JP2006129595A - スイッチング回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノイズや電圧変動によって、2つの半導体スイッチング素子が同時に導通状態になる短絡の発生を確実に防止することができるスイッチング回路を提供する。
【解決手段】第1及び第2の駆動回路用電源回路4,5を、共通の直流電源Eを利用するように構成する。第1の駆動回路用電源回路を、第1及び第2のコンデンサC1及びC2と、コンデンサ充電回路と、順方向電圧印加回路と、逆方向電圧印加回路とから構成する。コンデンサ充電回路(Q3)は、第2の半導体スイッチング素子Q2が導通状態にある期間導通状態になって直流電源Eから供給される電荷で第1及び第2のコンデンサC1及びC2を充電する。第2のコンデンサC2の両端電圧を逆方向電圧として、第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路Q1の第2の電源端子22と第1の半導体スイッチング素子Q1のエミッタとの間に印加する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力変換回路等で使用される2つの半導体スイッチング素子が直列に接続されたスイッチング・ユニットを備えたスイッチング回路に関するものである。
特許第3244388号(特開平8−103087号)公報の図1には、直列に接続された上側トランジスタスイッチ(半導体スイッチング素子)と下側トランジスタスイッチ(半導体スイッチング素子)とに対して、それぞれ別個にゲート駆動回路と駆動回路用電源回路とが設けられたスイッチング回路が示されている。この従来のスイッチング回路では、2つのトランジスタスイッチに対応して設けられた2つの駆動回路用電源が、共通の1つの直流電源から電力の供給をそれぞれ受けるように構成されている。具体的には、下側のトランジスタスイッチのゲート駆動回路には直流電源から直接電力が供給される。そして上側のトランジスタスイッチのゲート駆動回路では、直流電源により充電されるコンデンサの両端電圧を利用して、ゲート駆動回路に必要な電力を供給する。従来の回路は、一般的にブートストラップ方式の原理を採用した回路と呼ばれている。
特許第3244388号(特開平8−103087号)公報 図1
従来のスイッチング回路では、2つのトランジスタスイッチがオフ状態になったときのゲート電圧は0ボルト(GND)である。このためオフ時にノイズ等の影響を受けて、ゲート電圧に微少な変動(数ボルト)が生じただけで、特に上側のトランジスタスイッチが誤点弧(誤ってオン状態になる)を起こす。その結果、2つのトランジスタが同時にオン状態になって、短絡を起こす危険性がある。
本発明の目的は、ノイズや電圧変動によって、2つの半導体スイッチング素子が同時に導通状態になる短絡の発生を確実に防止することができるスイッチング回路を提供することにある。
本発明の他の目的は、少ない部品点数で上記目的を達成できるスイッチング回路を提供することにある。
本発明の別の目的は、スイッチング・ユニットを構成する2つの半導体スイッチング素子の両方がノイズや電圧変動によって誤って導通状態になることを防止できるスイッチング回路を提供することにある。
本発明のスイッチング回路は、スイッチング・ユニットと、第1及び第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路と、第1及び第2の駆動回路用電源回路とを備えている。スイッチング・ユニットは、第1の半導体スイッチング素子及び第2の半導体スイッチング素子を備えており、これらの半導体スイッチング素子は第2の半導体スイッチング素子が接地側に位置するように直列接続されている。そして第1の半導体スイッチング素子及び第2の半導体スイッチング素子は、それぞれゲートに順方向電圧が印加されている期間は導通状態となり且つゲートに電圧が印加されていないか又は逆方向電圧が印加されている期間は非導通状態となる。一般的に、第1の半導体スイッチング素子及び第2の半導体スイッチング素子としては、IGBTのようなゲートに導通制御信号が入力されている期間導通状態となり、導通制御信号が入力されていない期間は非導通状態になるトランジスタスイッチを用いることができる。
第1及び第2の半導体スイッチング素子の導通を制御する第1及び第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路は、第1及び第2の半導体スイッチング素子のゲートに順方向電圧と前記逆方向電圧とを印加し得るようにそれぞれ構成されている。
また第1及び第2の駆動回路用電源回路は、第1及び第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路を通して第1及び第2の半導体スイッチング素子のゲートに印加する順方向電圧及び前記逆方向電圧をそれぞれ発生する。なお第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路及び第2の駆動回路用電源回路に関しては、順方向電圧を第2の半導体スイッチング素子のゲートに印加するだけの機能を持つ構造にしてもよい。言い換えれば、第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路及び第2の駆動回路用電源回路に関しては、逆方向電圧を第2の半導体スイッチング素子のゲートに印加しない(第2の半導体スイッチング素子が非導通状態にあるときに、第2の半導体スイッチング素子のゲートを逆バイアスしない)構造にしてもよい。これは第2の半導体スイッチング素子は接地側に位置しているため、第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路を接地するだけでも、ノイズや電圧変動が原因となって発生する誤導通の発生が大幅に低減するためである。
本発明で用いる第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路は、第1の駆動回路用電源回路から供給される順方向電圧が印加される第1の電源端子と、第1の駆動回路用電源回路から供給される逆方向電圧が印加される第2の電源端子と、入力端子とを備えている。そして第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路は、入力端子に導通制御信号が入力されている期間順方向電圧を第1の半導体スイッチング素子のゲートに印加し、入力端子に導通制御信号が入力されていない期間は逆方向電圧をゲートに印加するように構成されている。入力端子に入力される導通制御信号は、導通信号制御信号発生回路から入力される。
