JP7102908B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、空気入りタイヤに関し、詳しくは、車両に蓄積された静電気を路面に放出することができる空気入りタイヤに関する。
近年、転がり抵抗を小さくするために、トレッドゴムにシリカリッチ配合の配合が多用されている。この種の配合ゴムは、非導電性を示すため、タイヤの電気抵抗を増大させ、ひいては、車両に静電気を蓄積させるという課題があった。
下記特許文献1は、トレッドゴム内に、一端がトレッド面に露出しかつ他端がリム組時にリムと電気的に導通する導通性タイヤ部材(即ち、カーカスプライやサイドウォールゴムゴム等)に接続された導通部を設けた空気入りタイヤを提案している。この空気入りタイヤでは、車両の静電気を、導通部を介して路面に放出することができるものの、導通部が、カーカスプライやサイドウォールゴムにまで延びてそこに接続されているため、タイヤ重量が重くなるという課題があった。
下記特許文献2は、リムと電気的に導通しているベルト層と、このベルト層のタイヤ半径方向外側に配されてベルト層を覆うバンド層と、タイヤ半径方向の外端部が接地面に露出しかつタイヤ半径方向の内端部がベルト層に接続される導電性のゴムからなる端子ゴム部とを有する空気入りタイヤを提案している。前記バンド層は、巾狭帯状のバンドストリップを大きい螺旋ピッチで巻回することでバンド離間部が形成されており、前記端子ゴム部は、このバンド離間部でベルト層に接続されることで導電路が形成されている。しかしながら、この空気入りタイヤでは、ベルト層の一部がバンド層で覆われていないバンド離間部が形成されるため、操縦安定性が悪化するという課題があった。
特開2013-2338784号公報 特開2014-15094号公報
本発明は、以上のような実情に鑑み案出されたもので、タイヤ重量及び操縦安定性の悪化なしに電気抵抗を下げることができる空気入りタイヤを提供することを主たる課題としている。
本発明は、空気入りタイヤであって、トレッド部からサイドウォール部を経てビード部のビードコアに至るカーカスと、前記カーカスのタイヤ半径方向外側かつトレッド部の内部に配されしかもタイヤがリムに装着されたときに前記リムと電気的に導通可能なベルト層と、 前記ベルト層のタイヤ半径方向外側に配されかつ前記ベルト層の全幅を覆うバンド層と、前記バンド層のタイヤ半径方向外側に配されたトレッドゴムとを含み、前記バンド層は、リボン状のバンドプライが螺旋状に巻き付けられたジョイントレス構造を有し、かつ、前記バンドプライが1層のみ巻き付けられた導電性を有する1層巻き部分と、前記バンドプライが多層巻き付けられた多層巻き部分とからなり、前記トレッドゴムは、接地面の主要部を構成する非導電性のキャップゴム部と、タイヤ半径方向の外端が前記接地面の一部を構成しかつタイヤ半径方向の内端が前記バンド層の前記1層巻き部分に接続された導電性の端子ゴム部とを含む。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記バンド層が、前記ベルト層のショルダー領域に、前記多層巻き部分が形成されているのが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記バンド層が、タイヤ赤道を含む前記ベルト層のセンター領域に、前記多層巻き部分が形成されており、前記センター領域と前記ショルダー領域との間のミドル領域に、前記1層巻き部分が形成されているのが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記バンドプライが、第1バンドプライと第2バンドプライとを含み、前記ベルト層は、タイヤ軸方向の両端である第1端と第2端とを有し、前記第1バンドプライは、タイヤ赤道よりも前記第2端側の始端から前記第1端側へ向い、前記第1端を経て再びタイヤ赤道側に向かいその手前の終端まで巻き付けられ、前記第2バンドプライは、前記第1バンドプライの前記始端とタイヤ半径方向で重なり、かつ、タイヤ赤道よりも前記第1端側の始端から前記第2端側へ向い、前記第2端を経て再びタイヤ赤道側に向