JP2013155698A - サプライポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】サプライポンプに故障が生じた場合であっても、破損を最小に抑える。
【解決手段】案内溝4(長穴)の下端にテーパ面6を設けることにより、故障が生じてタペット3が異常上昇した際に、テーパ面6に回止ピン5を食い付かせて、タペット3を上昇位置で固定させることができる。これにより、その後のタペット3の下降を防ぐことができ、タペット3の異常下降による破損の悪化を回避できる。また、案内溝4の上端に下降ストッパ7を設けることにより、タペット3を上昇位置で固定させる前に、タペット3が異常下降することがあっても、タペット3の下降量を積極的に抑えることができる。これにより、破損の悪化を防ぐことができる。さらに、サプライポンプは、2列式ポンプであるため、一方のポンプのタペット3を上昇位置で固定させても、他方のポンプによって退避走行を実施できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高圧燃料を圧送するサプライポンプに関する。
なお、以下では、サプライポンプに設けられる高圧ポンプの圧縮作動時におけるタペットの移動方向を上、高圧ポンプの吸引作動時におけるタペットの移動方向を下と定義して説明するが、この上下方向は説明のための方向であり、車両搭載時における上下方向(天地方向)を限定するものではない。
(従来技術)
サプライポンプは、
・高圧燃料の圧送を行う高圧ポンプと、
・エンジンの回転によって各高圧ポンプを駆動するポンプ駆動部と、
を備える(特許文献1参照)。
ポンプ駆動部は、
・エンジンにより回転駆動されるカムと、
・カムの回転運動を、上下方向(軸方向)の往復運動に変換して高圧ポンプのプランジャに伝達する駆動力伝達機構と、
を備える。
(従来技術の問題点)
サプライポンプは、故障が発生しないように設けられている。
しかしながら、従来技術のサプライポンプにおいて、万が一、故障が生じたと仮定した場合、駆動力伝達機構に設けられるタペットが上下方向へ繰り返して過剰スライドすることが考えられる。
そして、タペットが異常下降すると、駆動力伝達機構の一部がカムに噛み込むなどにより、サプライポンプの破損状況を悪化させる可能性がある。
特開2011−094596号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、万が一に故障した際の破損を最小に抑えることのできるサプライポンプを提供することにある。
本発明は、請求項1の手段を採用することにより、次の作用効果を奏する。
サプライポンプに故障が生じたと仮定し、タペットが異常上昇した際、案内溝に設けたテーパ面と、回止ピンの先端とが上下方向で交差(衝突)し、回止ピンの先端が、テーパ面に押し付けられる。
その結果、テーパ面に回止ピンが食い付き(噛み込み)、タペットが上昇位置で固定(ロック)される。
これにより、タペットの異常下降を防ぐことができ、タペットが異常下降することにより生じる「サプライポンプの破損の悪化」を回避することができる。即ち、サプライポンプの破損を抑えることができる。
サプライポンプの要部断面図である(実施例1)。 タペットに設けられる長穴の説明図である(実施例1)。 テーパ面に回止ピンが食い付いた状態の説明図である(実施例1)。 サプライポンプの要部断面図である(実施例2)。 サプライポンプの要部断面図である(変形例)。
図面を参照して[発明を実施するための形態]を説明する。
サプライポンプは、エンジンにより駆動され、加圧室に吸引した燃料を加圧して圧送するものであり、
・内部に上下方向へ延びる円筒状の摺動壁1が設けられたハウジング2と、
・摺動壁1に沿って往復駆動されるタペット3と、
を備える。
タペット3またはハウジング2の一方には、上下方向へ延びる案内溝4が設けられる。 タペット3またはハウジング2の他方には、案内溝4に嵌め合わされる回止ピン5が設けられる。
このように、案内溝4に回止ピン5が嵌め合わされることで、ハウジング2に対するタペット3の回り止めが成される。
そして、案内溝4の一端には、タペット3が異常上昇して回止ピン5と案内溝4とが衝突した時のみ、回止ピン5の先端に押し付けられて、回止ピン5を食い付かせるテーパ面6が設けられる。
また、案内溝4の他端(案内溝4におけるテーパ面6とは異なった側)には、タペット3が異常下降した際に、回止ピン5の側面に当たり、タペット3の最低下降位置を規制する下降ストッパ7が設けられる。
以下において本発明の具体的な一例(実施例)を、図面を参照して説明する。以下の実施例は具体的な一例を示すものであって、本発明が実施例に限定されないことはいうまでもない。
なお、以下の実施例において、上記「発明を実施するための形態」と同一符号は同一機能物を示すものである。
