JP2013167835A - 光学積層体及び光学積層体の製造方法 - Google Patents

光学積層体及び光学積層体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 より複雑なパターンを設定できるパターニング偏光子層を有する光学積層体を提供する。
【解決手段】 本発明の光学積層体1Aは、単体透過率が異なる少なくとも2つの偏光領域31A,32Aを有するパターニング偏光子層3Aと、基材2Aと、を有する。前記2つの偏光領域31A,32Aは、その厚みが異なる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、単体透過率が異なる少なくとも2つの偏光領域を有する光学積層体、及び光学積層体の製造方法に関する。
リオトロピック液晶性を有する二色性液晶化合物を含む塗布液を、配向処理が施された基材表面に塗布し、その塗膜を硬化させることにより、所定方向に吸収軸を有する偏光子層が得られることが知られている(特許文献1)。この偏光子層が所定方向に吸収軸を生じる原理は、配向処理された基材表面に従って二色性液晶化合物が所定方向に配向することにある。
この原理を応用して、前記基材として、その表面を複数の領域に区画し、その領域毎に異なる配向処理を施した基材を用いることにより、吸収軸の方向が異なる複数の偏光領域を有するパターニング偏光子層を形成できる(特許文献2及び3)。
前記パターニング偏光子層は、上述のように、吸収軸の方向が異なる複数の偏光領域を有するので、それらの偏光領域の吸収軸の方向に従い、光の透過又は不透過を制御できる。つまり、特定の直線偏光をパターニング偏光子層に当てた際、ある偏光領域ではその偏光が透過し、且つ他の偏光領域ではその偏光が透過しない。
このようなパターニング偏光子層を有する光学積層体は、例えば、潜像を利用した真贋判別媒体などに用いることができる。
しかしながら、従来のパターニング偏光子層においては、複数の偏光領域における偏光の透過又は不透過しか制御できない。このため、従来のパターニング偏光子層を、例えば、真贋判別媒体に用いた場合、その偏光子層に、より複雑なパターンを有する潜像を設定することが難しい。
特開2009−173849号公報 特許第4168173号(特開2001−159713号公報) 特許第4175455号(特開2002−357720号公報)
本発明の目的は、より複雑なパターンを設定できるパターニング偏光子層を有する光学積層体、及び、光学積層体の製造方法を提供することである。
本発明の光学積層体は、単体透過率が異なる少なくとも2つの偏光領域を有するパターニング偏光子層と、基材と、を有する。
本発明の好ましい光学積層体は、前記パターニング偏光子層が、印刷法により、二色性液晶化合物を含む塗布液を前記基材の表面に塗布することよって形成されている。
本発明のさらに好ましい光学積層体は、前記2つの偏光領域の厚みが異なる部分を有する。
本発明のさらに好ましい光学積層体は、前記パターニング偏光子層が、配向された二色性液晶化合物を含む。
本発明のさらに好ましい光学積層体は、前記二色性液晶化合物が、リオトロピック液晶性を有する。
本発明の別の局面によれば、光学積層体の製造方法を提供する。
この光学積層体の製造方法は、印刷機を用いて、二色性液晶化合物を含む塗布液を基材の表面に塗布し、パターニング偏光子層を前記基材の表面に形成する。
本発明の好ましい光学積層体の製造方法は、前記塗布液の塗布量を変化させながら、前記塗布液を基材に塗布することにより、前記パターニング偏光子層を形成する。
本発明のさらに好ましい光学積層体の製造方法は、前記基材の表面に、配向処理が施されている。
本発明の光学積層体は、単体透過率が異なる少なくとも2つの偏光領域を有するパターニング偏光子層を有するので、より複雑なパターンを設定することができる。
第1実施形態に係る光学積層体を模式的に表した平面図。 図1のII−II線で切断した端面を表した図。 第2実施形態に係る光学積層体を模式的に表した平面図。 第3実施形態に係る光学積層体を模式的に表した平面図。 第4実施形態に係る光学積層体を模式的に表した平面図。 図5のVI−VI線で切断した端面を表した図。 第5実施形態に係る光学積層体を模式的に表した平面図。 図7のVIII−VIII線で切断した端面を表した図。 第6実施形態に係る光学積層体を模式的に表した平面図。 図9のX−X線で切断した端面を表した図。 実施例1で作製した光学積層体の表面の一部分を拡大した写真図。 実施例2で作製した光学積層体の表面の一部分を拡大した写真図。 実施例3で作製した光学積層体の表面の一部分を拡大した写真図。
以下、本発明について具体的に説明する。
本明細書において、用語の前に、「第1」や「第2」などを付す場合があるが、この第1などは、用語を区別するために付加されたものであり、用語の優劣や順序などを意味しない。
本明細書において、「PPP〜QQQ」という記載は、「PPP以上QQQ以下」を意味する。
[光学積層体の概要]
本発明の光学積層体は、基材と、基材の表面に積層されたパターニング偏光子層と、を有する。
前記パターニング偏光子層は、基材の表面及び裏面のそれぞれに設けられていてもよいが、通常、パターニング偏光子層は、基材の一方面(表面)に設けられる。
前記基材は、配向層を有していてもよい。配向層を有する基材を用いる場合には、パターニング偏光子層が積層される前記基材の表面は、その配向層の表面となる。つまり、基材に設けられた配向層の表面に、前記パターニング偏光子層が積層される。
