JP2013163447A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 低転がり抵抗性能を向上させながら、タイヤの導電性および耐久性を確保する。
【解決手段】 ベルト層の半径方向外側に配されて該ベルト層の外表面を覆うバンド層を具える空気入りタイヤであって、バンド層は、バンドコードの周囲をコーティングゴムで被覆したゴム被覆コードがタイヤ軸方向に間隙Paを隔てて配列する縦の配列部と、前記ゴム被覆コードがタイヤ周方向に間隙Pbを隔てて配列するとともに前記縦の配列部に半径方向内側又は外側で重置される横の配列部とからなる格子状バンドプライからなる。
【選択図】図3

Description

本発明は、低転がり抵抗性能を向上させながらタイヤの導電性を確保しうる空気入りタイヤに関する。
下記の特許文献1には、タイヤに用いられるゴム部材のうち、ゴム総質量の90%以上のゴム部材に絶縁性ゴム材を使用しながらも、タイヤの電気抵抗を低減させた空気入りタイヤが提案されている。
この提案のタイヤは、図7に示すように、タイヤの骨格をなすカーカスa、前記カーカスaの半径方向外側に重置されるベルト層b、前記ベルト層bの半径方向外側に重置されるバンド層c、前記ベルト層bの外端部とカーカスとの間に介在するクッションゴムd、前記ベルト層bの外端部をU字状に被覆するエッジカバーゴムe、前記バンド層cの半径方向外側に配されかつトレッド接地面をなすトレッドゴムf、前記トレッドゴムfと前記バンド層cとの間を通ってタイヤ軸方向にのびるアンダートレッドゴムg、及び前記トレッドゴムfを半径方向内外に貫通してトレッド接地面とアンダートレッドゴムgとを導通させる端子ゴム部hを具える。そして、前記カーカスaとベルト層bとバンド層cとの各トッピングゴム、及びトレッドゴムfを絶縁性ゴム材で形成するとともに、前記端子ゴム部hとアンダートレッドゴムgとエッジカバーゴムeとクッションゴムdとを導電性ゴム材で形成している。
ここで、前記バンド層cは、図8(A)に示すように、平行に引き揃えた複数本のバンドコードc1がトッピングc2で被覆された巾狭帯状のバンドストリップcaを、螺旋巻きしたバンドプライによって形成される。そして螺旋巻き時、前記エッジカバーゴムeと重置する重置領域において、図8(B)に示すように、バンドストリップca間に離間部jを形成している。これにより、該離間部j内にアンダートレッドゴムgとエッジカバーゴムeとが入り込んで互いに接触させることができ、前記端子ゴム部hとアンダートレッドゴムgとエッジカバーゴムeとクッションゴムdとが電気的に導通する第1の導電路を形成することができる。
しかし、バンドストリップcaの螺旋の巻き方によって離間部jを形成する前記構造では、タイヤ毎に離間部jの幅にバラツキが生じる恐れがあり確実性に劣る。又バンド層cを2枚のバンドプライによって形成する場合、各バンドプライの離間部jの位置を上下で合わすことが難しく、しかも段差も大きくなることから、この離間部j内にゴムが侵入できずに空気溜まりが発生し耐久性を低下させるという問題がある。
特開2010−159017号公報
そこで本発明は、バンドコードの周囲をコーティングゴムで被覆したゴム被覆コードを格子状に配列させた格子状バンドプライによってバンド層を形成することを基本として、ゴム被覆コード間に、ゴムが容易に侵入しうる間隙を安定して形成することができ、この間隙内での空気溜まりを抑制して耐久性を向上させうる空気入りタイヤを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本願請求項1の発明は、トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスと、
