JP2013165613A - 逆導通スイッチング素子の駆動装置 - Google Patents

逆導通スイッチング素子の駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電流フィードバック制御の実行期間内におけるアクティブゲートコントロールの誤作動を好適に回避できる逆導通スイッチング素子の駆動装置を提供する。
【解決手段】メインスイッチング素子Sm*#、センススイッチング素子St*#、メインダイオードDm*#及びセンスダイオードDt*#を同一チップに備えたスイッチング素子S*#がドライブユニットDUによって駆動される。ここで、メインダイオードDm*#に順方向電流が流れると判断される期間において、このメインダイオードDm*#に対応するスイッチング素子S*#のゲート電荷の充電を禁止する電流フィードバック制御を行う。そして、電流フィードバック制御が実行される期間において、無効化信号Sinvの論理を「L」とする無効化処理を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電圧制御形のスイッチング素子及びこれに逆並列に接続されたフリーホイールダイオードを同一チップ上に備えた逆導通スイッチング素子の駆動装置に関する。
従来、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)と、これに逆並列されたフリーホイールダイオードとを同一チップ上に備えたダイオード内蔵型IGBT(RC−IGBT)が知られている。RC−IGBTにおいては、フリーホイールダイオードに順方向電流が流れる場合のフリーホイールダイオードにおける電圧降下量が、RC−IGBTのゲートに電圧が印加されることで増大することが知られている。上記電圧降下量が増大すると、フリーホイールダイオードに順方向電流が流れる場合のフリーホイールダイオードにおける電力損失が増大し、RC−IGBTの発熱量が増大するおそれがある。この場合、RC−IGBTの信頼性が低下するおそれがある。
こうした問題に対処すべく、下記特許文献1に見られるように、フリーホイールダイオードに順方向電流が流れていると判断される期間において、RC−IGBTのゲートに入力される駆動信号の通過を停止させてRC−IGBTをオフ状態とさせる技術(以下、電流フィードバック制御)も知られている。この制御によれば、フリーホイールダイオードにおける電圧降下量の増大を回避し、ひいてはフリーホイールダイオードにおける電力損失の増大を回避することができる。
ところで、IGBTの駆動に関する技術として、下記特許文献2に見られるように、IGBTのゲート電荷の充放電が開始されてから完了されるまでの期間の途中において、ゲート電荷の充放電速度を変更する技術(以下、アクティブゲートコントロール)も知られている。この技術について、スイッチング素子の充電処理を主にして説明すると、スイッチング素子のゲートには、一対の充電経路が接続されている。これら充電経路のそれぞれには、抵抗体が備えられ、これら抵抗体の抵抗値は、互いに相違している。そして、上記充電経路のそれぞれには、充電経路を開閉するトランジスタが備えられている。
こうした構成において、まず、スイッチング素子に対するオン操作指令を入力として、抵抗値の高い抵抗体と同じ充電経路に備えられたトランジスタがオン状態とされることで、充電速度を低速度としてゲート電荷が充電される。その後、上記トランジスタがオフ状態とされてかつ、抵抗値の低い抵抗体と同じ充電経路に備えられたトランジスタがオン状態とされることで、充電速度を高速度に変更してゲート電荷が充電される。
こうした技術によれば、スイッチング素子の駆動状態がオン状態及びオフ状態のうち一方から他方に切り替えられる場合に生じるサージ電圧の増大を抑制し、また、スイッチング損失を低減することができる。
特開2009−268054号公報 特許第3339311号公報
ここで、本発明者らは、RC−IGBTにアクティブゲートコントロールを適用することを考えた。ここで、アクティブゲートコントロールを実行可能なRC−IGBTの駆動装置において、ゲート電荷を充電するためのトランジスタが何らかの理由によって誤ってオン状態とされる等、アクティブゲートコントロールが誤作動することも考えられる。そして、アクティブゲートコントロールが誤作動すると、RC−IGBTが誤ってオン状態とされることも考えられる。ここで、RC−IGBTが誤ってオン状態とされる時期が電流フィードバック制御の実行期間内であると、フリーホイールダイオードにおける電力損失が増大し、RC−IGBTの発熱量が増大するおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、電流フィードバック制御の実行期間内におけるアクティブゲートコントロールの誤作動を好適に回避できる逆導通スイッチング素子の駆動装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
請求項1記載の発明は、電圧制御形のスイッチング素子(Sm*#,St*#)及びこれに逆並列に接続されたフリーホイールダイオード(Dm*#,Dt*#)を同一チップ上に備えてかつ、インダクタ(10u,10v,10w,L)に接続された逆導通スイッチング素子(S*#)を駆動対象スイッチング素子とする逆導通スイッチング素子の駆動装置において、オン操作指令又はオフ操作指令に基づき、前記駆動対象スイッチング素子の導通制御端子の電荷の移動処理を行うことで前記駆動対象スイッチング素子をオン状態又はオフ状態とさせる駆動制御手段と、前記導通制御端子の電荷の移動が開始されてから完了されるまでの期間の途中において、前記電荷の移動速度を変更させるアクティブゲート制御手段と、前記フリーホイールダイオードに順方向電流が流れるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって前記順方向電流が流れると判断される期間において、該順方向電流が流れると判断された前記フリーホイールダイオードに対応する前記導通制御端子に前記電荷が充電されることを禁止する禁止手段と、前記禁止手段によって前記電荷の充電が禁止される期間において、前記アクティブゲート制御手段による前記移動速度の変更を無効とする無効化手段とを備えることを特徴とする。
上記発明では、無効化手段を備えることで、禁止手段によって導通制御端子の電荷の充電が禁止される期間において、アクティブゲート制御手段によって電荷の移動速度が誤って変更され、駆動対象スイッチング素子がオン状態とされることを回避できる。これにより、フリーホイールダイオードにおける電力損失の増大を回避することができる。
