JP2002199741A - Igbt用ゲート駆動装置 - Google Patents

Igbt用ゲート駆動装置

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JP2002199741A
JP2002199741A JP2001358833A JP2001358833A JP2002199741A JP 2002199741 A JP2002199741 A JP 2002199741A JP 2001358833 A JP2001358833 A JP 2001358833A JP 2001358833 A JP2001358833 A JP 2001358833A JP 2002199741 A JP2002199741 A JP 2002199741A
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gate
igbt
voltage
pulse
gate drive
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JP2001358833A
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Hiroyuki Ozawa
寛之 小澤
Satoru Horie
堀江  哲
Takeshi Ando
安藤  武
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IGBTのオン・オフ状態を常時監視してア
ーム短絡を防止すると共に、重故障を未然に防ぐに好適
なIGBT用ゲート駆動装置を提供することにある。 【解決手段】 電力変換回路の主回路のスイッチング素
子として同一アームに直列接続されるIGBT58、5
9をオン・オフ制御するゲート駆動装置において、ゲー
トパルスを発生するパルス発生手段53と、IGBTを
駆動すると共にIGBTのオン・オフを示すフィードバ
ック信号を発するゲート駆動手段51、52を有し、同
一アームの一方のIGBTのゲートパルス64、65と
フィードバック信号61、62が共にオフであるとき、
同一アームの他のIGBTのゲートパルスのブロックを
解除すること、また、同一アームの一方のIGBTのゲ
ートパルスとフィードバック信号が共にまたはいずれか
一方がオンであるとき、同一アームの他のIGBTのゲ
ートパルスをブロックする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、絶縁ゲート・バイ
ポーラ・トランジスタ(IGBT)のゲート駆動装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、大容量の電力変換装置の半導体ス
イッチング素子は、電流駆動型の素子であるGTO(ゲ
ート・ターンオフ・サイリスタ)が主流であったが、近
年、電圧駆動型の素子であるIGBTの大容量化が進
み、その適用範囲が拡大されつつある。電圧駆動型のス
イッチング素子のゲート電流は、ターンオン、ターンオ
フ時に流れるのみであり、その駆動制御は小電力で簡単
にできるため、電力容量が小さな回路ですみ、装置が小
形になるという特徴がある。このため、近年の小形・軽
量化のニーズにマッチし、よく用いられるようになって
きている。ところで、電力変換装置の半導体スイッチン
グ素子の故障の検知法としては、特開昭61−2931
79号公報に「GTOサイリスタインバータの保護装
置」としてあるように、GTOのA−K間電圧によっ
て、素子のオン・オフを判別し、素子の事故時には、電
力変換装置の同一のアームに直列に接続されている他の
GTOのゲートを点弧しないようにブロックすることに
よって、アーム短絡事故を防止する技術が報告されてい
る。一方、IGBTの故障の検知法としては、特開平4
−248373号公報に「電圧型インバータ装置」とし
てあるように、IGBTの故障には、ゲート−エミッタ
間が短絡され、そのため、ゲート駆動装置の出力が過負
荷になり、IGBTのゲート抵抗の電圧降下が増加す
る。この電圧降下の増加を検出してIGBTの故障を検
知し、ゲート駆動装置の出力を遮断する技術が報告され
ている。しかし、この公報の「電圧型インバータ装置」
には、GTOのゲート駆動装置のようなアーム短絡事故
