JP6804714B2 - 耐震用軽量鉄骨フレームの構造 - Google Patents

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Description

本発明は、耐震用軽量鉄骨フレームの構造に係り、より詳細には、キャリアにMバーを簡単に固定結合して作業時間を短縮させ、地震による水平及び垂直方向への振動又は衝撃を吸収して分散させることにより、微震又は弱震によって軽量鉄骨フレームが曲げ変形したり破損したりすることを防止する耐震用軽量鉄骨フレームの構造に関する。
一般に、不燃性及び平滑度の向上のために、建築物などの天井スラブには、図1に示すような軽量鉄骨を組み立てて構成した軽量鉄骨フレームが多く使われている。
前述した軽量鉄骨フレームとは、天井に定着されるアンカーボルト2の下端にキャリア6を固定させるハンガー4が備えられ、前記キャリア6の下端には十字形(「十」)に交差するMバー8が固定結合されたものを言い、前記軽量鉄骨フレームの最下端に備えられるMバー8には、テックス、石膏ボード、不燃材などが結合されることによって室内の天井が構成される。
従来の軽量鉄骨フレームは、スラブに一定の間隔で多数のハンガー4が一列で定着されて1列のハンガー4をなし、このような1列のハンガー4は側面に一定の間隔で繰り返し取り付けられることによって多数列のハンガー4がスラブに定着される。
1列のハンガー4は、キャリア6が一直線上に延設されるように、それぞれのハンガー4に固定的に取り付けられ、多数列のハンガー4に取り付けられたキャリア6の下部にはMバー8がキャリア6と交差(「+」)するように結合される。
ここで、前記Mバー8は上部開放型の構造に成形され、上端はそれぞれ内側に向かって折り曲げられた後、その末端がさらに下方に折り曲げられた折曲部8aをなしている。
したがって、前記キャリア6の下部にMバー8を結合させときには、固定ブラケット10の下端両側に形成されたフック10aがMバー8の上端の折曲部8aの下端に係合されて互いに結束されるようにすることにより、Mバー8とキャリア6が結束又は結合されて固定されることができ、このMバー8に石膏ボード、テックスなどが固定結合されて天井を構成することになるものである。
ここで、前記固定ブラケット10は、板状の胴体10bの上部が互いに一体に連結され、その両端が下方に折り曲げられ、図2b及び図2cに示すように、下端の両側にはMバー8の折曲部8aに係合されるようにフック10aが形成された「Π」形の構造である。
したがって、前記キャリア6の上部から下方に固定ブラケット10を嵌合した後、Mバー8の折曲部8aの下端にフック10aを係合させるとき、一側のフック10aを先に係合した後、反対側のフック10aをMバー8の折曲部8aに係合させるときには、作業者が工具を用いて強制的にフック10aを折り曲げてMバー8の折曲部8aにフック10aを下向きにした状態で配置させた後、またフック10aを原位置に折り曲げなければならない煩わしさがあった。
すなわち、強制的にフック10aを折り曲げたり広げたりする作業を伴わなければならないため、その作業が非常に煩わしいだけでなく複雑であり、間違えて作業者が過度な力を加える場合、固定ブラケット10のフック10aが破損するか或いは固定ブラケット10が正確な位置に結合されないから、工具で固定ブラケット10に衝撃を加えて固定ブラケット10を少しずつ所望の位置まで移動させなければならないなどの非常に煩わしくて不便な作業を実施するしかなかった。
それだけでなく、図3に示すように、キャリア6が内側壁面に直接当接して取り付けられた構造であるので、地震が発生する場合、壁面から水平方向(横方向)に発生する振動及びその衝撃に対する対備策が備えられていない構造であった。よって、キャリア6及びMバー8などが破損したり変形したりすることにより、天井を成していたテックス、石膏ボードなどがMバー8から脱落するなどの問題点があった。
さらに、図1〜図3に示すように、キャリア6を固定するハンガー4はスラブに定着されたアンカーボルト2に結合されるが、地震発生時に天井から伝達される振動に対して衝撃又は振動を吸収して分散させる緩衝装置が備えられていないため、衝撃又は振動がアンカーボルト2とハンガー4に直接伝達されてキャリア6の曲げ変形を引き起こすしかなく、ひいては固定ブラケット10の脱落又は分離の現象を防止することができなくなるので、Mバー8に固定されたテックス、石膏ボードなどが崩壊または脱落されるなどの問題点に繋がる。