また第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路は、第2の駆動回路用電源回路から供給される順方向電圧が印加される第1の電源端子と、第2の駆動回路用電源回路から供給される逆方向電圧が印加される第2の電源端子と、入力端子とを備えている。そしてこの第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路も、入力端子に導通制御信号が入力されている期間順方向電圧を第2の半導体スイッチング素子のゲートに印加し、入力端子に導通制御信号が入力されていない期間は逆方向電圧をゲートに印加するように構成されている。
本発明においては、第1及び第2の駆動回路用電源回路を、共通の直流電源を利用するように構成する。その上で、特に第1の駆動回路用電源回路を、第1及び第2のコンデンサと、コンデンサ充電回路と、順方向電圧印加回路と、逆方向電圧印加回路とから構成する。第1及び第2のコンデンサは、第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路の第1の電源端子及び前記第2の電源端子との間の配置されて直列接続されている。コンデンサ充電回路は、第2の半導体スイッチング素子が導通状態にある期間導通状態になって直流電源から供給される電荷で第1及び第2のコンデンサを充電する。また順方向電圧印加回路は、第1のコンデンサの両端電圧を順方向電圧として、第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路の第1の電源端子と第1の半導体スイッチング素子及び第2の半導体スイッチング素子の接続点との間に印加するように構成されている。また逆方向電圧印加回路は、第2のコンデンサの両端電圧を前記逆方向電圧として、第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路の第2の電源端子と第1の半導体スイッチング素子及び第2の半導体スイッチング素子の接続点との間に印加するように構成されている。
このように第1の駆動回路用電源回路を構成すると、第2の半導体スイッチング素子が導通状態にあるときに、コンデンサ充電回路により第1及び第2のコンデンサは充電される。そして第2の半導体スイッチング素子が導通状態になっている期間は、第2のコンデンサの両端電圧が、逆方向電圧として、第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路の第2の電源端子と第1の半導体スイッチング素子及び第2の半導体スイッチング素子の接続点との間に印加される。これによって第1の半導体スイッチング素子のゲートは逆バイアスされた状態に保持される。その結果、ノイズや電圧変動が発生しても、第1の半導体スイッチング素子が誤って導通状態になるのを防ぐことができる。次に、第2の半導体スイッチング素子が非導通状態になるとコンデンサ充電回路による第1及び第2のコンデンサの充電は停止され、第1のコンデンサの両端電圧が順方向電圧として、第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路の第1の電源端子と第1の半導体スイッチング素子及び第2の半導体スイッチング素子の接続点との間に印加される。この状態で、導通制御信号が第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路の入力端子に入力されると、第1の半導体スイッチング素子が導通状態になる。
ここでコンデンサ充電回路は、第2のコンデンサと直流電源の接地端子との間に配置されて第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路から出力される順方向電圧がゲートに印加されている期間導通状態となる充電用半導体スイッチング素子を備えているのが好ましい。このような充電用半導体スイッチング素子を用いて充電を制御すると、第1及び第2のコンデンサを用いて順方向電圧と逆方向電圧の両方を簡単に発生させることができる。
また逆方向電圧印加回路は、第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路の第2の電源端子側にカソードを向けるようにして第2のコンデンサに対して並列接続されたツェナーダイオードを含んで構成することができる。このようにすると、ツェナーダイオードの両端には、ツェナー電圧によって決まる逆方向電圧が現れる。直流電源の電圧が、例えば20Vであるとし、ツェナー電圧が5Vであるとすると、第1のコンデンサの両端電圧(順方向電圧)は15Vとなり、第2のコンデンサの両端電圧(逆方向電圧)は−5Vとなる。ツェナーダイオードを用いると、少ない部品点数で確実に逆方向電圧を得ることができる。
また逆方向電圧印加回路は、第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路の第2の電源端子側にカソードを向けるようにして第2のコンデンサに対して並列接続された複数のダイオードからなるダイオード直列回路を含んで構成することができる。この場合には、前述のツェナーダイオードのツェナー電圧に相当するドロップ電圧を、直列接続された複数のダイオードを用いて得ればよい。このようにしてもダイオード直列回路の両端に、必要な逆方向電圧を得ることができる。
さらに逆方向電圧印加回路は、直列接続された第1及び第2のコンデンサに対して並列接続された第1及び第2の抵抗素子が直列接続されてなる抵抗分圧回路を含んで構成することができる。この場合には、第1及び第2の抵抗素子の接続点が、第1の半導体スイッチング素子及び第2の半導体スイッチング素子の接続点と第1及び第2のコンデンサの接続点とにそれぞれ接続される。この場合には、抵抗分圧回路の分圧比によって、順方向電圧と逆方向電圧とが決まることになる。したがって分圧比を適宜に設定することにより、任意の逆方向電圧を発生させることができる。