かいその手前の終端まで巻き付けられるのが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記第1バンドプライと前記第2バンドプライとが、タイヤ赤道に対して、実質的に左右対称に巻き付けられるのが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記トレッド部が、タイヤ赤道の両側でタイヤ周方向に連続的にのびる一対のセンター主溝と、前記センター主溝の間に区分されたセンター陸部と、前記センター陸部の両側に区分されたミドル陸部とを含み、前記第1バンドプライの前記始端及び前記第2バンドプライの前記始端は、前記センター陸部のタイヤ半径方向の内方領域に位置しているのが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記トレッド部が、タイヤ赤道の両側でタイヤ周方向に連続的にのびる一対のセンター主溝と、前記センター主溝の間に区分されたセンター陸部と、前記センター陸部の両側に区分されたミドル陸部とを含み、前記第1バンドプライの前記終端及び前記第2バンドプライの前記終端は、前記ミドル陸部のタイヤ半径方向の内方領域に位置しているのが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記バンド層の前記1層巻き部分が、前記センター主溝のタイヤ半径方向の内方領域に形成されているのが望ましい。
本発明に係る空気入りタイヤは、前記端子ゴム部のタイヤ半径方向の内端が、前記センター主溝のタイヤ半径方向の内方領域に位置しているのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤのバンド層は、リボン状のバンドプライが螺旋状に巻き付けられたジョイントレス構造を有し、かつ、前記バンドプライの1層巻き部分と、前記バンドプライの多層巻き部分とからなる。したがって、バンド層は、隙間なくベルト層を拘束し、操縦安定性を高めることができる。
本発明の空気入りタイヤのトレッドゴムは、接地面の主要部を構成する非導電性のキャップゴム部と、タイヤ半径方向の外端が前記接地面の一部を構成しかつタイヤ半径方向の内端が前記バンド層の前記1層巻き部分に接続された導電性の端子ゴム部とを含む。このような端子ゴム部は、カーカスプライやサイドウォールゴムまで延在することなく、バンド層の導電性を有する1層巻き部分と接続されることで、タイヤ重量の増加を抑制しつつ、タイヤの電気抵抗を下げることができる。
本発明の空気入りタイヤの一実施形態を示すタイヤ子午線断面図である。 図1のトレッド部の拡大図である。 バンドプライの斜視図である。 図1のトレッド部の拡大図である。 他の実施形態のトレッド部の断面図である。 タイヤの電気抵抗測定装置を概念的に示す略断面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本発明の一実施形態を示す空気入りタイヤ1(以下、単に「タイヤ1」ということがある。)の正規状態におけるタイヤ回転軸(図示省略)を含むタイヤ子午線断面図である。本実施形態では、好ましい態様として、乗用車用の空気入りタイヤ1が示される。但し、本発明は、例えば、自動二輪車用、重荷重用を含め、他のカテゴリーのタイヤ1にも適用しうるのは、言うまでもない。
前記「正規状態」は、タイヤ1が正規リム(以下、単に「リム」という場合がある)Rにリム組みされかつ正規内圧が充填された無負荷の状態である。以下、特に言及されない場合、タイヤ1の各部の寸法等はこの正規状態で測定された値である。
「正規リムR」は、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" である。
「正規内圧」は、タイヤ1が基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表"TIRE LOAD LIMITSAT VARIOUSCOLD INFLATION PRESSURES"に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