前記カーカスの半径方向外側かつトレッド部の内部に配されるベルト層と、
前記ベルト層の半径方向外側に配されて該ベルト層の外表面を覆うバンド層とを具える空気入りタイヤであって、
前記バンド層は、バンドコードの周囲をコーティングゴムで被覆したゴム被覆コードがタイヤ軸方向に間隙Paを隔てて配列する縦の配列部と、前記ゴム被覆コードがタイヤ周方向に間隙Pbを隔てて配列するとともに前記縦の配列部に半径方向内側又は外側で重置される横の配列部とからなる格子状バンドプライからなることを特徴としている。
また請求項2では、前記バンド層は2枚の格子状バンドプライからなるとともに、各格子状バンドプライは、前記バンドコードの直径が0.7mm以下であり、しかも前記間隙Paが0.8〜1.5mm、かつ前記間隙Pbが0.8〜5.0mmであることを特徴としている。
また請求項3では、前記格子状バンドプライは、巾狭帯状の格子状バンドストリップを螺旋状に連続して巻回することにより形成されるとともに、
この格子状バンドストリップは、その長さ方向に沿ってのびる複数本の縦のゴム被覆コードからなる縦の配列部と、巾方向に沿ってのびる複数本の横のゴム被覆コードからなる横の配列部とから形成され、しかも縦横の配列部は、縦横のゴム被覆コードのコーティングゴム間の粘着によって連結されることを特徴としている。
また請求項4では、前記ベルト層の外端部に、この外端部の半径方向外面を覆う外片部分と半径方向内面を覆う内片部分とを有して前記外端部を被覆するU字状のエッジカバーゴムが配され、しかも前記バンド層は前記外片部分と重置する重置領域を具えることを特徴としている。
また請求項5では、前記ベルト層の外端部とカーカスとの間に介在する断面三角形状のクッションゴム、
前記バンド層の半径方向外側に配されかつトレッド接地面をなすトレッドゴム、
前記トレッドゴムと前記バンド層との間を通ってタイヤ軸方向にのびるシート状をなすアンダートレッドゴム、
及び前記トレッドゴムを半径方向内外に貫通し、半径方向外端部が前記トレッド接地面に露出しかつ半径方向内端部が前記アンダートレッドゴムに接触する端子ゴム部を具え、 しかも前記カーカスのトッピングゴムとベルト層のトッピングゴムとバンド層のコーティングゴムとトレッドゴムとが体積固有抵抗が1×10Ωcm以上の絶縁性ゴム材で形成され、かつ前記端子ゴム部とアンダートレッドゴムとエッジカバーゴムとクッションゴムとが体積固有抵抗が1×10Ωcm未満の導電性ゴム材で形成されるとともに、
前記バンド層の半径方向内外に配される前記アンダートレッドゴムとエッジカバーゴムとが、前記ゴム被覆コード間の前記間隙Pa、Pb内に入り込んで互いに接触し、前記端子ゴム部とアンダートレッドゴムとエッジカバーゴムとクッションゴムとが電気的に導通することにより、前記トレッド接地面からクッションゴムに至る第1の導電路を形成することを特徴としている。
また請求項6では、前記カーカスのタイヤ軸方向外側に、前記トレッドゴムのタイヤ軸方向外端に連なりかつ前記サイドウォール部の外側面をなすサイドウォールゴムと、このサイドウォールゴムの半径方向内端に連なりかつ前記ビード部の外側面をなすリムずれ防止用のクリンチゴムとを具え、
しかも前記サイドウォールゴムを絶縁性ゴム材で形成し、かつ前記クリンチゴムを導電性ゴム材で形成するとともに、
前記サイドウォールゴムとカーカスとの間に、前記導電性ゴム材からなりかつ上端部が前記クッションゴムに接触しかつ下端部が前記クリンチゴムに接触する内の導電ゴム層を配することにより、前記クッションゴムから前記ビード部の外側面に至る第2の導電路を形成したことを特徴としている。