第2の半導体スイッチング素子のゲートを積極的に逆バイアスする場合には、第2の駆動回路用電源回路を次のようにすることができる。即ち、第2の駆動回路用電源回路を、アノードを直流電源の接地側に向けたツェナーダイオードと第3のコンデンサとが直列に接続されて構成され且つ直流電源に対して並列接続された直列回路と、順方向電圧印加回路と逆方向電圧印加回路とから構成する。順方向電圧印加回路は、第3のコンデンサの両端電圧を順方向電圧として、第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路の第1の電源端子と第2の半導体スイッチング素子の接地側端子との間に印加するように構成されている。また逆方向電圧印加回路は、ツェナーダイオードのアノードを第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路の第2の電源端子に接続し、ツェナーダイオードのカソードを第2の半導体スイッチング素子の接地側端子に電気的に接続して逆方向電圧を第2の半導体スイッチング素子のゲートに印加するように構成されている。
また第2の駆動回路用電源回路は、次のように構成することができる。すなわち第2の駆動回路用電源回路を、複数のダイオードが直列接続されて構成されカソードを直流電源の接地側に向けたダイオード直列回路と第3のコンデンサとが直列に接続されて構成され且つ直流電源に対して並列接続された直列回路と、順方向電圧印加回路と、逆方向電圧印加回路とから構成する。この場合、順方向電圧印加回路は、第3のコンデンサの両端電圧を順方向電圧として、第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路の第1の電源端子と第2の半導体スイッチング素子の接地側端子との間に印加するように構成する。また逆方向電圧印加回路を、ダイオード直列回路のカソードを第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路の第2の電源端子に接続し、ダイオード直列回路のアノードを第2の半導体スイッチング素子の接地側端子に電気的に接続して逆方向電圧を第2の半導体スイッチング素子のゲートに印加するようにする構成する。
さらに、第2の駆動回路用電源回路は、次のように構成することもできる。すなわち第2の駆動回路用電源回路を、第1及び第2の抵抗素子が直列接続されて構成された抵抗直列回路と、順方向電圧印加回路と、逆方向電圧印加回路とから構成する。この場合、順方向電圧印加回路は、直流電源の非接地側端子に接続された第1の抵抗素子の両端電圧を順方向電圧として、第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路の第1の電源端子と第2の半導体スイッチング素子の接地側端子との間に印加するように構成する。また逆方向電圧印加回路は、直流電源の接地側端子に接続された第2の抵抗素子の両端電圧を、第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路の第2の電源端子と第2の半導体スイッチング素子の接地側端子との間に印加して、その結果として逆方向電圧を第2の半導体スイッチング素子のゲートに印加するように構成することができる。
また第2の駆動回路用電源回路は、次のように構成することもできる。すなわち第2の駆動回路用電源回路を、制御素子が直流電源の接地側に接続されたシャント型レギュレータと第3のコンデンサとが直列に接続されて構成され且つ直流電源に対して並列接続された直列回路と、順方向電圧印加回路と逆方向電圧印加回路とから構成することができる。この場合、順方向電圧印加回路は、第3のコンデンサの両端電圧を順方向電圧として、第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路の第1の電源端子と第2の半導体スイッチング素子の接地側端子との間に印加するように構成する。また逆方向電圧印加回路は、シャント型レギュレータの制御素子の両端電圧を第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路の第2の電源端子と第2の半導体スイッチング素子の接地側端子との間に印加して、その結果として逆方向電圧を第2の半導体スイッチング素子のゲートに印加するように構成する。
いずれの構成であっても、第2の駆動回路用電源回路を、第2の半導体スイッチング素子を逆バイアスできるように構成すれば、確実にノイズや電圧変動が原因となって発生する誤導通による短絡事故の発生を防止することができる。
本発明によれば、ノイズや電圧変動によって、2つの半導体スイッチング素子が同時に導通状態になる短絡自己の発生を確実に防止することができる。
以下図面を参照して本発明のスイッチング回路の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明をインバータ等の電力変換回路に用いられるスイッチング回路に適用した第1の実施の形態の要部の回路構成を示す図である。図1において、符号1は、スイッチング・ユニットを示している。スイッチング・ユニット1は、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(Insulated gate bipolar transistor: IGBT)からなる第1の半導体スイッチング素子Q1と第2の半導体スイッチング素子Q2とが直列に接続されて構成されている。なお、第1の半導体スイッチング素子及び第2の半導体スイッチング素子として用いられる絶縁ゲートバイポーラトランジスタは、ゲートに順方向電圧が印加されている期間は導通状態となり且つゲートに電圧が印加されていないか又は逆方向電圧が印加されている期間は非導通状態となる。この例では、第1の半導体スイッチング素子Q1のコレクタに電源電圧VCCが印加されており、第2の半導体スイッチング素子Q2のエミッタが接地されている。第1の半導体スイッチング素子Q1のエミッタと第2の半導体スイッチング素子のコレクタとの接続点がスイッチング・ユニット1の出力点を構成する。なお例えば、このスイッチング回路を用いて単相のフルブリッジインバータ回路を構成する場合には、2つのスイッチング・ユニットを並列に接続して、それぞれのスイッチング・ユニットの出力点から交流出力を得ることになる。
第1の半導体スイッチング素子Q1のゲートには、第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路2の出力端子25が接続され、第2の半導体スイッチング素子Q2のゲートには、第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路3の出力端子35が接続されている。第1及び第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路2及び3は、それぞれ第1及び第2の半導体スイッチング素子Q1及びQ2のゲートに順方向電圧と逆方向電圧とを印加し得るようにそれぞれ構成されている。
