JP2010196641A - 高圧燃料ポンプ - Google Patents

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浩一 横山
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Abstract

【課題】シリンダ1に案内されるプランジャ2を、リフタガイド4に案内されるリフタ5を介して、カム10により駆動する場合に、プランジャ2にかかる横力を低減する。
【解決手段】リフタ5を、リフタガイド4に案内されてプランジャ2に当接する有蓋筒状の案内体6と、この案内体6の筒部6a内に嵌入されて、一端部が案内体6の蓋部6bに当接し、他端部にカム10と当接するローラ9を有する駆動体7と、に分割する。ガイドクリアランスCgによる案内体6の傾きをθg、プランジャクリアランスCpによるプランジャ2の傾きをθpとしたとき、θg≦θpとなるように、これらのクリアランスCg、Cpを設定する。案内体6と駆動体7との間には、ローラ9とカム10とが線接触できるようなクリアランスCdを確保する。また、案内体6と駆動体7との当接部は球面状にし、当該当接部に油孔14から潤滑油を供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、直噴式内燃機関などに用いられる高圧燃料ポンプに関する。
従来の高圧燃料ポンプは、特許文献1などにより知られているように、シリンダに往復摺動可能に嵌入されたプランジャを、リフタガイドに前記プランジャと同一方向に往復摺動可能に嵌入されたリフタを介して、カムにより駆動することで、前記プランジャによりポンプ室の容積を変化させて吸入・吐出動作を行わせる。
特開2001−295754号公報
ところで、前記リフタとして、ローラリフタを使用する場合、すなわち、リフタにローラを回転自在に保持させて、このローラをカムと当接させる場合、ローラとカムとが常に線接触する必要がある。
そのために、リフタのガイドクリアランス(リフタガイドとリフタとの間のクリアランス)を拡大し、リフタがカム面に倣って作動できるようにする。
しかしながら、ローラリフタでは、ローラとカムとの接触面圧が高く、ミスアライメントが発生した場合、ローラが傾き、カムとエッジ接触するなどして、面圧が異常に高くなり、ローラとカムとの接触面にピッチング等の異常摩耗が発生し、信頼性が低下するおそれがある。
リフタのガイドクリアランス(リフタガイドとリフタとの間のクリアランス)を更に拡大すれば、ローラとカムとの接触は正常に保たれるが、リフタが傾きすぎるため、プランジャに過大な横力がかかってしまい、最悪焼付き等の異常をきたすおそれがある。
本発明は、このような実状に鑑み、ローラリフタを使用する場合に、ローラとカムとの接触を正常に保つ一方、プランジャにかかる横力を低減することを課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明では、リフタを、リフタガイドに往復摺動可能に嵌入されてプランジャに当接する有蓋筒状の案内体と、この案内体の筒部内に嵌入されて、一端部が案内体の蓋部に当接し、他端部にカムと当接するローラを回転自在に保持する駆動体と、に分割する。
また、リフタガイドと前記案内体との間のクリアランスによる前記案内体の傾きをθg、シリンダとプランジャとの間のクリアランスによるプランジャの傾きをθpとしたとき、θg≦θpとなるように、これらのクリアランスを設定する。
また、前記案内体と前記駆動体との間には、ローラとカムとが線接触できるようなクリアランスを確保する。そして、前記案内体と前記駆動体との当接部は少なくとも一方を球面状にし、当該当接部に潤滑油を供給する構成とする。
本発明によれば、リフタの駆動体については、十分な傾動を可能にして、ローラとカムとの接触を正常に保つことができる一方、リフタの案内体については、傾きを抑えて、プランジャにかかる横力を低減し、プランジャを安定的に動作させることができる。
本発明の一実施形態を示す高圧燃料ポンプの要部断面図 本発明の他の実施形態を示す高圧燃料ポンプの要部断面図
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態を示す高圧燃料ポンプの要部断面図である。
この高圧燃料ポンプは、燃焼室内に燃料を直接噴射する燃料噴射弁を備える直噴式内燃機関において、前記燃料噴射弁に高圧燃料を供給するために用いられるプランジャポンプである。