本発明は叙上の如く、ゴム被覆コードがタイヤ軸方向に間隙を隔てて配列する縦の配列部と、ゴム被覆コードがタイヤ周方向に間隙を隔てて配列する横の配列部とを半径方向内外で重置させた格子状バンドプライを具える。従って、この格子状バンドプライには、四辺がゴム被覆コードによって囲まれる矩形状の間隙部が、全面に亘って均一に形成される。しかもゴム被覆コードは、バンドコードの周囲がコーティングゴムによって被覆されるため、縦横の配列部を重ね合わせたとき、重なり合うコーティングゴム同士が粘着して格子状のコード配列、即ち間隙部を安定して維持することができる。
そのため、生タイヤ形成時、及びタイヤ加硫時に、前記バンド層の半径方向内外に配されるゴム、例えばアンダートレッドゴムとエッジカバーゴムとが前記間隙部内に容易に入り込んで互いに接触させることができる。従って、間隙部内での空気溜まりを抑えて耐久性の低下を防止しうる。又アンダートレッドゴムとエッジカバーゴムとが導電性ゴム材で形成される場合には、前記バンド層が絶縁性をなす場合にも、このバンド層を貫通してアンダートレッドゴムとエッジカバーゴムとを導通させることができる。
本発明の空気入りタイヤの一実施例を示す断面図である。 そのトレッド部を拡大して示す断面図である。 (A)はゴム被覆コードを示す断面図、(B)は格子状バンドストリップを示す斜視図である、 (A)、(B)は格子状バンドプライを示す平面図、及び断面図である。 (A)、(B)はバンド層が2枚の格子状バンドプライから形成される場合の平面図、及び断面図である。 タイヤの電気抵抗測定装置を概念的に示す略断面図である。 従来の空気入りタイヤを示す断面図である。 (A)はバンドプライの形成に用いるバンドストリップの斜視図、(B)はバンドストリップの巻回状態を示す展開図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1において、本実施形態の空気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、前記カーカス6の半径方向外側かつトレッド部2の内部に配されるベルト層7と、前記ベルト層7の半径方向外側に配されるバンド層9とを具える。
前記カーカス6は、タイヤ周方向に対して例えば70〜90°の角度で配列したカーカスコードの配列体をトッピングゴムにて被覆した1枚以上、本例では1枚のカーカスプライ6Aから形成される。このカーカスプライ6Aは、ビードコア5、5間を跨るトロイド状のプライ本体部6aの両側に、前記ビードコア5の周りをタイヤ軸方向内側から外側に向けて折り返されたプライ折返し部6bを一連に具える。前記プライ本体部6aとプライ折返し部6bとの間には、前記ビードコア5から半径方向外側に向かって先細状にのびるビードエーペックスゴム8が設けられ、ビード部4からサイドウォール部3にかけて補強している。
前記ベルト層7は、タイヤ周方向に対して例えば15〜40°の角度で配列したベルトコードの配列体をトッピングゴムにて被覆した2枚以上、本例では2枚のベルトプライ7A、7Bから形成される。このベルト層7は、各ベルトコードがプライ間相互で交差することによりベルト剛性を高め、トレッド部2をタガ効果を有して補強する。なお半径方向内側のベルトプライ7Aのプライ巾は、外側のベルトプライ7Bのプライ巾よりも例えば7〜15mm程度幅広とすることにより、プライ端における応力集中を緩和している。
又前記ベルト層7の外端部7Eは、図2に示すように、タイヤ軸方向外側に向かってカーカス6から徐々に隔たるとともに、この隔たり部分Yに、断面三角形状のクッションゴム14が配される。このクッションゴム14は、比較的軟質のゴムからなり、前記外端部7Eに集中する剪断応力を緩和することにより、ベルトコード端を起点とするコード端剥離を抑制する。
