JP2013172399A - ゲート駆動回路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のゲート駆動回路は、絶縁ゲート型のスイッチング素子5を駆動するゲート駆動回路であって、スイッチング素子5の制御端子に所定のタイミングで駆動電圧を印加する制御駆動回路3と、制御駆動回路3の電源電圧である第1電圧VCCと、スイッチング素子5の制御端子を負バイアスする第2電圧VCC2との両方を監視する電圧監視回路4a,4bとを備え、制御駆動回路3は、電圧監視回路4a,4bが監視する第1、第2電圧VCC1,VCC2の少なくとも一方が閾値を下回った場合に出力を遮断する。
【選択図】図3
Description
図1は、本発明の前提技術に係るSi−MOSFET5aのゲート駆動回路100である。なおゲート駆動回路は、半導体集積回路として形成されても良い。Si−MOSFET5は、絶縁ゲート型のスイッチング素子5aの一例である。ゲート駆動回路100は、Si−MOSFET5aのゲート端子に駆動電圧を印加する制御駆動回路3と、制御駆動回路3の電圧を監視する電圧監視回路4を備えている。制御駆動回路は、電源1から電圧VCCを供給され、入力端子INからの入力信号に基づき、出力端子OUTからSi−MOSFET5aのゲート端子に駆動電圧を印加する。
図3は、実施の形態1に係るゲート駆動回路102の構成を示す回路図である。SiC−MOSFET5bを駆動するゲートを駆動するゲート駆動回路102は、制御駆動回路3と、第1電圧監視回路4aと、第2電圧監視回路4bとを備える。制御駆動回路3は、入力端子INからの信号に基づくタイミングで、出力端子OUTからSiC−MOSFET5bのゲート端子に駆動電圧VCC1を印加する。制御駆動回路とSiC−MOSFET5bのソース端子との間には電源1が接続され、制御駆動回路3に駆動電圧VCC1を供給している。
図6は、実施の形態1の変形例1に係るゲート駆動回路104の構成を示す回路図である。ゲート駆動回路104では、第1電圧監視回路4aが電源1の正極とGNDの間に接続されており、SiC−MOSFET5bの駆動電圧VCC1ではなくVCC1と負バイアス電圧VCC2の和を監視する。それ以外の構成はゲート駆動回路102と同様である。なお、変形例1を説明する以下の図において、図3,4に示したゲート駆動回路102の構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。
変形例2に係るゲート駆動回路は、負バイアス用の電源を別途必要とせず単電源で動作し、単電源から負バイアス電圧を生成する機能を有するものである。
本実施の形態のゲート駆動回路102は、絶縁ゲート型のスイッチング素子(SiC−MOSFET5b)を駆動するゲート駆動回路であって、SiC−MOSFET5bの制御端子に所定のタイミングで駆動電圧を印加する制御駆動回路3と、制御駆動回路3の電源電圧である第1電圧(駆動電圧)VCC1と、前記制御端子を負バイアスする第2電圧(負バイアス電圧)VCC2との両方を監視する電圧監視回路とを備える。また、制御駆動回路3は、電圧監視回路が監視する電圧VCC1,VCC2の少なくとも一方が閾値を下回った場合に出力を遮断する。よって、負バイアス電圧VCC2が十分に印加されない状態で駆動電圧VCC1が立上ることによる誤オンを防ぐことが出来る。
図10は、実施の形態2に係るゲート駆動回路107の構成を示す回路図である。図10において、実施の形態1のゲート駆動回路102と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。
図11は、実施の形態2の変形例1に係るゲート駆動回路108の構成を示す回路図である。図11において、実施の形態1のゲート駆動回路102と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。
本実施の形態のゲート駆動回路107において、第1電圧監視回路4aは、駆動電圧VCC1を第1閾値と比較する第1コンパレータ(コンパレータ7)を備え、第2電圧監視回路(電源電流生成回路20)は、コンパレータ7の電源電流を負バイアス電圧VCC2で生成する。負バイアス電圧VCC2が一定値以上となった時に電源電流を生成し、電源電流によってコンパレータ7を動作させることにより、VCC2が一定値未満の場合はコンパレータ7が動作せず、駆動回路107の出力を遮断させることが可能である。
図12は、実施の形態3に係るゲート駆動回路109の構成を示す回路図である。ゲート駆動回路109は、実施の形態1の変形例1に係るゲート駆動回路104の構成において、第1電圧監視回路4aに代えて第1電圧監視回路4a1を、第2電圧監視回路4bに代えて第2電圧監視回路4b1を備えたものである。これら以外の構成はゲート駆動回路104と同様であるので、説明を省略する。
図13は、実施の形態3の変形例1に係るゲート駆動回路110の構成を示す回路図である。ゲート駆動回路110は、ゲート駆動回路109の構成を一部変更して、単電源で動作するようにしたものである。ゲート駆動回路110は電圧VCC1を供給する電源1で動作し、電源1の両端に負バイアス用内部電源回路6が接続される。
