JP2013157510A - 貼着装置 - Google Patents

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康隆 溝本
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Abstract

【課題】表面に凹凸を有する半導体ウェーハの裏面を研削する場合において、研削後の半導体ウェーハの裏面を高精度に平坦化すること。
【解決手段】ウェーハを収容するカセット(61)から搬送されたウェーハの表面に外的刺激を受けて硬化する樹脂を塗布する樹脂塗布手段(91)と、ウェーハの表面に塗布された樹脂を接着性が残った半硬化状態にさせる樹脂半硬化手段(92)と、半硬化した樹脂の表面側から所定厚み切削して樹脂の表面を平坦化させる樹脂表面平坦化手段と、平坦化した樹脂の表面に支持基板を圧着すると共に樹脂を完全硬化させて支持基板をウェーハの表面に貼着する支持基板貼着手段(10)とを具備することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、貼着装置に関し、特に、表面にバンプが形成された半導体ウェーハの裏面を研削するために、半導体ウェーハの表面に支持基板を貼着するための貼着装置に関する。
近年、新たな3次元実装技術として、複数の半導体チップを積層し、積層した半導体チップを貫く貫通電極を形成して半導体チップ同士を接続する積層技術や、複数の半導体ウェーハを積層し、積層した半導体ウェーハを貫く貫通電極を形成して半導体ウェーハ同士を接続する積層技術(TSV : Through Silicon Via)が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
一般に、3次元実装に用いる半導体ウェーハは、厚みが50μm以下と薄くなるまで研削するため、湾曲してしまい、その後のハンドリングが困難になるという問題がある。このような問題に対応すべく、半導体ウェーハの湾曲を防止するために、半導体ウェーハの表面に樹脂、ワックス等を介してハードプレートからなるサポートプレート(支持基板)を接合して半導体ウェーハの裏面を研削する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−241479号公報 特開2004−207606号公報
しかしながら、3次元実装に用いる半導体ウェーハには、表面にバンプ等が形成され凹凸が存在するものがある。このため、半導体ウェーハの表面全体を覆うように樹脂を塗布し、サポートプレートを樹脂表面に圧着して樹脂を硬化させると、バンプの凹凸に対応した凹凸が樹脂表面に表出した状態でサポートプレートが貼着されてしまう。そして、樹脂表面に凹凸が表出した状態で貼着されたサポートプレートに支持された半導体ウェーハの裏面を研削すると、残留した凹凸の影響により研削後の半導体ウェーハ裏面の平坦度が悪化してしまうという問題がある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、表面に凹凸を有する半導体ウェーハの裏面を研削する場合において、研削後の半導体ウェーハの裏面を高精度に平坦化することができる貼着装置を提供することを目的とする。
本発明の貼着装置は、ウェーハの表面側に支持基板を貼着するための貼着装置であって、ウェーハを複数収容するカセットが載置されるカセット載置領域と、前記カセットから搬送されたウェーハの表面に外的刺激を受けて硬化する樹脂を塗布する樹脂塗布手段と、ウェーハの表面に塗布された前記樹脂を接着性が残った半硬化状態にさせる樹脂半硬化手段と、半硬化した前記樹脂の表面側から所定厚み切削して当該樹脂の表面を平坦化させる樹脂表面平坦化手段と、平坦化した前記樹脂の表面に前記支持基板を圧着すると共に前記樹脂を完全硬化させて、前記樹脂を介して前記支持基板をウェーハの表面に貼着する支持基板貼着手段と、前記支持基板の貼着後のウェーハを複数収容する貼着後カセットが載置される貼着後カセット載置領域とを具備することを特徴とする。
上記貼着装置によれば、ウェーハの表面に塗布された樹脂を平坦化した状態で支持基板を貼着できるので、例えば、ウェーハの表面に設けられたバンプに対応する凹凸が樹脂の表面に現れることがない。このため、平坦な支持基板側からウェーハを支持した状態でウェーハの裏面を研削できるので、ウェーハの表面の凹凸の影響を受けずに、研削後のウェーハの裏面を高精度に平坦化することが可能となる。
本発明によれば、表面に凹凸を有する半導体ウェーハの裏面を研削する場合において、研削後の半導体ウェーハの裏面を高精度に平坦化することが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る貼着装置によって支持基板が貼着されるウェーハの斜視図である。 上記実施の形態に係る貼着装置の斜視図である。 上記実施の形態に係る貼着装置が有する切削ユニット周辺の斜視図である。 上記実施の形態に係る貼着装置が有するチャックテーブル機構周辺の斜視図である。 上記実施の形態に係る貼着装置が有する樹脂塗布手段にウェーハが保持された状態の説明図である。 上記実施の形態に係る貼着装置が有する樹脂表面平坦化手段によりウェーハ上の樹脂の表面を平坦化する工程の説明図である。 上記実施の形態に係る貼着装置が有する支持基板貼着手段にウェーハ及び支持基板が保持された状態の説明図である。 上記実施の形態の変形例に係る貼着装置の構成を示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。まず、本実施の形態に係る貼着装置によって支持基板が貼着されるウェーハ(半導体ウェーハ)について図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る貼着装置によって支持基板が貼着されるウェーハ100の斜視図である。