又前記外端部7Eは、さらにU字状のエッジカバーゴム13によって覆われる。このエッジカバーゴム13は、厚さ0.5〜1.0mmの薄いゴムシートをU字状に折り返すことによって形成され、具体的には、前記外端部7Eの半径方向外面を覆う外片部分13oと、半径方向内面を覆う内片部分13iとを有して前記外端部7Eを被覆する。なおエッジカバーゴムは、従来、重荷重用タイヤ等において、カーカスプライやベルトプライの端部を被覆保護し、コード端剥離を抑制するために用いられる。しかし本発明では、タイヤ内に導電路を形成するために用いる点で、従来のエッジカバーゴムとは相違する。
次に、前記バンド層9は、本例では、前記ベルト層7と略同幅に形成され、前記ベルト層7の半径方向外面を略全面に亘って被覆する。従って、バンド層9には、前記エッジカバーゴム13の外片部分13oと重置する重置領域Qが形成される。前記バンド層9は、従来のバンド層と同様、ベルト層7の動きを拘束して高速耐久性を向上させる。なおバンド層9に、ベルト層7のタイヤ軸方向外端をこえてタイヤ軸方向外側にのびるバンド延出部を形成することもできる。係る場合には、ベルト層7への拘束力をさらに高めて、高速耐久性をより向上させることができる。なおバンド延出部を設ける場合、ベルト層7からのはみ出し巾を2mm以上とするのが好ましい。
又前記バンド層9は、図4(A)、(B)に示すように、ゴム被覆コード20がタイヤ軸方向に間隙Paを隔てて配列する縦の配列部21Aと、前記ゴム被覆コード20がタイヤ周方向に間隙Pbを隔てて配列する横の配列部21Bとからなる1枚以上(本例では1枚)の格子状バンドプライ10から形成される。従って、格子状バンドプライ10には、四辺がゴム被覆コード20によって囲まれた矩形状の間隙部Gが、格子状バンドプライ10の全面に亘って均一に形成される。なお前記間隙Pa、Pbは、少なくともバンドコード22の直径Dよりも大である。
前記縦の配列部21Aと横の配列部21Bとは、半径方向内外側で互いに重置するが、この時、縦の配列部21Aを横の配列部21Bの半径方向外側に配するほうが、横の配列部21Bの動きを拘束しうるため、高速耐久性の観点から好ましい。しかし要求により、縦の配列部21Aを横の配列部21Bの半径方向内側に配することもできる。
又前記ゴム被覆コード20は、図3(A)に概念的に示すように、バンドコード22と、その周囲を被覆するコーティングゴム23とから構成される。前記バンドコード22としては、例えばナイロン等の従来的な有機繊維のバンドコードが好適に採用できる。又コーティングゴム23の被覆厚さは、例えば0.03〜0.2mmの範囲が好適である。
このような格子状バンドプライ10は、本例では、巾狭帯状の格子状バンドストリップ24を螺旋状に連続して巻回することにより形成される。この格子状バンドストリップ24は、図3(B)に示すように、その長さ方向に沿ってのびる複数本の縦のゴム被覆コード20Aからなる縦の配列部25Aと、巾方向に沿ってのびる複数本の短い横のゴム被覆コード20Bからなる横の配列部25Bとから形成される。前記縦横の配列部25A、25Bは、接触する縦横のゴム被覆コード20A、20Bのコーティングゴム23同士の粘着によって一体に連結され、格子状態が安定して維持される。従ってコーティングゴム23の被覆厚さが前記範囲を下回ると、粘着が不十分となって格子状態の維持が難しく、格子状バンドストリップ24の巻回作業性が損なわれる。
次に、前記図1に示すように、前記バンド層9の半径方向外側には、トレッドゴム2Gとアンダートレッドゴム16と端子ゴム部17とが配される。
前記トレッドゴム2Gとしては、本例では、前記トレッド接地面2Sをなすキャップゴム部2G1と、その半径方向内側のベースゴム部2G2と、それらのタイヤ軸方向両外側に配される断面三角形状のウイングゴム部2G3とからなる四層構造のものが例示される。しかし、これ以外にも、ベースゴム部2G2を排除した三層構造など、従来的な種々の構造が採用できる。