第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路2は、後に詳しく説明する第1の駆動回路用電源回路4から供給される順方向電圧が印加される第1の電源端子21と、第1の駆動回路用電源回路4から供給される逆方向電圧が印加される第2の電源端子22と、入力端子23と接地端子24(図2)とを備えている。図2には、実際に使用する第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路2の回路構成の一例が示されている。この回路では、フォトカプラー26によって電気信号を光信号に変換した後再度電気信号に変換して信号の電気的な絶縁を図っている。フォトカプラー26の出力は増幅器Ampで増幅され、インターフェースIFで適宜に処理されてトランジスタTr1及びTr2の制御信号として与えられる。インターフェースIFからの信号で、導通制御信号が入力端子23に入力されている期間は、トランジスタTr1を導通させて第1の電源端子21から出力端子25を通して順方向電圧が出力される。またインターフェースIFからの信号で、導通制御信号が入力端子23に入力されていないときには、トランジスタTr2を導通状態にして、第2の電源端子22から出力端子25を通して逆方向電圧を出力する。このようなスイッチング素子用ゲート駆動回路としては、例えば、シャープ株式会社がPC923Xの製品番号で販売しているICを用いることができる。
また第2の半導体スイッチング素子Q2のゲートを逆バイアスをする場合に用いる第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路3も、第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路2と同じ構成を有している。第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路は、後に説明する第2の駆動回路用電源回路5から供給される順方向電圧が印加される第1の電源端子31と、第2の駆動回路用電源回路5から供給される逆方向電圧が印加される第2の電源端子32と、入力端子33とを備えている。そしてこの第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路3も、入力端子33に導通制御信号S2が入力されている期間順方向電圧を第2の半導体スイッチング素子Q2のゲートに印加し、入力端子33に導通制御信号S2が入力されていない期間は逆方向電圧をゲートに印加する。
なお第1及び第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路2及び3の入力端子23及び33にそれぞれ入力される導通制御信号S1及びS2は、図示しない導通信号制御信号発生回路から入力される。導通制御信号S1及びS2は、一般的に位相が反転した信号となっており、第1及び第2の半導体スイッチング素子Q1及びQ2は、交互のオン・オフ動作をする。
第1及び第2の駆動回路用電源回路4及び5は、第1及び第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路2及び3を通して第1及び第2の半導体スイッチング素子Q1及びQ2のゲートに印加する順方向電圧及び前記逆方向電圧をそれぞれ発生するように構成されている。
本実施の形態においては、第1及び第2の駆動回路用電源回路4及び5が、共通の直流電源Eを利用するように構成されている。まず第1の駆動回路用電源回路4は、アノードが直流電源Eの非接地側端子に接続されたダイオードD1と、ダイオードD1のカソードに一端が接続された第1のコンデンサC1と、第1のコンデンサC1に直列に接続された第2のコンデンサC2と、第2のコンデンサにコレクタが接続されて、エミッタが直流電源Eの接地側端子に接続された絶縁ゲートバイポーラトランジスタからなる充電用半導体スイッチング素子Q3と、第2のコンデンサの両端に並列接続されたツェナーダイオードZD1とを備えている。そして第1のコンデンサC1とダイオードD1の接続点は、第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路2の第1の電源端子21に接続されている。また第1のコンデンサC1と第2のコンデンサC2との接続点は、第1の半導体スイッチング素子Q1のエミッタと第2の半導体スイッチング素子Q2のコレクタとの接続点に電気的に接続されている。さらに第2のコンデンサと充電用半導体スイッチング素子Q3のコレクタとの接続点が、第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路2の第2の電源端子22に接続されている。充電用半導体スイッチング素子Q3のベース(ゲート)は、第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路3の出力端子35に接続されている。したがって充電用半導体スイッチング素子Q3は、第2の半導体スイッチング素子Q2と一緒に導通状態または非導通状態になる。
第1の駆動回路用電源回路4では、第2の半導体スイッチング素子Q2が導通状態にあるとき(第1の半導体スイッチング素子Q1が非導通状態にあるとき)に、充電用半導体スイッチング素子Q3のゲートにも、図3(D)に示すように、第2の半導体スイッチング素子Q2のゲートに入力される信号が入力されて導通状態となり、第1及び第2のコンデンサC1及びC2が充電される。図3(D)は、第2の半導体スイッチング素子Q2のゲートに入力されるゲート入力波形(第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路3の出力)を示している。第2の半導体スイッチング素子Q2のゲートに入力されるゲート入力波形が立ち上がった時点で、第1のコンデンサC1のダイオードD1に接続される端子の電圧は半導体スイッチング素子Q1及びQ2の接続点を基準として正極性側(順方向側)に立ち上がり、第2のコンデンサC2の充電用半導体スイッチング素子Q3のコレクタに接続される端子の電圧は半導体スイッチング素子Q1及びQ2の接続点を基準として負極性側(逆方向側)に立ち下がっている。そして第1及び第2のコンデンサC1及びC2の充電用半導体スイッチング素子Q3のコレクタに接続される端子電圧は、以後ほぼ一定を保持する。第2の半導体スイッチング素子Q2が導通状態にあるときには、図3(E)に示されるように、第2の半導体スイッチング素子Q2のゲート−エミッタ間に順方向電圧が印加されている。