図1に示すウェーハ100は、例えば、厚みが700μmのシリコンウェーハから構成される。ウェーハ100の表面100aには、複数のストリート1001が格子状に配列されている。また、これらのストリート1001によって区画された領域には、複数の半導体チップ1002が設けられている。これらの複数の半導体チップ1002の表面には、複数のバンプ(突起状の電極)が形成されている。これらのバンプは、半導体チップ1002に形成された図示しないアルミニウム等からなる電極板に金ワイヤを加熱溶融して装着される。このように構成されたウェーハ100は、裏面100bを研削して所定の厚み(例えば、100μm)に形成される。
本実施の形態に係る貼着装置は、図1に示すようなウェーハ100の裏面100bを研削する場合において、研削後のウェーハ100の裏面100bを高精度に平坦化すべく、ウェーハ100の表面100aに塗布した樹脂を半硬化させると共に、当該樹脂を所定厚み切削して平坦化させた後、平坦化した樹脂の表面に後述する支持基板200を圧着すると共に樹脂を完全硬化させて、樹脂を介して支持基板200をウェーハ100の表面100aに貼着するものである。
以下、本実施の形態に係る貼着装置の構成について図2を用いて説明する。図2は、本実施の形態に係る貼着装置1の斜視図である。なお、以下においては、説明の便宜上、図2に示す左下方側を貼着装置1の前方側と呼び、図2に示す右上方側を貼着装置1の後方側と呼ぶものとする。
本実施の形態に係る貼着装置1は、図2に示すように、装置のハウジングを構成する基台2を有している。基台2は、貼着装置1の前後方向に延在する主部21と、この主部21の後端部で上方側に延出して設けられた壁部22とを有している。この壁部22の前面には、上下方向に延びる一対の案内レール221が設けられている。これらの案内レール221に切削ユニット3が上下方向に移動可能に装着されている。
切削ユニット3は、樹脂表面平坦化手段の一部を構成するものであり、移動基台31と、この移動基台31に装着されたスピンドルユニット32とを具備している。移動基台31には、その後面に一対の脚部311が設けられている。これらの脚部311には、一対の案内レール221と摺動可能に係合する一対の被案内溝312が形成されている。このように壁部22に設けられた一対の案内レール221に摺動可能に装着された移動基台31の前面に支持部材313が装着されている。スピンドルユニット32は、この支持部材313に支持されている。
スピンドルユニット32は、支持部材313に支持されたスピンドルハウジング321と、このスピンドルハウジング321に回転自在に配設された回転スピンドル322と、この回転スピンドル322を回転駆動するための駆動源としてのモータ323とを有している。回転スピンドル322の下端部は、スピンドルハウジング321の下端部を越えて下方側に突出しており、その下端部には円板形状のバイト工具装着部材324が設けられている。バイト工具装着部材324には、バイト工具33が着脱可能に装着される。
ここで、バイト工具装着部材324に対するバイト工具33の着脱構造について、図3を参照しながら説明する。図3は、本実施の形態に係る貼着装置1が有する切削ユニット3周辺の斜視図である。図3に示すように、バイト工具装着部材324には、外周部の一部に上下方向に貫通するバイト取り付け穴324aが設けられると共に、このバイト取り付け穴324aに対応する外周面からバイト取り付け穴324aに達する雌ねじ穴324bが設けられている。このように構成されたバイト工具装着部材324のバイト取り付け穴324aにバイト工具33を挿入し、雌ねじ穴324bに締め付けボルト34を螺合して締め付けることにより、バイト工具33はバイト工具装着部材324に着脱可能に装着される。
バイト工具33は、例えば、超鋼合金等の工具鋼によって棒状に形成された、断面が矩形のバイト本体331と、このバイト本体331に先端部に設けられ、ダイヤモンド等で形成された切れ刃332とによって構成される。このように構成され、バイト工具装着部材324に装着されたバイト工具33は、回転スピンドル322の回転に伴って後述するチャックテーブル52の吸着チャック522の保持面と平行な面内で回転するように構成されている。
図2に戻り、本実施の形態に係る貼着装置1の構成の説明を続ける。基台2を構成する壁部22には、切削ユニット3を一対の案内レール221に沿って上下方向(後述するチャックテーブル52の吸着チャック522の保持面と垂直な方向)に移動させる切削ユニット移動機構4が設けられている。この切削ユニット移動機構4は、壁部22の前方側に配設され、実質的に鉛直方向に延在する雄ネジロッド41を備えている。この雄ネジロッド41の上端部及び下端部は、壁部22に取り付けられた軸受部材42及び43によって回転可能に支持されている。軸受部材42には、雄ネジロッド41を回転駆動するためのモータ44が配設され、このモータ44の出力軸が雄ネジロッド41に連結されている。一方、移動基台31の後面には、雄ネジロッド41に螺合する図示しない連結部が設けられている。モータ44から供給される駆動力に応じて雄ネジロッド41が回転すると、移動基台31及びこれに装着された切削ユニット3が上下方向に移動するように構成されている。