前記アンダートレッドゴム16は、前記トレッドゴム2Gとの接着性を高めるゴムであって、前記トレッドゴム2Gとバンド層9との間を通ってタイヤ軸方向にのびる例えば厚さ0.3〜1.0mmの薄いシート状をなす。このアンダートレッドゴム16は、本例では、前記ウイングゴム部2G3、2G3間の全巾に亘って形成される。
又前記端子ゴム部17は、前記トレッドゴム2Gを半径方向内外に貫通してのび、かつ半径方向外端部が前記トレッド接地面2Sに露出するとともに半径方向内端部が前記アンダートレッドゴム16に接続している。この端子ゴム部17は、本例ではタイヤ周方向にのびるリブ状体として形成される場合が例示されるが、例えば柱状体としてトレッド部2に点在させても良い。
又前記カーカス6のタイヤ軸方向外側には、前記トレッドゴム2Gのタイヤ軸方向外端に連なりかつ前記サイドウォール部3の外側面をなすサイドウォールゴム3G、及びこのサイドウォールゴム3Gの半径方向内端に連なりかつ前記ビード部4の外側面をなすリムずれ防止用のクリンチゴム4Gが配される。
そして本例の空気入りタイヤ1では、低転がり抵抗性能の向上のために、前記カーカス6のトッピングゴムと、ベルト層7のトッピングゴムと、バンド層9のコーティングゴム23と、トレッドゴム2Gと、サイドウォールゴム3Gとをそれぞれ体積固有抵抗が1×10Ωcm以上の絶縁性ゴム材で形成している。又導電路確保のために、前記端子ゴム部17と、アンダートレッドゴム16と、エッジカバーゴム13と、クッションゴム14と、クリンチゴム4Gとを、それぞれ体積固有抵抗が1×10Ωcm未満の導電性ゴム材で形成している。
ここで、空気入りタイヤ1では、バンド層が従来構造の場合、アンダートレッドゴム16とクッションゴム14との直接接触は断たれている。しかしならが、本実施形態のバンド層9は、矩形状の間隙部Gが全面に亘って均一に形成された格子状バンドプライ10によって形成されている。
そのため、生タイヤ形成時、及びタイヤ加硫時に、アンダートレッドゴム16及びエッジカバーゴム13の外片部分13oの一部が、前記間隙部G内に容易に入り込んで互いに接触できる。又前記エッジカバーゴム13は、その内片部分13iが前記クッションゴム14と接触できる。従って、前記端子ゴム部17とアンダートレッドゴム16とエッジカバーゴム13とクッションゴム14とは、前記間隙部Gを通って電気的に導通でき、これによりトレッド接地面2Sからクッションゴム14に至る第1の導電路を形成しうる。
なお前記エッジカバーゴム13は、その厚さが0.5mm未満では、前記間隙部G内への入り込みが不十分となって空気溜まりの発生を招く傾向となる。又アンダートレッドゴム16では、その半径方向外側にボリュウムが大なトレッドゴム2Gが隣接しているため薄くても間隙部G内への入り込み、即ち空気溜まりの発生には問題ないが、0.3mm未満では導電性が問題となる。又エッジカバーゴム13及びアンダートレッドゴム16の厚さの上限は、導電性ゴム材の使用量を減じて転がり抵抗性能を高める観点から、1.0mm以下とするのが好ましい。
なお図5(A)、(B)に示すように、前記バンド層9が2枚の格子状バンドプライ10U、10Lによって形成される場合、即ち2層構造の場合には、前記バンドコード22の直径Dが0.7mm以下、しかも前記間隙Paが0.8〜1.5mm、かつ前記間隙Pbが0.8〜5.0mmであるのが好ましい。これは、もし前記間隙Pa、Pbが0.8mmを下回る場合には、上の格子状バンドプライ10Uのゴム被覆コード20が障害物となって、下の格子状バンドプライ10Lの間隙部G内にゴムが入り込みにくくなり、空気溜まりが発生する傾向を招くからである。又直径Dが0.7mmを超える場合にも、同様に、前記間隙部G内にゴムが入り込み難くなって、空気溜まりの発生傾向を招く。このような観点から、2層構造の場合、前記間隙Pa、Pb及び直径Dは前記範囲とするのが好ましく、さらには前記間隙Pa、Pbと直径Dとの差(Pa−D)、(Pb−D)が、それぞれ0.1m以上、さらには0.2mm以上であるのがより好ましい。なお前記間隙Paが1.5mmを上回る場合、及び間隙Pbが5.0mmを上回る場合には、拘束力が減じて高速耐久性を低下させる傾向を招く。