また、本発明の光学積層体は、前記基材、配向層及びパターニング偏光子層以外に、他の層を有していてもよい。他の層としては、例えば、公知の保護層、位相差層及び反射防止層などが挙げられる。
前記パターニング偏光子層は、単体透過率が異なる少なくとも2つの偏光領域を有する。つまり、前記パターニング偏光子層は、単体透過率が異なる複数の偏光領域を有する。前記複数の偏光領域は、基材の面内に、規則的に配置されていてもよいし、或いは、不規則に配置されていてもよい。複数の偏光領域の配置は、所望するパターンに応じて適宜設定できる。
前記偏光領域は、自然光又は各種偏光を直線偏光に変換するという光学特性を有する領域である。つまり、前記偏光領域は、自然光又は各種偏光が当たった際に、特定の直線偏光を透過するという光学特性を有する領域である。
前記単体透過率は、JIS Z 8701−1995の2度視野に基づく、三刺激値のY値である。単体透過率は、下記実施例に記載の方法に従い測定できる。
複数の偏光領域のそれぞれの単体透過率は、特に限定されないが、例えば、10%〜90%の範囲である。
ある1つの偏光領域と他の1つの偏光領域との、単体透過率の差は、特に限定されないが、例えば、1%〜80%である。
好ましくは、前記少なくとも2つの偏光領域は、互いにその厚みが異なる部分を有する。具体的には、ある1つの偏光領域の一部分又は全体の厚みと、他の偏光領域の一部分又は全体の厚みとは、異なっている。
前記パターニング偏光子層の形成方法は、特に限定されないが、好ましくは、前記パターニング偏光子層は、印刷法により、二色性液晶化合物を含む塗布液を前記基材の表面に塗布することよって形成される。
基材及びパターニング偏光子層の形成材料、並びに、光学積層体の製造方法などについては、後に詳述する。
[光学積層体の第1実施形態]
図1及び図2は、本発明の第1実施形態に係る光学積層体の模式図である。
この光学積層体1Aは、基材2Aと、その基材2Aの表面に積層されたパターニング偏光子層3Aと、を有する。
基材2Aは、配向層(図示せず)を有していてもよい。
前記パターニング偏光子層3Aは、2つの偏光領域31A,32Aを有する(第1偏光領域31A及び第2偏光領域32A)。
前記第1偏光領域31Aの単体透過率は、第2偏光領域32Aの単体透過率と異なっている。例えば、前記第1偏光領域31Aの単体透過率は、第2偏光領域32Aの単体透過率よりも小さい。或いは、前記第1偏光領域31Aの単体透過率は、第2偏光領域32Aの単体透過率よりも大きくてもよい。
第1偏光領域31A及び第2偏光領域32Aは、それぞれ面内に吸収軸を有する。例えば、第1偏光領域31Aの吸収軸の方向は、第2偏光領域32Aの吸収軸の方向と直交している。
なお、各平面図中の太矢印は、各偏光領域の吸収軸の方向を表す(以下、同様)。また、偏光領域の透過軸は、偏光領域の面内で前記吸収軸と直交する方向に生じる。
前記2つの偏光領域31A,32Aの厚みは同じでもよいが、好ましくは、2つの偏光領域31A,32Aの厚みは異なる。例えば、前記第1偏光領域31Aの全体の厚みが、第2偏光領域32Aの厚みよりも大きい。
前記第1偏光領域31Aと第2偏光領域32Aは、同じ形成材料で形成されていてもよいし、或いは、互いに異なる形成材料で形成されていてもよい。また、第1偏光領域31Aと第2偏光領域32Aは、2以上の層の積層物から構成されていてもよい。
第1偏光領域31A及び第2偏光領域32Aの各厚み及びそれらの形成材料を適宜設計することにより、単体透過率が異なる第1偏光領域31A及び第2偏光領域32Aを有するパターニング偏光子層3Aを形成できる。
本実施形態のパターニング偏光子層3Aにおいては、単体透過率の大きい前記第1偏光領域31Aを透過する光の強度が、第2偏光領域32Aを透過する光の強度よりも大きい。また、前記第1偏光領域31Aの吸収軸と第2偏光領域32Aの吸収軸は、直交関係にある。このため、前記光学積層体1Aに第1偏光領域31Aを透過する偏光が当たった際には、その偏光は第2偏光領域32Aを透過しない。従って、前記第1偏光領域31Aは明るく表示されるが、前記第2偏光領域32Aは黒表示となる。
[光学積層体の第2実施形態]
図3は、本発明の第2実施形態に係る光学積層体の模式図である。
この光学積層体1Bは、上記第1実施形態と同様に、(図3に表われない)基材と、パターニング偏光子層3Bと、を有し、そのパターニング偏光子層3Bは、単体透過率が異なる第1偏光領域31B及び第2偏光領域32Bを有する。
本実施形態では、第1偏光領域31Bの吸収軸と第2偏光領域32Bの吸収軸が、鋭角な方向となるように設定されている点で、上記第1実施形態と相違する。前記鋭角としては、例えば、45度±5度などが挙げられる。
[光学積層体の第3実施形態]
図4は、本発明の第3実施形態に係る光学積層体の模式図である。
この光学積層体1Cは、上記第1実施形態と同様に、(図4に表われない)基材と、パターニング偏光子層3Cと、を有し、そのパターニング偏光子層3Cは、単体透過率が異なる第1偏光領域31C及び第2偏光領域31Cを有する。
前記2つの偏光領域31C,32Cの厚みは、同じでもよいが、本実施形態においても上記第1実施形態と同様に、それらの厚みは異なっている。例えば、前記第1偏光領域31Cの全体の厚みが、第2偏光領域32Cの厚みよりも大きい。