基台2の主部21の後方部分の上面には、略矩形状の加工作業部211が設けられている。この加工作業部211には、チャックテーブル機構5が配設されている。以下、このチャックテーブル機構5の構成について図4を参照しながら説明する。図4は、本実施の形態に係る貼着装置1が有するチャックテーブル機構5周辺の斜視図である。なお、図4においては、説明の便宜上、このチャックテーブル機構5を前後方向に移動可能なチャックテーブル移動機構54(後述)も示している。
図4に示すように、チャックテーブル機構5は、支持基台51と、この支持基台51に配設されたチャックテーブル52とを含んでいる。支持基台51は、加工作業部211上に前後方向(壁部22の前面に垂直な方向)である矢印23b、23aで示す方向に延在する一対の案内レール23上に摺動自在に載置されている。また、支持基台51は、後述するチャックテーブル移動機構54によってウェーハ搬入・搬出領域24(図4において実線で示す位置)と、上記スピンドルユニット32を構成するバイト工具33と対向する加工領域25(図4において2点鎖線で示す位置)との間で移動可能に構成されている。なお、図2においては、チャックテーブル機構5が加工領域25に配置された状態について示している。
上記チャックテーブル52は、ステンレス鋼等の金属材によって円柱状に形成されたチャックテーブル本体521と、このチャックテーブル本体521の上面に配設された吸着チャック522とから構成されている。吸着チャック522は、多孔質セラミックスのような多孔性材料から構成されている。吸着チャック522は、基台2内に配置された図示しない吸引手段に連通されている。従って、吸着チャック522をこの吸引手段に選択的に連通することにより、その上面で構成される保持面上に載置されたウェーハ100を吸引保持する。なお、図2及び図4に示すチャックテーブル機構5は、チャックテーブル52を挿通する穴を有し、上記支持基台51等を覆い支持基台51と共に移動可能に配設されたカバー部材53を備えている。
また、本実施の形態に係る貼着装置1は、図4に示すように、上記チャックテーブル機構5を一対の案内レール23に沿って矢印23a及び23bで示す方向に移動可能なチャックテーブル移動機構54を具備している。チャックテーブル移動機構54は、樹脂表面平坦化手段の一部を構成するものであり、一対の案内レール23間に配設され、案内レール23と平行に延びる雄ネジロッド541と、この雄ネジロッド541を回転駆動するサーボモータ542とを具備している。雄ネジロッド541は、支持基台51に設けられたネジ穴511と螺合して、その先端部が一対の案内レール23を連結して取り付けられた軸受部材543によって回転自在に支持されている。サーボモータ542は、その駆動軸が雄ネジロッド541の基端部と連結されている。
チャックテーブル移動機構54において、サーボモータ542が正転すると、支持基台51(チャックテーブル機構5)が矢印23aで示す方向に移動する。一方、サーボモータ542が逆転すると、支持基台51(チャックテーブル機構5)が矢印23bで示す方向に移動する。このように矢印23a、23bで示す方向に移動され、チャックテーブル機構5は、図4に実線で示すウェーハ搬入・搬出領域24と2点鎖線で示す加工領域25に選択的に位置付けられる。また、チャックテーブル移動機構54は、加工領域25においては所定範囲に渡って矢印23a、23bで示す方向に往復動可能に構成されている。
なお、図2に示すように、チャックテーブル機構5を構成するカバー部材53の移動方向両側には、上記一対の案内レール23、23や雄ネジロッド541及びサーボモータ542等を覆う防塵カバー55、56が付設されている。防塵カバー55の前端は加工作業部211の前面壁に固定され、後端はチャックテーブル機構5のカバー部材53の前端面に固定されている。一方、防塵カバー56の前端はチャックテーブル機構5のカバー部材53の後端面に固定され、後端は装置ハウジング2の壁部22の前面に固定されている。チャックテーブル機構5が後方側(図4の矢印23aで示す方向)に移動する際には防塵カバー55が伸張されて防塵カバー56が収縮され、チャックテーブル機構5が前方側(図4の矢印23bで示す方向)に移動する際には防塵カバー55が収縮されて防塵カバー56が伸張される。
また、基台2の主部21の前方部分には、概して上方側に開口した矩形状の凹部212が設けられている。基台2の主部21の上面であって凹部212の側方には、後述するカセット61が載置されるカセット載置領域6と、後述する貼着後カセット71が載置される貼着後カセット載置領域7とが設けられている。カセット載置領域6には、後述する支持基板200が貼着される前のウェーハ100を複数収容するカセット61が載置される。貼着後カセット載置領域7には、支持基板200が貼着された後のウェーハ100を複数収容する貼着後カセット71が載置される。なお、貼着後カセット71には、ウェーハ100に貼着される前の支持基板200も収容される。