[実施例1]
図1〜図3を参照して実施例1を説明する。
ディーゼルエンジン(圧縮点火エンジン)に搭載されるコモンレールシステムは、
・エンジンに対して高圧に圧縮された燃料(軽油、アルコール燃料等)を噴射する複数のインジェクタと、
・各インジェクタに供給する高圧燃料を貯溜するコモンレールと、
・このコモンレールに向けて高圧燃料を圧送するサプライポンプと、
・燃料タンクに蓄えられた燃料を汲み上げてサプライポンプへ送るフィードポンプ(低圧ポンプ)と、
・このフィードポンプからサプライポンプに供給される燃料の圧力を一定圧に保つレギュレートバルブと、
を備えて構成される。
サプライポンプは、2列式のポンプであり、
・フィードポンプによって汲み上げられた燃料を高圧に圧縮して吐出する2つの高圧ポンプと、
・各高圧ポンプ毎に設けられ、エンジンの回転によって高圧ポンプを駆動するポンプ駆動部と、
・各高圧ポンプ毎に設けられ、フィードポンプから高圧ポンプに供給される燃料供給量を調整する燃料調量弁と、
を備えて構成される。
高圧ポンプは、
・上下方向へ延びるシリンダ壁(筒壁)を有するシリンダ11と、
・シリンダ壁内で上下方向へ往復駆動されるプランジャ12と、
を備える。
そして、
・プランジャ12が下降すると、シリンダ壁の上部に形成される加圧室に、燃料調量弁で調量された燃料が吸引され、
・プランジャ12が上昇すると、加圧室に吸引された燃料が圧縮され、圧縮燃料が逆止弁を介してコモンレールに圧送される。
ポンプ駆動部は、
・エンジンにより回転駆動されるカム13と、
・上述したプランジャ12とカム13との間に配置され、カム13の回転運動を上下方向の往復運動に変換してプランジャ12に伝達する駆動力伝達機構14と、
を備える。
駆動力伝達機構14は、
・この駆動力伝達機構14を収容するハウジング2と、
・上下方向(プランジャ12の駆動方向)のみにスライド可能に支持される略円筒形状を呈するタペット3と、
・カム13に押し付けられ、カム面に沿って回転するローラ15と、
・タペット3とローラ15との間に介在されて、ローラ15を回転自在に支持するシュー16と、
・タペット3を下方へ押し付けるリターンスプリング17と、
・このリターンスプリング17とタペット3との間(具体的には、リターンスプリング17の下端と、タペット3の内径側に突出した鍔部との間)に挟まれて配置されるシート18と、
を備える。
なお、シート18は、プランジャ12の下端に固定されるものであり、タペット3の上下方向の移動をプランジャ12に伝えるものである。
このタペット3は、ハウジング2に設けられた円筒状の摺動壁1に沿って上下方向へ往復駆動されるものであり、摺動壁1とタペット3との間には摺動クリアランスが設けられている。そして、エンジンによりカム13が回転駆動されると、ローラ15がカム13のカム山形状(カムプロフィール)に応じて変位することで、タペット3およびプランジャ12が上下方向へ駆動される。
ここで、ローラ15の回転軸は、カム13の回転軸と常に平行に保持される必要がある。
この実施例では、ハウジング2に対するタペット3の回り止めを行うことで、ローラ15の回転軸をカム13の回転軸と常に平行に保っている。
具体的に、この実施例では、タペット3に形成した上下方向へ延びる案内溝4の内側に、ハウジング2に組付けた回止ピン5の先端を嵌め合わせることで、ハウジング2に対するタペット3の回り止めを行っている。
案内溝4の具体的な一例として、この実施例の案内溝4は、図2に示すように上下方向へ延びる長穴である。
この案内溝4の左右方向の幅(タペット3の円周方向における案内溝4の幅:タペット3の回転を規制する幅)は、案内溝4に嵌め合わされる回止ピン5の外径寸法より僅かに大きく設けられている。
この実施例の回止ピン5は、ハウジング2に形成されたピン組付穴19に組み付けられる。
具体的に、ピン組付穴19は、摺動壁1に対して垂直に延びる貫通穴であり、穴の内側には回止ピン5を締結する雌ネジが形成され、穴の外側(ハウジング2の外側)には大径穴(拡径部)が設けられている。
なお、この大径穴による段差は、後述する回止ピン5のフランジ5aが押し付けられて燃料シールを行う座面であり、燃料漏れを防ぐべく平滑に設けられている。
一方、回止ピン5は、ピン組付穴19に締結された状態で、回止ピン5の先端側が案内溝4の内側に嵌め入れられるものであり、ピン組付穴19(具体的には、上述した雌ネジ)にねじ込まれる雄ネジの他に、ピン組付穴19を封止する円環状のフランジ5aが設けられている。
また、回止ピン5の外端面(フランジ5aの外面)には、プラグ締結用の工具と係合する工具係合部(例えば、六角穴等)が設けられている。
なお、この実施例に示す回止ピン5は、具体的な一例であり、形状など種々変更可能なものである。
ここで、サプライポンプは、故障が発生しないように設けられている。