前記バンド層9が1枚の格子状バンドプライ10によって形成される場合、即ち1層構造の場合には、前記間隙Paは0.1〜1.5mm、前記間隙Pbは0.1〜5.0mmとするのが好ましい。前記間隙Pa、Pbが下限値を下回る場合、間隙部G内にゴムが入り込みにくくなって空気溜まりが発生する傾向を招き、逆に上限値を上回る場合には、拘束力が減じて高速耐久性を低下させる傾向を招く。なおバンドコード22の直径Dに関しては、特に規制されないが、直径Dが太すぎると、コードの曲げ剛性が大きくなり、格子状バンドストリップ24を巻回する際、ゴム被覆コード20が外れる等の問題があり、このような観点から、直径Dについては1.2mm以下が好ましい。
又本例では、前記サイドウォールゴム3Gとカーカス6との間に、上端部が前記クッションゴム14に接触しかつ下端部が前記クリンチゴム4Gに接触する内の導電ゴム層18を形成している。この内の導電ゴム層18は、厚さ0.3〜2.0mm程度の薄いシート状をなし、前記導電性ゴム材からなることにより、前記クッションゴム14から前記ビード部4の外側面に至る第2の導電路を形成する。
このように前記空気入りタイヤ1は、前記端子ゴム部17、アンダートレッドゴム16、エッジカバーゴム13、クッションゴム14、クリンチゴム4G、及び内の導電ゴム層18以外のゴム部材を全て絶縁性ゴム材にて形成した場合にも、トレッド接地面2SからリムRに至る第1、第2の導電路を形成でき、低転がり抵抗性能および高速耐久性の向上を図りながらタイヤの導電性を確保でき、静電気の蓄積を防止することが可能となる。又、バンド層9内での空気溜まりの発生を抑えて耐久性の低下を防止しうる。
又絶縁性ゴム材の使用率を、タイヤに用いられるゴム材全体の質量の90%以上にまで高めることも可能であり、より一層の低転がり抵抗性能の向上が期待できる。又これにより、限りある石油資源からなるカーボンブラックの使用も大幅に削減されるため、石油資源への依存性を低減でき、環境重視のエコタイヤの促進に大きく貢献しうる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1の基本構造を有する空気入りタイヤ(サイズ195/65R15)を試作し、各供試タイヤの電気抵抗、高速耐久性、一般耐久性、及びバンド層における空気溜まりの発生状況をテストするとともに、その結果を表1、2に示した。
表1、2に記載以外は実質的に同仕様であり、各タイヤとも、端子ゴム部、アンダートレッドゴム、エッジカバーゴム、クッションゴム、クリンチゴム、及び内の導電ゴム層のみ体積固有抵抗が1.0×10Ωcm未満の導電性ゴム材を用い、他のゴム部材には体積固有抵抗が1.0×10Ωcm以上の絶縁性ゴム材を使用した。なお各タイヤとも、ベルト層の巾は156mm、バンド層の巾は156mm、エッジカバーゴムによる重置領域Qの巾は25.0mmであった。またアンダートレッドゴムの厚さは0.30mm、および内の導電ゴム層の厚さは0.75mmであった。
比較例1、2のバンド層は、図8(A)のバンドストリップcaを螺旋巻きしたものであって、バンドストリップcaは巾が10.0mm、バンドコードの本数が10本であり、バンドコードとしてナイロンコードを使用している。又エッジカバーゴムとの重置領域において、バンドストリップca間に2.0mmの離間部jが形成されている。比較例及び実施例のバンドコードは、同材質のナイロンコードが使用され、直径のみ相違している。
<タイヤの電気抵抗>
