JP2006225126A - 印刷用巻取紙及びその巻取方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 クッション性に優れ、且つ巻き崩れることのない印刷用巻取紙を提供する。
【解決手段】 表面に印刷用塗工層を有する印刷用塗工紙1を巻取紙管5に連続的に巻き上げることにより得られる印刷用巻取紙6。前記巻取紙管5の巻芯際から、巻取紙6が所定の巻取径になるまでの、電子式ペーパーロール硬さ試験機における巻硬さの値が560〜660であり、前記巻取紙6が所定の巻取径になったときの巻硬さと、巻取終端における巻硬さとが、電子式ペーパーロール硬さ試験機の測定値において20〜40の範囲内だけ、巻芯際から巻取終端に向けて柔らかくなるように巻き上げられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は印刷用巻取紙及びその巻取方法に関する。さらに詳しくは、グラビア印刷に好適に用いることができる印刷用巻取紙及びその巻取方法に関する。
現在、主な印刷方式としては、平版印刷、オフセット印刷、凸版印刷、グラビア印刷等がある。このうちグラビア印刷は、硬い版に形成された深さ2〜25μmの非常に小さなセル内のインクを、印圧をかけて紙等に転移させる方式であり、インキの転移量によって諧調を再現させている。グラビア印刷用紙は、平滑度やクッション性が低いと印刷版に密着せず、インクの非転移現象である網点抜けが生じるため、平滑度及びクッション性が高いことが要求される。
また、グラビア印刷には、オフセット印刷等と同様に、1枚ずつ断裁された用紙に印刷する枚葉印刷機による場合と、巻取紙(ロール)に印刷する輪転印刷機による場合とがあり、現在、この2つの方式は、その優位性を厳密には区別することができなくなっているが、一般に輪転印刷機は、高速・大量印刷に適するとされ、大部数発行される雑誌や通信販売用カタログ等の印刷に広く利用されている。そして、この輪転印刷機による場合は、グラビア印刷用紙を巻き取ったロールの状態で、輸送や輪転印刷機への設置を行うことになるため、他のロールや機器等と衝突した際に巻き崩れが生じないようにロールをある程度硬く巻いておく必要がある。この紙を硬く巻くことについては、従来よりいくつかの手法が提案されている(例えば、特許文献1〜2参照)。
特開平4−89746号公報 特表平10−505314号公報
しかしながら、あまりに硬く紙を巻きすぎると、グラビア印刷用紙のクッション性が低下し、前述したように印刷用紙が印刷版に密着せず、インクの非転移現象である網点抜けが生じてしまい、一方、クッション性を確保するために柔らかく巻くと、今度は巻き崩れが生じてしまうという問題がある。
本発明者は、このような問題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、印刷用紙のロールが所定径に達するまでは硬めに巻き、ついで巻き終わりに至るまで巻き硬さを柔らかくしていくことにより、クッション性に優れ、且つ巻き崩れることのない印刷用巻取紙が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の印刷用巻取紙は、表面に印刷用塗工層を有する印刷用塗工紙を巻取紙管に連続的に巻き上げることにより得られる印刷用巻取紙であって、
前記巻取紙管の巻芯際から、巻取紙が所定の巻取径になるまでの、電子式ペーパーロール硬さ試験機における巻硬さの値が560〜660であり、
前記巻取紙が所定の巻取径になったときの巻硬さと、巻取終端における巻硬さとが、電子式ペーパーロール硬さ試験機の測定値において20〜40の範囲内だけ、巻芯際から巻取終端に向けて柔らかくなるように巻き上げられていることを特徴としている。