図1に示されるように、本実施形態のタイヤ1のトレッド部2は、タイヤ周方向に連続的にのびる一対のセンター主溝Gc、Gcと、一対のショルダー主溝Gs、Gsとが形成されている。一対のセンター主溝Gc、Gcは、タイヤ赤道Cを挟んで配されている。ショルダー主溝Gsは、センター主溝Gcのタイヤ軸方向外側に配されている。これにより、トレッド部2は、一対のセンター主溝Gc、Gcの間に区分されたセンター陸部2A、及び、センター主溝Gcとショルダー主溝Gsとの間でセンター陸部2Aの外側に区分された一対のミドル陸部2B、2Bとを含んでいる。また、本実施形態のトレッド部2は、ミドル陸部2Bの外側に区分された一対のショルダー陸部2C、2Cを含んでいる。各陸部2A乃至2Cの踏面が、路面と接地する接地面2aを形成する。なお、本発明のタイヤ1のトレッド部2は、このような態様に限定されるものではない。
本実施形態のタイヤ1は、カーカス6とベルト層7とバンド層8とトレッドゴム9とサイドウォールゴム3Gとクリンチゴム4Gとを含んでいる。
本実施形態のカーカス6は、トレッド部2からサイドウォール部3をへて、両側のビード部4のビードコア5、5間までのびている。カーカス6は、ビードコア5、5間を継ぐ本体部6aと、この本体部6aの両側に連なりかつビードコア5のタイヤ軸方向内側から外側に折り返された折返し部6bとを有するカーカスプライで構成されている。カーカスプライは、少なくとも1枚以上、本実施形態では、タイヤ半径方向内外に重ねられた2枚のカーカスプライ6A、6Bで形成されている。
各カーカスプライ6A、6Bは、カーカスコードをトッピングゴム(図示省略)で被覆したコードプライである。カーカスコードは、タイヤ周方向に対して、例えば70度~90度の角度で配されている。カーカスコードには、有機繊維が好適に用いられ、例えば、アラミド、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ナイロン、レーヨン等から選択される。
本実施形態のベルト層7は、カーカス6のタイヤ半径方向外側かつトレッド部2の内部に配され、カーカス6と接触している。ベルト層7は、本実施形態では、ベルトコードをタイヤ周方向に対して、例えば10度~40度の角度で傾けて配列した配列体を、トッピングゴム(図示省略)で被覆した、タイヤ半径方向内、外2枚のベルトプライ7A、7Bで構成されている。ベルトコードには、例えば、スチールコード、有機繊維等が好適に採用される。このようなベルト層7は、カーカス6をタガ締めして、トレッド部2の剛性を高め、高速耐久性能を向上させる。
ベルト層7は、本実施形態では、センター領域7a、一対のミドル領域7b、7b、及び、一対のショルダー領域7c、7cを含んでいる。センター領域7aは、本実施形態では、タイヤ赤道Cを含み、センター陸部2Aのタイヤ半径方向の内方領域を主要部とする。ミドル領域7bは、本実施形態では、ミドル陸部2Bのタイヤ半径方向の内方領域を主要部とする。ショルダー領域7cは、本実施形態では、ショルダー陸部2Cのタイヤ半径方向の内方領域を主要部とする。
ベルト層7は、第1端7eと第2端7iとを有している。第1端7eは、本実施形態では、外のベルトプライ7Bよりも幅広となる内のベルトプライ7Aのタイヤ軸方向の一方側(図では左側)の端である。第2端7iは、本実施形態では、内のベルトプライ7Aのタイヤ軸方向の他方側(図では右側)の端である。
カーカス6及びベルト層7の前記トッピングゴムは、カーボンブラックを豊富に含んだ導電性ゴム材で形成されている。このため、本実施形態のカーカス6及びベルト層7は、導電性を示す。なお、本明細書において、「導電性」とは、物質が実質的に電気を通す性質を意味し、具体的には体積固有電気抵抗値が1.0×10(Ω・cm)未満の材料が示す性質である。また、「非導電性」とは、物質が実質的に電気を通さない性質を意味し、具体的には体積固有電気抵抗値が1.0×10(Ω・cm)以上の材料が示す性質である。さらに、「体積固有電気抵抗値」は、ゴムの場合、15cm四方かつ厚さ2mmのゴム試料に対し、印加電圧500V、気温25℃、湿度50%の条件で電気抵抗測定器を用いて測定される。