第1の実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかるドライブユニットの構成図。 同実施形態にかかる放電処理の概要を示す図。 フリーホールダイオードの順方向電流の流通態様を示す図。 ゲート電圧印加の有無によるフリーホイールダイオードの順方向電流及び電圧降下量の関係を示す図。 第1の実施形態にかかる電流フィードバック制御の手順を示す流れ図。 同実施形態にかかる電流フィードバック制御の一例を示すタイムチャート。 同実施形態にかかる無効化処理の手順を示す流れ図。 同実施形態にかかる無効化処理の一例を示すタイムチャート。 第2の実施形態にかかるドライブユニットの構成図。 第3の実施形態にかかるドライブユニットの構成図。 同実施形態にかかる電流フィードバック制御の手順を示す流れ図。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかるスイッチング素子の駆動装置を車載主機として回転機を備える車両に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施形態にかかるシステムの全体構成を示す。
図示されるように、モータジェネレータ10は、車載主機としての3相回転機である。詳しくは、モータジェネレータ10は、U相コイル10u、V相コイル10v及びW相コイル10wを有するステータと、永久磁石を有してかつ駆動輪に機械的に連結される図示しないロータとを備える永久磁石同期モータ(例えば、SPMSMやIPMSM)である。なお、これらコイル10u,10v,10wは、それぞれの一端同士が中性点で接続されることによりY結線されている。
モータジェネレータ10は、直流交流変換回路としてのインバータIVと、直流電源としてのコンバータCVとを介して高電圧バッテリ12に接続されている。ここで、コンバータCVは、コンデンサCと、コンデンサCに並列接続された一対のスイッチング素子Scp,Scnと、一対のスイッチング素子Scp,Scnの接続点と高電圧バッテリ12の正極とを接続するリアクトルLとを備えている。
一方、インバータIVは、スイッチング素子Sup,Sunの直列接続体と、スイッチング素子Svp,Svnの直列接続体と、スイッチング素子Swp,Swnの直列接続体とを備えている。これら各直列接続体の接続点は、U相コイル10u、V相コイル10v及びW相コイル10wの一端にそれぞれ接続されている。
ちなみに、本実施形態では、スイッチング素子S*#(*=c,u,v,w;#=p,n)として、ダイオード内蔵型IGBT(RC−IGBT)が用いられている。この素子については、後に詳述する。
制御装置14は、低電圧バッテリ16を電源とし、モータジェネレータ10の制御量(例えばトルク)を所望に制御すべく、モータジェネレータ10のU相,W相の電流iu,iwを検出する電流センサ17a,17bや、インバータIVの入力電圧VH(コンデンサCの電圧)を検出する電圧センサ18等の検出値を取り込む。制御装置14は、上記各種センサの検出値等に基づき生成される操作信号gcp、gcnをドライブユニットDUに出力することで、コンバータCVのスイッチング素子Scp,Scnを操作する。また、制御装置14は、上記各種センサの検出値等に基づく周知の正弦波PWM制御等によって操作信号gup,gun,gvp,gvn,gwp,gwnを生成し、生成された操作信号をドライブユニットDUに出力することで、インバータIVのスイッチング素子Sup,Sun,Svp,Svn,Swp,Swnを操作する。
なお、高電位側のスイッチング素子S*pに対する操作信号g*pと、対応する低電位側のスイッチング素子S*nに対する操作信号g*nとは、互いに相補的な信号となっている。具体的には、操作信号g*pがオン操作指令である場合、操作信号g*nがオフ操作指令とされ、操作信号g*pがオフ操作指令である場合、操作信号g*nがオン操作指令とされる。ここでは、操作信号g*#がオン操作指令及びオフ操作指令のうち一方から他方に切り替えられる際にデッドタイムが設定される。
ちなみに、高電圧バッテリ12を備える高電圧システムと低電圧バッテリ16を備える低電圧システムとは、互いに絶縁されており、これらの間の信号の授受は、例えばフォトカプラ等の絶縁素子を備えるインターフェース19を介して行われる。
また、互いに直列接続された高電位側のスイッチング素子S*p及び低電位側のスイッチング素子S*nのうち一方に対応するドライブユニットDUと、他方に対応するドライブユニットDUとは、上記絶縁素子を備えるインターフェースIFを介して情報のやり取りが可能となっている。
次に、図2を用いて本実施形態にかかる上記ドライブユニットDUの構成を説明する。
図示されるように、ドライブユニットDUは、1チップ化された半導体集積回路であるドライブIC20と、スイッチング素子S*#の導通制御端子(ゲート)に電圧を印加するための定電圧電源22とを備えている。
定電圧電源22は、ドライブIC20の端子T1及び定電流用抵抗体24を介してドライブIC20の端子T2に接続されている。端子T2は、PチャネルMOSFET(充電用スイッチング素子26)及びドライブIC20の端子T3を介して、スイッチング素子S*#の端子Taに接続されている。端子Taは、スイッチング素子S*#(メインスイッチング素子Sm*#、センススイッチング素子St*#)のゲートに接続されている。
上記端子Taは、放電用抵抗体28を介してドライブIC20の端子T4に接続されている。端子T4は、NチャネルMOSFET(放電用スイッチング素子30)を介してドライブIC20の端子T5に接続されている。また、端子Taは、ドライブIC20の端子T6及びNチャネルMOSFET(AGC用スイッチング素子32)を介して定電流源34に接続されている。
上記スイッチング素子S*#は、メインスイッチング素子Sm*#、センススイッチング素子St*#、及びフリーホイールダイオード(メインダイオードDm*#及びセンスダイオードDt*#)を同一チップ上に備えて構成されている。詳しくは、メインスイッチング素子Sm*#には、メインダイオードDm*#が逆並列に接続され、センススイッチング素子St*#には、センスダイオードDt*#が逆並列に接続されている。
メインスイッチング素子Sm*#の入力端子(以下、主コレクタ)と、センススイッチング素子St*#の入力端子(以下、副コレクタ)とは、スイッチング素子S*#の端子Tbに接続されている。メインスイッチング素子Sm*#の出力端子(以下、主エミッタ)は、メイン端子Tmに接続され、センススイッチング素子St*#の出力端子(以下、副エミッタ)は、センス端子Tsに接続されている。
