JPH07107299B2 - 天井隙間閉塞装置 - Google Patents

天井隙間閉塞装置

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JPH07107299B2
JPH07107299B2 JP1299219A JP29921989A JPH07107299B2 JP H07107299 B2 JPH07107299 B2 JP H07107299B2 JP 1299219 A JP1299219 A JP 1299219A JP 29921989 A JP29921989 A JP 29921989A JP H07107299 B2 JPH07107299 B2 JP H07107299B2
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英夫 後藤
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ドーエイ外装有限会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] 本発明は、隣接する建築物のうち、一方の建築物の室に
設けられた天井板材と他方の建築物の側壁との間の隙間
を塞ぐ天井隙間閉塞装置に関する。
ものである。
(従来の技術) 例えば先に建てられた建築物の隣に別の建築物を建てる
場合、先に建てられている建築物の側壁を、後から建て
られた建築物の室の一側壁として利用することが行われ
ている。この場合、後から建てられた建築物は、先に建
てられている建築物との間に所要の隙間を設けて、地震
などによる建築物相互の揺れの相違によって建築物が破
損することのないようにしている。
そして、後から建てられた建築物の室の天井壁に野縁を
介して取付けられる天井板材も、先に建てられた建築物
の側壁から所要寸法離して配設される。このため、天井
板材と先に建てられた建築物の側壁との間には隙間が生
ずるため、その隙間を塞ぐ必要がある。この目的のため
に用いられる天井隙間閉塞装置として、従来、第5図の
構成のものが用いられていた。
すなわち、同図において、1は先に建てられた建築物の
側壁、2は後から建てられた建築物の室の天井壁、3は
天井壁2に取付けられた野縁、4はこの野縁3に取付け
られた天井板材であり、この天井板材4と側壁1との間
の隙間は金属板からなる閉鎖板5によって閉塞されてい
る。この閉鎖板5は、その一端側が側壁1に取付けられ
た支持部材6に固定され、他端側が天井板材4の下面に
摺動可能に当接されている。
(発明が解決しようとする課題) 上記構成に天井隙間閉塞装置にあって、両建築物が前後
及び左右に異なった揺れを生じた場合には、閉鎖板5が
天井板材4に対して前後方向及び左右方向に摺動する。
また、両建築物が上下方向に異なった揺れを生じた場合
には、閉鎖板5が上下方向に撓んでその揺れの相違を吸
収する。
しかしながら、両建築物の上下方向の揺れの相違程度が
大きいと、閉鎖板5の撓み量が大きくなり、永久変形を
生ずることがある。このように永久変形を生ずると、閉
鎖板5が天井板材4に対し非接触となって両者間に隙間
ができ、外観を損なう。
また、閉鎖板5は、量建築物が互いに離れる方向に大き
く揺れた場合でも、天井板材4から離れることのないよ
うにする必要があるため、天井板材4とのラップ量を相
当大きく取っている。このため、閉鎖板5の幅寸法は、
かなり大きく設定されており、この幅広の閉鎖板5全体
が室内から丸見えとなり、天井板材4との違和感が大き
きという問題があった。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、両建築物が異なる方向に大きく揺れた場合でも、閉
鎖板が変形を生ずることがなく、また幅広の閉鎖板全体
が室内から丸見えにならず、天井板材との違和感をなく
すことができる天井隙間閉塞装置を提供するにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本発明の天井隙間閉塞装
置は、隣接する建築物のうち、一方の建築物の室に設け
られた天井板材と他方の建築物の側壁との間の隙間を塞
ぐものにおいて、前記天井板材の外縁から奥まった一端
側に前記一方の建築物に取付けられた取付部を有すると
共に他端部に前記天井板材の外縁部を包む抱持部を備え
た縁取部材を前記天井板材の裏側に配置し、ホルダを前
記天井板材の裏側に配置して前記一方の建築物に取付
け、閉鎖板を前記天井板材の裏側に一側縁側が天井板材