本実施形態では、第1偏光領域31Cの吸収軸と第2偏光領域32Cの吸収軸が、平行な方向となるように設定されている点で、上記第1実施形態と相違する。前記平行は、0度だけでなく、±5度を含む。
本実施形態のパターニング偏光子層3Cにおいては、前記第1偏光領域31Cの吸収軸と第2偏光領域32Cの吸収軸が平行である。このため、第1偏光領域31C及び第2偏光領域3Cの何れも、同じ偏光が透過し得るが、第1偏光領域31C及び第2偏光領域3Cの単体透過率が異なるため、その透過光の強度は異なる。よって、このパターニング偏光子層3Cに1つの偏光が当たった際に、一方の偏光領域(例えば、第1偏光領域31C)の方が、他方の偏光領域(例えば、第2偏光領域32C)に比して暗く表示される。
[光学積層体の第4実施形態]
図5及び図6は、本発明の第4実施形態に係る光学積層体の模式図である。
この光学積層体1Dは、上記第1実施形態と同様に、基材2Dと、パターニング偏光子層3Dと、を有する。
本実施形態では、パターニング偏光子層3Dは、単体透過率が異なる第1偏光領域31D、第2偏光領域32D及び第3偏光領域33Dを有する点で、上記第1実施形態と相違する。
前記第1偏光領域31D、第2偏光領域32D及び第3偏光領域33Dの各吸収軸の方向は特に限定されない。例えば、第1偏光領域31D、第2偏光領域32D及び第3偏光領域33Dの各吸収軸が、平行な方向とされていてもよいし、或いは、前記第1偏光領域31D、第2偏光領域32D及び第3偏光領域33Dから選ばれる2つの偏光領域の各吸収軸が、平行な方向とされていてもよいし、或いは、前記第1偏光領域31D、第2偏光領域32D及び第3偏光領域33Dの各吸収軸が、相互に非平行とされていてもよい。
図示例では、第1偏光領域31Dの吸収軸及び第2偏光領域32Dの吸収軸が直交方向とされ、第3偏光領域33Dの吸収軸がそれらに対して鋭角な方向とされている。
前記3つの偏光領域31D,32D,33Dの厚みは同じでもよいが、好ましくは、3つの偏光領域31D,32D,33Dの厚みはそれぞれ異なる。例えば、前記第1偏光領域31Dの全体の厚みが、第2偏光領域32D及び第3偏光領域33Dの厚みよりも小さい。また、第2偏光領域32Dの全体の厚みが、第3偏光領域33Dの厚みよりも小さい。
本実施形態のパターニング偏光子層3Dは、単体透過率が異なる3つの偏光領域31D,32D,33Dを有するので、上記第1実施形態のパターニング偏光子層に比して、さらに複雑なパターンを表示することができる。
なお、本実施形態のパターニング偏光子層において、さらに、第4偏光領域、第5偏光領域などを設けることも可能である。
[光学積層体の第5実施形態]
図7及び図8は、本発明の第5実施形態に係る光学積層体の模式図である。
この光学積層体1Eは、上記第1実施形態と同様に、基材2Eと、パターニング偏光子層3Eと、を有し、そのパターニング偏光子層3Eは、単体透過率が異なる第1偏光領域31E及び第2偏光領域32Eを有する。
本実施形態では、パターニング偏光子層3Eは、部分的に偏光子として機能しない領域4E(以下、非偏光領域という)を有する点で、上記第1実施形態と相違する。
例えば、基材3Eの表面の一部領域に、パターニング偏光子層3Eを形成しないことによって、その領域は偏光子として機能しない。
なお、図示例では、非偏光領域4Eは、基材2Eの一部領域からなるので、その非偏光領域4Eにおいては、自然光及び偏光がそのまま透過する。
[光学積層体の第6実施形態]
図9及び図10は、本発明の第6実施形態に係る光学積層体の模式図である。
この光学積層体1Fは、上記第1実施形態と同様に、基材2Fと、パターニング偏光子層3Fと、を有する。そのパターニング偏光子層3Fは、上記第4実施形態と同様に、単体透過率が異なる第1偏光領域31F、第2偏光領域32F及び第3偏光領域33Fを有する。
本実施形態では、パターニング偏光子層3Eは、各偏光領域31F,32F,33Fの一部の厚みが異なっている点で、上記第1及び第4実施形態と相違する。
具体的には、第1偏光領域31Fの厚み及び第2偏光領域32Fの厚みは、図10に示すように、それぞれ次第に大きくなり、第1偏光領域31Fの一縁から第2偏光領域32一縁は連続している。従って、第1偏光領域31Fの最大厚みが第2偏光領域32Fの最小厚みとなっている。
一方、第3偏光領域33Fは、その中央部において最も厚くなっており、第3偏光領域33Fの厚みは、第1偏光領域31F及び第2偏光領域32Fに不連続である。つまり、第3偏光領域33Fと、第1偏光領域31F及び第2偏光領域32Fと、の境界には、厚み方向に段差がある。
なお、本実施形態においても、第1偏光領域31F、第2偏光領域32F及び第3偏光領域33Fの各吸収軸の方向は特に限定されないが、図示例では、第1偏光領域31F、第2偏光領域32F及び第3偏光領域33Fの各吸収軸が、何れも平行な方向とされている。
本実施形態のパターニング偏光子層3Fにおいては、前記第1偏光領域31F、第2偏光領域32F、及び第3偏光領域33Fの各厚みが段階的に変化又は部分的に変化しているので、第1偏光領域31F、第2偏光領域32F、及び第3偏光領域33Fにおけるそれぞれの単体透過率が段階的に又は部分的に異なっている。このため、本実施形態のパターニング偏光子層3Fは、厚みが均一な偏光領域を有するパターニング偏光子層に比して、さらに複雑なパターンを表示することができ、透過光の強弱に起因する多階調なパターンを表示することも可能である。