を防止する機能までは備えていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、IGB
Tのゲート駆動回路は、事故時にゲート駆動装置の出力
を遮断することが可能であっても、GTOのゲート駆動
装置のように同一アームの他の素子のゲートをブロック
し、アーム短絡を防止する機能までは備えていない。ま
た、上記のIGBTのゲート駆動回路は、IGBTが故
障し、ゲート抵抗にゲート−エミッタ間の短絡電流が流
れて事故を検出するものであり、平常時のIGBTがオ
ンまたはオフであることを検出することが不可能であ
る。そのため、従来のIGBTのゲート駆動回路では、
アーム短絡を防止すること、IGBTの事故の兆候を検
知して重故障を未然に防ぐことが不可能であった。
【0004】本発明の課題は、IGBTのオン・オフ状
態を常時監視してアーム短絡を防止すると共に、重故障
を未然に防ぐに好適なIGBT用ゲート駆動装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、電力変換回
路の主回路のスイッチング素子として同一アームに直列
接続されるIGBTをオン・オフ制御するゲート駆動装
置において、ゲートパルスを発生するパルス発生手段
と、IGBTを駆動すると共にIGBTのオン・オフを
示すフィードバック信号を発するゲート駆動手段を有
し、同一アームの一方のIGBTのゲートパルスとフィ
ードバック信号が共にオフであるとき、同一アームの他
のIGBTのゲートパルスのブロックを解除すること、
また、同一アームの一方のIGBTのゲートパルスとフ
ィードバック信号が共にまたはいずれか一方がオンであ
るとき、同一アームの他のIGBTのゲートパルスをブ
ロックすることによって、解決される。
【0006】
【作用】本発明は、IGBTがオンまたはオフであるこ
とを常時監視し、同一アームの一方のIGBTがオンし
ているとき、同一アームの他のIGBTにはオンのゲー
ト電圧が与えられないようにブロックすることによっ
て、アーム短絡を防止することが可能になる。また、ゲ
ートパルス発生回路からのゲートパルスとIGBTのオ
ン・オフの検出結果とを常時監視しているので、これは
IGBTの事故の兆候を検知していることになり、重故
障を未然に防ぐことができる。
【0007】
【実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を用いて
説明する。図1は、本発明の一実施形態を示すIGBT
用ゲート駆動装置である。図1において、電力変換回路
の主回路の素子として、上アームIGBT58と下アー
ムIGBT59が直列に接続され、両アームの両端は電
源に接続され、上アームIGBT58と下アームIGB
T59の接続点に負荷が接続される。IGBT58とI
GBT59のゲートとエミッタ間には、それぞれ上アー
ムゲート駆動回路51、下アームゲート駆動回路52が
接続される。一方、ゲートパルス発生回路53は、ゲー
トパルスを発する機能を有し、ゲートパルスをブロック
するANDゲート54、55を介して上アームゲート駆
動回路51、下アームゲート駆動回路52に接続され
る。また、ゲートパルス発生回路53と上アームゲート
駆動回路51、下アームゲート駆動回路52はそれぞれ
極性を反転して入力するANDゲート56、57に接続
され、ANDゲート56、57はそれぞれANDゲート
55、54に接続される。
【0008】本実施形態の動作を説明する。上アームI
GBT58と下アームIGBT59の正常動作時には、
ゲートパルス発生回路53からゲートパルス信号64と
してオンパルス”H”、ゲートパルス信号65としてオ
フパルス”L”が発せられると、ANDゲート54の入
力端にはオンパルス”H”とANDゲート57から出力
されるパルス”H”が印加され、ANDゲート54によ
るブロックを解除し、ゲート駆動回路入力60を”H”
として上アームゲート駆動回路51が作動し、上アーム
IGBT58のゲートに正電位の電圧が印加され、上ア
ームIGBT58をターンオンする。負荷には上アーム
IGBT58を通して電源から電力が供給される。上ア
ームゲート駆動回路51は、上アームIGBT58のゲ
ート電圧を検出し、ゲート駆動回路出力(フィードバッ