しかしながら、万が一、故障が生じたと仮定した場合、タペット3が上下方向へ繰り返して過剰スライドすることが考えられる。
そして、タペット3が異常下降すると、サプライポンプの破損具合が悪化する懸念がある。
この実施例のサプライポンプは、万が一、故障した場合に、安全側へ故障させ、且つ破損を極力小さく抑える手段として、案内溝4の下端に、タペット3が異常上昇して回止ピン5と案内溝4とが衝突した時のみ、回止ピン5の先端に押し付けられて、回止ピン5を食い付かせるテーパ面6を設けている。
テーパ面6は、タペット3が異常上昇した際に、回止ピン5の先端が当たる外向きの傾斜面(一定角の傾斜面であっても良いし、曲面による傾斜面であっても良い)である。そして、図3に示すように、テーパ面6に回止ピン5の先端が当接した状態で、タペット3の上昇力F0が加わることにより、
・回止ピン5を押し出す垂直力F1と、
・タペット3を回止ピン5から離れる方向に押す垂直力F2と、
が発生するものである。
即ち、テーパ面6と回止ピン5の当接箇所に「食い込む力」が発生するものである。
なお、タペット3の上下方向に対するテーパ面6の位置は、
・タペット3の正常ストローク時において回止ピン5に接触しない位置で、
・且つ、タペット3が正常範囲よりも所定量(小さく設定された長さ)だけ異常上昇した場合に回止ピン5に接触する位置に設けられるものである。
一方、案内溝4の上端には、タペット3が異常下降した際に、回止ピン5の側面(ピン上側の筒面)に当たり、タペット3の最低下降位置を規制する下降ストッパ7が設けられている。
この実施例の下降ストッパ7は、案内溝4を成す長穴の上端であり、その内周面(長穴の上端の内周面)は回止ピン5の軸芯に対して平行な円弧面に設けられ(図2、図3参照)、タペット3が異常下降して下降ストッパ7に回止ピン5が衝突したとしても、回止ピン5が下降ストッパ7に食い付かないように設けられている。
なお、タペット3の上下方向に対する下降ストッパ7の位置は、
・タペット3の正常ストローク時において回止ピン5に接触しない位置で、
・且つ、タペット3が正常範囲よりも所定量(小さく設定された長さ)だけ異常下降した場合に回止ピン5に接触する位置に設けられるものである。
(実施例1の効果1)
サプライポンプに故障が生じたと仮定した場合、タペット3が異常上昇すると、案内溝4に設けたテーパ面6と、回止ピン5の先端とが上下方向で交差(衝突)し、回止ピン5の先端が、テーパ面6に押し付けられる。
具体的には、テーパ面6に回止ピン5の先端が当たった部位において、回止ピン5を押し出す垂直力F1と、タペット3を回止ピン5から離れる方向に押す垂直力F2とが発生する。
この垂直力F2により、タペット3の外周面(具体的には、回止ピン5から離れた側の外周面)が、ハウジング2の摺動壁1に強く押し付けられて、タペット3が上昇位置で固定される。なお、図3では、垂直力F2によりタペット3が横方向へ平行移動して固定される例を示すが、タペット3が傾いて固定されるものであっても良い。
また、垂直力F1と垂直力F2により、テーパ面6に回止ピン5を噛み込ませること(例えば、テーパ面6に少量の塑性変形を生じさせるなど)で、タペット3を上昇位置で固定させても良い。
このように、タペット3が異常上昇した際に、タペット3を上昇位置で固定させることができるため、タペット3の異常下降を防ぐことができる。
その結果、タペット3が異常下降することにより生じる破損の悪化を回避することができる。
(実施例1の効果2)
この実施例のサプライポンプは、上述したように、案内溝4の上端にタペット3の最低下降位置を規制する下降ストッパ7を設けている。
これにより、サプライポンプに故障が生じたと仮定した場合、テーパ面6によってタペット3が上昇位置で固定される前に、タペット3が異常下降する場合があっても、タペット3の下降量を積極的に抑えることができる。
その結果、タペット3が異常下降することにより生じる破損の悪化を未然に防ぐことができる。
(実施例1の効果3)
この実施例のサプライポンプは、2列式ポンプであり、この2列式ポンプのそれぞれの案内溝4には、テーパ面6が設けられている。
これにより、万が一、故障が生じて、一方のポンプのタペット3を上昇位置で固定させても、他方のポンプによって高圧燃料をコモンレールに供給することができ、退避走行を実施できる。
(実施例1の効果4)
この実施例の回止ピン5の先端には、図3に示すように、テーパ状の面取り5bを施している。
面取り5bを設けたことにより、タペット3の上昇力F0から、垂直力F1、F2をスムーズに発生させることができる。このため、タペット3が異常上昇した際に、タペット3を上昇位置で確実に固定することができる。
また、面取り5bを設けたことにより、回止ピン5の組付け時において、回止ピン5の先端を案内溝4(長穴)の内部に組付け易くできる。
(実施例1の効果5)