もちろん、強度の高い強震が発生する場合には軽量鉄骨フレームが破損したり変形したりする問題を解決することができないが、強度の大きくない微震又は弱震にも軽量鉄骨フレームが耐えることができないというのは財産上の大きな被害でもあり得るが、2次的に発生し得る人命被害を考慮すれば、必ず解決しなければならない至急な問題であると言える。
本発明は、前述した問題点を解決するために案出されたもので、その目的は、室内の天井を構成する軽量鉄骨フレームに地震による振動又は衝撃を吸収して分散することができる耐震構造を採択することで、地震が発生しても垂直方向への振動又は衝撃と水平方向への振動又は衝撃を円滑に吸収して分散することにより、キャリア及びMバーの曲げ変形を防止し、固定ブラケットの脱落を防止して、Mバーに固定されるテックス、石膏ボード、室内インテリアー部品、電子製品などが最初に取り付けられた位置で堅固に固定された状態を維持するようにする耐震用軽量鉄骨フレームの構造を提供することにある。
上記目的は、スラブの下部に定着されるアンカーボルトの下部に結合されたハンガー、前記ハンガーに結合されるキャリア及び前記キャリアの下端に直交するように結合される多数のMバーを含む耐震用軽量鉄骨フレームの構造であって、前記ハンガーの下端に結合され、キャリアに伝達される振動を吸収して分散し、合成樹脂、ゴム及び弾性部材の少なくとも1種からなる防振パッドと、前記キャリアの両端の少なくとも一方に取り付けられ、壁面を弾支する防振部材と、前記キャリアの上面に形成された結束溝と、前記Mバーの上端に形成された折曲部の下端に係合されるように胴体の下端両側にフックが形成され、キャリアの側面に密着する胴体の上部はキャリアの上面に向かって折り曲げられて結束部が形成され、キャリアの結束溝に向かって拘束部が下方に折り曲げられた固定ブラケットと、前記防振部材をキャリアに取り付けるための防振部材用結合手段とを含むことを特徴とする耐震用軽量鉄骨フレームの構造によって達成される。
そして、前記防振部材用結合手段は、前記キャリアの末端の内側に向かって一定の深さで挿入され、防振部材の一端が装着固定される固定部が内側一端に形成され、防振部材が固定部に固定された状態で水平にキャリアから突出するように他端に溝又はホール構造の装着部が形成され、他端両側面にフランジが突設された耐震ブラケットを含むことができる。
耐震用軽量鉄骨フレームの構造は、前記アンカーボルトの下端に結合される弾性ショックアブソーバ又はガスショックアブソーバからなるショックアブソーバ部材と、前記ショックアブソーバ部材の下端とハンガーの上端に結合される連結ボルトとをさらに含むことができる。
前記固定ブラケットは、キャリアの両側面でそれぞれMバーをキャリアに固定結合させることができる。
本発明は、固定ブラケットを変形させなくてもキャリアにMバーを簡単に固定結合して作業時間を短縮させ、施工コストを節減し、キャリアの末端に取り付けられた防振部材が壁面を弾支するようにし、スラブに定着されたアンカーボルトにショックアブソーバ部材を取り付け、ハンガーには防振パッドを取り付けることで、地震による水平及び垂直方向への振動又は衝撃の発生時、振動の波形によって防振部材又はショックアブソーバ部材が圧縮するか膨脹しながら振動を吸収して分散することにより、微震又は弱震によって軽量鉄骨フレームが曲げ変形したり破損したりすることによって発生し得る財産上の被害及び人命の被害を低減させる効果を有する。
従来の軽量鉄骨フレームの構造を示す斜視図である。 従来の軽量鉄骨フレームのキャリアがハンガーに結合された状態の構造を示す側面図である。 従来の軽量鉄骨フレームの正面図である。 従来の軽量鉄骨フレームのキャリアに固定ブラケットが結合された状態の構造を示す側面図である。 従来の軽量鉄骨フレーム、スラブ及び壁面の構造を示す図である。 本発明による耐震用軽量鉄骨フレームの構造を示す斜視図である。 本発明による耐震用軽量鉄骨フレームのキャリアに固定ブラケットを結合させる状態を示す側面図である。 本発明による耐震用軽量鉄骨フレームのキャリアに固定ブラケットを結合させる他の実施形態を示す側面図である。 本発明による耐震用軽量鉄骨フレームのキャリアに固定ブラケットが結合された状態の構造を示す側面図である。 本発明による耐震用軽量鉄骨フレームのキャリアがハンガーに結合された状態の構造を示す側面図である。 本発明による耐震用軽量鉄骨フレームと壁面間の構造を示す図である。 本発明による耐震用軽量鉄骨フレームの他の実施例を示す斜視図である。 図8の耐震用軽量鉄骨フレームと壁面間の構造を示す図である。
本発明による耐震用軽量鉄骨フレームの構造を添付図面の図4〜図7に基づいて説明すれば次のようである。