ク信号)61を”H”としてANDゲート56に出力す
る。ANDゲート56には、ゲートパルス信号64とし
てのオンパルス”H”とゲート駆動回路出力61の”
H”がそれぞれ極性を反転して印加され、パルス”L”
をANDゲート55の一方の入力端に印加し、他方の入
力端にゲートパルス信号65のとしてオフパルス”L”
が印加され、ANDゲート55から下アームゲート駆動
回路52にゲート駆動回路入力63”L”が出力され、
下アームIGBT59のゲートに負電位の電圧が印加さ
れ、下アームIGBT59をターンオフする。続いて、
ゲートパルス発生回路53からゲートパルス信号64と
してオフパルス”L”、ゲートパルス信号65としてオ
ンパルス”H”が発せられると、ANDゲート55の入
力端にはオンパルス”H”とANDゲート56から出力
されるパルス”H”が印加され、ANDゲート55によ
るブロックを解除し、ゲート駆動回路入力63を”H”
として下アームゲート駆動回路52が作動し、下アーム
IGBT59のゲートに正電位の電圧が印加され、下ア
ームIGBT59をターンオンする。負荷には下アーム
IGBT59を通して電源から電力が供給される。下ア
ームゲート駆動回路52は、下アームIGBT59のゲ
ート電圧を検出し、ゲート駆動回路出力(フィードバッ
ク信号)62を”H”としてANDゲート57に出力す
る。ANDゲート57には、ゲートパルス信号65とし
てのオンパルス”H”とゲート駆動回路出力62の”
H”がそれぞれ極性を反転して印加され、パルス”L”
をANDゲート54の一方の入力端に印加し、他方の入
力端にゲートパルス信号64のとしてオフパルス”L”
が印加され、ANDゲート54から上アームゲート駆動
回路51にゲート駆動回路入力60”L”が出力され、
上アームIGBT58のゲートに負電位の電圧が印加さ
れ、上アームIGBT58をターンオフする。
【0009】いま、上アームIGBT58がターンオ
ン、下アームIGBT59がターンオフの状態に維持さ
れいる正常動作時において、下アームIGBT59に短
絡故障が発生すると、下アームゲート駆動回路52は、
下アームIGBT59のゲート電圧を検出し、ゲート駆
動回路出力(フィードバック信号)62を”H”として
ANDゲート57に出力する。ANDゲート57は、ゲ
ートパルス信号65としてのオフパルス”L”とゲート
駆動回路出力62の”H”がそれぞれ極性を反転して印
加され、パルス”L”をANDゲート54の一方の入力
端に印加し、ゲートパルス信号64のオンパルス”H”
をブロックする。このため、ANDゲート54から上ア
ームゲート駆動回路51にゲート駆動回路入力60の”
L”が出力され、上アームIGBT58のゲートに負電
位の電圧が印加され、上アームIGBT58をターンオ
フする。これによりアーム短絡が防止される。上アーム
IGBT58がターンオフ、下アームIGBT59がタ
ーンオンの状態に維持されいる正常動作時において、上
アームIGBT58に短絡故障が発生しても同様に動作
し、アーム短絡が防止される。このように、本実施形態
では、ゲートパルス発生回路53からのゲートパルス信
号64(65)がオフであることと、IGBT58(5
9)の状態を監視しているゲート駆動回路51(52)
からのフィードバック信号61(62)がオフである2
つの条件を満足したときに、対となるIGBTのゲート
電圧のインターロックが解除され、一方、ゲートパルス
発生回路53からのゲートパルス信号64(65)がオ
フであるにも拘らず、IGBT58(59)の状態を監
視しているゲート駆動回路51(52)からのフィード
バック信号61(62)がオンであるとき、対となるI
GBTのゲート電圧をブロックする構成とすることによ
り、IGBT58、59間のインターロックの機能を備
えることになり、アーム短絡を防止することができる。
【0010】図2に、本実施形態のゲート駆動回路の詳
細例1を示す。ここで、上アームゲート駆動回路51と
下アームゲート駆動回路52は構成が同一であるので、
上アームゲート駆動回路51をゲート駆動回路として説
明する。図2において、1はIGBT58のオン電圧を
供給する正電源、2はオフ時の逆バイアス電圧を供給す
る負電源、11はゲートパルス64(60)を入力する
フォトカプトラランジスタ、12は次段トランジスタ、
13、14は最終段トランジスタ、15はコンパレー