[光学積層体のその他の実施形態]
本発明の光学積層体の構成は、上記第1乃至第6実施形態に限られず、本発明の意図する範囲で様々に変更できる。
例えば、上記第1乃至第6実施形態から任意に選ばれる2つ以上の構成を、適宜組み合わせたり、或いは、代用してもよい。例えば、上記第3乃至第6実施形態から選ばれる何れかの構成に、上記第2実施形態の構成を適用してもよいし、上記第1乃至第5実施形態から選ばれる何れかの構成に、上記第6実施形態の構成を適用してもよい。
本発明の光学積層体は、単体透過率が異なる少なくとも2つの偏光領域を有するパターニング偏光子層を有し、かかる単体透過率が異なる各偏光領域を透過する光の強度は異なる。このため、本発明のパターニング偏光子層は、各偏光領域の吸収軸の方向に起因する光の透過又は不透過だけでなく、透過光の強弱も設定できる。
従って、本発明によれば、より複雑なパターンを有するパターニング偏光子層を有する光学積層体を提供できる。
[本発明の光学積層体の用途]
本発明の光学積層体は、特に限定されないが、例えば、偽造防止ラベルのような真贋判別媒体;立体画像表示装置などの画像表示装置の偏光板;その他の装置に用いられる偏光板;偏光眼鏡;などに用いることができる。
本発明の光学積層体は、そのパターニング偏光子層に潜像を具備させることもできる。その潜像は、例えば、公知の円偏光板やその他の偏光板をかざすことによって顕在化する。前記潜像が可視光で表示されるパターニング偏光子層は、人間の目で前記潜像を判別できる。
また、本発明の光学積層体の裏面側又は表面側から、特定の偏光を当てることによっても、パターニング偏光子層に設定された潜像が、その反対面側に表れる。
本発明によれば、上述のように、光の透過又は不透過及び透過光の強弱を設定できるので、そのパターニング偏光子層に、より複雑なパターンの潜像を具備させることができる。
[パターニング偏光子層の形成材料]
本発明のパターニング偏光子層の形成材料は、偏光子を形成できるものであれば特に限定されず、例えば、アゾ系、アントラキノン系、ペリレン系、インダンスロン系、イミダゾール系、インジゴイド系、オキサジン系、フタロシアニン系、トリフェニルメタン系、ピラゾロン系、スチルベン系、ジフェニルメタン系、ナフトキノン系、メロシアニン系、キノフタロン系、キサンテン系、アリザリン系、アクリジン系、キノンイミン系、チアゾール系、メチン系、ニトロ系、及びニトロソ系の化合物等を例示できる。これらは1種単独で、又は2種以上を併用できる。
好ましくは、パターニング偏光子層の形成材料としては、二色性液晶化合物が用いられ、より好ましくは、リオトロピック液晶性を有する二色性液晶化合物が用いられる。
また、前記二色性液晶化合物は、可視光領域(波長380nm〜780nm)で吸収を示す化合物が好ましい。可視光領域に吸収二色性を有する化合物を用いることにより、顕在化された潜像を人間の目で判別できる。もっとも、本発明のパターニング偏光子層の用途は、人間の目で潜像を判別する用途に限定されないので、前記二色性液晶化合物として、可視光領域以外の光を吸収する化合物を用いてもよい。
前記リオトロピック液晶性は、溶媒に溶解させた溶液状態で、溶液の温度や濃度などを変化させることにより、等方相−液晶相の相転移を起こす性質である。
前記等方相は、巨視的な光学的性質が方向により異ならない(光学的異方性を示さない)状態の相である。
前記リオトロピック液晶性を有する化合物は、溶液状態で液晶相を示し、超分子を形成する性質を有する。前記超分子の構造は、特に限定されず、球状構造、柱状構造、管状構造のようなミセル構造;ラメラ構造;などが挙げられる。前記液晶相は、偏光顕微鏡で観察される光学模様によって、確認、識別できる。
例えば、本発明のパターニング偏光子層の形成材料として、下記一般式(1)で表されるジスアゾ化合物が用いられる。このジスアゾ化合物は、リオトロピック液晶性を有し、可視光領域に吸収を示す二色性液晶化合物である。
一般式(1)において、Q及びQは、置換若しくは無置換のアリール基を表し、Qは、置換若しくは無置換のアリーレン基を表す。
前記置換若しくは無置換のアリール基は、隣接しない炭素原子の一部が窒素原子に置換されているアリール基を含む。前記置換若しくは無置換のアリーレン基も同様に、隣接しない炭素原子の一部が窒素原子に置換されているアリーレン基を含む。
なお、本明細書において、「置換若しくは無置換」とは、「置換基を有する又は置換基を有さない」という意味である。
前記Q及びQで表されるアリール基としては、フェニル基の他、ナフチル基などのようなベンゼン環が2以上縮合した縮合環基などが挙げられる。前記Q及びQで表されるアリール基が置換基を有する場合、その置換基は、それぞれ独立して、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4のチオアルキル基、ジヒドロキシプロピル基等の炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基、炭素数1〜4のアルキルアミノ基、炭素数6〜20のフェニルアミノ基、炭素数1〜4のアシルアミノ基、ハロゲノ基、ニトロ基、シアノ基、アセトアミド基、リン酸基、−OH基、−SOM基、−COOM基、−NHR基、−CONHR基などである。ただし、前記Mは、対イオンを表す。前記−NHR基のRは、水素原子、置換若しくは無置換の炭素数1〜3のアルキル基、置換若しくは無置換のアセチル基、置換若しくは無置換のベンゾイル基、置換若しくは無置換のフェニル基などが挙げられる。