この実施例の案内溝4は、図2に示すように、タペット3に設けられた長穴である。
これにより、長穴の下端を傾斜することでテーパ面6を設けることが可能になり、テーパ面6の加工を容易に行うことができる。
また、長穴の上端を未加工のままで下降ストッパ7として用いることができる。
[実施例2]
図4を参照して実施例2を説明する。なお、以下の実施例において上記実施例1と同一符号は、同一機能物を示すものである。
上記の実施例1では、「タペット3に案内溝4」を設け、「ハウジング2に回止ピン5」を設ける例を示した。
これに対し、この実施例2は、「ハウジング2に案内溝4」を設け、「タペット3に回止ピン5」を設けるものである。
なお、回止ピン5は、タペット3と一体に設けても良いし、タペット3とは別体で設けてタペット3に固定するものであっても良い。
このように、案内溝4をハウジング2に設ける場合、テーパ面6は、案内溝4の上端に設けられる。
また、案内溝4をハウジング2に設ける場合、下降ストッパ7は、案内溝4の下端に設けられる。
このように設けても、実施例1と同様の効果を得ることができる。
上記の実施例では、案内溝4に下降ストッパ7を設ける例を示したが、下降ストッパ7を廃止し、テーパ面6のみを設けても良い。その具体的な一例を図5に示す。
上記の実施例では、案内溝4を形成する部材にテーパ面6を直接形成する例を示したが、「案内溝4を形成する部材」に「テーパ面6を形成した別部材」を溶接等の固定技術を用いて固定しても良い。即ち、既存の案内溝4に「テーパ面6を形成した別部材」を追加固定しても良い。その具体的な一例を図5に示す。
なお、図5とは異なり、「下降ストッパ7を形成した別部材」を既存の案内溝4に追加固定しても良い。
上記の実施例では、シュー16を用いてローラ15を回転自在に支持する例を示したが、回転軸(支持軸)を用いてローラ15を回転自在に支持するサプライポンプに本発明を適用しても良い。
1 摺動壁
2 ハウジング
3 タペット
4 案内溝
5 回止ピン
6 テーパ面
7 下降ストッパ

Claims (7)

  1. 円筒状の摺動壁(1)が設けられたハウジング(2)と、前記摺動壁(1)に沿って往復駆動されるタペット(3)とを備え、
    前記タペット(3)または前記ハウジング(2)の一方に設けた案内溝(4)の内側に、前記タペット(3)または前記ハウジング(2)の他方に設けた回止ピン(5)を嵌め合わせて、前記ハウジング(2)に対する前記タペット(3)の回り止めを行うサプライポンプにおいて、
    圧縮作動時における前記タペット(3)の移動方向を上、吸引作動時における前記タペット(3)の移動方向を下と定義した場合、
    前記案内溝(4)の一端には、前記タペット(3)が異常上昇した際に、前記回止ピン(5)の先端に押し付けられて、前記回止ピン(5)を食い付かせるテーパ面(6)が設けられることを特徴とするサプライポンプ。
  2. 請求項1に記載のサプライポンプにおいて、
    前記案内溝(4)の他端には、前記タペット(3)が異常下降した際に、前記回止ピン(5)の側面に当たり、前記タペット(3)の最低下降位置を規制する下降ストッパ(7)が設けられることを特徴とするサプライポンプ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のサプライポンプにおいて、
    前記案内溝(4)は、前記タペット(3)に設けられるものであり、
    前記テーパ面(6)は、前記案内溝(4)の下端のみに設けられることを特徴とするサプライポンプ。
  4. 請求項1または請求項2に記載のサプライポンプにおいて、
    前記案内溝(4)は、前記ハウジング(2)に設けられるものであり、
    前記テーパ面(6)は、前記案内溝(4)の上端のみに設けられることを特徴とするサプライポンプ。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のサプライポンプにおいて、
    このサプライポンプは、2列式ポンプであり、
    この2列式ポンプにおけるそれぞれの前記案内溝(4)には、前記テーパ面(6)が設けられることを特徴とするサプライポンプ。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載のサプライポンプにおいて、
    前記回止ピン(5)の先端には、テーパ状の面取り(5b)が施されていることを特徴とするサプライポンプ。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載のサプライポンプにおいて、
    前記案内溝(4)は、上下方向へ延びる長穴であることを特徴とするサプライポンプ。
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