一方、凹部212を挟んでカセット載置領域6及び貼着後カセット載置領域7と反対側に配置される基台2の主部21の上面には、ウェーハ載置領域8が設けられている。ウェーハ載置領域8には、例えば、カセット載置領域6に載置されたカセット61から搬出されたウェーハ100(支持基板200が貼着される前のウェーハ100)が載置され、載置されたウェーハ100の位置調整を行うウェーハ位置調整手段81が配設されている。ウェーハ位置調整手段81は、ウェーハ100が載置される載置部811と、この載置部811に向かって水平方向に移動可能に構成された複数のピン812とを備え、載置部811に載置されたウェーハ100の外周面をピン812で押圧することでウェーハ100を一定位置に位置付ける。
また、本実施の形態に係る貼着装置1は、図2に示すように、基台2の主部21に隣接して配設され、ウェーハ100の表面100aに樹脂膜を形成する樹脂膜形成手段9を備えている。この樹脂膜形成手段9は、ウェーハ100を保持するスピンナーテーブル911、このスピンナーテーブル911を回転駆動する電動モータ912及びスピンナーテーブル911に保持されたウェーハ100の表面100aに樹脂(例えば、液状樹脂)を供給する樹脂供給ノズル913を備える樹脂塗布手段91と、ウェーハ100の表面100aに塗布された樹脂を接着性が残った半硬化状態にさせる樹脂半硬化手段92とを備えている。
樹脂塗布手段91を構成するスピンナーテーブル911は、上述したチャックテーブル52と同様に、チャックテーブル本体と、このチャックテーブル本体の上面に配設された多孔質セラミックスなどの多孔性材料からなる吸着チャックとから構成され、図示しない吸引手段を作動することにより、吸着チャックの上面(保持面)に載置されたウェーハ100を吸引保持する。樹脂供給ノズル913は、樹脂膜形成手段9内に格納された図示しない樹脂供給手段に接続され、スピンナーテーブル911上に吸引保持されたウェーハ100の表面100aに樹脂を供給する。本実施の形態に係る貼着装置1においては、樹脂供給ノズル913から外的刺激を受けて硬化する樹脂が供給される。
樹脂半硬化手段92は、側面視にて概してL字形状を有する軸部921と、この軸部921の先端に設けられ、概して円盤形状を有する樹脂半硬化部922とを有する。軸部921の下端部は、主部21内に格納された図示しない駆動手段に接続され、樹脂半硬化部922を水平方向に回動可能に構成されている。より具体的には、上記駆動手段からの駆動力の供給を受け、樹脂塗布手段91のスピンナーテーブル911上に吸引保持されたウェーハ100の表面100aと対向する位置と、当該ウェーハ100の表面100aから退避した位置との間で樹脂半硬化部922を回動させる。
樹脂半硬化部922は、樹脂塗布手段91によりウェーハ100の表面100aに塗布された樹脂を、接着性が残る半硬化状態に硬化させる。樹脂半硬化部922は、樹脂供給ノズル913から供給される樹脂の種別によって選択される。例えば、樹脂が熱硬化性樹脂の場合には加熱器を用いることができ、樹脂が紫外線硬化性樹脂の場合には紫外線照射器を用いることができる。なお、本実施の形態に係る貼着装置1では、樹脂として熱硬化性樹脂が用いられるものとする。このため、樹脂半硬化部922は、熱硬化性樹脂を加熱することで半硬化させる加熱器が用いられる。
基台2の主部21の上面であって、カセット載置領域6の後方側には支持基板貼着手段10が配設されている。支持基板貼着手段10は、チャックテーブル101と、プレス定盤102とを含んで構成されており、貼着後カセット載置領域7に載置された貼着後カセット71から搬出された後述する支持基板200を、チャックテーブル101に吸引保持されたウェーハ100の表面100aに貼着(圧着)する。
チャックテーブル101は、上述したチャックテーブル52と同様に、チャックテーブル本体101aと、このチャックテーブル本体101aの上面に配設された多孔質セラミックスなどの多孔性材料からなる吸着チャック101bとから構成されており、図示しない吸引手段を作動することにより、吸着チャック101bの上面(保持面)に載置されたウェーハ100を吸引保持する(図7参照)。
プレス定盤102は、円盤形状を有する定盤部102aと、この定盤部102aの側面に連結される軸部102bとを有する。定盤部102aの下面には、上述したチャックテーブル52と同様に、多孔質セラミックスなどの多孔性材料からなる吸着チャック102cが設けられている(図2に不図示、図7参照)。吸着チャック102cは、軸部102bを介して図示しない吸引手段に接続されている。この吸引手段を作動することにより、吸着チャック102cの下面(保持面)に配置された支持基板200を吸引保持する。
また、定盤部102aは、樹脂膜形成手段9の樹脂半硬化手段92で半硬化状態とされたウェーハ100の表面100a上の樹脂を完全硬化させる機能(樹脂硬化機能)を備える。この樹脂硬化機能を実現する構成については、ウェーハ100に塗布される樹脂の種別によって選択される。例えば、樹脂が熱硬化性樹脂の場合には加熱器を用いることができ、樹脂が紫外線硬化性樹脂の場合には紫外線照射器を用いることができる。上述のように、本実施の形態に係る貼着装置1においては、樹脂として熱硬化性樹脂が用いられることから、定盤部102aは、樹脂硬化機能を実現する構成として、熱硬化性樹脂を加熱することで硬化させる加熱器としての機能を備えるものとする。
軸部102bは、側面視にて概してL字形状を有しており、その下端部が基台2内部に挿通されている。軸部102bの下端部は、基台2内に格納された図示しない昇降機構に接続されている。この昇降機構を作動させることにより、軸部102bを昇降でき、その先端に連結された定盤部102aを昇降できる。下面に支持基板200を吸引保持した状態の定盤部102aを下降させることにより、チャックテーブル101に吸引保持されたウェーハ100の表面100aに塗布された樹脂に支持基板200を圧着することができる。