前記Q及びQで表されるアリール基が置換基を有する場合、前記置換基は、それぞれ1つでもよいし、それぞれ2つ以上でもよい。
前記Qは、好ましくは置換若しくは無置換のフェニル基(隣接しない炭素原子の一部が窒素原子に置換されているフェニル基を含む)又は置換若しくは無置換のナフチル基(隣接しない炭素原子の一部が窒素原子に置換されているナフチル基を含む)であり、より好ましくは置換若しくは無置換のフェニル基であり、特に好ましくは置換基を有するフェニル基である。
前記Qは、好ましくは置換若しくは無置換のナフチル基(隣接しない炭素原子の一部が窒素原子に置換されているナフチル基を含む)であり、より好ましくは置換基を有するナフチル基であり、特に好ましくは置換基として極性基を有するナフチル基である。前記極性基としては、炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基、炭素数1〜4のアルキルアミノ基、炭素数1〜4のアシルアミノ基、ニトロ基、アセトアミド基、リン酸基、−OH基、−SOM基、−COOM基、−NHR基、−CONHR基が挙げられる。前記極性基は、好ましくは−OH基、−SOM基、及び−NHR基である。
前記Qで表されるアリーレン基としては、フェニレン基の他、ナフチレン基などのようなベンゼン環が2以上縮合した縮合環基などが挙げられる。前記Qで表されるアリーレン基が置換基を有する場合、その置換基としては、上述したような基が挙げられる。
前記Qで表されるアリール基が置換基を有する場合、前記置換基は、1つでもよいし、2つ以上でもよい。
前記Qは、好ましくは置換若しくは無置換のナフチレン基(隣接しない炭素原子の一部が窒素原子に置換されているナフチレン基を含む)であり、より好ましくは極性基を有するナフチレン基であり、特に好ましくは−SOM基を有するナフチレン基である。
上記一般式(1)で表されるジスアゾ化合物の中で、好ましいジスアゾ化合物を、下記一般式(2)で表し、より好ましいジスアゾ化合物を一般式(3)で表す。
一般式(2)において、Q及びQは、一般式(1)と同様である。一般式(2)及び(3)において、Rは、水素原子、置換若しくは無置換の炭素数1〜3のアルキル基、置換若しくは無置換のアセチル基、置換若しくは無置換のベンゾイル基、又は、置換若しくは無置換のフェニル基を表し、lは、−NHR基の置換数である0〜2の整数を表し、Mは、対イオンを表し、mは、−SOM基の置換数である0〜6の整数を表す。ただし、0≦l+m≦6である。一般式(3)において、nは、−SOM基の置換数である0〜4の整数を表し、Xは、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、−OH基、炭素数1〜4のアルコキシ基、−SOM基、−COOM基、−NHR基、又は−CONHR基を表す。前記Xにおいて、M及びRは、前記と同様である。
ただし、m及びnのうち少なくとも何れか一方は、1以上の整数である。l、m及びnが2以上である場合、それぞれ置換基は同一でもよいし、又は異なっていてもよい。
前記M(対イオン)としては、水素イオン;Li、Na、K、Csなどのアルカリ金属イオン;Ca、Sr、Baなどのアルカリ土類金属イオン;その他の金属イオン;アルキル基若しくはヒドロキシアルキル基で置換されていてもよいアンモニウムイオン;有機アミン由来の陽イオンなどが挙げられる。有機アミンとしては、炭素数1〜6の低級アルキルアミン、ヒドロキシル基を有する炭素数1〜6の低級アルキルアミン、カルボキシル基を有する炭素数1〜6の低級アルキルアミンなどが挙げられる。各一般式において、Mが2価以上の陽イオンである場合、そのMは、他の陰イオンと静電的に結合して安定化しているか、或いは、そのMは他のジスアゾ化合物と共有されて安定化している。
前記一般式(1)乃至(3)で表されるジスアゾ化合物は、例えば、細田豊著「理論製造 染料化学(5版)」(昭和43年7月15日技報堂発行、135頁〜152頁)に従って合成できる。
例えば、置換基を有するアニリン化合物をジアゾニウム塩化し、これをアミノナフタレンスルホン酸化合物とカップリング反応させることにより、モノアゾアニリン化合物を得る。このモノアゾアニリン化合物を、ジアゾニウム塩化した後、これをアニリノ−ヒドロキシナフタレンジスルホン酸と弱アルカリ性下においてカップリング反応させることにより、上記ジスアゾ化合物を得ることができる。
本発明のパターニング偏光子層は、二色性液晶化合物を含んでいればよく、その含有量は特に限定されない。例えば、パターニング偏光子層中における二色性液晶化合物の含有量は、50質量%〜100質量%であり、好ましくは80質量%〜100質量%である。
また、本発明のパターニング偏光子層は、二色性液晶化合物以外に、他の成分が含まれていてもよい。前記他の成分としては、二色性を有さない液晶化合物、ポリマー、及び添加剤などが挙げられる。前記添加剤としては、相溶化剤、界面活性剤、熱安定剤、光安定剤、滑剤、抗酸化剤、難燃剤、帯電防止剤などが挙げられる。
前記他の成分の含有量は、特に限定されないが、例えば、0質量%を超え50質量%以下であり、好ましくは0質量%を超え20質量%以下である。
また、本発明のパターニング偏光子層の厚みは、特に限定されないが、好ましくは0.01μm〜10μmであり、より好ましくは0.1μm〜5μmであり、特に好ましくは0.1μm〜1μmである。