タ、16はフィードバック信号61を出力するフォトカ
プラトランジスタ、21、22、24、25コレクタ抵
抗、23はエミッタ抵抗、26はゲート抵抗、27、2
8は分圧抵抗である。
【0011】IGBTをオンする時は、ゲートパルス6
4(60)を入力する。フォトカプラトランジスタ11
がオンし、次段のトランジスタ12がオフし、最終段の
トランジスタ13、14のベース電圧が正電位となるた
め、npnトランジスタ13がオンし、主回路のIGB
T58にはコレクタ抵抗24、npnトランジスタ1
3、ゲート抵抗26を通してゲート電流が流れ、IGB
T58のゲート電圧は正電位となり、IGBT58はオ
ンする。一方、IGBTをオフする時は、ゲートパルス
64(60)をオフする。フォトカプラトランジスタ1
1がオフし、次段のトランジスタ12がオンし、最終段
のトランジスタ13、14のベース電圧が負電位となる
ため、pnpトランジスタ14がオンし、主回路のIG
BT58からゲート抵抗26、pnpトランジスタ1
4、コレクタ抵抗25を通してゲート電流が引き抜か
れ、IGBT58はオフする。IGBTのゲート−エミ
ッタ電圧は、コンパレータ15によって監視される。I
GBT58のオン・オフを判定するにあたって、IGB
Tのゲート電圧は、ゲート抵抗26のIGBT側から取
り込まれ、分圧抵抗27、28によって得られる基準電
圧とコンパレータ15において比較される。IGBT5
8にオン電圧が与えられていて、ゲート電圧がコンパレ
ータ15の基準電圧よりも高いと、コンパレータ15
は”L”を出力し、フォトカプラトランジスタ16の出
力をオフし、外部のプルアップ抵抗(図示せず)により
フィードバック信号61は”H”を出力する。IGBT
58に逆バイアス電圧が与えられていて、ゲート電圧が
コンパレータ15の基準電圧よりも低いと、コンパレー
タ15は”H”を出力し、フィードバック信号61は”
L”を出力する。
【0012】この時、分圧抵抗27、28で得られるコ
ンパレータ15の基準電圧は、IGBT58のしきい値
電圧よりも低く設定する。この理由を図3のタイムチャ
ートにより説明する。時間tにおいて、上アームゲー
ト駆動回路のゲート電圧103がオフからオンになる
と、上アームIGBT58のゲート−エミッタ間電圧1
02が上昇し、tでしきい値電圧106を超えて、上
アームIGBT58のコレクタ−エミッタ間電圧101
が減少し、上アームIGBT58はターンオン状態とな
る。さらに、tで上アームゲート駆動回路のゲート電
圧103がオンからオフになると、上アームIGBT5
8のゲート−エミッタ間電圧102が減少し、tにお
いてゲート−エミッタ間電圧102がしきい値106を
下回ったときに、コレクタ−エミッタ間電圧101が増
加し、上アームIGBT58が電圧を阻止し始める。そ
して、tにおいてゲート−エミッタ間電圧102がコ
ンパレータ基準電圧107を下回ったときに、上アーム
フィードバック信号104がオフ判定を出力する。この
からtの期間は、上アームIGBT58のオン時
にゲート−エミッタ間に蓄積している電荷がケート抵抗
26、最終段トランジスタ14、コレクタ抵抗25の経
路で引き抜かれている期間である。上アームIGBT5
8はtにおいてコレクタ−エミッタ間に電圧を持ち始
めるので、上アームIGBT58のオン期間は、ゲート
電圧103がオンかつ上記の引き抜き期間t〜t
なる。このように、コンパレータ15の基準電圧をIG
BTのしきい値電圧よりも低く設定することにより、上
アームIGBT58のターンオフ時にIGBTが実際に
電圧を阻止してからオフ判定を出力することができる。
下アームIGBT59のゲート電圧のインターロックを
解除する条件は、上アームゲート電圧103がオフ、か
つ上アームフィードバック104の出力がオフであるか
ら、下アームIGBT59のゲート電圧のインターロッ
クが解除されるときは、tであり、その後は上アーム
IGBT58が電圧を阻止しているので、アーム短絡を
防止することができる。ところで、tにおいて、上ア
ームIGBT58に短絡故障が発生すると、上アームI
GBT58のコレクタ−エミッタ間電圧101は2点鎖
線で示すように0Vになり、ゲート−エミッタ間電圧1
02が2点鎖線で示すようにしきい値電圧106を維持
するので、上アームフィードバック104の出力は2点