上述した凹部212内には、搬出入アーム11が配設されている。この搬出入アーム11は、駆動領域の広い多節リンク機構111と、この多節リンク機構111の先端に設けられ、ウェーハ100を吸引保持する保持部112とを有している。搬出入アーム11は、多節リンク機構111を駆動して、カセット載置領域6に載置されたカセット61内に収容されるウェーハ100(支持基板200が貼着される前のウェーハ100)を、ウェーハ位置調整手段81に搬出すると共に、支持基板貼着手段10で支持基板200が貼着されたウェーハ100を貼着後カセット載置領域7に載置された貼着後カセット71に搬入する。また、搬出入アーム11は、貼着後カセット載置領域7に載置された貼着後カセット71内に収容される支持基板200を、支持基板貼着手段10のプレス定盤102に搬出する。
樹脂塗布手段91を構成するスピンナーテーブル911とウェーハ載置領域8との間には第1搬送手段12が配設されている。第1搬送手段12は、上下方向に延在する回動軸121と、回動軸121の上端に支持された旋回アーム122と、旋回アーム122の先端に設けられ、ウェーハ100を吸着保持する吸着保持部123とを有している(図2に不図示)。回動軸121は、図示しない駆動機構に接続され、上下動可能且つ回動可能に構成されている。吸着保持部123は、回動軸121の回動により水平面内における位置調整が行われ、回動軸121の上下動により高さ方向における位置調整が行われる。第1搬送手段12は、樹脂塗布手段91を構成するスピンナーテーブル911とウェーハ位置調整手段81との間でウェーハ100を搬送する。
また、ウェーハ載置領域8とウェーハ搬入・搬出領域24(図4参照)との間には第2搬送手段13が配設されている。第2搬送手段13は、第1搬送手段12と同様の構成を有し、回動軸131、旋回アーム132及び吸着保持部133を有する。第2搬送手段13は、回動軸131を駆動して、ウェーハ位置調整手段81で位置調整されたウェーハ100を、ウェーハ搬入・搬出領域24に配置されたチャックテーブル52上に搬送する。
さらに、ウェーハ搬入・搬出領域24と支持基板貼着手段10との間には第3搬送手段14が配設されている。第3搬送手段14は、第1搬送手段12と同様の構成を有し、回動軸141、旋回アーム142及び吸着保持部143を有する。第3搬送手段14は、回動軸141を駆動して、ウェーハ搬入・搬出領域24に配置されたチャックテーブル52上のウェーハ100を、支持基板貼着手段10のチャックテーブル101上に搬送する。
次に、上記構成を有する貼着装置1において、ウェーハ100の表面100aに支持基板200を貼着する際の動作について説明する。本実施の形態に係る貼着装置1によってウェーハ100に支持基板200を貼着する際には、まず、支持基板200が貼着される前のウェーハ100が収容されたカセット61がカセット載置領域6に載置されると共に、支持基板200が収容された貼着後カセット71が貼着後カセット載置領域7に載置される。
操作者から支持基板200の貼着が指示されると、搬出入アーム11が作動してカセット載置領域6に載置されたカセット61の所定位置に収容されているウェーハ100の裏面100bを保持部112によって吸引保持する。そして、カセット61から搬出してウェーハ載置領域8に配設されたウェーハ位置調整手段81(より具体的には、ウェーハ位置調整手段81の載置部811)にウェーハ100の裏面100b側を載置する。
ウェーハ100が載置されると、ウェーハ位置調整手段81は、複数のピン811を水平方向に移動させて、載置部811に載置されたウェーハ100の外周面を押圧する。これにより、載置部811上のウェーハ100の位置調整が行われる。この場合、ウェーハ100は、ウェーハ位置調整手段81における中央位置に位置付けられる。
ウェーハ100の位置調整が行われると、第1搬送手段12の旋回アーム122が旋回して、ウェーハ位置調整手段81上に載置されたウェーハ100の表面100aを吸着保持部123によって吸着保持する。そして、再び旋回アーム122が旋回して、ウェーハ100の裏面100b側を樹脂塗布手段91のスピンナーテーブル911に搬送する。ウェーハ100が載置されると、樹脂塗布手段91は、図示しない吸引手段から吸引力を受けることにより、スピンナーテーブル911上にウェーハ100を吸引保持する。
図5Aは、本実施の形態に係る貼着装置1が有する樹脂塗布手段91にウェーハ100が保持された状態の説明図である。図5Aに示すように、スピンナーテーブル911上に吸引保持されたウェーハ100は、表面100aが上方側に向いた状態となる。このため、ウェーハ100の表面100aの半導体チップ1002(図5Aに不図示)に形成されたバンプ(突起状の電極)1002aが表面100aから上方側に突出した状態となっている。
このようにスピンナーテーブル911上にウェーハ100が吸引保持されたならば、樹脂塗布手段91において、樹脂供給ノズル913の噴出口913aがスピンナーテーブル911上に保持されたウェーハ100の中心部に位置付けられる。図示しない樹脂供給手段を作動することにより、樹脂供給ノズル913の噴出口913aから所定量の樹脂914が滴下される。なお、樹脂914の滴下量は、ウェーハ100の表面100aに配置されたバンプ1002aが樹脂914内に埋没する量に設定されている。このように樹脂914が滴下されると、樹脂供給ノズル913は、図2に示す待機位置に位置付けられる。