メイン端子Tmは、上記端子T5に接続されている。一方、センス端子Tsは、抵抗体(以下、センス抵抗36)を介して端子T5に接続されている。センス抵抗36の両端のうちセンス端子Ts側は、ドライブIC20の端子T7を介して駆動制御部38及びコンパレータ40の非反転入力端子に接続されている。コンパレータ40の反転入力端子には、基準電圧Vrefを有する電源42が接続されている。なお、本実施形態では、以降、センス抵抗36の両端の電位差をセンス電圧Vseと称することとする。そして、センス抵抗36の両端のうちセンス端子Ts側の電位が主エミッタ(メイン端子Tm)の電位よりも高い場合のセンス電圧Vseを正と定義する。
こうした構成において、主コレクタ及び主エミッタ間を電流(以下、コレクタ電流)が流れる場合、センススイッチング素子St*#からコレクタ電流と正の相関を有する微少電流が出力される。これにより、センス端子Tsからセンス抵抗36へと電流が流れ、センス抵抗36に電圧降下が生じ、センス電圧Vseが正の値となる。
一方、メインダイオードDm*#に順方向電流(メインダイオードDm*#のアノードからカソードへと流れる電流)が流れる場合、メインダイオードDm*#に流れる順方向電流と正の相関を有する微少電流がセンス抵抗36からセンス端子Tsを介してセンスダイオードDt*#のアノードへと流れる。これにより、センス抵抗36に電圧降下が生じ、センス電圧Vseが負の値になる。
コンパレータ40の出力信号と、駆動制御部38から出力される後述する無効化信号Sinvとは、AND回路44に入力される。AND回路44の出力信号は、AGC用スイッチング素子32のゲートに入力される。なお、無効化信号Sinvの論理は、後述する無効化処理が実行されない期間において「H」とされる。
ちなみに、ドライブユニットDUには、駆動制御部38における情報をインターフェース19を介して制御装置14に伝達するための端子T8が備えられている。また、ドライブユニットDUには、駆動制御部38における情報を、互いに直列接続された高電位側のスイッチング素子S*p及び低電位側のスイッチング素子S*nのうち一方から他方(対向アーム側)にインターフェースIFを介して伝達するための端子T9が備えられている。
次に、駆動制御部38によって行われるスイッチング素子S*#のゲートの充放電処理について説明する。
まず、ゲートの充電処理について説明する。
ゲートの充電処理は、ドライブIC20の端子T10を介して入力される操作信号g*#がオン操作指令とされることで行われる。本実施形態では、ゲートの充電処理を定電流制御によって行う。定電流制御は、定電流用抵抗体24の電圧降下量をその目標値(例えば1V)とすべく、充電用スイッチング素子26のゲート電圧を操作するものである。これにより、スイッチング素子S*#のゲートの充電電流を一定値に制御することで、スイッチング素子S*#がオン状態とされる場合に生じるサージ電圧を抑制する。
次に、ゲートの放電処理について説明する。
本実施形態では、ゲートの放電処理として、ゲート電荷の放電が開始されてから完了されるまでの期間の途中において、スイッチング素子S*#のゲート電荷の放電速度を変更するアクティブゲートコントロールを行う。以下、図3を用いて本実施形態にかかるアクティブゲートコントロールについて説明する。
図3は、本実施形態にかかる放電処理の一例である。詳しくは、図3(a)は、操作信号g*#の推移を示し、図3(b)は、ゲート電圧Vgeの推移を示し、図3(c)は、主コレクタ・主エミッタ間電圧(以下、コレクタ・エミッタ間電圧Vce)及びコレクタ電流Icの推移を示し、図3(d)は、センス電圧Vseの推移を示す。また、図3(e)は、放電用スイッチング素子30の操作状態の推移を示し、図3(f)は、AGC用スイッチング素子32の操作状態の推移を示す。
図示される例では、操作信号g*#がオン操作指令からオフ操作指令に切り替えられる時刻t1において、充電用スイッチング素子26がオフ状態とされてかつ、放電用スイッチング素子30がオン状態とされる。これにより、ゲート電荷の放電が開始され、ゲート電圧Vgeの低下が開始される。
その後、コレクタ・エミッタ間電圧Vceの上昇が開始されるとともに、コレクタ電流Icの低下が開始され、センス電圧Vseが基準電圧Vrefを上回る時刻t2において、コンパレータ40の出力信号の論理が「H」とされる。このため、AGC用スイッチング素子32がオン状態とされ、定電流源34から放電用抵抗体28へと電流が流れ、ゲートから放電用抵抗体28へと流れる電流が低下する。これにより、ゲート電荷の放電が妨げられ、ゲート電荷の放電速度が高速度から低速度に変更される。
なお、その後、センス電圧Vseが基準電圧Vrefを下回る時刻t3において、コンパレータ40の出力信号の論理が「L」に切り替えられることで、AGC用スイッチング素子32がオフ状態とされる。
ちなみに、本実施形態において、放電速度の変更タイミングの把握にセンス電圧Vseを用いるのは、スイッチング素子がオン状態からオフ状態に切り替えられる場合におけるサージ電圧を抑制しつつ、スイッチング損失を低減可能な放電速度の変更タイミングと、センス電圧Vseが基準電圧Vrefを下から上に跨ぐタイミングとを関係付けることが可能であるためである。ここでは、オフ操作指令に切り替えられてから放電速度の変更タイミングまでの時間が短いほど、サージ電圧の低減効果が大きくなってかつ、スイッチング損失の低減効果が小さくなる傾向にある。
また、図3(d)の時刻t2近傍に示すように、スイッチング素子S*#がオン状態からオフ状態に切り替えられる場合において、センス電圧Vseが大きく上昇する現象(以下、持ち上がり現象)が生じる。この現象は、スイッチング素子S*#の主コレクタや主エミッタとゲートとの間の寄生容量等を介してセンス電圧Vseにサージ電圧が重畳することによって生じると考えられる。
次に、駆動制御部38によって行われる本実施形態にかかる電流フィードバック制御について説明する。
この制御は、メインダイオードDm*#に順方向電流が流れると判断された期間において、順方向電流が流れると判断されたメインダイオードDm*#と同一チップ上に備えられたスイッチング素子S*#のゲート電荷が充電されることを禁止する制御である。この制御は、メインダイオードDm*#における電力損失の増大を回避するために行われる。以下、図4及び図5を用いて電力損失が増大するメカニズムを説明した後、図6及び図7を用いて上記電流フィードバック制御について詳述する。