スラブの下部に定着されるアンカーボルト102の下端には、弾性ショックアブソーバ又はガスショックアブソーバからなるショックアブソーバ部材134が図4及び図5aのように取り付けられ、このショックアブソーバ部材134の下端には連結ボルト136が結合され、その下端にハンガー104が結合される。
前記ショックアブソーバ部材134は、コイルスプリング又はリーフスプリングのような弾性部材を内蔵したショックアブソーバであってもよく、汎用的に使われるガスショックアブソーバであってもよい。
そして、前記ハンガー104の下端には、図4及び図6に示すように、合成樹脂又はゴムなどの伸縮性素材の防振パッド110が結合されることにより、その上部に装着されるキャリア106に伝達される振動又は衝撃を最小化することができる。
前述したように、アンカーボルト102にはショックアブソーバ部材134が結合され、ハンガー104には防振パッド110が結合されることで、図7に示すように、垂直方向に伝達される振動又は衝撃をショックアブソーバ部材134で1次的に吸収分散し、キャリア106及びハンガー104に伝達される振動又は衝撃は2次的に防振パッド110で吸収することにより、キャリア106に伝達される振動又は衝撃を最小化することができる。
一方、前記キャリア106の上面には、図4に示すように、結束溝114が長手方向に延設されており、このキャリア106の下部に結合されるMバー108が図4に示した本発明による固定ブラケット116によって固定される。
ここで、本発明によるキャリア106の上面には、図示のように、補強リブ又は補強溝106aと類似した構造の結束溝114が形成されているが、この結束溝114はキャリア106に作用する垂直荷重に対応するために形成されたものではなく、垂直荷重に対応して何らの影響も与えることができない構造であり、前述した補強リブ又は補強溝106aとキャリア106の上面に形成された結束溝114は以下で説明するように互いに異なる目的を有するものであるので、別個の構成要素と見なさなければならないであろう。
一方、前記キャリア106の下部に結合されるMバー108は、図4に示すように、上部開放型の構造に成形され、上端はそれぞれ内側に向かって折り曲げられ、その末端がさらに下方に折り曲げられた構造で、従来のMバー108と同じ構造であり、テックス、石膏ボードなどの建築材料が直接結合して取り付けられる構成要素である。これは、前述したように、垂直荷重に対して相当な強度を有する必要もあるが、規模の小さな場所に軽量鉄骨フレームを構成するときには、建築費の節減のために、図4に示すように、比較的軽量となることができる構造のMバー108を採択する場合が一般的である。
前記固定ブラケット116は、図4に示すように、キャリア106の両側面にそれぞれ対向して取り付けられて均衡を維持するようにし、特にMバー108の上端に形成された折曲部108aの下端に容易に係合することができるとともにキャリア106に結束して固定することができる構造である。
すなわち、前記固定ブラケット116の胴体116aの下端両側には従来のようにフック116bが形成され、これがMバー108の折曲部108aの下端に係合され、胴体116aはキャリア106の側面に密着するように垂直に形成され、この胴体116aの上端はキャリア106の上面に密着するように折り曲げられて結束部116cが構成され、この結束部116cの末端は、図5bに示すように、キャリア106の結束溝114の内側に伸びるようになる。
ここで、前記固定ブラケット116の胴体116aの下端両側に形成されたフック116bは折曲部108aの内側空間より広いから、図4に示すように、胴体116aが手軽く折曲部108aの内側に挿入できるように反時計方向に90°回転した状態で挿入された後、キャリア106の側面に隣接した状態で胴体116aが時計方向に90°回転すれば、Mバー108の折曲部108aに固定ブラケット116のフック116bが容易に係合されることができる。
本発明では、図5bに示すように、キャリア106の結束溝114の上部に配置される固定ブラケット116の結束部116cは別途の工具又は鈍器で下方に押圧し、結束部116cの末端を結束溝114の内側に折り曲げることによって拘束部116dを現場で形成し、この拘束部116dを結束溝114の内側面に拘束させることができる。
一方、図4及び図5aに示すように、結束部116cの末端を予め下方に折り曲げて拘束部116dを形成しておく場合、胴体116aの下端のフック116bをMバー108の折曲部108aの下端に係合させた後、結束部116c及び拘束部116dを強制的にキャリア106に密着させながらキャリア106の上面に向けて押圧すれば、胴体116aが持っている自体弾性力によって胴体116a、結束部116c及び拘束部116dが曲がり、図5cのように結束溝114に拘束部116dが挿入されるようにすることもできる。