本実施形態のサイドウォールゴム3Gは、カーカス6のタイヤ軸方向外側に配されており、サイドウォール部3の外表面を構成している。サイドウォールゴム3Gは、例えば、シリカリッチ配合の配合が多用された非導電性を示すものでも良いし、例えば、カーボンリッチ配合の配合が多用された導電性を示すものでも良い。サイドウォールゴム3Gは、本実施形態では、サイドウォール部3においてカーカス6と接触している。
本実施形態のクリンチゴム4Gは、カーカス6のタイヤ半径方向内側に配されており、ビード部4の外表面を構成し、リムRと接触する。クリンチゴム4Gは、本実施形態では、導電性を有している。クリンチゴム4Gは、本実施形態では、内のカーカスプライ6A、及び、サイドウォールゴム3Gと接触している。タイヤ1がリムRに装着されると、ベルト層7は、クリンチゴム4G、カーカス6を介して、リムRと電気的に導通可能となる。
図2は、本実施形態のトレッド部2の拡大図である。図2に示されるように、本実施形態のバンド層8は、ベルト層7のタイヤ半径方向外側に配されかつベルト層7の全幅を覆っている。バンド層8は、そのタイヤ軸方向の両外端8e、8eが、ベルト層7の第1端7e及び第2端7iよりもタイヤ軸方向外側に配され、ベルト層7がトレッドゴム9に接することがないように形成されている。バンド層8の両外端部は、本実施形態では、外のカーカスプライ6B(図1に示す)と接触している。
バンド層8は、リボン状のバンドプライ11(図3に示す)をベルト層7のタイヤ半径方向外側に、例えば、タイヤ周方向に対して5度以下の角度で螺旋状に巻き付けたジョイントレスプライ12として構成されるジョイントレス構造を有している。
図3に示されるように、バンドプライ11は、1本又は複数本、本実施形態では、複数本のバンドコード13を略等間隔で平行に配列した配列体をトッピングゴム10によって被覆して形成されている。バンドコード13としては、特に限定されないが、ナイロン、レーヨンなどの有機繊維コードやスチールコード等が好適に用いられる。
バンドプライ11の幅wは、例えば3.0~15.0mmが望ましい。幅wが3.0mm未満では、ジョイントレスプライ12を形成する際にバンドプライ11の巻付け回数が多くなって生産性が悪化しやすく、逆に15.0mmを超えると、巻付け作業時に皺などが発生し易くなり、高速耐久性能が低下する傾向がある。タイヤの耐久性能と巻き付け作業性とをバランス良く確保するため、バンドプライ11の厚さtは、好ましくは、0.6~1.5mmである。同様の観点より、1本のバンドプライ11に含まれるバンドコード13は、好ましくは、3~14本である。
図2に示されるように、バンド層8は、バンドプライ11が1層のみ巻き付けられる1層巻き部分14と、バンドプライ11が多層巻き付けられる多層巻き部分15とからなる。このようなバンド層8は、隙間なくベルト層7を拘束し、操縦安定性を高めることができる。バンドプライ11の巻付けは、バンドプライ11の端縁11e(図3に示す)が、タイヤ軸方向に隣合うバンドプライ11の端縁11eと突き合う態様は勿論、タイヤ軸方向に隣合うバンドプライ11とタイヤ半径方向で重なり合う態様を含む。図2には、便宜上、多層巻き部分15が着色されて、1層巻き部分14と区別して示されている。
1層巻き部分14では、タイヤ半径方向の内外端の電気抵抗値が1.5×10(Ω)未満の導電性を有している。また、多層巻き部分15は、タイヤ半径方向の内外端の電気抵抗値が1.5×10(Ω)以上となり、1層巻き部分14に比して導電性が劣る。前記「電気抵抗値」は、15cm四方のバンド層8に対し、印加電圧500V、気温25℃、湿度50%の条件で電気抵抗測定器を用いて測定される。
多層巻き部分15は、本実施形態では、バンドプライ11が2層巻き付けられて形成される。このような多層巻き部分15は、タイヤ重量の過度の増加を抑制しつつ、ベルト層7を拘束する。