次に、図5Aに示すように、スピンナーテーブル911が矢印Aに示す方向に300〜1000rpmの回転速度で所定時間(例えば、1分間)回転駆動される。これにより、ウェーハ100の表面100aの中央領域に滴下された樹脂914は、図5Bに示すように、遠心力によって外周部まで流動し、バンプ1002a間の隙間に浸入すると共にウェーハ100の表面100aを被覆する。
なお、ここでは、スピンナーテーブル911を回転駆動することで発生する遠心力によってウェーハ100の表面100aの中央に滴下した樹脂914を表面100a上で均一に広げる場合について説明しているが、ウェーハ100の表面100a上に樹脂914を塗布する方法については、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。例えば、樹脂塗布手段91にスプレーコーターを装備しておき、ウェーハ100の表面100aの凹凸(例えば、バンプ1002aにより形成される凹凸)に沿って樹脂を噴射するようにしてもよい。この場合、バンプ1002a間の隙間に効果的に樹脂を浸入させるため、ウェーハ100を振動させることは実施の形態として好ましい。
このようにしてウェーハ100の表面100aに樹脂914が塗布されると、図5Bに示すように、加熱器で構成される樹脂半硬化手段92がウェーハ100の表面100aと対向する位置まで回動される。そして、樹脂半硬化手段92を作動することでウェーハ100の表面100a上の樹脂914が加熱され、接着性が残った半硬化状態とされる。なお、この樹脂914の半硬化状態は、熱硬化性樹脂の硬化中間状態を示すBステージ状態と呼ぶことができる。
ウェーハ100の表面100a上の樹脂914が半硬化状態とされると、第1搬送手段12の旋回アーム122が旋回して、樹脂塗布手段91のスピンナーテーブル911上に吸着保持されたウェーハ100の表面100a(より具体的には、表面100a上で半硬化状態とされた樹脂914の表面)を吸着保持部123によって吸着保持する。そして、スピンナーテーブル911による吸着保持が解除されると、再び旋回アーム122が旋回して、ウェーハ100の裏面100b側をウェーハ位置調整手段81(より具体的には、ウェーハ位置調整手段81の載置部811)に載置する。
ウェーハ100が載置されると、ウェーハ位置調整手段81は、再び複数のピン811を水平方向に移動させて、載置部811に載置されたウェーハ100の外周面を押圧する。これにより、載置部811上のウェーハ100の位置調整が行われる。
ウェーハ100の位置調整が行われると、第2搬送手段13の旋回アーム132が旋回して、ウェーハ位置調整手段81上に載置されたウェーハ100の表面100a(より具体的には、表面100a上で半硬化状態とされた樹脂914の表面)を吸着保持部133によって吸着保持する。そして、再び旋回アーム132が旋回して、ウェーハ100の裏面100b側をウェーハ搬入・搬出領域24に配置されたチャックテーブル52に載置する。
ウェーハ100が載置されると、チャックテーブル52は、図示しない吸引手段から吸引力を受けることにより、吸着チャック522上にウェーハ100を吸引保持する。チャックテーブル52がウェーハ100を吸着保持すると、吸着保持部133による吸着保持が解除され、第2搬送手段13がウェーハ搬入・搬出領域24から退避する。チャックテーブル移動機構54は、チャックテーブル機構5を後方側(図4の矢印23aで示す方向)に移動させ、加工領域25に位置付ける。チャックテーブル機構5が加工領域25に配置された状態においては、チャックテーブル52は、切削ユニット3のバイト工具装着部材324と一部又は全部が対向する位置に配置される。
チャックテーブル機構5が加工領域25に移動する過程において、切削ユニット移動機構4は、切削ユニット3を所定位置まで下方移動させる。この場合、切削ユニット3は、バイト工具装着部材324に装着されたバイト工具33の切れ刃332によりチャックテーブル52に吸着保持されたウェーハ100の表面100a上の樹脂914を所定厚み分(バンプ1002aの上端よりも上方側に僅かに樹脂914が残る厚み分)だけ切削可能な位置に配置される。
また、所定位置まで下方移動される過程において、切削ユニット3は、スピンドルユニット32の回転スピンドル322を回転駆動させる。回転スピンドル322の回転に伴って、バイト工具装着部材324が回転すると共に、これに装着されたバイト工具33が回転する。この場合、バイト工具33は、回転スピンドル322の回転に伴って、チャックテーブル52の吸着チャック522の保持面と平行な面内であって、当該保持面から一定距離だけ離間した位置を回転する。
図6は、本実施の形態に係る貼着装置1が有する樹脂表面平坦化手段(切削ユニット3及びチャックテーブル移動機構54)によりウェーハ100上の樹脂914の表面を平坦化する工程(樹脂表面平坦化工程)の説明図である。樹脂表面平坦化工程においては、図6に示すように、チャックテーブル52が矢印B方向に移動される一方、回転スピンドル322(バイト工具33)が矢印C方向に回転駆動される。これにより、ウェーハ100の表面100a上の樹脂914は、バンプ1002aに達しない深さが切削されることで、その表面が削り取られ平坦化されていく。この場合において、樹脂914は、半硬化状態となっているため、切削による平坦化が可能であると共に、後続する支持基板200の貼着工程において支持基板200を貼着可能な状態となっている。