[基材]
基材は、印刷機を用いて印刷できるものであれば、特に限定されない。基材としては、例えば、柔軟性のあるポリマーフィルム、柔軟性のある金属薄板などが挙げられる。また、塗布液を塗布する、基材の表面に、コロナ処理などの親水化処理が施されていてもよい。
また、基材の表面に、配向処理が施されていることが好ましい。
配向処理が施された基材の表面は、配向規制力を有するので、塗布液中の二色性液晶化合物を確実に配向させることができる。配向処理は、基材の表面に配向規制力を付与することにより行われる。配向規制力の付与方法としては、例えば、(1)基材の表面をラビング処理すること;(2)基材の表面にポリイミドなどの膜を形成し、その膜の表面をラビング処理することにより、基材の表面に配向層を形成すること;(3)基材の表面に光反応性化合物からなる膜を形成し、その膜に光照射することにより、基材の表面に配向層を形成すること;(4)基材の表面に磁場などを作用させること;などが挙げられる。
前記基材表面の配向方向は、特に限定されず、基材の一方向にのみ配向規制力を付与してもよいし、基材の一方向及びこれと異なる任意の方向にそれぞれ配向規制力を付与してもよい。例えば、基材の一方向に配向した第1の配向領域及びこれと直交する方向に配向した第2の配向領域を、それぞれ基材の表面に形成することにより、図1に示すような、吸収軸が互いに直交する方向に生じる2つの偏光領域を有するパターニング偏光子層を基材の表面に形成できる。つまり、基材の表面に、異なる方向に配向した複数(2以上)の配向領域を形成することにより、複数の偏光領域(これらの偏光領域の各吸収軸の方向は、互いに異なる)を有するパターニング偏光子層を基材の表面に形成できる。
基材の表面に複数の配向領域を形成する方法は、特に限定されず、従来公知な方法を採用できるが、上記(3)のような光配向法が好ましい。
なお、基材の表面に配向領域を形成する際、各配向領域の配向規制力に強弱差を付けてもよい。
好ましくは、基材として、配向フィルムなどのポリマーフィルムが用いられ、好ましくは透明性に優れたポリマーフィルム(例えば、ヘイズ値3%以下)が用いられる。
上記ポリマーフィルムの材質としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系;トリアセチルセルロース等のセルロース系;ポリカーボネート系;ポリメチルメタクリレート等のアクリル系;ポリスチレン等のスチレン系;ポリプロピレン、環状又はノルボルネン構造を有するポリオレフィン等のオレフィン系;などが挙げられる。前記二色性液晶化合物を良好に配向させるために、ノルボルネン系フィルムを用いることが好ましい。
基材の厚みは、特に限定されないが、例えば、ポリマーフィルムを用いる場合には、20μm〜100μmである。
[本発明の光学積層体の製造方法]
本発明の光学積層体の製造方法は、上記二色性液晶化合物と溶媒とを含む塗布液を基材の上に塗布する工程を有する。ここで、塗布とは、塗布液を基材の表面に付着させて塗膜を形成することを意味する。
本発明の光学積層体の製造方法は、前記工程を有していることを条件として、これ以外の工程を有していてもよい。例えば、前記製造方法は、前記工程によって得られた塗膜を乾燥する工程を有していてもよい。前記基材は、上述のように配向規制力が付与された基材であることが好ましい。
(塗布液の調製)
前記塗布液は、二色性液晶化合物と、その二色性液晶化合物を溶解又は分散させる溶媒と、を含む。使用する二色性液晶化合物は、上述した中から選ばれる1種単独で又は2種以上を併用してもよい。
塗布液は、水系溶媒などの溶媒に、前記二色性液晶化合物を溶解又は分散させることによって得られる。
なお、必要に応じて、前記二色性液晶化合物以外に、上述した他の成分を前記溶媒に添加してもよい。
前記溶媒は、特に限定されず、従来公知の溶媒を用いることができるが、水系溶媒が好ましい。水系溶媒としては、水、親水性溶媒、水と親水性溶媒の混合溶媒などが挙げられる。前記親水性溶媒は、水に略均一に溶解する溶媒である。親水性溶媒としては、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコールなどのアルコール類;エチレングリコール、ジエチレングリコールなどのグリコール類;メチルセロソルブ、エチルセロソルブなどのセロソルブ類;酢酸エチルなどのエステル類;などが挙げられる。上記水系溶媒は、好ましくは、水、又は、水と親水性溶媒の混合溶媒が用いられる。
上記塗布液は、液温や二色性液晶化合物の濃度などを変化させることにより、液晶相を示す。
塗布液中における二色性液晶化合物の濃度は、特に限定されないが、二色性液晶化合物が析出しない濃度であることが好ましい。また、前記液中において二色性液晶化合物が液晶相を示す濃度でもよいし、液晶層を示さない濃度であってもよい。前記塗布液中における二色性液晶化合物の濃度は、好ましくは0.05質量%〜50質量%であり、より好ましくは0.5質量%〜40質量%であり、特に好ましくは2質量%〜30質量%である。
また、前記塗布液は、適切なpHに調整される。塗布液のpHは、好ましくはpH2〜10程度、より好ましくはpH6〜8程度である。
さらに、前記塗布液の温度は、好ましくは10℃〜40℃、より好ましくは15℃〜30℃に調整される。
前記塗布液は、適切な粘度に調整される。塗布液の粘度(23℃)は、好ましくは1mPa・s〜500mPa・sである。