本実施形態のトレッドゴム9は、キャップゴム部16と端子ゴム部17とを含んでいる。キャップゴム部16は、非導電性であって、接地面2aの主要部を構成している。端子ゴム部17は、導電性であって、そのタイヤ半径方向の外端17eが接地面2aの一部を構成し、かつ、タイヤ半径方向の内端17iがバンド層8の1層巻き部分14に接続されている。このような端子ゴム部17は、カーカスプライ6A、6Bやサイドウォールゴム3Gまで延在することなく、バンド層8の1層巻き部分14と接続されることで、タイヤ重量の増加を抑制しつつ、タイヤ1の電気抵抗を下げることができる。
キャップゴム部16は、本実施形態では、端子ゴム部17を除いて、接地面2aを形成している。キャップゴム部16は、シリカリッチ配合の配合が多用されているので、タイヤ1の転がり抵抗を小さく維持する。
端子ゴム部17のタイヤ半径方向の内端17iは、本実施形態では、一方のセンター主溝Gc(図では左側)のタイヤ半径方向の内方領域に位置している。このように、内端17iが前記内方領域に位置することで、トレッドゴム9のゴム厚さが小さくなる前記内方領域のゴム厚さが確保されるので、センター主溝Gcの溝底のゴム割れが抑制される。
端子ゴム部17のタイヤ半径方向の外端17eは、本実施形態では、内端17iとはタイヤ赤道Cを挟んだ逆側のセンター陸部2Aの接地面2a(図では、タイヤ赤道Cの右側)に位置している。このような、端子ゴム部17は、トレッドゴム9のタイヤ軸方向両側の重量バランスの低下を抑制するので、操縦安定性能を高く維持する。また、本実施形態の端子ゴム部17は、そのタイヤ軸方向の長さが小さく維持されるので、タイヤ重量の増加が効果的に抑制される。
端子ゴム部17は、本実施形態では、1層巻き部分14と接する第1部分17aと、多層巻き部分15と接する第2部分17bと、タイヤ軸方向の両側がキャップゴム部16に挟まれる第3部分17cとを含んで構成されている。
端子ゴム部17は、例えば、リボン状のゴムストリップが連続して螺旋状に巻き付けられるゴムストリップ巻回体によって、容易に形成することができる。また、キャップゴム部16も、リボン状のゴムストリップが連続して螺旋状に巻き付けられるゴムストリップ巻回体によって、形成されるのが望ましい。
バンド層8は、本実施形態では、多層巻き部分15が、ベルト層7のセンター領域7a及びショルダー領域7cに形成され、1層巻き部分14が、ミドル領域7bに形成されている。このように、バンド層8は、多層巻き部分15が、大きなタガ効果が求められるショルダー領域7cに形成されるので、操縦安定性能や高速耐久性能が向上する。また、本実施形態では、多層巻き部分15が大きな接地圧が作用するセンター領域7aに形成されているので、さらに、高速耐久性能が向上する。さらに、1層巻き部分14が、相対的に大きな剛性が求められないミドル領域7bに設けられるので、高速耐久性能や操縦安定性能の大きな低減が抑制されつつ、タイヤ重量を削減できる。
バンド層8の1層巻き部分14は、センター主溝Gcのタイヤ半径方向の内方領域に形成される。これによりセンター主溝Gcの内方領域において、多層巻き部分15が配される場合に比して、トレッドゴム9の厚さが大きく確保されるので、例えば、高速走行による溝底のゴム割れが抑制される。
図4に示されるように、バンドプライ11は、第1バンドプライ20と第2バンドプライ21と含んでいる。第1バンドプライ20と第2バンドプライ21とは、本実施形態では、同じ材料及び同じ形状で形成されている。
本実施形態の第1バンドプライ20は、タイヤ赤道Cよりも第2端7i側の始端20aから第1端7e側へ向かい、第1端7eを経て再びタイヤ赤道C側に向かいその手前の終端20bまで巻き付けられて、第1バンド18を形成する。本実施形態の第2バンドプライ21は、タイヤ赤道Cよりも第1端7e側の始端21aから第2端7i側へ向かい、第2端7iを経て再びタイヤ赤道C側に向かいその手前の終端21bまで巻き付けられて、第2バンド19を形成する。このように、第1バンド18は、本実施形態では、タイヤ赤道Cのタイヤ軸方向一方側、図ではタイヤ赤道Cの左側部分を実質的に構成している。第2バンド19は、本実施形態では、第1バンド18とは逆側、図ではタイヤ赤道Cの右側部分を実質的に構成している。図4では、便宜上、第1バンド18が着色されて、第2バンド19と区別して表されている。なお、前記「実質的に」とは、各バンド18、19が、タイヤ赤道Cの他方側にバンドプライ11の幅wの3倍を超える長さが形成されていない態様をいう。このようなバンド層8は、タイヤ赤道Cの両側で良好な重量バランスとなるので、操縦安定性能が向上する。