本発明の印刷用巻取紙は、巻取紙が所定の巻取径になるまでの巻き始めの巻硬さを硬め(電子式ペーパーロール硬さ試験機における巻硬さの値で560〜660)にしているので、巻取紙を輸送したり輪転印刷機へ設置する際に、当該巻取紙が他のロールや機器等と衝突しても巻き崩れが生じにくくなる。また、所定の巻取径以降の巻硬さを巻取終端に至るまで柔らかくなるように巻き上げている(電子式ペーパーロール硬さ試験機における巻硬さの測定値において20〜40の範囲内だけ柔らかく巻き上げる)ので、必要なクッション性を確保することができる。その結果、印刷に際して印刷版に密着して、インクの非転移現象である網点抜けを防ぐことができる。
前記巻取紙の鏡面から当該巻取紙の幅方向に100mmの部分の電子式ペーパーロール硬さ試験機の測定値と、巻取紙の幅方向中央部分の電子式ペーパーロール硬さ試験機の測定値とが、前記鏡面から中央部分に向けて15〜20の範囲内だけ硬くなるように巻き上げられているのが好ましい。中央部分の硬さが両端よりも硬くなるようにすることで、巻取紙の巻き崩れをより確実に防止することができる。
また、本発明の印刷用巻取紙の巻取方法は、表面に印刷用塗工層を有する印刷用塗工紙を巻取紙管に連続的に巻き上げるに際し、
前記巻取紙管に印刷用塗工紙が巻回された巻取紙が所定の直径に至るまでは、前記巻取紙を、この巻取紙の表面に接触して当該巻取紙を回転させるセンターロールの方へ押圧し、
前記巻取紙が所定の直径に至った後に前記押圧を解除し、ついで
前記巻取紙のセンターロールに対する接触圧を巻取径の増大に応じて減少させることを特徴としている。
本発明の巻取方法では、巻取紙管に印刷用塗工紙が巻回された巻取紙が所定の直径に至るまでは、前記巻取紙を押圧して当該巻取紙とセンターロールとの接触圧を大きくしている。このため、巻き始めの巻硬さを硬くすることができ、巻取紙を輸送したり輪転印刷機へ設置する際に、当該巻取紙が他のロールや機器等と衝突しても巻き崩れが生じにくくなる。また、巻取紙が所定の直径に至った後に前記押圧を解除し、さらに巻取終端に至るまで、前記巻取紙のセンターロールに対する接触圧を巻取径の増大に応じて減少させているので、必要なクッション性を確保することができる。その結果、得られた印刷用巻取紙は、印刷に際して印刷版に密着して、インクの非転移現象である網点抜けを防ぐことができる。
本発明によれば、クッション性に優れ、且つ巻き崩れることのない印刷用巻取紙を得ることができる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の印刷用巻取紙及びその巻取方法の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書において「巻取紙」とは、所定の巻上げが完了したロール体だけでなく、巻上げの途中にあるロール体を意味することがある。
本発明の印刷用巻取紙は、表面に印刷用塗工層を有する印刷用塗工紙を巻取紙管に連続的に巻き上げることにより得られるが、この印刷用塗工紙は、本発明において特に限定されるものではなく、木材パルプ、合成パルプ、古紙パルプ等からなる原料パルプのスラリーを常法に従い抄紙して得られる基紙の表面に、顔料や接着剤を含む塗工液を塗布し、乾燥させた後に表面をカレンダー処理したものを広く用いることができる。
カレンダー処理された印刷用塗工紙は、一旦ロール状に巻き上げられる(原反ロール)が、通常は、この原反ロールを巻き戻しつつ幅方向にいくつかに裁断し、裁断した細幅の塗工紙を紙管に巻き上げている。
図1は、本発明の印刷用巻取紙の巻取方法の断面説明図である。原反ロール20から供給される印刷用塗工紙1は、テンションロール2を経てスリッター3で所定の幅に裁断された後に回転ドラム4に送られ、ここでセンターロール4の軸方向に沿って複数配設されている紙管5に巻き上げられる。紙管5は、センターロール4の軸方向に沿って、且つ当該センターロール4の表面に接するように千鳥状に配設されている(図2参照)。図2では、わかり易くするために紙管5を回転ドラム4の表面から離間させている。また、図2において紙管5の数は2であるが、その数は本発明において限定されるものではなく、原反ロール20の幅や製品である印刷用巻取紙の幅に応じて適宜選定することができる。
