JP2006264925A - 乗客コンベア - Google Patents

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長屋  真司
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Abstract

【課題】人間の履き物や異物のすくい上げだけでなく、履き物を履かない犬などの動物が乗った場合でも、その爪がくし歯に衝突してけがをしないようにした乗客コンベアを提供する。
【解決手段】無端状に連結されて主枠内を循環移動する踏段と、この踏段の踏板表面に踏板の移動方向に沿って平行に設けられた複数のクリート2aと、コンベアの乗降口に設けられた乗降床と、この乗降床の下の踏段の先端が入り込む所に設けられ、クリートに非接触状態で噛み合うくし歯4aを有するくし板4とを備え、クリート2aの入り込むくし歯根元4bの位置を、人間または動物の足がくし板4に完全に乗り上げた状態で、その足の先端(爪)が接触しないような位置まで後退させる。
【選択図】図2

Description

この発明は、エスカレータや電動道路等の乗客コンベアに関し、特に、乗降先先端にくし板を備えた乗客コンベアに関するものである。
通常、乗客コンベアでは、主枠内を無端状に連結されて循環移動する踏段の踏板表面に踏板の移動方向に沿って平行に複数のクリートが設けられ、乗客コンベアの乗降口に設けられる乗降床の先端の踏段が乗降床の下に入り込むところにはクリートに非接触状態で噛み合うくし歯を備えたくし板を設けている。このようなくし歯とクリートとの非接触噛み合いにより、移動する踏板と乗降床との隙間に挟まれようとした履き物や異物をくし歯の先端ですくい上げて挟まれるのを防止している(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−142841号公報
しかしながら、上記の公報に記載されているような従来の乗客コンベアの場合には、クリート上面とくし歯の交点からくし歯根元までの水平距離はおおよそ15〜20mm程度となるが、例えば盲導犬などが乗客コンベアに乗って降り口に達し爪がくし歯をすり抜けたとき足がくし板上に乗り上げる前に、クリート溝に入り込んだ爪がくし歯根元に衝突し、けがをする恐れがある等の問題点があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、履き物や異物のすくい上げだけでなく、履き物を履かない犬などの動物が乗った場合でも、その足の先端、つまり爪等がくし歯に衝突してけがするのを未然に防止できる乗客コンベアを得ることを目的とする。
この発明に係る乗客コンベアは、無端状に連結されて主枠内を循環移動する踏段と、この踏段の踏板表面に踏板の移動方向に沿って平行に設けられた複数のクリートと、コンベアの乗降口に設けられた乗降床と、この乗降床の下の踏段の先端が入り込む所に設けられ、クリートに非接触状態で噛み合うくし歯を有するくし板とを備え、クリートの入り込むくし歯根元の位置を、人間または動物の足がくし板に完全に乗り上げた状態で、その足の先端が接触しないような位置まで後退させたものである。
この発明は、履き物を履かない犬などの動物が乗った場合でも、その動物の足の爪等がくし歯根元部分に衝突してけがをするのを防ぐことができる。
以下、この発明の一実施の形態を、図1〜図5を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による乗客コンベアが適用される、例えばエスカレータの乗降口を示す斜視図であり、欄干1に対して主枠(図示しない)内を無端状に連結されて循環移動する踏段2が設けられ、その踏板の表面に踏板の移動方向に沿って平行に複数のクリート2aが設けられている。また、乗客コンベアの乗降口には乗降床3が設けられ、その先瑞の踏段2が乗降床3の下に入り込むところにはクリート2aに非接触状態で噛み合うくし歯4aを備えたくし板4を設けている。このようなくし歯4aとクリート2aとの非接触噛み合いにより、移動する踏段2の踏板と乗降床3との隙間に挟まれようとした履き物や異物をくし歯先端ですくい上げて挟まれるのを防止している。
図2は、図1におけるくし歯4aとクリート2aが噛み合う部分を示す断面図である。くし歯4aの先端はクリート2aの上面2bより入り込んで噛み合っており、クリート上面2bとくし板4との間に物が挟まらないような隙間A(一般に数mm程度)をあけた面とクリート上面2bとくし板4の表面との交点からL1の位置にくし歯根元4bが設定されている。
ここで、クリート上面2bとくし歯4aの交点からくし歯根元4bまでの水平距離L1は通常15〜20mm程度に設定されている従来のものよりも大きく、かつ主に盲導犬に用いられる犬の足5が、図2に示すように、完全にくし歯4a上に乗り上がった位置でその爪がくし歯根元4bに接触しないように設定する。つまり、クリート2aの入り込むくし歯根元4bの位置を、人間または動物の足がくし板に完全に乗り上げた状態で、その足の先端、即ち爪が接触しないような位置まで後退させる。
このように構成した場合、踏段2に乗って降り口に来た例えば盲導犬がくし板4上に足5を踏み出さず,そのまま乗り続けてくし歯4aまで達し、くし歯4aをすり抜けても、足5がくし歯4aにすくい上げられてくし歯4a上に乗り上がるまで先端の爪がくし歯根元4bに衝突しない。よって、盲導犬は爪をけがすることがなくなる。
以上のように、この実施の形態1によれば、主に盲導犬がステップに乗ったまま降り口のくしに乗り上げて行っても、くし歯4aをすり抜けた盲導犬の足5の爪がくし歯根元4bのクリート入り込み位置に達しないので、その爪がくし歯根元4bの部分に衝突してけがをするのを防ぐことができる。
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2による乗客コンベアにおけるくし歯とクリートが噛み合う部分を示す断面図である。なお、図3において、図2と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