鎖線で示すようにオンを継続し、下アームIGBT59
のゲート電圧は2点鎖線で示すようにインターロックさ
れ、これにより、下アームIGBT59が電圧を阻止
し、アーム短絡を防止することができる。また、t
後、下アームIGBT59がターンオンし、上アーム
IGBT58がターンオフしている状態において、上ア
ームIGBT58に短絡故障が発生しても、同様に下ア
ームIGBT59のゲート電圧はインターロックされ、
これにより、下アームIGBT59が電圧を阻止し、ア
ーム短絡を防止することができる。以上詳述したよう
に、本実施形態では、IGBTがオンまたはオフである
ことを常時監視し、同一アームの一方のIGBTがオン
しているとき、同一アームの他のIGBTにはオンのゲ
ート電圧が与えられないようにブロックすることによっ
て、アーム短絡を防止することが可能になると共に、ゲ
ートパルス発生回路からのゲートパルスとIGBTのオ
ン・オフの検出結果とを常時監視しているので、これは
IGBTの事故の兆候を検知していることになり、同一
アームの一方のIGBTのゲートパルスとフィードバッ
ク信号が共にオフであるとき、同一アームの他のIGB
Tのゲートパルスのブロックを解除し、また、同一アー
ムの一方のIGBTのゲートパルスとフィードバック信
号が共にまたはいずれか一方がオンであるとき、同一ア
ームの他のIGBTのゲートパルスをブロックし、重故
障を未然に防ぐことができる。
【0013】図4は、本実施形態のゲート駆動回路の他
の詳細例2を示す。本詳細例2が図2の詳細例1と異な
るところは、オン・オフを判定する電圧を最終段トラン
ジスタ13、14のエミッタ電圧とする点であり、その
他は同様である。図5は、本実施形態のゲート駆動回路
の他の詳細例3を示す。本詳細例3が図2の詳細例1と
異なるところは、オン・オフを判定する電圧を最終段ト
ランジスタ13、14のベース電圧とする点であり、そ
の他は同様である。図4、図5いずれの例においても、
オン・オフを判定する電圧の動きはIGBTのゲート電
圧と同様の動きなので、図2の例と同様の機能を発揮す
ることになる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電力変換装置において同一アームに直列に接続されてい
るIGBTのゲート電圧を互いにインターロックする機
能を備えることにより、IGBTのオン・オフ状態を常
時監視することが可能になり、アーム短絡を防止し、重
故障を未然に防ぎ、より安全性、信頼性の高いIGBT
用ゲート駆動装置を実現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すIGBT用ゲート駆
動装置
【図2】本発明のゲート駆動回路の詳細例1
【図3】図2の回路の動作の説明図
【図4】本発明のゲート駆動回路の詳細例2
【図5】本発明のゲート駆動回路の詳細例3
【符号の説明】
1,2…正負駆動電源、11,16…フォトカプラトラ
ンジスタ、12,13,14…トランジスタ、15…コ
ンパレータ、21,22,23,24,25,26,2
7,28…抵抗、51,52…ゲート駆動回路、53…
ゲートパルス発生回路、54,55,56,57…AN
Dゲート、58,59…主回路IGBT、60,63…
ゲート駆動回路入力、61,62…ゲート駆動回路出力
(フィードバック信号)、64,65…ゲートパルス、
101…コレクタ−エミッタ間電圧波形、102…ゲー
ト−エミッタ間電圧波形、103…ゲート電圧信号、1
04…フィードバック信号、105…ゲート電圧イター
ロック信号、106…IGBTのしきい値電圧、107
…コンパレータの基準電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 武 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内 Fターム(参考) 5H007 AA05 AA17 CA01 CB05 CB12 CC03 DB03 DC07 EA02 FA06 FA13 5H740 AA04 BA11 BB05 BC02 JA01 KK01 MM12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力変換回路の主回路のスイッチング素