第1バンドプライ20と第2バンドプライ21とは、タイヤ赤道Cに対して、実質的に左右対称に巻き付けられている。このようなバンド層8は、さらに、タイヤ赤道Cの両側で良好な重量バランスとなるので、操縦安定性能が向上する。前記「実質的に」とは、完全に左右対称構造は勿論、本実施形態のように、第1バンド18と第2バンド19とがタイヤ赤道C上にてタイヤ半径方向で重なっている態様を含み、さらに、タイヤ1の製造上、許容される範囲内の非対称は含まれる。
第1バンドプライ20及び第2バンドプライ21の巻き付けの始端20a、21aは、センター陸部2Aのタイヤ半径方向の内方領域に位置している。このように、剛性段差を形成し易いバンドコード13の巻き付けの端部が、トレッドゴム9の厚さが大きく形成される陸部のタイヤ半径方向の内方領域に位置しているので、トレッドゴム9のゴム割れが抑制される。このため、例えば、高速耐久性能が高く維持される。このような観点より、各バンドプライ20、21の始端20a及び21aは、トレッドゴム9の厚さが小さくなるセンター主溝Gcのタイヤ半径方向の内方領域に位置していないのが望ましい。
上述の作用を効果的に発揮させるため、第1バンドプライ20及び第2バンドプライ21の巻き付けの終端20b、21bは、ミドル陸部2Bのタイヤ半径方向の内方領域に位置しているのが望ましい。各終端20b、21bは、本実施形態では、ミドル陸部2Bの前記内方領域のタイヤ軸方向の中央部に位置しているので、上述の作用がさらに効果的に発揮される。
このように、各始端20a、21aは、センター陸部2Aの前記内方領域に位置し、各終端20b、21bは、ミドル陸部2Bの前記内方領域に位置しているので、1層巻き部分14のタイヤ軸方向の幅が大きく確保される。このため、端子ゴム部17を容易に1層巻き部分14に接続できるので、タイヤ1の電気抵抗を確実に下げることができる。
上述の作用を効果的に発揮させるため、1層巻き部分14のタイヤ軸方向の幅Wは、トレッド幅TWの10%~20%であるのが望ましい。
トレッド幅TWは、正規状態のタイヤ1に、正規荷重を負荷してキャンバー角0度で平面に接地させたときの最もタイヤ軸方向外側の接地位置であるトレッド端Te、Te間の正規状態におけるタイヤ軸方向の距離である。
「正規荷重」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば "最大負荷能力" 、TRAであれば表"TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY" である。タイヤが乗用車用の場合、正規荷重は、前記荷重の88%に相当する荷重である。
図5は、トレッド部2の他の実施形態の断面図である。本実施形態のタイヤ1の構成部材と同じ構成には同じ符号が付されて、その説明が省略される。この実施形態のトレッド部2には、タイヤ赤道C上でタイヤ周方向に連続的にのびる1本のセンター主溝Gcと、センター主溝Gcのタイヤ軸方向外側でタイヤ周方向に連続的にのびる一対のショルダー主溝Gsとが形成されている。これにより、トレッド部2は、センター主溝Gcとショルダー主溝Gsとの間に区分された一対のセンター陸部2Aと、センター陸部2Aの外側に区分された一対のミドル陸部2Bとからなる。本実施形態のミドル陸部2Bのタイヤ半径方向の内方領域には、ベルト層7の第1端7e及び第2端7iが位置している。
この実施形態では、第1バンドプライ20の巻き付けの始端20a及び第2バンドプライ21の巻き付けの終端21bは、タイヤ軸方向の一方側(図では右側)のセンター陸部2Aのタイヤ半径方向の内方領域に位置している。また、この実施形態では、第1バンドプライ20の巻き付けの終端20b及び第2バンドプライ21の巻き付けの始端21aは、タイヤ軸方向の他方側(図では左側)のセンター陸部2A のタイヤ半径方向の内方領域に位置している。このように、多層巻き部分15は、ミドル陸部2B、センター主溝Gc、及び、ショルダー主溝Gsのタイヤ半径方向の内方領域に設けられる。また、1層巻き部分14は、センター陸部2Aのタイヤ半径方向の内方領域に形成される。