シリンダ1に往復摺動可能にプランジャ2が嵌入され、プランジャ2によりポンプ室3の容積を変化させて吸入・吐出動作を行わせる。
詳しくは、プランジャ2の往復摺動によりポンプ室3の容積を変化させ、プランジャ2が下降する吸入行程にて、燃料吸入通路(低圧燃料ポンプ側;図示せず)から吸入側一方向弁(図示せず)を介してポンプ3室に燃料を吸入し、プランジャ2が上昇する吐出行程にて、ポンプ室3の燃料を吐出側一方向弁(図示せず)を介して燃料噴射弁への燃料吐出通路(図示せず)へ吐出する。
また、前記吸入側一方向弁に対しては、通電により発生する電磁力によりポンプ室3内の圧力にかかわらず、前記吸入側一方向弁を開弁状態に保持することができるソレノイド(図示せず)を備え、プランジャ2の吐出行程の任意の時期まで前記ソレノイドに通電して、前記吸入側一方向弁を開弁状態に保持し、前記ソレノイドへの通電終了後に前記吸入側一方向弁を閉弁させて、吐出動作を開始させるようにし、前記ソレノイドの通電終了時期の制御により、前記吸入側一方向弁の閉弁時期を制御することで、プランジャ2の吐出量を制御するようにしている。
プランジャ2は、リフタガイド4にプランジャ2と同一方向に往復摺動可能に嵌入されたリフタ5を介して、カム10により駆動される。
リフタ5は、案内体6と駆動体7とに分割されて構成される。
案内体6は、有蓋円筒状で、その筒部6aの外周がリフタガイド4に往復摺動可能に嵌入されている。そして、蓋部6bの外側端面がプランジャ2の基端部に当接している。
駆動体7は、円柱状で、案内体6の筒部6a内に摺動可能に嵌入されていて、一端部(上端部)が案内体6の筒部6a内の蓋部6bの内側端面に当接するようになっている。
ここで、案内体6の筒部6a内の蓋部6bの内側端面は、凹状の球面6cをなし、これに当接する駆動体7の一端部は、凸状の球面7aをなし、駆動体7の球面7aの方が曲率半径が小となっていて、中心部で点接触するようになっている。但し、曲率を同じにして、球面接触するようにしてもよい。
そして、駆動体7の他端部(下端部)には、ピン8によって、ローラ9が回転自在に保持され、このローラ9は、カム10に線接触状態で当接している。
また、駆動体7には、案内体6の筒部6a外に露出している部位から側方に回り止め用のピン11を突設し、リフタガイド4に軸線方向に設けた案内溝12に突入させている。これにより、駆動体7の回り止めがなされる。
カム10は、エンジンのカムシャフトに吸排気弁駆動用のカムと並べて形成したもので、その外周のカム面には、カムシャフト1回転でプランジャが2回往復動するように、2つのカムノーズが180°間隔で形成されている。
従って、カム10の回転によって、カムノーズがローラ9を介してリフタ5の駆動体7を押し上げると、更に案内体6を押し上げ、これによりプランジャ2を押し上げて、吐出行程となる。また、更なるカム10の回転によってカムノーズがローラ9から離れると、リターンスプリング(図示せず)によって、案内体6と駆動体7とが押し戻されると同時に、プランジャ2が下降して、吸入行程となる。
また、かかる高圧燃料ポンプの周囲には、各部の潤滑に用いられる潤滑油が多量に存在しているが、特にリフタガイド4とリフタ5の案内体6との摺動面の潤滑のため、リフタガイド4の内周面に環状の潤滑油溝13を形成してある。
また、案内体6の蓋部6bには、プランジャ2との当接面を避けて斜めに油孔14が設けられ,この油孔14を通じて、案内体6と駆動体7との当接部(球面6c、7a間)に潤滑油を供給する構成としてある。
ここにおいて、リフタガイド4と案内体6との間のクリアランス(ガイドクリアランス)Cgによる案内体6の傾きをθg、シリンダ1とプランジャ2との間のクリアランス(プランジャクリアランス)Cpによるプランジャ2の傾きをθpとしたとき、θg≦θpとなるように、これらのクリアランスCg、Cpを設定する。実質的には、ガイドクリアランスCgをプランジャクリアランスCpより小さくする。
また、案内体6と駆動体7との間には、ローラ9とカム10とが線接触できるようなクリアランス(駆動部クリアランス)Cdを確保する。
また、3つのクリアランスの関係について述べれば、リフタガイド4と案内体6との間のクリアランス(ガイドクリアランス)Cgによる案内体6の傾きをθg、シリンダ1とプランジャ2との間のクリアランス(プランジャクリアランス)Cpによるプランジャ2の傾きをθp、案内体6と駆動体7との間のクリアランス(駆動部クリアランス)Cdによる駆動体7の傾きをθdとしたとき、θg≦θp≦θdとなるように、これらのクリアランスCg、Cp、Cdを設定する。