    子として同一アームに直列接続されるIGBTをオン・
    オフ制御するゲート駆動装置において、ゲートパルスを
    発生するパルス発生手段と、IGBTを駆動すると共に
    IGBTのオン・オフを示すフィードバック信号を発す
    るゲート駆動手段を有し、同一アームの一方のIGBT
    のゲートパルスとフィードバック信号が共にオフである
    とき、同一アームの他のIGBTのゲートパルスのブロ
    ックを解除することを特徴とするIGBT用ゲート駆動
    装置。
  2. 【請求項2】 電力変換回路の主回路のスイッチング素
    子として同一アームに直列接続されるIGBTをオン・
    オフ制御するゲート駆動装置において、ゲートパルスを
    発生するパルス発生手段と、IGBTを駆動すると共に
    IGBTのオン・オフを示すフィードバック信号を発す
    るゲート駆動手段を有し、同一アームの一方のIGBT
    のゲートパルスとフィードバック信号が共にまたはいず
    れか一方がオンであるとき、同一アームの他のIGBT
    のゲートパルスをブロックすることを特徴とするIGB
    T用ゲート駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、パル
    ス発生手段とゲート駆動手段の間に、同一アームの一方
    のIGBTのゲートパルスと他のIGBTのゲートパル
    スを互いにインターロックする論理手段を設けることを
    特徴とするIGBT用ゲート駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2または請求項3にお
    いて、ゲート駆動手段は、エミッタおよびベースが互い
    に接続されたnpnトランジスタおよびpnpトランジ
    スタと、前記エミッタとIGBTのゲートを接続するゲ
    ート抵抗と、IGBTのゲート−エミッタ電圧を監視す
    る手段を有し、前記ゲート−エミッタ電圧がIGBTの
    しきい値電圧よりも低いとき、IGBTがオフ状態であ
    ると判定することを特徴とするIGBT用ゲート駆動装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、IGBTのゲート−
    エミッタ電圧を監視する手段は、IGBTのゲート−エ
    ミッタ電圧と基準電圧を比較し、前記ゲート−エミッタ
    電圧が基準電圧より高いとき、フィードバック信号を発
    生することを特徴とするIGBT用ゲート駆動装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、IGBTのゲート−
    エミッタ電圧を監視する手段は、互いに接続されたnp
    nトランジスタおよびpnpトランジスタのエミッタと
    IGBTのエミッタ間の電圧を監視することを特徴とす
    るIGBT用ゲート駆動装置。
  7. 【請求項7】 請求項4において、IGBTのゲート−
    エミッタ電圧を監視する手段は、互いに接続されたnp
    nトランジスタおよびpnpトランジスタのベースとI
    GBTのエミッタ間の電圧を監視することを特徴とする
    IGBT用ゲート駆動装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007329748A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Toyota Motor Corp スイッチング素子制御装置
US8829952B2 (en) 2012-02-22 2014-09-09 Mitsubishi Electric Corporation Gate drive circuit
JP2015115976A (ja) * 2013-12-09 2015-06-22 東芝三菱電機産業システム株式会社 ゲート駆動回路
JP2016103891A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 トヨタ自動車株式会社 電力変換装置

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