図4は、先の図1に示したシステム構成のうち、インバータIVのU相、V相に対応する上下アーム(メインスイッチング素子Smup,Smun,Smvp,Smvn、及び、メインダイオードDmup,Dmun,Dmvp,Dmvn)、高電圧バッテリ12及びモータジェネレータ10からなる回路部分を示す図である。
モータジェネレータ10に正弦波形状の電流を流す場合には通常、操作信号gup,gunに従って高電位側のメインスイッチング素子Smup及び低電位側のメインスイッチング素子Smunが相補的に駆動され、操作信号gvp,gvnに従って高電位側のメインスイッチング素子Smvp及び低電位側のメインスイッチング素子Smvnが相補的に駆動される。ここで、図4(a)に示すように、高電位側のメインスイッチング素子Smup及び低電位側のメインスイッチング素子Smvnがオン状態とされてかつ、高電位側のメインスイッチング素子Smvp及び低電位側のメインスイッチング素子Smunがオフ状態とされ、メインスイッチング素子Smupからモータジェネレータ10のコイル(U相コイル10u及びV相コイル10vの直列接続体)を介してメインスイッチング素子Smvnへと電流が流れる状況であるとする。
こうした状況の後、図4(b)に示すように、メインスイッチング素子Smup,Smvnがオフ状態に切り替えられてかつ、メインスイッチング素子Smvp,Smunがオン状態に切り替えられる場合、高電圧バッテリ12からメインスイッチング素子Smvp及びモータジェネレータ10のコイルを介してメインスイッチング素子Smunへと向かう方向に電流が流れる以前に、モータジェネレータ10のコイルの誘導電流がメインダイオードDmvpに継続して流れることとなる。
ここで、図5に示すように、メインダイオードDm*#に順方向電流Ifが流れる状況下において、スイッチング素子S*#のゲートに電圧が印加される場合、電圧が印加されない場合と比較してメインダイオードDm*#における電圧降下量Vfが大きくなる。電圧降下量Vfが大きくなると、フリーホイールダイオードにおける電力損失が増大する。このため、先の図4(b)において、メインダイオードDmvpにおける電力損失が増大することとなる。こうした問題を回避すべく、電流フィードバック制御を行う。
ちなみに、図4では、インバータIVに備えられたスイッチング素子を例にして電力損失の増大について説明したが、コンバータCVに備えられたスイッチング素子においても上述した問題は起こり得る。この場合、コンバータCVに備えられたリアクトルLの誘導電流がフリーホイールダイオードに流れる順方向電流となる。
続いて、図6を用いて、電流フィードバック制御について詳述する。図6は、駆動制御部38によって実行される電流フィードバック制御の手順を示す流れ図である。なお、本実施形態にかかる駆動制御部38は、ハードウェア処理手段であるため、図6に示す処理は、実際にはロジック回路によって実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、センス電圧Vseが負の値であるか否かを判断する。この処理は、メインダイオードDm*#に順方向電流が流れているか否かを判断するための処理である。
ステップS10において肯定判断された場合には、ステップS12に進み、電流フィードバック制御として、端子T10を介して入力された操作信号g*#を強制的にオフ操作指令に変更する処理を行う。これにより、ゲート電荷の充電が禁止される。
一方、上記ステップS10において否定判断された場合には、ステップS14に進み、センス電圧Vseの絶対値が閾値電圧Vth(>0)以上であるか否かを判断する。この処理は、放電処理が次回行われる場合にアクティブゲートコントロールを行うか否かを判断するための処理である。なお、閾値電圧Vthは、後述するステップS18の処理の実行によってスイッチング素子S*#の信頼性が低下しないとの観点から設定すればよい。
ステップS14において肯定判断された場合には、ステップS16に進み、放電処理が次回行われる場合におけるアクティブゲートコントロールを許可する。
一方、上記ステップS14において否定判断された場合には、ステップS18に進み、放電処理が次回行われる場合にアクティブゲートコントロールを行わず、放電速度を高速度とした放電処理の実行を指示する。この処理は、スイッチング損失の増大を抑制するための処理である。
つまり、上記ステップS14におけるセンス電圧Vseの絶対値が小さいほど、コレクタ電流が小さい。こうした状況下においては、スイッチング素子S*#の駆動状態がオン状態からオフ状態に切り替えられる場合におけるコレクタ電流の低下速度が低くなる。コレクタ電流の低下速度が低いと、スイッチング素子S*#がオフ状態に切り替えられる場合に生じるサージ電圧が低くなる。すなわち、スイッチング素子S*#の実際のコレクタ・エミッタ間電圧とその許容上限値との間の余裕代が大きくなる。こうした状況下において、放電速度を高速度に維持した状態で放電処理を行う場合、スイッチング素子S*#がオフ状態に切り替えられる場合におけるサージ電圧の低減効果が得られないとしても、コレクタ・エミッタ間電圧が過度に高くならないと考えられる。
なお、ステップS12、S16、S18の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
図7に、U相アームからモータジェネレータ10のコイルを介してV相アームへと電流が流れる状況下における電流フィードバック制御の一例を示す。詳しくは、図7(a)は、V相コイル10vを流れる電流の推移を示し、図7(b)は、V相上側アームに対応するドライブユニットDUに入力された操作信号gvpの推移を示し、図7(c)は、V相下側アームに対応するドライブユニットDUに入力された操作信号gvnの推移を示し、図7(d)は、V相上側アームに対応するメインダイオードDmvpの順方向電流の流通態様の推移を示し、図7(e)は、V相下側アームに対応するメインスイッチング素子Smvnのコレクタ電流の流通態様の推移を示す。なお、図7(a)では、U相アームからモータジェネレータ10のコイルを介してV相アームへと向かう方向に流れる電流を正と定義している。また、図7(b),図7(c)では、デットタイムの図示を省略している。
図示されるように、時刻t1において、V相上側アームの操作信号gvpがオフ操作指令からオン操作指令に切り替えられてかつ(図7(b)の破線)、V相下側アームの操作信号gvnがオン操作指令からオフ操作指令に切り替えられる。V相下側アームの操作信号gvnがオフ操作指令に切り替えられることで、メインスイッチング素子Smvnに流れていたコレクタ電流の流通が停止されてかつ、メインダイオードDmvpに順方向電流が流れ始めることとなる。ここで、時刻t1〜t2において、メインダイオードDmvpに順方向電流が流れていると判断され(先の図6のステップS10において肯定判断され)、電流フィードバック制御が行われる。このため、図7(a)の実線にて示すように、V相上側アームの操作信号gvpが強制的にオフ操作指令に変更される。