このように、リフタ5を案内体6と駆動体7とに分割し、駆動体7については、カム10による揺動に対し、十分な傾動を可能にすることで、ローラ9とカム10との接触を正常に保つことができる。従って、ローラ9とカム10との接触面にピッチング等の異常摩耗が発生するのを回避でき、信頼性及び耐久性を向上させることができる。
また、案内体6と駆動体7との当接部は少なくとも一方を球面状にし、当該当接部に潤滑油を供給する構成とすることにより、カム10により揺動される駆動体7の動きが案内体6に影響するのを極力防止できる。
一方、案内体6については、ガイドクリアランスCgを小さくして、傾きを抑えることにより、詳しくは、案内体6の傾きをプランジャ2の傾き以下に抑えることにより、プランジャ2にかかる横力(外力)を低減し、耐久性を向上させることができる。もちろん、焼付きを防止することができる。
また、リフタ5(案内体6)が大きく傾くと、リフタガイド4に接触したときの打音が大きくなり、商品性を低下させるが、リフタ5(案内体6)の傾きを抑えることができるので、リフタ5(案内体6)とリフタガイド4との間での打音も抑制でき、商品性も向上させることができる。
次に本発明の他の実施形態について、図2により説明する。尚、図1の実施形態と同一要素には同一符号を付して説明を省略し、異なる要素について説明する。
本実施形態においては、リフタ5の案内体6の筒部6a内の蓋部6bの内側端面(球面6c)と、筒部6a内に嵌入される駆動部7の一端部(球面7a)との間に、オイル溜まり21を形成する。
そして、このオイル溜まり21に潤滑油が確保されるように、駆動体7の外周に環状溝を形成し、この環状溝にオイルシール22を装着して、案内体6の筒部6a内周面に密着させる。
また、案内体6の蓋部6bには、その中央部に油孔23を設け、案内体6の下動時に油孔23からオイル溜まり21に潤滑油が導入され、案内体6の上動時には油孔23がプランジャ2により閉止されて潤滑油の流出が阻止されるようにしてある。
このように、リフタ5の案内体6と駆動体7との間にオイル溜まり21を設け、案内体6と駆動体7とがオイル溜まり21を介して当接する構成とすることにより、オイル溜まり21がクッション材となって、プランジャ2が燃料を昇圧する速度を低下させることで、ポンプ室3のピーク燃圧を低減できる。これにより、ローラ9とカム10との接触圧力を低く抑え、所定の圧力以下で安定させることができる。
1 シリンダ
2 プランジャ
3 ポンプ室
4 リフタガイド
5 リフタ
6 案内体
6a 筒部
6b 蓋部
6c 球面
7 駆動体
7a 球面
8 ピン
9 ローラ
10 カム
11 回り止め用のピン
12 案内溝
13 潤滑油溝
14 油孔
21 オイル溜まり
22 オイルシール
23 油孔

Claims (2)

  1. シリンダに往復摺動可能に嵌入されたプランジャを、リフタガイドに前記プランジャと同一方向に往復摺動可能に嵌入されたリフタを介して、カムにより駆動することで、前記プランジャによりポンプ室の容積を変化させて吸入・吐出動作を行わせる高圧燃料ポンプにおいて、
    前記リフタを、前記リフタガイドに往復摺動可能に嵌入されて前記プランジャに当接する有蓋筒状の案内体と、この案内体の筒部内に嵌入されて、一端部が案内体の蓋部に当接し、他端部に前記カムと当接するローラを回転自在に保持する駆動体と、に分割し、
    前記リフタガイドと前記案内体との間のクリアランスによる前記案内体の傾きをθg、前記シリンダと前記プランジャとの間のクリアランスによる前記プランジャの傾きをθpとしたとき、θg≦θpとなるように、これらのクリアランスを設定し、
    前記案内体と前記駆動体との間には、前記ローラと前記カムとが線接触できるようなクリアランスを確保し、
    前記案内体と前記駆動体との当接部は少なくとも一方を球面状にし、当該当接部に潤滑油を供給する構成としたことを特徴とする高圧燃料ポンプ。
  2. 前記案内体と前記駆動体との間にオイル溜まりを設け、前記案内体と前記駆動体とが前記オイル溜まりを介して当接する構成としたことを特徴とする請求項1記載の高圧燃料ポンプ。
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