この実施形態では、端子ゴム部17の内端17iが、タイヤ軸方向一方側(図では左側)のセンター陸部2Aのタイヤ半径方向の内方領域に設けられる。また、端子ゴム部17の外端17eが、タイヤ軸方向他方側(図では右側)のセンター陸部2Aの接地面2aに設けられる。このようなタイヤ1も、バンド層8が、隙間なくベルト層7を拘束し、操縦安定性を高める。また、端子ゴム部17は、センター陸部2Aの内方領域の1層巻き部分14と接続されることで、タイヤ重量の増加を抑制しつつ、タイヤの電気抵抗を小さくする。
以上、本発明の実施形態について、詳述したが、本発明は例示の実施形態に限定されるものではなく、種々の態様に変形して実施し得るのは言うまでもない。
図1の基本構造を有する乗用車用の空気入りタイヤが、表1の仕様に基づき試作され、タイヤの電気抵抗値、高速耐久性能及び操縦安定性能がテストされた。端子ゴム部の内端は、センター主溝のタイヤ半径方向の内方領域に配される。各タイヤの共通仕様やテスト方法は、以下の通りである。
<タイヤの電気抵抗値>
図6に示されるように、JATMA規定に準拠して試供タイヤ1とリムRとの組立体の電気抵抗値が、測定装置Tによって測定された。測定装置Tは、絶縁板41(電気抵抗値が1012Ω以上)の上に設置された表面が研磨された金属板42(電気抵抗値は10Ω以下)と、タイヤ・リム組立体を保持する導電性のタイヤ取付軸43と、電気抵抗測定器44とを含んでいる。各試供タイヤ1は、予め表面の離型剤や汚れが十分に除去され、かつ、十分に乾燥した状態のものが用いられた。その他の条件は、次の通りである。
リム材料:アルミニウム合金製
タイヤサイズ:225/50R18
リム:18×8J(正規リム)
内圧:200kPa
荷重:5.3kN
試験環境温度(試験室温度):25℃
湿度:50%
電気抵抗測定器の測定範囲:1.0×10 ~1.6×1016Ω
試験電圧(印可電圧):1000V
試験の要領は、次の通りである。
(1)試供タイヤをリムに装着しタイヤ・リム組立体を準備する。この際、両者の接触部に潤滑剤として石けん水が用いられる。
(2)タイヤ・リム組立体を試験室内で2時間放置させた後、タイヤ取付軸43に取り付ける。
(3)タイヤ・リム組立体に前記荷重を0.5分間負荷し、解放後にさらに0.5分間、解放後にさらに2分間負荷する。
(4)試験電圧が印可され、5分経過した時点で、タイヤ取付軸43と金属板42との間の電気抵抗値を電気抵抗測定器44によって測定する。測定は、タイヤ周方向に90°間隔の4カ所で行われ、そのうちの最大値を当該タイヤ1の電気抵抗値(測定値)とする。100MΩ以下が合格である。
<操縦安定性能>
試供タイヤが、下記の条件で、排気量2000ccの四輪駆動車の全輪に装着された。テストドライバーが、この車両を乾燥アスファルト路面のテストコースを走行させ、レーンチェンジ時や直進走行時のグリップ感に関するグリップ性能、並びに、駆動、制動、及び、旋回性等に関する操縦安定性能がテストドライバーの官能により評価された。結果は、10点満点で表示され、数値が大きい程良好である。
内圧:200kPa
<高速耐久性能>
上記試供タイヤをドラム式走行試験機にネガティブキャンバー角を付して装着した。このタイヤに荷重を負荷して、半径が1.7mであるドラムの上を走行させ、溝底のゴム割れ等のトレッドゴム欠けを含む損傷が生じるまでの走行時間が測定された。結果は、比較例1の走行時間を10とする指数で表示され、数値が大きい程良好である。
キャンバー角:3°
速度:280km/h
荷重:5.3kN
内圧:200kPa
テストの結果などが表1に示される。
Figure 0007102908000001
テストの結果、実施例のタイヤは、比較例のタイヤに比べて、高速耐久性能や電気抵抗値、及び、操縦安定性能がバランス良く向上していることが確認できた。なお、比較例2のタイヤは、実施例のタイヤに比べて、タイヤ重量が大きいことが理解される。