図6に示されるように、絶縁板51(電気抵抗値が1012Ω以上)の上に設置された表面が研磨された金属板52(電気抵抗値は10Ω以下)と、タイヤ・リム組立体を保持する導電性のタイヤ取付軸53と、電気抵抗測定器54とを含む測定装置を使用し、JATMA規定に準拠してタイヤとリムの組立体の電気抵抗値を測定した。なお各供試タイヤは、予め表面の離型剤や汚れが十分に除去されており、かつ、十分に乾燥した状態のものを用いた。また他の条件は、次の通りである。
リム:アルミニウム合金製 15×6JJ
内圧:200kPa
荷重:5.3kN
試験環境温度(試験室温度):25℃
湿度:50%
電気抵抗測定器の測定範囲:10 〜1.6×1016Ω
試験電圧(印可電圧):1000V
試験の要領は、次の通りである。
(1)供試タイヤをリムに装着しタイヤ・リム組立体を準備する。この際、両者の接触部に潤滑剤として石けん水が用いられる。
(2)タイヤ・リム組立体を試験室内で2時間放置させた後、タイヤ取付軸53に取り付ける。
(3)タイヤ・リム組立体に前記荷重を0.5分間負荷し、解放後にさらに0.5分間、解放後にさらに2分間負荷する。
(4)試験電圧が印可され、5分経過した時点で、タイヤ取付軸53と金属板52との間の電気抵抗値を電気抵抗測定器54によって測定する。前記測定は、タイヤ周方向に90°間隔で4カ所で行われ、そのうちの最大値を当該タイヤの電気抵抗値(測定値)とする。
<高速耐久性>
ECE30の規格に準拠し、ドラム試験機を用いて試供タイヤをリム(15×6JJ)、内圧(280kPa)、荷重(5.0KN)の下で速度170km/hから、10km/h−20分で速度をステップアップし、タイヤが破壊するまで走行させる。そして、タイヤに損傷が生じた時の速度と時間(分)を測定した。
<一般耐久性>
ドラム試験機を用いて試供タイヤをリム(15×6JJ)、内圧(250kPa)、荷重(8.15KN)の下で速度100km/h(一定)で走行させる。そしてタイヤが破壊したときの走行距離を測定し比較例1を100とする指数で評価した。値が大きい方が良好である。
<空気溜まり>
タイヤを解体して、バンド層に起因する空気溜まりの有無を目視によって検査した。
タイヤの解体数は50本であり、1本でも空気溜まりがあるものは「有」とした。
Figure 2013163447
Figure 2013163447
Figure 2013163447
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
2G トレッドゴム
2S トレッド接地面
3 サイドウォール部
3G サイドウォールゴム
4 ビード部
4G クリンチゴム
5 ビードコア
6 カーカス
7 ベルト層
7E 外端部
9 バンド層
10、10U、10L 格子状バンドプライ
13 エッジカバーゴム
13i 内片部分
13o 外片部分
14 クッションゴム
16 アンダートレッドゴム
17 端子ゴム部
18 内の導電ゴム層
20 ゴム被覆コード
21A 縦の配列部
21B 横の配列部
22 バンドコード
23 コーティングゴム
24 格子状バンドストリップ
25A 縦の配列部
25B 横の配列部

Claims (6)

  1. トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスと、
    前記カーカスの半径方向外側かつトレッド部の内部に配されるベルト層と、
    前記ベルト層の半径方向外側に配されて該ベルト層の外表面を覆うバンド層とを具える空気入りタイヤであって、