樹脂表面平坦化工程にてウェーハ100の表面100a上の樹脂914が平坦化されると、チャックテーブル移動機構54は、チャックテーブル機構5を前方側(図4の矢印23bで示す方向)に移動させ、ウェーハ搬入・搬出領域24に位置付ける。そして、チャックテーブル52による吸着保持が解除されると、第3搬送手段14の旋回アーム142が旋回して、チャックテーブル52上に載置されたウェーハ100の表面100a(より具体的には、表面100a上で半硬化状態とされた樹脂914の表面)を吸着保持部143によって吸着保持する。そして、再び旋回アーム142が旋回して、ウェーハ100の裏面100b側を支持基板貼着手段10のチャックテーブル101に載置する。
ウェーハ100が載置されると、チャックテーブル101は、図示しない吸引手段から吸引力を受けることにより、吸着チャック101b上にウェーハ100を吸引保持する。チャックテーブル101がウェーハ100を吸着保持すると、第3搬送手段14の吸着保持部143による吸着保持が解除され、第3搬送手段14が支持基板貼着手段10から退避する。
ウェーハ100が吸着チャック101bに吸着保持されると、搬出入アーム11が作動して貼着後カセット載置領域7に載置された貼着後カセット71の所定位置に収容されている支持基板200の下面を保持部112によって吸引保持する。そして、貼着後カセット71から搬出して支持基板貼着手段10のプレス定盤102(定盤部102a)と対向する所定位置に位置付ける。ウェーハ100が所定位置に位置付けられると、プレス定盤102の吸着チャック102cは、図示しない吸引手段から吸引力を受けることにより、支持基板200の上面を吸引保持する。
図7は、本実施の形態に係る貼着装置1が有する支持基板貼着手段10にウェーハ100及び支持基板200が保持された状態の説明図である。図7に示すように、支持基板貼着手段10においては、吸着チャック101bにより吸着保持されたウェーハ100と、プレス定盤102の吸着チャック102cにより吸着保持された支持基板200とが対向した状態で配置される。この場合、ウェーハ100は、上述した樹脂表面平坦化工程にて平坦化された樹脂914を支持基板200の下面に対峙させた状態で配置される。
ウェーハ100及び支持基板200が吸着保持されると、支持基板貼着手段10は、図示しない昇降機構からの駆動力に応じて定盤部102aを下降させることにより、ウェーハ100の表面100a上の樹脂914に支持基板200を圧着する。この圧着に伴って、定盤部102aは、ウェーハ100の表面100a上の樹脂914を加熱し完全硬化させる。加熱により樹脂914が完全硬化することで支持基板200がウェーハ100の表面100aに支持基板200が貼着され固定される。
支持基板200がウェーハ100の表面100aに固定されると、搬出入アーム11が作動してチャックテーブル101上のウェーハ100に固定された支持基板200の上面を保持部112によって吸引保持する。そして、吸着チャック101bによる吸着保持が解除されると、搬出入アーム11は、支持基板200が固定されたウェーハ100を、貼着後カセット載置領域7に載置された貼着後カセット71内に収容する。
このように本実施の形態に係る貼着装置1においては、ウェーハ100の表面100aに塗布した樹脂914を半硬化させると共に、半硬化状態の樹脂914の表面を所定厚み切削して平坦化させる。そして、平坦化した樹脂914の表面に支持基板200を圧着すると共に樹脂914を完全硬化させて支持基板200をウェーハ100の表面100aに貼着する。これにより、ウェーハ100の表面100aに塗布された樹脂914を平坦化した状態で支持基板200を貼着できるので、例えば、ウェーハ100の表面100aに設けられたバンプ1002aに対応する凹凸が樹脂914の表面に現れることがない。このため、平坦な支持基板200側からウェーハ100を支持した状態でウェーハ100の裏面100bを研削できるので、ウェーハ100の表面100aの凹凸の影響を受けずに、研削後のウェーハ100の裏面100bを高精度に平坦化することが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記実施の形態に係る貼着装置1においては、ウェーハ100の搬送経路が概して環状になるように、貼着装置1の構成機構(樹脂膜形成手段9や支持基板貼着手段10等)を配置している。しかしながら、貼着装置1の構成については、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。例えば、ウェーハ100の搬送経路の一部又は全部が直線状になるように貼着装置1の構成機構を配置するようにしてもよい。
図8は、本実施の形態の変形例に係る貼着装置15の構成を示す模式図である。なお、図8に示す貼着装置15において、上記実施の形態に係る貼着装置1と共通の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。図8に示す貼着装置15においては、支持基板200の貼着後のウェーハ100が収容される貼着後カセット151と、ウェーハ100に貼着される支持基板200が収容される支持基板カセット152とを個別に備える点で上記実施の形態に係る貼着装置1と相違する。