1 空気入りタイヤ
2a 接地面
6 カーカス
7 ベルト層
8 バンド層
9 トレッドゴム
11 バンドプライ
14 1層巻き部分
15 多層巻き部分
16 キャップゴム部
17 端子ゴム部
17e 端子ゴム部の外端
17i 端子ゴム部の内端
R リム

Claims (8)

  1. 空気入りタイヤであって、
    トレッド部からサイドウォール部を経てビード部のビードコアに至るカーカスと、
    前記カーカスのタイヤ半径方向外側かつトレッド部の内部に配されしかもタイヤがリムに装着されたときに前記リムと電気的に導通可能なベルト層と、
    前記ベルト層のタイヤ半径方向外側に配されかつ前記ベルト層の全幅を覆うバンド層と、
    前記バンド層のタイヤ半径方向外側に配されたトレッドゴムとを含み、
    前記バンド層は、リボン状のバンドプライが螺旋状に巻き付けられたジョイントレス構造を有し、かつ、前記バンドプライが1層のみ巻き付けられた導電性を有する1層巻き部分と、前記バンドプライが多層巻き付けられた多層巻き部分とからなり、
    前記トレッドゴムは、接地面の主要部を構成する非導電性のキャップゴム部と、タイヤ半径方向の外端が前記接地面の一部を構成しかつタイヤ半径方向の内端が前記バンド層の前記1層巻き部分に接続された導電性の端子ゴム部とを含
    前記トレッド部は、タイヤ赤道の両側でタイヤ周方向に連続的にのびる一対のセンター主溝と、前記センター主溝の間に区分されたセンター陸部と、前記センター陸部の両側に区分されたミドル陸部とを含み、
    前記端子ゴム部のタイヤ半径方向の前記内端は、前記センター主溝のタイヤ半径方向の内方領域に位置し、
    前記端子ゴム部のタイヤ半径方向の前記外端は、前記内端とはタイヤ赤道を挟んだ逆側の前記センター陸部の前記接地面に位置する、
    空気入りタイヤ。
  2. 前記バンド層は、前記ベルト層のショルダー領域に、前記多層巻き部分が形成されている、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記バンド層は、タイヤ赤道を含む前記ベルト層のセンター領域に、前記多層巻き部分が形成されており、前記センター領域と前記ショルダー領域との間のミドル領域に、前記1層巻き部分が形成されている、請求項2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記バンドプライは、第1バンドプライと第2バンドプライとを含み、
    前記ベルト層は、タイヤ軸方向の両端である第1端と第2端とを有し、
    前記第1バンドプライは、タイヤ赤道よりも前記第2端側の始端から前記第1端側へ向い、前記第1端を経て再びタイヤ赤道側に向かいその手前の終端まで巻き付けられ、
    前記第2バンドプライは、前記第1バンドプライの前記始端とタイヤ半径方向で重なり、かつ、タイヤ赤道よりも前記第1端側の始端から前記第2端側へ向い、前記第2端を経て再びタイヤ赤道側に向かいその手前の終端まで巻き付けられる、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記第1バンドプライと前記第2バンドプライとは、タイヤ赤道に対して、実質的に左右対称に巻き付けられる、請求項4記載の空気入りタイヤ。
  6. 記第1バンドプライの前記始端及び前記第2バンドプライの前記始端は、前記センター陸部のタイヤ半径方向の内方領域に位置している、請求項4又は5記載の空気入りタイヤ。
  7. 記第1バンドプライの前記終端及び前記第2バンドプライの前記終端は、前記ミドル陸部のタイヤ半径方向の内方領域に位置している、請求項4ないし6のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記バンド層の前記1層巻き部分は、前記センター主溝のタイヤ半径方向の内方領域に形成されている、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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