なお、時刻t3〜t4においても、同様に電流フィードバック制御が行われ、操作信号gvpが強制的にオフ操作指令に変更される。
ところで、コンパレータ40の非反転入力端子につながる電気経路にノイズが混入すること等に起因して、AND回路44の出力信号の論理が誤って「H」とされ、AGC用スイッチング素子32が誤ってオン状態とされることも考えられる。ここで、電流フィードバック制御が実行される期間においてAGC用スイッチング素子32が誤ってオン状態とされると、定電流源34によってスイッチング素子S*#のゲートが充電されることで、スイッチング素子S*#が誤ってオン状態とされることがある。この場合、フリーホイールダイオードD*#における電圧降下量が増大し、フリーホイールダイオードD*#における電力損失が増大するおそれがある。そしてこれにより、スイッチング素子S*#の発熱量が増大し、スイッチング素子S*#の信頼性が低下するおそれがある。
こうした問題に対処すべく、本実施形態では、電流フィードバック制御が実行される期間において、この制御が実行されるドライブユニットDUが備える駆動制御部38からAND回路44に出力される無効化信号Sinvの論理を「L」とする無効化処理を行う。これにより、電流フィードバック制御が実行される期間においてAGC用スイッチング素子32がオン状態とされることを禁止し、スイッチング素子S*#の信頼性が低下する事態の回避を図る。
図8に、駆動制御部38によって実行される本実施形態にかかる無効化処理の手順を示す。なお、図8に示す処理は、実際にはロジック回路によって実行される。
この一連の処理では、まずステップS20において、電流フィードバック制御が実行されているか否かを判断する。
ステップS20において肯定判断された場合には、ステップS22に進み、無効化信号Sinvの論理を「L」とする無効化処理を行う。
一方、上記ステップS20において否定判断された場合には、ステップS24に進み、無効化信号Sinvの論理を「H」とする。
なお、ステップS22、S24の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
図9に、V相アームに対する無効化処理の一例を示す。詳しくは、図9(a)〜図9(c)は、先の図7(a)〜図7(c)に対応しており、図9(d)は、V相上側アームに対応する無効化信号Sinvの推移を示し、図9(e)は、V相下側アームに対応する無効化信号Sinvの推移を示す。なお、図9(a)において、閾値電流Ith(>0)とは、センス電圧Vseの絶対値が閾値電圧Vthとなる場合における上記順方向電流のことである。
図示される例において、時刻t1〜t3では、U相アームからモータジェネレータ10を介してV相アームへと電流が流れる状況、又はU,V相アームからモータジェネレータ10を介してW相アームへと電流が流れる状況を示している。詳しくは、時刻t1〜t2において、V相下側アームの操作信号gvpが断続的にオフ操作指令とされる期間にV相上側アームに対して電流フィードバック制御が行われるとともに、無効化信号Sinvの論理が「L」とされる無効化処理が行われる。
なお、時刻t1〜t2においては、下側アームに対応する駆動制御部38によってセンス電圧Vseが正の値であってかつセンス電圧Vseの絶対値が閾値電圧Vth以上になると判断される。このため、下側アームに対応する駆動制御部38による放電処理においてアクティブゲートコントロールが行われる。また、時刻t2から電流の流通方向が切り替わる時刻t3までの期間、及び時刻t3〜t4までの期間においては、上記センス電圧Vseの絶対値が閾値電圧Vth未満になると判断される。このため、アクティブゲートコントロールを行うことなく放電速度を高速度とした放電処理が行われる。
その後、時刻t4〜t5において、V相上側アームの操作信号gvnが断続的にオフ操作指令とされる期間にV相下側アームに対して電流フィードバック制御が行われるとともに、無効化処理が行われることとなる。
ちなみに、本実施形態では、高電位側のスイッチング素子Svp及び低電位側のスイッチング素子Svnのうち一方から他方へと電流フィードバック制御の対象が切り替えられる状況において、高電位側のスイッチング素子Svp及び低電位側のスイッチング素子Svnを交互にオンオフ操作させる期間(時刻t2〜t4)を設けている。これは、上記電流フィードバック制御の対象が切り替えられる場合に、スイッチング速度のばらつきに起因してこれらスイッチング素子Svp,Svnの双方がオフ状態とされる期間が過度に長くなる事態が発生し、モータジェネレータ10の制御性が低下することを回避するためである。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)電流フィードバック制御が実行される期間において、この制御が実行されるドライブユニットDU内の無効化信号Sinvの論理を「L」とする無効化処理を行った。このため、電流フィードバック制御が実行される期間において、AGC用スイッチング素子32が誤ってオン状態とされてスイッチング素子S*#がオン状態とされることを回避できる。これにより、フリーホイールダイオードにおける電力損失の増大を回避することができ、ひいてはスイッチング素子S*#の信頼性の低下を回避することができる。
(2)センス電圧Vseが負の値であると判断される期間をメインダイオードDm*#に順方向電流が流れる期間であると判断した。これにより、順方向電流が流れていることを適切に判断できる。
(3)センス電圧Vseが正の値であってかつセンス電圧Vseの絶対値が閾値電圧Vth未満であると判断された場合、放電処理が次回行われる場合にアクティブゲートコントロールを行わず、放電速度を高速度として放電処理を行った。これにより、スイッチング速度を高くすることができ、スイッチング損失の増大を抑制することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図10に、本実施形態にかかるドライブユニットDUの構成を示す。なお、図10において、先の図2の部材と同一の部材については、便宜上同一の符号を付している。
図示されるように、端子Tbと端子Taとを接続する電気経路には、端子Tb側から順に、コンデンサ46、ツェナーダイオード48、コンデンサ50及びスイッチ52が備えられている。詳しくは、ツェナーダイオード48のアノードは、コンデンサ50に接続され、カソードは、コンデンサ46に接続されている。なお、上記電気経路の両端のうち端子Tb側「N」が電荷の供給源に相当する。
