐震補強構造。
  2. 前記野縁受けの上に、前記付加野縁に平行に付加野縁受けが配置され、前記野縁受けに接続されていることを特徴とする請求項1記載の吊り天井の耐震補強構造。
  3. 躯体から懸垂した吊り材の下端部に野縁受けが支持され、この野縁受けの下面側に前記野縁受けの軸方向に間隔を置いて配列し、天井材を支持する野縁が接続されると共に、前記野縁受けの上に、前記野縁と平行に付加野縁受けが配置されて前記野縁受けに接続され、この付加野縁受けと前記躯体との間、少なくとも吊り材の片側に、前記野縁受けの幅方向を含む構面方向を向く幅方向のブレースが架設され、この幅方向のブレースの下端部が前記付加野縁受けに接続された吊り天井において、
    前記野縁受けの全長の内、前記野縁受けの下面側で隣接する前記野縁の間に、前記野縁受けの軸方向に交差する方向に軸方向を向け、前記野縁に付加される、前記野縁より小さい長さの付加野縁が配置され、この付加野縁は前記付加野縁受けと対になって前記野縁受けを上下から挟み込んでおり、
    前記幅方向のブレースと同一構面内に前記付加野縁が配置されていることを特徴とする吊り天井の耐震補強構造。
  4. 前記付加野縁は、上端部から下端部へかけ、前記吊り材に接近する向きに架設された前記軸方向のブレースの下端部と前記吊り材の下端部との間に配置されていることを特徴とする請求項1、もしくは請求項に記載の吊り天井の耐震補強構造。
  5. 前記付加野縁は記天井材に接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の吊り天井の耐震補強構造。
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