センターロール4は、図示しない駆動源によって矢印Aの方向に回転駆動させられ、前記センターロール4の表面に接触するよう配置された紙管5又はこの紙管5に印刷用塗工紙1が巻回された巻取紙6は、接触伝導によって矢印Bの方向に回転して印刷用塗工紙1を巻き上げる。
10は、紙管5又は巻取紙6をセンターロール4の方へ押圧して、当該紙管5又は巻取紙6とセンターロール4間のニップ圧(接触圧)を高めるためのライダーロールであり、各紙管5に対応して配設されている。図1に例示されているライダーロール10は、ベース部8に設けられた軸8aに揺動自在に取り付けられたアーム9の先端付近に回転自在に設けられている。前記アーム9は空圧シリンダ11によって前記軸8a廻りに揺動させられる。空圧シリンダ11のロッド11aを前進させると、アーム9先端付近のライダーロール10が紙管5又は巻取紙6の表面に近づく方向へ当該アーム9が揺動し、逆にロッド11aを後退させると、前記ライダーロール10が紙管5又は巻取体紙の表面から離れる方向へアーム9が揺動する。
紙管5の両端は、図3に示されるように、コアチャック12により回転自在に支持されている。このコアチャック12は、紙管5の両端に配設されるコンソール13にそれぞれ取り付けられており、センターロール4に対し接近又は離間できるように、コンソール13内を軸方向(図3において上下方向)に移動自在にされている。さらに、コアチャック12は、当該コアチャック12を移動させ得る空圧ユニット(図示せず)に接続されており、エア圧を制御することで当該コアチャック12を図3において上方に持ち上げる力、すなわち巻取紙6をセンターロール4から離間させる力を制御することができる。換言すれば、エア圧を制御することで巻取紙6とセンターロール4との間のニップ圧を制御することができる。
次に本発明の印刷用巻取紙の巻取方法の実施の形態について説明をする。
まず紙管5をコアチャック12に装着する。初期状態において、一方のコアチャック12は後退位置(コンソール内に後退した位置)にあり、他方のコアチャック12は進出位置(コンソールから突出した位置)にある。そして、紙管5の一端の開口を進出位置のコアチャック12に装着し、ついで後退位置のコアチャック12を紙管5の他端の開口内に進出させることで紙管5のコアチャック12への装着が完了する。次に前回の巻取操作時に切断した印刷用塗工紙の端部を紙管5の外周面に固定する。この固定は、通常の片面又は両面接着テープを用いて行うことができるが、印刷用塗工紙の端部の紙管側裏面に幅10mm程度の両面接着テープを、当該印刷用塗工紙の幅方向に対し80%以上の領域に貼り付け、ついでこの両面接着テープの残りの接着面を紙管5の外周面に貼り付けると、比較的少ない量のテープで、印刷用塗工紙の曲げ(巻取方向に対する曲げないしはズレ)を防ぐことができる。
紙管5の装着後、空圧ユニットを稼動させてコアチャック12を初期位置まで下降(図3において下方向)させ、前記紙管5の外周面をセンターロール4の表面に接触させる。その後、前記空圧シリンダ11を駆動させて、ライダーロール10が紙管5の外周面に当接するまでアーム9を揺動させる。
ついで前記センターロール4、及びこのセンターロール4に同期させて原反ロール20を回転させる。そうすると、紙管5は、センターロール4の表面に押圧された状態にあるので、接触伝導により回転し、スリッター3で所定の幅に裁断された印刷用塗工紙1を巻き上げていく。
巻取紙6が所定の直径、例えば300〜400mmになるまでは、前記ライダーロール10により巻取紙6をセンターロール4の方に押圧して、前記巻取紙6とセンターロール4との間に一定範囲のニップ圧(0.5〜2.0kg/cm程度のニップ圧)を作用させる。この押圧により、巻取紙の、電子式ペーパーロール硬さ試験機(例えば、プロセク社製のパロテスター(商品名))における巻硬さの価を560〜660にする。前記ニップ圧の制御、すなわちライダーロール10の押圧力の制御は、例えば原反シートの坪量と、巻取りロールの巻取り長及び巻取り径とから巻取りロールの巻取り密度を算出し、巻取り硬さが所定の推移を描くようにライダーロールによってロールのニップ圧を調整することで制御できる。巻き始めにおける巻取紙6の巻硬さが前述の範囲内になるように、当該巻取紙6を硬めに巻くことで、巻取紙6を輸送したり輪転印刷機へ設置する際に、当該巻取紙6が他のロールや機器等と衝突しても巻き崩れが生じにくくなる。