スイッチ52は、駆動制御部38によってオンオフ操作される。なお、スイッチ52は、電流フィードバック制御が実行される期間以外の期間においてオン状態とされる。
次に、本実施形態にかかる放電処理、及びこの処理が行われる場合におけるアクティブゲートコントロールについて説明する。
本実施形態では、放電処理として、操作信号g*#がオフ操作指令であると判断される期間において、放電用スイッチング素子30をオン状態とする処理を行う。
これにより、その後、先の図3(c)に示したように、コレクタ・エミッタ間電圧Vceの上昇が開始される。この電圧の上昇により、コンデンサ46、ツェナーダイオード48及びコンデンサ50を介してスイッチング素子S*#の主コレクタ側から放電用抵抗体28へと電流が流れ、ゲートから放電用抵抗体28へと流れる電流が低下する。このため、ゲート電荷の放電が妨げられ、ゲート電荷の放電速度が高速度から低速度に変更される。
ちなみに、ツェナーダイオード48のブレークダウン電圧の設定によって、放電速度を高速度から低速度に変更するタイミングが定まる。詳しくは、上記ブレークダウン電圧が高く設定されるほど、操作信号g*#がオフ操作指令に切り替えられてから放電速度が変更されるまでの時間が長くなり、サージ電圧の低減効果が小さくなる傾向にある。
続いて、本実施形態にかかる無効化処理について説明する。
本実施形態では、無効化処理として、電流フィードバック制御が実行される期間において、スイッチ52をオフ状態とする処理を行う。こうした処理によれば、例えば、スイッチング素子S*#の主エミッタ側に接続される電気経路に何らかの理由でノイズが混入し、コンデンサ46、ツェナーダイオード48及びコンデンサ50を備える電気経路を介して上記ノイズがゲートに伝達されることでスイッチング素子S*#が誤ってオン状態とされることを回避できる。
このように、本実施形態では、上記態様の無効化処理を行うことによっても、電流フィードバック制御が実行される期間においてスイッチング素子S*#が誤ってオン状態とされることを回避できる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図11に、本実施形態にかかるドライブユニットDUの構成を示す。なお、図11において、先の図2の部材と同一の部材については、便宜上同一の符号を付している。また、図11では、センス電圧Vseと基準電圧Vrefとを比較するための回路(コンパレータ40及び電源42)が駆動制御部38に備えられているものとする。
図示されるように、定電圧電源22は、PチャネルMOSFET(第1の充電用スイッチング素子54a)を介して、ドライブIC20の端子T11に接続されている。端子T11は、第1の充電用抵抗体56aを介して端子Taに接続されている。また、定電圧電源22は、PチャネルMOSFET(第2の充電用スイッチング素子54b)を介して、ドライブIC20の端子T12に接続され、端子T12は、第2の充電用抵抗体56bを介して端子Taに接続されている。
上記端子Taは、第1の放電用抵抗体58aを介してドライブIC20の端子T13に接続されており、端子T13は、NチャネルMOSFET(第1の放電用スイッチング素子60a)を介して端子T5に接続されている。また、端子Taは、第2の放電用抵抗体58bを介してドライブIC20の端子T14に接続されており、端子T14は、NチャネルMOSFET(第2の放電用スイッチング素子60b)を介して端子T5に接続されている。
ちなみに、第1の充電用抵抗体56a及び第2の充電用抵抗体56bの抵抗値は、互いに同一であってもよいし、相違していてもよい。また、第1の放電用抵抗体58a及び第2の放電用抵抗体58bの抵抗値も、互いに同一であってもよいし、相違していてもよい。
次に、本実施形態にかかるゲートの充放電処理について説明する。
まず、ゲートの放電処理について説明すると、操作信号g*#がオフ操作指令に切り替えられることで、第1の放電用スイッチング素子60a及び第2の放電用スイッチング素子60bの双方をオン状態とさせ、ゲート電荷の放電速度を高速度とする。その後、センス電圧Vseが基準電圧Vrefを超えるタイミングにおいて、これらスイッチング素子60a,60bのうちいずれかをオフ状態とさせ、ゲート電荷の放電速度を低速度に変更する。なお、ゲートの放電処理が行われる期間において、第1,第2の充電用スイッチング素子54a,54bの双方はオフ状態とされる。
一方、ゲートの充電処理について説明すると、操作信号g*#がオン操作指令に切り替えられることで、第1の充電用スイッチング素子54a及び第2の充電用スイッチング素子54bのうちいずれかをオン状態とさせ、ゲート電荷の充電速度を低速度とする。その後、これらスイッチング素子54a,54bの双方をオン状態とさせ、ゲート電荷の充電速度を高速度に変更する。なお、ゲートの充電処理が行われる期間において、第1,第2の放電用スイッチング素子60a,60bの双方はオフ状態とされる。
なお、ゲート電荷の充電速度の変更タイミングは、センス電圧Vseに基づき把握される。この変更タイミングは、スイッチング素子S*#がオフ状態からオン状態に切り替えられる場合に生じるサージ電圧及びスイッチング損失を低減可能な上記変更タイミングをセンス電圧Vseと関係付けることで定められる。ここでは、オン操作指令に切り替えられてから充電速度の変更タイミングまでの時間が長いほど、サージ電圧の低減効果が大きくなってかつ、スイッチング損失の低減効果が小さくなる傾向にある。
次に、図12を用いて、駆動制御部38によって実行される本実施形態にかかる電流フィードバック制御について説明する。なお、図12に示す処理は、実際にはロジック回路によって実行される。
この一連の処理では、ステップS10において肯定判断された場合には、ステップS26に進み、センス電圧Vseの絶対値が上記閾値電圧Vth以上であるか否かを判断する。この処理は、電流フィードバック制御を行う状況であるか否かを判断するための処理である。また、本ステップの処理は、対向アーム側のドライブユニットDUにおいて、充電処理が次回行われる場合にアクティブゲートコントロールを許可するか否かを判断するための処理である。なお、本実施形態では、電流フィードバック制御を行う状況であるか否かを判断するための閾値と、アクティブゲートコントロールを許可するか否かを判断するための閾値とを共通化している。