そしてこのときは、図3(B)に示すように、第1の半導体スイッチング素子Q1のゲート−エミッタ間には、第2のコンデンサC2の両端電圧が第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路2の第2の電源端子22と第1の半導体スイッチング素子Q1のエミッタとの間に逆方向電圧として印加されて逆バイアス状態が作られている。この逆方向電圧が印加されている期間においては、ノイズや電圧変動があっても、逆バイアスの電圧を超える範囲でなければ第1の半導体スイッチング素子Q1が誤って導通状態になることは実質的にない。そして図3(A)に示すように、第1の半導体スイッチング素子Q1のゲートにゲート入力波形が入力されている期間(4の期間)、第1の半導体スイッチング素子Q1は導通状態となる。そしてこの期間は、図3(B)に示されるように、第1の半導体スイッチング素子Q1のゲート−エミッタ間には順方向電圧が印加されている。この順方向電圧は、第1の駆動回路用電源回路4の第1のコンデンサC1の両端電圧が、第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路2の第1の電源端子21と第1の半導体スイッチング素子Q1のエミッタとの間に印加されて得られたものである。
本実施の形態では、ダイオードD1及び充電用半導体スイッチング素子Q3を含む回路が、第1及び第2のコンデンサC2及びC3のためのコンデン充電回路を構成している。本実施の形態では、充電用半導体スイッチング素子Q3が存在することにより、第1のスイッチング素子への逆バイアスの印加を可能とする第2のコンデンサの充電が容易にできるという効果が得られる。また本実施の形態では、第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路2の第1の電源端子21と第1の半導体スイッチング素子Q1及び第2の半導体スイッチング素子Q2の接続点との間に、第1のコンデンサC1の両端電圧を印加する回路が、順方向電圧印加回路を構成している。また、第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路2の第2の電源端子22側にアノードを向けるようにして第2のコンデンサに対して並列接続されたツェナーダイオードZD1を含んで、第2のコンデンサC2の両端電圧を第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路の第2の電源端子22と第1の半導体スイッチング素子Q1及び第2の半導体スイッチング素子Q2の接続点との間に印加する回路が、逆方向電圧印加回路を構成している。
また第2の駆動回路用電源回路5は、アノードを直流電源の接地側に向けたツェナーダイオードZD2と第3のコンデンサとC3とが直列に接続されて構成され且つ直流電源Eに対して並列接続された直列回路を備えている。第3のコンデンサC3の両端電圧が、第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路3の第1の電源端子31と第2の半導体スイッチング素子Q2のエミッタ(接地側端子)との間に印加されている。この順方向電圧を印加する回路が、本実施の形態では、第2の駆動回路用電源回路5における順方向電圧印加回路を構成している。またツェナーダイオードZD2のアノードが、第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路3の第2の電源端子32に接続されて、ツェナーダイオードZD2の両端電圧が逆方向電圧として、第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路3の第2の電源端子32と第2の半導体スイッチング素子Q2のエミッタ(接地側端子)との間に印加されている。この逆方向電圧を印加する回路が、第2の駆動回路用電源回路5における逆方向電圧印加回路を構成している。その結果、図3(B)と図3(E)とを対比するとわかるように、第1の半導体スイッチング素子Q1が導通状態にある期間(図3の下部に示した4の期間)及びその前後の所定の期間(図3の下部に示した3と5の期間)の間、第2の半導体スイッチング素子のゲートには逆方向電圧が印加されて逆バイアス状態が作られている。この図3の下部に示した3と5の期間は、2つの半導体スイッチング素子Q1及びQ2が同時に導通状態になるのを防ぐために設けられた期間である。この例では、ツェナーダイオードZD2を設けるだけで、第2の半導体スイッチング素子Q2のゲートを簡単に逆バイアス状態にすることができる。
なお図4に示す第2の実施の形態のように、第2の駆動回路用電源回路5の第2の電源端子32を接地すると、ツェナーダイオードZD2は電圧分圧手段として機能するだけで、第2の半導体スイッチング素子Q2のゲートに逆方向電圧を印加することはできない。しかしよほど周囲のノイズ環境が悪くなければ、このような回路構成でも大きな問題は生じない。
図5は、本発明の第3の実施の形態の回路図を示している。図1に示した回路の第1の実施の形態と同じ部分には、図1に付した符号と同じ符号を付して説明を省略する。図1の第1の実施の形態では、第2のコンデンサC2の両端にツェナーダイオードZD1を並列に接続しているが、この実施の形態では、ツェナーダイオードZD1に代えて、第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路2の第2の電源端子22側にカソードを向けるようにして第2のコンデンサC2に対して並列接続された複数のダイオードD01〜D0nからなるダイオード直列回路を用いている。この場合には、前述のツェナーダイオードZD1のツェナー電圧に相当するドロップ電圧を、直列接続された複数のダイオードD01〜D0nを用いて得ている。このようにしてもダイオード直列回路の両端に、必要な逆方向電圧を得ることができる。
図6は、本発明の第4の実施の形態の回路図を示している。図1に示した回路の第1の実施の形態と同じ部分には、図1に付した符号と同じ符号を付して説明を省略する。図1の第1の実施の形態では、第2のコンデンサC2の両端に並列に接続したツェナーダイオードZD1を並列に接続しているが、直列接続された第1及び第2のコンデンサC1及びC2に対して並列接続された第1及び第2の抵抗素子R1及びR2が直列接続されてなる抵抗分圧回路を用いている。この場合、第1及び第2の抵抗素子R1及びR2の接続点は、第1の半導体スイッチング素子Q1のエミッタと第2の半導体スイッチング素子Q2のコレクタの接続点と第1及び第2のコンデンサC1及びC2の接続点とにそれぞれ接続される。この場合には、第1及び第2の抵抗素子R1及びR2からなる抵抗分圧回路の分圧比によって、順方向電圧と逆方向電圧とが決まる。したがって第1及び第2の抵抗素子R1及びR2によって決まる分圧比を適宜に設定することにより、任意の逆方向電圧を発生させることができる。