前述したように、本発明は、キャリア106の上面には結束溝114が形成され、固定ブラケット116の胴体116aの上部がキャリア106の上部に密着するように結束部116cが折り曲げられ、この結束部116cの末端が結束溝114に挿入されて拘束されるように、下方に折り曲げられることにより、キャリア106の下端に配置されるMバー108が固定ブラケット116によって簡単に固定的に取り付けられることができるものである。
一方、本発明による耐震用軽量鉄骨フレームの構造は、図4に示すように、キャリア106の末端に防振部材112が取り付けられ、この防振部材112が壁面に密着した状態で壁面を弾支することにより、水平方向への振動又は衝撃の発生時、この防振部材112が振動又は衝撃を吸収するようになる。
前述した防振部材112は、弾性部材、ガスショックアブソーバ及びスプリングショックアブソーバの少なくともいずれか一つが採択される。本発明では、前記防振部材112をキャリア106に結合させるために、防振部材112用結合手段が提供される。本発明による防振部材112用結合手段の説明に先立ち、本発明のキャリア106は、図7及び図9に示すように、振動又は衝撃の発生時にキャリア106が壁面と直接接しないようにするために、壁面から一定の距離で離隔して配置することが先行されなければならない。
前述したように、本発明による防振部材112の結合手段は、図4及び図7に示すように、水平方向に線形に配置されて壁面を押圧しながら支持することによって効率的に壁面を弾支することができるので、キャリア106に一定の深さで挿入される耐震ブラケット120には、防振部材112の一端を固定することができる溝構造の固定部122が内側に形成されており、この固定部122には防振部材112の一端が挿入されて固定される。
また、前記耐震ブラケット120の固定部122に固定された防振部材112の他端は、図示のように、キャリア106から突出した状態で壁面を弾支するようになる。ここで、前記防振部材112が水平方向に線形に配置されるように、耐震ブラケット120の他端には、図4に示すように、溝又はホール(hole)の構造になった装着部124が形成されている。
結局、前記耐震ブラケット120の固定部122に防振部材112の一端が挿着された状態で固定され、防振部材112の他側部は装着部124に装着又は挿着されることにより、水平方向に線形に配置されることができる。
また、前記防振部材112の他端両側には、図4に示すように、フランジ121が突設されることで、後述するように耐震ブラケット120がキャリア106に挿入されるとき、キャリアの末端と干渉することによってそれ以上キャリアの内側に挿入されないようにする機能をすることになる。
前述したように、防振部材112が耐震ブラケット120に固定的に取り付けられた後、前記耐震ブラケット120を図4のようにキャリア106の端部の内側に挿入させれば、耐震ブラケット120のフランジ121がキャリア106の末端と干渉することによって位置が固定されるものである。
一方、図8及び図9は本発明によるキャリア106に防振部材112を結合させるための防振部材用結合手段の他の実施例を示すもので、前記キャリア106に一定の深さで挿入される耐震ブラケット120には、防振部材112の一端を固定することができる固定部122が形成されており、この固定部122には、防振部材112が装着固定されるようにするとともに、好ましくは、図8に示すように、防振部材112が上下方向に回動自在になるように、回動ネジ140が固定部122及び防振部材112の一端を貫通し、その末端には回動ナット142が締結される。
したがって、前記防振部材112は回動ネジを中心に上下方向に回動自在である。このように防振部材112の一端を回動自在に構成することは壁面から発生する振動を最大限吸収して分散させるためである。
また、前記耐震ブラケット120の固定部122に固定された防振部材112の他端は、図示のように、キャリア106から突出した状態で壁面を弾支するようになる。ここで、前記防振部材112が水平方向に線形に配置されるように、耐震ブラケット120の他端には、図8に示すように、溝又はホール(hole)の構造になった装着部124が形成される。
結局、前記耐震ブラケット120の固定部122に防振部材112の一端が回動自在に固定され、防振部材112の他側部は装着部124に装着又は挿着されることによって水平方向に線形に配置されることができるものである。
前述したように、防振部材112が耐震ブラケット120に固定的に取り付けられた後、前記耐震ブラケット120が、図8及び図9のように、キャリア106の端部の内側に挿入される。