    前記バンド層は、バンドコードの周囲をコーティングゴムで被覆したゴム被覆コードがタイヤ軸方向に間隙Paを隔てて配列する縦の配列部と、前記ゴム被覆コードがタイヤ周方向に間隙Pbを隔てて配列するとともに前記縦の配列部に半径方向内側又は外側で重置される横の配列部とからなる格子状バンドプライからなることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記バンド層は、2枚の格子状バンドプライからなるとともに、各格子状バンドプライは、前記バンドコードの直径が0.7mm以下であり、しかも前記間隙Paが0.8〜1.5mm、かつ前記間隙Pbが0.8〜5.0mmであることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記格子状バンドプライは、巾狭帯状の格子状バンドストリップを螺旋状に連続して巻回することにより形成されるとともに、
    この格子状バンドストリップは、その長さ方向に沿ってのびる複数本の縦のゴム被覆コードからなる縦の配列部と、巾方向に沿ってのびる複数本の横のゴム被覆コードからなる横の配列部とから形成され、しかも縦横の配列部は、縦横のゴム被覆コードのコーティングゴム間の粘着によって連結されることを特徴とする請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記ベルト層の外端部に、この外端部の半径方向外面を覆う外片部分と半径方向内面を覆う内片部分とを有して前記外端部を被覆するU字状のエッジカバーゴムが配され、しかも前記バンド層は前記外片部分と重置する重置領域を具えることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記ベルト層の外端部とカーカスとの間に介在する断面三角形状のクッションゴム、
    前記バンド層の半径方向外側に配されかつトレッド接地面をなすトレッドゴム、
    前記トレッドゴムと前記バンド層との間を通ってタイヤ軸方向にのびるシート状をなすアンダートレッドゴム、
    及び前記トレッドゴムを半径方向内外に貫通し、半径方向外端部が前記トレッド接地面に露出しかつ半径方向内端部が前記アンダートレッドゴムに接触する端子ゴム部を具え、 しかも前記カーカスのトッピングゴムとベルト層のトッピングゴムとバンド層のコーティングゴムとトレッドゴムとが体積固有抵抗が1×10Ωcm以上の絶縁性ゴム材で形成され、かつ前記端子ゴム部とアンダートレッドゴムとエッジカバーゴムとクッションゴムとが体積固有抵抗が1×10Ωcm未満の導電性ゴム材で形成されるとともに、
    前記バンド層の半径方向内外に配される前記アンダートレッドゴムとエッジカバーゴムとが、前記ゴム被覆コード間の前記間隙Pa、Pb内に入り込んで互いに接触し、前記端子ゴム部とアンダートレッドゴムとエッジカバーゴムとクッションゴムとが電気的に導通することにより、前記トレッド接地面からクッションゴムに至る第1の導電路を形成することを特徴とする請求項4記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記カーカスのタイヤ軸方向外側に、前記トレッドゴムのタイヤ軸方向外端に連なりかつ前記サイドウォール部の外側面をなすサイドウォールゴムと、このサイドウォールゴムの半径方向内端に連なりかつ前記ビード部の外側面をなすリムずれ防止用のクリンチゴムとを具え、
    しかも前記サイドウォールゴムを絶縁性ゴム材で形成し、かつ前記クリンチゴムを導電性ゴム材で形成するとともに、
    前記サイドウォールゴムとカーカスとの間に、前記導電性ゴム材からなりかつ上端部が前記クッションゴムに接触しかつ下端部が前記クリンチゴムに接触する内の導電ゴム層を配することにより、前記クッションゴムから前記ビード部の外側面に至る第2の導電路を形成したことを特徴とする請求項5記載の空気入りタイヤ。
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