図7は、本発明の第5の実施の形態の回路図を示している。図1に示した回路の第1の実施の形態と同じ部分には、図1に付した符号と同じ符号を付して説明を省略する。図1の第1の実施の形態では、第2の駆動回路用電源回路5に第3のコンデンサC3とツェナーダイオードZD2とを用いて順方向電圧と逆方向電圧とを得ている。しかしこの第5の実施の形態では、直流電源として二つの直流電源E1と直流電源E2とを直列接続したものを用い、直流電源E2の両端電圧を逆方向電圧として第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路の第2の電源端子32と第2の半導体スイッチング素子Q2のエミッタとの間に印加する構成を採用している。
また図8は、本発明の第6の実施の形態の回路図を示している。図1に示した回路の第1の実施の形態と同じ部分には、図1に付した符号と同じ符号を付して説明を省略する。図1の第1の実施の形態では、第2の駆動回路用電源回路5に第3のコンデンサC3とツェナーダイオードZD2とを用いて順方向電圧と逆方向電圧とを得ている。しかしこの第6の実施の形態では、ツェナーダイオードZD2に代えて、複数のダイオードD11〜D1nが直列接続されて構成されカソードを直流電源の接地側に向けたダイオード直列回路を用いている。この場合、順方向電圧印加回路は、第3のコンデンサC3の両端電圧を順方向電圧として、第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路3の第1の電源端子31と第2の半導体スイッチング素子Q2のエミッタ(接地側端子)との間に印加する。そして逆方向電圧印加回路は、ダイオード直列回路のカソードを第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路3の第2の電源端子32に接続し、ダイオード直列回路のアノードを第2の半導体スイッチング素子Q2のエミッタ(接地側端子)に電気的に接続して逆方向電圧を第2の半導体スイッチング素子Q2のゲートに印加する。
また図9は、本発明の第7の実施の形態の回路図を示している。図1に示した回路の第1の実施の形態と同じ部分には、図1に付した符号と同じ符号を付して説明を省略する。図1の第1の実施の形態では、第2の駆動回路用電源回路5に第3のコンデンサC3とツェナーダイオードZD2とを用いて順方向電圧と逆方向電圧とを得ている。しかしこの第7の実施の形態では、第3のコンデンサC3とツェナーダイオードZD2とに代えて、第1及び第2の抵抗素子R3及びR4を直列接続して構成した抵抗直列回路を用いている。この場合、順方向電圧印加回路は、直流電源Eの非接地側端子に接続された第1の抵抗素子R3の両端電圧を順方向電圧として、第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路3の第1の電源端子31と第2の半導体スイッチング素子Q2のエミッタ(接地側端子)との間に印加する。また逆方向電圧印加回路は、直流電源E1の接地側端子に接続された第2の抵抗素子R4の両端電圧を、第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路3の第2の電源端子32と第2の半導体スイッチング素子Q2のエミッタ(接地側端子)との間に印加する。
また図10は、本発明の第8の実施の形態の回路図を示している。図1に示した回路の第1の実施の形態と同じ部分には、図1に付した符号と同じ符号を付して説明を省略する。図1の第1の実施の形態のツェナーダイオードZD2に代えて、シャント型レギュレータを用いている。すなわちこの実施の形態では、シャント型レギュレータの制御素子SRを第3のコンデンサC3に直列に接続されている。抵抗素子R5乃至R6はシャント型レギュレータの制御素子SRを一定電圧を出力するように動作させるための検出抵抗である。このシャント型レギュレータは、制御素子SRが負荷に対して並列に入ることにより、出力電圧を常に一定に保持するように動作する。すなわちこの例では制御素子SRの両端電圧(逆方向電圧)を常に一定の状態にして、シャント型レギュレータの制御素子SRの両端電圧を第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路3の第2の電源端子32と第2の半導体スイッチング素子Q2のエミッタ(接地側端子)との間に逆方向電圧として印加している。
いずれの構成であっても、第2の駆動回路用電源回路5を、第2の半導体スイッチング素子Q2を逆バイアスできるように構成すれば、確実にノイズや電圧変動が原因となって発生する誤導通による短絡の発生を防止することができる。
本発明をインバータ等の電力変換回路に用いられるスイッチング回路に適用した第1の実施の形態の要部の回路構成を示す図である。 図1の実施の形態で実際に使用する第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路の回路構成の一例を示す図ある。 (A)乃至(E)は、図1の実施の形態の動作を説明するために用いる各部の信号波形を示すタイムチャートである。 本発明の第2の実施の形態の構成を示す回路図である。 本発明の第3の実施の形態の構成を示す回路図である。 本発明の第4の実施の形態の構成を示す回路図である。 本発明の第5の実施の形態の構成を示す回路図である。 本発明の第6の実施の形態の構成を示す回路図である。 本発明の第7の実施の形態の構成を示す回路図である。 本発明の第8の実施の形態の構成を示す回路図である。
符号の説明
1 スイッチング・ユニット
2 第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路
3 第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路
4 第1の駆動回路用電源回路
5 第2の駆動回路用電源回路
Q1 第1の半導体スイッチング素子
Q2 第2の半導体スイッチング素子
C1〜C3 コンデンサ
E 直流電源
ZD1,ZD2 ツェナーダイオード

Claims (11)

