JP2013180848A - 乗客コンベア - Google Patents

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Takaaki Gunchi
孝昭 軍地
Hirobumi Utsunomiya
博文 宇津宮
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Abstract

【課題】ステップのクリートに入った異物が櫛板との間に挟まれることを低減することのできる乗客コンベアを提供する。
【解決手段】無端状に連結され乗降床間を循環移動するステップのクリートと非接触状態で噛み合う櫛歯を有する櫛板を備えた乗客コンベアにおいて、櫛歯に植毛を施すと共に、植毛の長さ寸法を、0.8〜1.5mmに設定したものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、乗客コンベアに関し、特に、乗客コンベアの乗降床板とステップとの境界に配置される乗客コンベアの櫛板装置に関する。
乗客コンベアの乗降床には、利用者が安全に乗降できるようにするため、乗降床板とステップとの境界に硬質で、かつ滑らかな合成樹脂或いはアルミ材等よりなる櫛板が設けられている。そして、この櫛板の櫛歯は、ステップのクリートとかみ合うように配置され、利用者が、ステップから乗降床板に降りるとき、靴や買い物カート等の運搬車の車輪が櫛歯に衝突しても、靴は滑らかに櫛板に乗り上げられ、事故を未然に防止している。
例えば、特許文献1には、利用者が出入口からステップに乗降するとき、万一ステップを靴で踏んでも安全に乗降することができる乗客コンベアの櫛板が開示されている。 櫛板の表面部に踏段のクリート溝と直角方向に鋸歯状波形の滑り止め溝を設けたものである。これによって、出入口からステップに乗り込むときに万一利用者が櫛板を靴で踏んでも、靴底が滑り止め溝に引っかかるため足元が滑らないので、ステップに安全に乗り込むことができる。
特開平9−315743号公報
ところで、乗客コンベアの利用においては、利用者が降りる際にその靴紐や衣服が櫛板とクリートの間に挟まって吸い込まれてしまい、靴紐や衣類を破損することや櫛板本体が破損することが懸念されている。
しかしながら、前述した従来の櫛板装置は、乗降の際に、主に利用者の靴が衝突しても滑らかに櫛板に乗り上げるように構成されたものであり、靴紐や衣類の破損を軽減することを念頭に置いたものではなかった。
本発明は、前述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は靴紐や衣類の破損を低減することのできる乗客コンベアを提供することにある。
本発明は、建物構造物に設置された枠体と、枠体の長手方向両端部に設けた一対の乗降床と、乗降床間を無端状に連結されて循環回動するステップと、ステップの移動方向に沿って枠体に設置された欄干と、ステップと同期して駆動されるハンドレールとを備え、乗降床に配置される乗降床板の端部にステップのクリートと非接触状態で噛み合う櫛歯を有する櫛板を備えた乗客コンベアにおいて、櫛板の櫛歯に植毛を施したことを特徴とする。
また、植毛は、0.8〜1.5mmの長さ寸法を有することが望ましい。植毛は、例えば材料には自動車内装部品や指輪ケースなどに用いられるナイロン、レーヨン、PET等からなる一般的な植毛材が適当である。
また、櫛歯の植毛の先端とクリートとの間隙を0.1〜2.0mmとすることが望ましい。
また、植毛は、櫛板の素材よりも摩擦係数の低い材料で形成されていることが望ましい。
また、植毛は、ナイロン、レーヨン、PETを含む合成樹脂のうち少なくとも1種類の合成樹脂からなる材料で形成したことを特徴とする。
本発明によれば、靴紐や衣類等の異物が植毛の低摩擦性と反発力により櫛板とステップとの間に挟まれることを低減し、乗客コンベアの安全性の向上を図ることができる。また、異物が櫛板の櫛歯先端部分に衝突した際に、植毛が緩衝材となり異物の損傷を軽減することができる。
本発明の乗客コンベアの全体構成を示す模式図である。 本発明の櫛板装置の実施例を示す概略縦断面図である。 図2における要部の拡大断面図である。 本発明の櫛板装置の実施例を示す斜視図である。 本発明の櫛板装置の植毛部分を示す模式図である。
以下、本発明に係る乗客コンベアの実施例を図面に基づき説明する。
乗客コンベアは、図1に示すように、建物構造物に設置された枠体1と、枠体1の長手方向両端部に設けた上階2の乗降床および下階3の乗降床と、これらの乗降床、間を無端状に連結されて循環回動するステップ4と、このステップ4の移動方向に沿って枠体1に設置された欄干5と、ステップ4と同期して駆動されるハンドレール6と、ステップ4及びハンドレール6を駆動する駆動機7とを備えている。上階の乗降床は乗降床板8で構成されており、下階の乗降床は乗降床板9で構成されている。
ステップ4の表面には、ステップ4の移動方向に平行な複数の桟である複数のクリート12が設けられており、隣り合う2つのクリート12によりクリート溝が形成されている。
また、図2に示すように、各乗降床板8、9の端部に櫛板10が設けられ、この櫛板10の先端部に形成される櫛歯11は、ステップ4のクリート12と非接触状態で噛み合っている。一般に、櫛歯11とクリート12の間隙は約2〜4mmに設定されている。
そして、本実施例の櫛板装置では、図2及び図3に示すように、櫛歯11の先端部分に植毛13を施している。植毛13は櫛歯11の先端部分を包んで設けられている。
図4は、本実施例の櫛板装置の斜視図であり、図5は櫛板10の先端部に形成される櫛歯11とステップ4のクリート12の係合部を示す模式図である。図4、5に示す様に、櫛歯11の先端部分に設けられた植毛13は、ナイロン、レーヨン、PET等の合成樹脂からなる一般的な植毛材が用いられる。櫛板10は、一般にアルミ等の金属や強度の高いエンジニアリングプラスチックが用いられているが、その表面の摩擦係数は比較的大きい。ここで上記の植毛材を設けると、表面が櫛歯のみの場合よりも低摩擦化され、異物が櫛歯11とクリート12の間に巻き込まれず、容易に排出することができる。本実施例の植毛13は、例えば1mmの長さ寸法を有している。
本実施例にあっては、図3に示すように、ステップ4のクリート12に靴紐や衣服等の異物14が挟まった状態で櫛板10の櫛歯11の先端部分に衝突すると、植毛13の反発力と低摩擦化された植毛13表面により靴紐や衣服等の異物14が櫛歯11の隙間から容易に弾かれ、櫛歯11上に乗りあがって14’のように回動し、クリート溝からすくい上げられる。したがって、植毛13の材質、長さ、太さ、剛性は種々のものを用いることができるが、特に所定の反発力と低摩擦係数を持つものが好ましい。
本発明によれば、ステップ4のクリート溝に入った靴紐や衣服等の異物14が櫛板10との間に挟まれることを低減し、乗客コンベアの安全性の向上を図ることができる。
また、靴紐や衣服等の異物14が櫛板10の櫛歯11に衝突した際、植毛13が緩衝材となることにより、靴紐や衣服等の異物14の損傷を軽減することができる。
なお、前述した実施例では、植毛13の長さ寸法を1mmとしたが、本発明はこれに限らず、0.8〜1.5mmの範囲で任意に設定することができる。ここで、0.8mm以上としたのは、靴紐や衣服等の異物14が櫛板10との間に挟まれることを防ぐ反発力や低摩擦化という本発明の主要な効果を得るためである。また、1.5mm以内としたのは、櫛歯11の植毛13の先端とクリート12との間の隙間寸法が小さくなり過ぎると塵埃がクリート12と櫛歯11の間で詰まり、円滑なステップ4の移動を阻害することを防ぐためである。
さらに、櫛歯11の植毛13の先端とクリート12との間の隙間寸法を0.1〜2.0mmに設定することにより、上記の塵埃の詰まりを防止し、両者の円滑な相対移動を実現することができる。
尚、実施例では乗客コンベアの一例としてエスカレーターに適用した例を示したが、これに限られず、動く歩道などの他の型式の乗客コンベアに適用しても良い。
1:枠体
2:上階
3:下階
4:ステップ
5:欄干
6:ハンドレール
7:駆動機
8、9:乗降床板
10:櫛板
11:櫛歯
12:クリート
13:植毛
14:異物