(塗布液の塗布)
上記塗布液を、上述した基材の表面上に塗布し、塗膜を形成する。
塗布液は、印刷機を用いた印刷法によって塗布することが好ましい。
印刷機としては、特に限定されず、公知の産業用印刷機又は家庭用印刷機などを用いることができる。
印刷機の種類は、その印刷法に従い、例えば、インクジェット印刷機などの無版印刷機;グラビア印刷機などの凹版印刷機;フレキソ印刷機などの凸版印刷機;スクリーン印刷機などの孔版印刷機;などが挙げられる。
これらの中では、前記無版印刷機、凹版印刷機又は孔版印刷機は、塗布液の塗布量を簡単に調整できるので好ましい。前記塗布液の塗布量は、基材表面の単位面積当たりの塗布量であり、その塗布量を多くすると、大きな厚みの偏光領域を形成でき、逆に少なくすると、小さな厚みの偏光領域を形成できる。このように、これらの印刷機を用いれば、厚みの異なる複数の偏光領域を簡単に形成できる。
特に、インクジェット印刷機などの無版印刷機を用いることがより好ましい。かかる無版印刷機は、印刷条件の設定においてインク濃淡の調整により、塗布液の塗布量を調整できる上、版に基づかないので、様々なパターンで塗布液を基材に塗布できる。
前記印刷機を用いて、基材の表面に、適宜のパターンで塗布液を塗布する。
例えば、ある1つの塗布液を、基材表面の第1の領域に対して所定厚みに塗布し、且つ、基材表面の他の領域に対してそれよりも薄く塗布することにより、偏光領域毎に厚みの異なるパターニング偏光子が得られる。かかる1つの塗布液を用い且つ塗布厚を変えることによって、単体透過率が異なる2つ以上の偏光領域を有するパターニング偏光子層が得られる。
また、前記塗布液を1つの領域に重ね塗りしてもよい。例えば、1つの塗布液を、基材表面の1つの領域に対して所定厚みで2回以上重ねて塗布し、且つ、基材表面の他の領域に対して同厚みで1回塗布することにより、単体透過率が異なる2つ以上の偏光領域を有するパターニング偏光子層が得られる。
さらに、2種以上の塗布液を用いてもよい。例えば、第1の塗布液を、基材表面の第1の領域に対して所定厚みに塗布し、一方、第2の塗布液を、基材表面の第2の領域に対して所定厚みに塗布することにより、単体透過率が異なる2つ以上の偏光領域を有するパターニング偏光子層が得られる。なお、前記2種以上の塗布液は、同一組成でない塗布液を意味する。例えば、2種以上の塗布液は、それらに含まれる二色性液晶化合物の種類及び/又は含有量が異なる。
塗布液を塗布する基材は、上述したような配向処理が施されたものが好ましい。前記配向処理による、基材表面の配向方向、その領域及びその領域の配置などは、形成したいパターニング偏光子層を考慮して適宜設定すればよい。
また、基材の平面形状は、枚葉状でもよいし、長尺状でもよい。長尺状の基材を用いることにより、ロールツーロール方式で、本発明の光学積層体を連続的に製造することもできる。
印刷機を用いて、基材の表面に塗布液を適宜塗布していくことにより、塗膜を形成できる。
塗布液を基材の表面に塗布すると、基材表面の配向規制力の方向に従い、塗膜中の二色性液晶化合物が配向する。例えば、配向処理により、基材表面に、相互に配向方向が異なる3つの配向領域が形成されている場合には、それらの配向領域の配向方向に従って、二色性液晶化合物を3つの方向に配向させることができる。
なお、二色性液晶化合物の配向を高めるため、必要に応じて、前記塗膜を形成した後、磁場又は電場などを印加してもよい。
塗布後の塗膜(未硬化の塗膜)を乾燥することにより、配向された二色性液晶化合物が固定される。このようにして、基材上にパターニング偏光子層が形成された、本発明の光学積層体が得られる(硬化後の塗膜が、パターニング偏光子層となる)。
前記未硬化の塗膜の乾燥は、自然乾燥、又は強制的な乾燥などで実施できる。強制的な乾燥としては、減圧乾燥、加熱乾燥、減圧加熱乾燥などが挙げられる。
なお、上記硬化後の塗膜の表面に、公知の耐水化処理を行ってもよい。
上記のように印刷機を用いれば、厚みの異なる2以上の偏光領域を有するパターニング偏光子層を簡単に形成できる。よって、単体透過率が異なる2以上の偏光領域を有するパターニング偏光子層を簡単に形成できる。
また、印刷機を用いれば、塗布液の塗布位置や塗布量を簡単に設定でき、多階調のパターンを有するパターニング偏光子層を簡単に形成できる。
以下、実施例を示して本発明をさらに説明する。ただし、本発明は、下記実施例のみに限定されるものではない。なお、実施例で用いた各分析方法は、以下の通りである。
[液晶相の観察方法]
2枚のスライドガラスの間に、溶液を少量挟み込み、顕微鏡用大型試料加熱冷却ステージ(ジャパンハイテック(株)製、製品名「10013L」)を備える、偏光顕微鏡(オリンパス(株)製、製品名「OPTIPHOT−POL」)を用いて、液晶相を観察した。
[単体透過率の測定方法]
光学積層体の単体透過率は、測定波長550nmで、顕微分光システム((株)ラムダビジョン製、製品名「LV−microIV」)を用いて測定した。
[実施例1]
(ジスアゾ化合物の合成及び塗布液の調製)
4−ニトロアニリンと8−アミノ−2−ナフタレンスルホン酸とを、常法(細田豊著「理論製造 染料化学(5版)」(昭和43年7月15日、技報堂発行、135頁〜152頁)に従って、ジアゾ化及びカップリング反応させることにより、モノアゾ化合物を得た。このモノアゾ化合物を、前記常法に従って、ジアゾ化し、さらに、1−アミノ−8−ナフトール−2,4−ジスルホン酸リチウム塩とカップリング反応させることにより、下記式(4)で表されるジスアゾ化合物を含む粗生成物を得た。この粗生成物を塩化リチウムで塩析することにより、式(4)で表されるジスアゾ化合物を得た。