の外縁部から突出して天井板材と前記他方の建築物の側
壁との間の隙間を塞ぐように配置して前記ホルダに天井
板材の外縁部に対して出没する方向に移動可能に支持
し、この閉鎖板を前記他方の建築物側に付勢してその側
壁に弾接させる付勢部材を設けたことを特徴とするもの
である。
(作用) 閉鎖板は、付勢部材の付勢力により側壁に弾接している
ので、両建築物が前後、前後及び上下の各方向に異なる
揺れを生じた場合には、側壁に対して摺動してその揺れ
を吸収する。また、両建築物が左右方向に揺れを生じた
場合には、閉鎖板は側壁に接したまま天井板材に対して
出没する方向に相対移動してその揺れを吸収する。この
ため、閉鎖板に大きな力が作用して該閉鎖板が変形する
というおそれがなく、また閉鎖板は天井板材の裏側に配
置されているので、幅広の閉鎖板全体が丸見えになるこ
とがない。しかも、閉鎖板を天井板材の裏側に配置した
ことにより、該天井板材の外縁が丸見えになるが、その
天井板材の外縁部は縁取部材の抱持部により隠されるの
で、外観を損なうことはない。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を第1図ないし第4図に基づい
て説明する。
まず第4図において、11及び12は隣接して建てられた建
築物であり、これらの間には所要寸法の隙間が設けら
れ、この隙間によって建築物相互間での揺れ伝達が防止
される。これら両建築物11及び12のうち、一方の建築物
11の一側部は開放されていて、他方の建築物12の側壁13
を両建築物11及び12の共通の側壁とするようにしてい
る。
14は一方の建築物11における室であり、この室14の天井
壁15には、吊り具16を介して野縁17が取付けられ、この
野縁17に天井板材18が多数の取付具19を介して取付けら
れている。20は天井板材18の外縁部を隠すための縁取部
材としての縁取板で、これは、第1図に示すように、平
板部20aの両端部に略逆L字状の取付部20b及び略ワ字状
の抱持部20cを折曲形成してなる。この縁取板20の取付
部20bは、天井板材18の外縁部から奥まった位置におい
て野縁17に取付けられており、そして平板部20aを天井
板材18の裏面に当接させるようにして先端の抱持部20c
によって天井板材18の外縁部を包むように覆い隠してい
る。
さて、21は本発明に係る天井隙間閉塞装置であり、これ
は、天井板材18の外縁部(縁取板20の抱持部20cと他方
の建築物12の側壁13との間の隙間を閉塞するもので、以
下にこの天井隙間閉塞装置21について説明する。すなわ
ち、22はホルダで、これは、第2図及び第3図に示すよ
うに、上面に取付片22aを取着した主板22bの左右両側
に、下方に向って拡開する略ハ字状の支持片部22cを折
曲形成すると共に、後端部に垂下片部22dを折曲形成し
てなる。そして、このホルダ22の取付片22aは、天井板
材18の裏側すなわち縁取板20の平板部20aの上方に位置
するようにして、野縁17の先端部分にねじ止めにより取
付けられている。なお、このホルダ22は複数個の野縁17
に取付けられている。23はスライダで、これは、第2図
及び第3図に示すように、主板23aの左右両側に、上方
に向って窄まる略逆ハ字状のスライド片部23bを折曲形
成すると共に前端部に略ヘ字状の立上片部23cを折曲形
成してなる。そして、このスライダ23は、スライド片部
23bをホルダ22の支持片部22cの外側に嵌合することによ
って、天井板材18の外縁部に対して出没する方向にスラ
イド可能に支持されている。24は閉鎖板で、これは、天
井板材18の裏側すなわち縁取板20の平板部20aの上部近
傍に対向位置するように配置されて、後端部分がスライ
ダ23の主板23aにねじ止めにより取付けられていると共
に、前端部に折曲形成された略逆レ字状の引掛片部24a
がスライダ23の立上片部23cに引掛け保持されている。
これにより、閉鎖板24はスライダ23に一体化され、該ス
ライダ23と共に天井板材18の外縁部に対して出没する方
向に移動できるようになっている。一方、25は中央部を
前記ホルダ22の垂下片部22dに取付けた支持筒で、これ
には、一端部をスライダ23の立上片部23cに取付けた棒
部材26がスライド可能に挿入されている。27は付勢部材
としての圧縮コイルばねで、これは、支持筒25及び棒部
材26に巻装するようにして、ホルダ22の垂下片部22dと
スライダ23の立上片部23cとの間に配設されている。そ
して、この圧縮コイルばね27により、スライダ23ひいて