ステップS26において肯定判断された場合には、ステップS12を介してステップS28に進む。ステップS28では、対向アーム側のドライブユニットDUにおいて充電処理が次回行われる場合にアクティブゲートコントロールを許可する旨の情報を、インターフェースIFを介して対向アーム側のドライブユニットDUに伝達する処理を行う。なお、この処理とともに、センス電圧Vseの情報も併せて伝達する。これにより、対向アーム側の駆動制御部38において、伝達されたセンス電圧Vseに基づく充電処理時のアクティブゲートコントロールが可能となる。
一方、上記ステップS26において否定判断された場合には、ステップS30に進み、対向アーム側のドライブユニットDUにおいて充電処理が次回行われる場合にアクティブゲートコントロールを行わず、充電速度を高速度とした充電処理を対向アーム側のドライブユニットDUに指示する処理を行う。この処理は、ステップS18の処理と同様に、スイッチング損失の増大を抑制するための処理である。
つまり、センス電圧Vseが負の値であってかつ、センス電圧Vseの絶対値が小さいほど、対向アームのスイッチング素子S*#が次回オン状態とされた場合に流れるコレクタ電流が小さくなる。こうした状況下においては、スイッチング素子S*#がオフ状態からオン状態に切り替えられる場合におけるコレクタ電流の上昇速度が低くなる。コレクタ電流の上昇速度が低いと、スイッチング素子S*#がオン状態に切り替えられる場合に生じるサージ電圧が低くなる。すなわち、スイッチング素子S*#の実際のコレクタ・エミッタ間電圧と上記許容上限値との間の余裕代が大きくなる。こうした状況下において、放電速度を高速度に維持した状態で充電処理を行う場合、スイッチング素子S*#がオン状態に切り替えられる場合におけるサージ電圧の低減効果が得られないとしても、コレクタ・エミッタ間電圧が過度に高くならないと考えられる。
なお、ステップS16、S18、S28、S30の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
続いて、本実施形態にかかる無効化処理について説明する。
本実施形態では、無効化処理として、電流フィードバック制御が実行される期間において、駆動制御部38から第1,第2の充電用スイッチング素子54a,54bのゲートに対する出力信号の伝達を無効化処理部38aにて遮断する処理を行う。こうした処理によれば、例えば、センス電圧Vseにノイズが混入することで第1の充電用スイッチング素子54a及び第2の充電用スイッチング素子54bのうち少なくとも一方が電流フィードバック制御の実行期間にオン状態とされ、スイッチング素子S*#が誤ってオン状態とされることを回避できる。
このように、本実施形態では、上記態様の無効化処理を行うことによっても、電流フィードバック制御期間においてスイッチング素子S*#が誤ってオン状態とされることを回避できる。
また、本実施形態では、互いに直列接続された高電位側のスイッチング素子S*p及び低電位側のスイッチング素子S*nのうち一方のセンス電圧が負の値となる場合に、このセンス電圧Vseの情報を対向アーム側に伝達した。そして、対向アーム側において、伝達されたセンス電圧に基づき充電処理時のアクティブコントロールを行った。こうした構成によれば、充電処理の開始に際し、スイッチング素子S*#がオン状態に切り替えられる状況下においてこのスイッチング素子S*#に流れるコレクタ電流を予測することができる。これにより、充電処理時におけるアクティブゲートコントロールを適切に行うことができ、サージ電圧及びスイッチング損失の低減効果を高めることができる。
さらに、本実施形態では、負の値となるセンス電圧Vseに基づき、対向アーム側において充電処理が次回行われる場合にアクティブゲートコントロールを行わず、充電速度を高速度とした充電処理を行った。これにより、スイッチング損失の増大を好適に抑制することができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記第1の実施形態では、電流フィードバック制御の実行主体を駆動制御部38としたがこれに限らない。例えば、制御装置14を実行主体としてもよい。この場合、電流センサ17a,17bの出力値から算出される相電流に基づき電流フィードバック制御を行えばよい。具体的には、各スイッチング素子S*#の操作状態と、上記相電流とに基づきメインダイオードDm*#に順方向電流が流れるか否かを判断する。そして、順方向電流が流れると判断された場合、順方向電流が流れると判断されたメインダイオードDm*#に対応するスイッチング素子S*#に対する操作信号g*#を制御装置14において強制的にオフ操作指令に変更する処理を行う。
・先の図12のステップS26において、センス電圧Vseに代えて、メインダイオードDm*#に流れる順方向電流(モータジェネレータ10のコイルを流れる電流)の絶対値が閾値電流Ith以上であるか否かを判断する処理を行ってもよい。ここで、上記順方向電流の絶対値は、センス電圧Vseの絶対値が大きいほど大きく算出される。
・ゲート電荷の移動速度(放電速度、充電速度)の変更タイミングを把握する手法としては、上記第1,第3の実施形態に例示したものに限らない。例えば、センス電圧Vseの上昇速度を用いて把握してもよい。具体的には例えば、上記第1の実施形態において、オフ操作指令に切り替えられた後、センス電圧Vseの上昇速度が規定速度を超えるタイミングを上記変更タイミングとして把握してもよい。
また、上記変更タイミングを把握する手法としては、センス電圧Vseを用いた手法に限らない。例えば、コレクタ・エミッタ間電圧Vceに基づき上記変更タイミングを把握する手法を採用してもよい。この場合、具体的には例えば、上記第1の実施形態において、オフ操作指令に切り替えられた後、コレクタ・エミッタ間電圧Vceが所定電圧を上回るタイミングを上記変更タイミングとして把握すればよい。
さらに、例えば、ゲート電圧又はオフ操作指令を用いて上記変更タイミングを把握する手法を採用してもよい。この場合、具体的には例えば、ゲートの放電処理によってゲート電圧Vgeの低下が開始されるタイミング又はオフ操作指令が入力されるタイミング(先の図3の時刻t1)から規定時間経過後のタイミングを上記変更タイミングとして把握する手法を採用すればよい。この手法は、ゲート電圧Vgeの低下が開始されてからコレクタ電流Icが低下し始めるまでの時間を予め実験等によって把握可能なことに基づくものである。
・放電速度の変更手法としては、上記第1の実施形態に例示したものに限らない。例えば、放電速度を高速度としたい放電処理の初期において、スイッチング素子S*#のゲートと主エミッタとを接続する代わりに、ゲートを主エミッタよりも低電位となる箇所に接続し、その後、ゲートを主エミッタに接続することによって放電速度を変更してもよい。