また、この変形例に係る貼着装置15においては、カセット61からウェーハ載置領域8にウェーハ100を搬入するウェーハ搬入手段と、支持基板貼着手段10により支持基板200が貼着されたウェーハ100を貼着後カセット151に搬出するウェーハ搬出手段と、支持基板カセット152から支持基板貼着手段10に支持基板200を搬送する支持基板搬送手段とを個別に備える点で上記実施の形態に係る貼着装置1と相違する。
さらに、図8に示す貼着装置15においては、ウェーハ載置領域8、樹脂膜形成手段9の一部を構成するスピンナーテーブル911、樹脂表面平坦化手段の一部を構成するチャックテーブル52(ウェーハ搬入・搬出領域24に配置されたチャックテーブル52)、支持基板貼着手段10の一部を構成するチャックテーブル101及び貼着後カセット151が直線状に配置される点で上記実施の形態に係る貼着装置1と相違する。
この貼着装置15においては、カセット61からウェーハ搬出手段により矢印D方向にウェーハ載置領域8に搬出されたウェーハ100は、第1搬送手段12により矢印E方向にスピンナーテーブル911に搬送される。そして、樹脂塗布手段91及び樹脂半硬化手段92により樹脂914の塗布及び半硬化処理が行われた後、第2搬送手段13により矢印E方向と同一方向である矢印F方向にチャックテーブル52に搬送される。そして、樹脂表面平坦化手段を構成する切削ユニット3等により樹脂914の表面の平坦化処理が行われた後、第3搬送手段14により矢印E、F方向と同一方向である矢印G方向にチャックテーブル101に搬送される。そして、支持基板貼着手段10により支持基板200の貼着処理が行われた後、ウェーハ搬入手段により矢印E〜G方向と同一方向である矢印H方向に貼着後カセット151に搬入される。なお、支持基板200は、支持基板搬送手段により支持基板カセット152から支持基板貼着手段10に矢印I方向に搬送されている。
この貼着装置15によれば、カセット61からウェーハ載置領域8への搬送経路を除き、ウェーハ載置領域8から貼着後カセット151までの搬送経路が直線状に配置されることから、ウェーハ100を搬送する際の構成を簡素化すると共に、搬送時間を短縮できるので、貼着装置15自体の製造に要するコストを低減すると共に、ウェーハ100に支持基板200を貼着する際に必要となるコストを低減することが可能となる。なお、カセット61からウェーハ載置領域8に搬出する方向Dを矢印E〜Hと同一方向としてもよい。
また、ウェーハ載置領域8からチャックテーブル101までの搬送を単一の搬送手段で構成することもできる。このような搬送手段においては、例えば、ウェーハ載置領域8からチャックテーブル101の上方領域に跨って配設されるガイドレールと、このガイドレールに沿って図8に示す左右方向に移動可能に構成された昇降アームとを備える搬送手段で構成することが考えられる。このようにウェーハ載置領域8からチャックテーブル101までの搬送を単一の搬送手段で構成する場合には、貼着装置15を構成する部品点数を削減できるので、貼着装置15自体の製造に要するコストを低減すると共に、貼着装置15を小型化することが可能となる。
以上説明したように、本発明は、表面に凹凸を有する半導体ウェーハの裏面を研削する場合において、研削後の半導体ウェーハの裏面を高精度に平坦化することができるので、特に、表面にバンプが形成された半導体ウェーハの裏面を研削するために半導体ウェーハの表面に支持基板を貼着する貼着装置に有用である。
1 貼着装置
2 基台
21 主部
22 壁部
24 ウェーハ搬入・搬出領域
25 加工領域
3 切削ユニット
322 回転スピンドル
324 バイト工具装着部材
33 バイト工具
4 切削ユニット移動機構
5 チャックテーブル機構
52 チャックテーブル
522 吸着チャック
6 カセット載置領域
61 カセット
7 貼着後カセット載置領域
71 貼着後カセット
8 ウェーハ載置領域
81 ウェーハ位置調整手段
9 樹脂膜形成手段
91 樹脂塗布手段
911 スピンナーテーブル
912 電動モータ
913 樹脂供給ノズル
92 樹脂半硬化手段
921 軸部
922 樹脂半硬化部
10 支持基板貼着手段
101 チャックテーブル
101b 吸着チャック
102 プレス定盤
102a 定盤部
11 搬出入アーム
12 第1搬送手段
13 第2搬送手段
14 第3搬送手段
15 貼着装置
151 貼着後カセット
152 支持基板カセット
100 ウェーハ(半導体ウェーハ)
100a ウェーハの表面
100b ウェーハの裏面
1001 ストリート
1002 半導体チップ
1002a バンプ
200 支持基板

Claims (1)

  1. ウェーハの表面側に支持基板を貼着するための貼着装置であって、
    ウェーハを複数収容するカセットが載置されるカセット載置領域と、前記カセットから搬送されたウェーハの表面に外的刺激を受けて硬化する樹脂を塗布する樹脂塗布手段と、ウェーハの表面に塗布された前記樹脂を接着性が残った半硬化状態にさせる樹脂半硬化手段と、半硬化した前記樹脂の表面側から所定厚み切削して当該樹脂の表面を平坦化させる樹脂表面平坦化手段と、平坦化した前記樹脂の表面に前記支持基板を圧着すると共に前記樹脂を完全硬化させて、前記樹脂を介して前記支持基板をウェーハの表面に貼着する支持基板貼着手段と、前記支持基板の貼着後のウェーハを複数収容する貼着後カセットが載置される貼着後カセット載置領域とを具備することを特徴とする貼着装置。
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