ここで、前記キャリア106の両側面には、図示のように、多数の貫通孔128が貫設されており、耐震ブラケット120の両側面にもこの貫通孔128と一直線上に配置されるように結合孔126が形成されている。
したがって、前記キャリア106に耐震ブラケット120を挿入させるとき、前記耐震ブラケット120の結合孔126とキャリア106の貫通孔128が互いに一直線上に一致するようにし、前述したように結合孔126と貫通孔128が一直線上に一致すれば、図8に示すように、固定ボルト130を貫通孔128、結合孔126、結合孔126、貫通孔128の順に貫通させた後、その末端に固定ナット132を締結させることにより、前記耐震ブラケット120をキャリア106に挿入結合することができる。
前述したように、本発明によるキャリア106の両端の少なくとも一方には壁面を弾支するようになった防振部材112が挿設されることで、地震発生時に壁面から伝達される振動がキャリア106の全体に影響を与える前段階で地震の波形による振動によって防振部材112が圧縮するか膨脹する作用を無数に繰り返すことによって地震による振動を吸収して分散することができる。
本発明による耐震用軽量鉄骨フレームの構造は、地震の発生時に建物が地震の影響によって破損したり崩れたりすることを防止するために案出されたものではなく、地震が弱震又は微震として発生して構造的な被害及び人命被害は発生しなくても軽量鉄骨フレームが曲げ変形するか易しく破損する場合、財産上の被害を被ることになるのはもとより、軽量鉄骨フレームに取り付けられたエアコン、照明又はインテリア部品や資材などが軽量鉄骨フレームの曲げ変形及び破損によって脱落されることを防止するためのものである。
結局、建築物が破損する程度の地震に対応して構造物を補強するものであるとは言えないが、軽量鉄骨フレームが微震又は弱震に充分に対応して振動又は衝撃を吸収して分散することによって財産被害と人命被害を最小化することができることに意義があるものである。
102 アンカーボルト
104 ハンガー
106 キャリア
106a 補強溝
108 Mバー
108a 折曲部
110 防振パッド
112 防振部材
114 結束溝
116 固定ブラケット
116a 胴体
116b フック
116c 結束部
116d 拘束部
120 耐震ブラケット
121 フランジ
122 固定部
124 装着部
126 結合孔
128 貫通孔
130 固定ボルト
132 固定ナット
134 ショックアブソーバ部材
136 連結ボルト

Claims (3)

  1. スラブの下部に定着されるアンカーボルトの下部に結合されたハンガー、前記ハンガーに結合されるキャリア、及び前記キャリアの下端に直交するように結合される多数のMバーを含む耐震用軽量鉄骨フレームの構造であって、
    前記ハンガーの下端に結合され、キャリアに伝達される振動を吸収して分散し、合成樹脂、ゴム及び弾性部材の少なくとも1種からなる防振パッドと、
    前記キャリアの両端の少なくとも一方に取り付けられ、壁面を弾支する防振部材と、
    前記キャリアの上面に形成された結束溝と、
    前記Mバーの上端に形成された折曲部の下端に係合されるように胴体の下端両側にフックが形成され、キャリアの側面に密着する胴体の上部はキャリアの上面に向かって折り曲げられて結束部が形成され、キャリアの結束溝に向かって拘束部が下方に折り曲げられた固定ブラケットと、
    前記防振部材をキャリアに取り付けるための防振部材用結合手段と、を含み、
    前記防振部材用結合手段は、
    前記キャリアの末端の内側に向かって一定の深さで挿入され、防振部材の一端が装着固定される固定部が内側一端に形成され、防振部材が固定部に固定された状態で水平にキャリアから突出するように他端に溝又はホール(hole)構造の装着部が形成され、他端両側面にフランジが突設された耐震ブラケットを含むことを特徴とする、耐震用軽量鉄骨フレームの構造。
  2. 前記アンカーボルトの下端に結合される弾性ショックアブソーバ又はガスショックアブソーバからなるショックアブソーバ部材と、
    前記ショックアブソーバ部材の下端とハンガーの上端に結合される連結ボルトとをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の耐震用軽量鉄骨フレームの構造。
  3. 前記固定ブラケットはキャリアの両側面でそれぞれMバーをキャリアに固定結合させることを特徴とする、請求項1に記載の耐震用軽量鉄骨フレームの構造。
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