巻取体紙が前記所定の直径に達すると、空圧シリンダ11のロッド11aを後退させて、アーム9先端のライダーロール10を巻取体紙表面から離間させる。巻取紙6が所定の直径に達したことは、例えばコンソール13内に配設した光センサ(図示せず)により検知することができ、この光センサからの信号により空圧シリンダ11のロッド11aを駆動させることができる。
巻取紙6の巻取径が増大するにつれ当該巻取紙6とセンターロール4との間のニップ圧は大きくなっていくが、本発明では、巻取紙6が所定の直径に達した後は、巻取径の増加とともに前記ニップ圧が減じるようにしている。具体的には、巻取紙6が所定の直径に達すると、コアチャック12に接続されている空圧ユニットへのエアの供給量を制御して、巻取径の増加とともにコアチャック12を図3において上方に移動させる。そして、巻取紙6とセンターロール4とのニップ圧が巻取径の増加とともに小さくなるように、エアの供給量を制御する。こうしてニップ圧を制御することで、前記巻取紙6が所定の巻取径になったときの巻硬さと、巻取終端における巻硬さとが、電子式ペーパーロール硬さ試験機の測定値において20〜40の範囲内だけ、巻芯際から巻取終端に向けて柔らかくなるように巻き上げることができる。これにより、印刷用紙としての必要なクッション性を確保することができ、その結果、印刷に際して印刷版に密着して、インクの非転移現象である網点抜けを防ぐことができる。
巻取紙6の巻取径の増加は、例えば超音波センサを用いて巻取体6の外周面までの距離を検知したり、センターロール4の回転数を積算したり、又はタイマーを用いる(センターロール4の回転時間を利用する)等して検出することができ、この検出信号を用いてコアチャック12に接続されている空圧ユニットへのエアの供給量を制御することができる。
巻取紙6が予め設定した巻取径に達するとセンターロール4及び原反ロール20の回転を停止させ、完全に停止した後に印刷用塗工紙1を切断し、ついでコアチャック12を後退させることで当該コアチャック12と紙管5の係合を解除してから巻取紙6が取り出される。
なお、巻取方向における巻硬さの制御に加え、巻取紙6の幅方向における巻硬さを制御するのが好ましい。具体的には、前記巻取紙6の鏡面から当該巻取紙6の幅方向に100mmの部分の電子式ペーパーロール硬さ試験機の測定値と、巻取紙6の幅方向中央部分の電子式ペーパーロール硬さ試験機の測定値とが、前記鏡面から中央部分に向けて15〜20の範囲内だけ硬くなるように巻き上げられているのが好ましい。中央部分の硬さが両端よりも硬くなるようにすることで、巻取紙の巻き崩れをより確実に防止することができる。
巻取紙6の幅方向の巻硬さの制御は、例えば印刷用塗工紙1の幅方向の厚さを制御することで行うことができる。具体的には、抄紙工程におけるスラリーパルプの吐出量を幅方向に変化させ、中央部分でのスラリーパルプ量を両端部のそれよりも多くしたり、又は塗工液の塗布量を幅方向に変化させ、中央部分での塗布量を両端部のそれよりも多くすることで、印刷用塗工紙1の幅方向の厚さを制御することができる。
次に本発明の印刷用巻取紙の実施例を説明するが、本発明はかかる実施例にのみ限定されるものではない。
[実施例1]
LBKP90%、NBKP10%からなる原料パルプを用いてスラリーパルプを調製した。得られたスラリーパルプをツインワイヤー抄紙機を用いて抄紙した。乾燥工程を経た原紙の一方の表層面に塗被液をブレードコータを用いて塗被し、印刷用塗工層を形成したものをロール状に巻回して原反ロールとした。
この原反ロールを、幅方向に切断することなく、センターロールに接触して回転する紙管上に巻き戻した。巻取紙の直径が400mmになるまでは、ライダーロールを用いて前記巻取紙をセンターロールの方に押圧した。巻取紙と回転ドラムとのニップ圧は4.0kg/cmであった。この段階における巻取紙の巻硬さをパロテスター(商品名。プロテク社製電子式ペーパーロール硬さ試験機)で測定すると580であった。