Claims (5)

  1. 建物構造物に設置された枠体と、該枠体の長手方向両端部に設けた一対の乗降床と、該乗降床間を無端状に連結されて循環回動するステップと、該ステップの移動方向に沿って前記枠体に設置された欄干と、前記ステップと同期して駆動されるハンドレールとを備え、前記乗降床を構成する乗降床板の端部に前記ステップのクリートと非接触状態で噛み合う櫛歯を有する櫛板を備えた乗客コンベアにおいて、
    前記櫛板の櫛歯に植毛を施したことを特徴とする乗客コンベア。
  2. 請求項1に記載の乗客コンベアにおいて、前記植毛は、0.8〜1.5mmの長さ寸法を有することを特徴とする乗客コンベア。
  3. 請求項2に記載の乗客コンベアにおいて、前記櫛歯の前記植毛の先端と前記クリートとの間隙を0.1〜2.0mmとしたことを特徴とする乗客コンベア。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の乗客コンベアにおいて、前記植毛は、前記櫛板の素材よりも摩擦係数の低い材料で形成されていることを特徴とする乗客コンベア。
  5. 請求項4に記載の乗客コンベアにおいて、前記植毛は、ナイロン、レーヨン、PETを含む合成樹脂のうち少なくとも1種類の合成樹脂からなる材料で形成したことを特徴とする乗客コンベア。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH066368U (ja) * 1992-06-29 1994-01-25 オーチス エレベータ カンパニー 移送装置
JP2008056491A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Inventio Ag 櫛状ブラシを備えたエスカレータ、そのようなエスカレータの踏み段用櫛状物、およびエスカレータを最新化する方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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