  1. それぞれゲートに順方向電圧が印加されている期間は導通状態となり且つゲートに電圧が印加されていないか又は逆方向電圧が印加されている期間は非導通状態となる、第1の半導体スイッチング素子及び第2の半導体スイッチング素子が、前記第2の半導体スイッチング素子が接地側に位置するように直列接続されて構成されたスイッチング・ユニットと、
    前記第1及び第2の半導体スイッチング素子の前記ゲートに前記順方向電圧と前記逆方向電圧とを印加し得るように構成されて、前記第1及び第2の半導体スイッチング素子の導通を制御する第1及び第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路と、
    前記第1及び第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路を通して前記第1及び第2の半導体スイッチング素子の前記ゲートに印加する前記順方向電圧及び前記逆方向電圧をそれぞれ発生する第1及び第2の駆動回路用電源回路とを備え、
    前記第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路は、第1の駆動回路用電源回路から供給される前記順方向電圧が印加される第1の電源端子と、前記第1の駆動回路用電源回路から供給される前記逆方向電圧が印加される第2の電源端子と、入力端子とを備え、前記入力端子に導通制御信号が入力されている期間前記順方向電圧を前記第1の半導体スイッチング素子の前記ゲートに印加し、前記入力端子に前記導通制御信号が入力されていない期間は前記逆方向電圧を前記ゲートに印加するように構成され、
    前記第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路は、第2の駆動回路用電源回路から供給される前記順方向電圧が印加される第1の電源端子と、前記第2の駆動回路用電源回路から供給される前記逆方向電圧が印加される第2の電源端子と、入力端子とを備え、前記入力端子に導通制御信号が入力されている期間前記順方向電圧を前記第2の半導体スイッチング素子の前記ゲートに印加し、前記入力端子に前記導通制御信号が入力されていない期間は前記逆方向電圧を前記ゲートに印加するように構成され、
    前記第1及び第2の駆動回路用電源回路は、共通の直流電源を利用するように構成され、
    前記第1の駆動回路用電源回路は、
    前記第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路の前記第1の電源端子及び前記第2の電源端子との間の配置されて直列接続された第1及び第2のコンデンサと、
    前記第2の半導体スイッチング素子が導通状態にある期間導通状態になって前記直流電源から供給される電荷で前記第1及び第2のコンデンサを充電するコンデンサ充電回路と、
    前記第1のコンデンサの両端電圧を前記順方向電圧として、前記第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路の前記第1の電源端子と前記第1の半導体スイッチング素子及び前記第2の半導体スイッチング素子の接続点との間に印加する順方向電圧印加回路と、
    前記第2のコンデンサの両端電圧を前記逆方向電圧として、前記第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路の前記第2の電源端子と前記第1の半導体スイッチング素子及び前記第2の半導体スイッチング素子の接続点との間に印加する逆方向電圧印加回路とを備えていることを特徴とするスイッチング回路。
  2. それぞれゲートに順方向電圧が印加されている期間は導通状態となり且つゲートに電圧が印加されていないか又は逆方向電圧が印加されている期間は非導通状態となる、第1の半導体スイッチング素子及び第2の半導体スイッチング素子が、前記第2の半導体スイッチング素子が接地側に位置するように直列接続されて構成されたスイッチング・ユニットと、
    前記第1及び第2の半導体スイッチング素子の前記ゲートに前記順方向電圧と前記逆方向電圧とを印加し得るように構成されて、前記第1及び第2の半導体スイッチング素子の導通を制御する第1及び第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路と、
    前記第1及び第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路を通して前記第1及び第2の半導体スイッチング素子の前記ゲートに印加する前記順方向電圧及び前記逆方向電圧をそれぞれ発生する第1及び第2の駆動回路用電源回路とを備え、
    前記第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路は、第1の駆動回路用電源回路から供給される前記順方向電圧が印加される第1の電源端子と、前記第1の駆動回路用電源回路から供給される前記逆方向電圧が印加される第2の電源端子と、入力端子とを備え、前記入力端子に導通制御信号が入力されている期間前記順方向電圧を前記第1の半導体スイッチング素子の前記ゲートに印加し、前記入力端子に前記導通制御信号が入力されていない期間は前記逆方向電圧を前記ゲートに印加するように構成され、
    前記第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路は、第2の駆動回路用電源回路から供給される前記順方向電圧が印加される電源端子と、入力端子とを備え、前記入力端子に導通制御信号が入力されている期間前記順方向電圧を前記第2の半導体スイッチング素子の前記ゲートに印加するように構成され、
    前記第1及び第2の駆動回路用電源回路は、共通の直流電源を利用するように構成され、
    前記第1の駆動回路用電源回路は、
    前記第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路の前記第1の電源端子及び前記第2の電源端子との間の配置されて直列接続された第1及び第2のコンデンサと、
    前記第2の半導体スイッチング素子が導通状態にある期間導通状態になって前記直流電源から供給される電荷で前記第1及び第2のコンデンサを充電するコンデンサ充電回路と、
    前記第1のコンデンサの両端電圧を前記順方向電圧として、前記第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路の前記第1の電源端子と前記第1の半導体スイッチング素子及び前記第2の半導体スイッチング素子の接続点との間に印加する順方向電圧印加回路と、