ついで、ライダーロールによる押圧を解除し、さらに印刷用塗工紙を巻き上げた。その際、巻取径が増大するにつれてニップ圧が減じるように、前記紙管を回転自在に支持しているコアチャックをセンターロールから離間する方向に移動させた。巻取紙の直径が960mmになった時点で巻上げを終了した。この終了時点でのニップ圧は0kg/cmであった。巻取終端における巻硬さをパロテスターで測定すると560であった。
[実施例2〜5]
巻取紙の直径が400mmになるまでのニップ圧、及び巻上げを終了した時点でのニップ圧を表1に示される値に変えた以外は、実施例1と同様にして印刷用塗工紙を巻き上げた。
[比較例1〜5]
巻取紙の直径が400mmになるまでのニップ圧、及び巻上げを終了した時点でのニップ圧を表1に示される値に変えるとともに、ライダーロールの押圧を途中で解除したり、押圧を継続する巻取り長さを長く又短くすることで巻硬さの調整をした以外は、実施例1と同様にして印刷用塗工紙を巻き上げた。
実施例1〜5及び比較例1〜5で得られた巻取紙について、以下の手順にしたがい、巻き崩れ、塗工面のこすれ、及び緊度の評価を行った。結果を表1に示す。
<評価方法>
・巻き崩れ
巻き上げ段階:2/3巻取った段階で、紙管中心から巻取り外周に向けて鏡面に幅約2mm実線を記載し、巻き上げ段階で、前記実線のズレを目視にて評価した。
◎:ズレがない、○:ズレが見られるが使用に差し障り無い、×:ズレが生じ問題がある。
荷送段階:製品巻取りを搬送用トラックに掲載し、200km走行後の鏡面のズレ、出入りを目視及び手触りにて判断した。
◎:ズレがない、○:ズレが見られるが使用に差し障り無い、×:ズレが生じ問題がある。
・塗工面のこすれ
実施例各サンプルを、巻取り形状のまま側面をカッターで切断し、約1/2の巻取り径の部分の塗工紙表面を光学顕微鏡にて目視
観察し、塗工層表目のコスレ状況を評価した。
・緊度
JIS P 8124及びJIS P 8118に準拠し緊度(密度)を測定した。数字が少ないほうがクッション性を有する。
Figure 2006225126
本発明の印刷用巻取紙の巻取方法の断面説明図である。 本発明の印刷用巻取紙の巻取方法の説明図である。 本発明の印刷用巻取紙の巻取方法における巻取体の正面説明図である。
符号の説明
1印刷用塗工紙
4センターロール
5紙管
6巻取紙
7ライダーロール

Claims (3)

  1. 表面に印刷用塗工層を有する印刷用塗工紙を巻取紙管に連続的に巻き上げることにより得られる印刷用巻取紙であって、
    前記巻取紙管の巻芯際から、巻取紙が所定の巻取径になるまでの、電子式ペーパーロール硬さ試験機における巻硬さの値が560〜660であり、
    前記巻取紙が所定の巻取径になったときの巻硬さと、巻取終端における巻硬さとが、電子式ペーパーロール硬さ試験機の測定値において20〜40の範囲内だけ、巻芯際から巻取終端に向けて柔らかくなるように巻き上げられていることを特徴とする印刷用巻取紙。
  2. 前記巻取紙の鏡面から当該巻取紙の幅方向に100mmの部分の電子式ペーパーロール硬さ試験機の測定値と、巻取紙の幅方向中央部分の電子式ペーパーロール硬さ試験機の測定値とが、前記鏡面から中央部分に向けて15〜20の範囲内だけ硬くなるように巻き上げられている請求項1に記載の印刷用巻取紙。
  3. 表面に印刷用塗工層を有する印刷用塗工紙を巻取紙管に連続的に巻き上げるに際し、
    前記巻取紙管に印刷用塗工紙が巻回された巻取紙が所定の直径に至るまでは、前記巻取紙を、この巻取紙の表面に接触して当該巻取紙を回転させるセンターロールの方へ押圧し、
    前記巻取紙が所定の直径に至った後に前記押圧を解除し、ついで
    前記巻取紙のセンターロールに対する接触圧を巻取径の増大に応じて減少させることを特徴とする印刷用巻取紙の巻取方法。
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