図3において、ここでも、クリート上面2bとくし歯4aの交点からくし歯根元4bまでの水平距離L2は通常15〜20mm程度に設定されている従来のものよりも大きく、かつ主に盲導犬に用いられる犬の足5が、図3に示すように、完全にくし歯4a上に乗り上がった位置でその爪がくし歯根元4bに接触しないように設定する。しかも本実施の形態では、くし歯根元4bからくし板4の表面にかけて斜面4cを設ける。
このように構成した場合も、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。また、犬の足5の爪の先がくし歯4a先端をすり抜けたときの移動軌跡6がクリート上面2bと交差する交差点6aよりくし歯根元4b側にある、すなわち爪の先がクリート2b上面より上に出た状態で斜面4cに衝突しても斜面4cの効果により,衝撃少なくすくい上げられていくので、くし歯根元4bの位置をできるだけくし歯4aの先端に近づけることができる。よって、くし歯4aを破損しにくくすることができる。
以上のように、この実施の形態2によれば、上記実施の形態1と同様の効果が得られると共に、さらに、万が一爪がくし歯根元4bに衝突しかけても、斜面4cによってすくいあげられるので、その安全性がさらに増し、また、くし歯根元4bの位置をくし歯4aの先端に近い位置とすることができるので、くし歯4aの強度低下を防止できる。
実施の形態3.
図4は、この発明の実施の形態3による乗客コンベアにおけるくし歯部分を示す横断面図である。図4において、図2および図3と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
本実施の形態では、図4に示すように、くし歯4aの断面は上方向に向かって幅が狭くなるように勾配が設けられる。
このように構成した場合、上記実施の形態1と同様の効果が得られるのに加えて、くし歯4aの側面に勾配がついているので、犬の足5(図2)の爪がくし歯4aをすり抜けたときでも足5がくし歯4aにすくい上げられたとき、その爪もスムーズに上方に抜け出していく効果がある。
以上のように、この実施の形態3によれば、上記実施の形態1と同様の効果が得られると共に、さらに、くし歯4aをすりぬけてクリート2aとくし歯4a側面の間に入り込んだ爪が上方に抜けやすくなるので、上記実施の形態1の効果をさらに高めることができる。
実施の形態4.
図5は、この発明の実施の形態4による乗客コンベアにおけるくし歯部分を上から見た図である。図5において、図2および図3と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
本実施の形態では、図5に示すように、くし歯4aの根元付近にはくし歯4aの横方向の剛性を弱めるため、つまり、くし歯4aが横方向にたわみ易くなるように、例えばくし歯4aに対して切欠4dを設ける。
このように構成した場合、上位実施の形態1と同様の効果が得られるのに加えて,くし歯4aが横方向にたわみ易くなっているので、犬の足5(図2)の爪がくし歯4aをすり抜けたときでも、その爪の圧迫が少なくて済む効果がある。
以上のように、この実施の形態4によれば、クリート2aとくし歯4a側面間に入り込んだ爪に圧迫がかかりにくくなるので、上記実施の形態1の効果をさらに高めることができる。
この発明の実施の形態1による乗客コンベアの乗降口を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による乗客コンベアにおけるくし歯とクリートが噛み合う部分を示す断面図である。 この発明の実施の形態2による乗客コンベアにおけるくし歯とクリートが噛み合う部分を示す断面図である。 この発明の実施の形態3による乗客コンベアにおけるくし歯部分を示す横断面図である。 この発明の実施の形態4による乗客コンベアにおけるくし歯部分を上から見た図である。
符号の説明
2 踏段、2a クリート、2b クリート上面、3 乗降床、4 くし板、4a くし歯、4b くし歯根元、4c 斜面、4d 切欠、6 移動軌跡、6a 交差点。

Claims (4)

  1. 無端状に連結されて主枠内を循環移動する踏段と、該踏段の踏板表面に踏板の移動方向に沿って平行に設けられた複数のクリートと、コンベアの乗降口に設けられた乗降床と、該乗降床の下の上記踏段の先端が入り込む所に設けられ、上記クリートに非接触状態で噛み合うくし歯を有するくし板とを備え、上記クリートの入り込むくし歯根元の位置を、人間または動物の足が上記くし板に完全に乗り上げた状態で、その足の先端が接触しないような位置まで後退させたことを特徴とする乗客コンベア。
  2. 上記くし歯根元から上記くし板の表面にかけて斜面を設けたことを特徴とする請求項1記載の乗客コンベア。
  3. 上記くし歯の断面を上方になるにつれて幅が小さくなるように勾配をつけたことを特徴とする請求項1または2記載の乗客コンベア。
  4. 上記くし歯根元付近に切欠を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の乗客コンベア。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013180847A (ja) * 2012-03-01 2013-09-12 Hitachi Ltd 乗客コンベア

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5153692U (ja) * 1974-10-23 1976-04-23
JPH0223195A (ja) * 1988-07-13 1990-01-25 Mitsubishi Electric Corp 乗客コンベアの櫛

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