    前記第2のコンデンサの両端電圧を前記逆方向電圧として、前記第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路の前記第2の電源端子と前記第1の半導体スイッチング素子及び前記第2の半導体スイッチング素子の接続点との間に印加する逆方向電圧印加回路とを備えていることを特徴とするスイッチング回路。
  3. 前記コンデンサ充電回路は、前記第2のコンデンサと前記直流電源の接地端子との間に配置されて前記第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路から出力される前記順方向電圧がゲートに印加されている期間導通状態となる充電用半導体スイッチング素子を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のスイッチング回路。
  4. 前記逆方向電圧印加回路は、前記第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路の前記第2の電源端子側にアノードを向けるようにして前記第2のコンデンサに対して並列接続されたツェナーダイオードを含んでいる請求項1または2に記載のスイッチング回路。
  5. 前記逆方向電圧印加回路は、前記第1のスイッチング素子用ゲート駆動回路の前記第2の電源端子側にカソードを向けるようにして前記第2のコンデンサに対して並列接続された複数のダイオードからなるダイオード直列回路を含んでいる請求項1または2に記載のスイッチング回路。
  6. 前記逆方向電圧印加回路は、直列接続された前記第1及び第2のコンデンサに対して並列接続された第1及び第2の抵抗素子が直列接続されてなる抵抗分圧回路を含んでおり、
    前記第1及び第2の抵抗素子の接続点が、前記第1の半導体スイッチング素子及び前記第2の半導体スイッチング素子の接続点と前記第1及び第2のコンデンサの接続点とにそれぞれ接続されている請求項1または2に記載のスイッチング回路。
  7. 前記直流電源と前記第1のコンデンサとの間には前記第1のコンデンサ側にカソードを向けたダイオードが配置されている請求項1乃至6のいずれか1つに記載のスイッチング回路。
  8. 前記第2の駆動回路用電源回路は、
    アノードを前記直流電源の接地側に向けたツェナーダイオードと第3のコンデンサとが直列に接続されて構成され、前記直流電源に対して並列接続された直列回路と、
    前記第3のコンデンサの両端電圧を前記順方向電圧として、前記第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路の前記第1の電源端子と前記第2の半導体スイッチング素子の接地側端子との間に印加する順方向電圧印加回路と、
    前記ツェナーダイオードのアノードを前記第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路の前記第2の電源端子に接続し、前記ツェナーダイオードのカソードを前記第2の半導体スイッチング素子の前記接地側端子に電気的に接続して前記逆方向電圧を前記第2の半導体スイッチング素子の前記ゲートに印加する逆方向電圧印加回路とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のスイッチング回路。
  9. 前記第2の駆動回路用電源回路は、
    複数のダイオードが直列接続されて構成されカソードを前記直流電源の接地側に向けたダイオード直列回路と第3のコンデンサとが直列に接続されて構成され、前記直流電源に対して並列接続された直列回路と、
    前記第3のコンデンサの両端電圧を前記順方向電圧として、前記第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路の前記第1の電源端子と前記第2の半導体スイッチング素子の接地側端子との間に印加する順方向電圧印加回路と、
    前記ダイオード直列回路のカソードを前記第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路の前記第2の電源端子に接続し、前記ダイオード直列回路のアノードを前記第2の半導体スイッチング素子の前記接地側端子に電気的に接続して前記逆方向電圧を前記第2の半導体スイッチング素子の前記ゲートに印加する逆方向電圧印加回路とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のスイッチング回路。
  10. 前記第2の駆動回路用電源回路は、
    第1及び第2の抵抗素子が直列接続されて構成された抵抗直列回路と、
    前記直流電源の非接地側端子に接続された第1の抵抗素子の両端電圧を前記順方向電圧として、前記第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路の前記第1の電源端子と前記第2の半導体スイッチング素子の接地側端子との間に印加する順方向電圧印加回路と、
    前記直流電源の接地側端子に接続された前記第2の抵抗素子の両端電圧を、前記第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路の前記第2の電源端と前記第2の半導体スイッチング素子の前記接地側端子との間に印加して、その結果として前記逆方向電圧を前記第2の半導体スイッチング素子の前記ゲートに印加する逆方向電圧印加回路とを備えていることを特徴とする請求項に記載のスイッチング回路。
  11. 前記第2の駆動回路用電源回路は、
    制御素子が前記直流電源の接地側に接続されたシャント型レギュレータと第3のコンデンサとが直列に接続されて構成され、前記直流電源に対して並列接続された直列回路と、
    前記第3のコンデンサの両端電圧を前記順方向電圧として、前記第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路の前記第1の電源端子と前記第2の半導体スイッチング素子の接地側端子との間に印加する順方向電圧印加回路と、
    前記シャント型レギュレータの前記制御素子の両端電圧を前記第2のスイッチング素子用ゲート駆動回路の前記第2の電源端子と前記第2の半導体スイッチング素子の前記接地側端子との間に印加して、その結果として前記逆方向電圧を前記第2の半導体スイッチング素子の前記ゲートに印加する逆方向電圧印加回路とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のスイッチング回路。
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