このジスアゾ化合物をイオン交換水に溶解させることにより、ジスアゾ化合物濃度20質量%の溶液を調製した。この濃度20質量%の溶液を、上記液晶相の観察方法に従って、23℃で観察したところ、ネマチック液晶相を示していた。
前記溶液にさらにイオン交換水を加えて希釈することにより、ジスアゾ化合物濃度8質量%の塗布液を調製した。
(パターニング偏光子層の形成)
基材として、厚み100μmのノルボルネン系ポリマーフィルム(日本ゼオン(株)製、商品名「ゼオノア」)を用いた。
この基材の表面の一方向に、ラビング布(吉川化工(株)製、商品名「ファインパフ」)を用いてラビング処理を施した。さらに、この基材の表面(ラビング処理面)にコロナ処理を施した。
インクジェットプリンタ(セイコーエプソン(株)製、製品名「PX−101」)のインクに代えて、前記塗布液を充填した。このプリンタを用いて、前記基材のラビング処理面に、前記塗布液を、所定の印刷図柄に従って塗布した。
前記印刷図柄として、図11に示されるような、濃淡をつけたモノクロ画像の印刷用データ(パワーポイント)を使用した。
その後、前記基材を23℃の恒温室内に入れ、塗膜を十分に自然乾燥することにより、パターニング偏光子層を有する光学積層体を作製した。
図11は、前記作製した光学積層体の表面の写真の一部を拡大したものである。
得られた光学積層体の、1つの箇所(図11のA箇所)における単体透過率を測定したところ、それは74.1%であり、他の箇所(図11のB箇所)における単体透過率は、83.2%であった。
また、得られた光学積層体を、偏光板をかざして見たところ、そのパターニング偏光子層には光の透過及び不透過の領域が存在することが確認された。つまり、得られた光学積層体は、可視光領域に二色性を有することが確認された。
[実施例2]
印刷図柄を変更したこと以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
前記印刷図柄としては、図12に示されるような、濃淡をつけたモノクロ画像の印刷用データ(パワーポイント)を使用した。
図12は、前記作製した光学積層体の表面の写真の一部を拡大したものである。
得られた光学積層体の、1つの箇所(図12のC箇所)における単体透過率を測定したところ、それは78.5%であり、他の箇所(図12のD箇所)における単体透過率は、36.7%であった。
また、得られた光学積層体を、実施例1と同様に、偏光板をかざして見たところ、そのパターニング偏光子層には光の透過及び不透過の領域が存在することが確認された。
[実施例3]
インクジェットプリンタに代えて、グラビア印刷機(J M Heaford社製、製品名「ROTOGRAVURE CYLINDER PROOFING SYSTEMS)を用いたこと、及び、印刷図柄を変更したこと以外は、実施例1と同様にして光学積層体を作製した。
前記印刷図柄としては、図13に示されるような、ストライプ状の模様のグラビア版を使用した。
図13は、前記作製した光学積層体の表面の写真の一部を拡大したものである。
得られた光学積層体の、1つの箇所(図13のE箇所)における単体透過率を測定したところ、それは45.7%であり、他の箇所(図13のF箇所)における単体透過率は、65.9%であった。
また、得られた光学積層体を、実施例1と同様に、偏光板をかざして見たところ、そのパターニング偏光子層には光の透過及び不透過の領域が存在することが確認された。
本発明の光学積層体は、偽造防止ラベル、画像表示装置の構成部材などに利用できる。
1A,1B,1C,1D,1E,1F 光学積層体
2A,2B,2C,2D,2E,2F 基材
3A,3B,3C,3D,3E,3F パターニング偏光子層
31A,31B,31C,31D,31E,31F 第1偏光領域
32A,32B,32C,32D,32E,32F 第2偏光領域

Claims (8)

  1. 単体透過率が異なる少なくとも2つの偏光領域を有するパターニング偏光子層と、基材と、を有する、光学積層体。
  2. 前記パターニング偏光子層が、印刷法により、二色性液晶化合物を含む塗布液を前記基材の表面に塗布することよって形成されている、請求項1に記載の光学積層体。
  3. 前記2つの偏光領域の厚みが異なる部分を有する、請求項1または2に記載の光学積層体。
  4. 前記パターニング偏光子層が、配向された二色性液晶化合物を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光学積層体。
  5. 前記二色性液晶化合物が、リオトロピック液晶性を有する、請求項2〜4のいずれか一項に記載の光学積層体。
  6. 印刷機を用いて、二色性液晶化合物を含む塗布液を基材の表面に塗布し、パターニング偏光子層を前記基材の表面に形成する、光学積層体の製造方法。
  7. 前記塗布液の塗布量を変化させながら、前記塗布液を基材に塗布することにより、前記パターニング偏光子層を形成する、請求項6に記載の光学積層体の製造方法。
  8. 前記基材の表面に、配向処理が施されている、請求項6または7に記載の光学積層体の製造方法。
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