は閉鎖板24が天井板材18の外縁部から突出する方向、す
なわち他方の建築物12の側壁13方向に付勢されて該側壁
13に弾接している。
上記のように構成された天井隙間閉塞装置21において、
両建築物11及び12が地震などにより前後及び上下に各方
向に異なる揺れ方をした場合には、閉鎖板24は側壁13に
対して前後及び上下の各方向に摺動する。また、両建築
物11及び12が左右方向に異なる揺れ方、すなわち両建築
物11及び12が互いに接近するように揺れた場合及び互い
に離反するように揺れた場合には、閉鎖板24は、圧縮コ
イルばね27の付勢力に抗して天井板材18の裏側に没入す
る方向(第1図の矢印A方向)に移動し、及び圧縮コイ
ルばね27の付勢力により天井板材18から突出する方向
(反矢印A方向)に移動する。
このように両建築物11及び12が前後、上下及び左右の各
方向に異なった揺れ方をした場合に、閉鎖板24は側壁13
に対して摺動し、或いは天井板材18の外縁部に対して出
没する方向に移動して両建築物11及び12の揺れの相違を
吸収するので、閉鎖板24に大きな力が作用して変形を生
ずるおそれがない。
また、両建築物11及び12が互いに離れるように左右方向
に揺れた場合に、その揺れが大きくとも閉鎖板24が天井
板材18の裏側から完全に突出しないようにするために、
該閉鎖板24の幅寸法を大きくして常態時における天井板
材18とのラップ量を大きく設定されているが、その天井
板材18とラップしている部分については、室14内からは
見えないので、天井板材18との違和感をそれ程強く感じ
ることがなくなり、外観が良くなる。
ところで、閉鎖板24を天井板材18の裏側に配置したこと
により、該天井板材18の外縁部は閉鎖板24により隠すこ
とができなくなる。この外縁部は天井板材18を所定寸法
に切断する場合の切断面となっているため、露出したま
までは切断痕が丸見えとなって外観を損なう。しかしな
がら、本実施例では、天井板材18の外縁部は縁取板20の
抱持部20cによって覆い隠されるため、切断痕が丸見え
となるおそれはなく、外観が向上する。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、閉鎖板は付勢部材
の付勢力により側壁に弾接されているので、両建築物が
左右、上下、前後の各方向に異なる揺れを生じると、側
壁に対して摺動し、或いは天井板材の外縁部に対して出
没する方向に移動するため、閉鎖板に大きな力が作用し
て該閉鎖板が変形するというおそれがなく、また閉鎖板
は天井板材の裏側に配置されているので、幅広の閉鎖板
全体が丸見えになることがなく、しかも天井板材の外縁
部は縁取部材の抱持部によって隠されるので、外観を損
なうおそれがない、という優れた効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の一実施例を示すもので、
第1図は要部の縦断側面図、第2図は第1図のII−II線
に沿う断面図、第3図は要部の分解斜視図、第4図は建
築物の室の構成を示す断面図である。また、第5図は従
来構成を示す第1図相当図である。 図中、11及び12は建築物、13は側壁、14は室、15は天井
壁、17は野縁、18は天井板材、20は縁取板(縁取部
材)、20bは取付部、20cは抱持部、21は天井隙間閉塞装
置、22はホルダ、23はスライダ、24は閉鎖板、27は圧縮
コイルばね(付勢部材)である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣接する建築物のうち、一方の建築物の室
    に設けられた天井板材と他方の建築物の側壁との間の隙
    間を塞ぐものにおいて、前記天井板材の裏側に配置され
    該天井板材の外縁から奥まった一端側に前記一方の建築
    物に取付けられた取付部を有すると共に他端部に前記天
    井板材の外縁部を包む抱持部を備えた縁取部材と、前記
    天井板材の裏側に配置され前記一方の建築物に取付けら
    れたホルダと、前記天井板材の裏側に一側縁側が天井板
    材の外縁部から突出して天井板材と前記他方の建築物の
    側壁との間の隙間を塞ぐように配置され前記ホルダに天
    井板材の外縁部に対して出没する方向に移動可能に支持
    された閉鎖板と、この閉鎖板を前記他方の建築物側に付
    勢してその側壁に弾接させる付勢部材とを具備してなる
    天井隙間閉塞装置。
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