図14は、実施の形態3の変形例2に係るゲート駆動回路111の構成を示す回路図である。ゲート駆動回路111は、第1電圧監視回路4a1に代えて第1電圧監視回路4aを備え、第2電圧監視回路4bに代えて第2電圧監視回路4b2を備えており、その他はゲート駆動回路100と同様の構成である。以下、第2電圧監視回路4bについて説明する。
本実施の形態のゲート駆動回路109,110において、第1電圧監視回路4a1は、駆動電圧VCC1と負バイアス電圧VCC2の和を閾値と比較するコンパレータ7を備え、第2電圧監視回路4b1は、駆動電圧VCC1と負バイアス電圧VCC2の和の分圧が制御端子に印加され、主端子間に負バイアス電圧VCC2が印加されるスイッチング素子(pMOSFET23)と、pMOSFET23の主端子に接続され負バイアス電圧VCC2を2値化する2段のNOTゲート24,25とを備える。第1電圧監視回路4a1においてVCC1とVCC2の和が監視される。また、VCC1とVCC2の和がpMOSFET23の閾値電圧を超えると、NOTゲート24,25で負バイアス電圧VCC2が監視される。よって、負バイアス電圧VCC2が十分に印加しないまま駆動電圧VCC1が立上ることによるSiC−MOSFET5bの誤オンを防ぐことが出来る。
Claims (13)
- 絶縁ゲート型のスイッチング素子を駆動するゲート駆動回路であって、
前記スイッチング素子の制御端子に所定のタイミングで駆動電圧を印加する制御駆動回路と、
前記制御駆動回路の電源電圧である第1電圧と、前記制御端子を負バイアスする第2電圧との両方を監視する電圧監視回路とを備え、
前記制御駆動回路は、前記電圧監視回路が監視する前記第1、第2電圧の少なくとも一方が閾値を下回った場合に出力を遮断する、
ゲート駆動回路。 - 前記電圧監視回路は、前記第1電圧を第1監視電圧として監視する第1電圧監視回路と、前記第2電圧を第2監視電圧として監視する第2電圧監視回路を備える、
請求項1に記載のゲート駆動回路。 - 前記電圧監視回路は、前記第1電圧と前記第2電圧の和を第1監視電圧として監視する第1電圧監視回路と、前記第2電圧を第2監視電圧として監視する第2電圧監視回路を備える、
請求項1に記載のゲート駆動回路。 - 前記第1電圧は、前記スイッチング素子の制御端子−主端子間に接続された外部の第1電源により供給され、
前記第2電圧は、前記スイッチング素子の主端子−グランド間に接続された外部の第2電源により供給される、
請求項2又は3に記載のゲート駆動回路。 - 前記第1電圧は、前記スイッチング素子の制御端子−主端子間に接続された外部の単電源により供給され、
前記第2電圧は前記第1電圧の分圧として内部で生成される、
請求項2又は3に記載のゲート駆動回路。 - 前記第1電圧監視回路は、前記第1監視電圧を第1閾値と比較する第1コンパレータを備え、
前記第2電圧監視回路は、前記第2監視電圧を第2閾値と比較する第2コンパレータを備える、
請求項2〜5のいずれかに記載のゲート駆動回路。 - 前記第2コンパレータの電源電圧は、前記第1電圧と前記第2電圧の和である、
請求項6に記載のゲート駆動回路。 - 前記第1電圧監視回路は、前記第1電圧を第1閾値と比較する第1コンパレータを備え、
前記第2電圧監視回路は、前記第1コンパレータの電源電流を前記第2電圧で生成する、
請求項2,4,5のいずれかに記載のゲート駆動回路。 - 前記第2電圧監視回路は、前記第2電圧を第2閾値と比較する第2コンパレータを備え、
前記第1電圧監視回路は、前記第2コンパレータの電源電流を前記第1電圧で生成する、
請求項2,4,5のいずれかに記載のゲート駆動回路。 - 前記第1電圧監視回路は、前記第1電圧と前記第2電圧の和を閾値と比較するコンパレータを備え、
前記第2電圧監視回路は、
前記第1電圧と前記第2電圧の和の分圧が制御端子に印加され、主端子間に前記第2電圧が印加されるスイッチング素子と、
前記スイッチング素子の主端子に接続され前記第2電圧を2値化する2段のNOTゲートとを備える、
請求項3に記載のゲート駆動回路。 - 前記第1電圧は、前記スイッチング素子の制御端子−主端子間に接続された外部の第1電源により供給され、
前記第2電圧は、前記スイッチング素子の主端子とグランドとの間に接続された外部の第2電源により供給される、
請求項10に記載のゲート駆動回路。 - 前記第1電圧は、前記スイッチング素子の制御端子−主端子間に接続された外部の単電源により供給され、
前記第2電圧は前記第1電圧の分圧として内部で生成される、
請求項10に記載のゲート駆動回路。 - 前記第1電圧監視回路は、前記第1監視電圧を閾値と比較するコンパレータを備え、
前記第2電圧監視回路は、前記第2監視電圧を2値化する2段のNOTゲートを備える、
請求項2〜5のいずれかに記載のゲート駆動回路。
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