・上記第1の実施形態において、高電圧バッテリ12とインバータIVとの間にコンバータCVを介在させないシステムを採用してもよい。この場合、高電圧バッテリ12が直流電源となる。
・上記各実施形態では、センス端子Tsがセンス抵抗36を介してスイッチング素子S*#の主エミッタに接続される回路構成を採用したがこれに限らない。例えば、主エミッタに代えて、主エミッタと同じ電位を有する部材(例えば電源)に接続してもよい。この場合、この電源の電位は、実際の主エミッタの電位に応じて可変設定されることとなる。
・逆導通スイッチング素子としては、RC−IGBTに限らず、ゲートに電圧が印加されることでフリーホイールダイオードにおける電圧降下量が増大するものであれば、他の逆導通スイッチング素子であってもよい。
・本願発明の適用対象としては、車両に搭載される電力変換回路(インバータIV及びコンバータCV)に限らない。また、本願発明の適用対象としては、電力変換回路に限らない。
10u…U相コイル、10v…V相コイル、10w…W相コイル、L…リアクトル、Sm*#…メインスイッチング素子、St*#…センススイッチング素子、Dm*#…メインダイオード、Dt*#…センスダイオード。

Claims (6)

  1. 電圧制御形のスイッチング素子(Sm*#,St*#)及びこれに逆並列に接続されたフリーホイールダイオード(Dm*#,Dt*#)を同一チップ上に備えてかつ、インダクタ(10u,10v,10w,L)に接続された逆導通スイッチング素子(S*#)を駆動対象スイッチング素子とする逆導通スイッチング素子の駆動装置において、
    オン操作指令又はオフ操作指令に基づき、前記駆動対象スイッチング素子の導通制御端子の電荷の移動処理を行うことで前記駆動対象スイッチング素子をオン状態又はオフ状態とさせる駆動制御手段と、
    前記導通制御端子の電荷の移動が開始されてから完了されるまでの期間の途中において、前記電荷の移動速度を変更させるアクティブゲート制御手段と、
    前記フリーホイールダイオードに順方向電流が流れるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記順方向電流が流れると判断される期間において、該順方向電流が流れると判断された前記フリーホイールダイオードに対応する前記導通制御端子に前記電荷が充電されることを禁止する禁止手段と、
    前記禁止手段によって前記電荷の充電が禁止される期間において、前記アクティブゲート制御手段による前記移動速度の変更を無効とする無効化手段とを備えることを特徴とする逆導通スイッチング素子の駆動装置。
  2. 前記アクティブゲート制御手段は、前記移動速度を変更させるための電荷の供給源(34,N,22)と前記導通制御端子とを接続する電気経路を備え、
    前記電気経路には、該電気経路を開閉する開閉手段(32,52,54a,54b)が備えられ、
    前記無効化手段は、前記開閉手段が閉状態とされることを禁止することで前記移動速度の変更を無効とすることを特徴とする請求項1記載の逆導通スイッチング素子の駆動装置。
  3. 前記駆動対象スイッチング素子には、該駆動対象スイッチング素子の入出力端子間を流れる電流と相関を有する微少電流を出力するセンス端子(Ts)が備えられ、
    前記センス端子は、センス抵抗(36)を介して前記駆動対象スイッチング素子の出力端子又は該出力端子の電位と同じ電位を有する部材に接続され、
    前記センス抵抗の両端の電位差であるセンス電圧について、前記センス抵抗の両端のうち前記センス端子側の電位が前記出力端子の電位よりも高い場合の前記センス電圧を正と定義し、
    前記電気経路は、前記電荷の供給源としての電源(34,22)と、前記導通制御端子とを接続するものであり、
    前記アクティブゲート制御手段は、前記センス電圧が正の値になる場合の該センス電圧に基づき、前記開閉手段(32,54a,54b)を開閉操作することで前記移動速度を変更させることを特徴とする請求項2記載の逆導通スイッチング素子の駆動装置。
  4. 前記駆動対象スイッチング素子は、直流電源(CV,12)の正極側に接続された高電位側スイッチング素子(S*p)と、前記直流電源の負極側に接続された低電位側スイッチング素子(S*n)とであり、
    前記高電位側スイッチング素子及び前記低電位側スイッチング素子は直列接続され、
    前記高電位側スイッチング素子及び前記低電位側スイッチング素子の直列接続体の接続点には、前記インダクタが接続され、
    前記アクティブゲート制御手段は、前記電荷の充電が開始されてから完了されるまでの期間の途中において、前記電荷の充電速度を低速度から高速度に変更させ、
    前記高電位側スイッチング素子及び前記低電位側スイッチング素子のうち一方に対応する前記センス電圧が負の値であってかつ該センス電圧の絶対値が閾値以上であることに基づき、前記高電位側スイッチング素子及び前記低電位側スイッチング素子のうち他方において前記電荷が次回充電される場合に前記充電速度の変更を許可する許可手段を更に備えることを特徴とする請求項3記載の逆導通スイッチング素子の駆動装置。
  5. 前記高電位側スイッチング素子及び前記低電位側スイッチング素子のうち一方に対応する前記センス電圧が負の値であってかつ該センス電圧の絶対値が前記閾値未満であることに基づき、前記高電位側スイッチング素子及び前記低電位側スイッチング素子のうち他方において前記電荷が次回充電される場合に前記アクティブゲート制御手段による前記充電速度の変更を行わず、前記充電速度を前記高速度として前記電荷の充電処理を行う手段を更に備えることを特徴とする請求項4記載の逆導通スイッチング素子の駆動装置。
  6. 前記駆動対象スイッチング素子には、該駆動対象スイッチング素子の入出力端子間を流れる電流と相関を有する微少電流を出力するセンス端子(Ts)が備えられ、
    前記センス端子は、センス抵抗(36)を介して前記駆動対象スイッチング素子の出力端子又は該出力端子の電位と同じ電位を有する部材に接続され、
    前記センス抵抗の両端の電位差であるセンス電圧について、前記センス抵抗の両端のうち前記センス端子側の電位が前記出力端子の電位よりも低い場合の前記センス電圧を負と定義し、
    前記判断手段は、前記センス電圧が負の値であることに基づき、前記順方向電流が流れると判断することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の逆導通スイッチング素子の駆動装置。
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